JP2011081690A - 仮想テープ装置およびその試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想テープ装置のように複数コンポーネントにて構成される装置の動作検証を人手を介することなく、プログラムにて無人実行できるRAS試験ツールを含んだ仮想テープ装置およびその試験方法を提供する。
【解決手段】
複数のコンポーネントにて構成される仮想テープ装置は、仮想テープ装置のボリューム管理を行うサーバ群と、データを仮想的に保存するRAID装置と、物理媒体へデータを保存するテープ装置とを含み、コンポーネントの接続されたネットワークと同一のネットワークへ配置し、コンポーネントヘリモートアクセスすることにより、コンポーネントに障害を発生させる手段と、仮想テープ装置を制御するホストサーバへ接続して、ホストジョブの実行開始と終結を行う手段と、ホストジョブの処理結果を記録したホストログを採取する手段とを設けたRAS試験ツールとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想テープ装置およびその試験方法に関する。
RAS(Reliability Availability Serviceability)とは、信頼性が高いコンピュータ・システムを実現する要素であって、(1)故障率が低く正常に処理を実行する「信頼性」、(2)必要なときに使用できる「可用性」、(3)障害時に簡単に復旧できる「保守性」の頭文字をとって名付けられている。
テープ装置は、磁気テープを記録媒体として使用したストレージ(外部記憶装置)であり、仮想テープ装置は、従来テープライブラリ装置を用いて行っていたバックアップ機能をディスクアレイ装置上にエミュレートするものであり、仮想テープ装置を制御するホストサーバ側からはテープライブラリ装置として認識される。
この仮想テープ装置は、複数のコンポーネントにて構成されており、各コンポーネントの動作検証と各コンポーネント間のケーブル断線試験は、人手介入により行われているのが現状である。
本発明が扱うコンポーネントは、何らかの機能を持ったプログラムまたはハードウェアの部品の一部であり、基本的に単体では使用できず、他のプログラムの部品またはハードウェアと組み合わせて機能を実現するものである。
従来の信頼性判定システム及び信頼性判定方法では、部品の長期間の使用により生じる故障モードに対する長期信頼性を判定するために、定常的ストレスとして許容される定常的最大定格レベルと、部品使用時の経時的に変化する非定常的ストレスとして使用時ストレス変化とを入力部に入力し、定常的ストレス下での長期信頼性と、非定常的ストレス下での長期信頼性を算出し、比較し、精度の高い長期信頼性判定が可能となる結果を出力する。(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の環境試験、分析や解析などの計測試験システムでは、受託者となるオペレータが委託者となるユーザーから依頼を受けて、ユーザーが指定する試験内容及び試験期間を入力し、これに基づいて計測試験サーバは、使用する試験接続の割付および試験スケジュールを作成して試験設備を作動させる。上記試験設備によって得られた計測データは、一定の単位期間ごとに計測試験サーバに転送され、計測サーバでは転送された計測データをユーザーごとに記録する。ユーザーは通信ネットワークを介して計測試験サーバにアクセスし、当該ユーザーの分の計測データを呼び出すことができる。(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−236146号公報 特開2002−132896号公報
従来の人手介入の手法では以下の問題が発生している。
(1)各コンポーネントのファームウェアの改版時、同様な作業をする必要があり、その都度、多くのタイミングで試験をするため、作業効率が悪い。
(2)繰り返し試験をする上で、人手手法では効率が悪い。
(3)各コンポーネント間のケーブル断線試験においては、断線タイミングが担当者の経験値に依存しており、試験結果に統一性がない。
また、従来技術(特許文献1)においては、ネットワーク経由で機器をリモートアクセスする技術ではなく、人手を介して部品の経時的劣化の信頼性を判定する内容であり、対象装置の検証をプログラムにて無人実行することができない。
別の従来技術(特許文献2)においては、同一のLANに接続された複数の試験設備を一括して計測試験スケジュールに沿って効率的に計測試験を行うことができるが、被試験装置に対する装置試験ツールを対象とする発明ではなく、ましてや複数のコンポーネントにて構成されるコンポーネント間の動作検証を行うことはできない。
本発明の目的は、仮想テープ装置のように複数コンポーネントにて構成される装置の動作検証、及び各コンポーネント間のケーブル断線試験を人手を介することなく、プログラムにて無人実行できるRAS試験ツールを含んだ仮想テープ装置およびその試験方法を提供する。
上記課題を解決するための装置は、複数のコンポーネントにて構成され、テープ装置のバックアップ機能をエミュレートする仮想テープ装置であって、前記複数のコンポーネントは、前記仮想テープ装置のボリューム管理を行うサーバ群と、データを仮想的に保存するRAID装置と、物理媒体へデータを保存するテープ装置とを含み、前記複数のコンポーネントの接続されたネットワークと同一のネットワークへ配置し、前記コンポーネントヘリモートアクセスすることにより、前記コンポーネントに障害を発生させる手段と、前記仮想テープ装置を制御するホストサーバへ接続して、ホストジョブの実行開始と終結を行う手段と、前記ホストジョブの処理結果を記録したホストログを採取する手段とを設けたRAS試験ツールとを有している。
この装置によれば、仮想テープ装置の検証作業において人手を介すること無くできる仮想テープ装置を提供できる。
方法の一観点によれば、複数のコンポーネントにて構成され、テープ装置のバックアップ機能をエミュレートする仮想テープ装置の各コンポーネント間の動作検証方法であって、前記仮想テープ装置内に設けられたRAS試験ツールより、前記仮想テープ装置を制御するホストサーバヘ接続して、前記ホストサーバから書き込みジョブを実行させる第1ステップと、前記書き込みジョブを契機にマウントコマンドが発行されたと認識したタイミングで、前記RAS試験ツールから前記コンポーネントを無効にする第2ステップと、所定時間経過後に前記RAS試験ツールから前記ホストサーバへ再度接続し、前記書き込みジョブの処理結果を記録したホストログを採取し、所定の期待値と比較して動作の正常/異常を確認する第3ステップと、前記ステップで正常を確認した場合は、対象コンポーネントを無効から有効に復帰させて所定の回数前記第1〜第3ステップの試験を繰返し、異常を確認した場合は、前記第1〜第3ステップの試験を異常終了させる第4ステップとを含んでいる。
この方法の一観点によれば、仮想テープ装置の検証作業において人手を介すること無くできる仮想テープ装置の試験方法を提供できる。
以上、開示の技術によれば、各コンポーネントのファーム改版時の作業が機械的に行えるため作業効率が向上し、検証担当者に依存した作業ミスを防止することができ、無人検証作業が可能となる。
本発明による仮想テープシステムの全体構成図(実施例1)である。 本発明による仮想テープシステムの全体構成図(実施例2)である。 本発明による仮想テープ装置の試験例1の説明図である。 本発明による仮想テープ装置のRAS試験ツールを用いた試験例1のフローチャートである。 本発明による仮想テープ装置の試験例2の説明図である。 本発明による仮想テープ装置のRAS試験ツールを用いた試験例2のフローチャートである。 本発明による仮想テープ装置の試験出力結果(正常終了時)の一例である。 本発明による仮想テープ装置の試験出力結果(異常終了時)の一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明による仮想テープシステムの全体構成図(実施例1)である。仮想テープ装置2は、複数のコンポーネントにて構成されている。即ち、仮想テープのボリューム(記憶媒体における管理上の単位)管理を行うサーバ群(ICP/IDP/VLP)と、データを仮想的に保存するRAID装置(TVC6)と、物理媒体へデータを保存するテープドライブ(DRV0〜DRVx)によって構成されており、各コンポーネントは、ファイバチャネルスイッチ/ランスイッチ(FC & LAN スイッチ)5,8を経由して接続されている。このファイバチャネルスイッチ/ランスイッチ(FC & LAN スイッチ)5,8は、2種類のスイッチを便宜上まとめて表しているが、ファイバチャネルスイッチ(FCスイッチ)とランスイッチ(LANスイッチ)は、それぞれ別個のものである。
前述のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disk)装置とは、複数台の記録媒体を組み合わせることで、仮想的な1台の記録媒体として運用する技術である。
図1において、1は仮想テープ装置2を制御するホストサーバ(HOST)、2は仮想テープ装置、3〜3n−1は統合チャネルプロセッサ(ICP:Integrated Channel Processor)、4,4は仮想ライブラリプロセッサ(VLP:Virtual Library Processor)、5,8はファイバチャネルスイッチ/ランスイッチ(FC & LANスイッチ)、6はテープボリュームキャッシュ(TVC:Tape Volume Cache)、7〜7n−1は統合デバイスプロセッサ(IDP:Integrated Device Processor)、9〜9はテープドライブ(DRV:Drive)である。
ホストサーバ(HOST)1と統合チャネルプロセッサ(ICP0〜ICP(n−1))3〜3n−1間は、オーシーリンク(OCLINK)“登録商標”を介して接続される。このオーシーリンク(OCLINK)“登録商標”は、ホストサーバ1自身が使用しており、ホストジョブによる書き込み/読み出しの送受信に使用される。
また、各コンポーネントとテープボリュームキャッシュ(TVC:Tape Volume Cache)6との間は、FC & LANスイッチ5,8を経由して、ファイバチャネル(FC:Fibre Channel)およびラン(LAN:Local Area Network)で接続されている。このファイバチャネル(FC:Fibre Channel)は、光ファイバーや同軸などを使用し、長距離区間の高速転送を実現し、このLAN接続は、仮想テープドライブに仮想テープをマウントするための制御信号を送る。
TVC(Tape Volume Cache)6は、仮想テープ装置2上の呼び名であり、物理的には、ディスクアレイ装置にて構成されている。
また、ICP(Integrated Channel Processor)3〜3n−1、VLP(Virtual Library Processor)4,4、IDP(Integrated Device Processor)7〜7n−1も仮想テープ装置2上の呼び名であり、物理的にはIAサーバで構成される。
オーシーリンク(OCLINK)“登録商標”は、グローバルサーバとストレージ間の高速・大容量のデータ転送を実現するストレージ接続インターフェース規格であり、グローバルサーバとストレージ間を接続するために使用する。
この仮想テープ装置2において、以下の試験項目を実施している。
(1)試験例1
冗長構成のコンポーネントを非冗長構成にした場合、ホストサーバ(HOST)1によるホストジョブ(HOST Job)にて正常動作すること。即ち、二重化系のパスが障害になっても他系パスのリカバリ処理で正常に動作させることができるかを試験する。(2)試験例2
ホストジョブ(HOST Job)の様々な実行タイミングで、各コンポーネントに障害を発生させ、異常終了報告がされること。
上述した仮想テープ装置のような複数のコンポーネントの動作検証は、従来人手介入により行われていた。
図2は、本願発明による仮想テープシステムの全体構成図(実施例2)であり、前述した図1の実施例1の仮想テープ装置2内に、RAS試験ツール10を新たに備えている。
RAS試験ツール10は、ICP0(3)〜ICPn−1(3n−1)、IDP0(7)〜IDPn−1(7n−1)、VLP0(4)〜VLP1(4)と同様なCPUを搭載したサーバであり、ホストサーバ(HOST)1、FC & LANスイッチ5,8へネットワーク(TCP/IP)にて接続できる装置である。
また、RAS試験ツール10は、仮想テープ装置2の各コンポーネントの接続されたネットワークと同一のネットワークへ配置し、各コンポーネントへテルネット(Telnet)/ファイル転送プロトコル(FTP)等のリモートアクセスにより、以下の処理を実行できる。
テルネット(Telnet)は、インターネットの標準プロトコルであるTCP/IPネットワーク経由で他のコンピュータに接続し,遠隔操作を実現する仮想端末機能である。
なお、FC & LANスイッチ5,8は、FC−スイッチ12とLAN−HUB13を便宜上1つにまとめて記載しているが、同一である。以下、FC & LANスイッチ5,8をFC−スイッチとLAN−HUBに分けて説明する。
(1) ホストサーバ(HOST)1へテルネット(Telnet)接続を行い、ホストサーバ(HOST)1のジョブ(Job)の実行開始および終結を行う。
(2) ホストサーバ(HOST)1へFTP(File Transfer Protocol)接続を行い、HOSTログ(LOG)を採取する。
(3) FC & LANスイッチ(FC−スイッチ)5,8へテルネット(Telnet)接続を行い、FC & LANスイッチ(FC−スイッチ)5,8の固有コマンドを発行することでFC & LANスイッチ(FC−スイッチ)5,8のリブート、各ポートのenable/disable処理を行う。
(4) FC & LANスイッチ(LAN−HUB)5,8へテルネット(Telnet)接続を行い、FC & LANスイッチ(LAN−HUB)5,8の固有コマンドを発行することでFC & LANスイッチ(LAN−HUB)5,8のリブート、各ポートのenable/disable処理を行う。
(5) FC & LANスイッチ(LAN−HUB)5,8を経由し、各サーバ群(ICP0(3)〜ICPn−1(3n−1)/IDP0(7)〜IDPn−1(7n−1)/VLP0(4)〜VLP1(4))へTelnet接続を行い、サーバ固有コマンドを発行することで、LOGのモニタリング、サーバのリブートを行う。
これらの処理を組み合わせることで、人手介入で行っていた検証が,プログラムにて無人実行することができる。
図3は、本発明による仮想テープ装置の試験例1の説明図である。図3においては、冗長構成のコンポーネントをケーブル断線により非冗長構成(OCLINKケーブルの断線/FCケーブルの断線/LANケーブルの断線)にした場合、ホストジョブ(HOST Job)からの正常動作(期待値異常)することを確認する。図3の例では、「P2」のポートをFCスイッチのコマンドにより無効(disable)にする。
試験例1の前提条件として、装置の構成は以下の通りにする。
(1) HOST1−ICP3間をOCLINK“登録商標”ケーブルで接続する。
(2) FCスイッチ12−各サーバ(ICP3/VLP4/IDP7)間をFCケーブルにする。
(3) FCスイッチ12を2台構成にしておき、1台のFCスイッチ12本体へテルネット(Telnet)接続を行い、電源断コマンドを発行することにより非冗長化にする。
(4) LAN−HUB13を2台構成[1台のLAN−HUB13へテルネット(Telnet)接続を行い、電源断コマンドを発行することで非冗長化にする。]にする。
図4は、本発明による仮想テープ装置のRAS試験ツールを用いた試験例1のフローチャートである。以下に、仮想テープ装置の試験例1の試験手順について、図3を用いて説明する。
S1.RAS試験ツール10は、HOST1へテルネット(Telnet)接続を行ない、HOST1から書き込みジョブ(Write Job)をリモート実行させる。
S2.RAS試験ツール10は、VLP4へテルネット(Telnet)接続を行い、HOST1が書き込みジョブ(Write Job)を契機に実行するマウント(Mount)コマンドの受領をVLP4の内部トレースでモニタリングする。
S3.VLP4の内部トレースにてHOST1からマウントコマンドが発行されたと認識したタイミングで、FCスイッチ12へテルネット接続を行ない、ユニックス(UNIX(登録商標))上の実行コマンドであるFCスイッチのコマンドを使用して「P2」のポートを無効(disable)にする。
S4.「P2」が」使用不可能となったタイミングで、FCSOは、同一コンポーネント(TVC6)へ接続されている「P3」を使用する他系パスのリカバリ処理を実行する。その結果、「P2」が使用不可能となったとしても、HOST1からの書き込みジョブ(Write Job)は正常に動作させることができる。
S5.RAS試験ツール10は、一定時間を待った後、LAN−HUB13を経由してHOST1へ再度テルネット(Telnet)接続を行い、ホストサーバで検出した試験結果であるホストログを採取し、予めRAS試験ツール10に用意された期待値(出力メッセージ)を準備する。
S6.ホストログと期待値(出力メッセージ)を比較し、両者に相違があった場合は、期待値異常を検出(YES)と判断し、試験を異常終了させる。
S7.前述のS6にて、期待値と一致していた場合は、期待値通りで異常を検出しなかった(NO)と判断し、ユニックス上の実行コマンドであるFCスイッチのコマンドを使用して再度「P2」のポートを有効(enable)にする。
S8.装置の状態を確認する。
S9.試験条件(試験回数)に沿って、再試験を実施するか否かを判断する。
S10.指定された試験回数が終わるまで、再試験を実施する。
図5は、本発明による仮想テープ装置の試験例2の説明図である。図5においては、ホストジョブ(HOST Job)の様々な実行タイミングで、各コンポーネントに障害を発生させ、異常終了が報告されることを確認する。図5の例では、「P5」のポートをケーブルの断線等により無効(disable)にする。
なお、本装置において、ホストジョブ(HOST Job)をトリガーとした障害実行タイミングは次に示す時である。
(1) HOST1からのアクセスが何も無い空き(idle)状態
(2) VLP4サーバがHOST1からマウント(Mount)コマンドを受領時
(3) VLP4サーバからICP3サーバへロード(Load)コマンドを発行時
(4) ICP3サーバがHOST1から読取り(Read)/書込み(Write)コマンドを受領時
(5) ICP3サーバがHOST1からアンロード(Unload)コマンドを受領時
(6) ICP3サーバからFCスイッチ12経由でTVC6へデータを送信時
(7) ICP3サーバがFCスイッチ12経由でTVC6からデータを受信時
(8) IDP7サーバからFCスイッチ12経由でTAPE9へデータを送信時
(9) IDP7サーバがFCスイッチ12経由でTAPE9からデータを受信時
図6は、本発明による仮想テープ装置のRAS試験ツールを用いた試験例2のフローチャートである。以下に、仮想テープ装置の試験例2の試験手順について、図5を用いて説明する。
なお、図6の例では、ホストジョブ(HOST Job)をトリガーとした障害実行タイミングを前述した(2) VLP4サーバがHOST1からマウント(Mount)コマンド受領時とする。
S11.RAS試験ツール10は、HOST1へテルネット(Telnet)接続を行ない、HOST1から書き込みジョブ(Write Job)をリモート実行させる。
S12.RAS試験ツール10は、VLP4へテルネット(Telnet)接続を行い、HOST1が書き込みジョブ(Write Job)を契機に実行するマウント(Mount)コマンドの受領をVLP4の内部トレースでモニタリングする。
S13.VLP4の内部トレースにてHOST1からマウントコマンドが発行されたと認識したタイミングで、FCスイッチ12へテルネット接続を行ない、ユニックス上の実行コマンドであるFCスイッチのコマンドを使用して「P5」のポートを無効(disable)にする。
S14.RAS試験ツール10は、一定時間待った後、LAN−HUB13を経由してHOST1へ再度テルネット(Telnet)接続を行い、ホストログ(HOST LOG)を採取するとともに、予めRAS試験ツール10に用意された期待値(出力メッセージ)を取り出す。
S15.ホストログ(HOST LOG)と期待値(出力メッセージ)を比較し、両者に相違があった場合は、期待値異常を検出(YES)と判断し、試験を異常終了させる。
S16.前述のS15にて、期待値と一致していた場合は、期待値通りで異常を検出しなかった(NO)と判断し、ユニックス上の実行コマンドであるFCスイッチのコマンドを使用して再度「P5」のポートを有効(enable)にする。
S17.装置の状態を確認する。
S18.試験条件(試験回数)に沿って、再試験を実施するか否かを判断する。
S19.指定された試験回数が終わるまで、再試験を実施する。
図7は、本発明による仮想テープ装置の試験出力結果(正常終了時)の一例である。この出力表では、
Test No:00001
障害発生箇所:VLP0との接続ポートをオフ
タイミング:VLP0サーバがHOSTからのマウント(Mount)コマンド受領時
において、全てのチェック項目(10項目)がOKとなった結果を示す。
チェック項目について、check processはVLP/ICP/IDPが有しているプロセスが正常であること、system messagesはいわゆるエラーメッセージのことで、エラーメッセージが出力されていないこと、LV statusはLogical Volume(論理ボリューム)が正常な状態であること、PV statusはPhysical Volume(物理ボリューム)が正常な状態であること、PLP LIBはPhysical Library Processが管理しているLibbraryが正常であること、PLP DRVはPhysical Library Processが管理しているDriveが正常であること、GUSはGet Unit Statusコマンド(内部状態情報)が正常であること、Testion3はTestio 3コマンド(内部状態情報)が正常であること、Host messagesはTestio 3コマンド(内部状態情報)が正常であること、JOB codeはHOSTが実行したJOBの終了コードが正常終了であること、をそれぞれ表す。
図8は、本発明による仮想テープ装置の試験出力結果(異常終了時)の一例である。この出力表では、
Test No:00059
障害発生箇所:IDP0との接続ポートをオフ
タイミング:IDP0サーバがHOSTからのマウント(Mount)コマンド受領時
において、system messagesのチェック項目がNGとなった結果を示す。
本発明は、複数のコンポーネントにて構成されている装置の動作検証、及び各コンポーネント間のケーブル断線試験を人手を介することなく、正確に無人検証作業を行うことができるので、特に、仮想テープ装置の製品出荷前の試験及び、製品出荷後の保守作業に利用できる。
1 ホストサーバ(HOST)
2 仮想テープ装置
〜3n−1 統合チャネルプロセッサ(ICP)
、4 仮想ライブラリプロセッサ(VLP)
5 ファイバチャネルスイッチ/ランスイッチ(FC & LAN SW)
6 テープボリュームキャッシュ(TVC)
〜7n−1 統合デバイスプロセッサ(IDP)
8 ファイバチャネルスイッチ/ランスイッチ(FC & LAN SW)
〜9 テープドライブ(DRV)
9’ テープ装置(TAPE)
10 RAS試験ツール
11〜11 ポート(P)
12 ファイバチャネルスイッチ(FC−スイッチ)
13 ラン・ハブ(LAN−HUB)

Claims (5)

  1. 複数のコンポーネントにて構成され、テープ装置のバックアップ機能をエミュレートする仮想テープ装置であって、
    前記複数のコンポーネントは、
    前記仮想テープ装置のボリューム管理を行うサーバ群と、
    データを仮想的に保存するRAID装置と、
    物理媒体へデータを保存するテープ装置と、
    を含み、
    前記複数のコンポーネントの接続されたネットワークと同一のネットワークへ配置し、前記コンポーネントヘリモートアクセスすることにより、前記コンポーネントに障害を発生させる手段と、
    前記仮想テープ装置を制御するホストサーバへ接続して、ホストジョブの実行開始と終結を行う手段と、前記ホストジョブの処理結果を記録したホストログを採取する手段とを設けたRAS試験ツールと、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  2. 請求項1項記載の仮想テープ装置において、
    前記RAS試験ツールは、前記コンポーネントおよび前記ホストサーバへの接続はテルネット接続を用いることを特徴とする仮想テープ装置。
  3. 複数のコンポーネントにて構成され、テープ装置のバックアップ機能をエミュレートする仮想テープ装置の各コンポーネント間の動作検証方法であって、
    前記仮想テープ装置内に設けられたRAS試験ツールより、前記仮想テープ装置を制御するホストサーバヘ接続して、前記ホストサーバからの書き込みジョブを実行させる第1ステップと、
    前記書き込みジョブを契機にマウントコマンドが発行されたと認識したタイミングで、前記RAS試験ツールから前記コンポーネントを無効にする第2ステップと、
    所定時間経過後に前記RAS試験ツールから前記ホストサーバへ再度接続し、前記書き込みジョブの処理結果を記録したホストログを採取し、所定の期待値と比較して動作の正常/異常を確認する第3ステップと、
    前記ステップで正常を確認した場合は、対象コンポーネントを無効から有効に復帰させて所定の回数前記第1〜第3ステップの試験を繰返し、異常を確認した場合は、前記第1〜第3ステップの試験を異常終了させる第4ステップと、
    を含むことを特徴とする仮想テープ装置の試験方法。
  4. 請求項3記載の仮想テープ装置の試験方法において、
    前記コンポーネントを無効にする対象は、冗長構成のコンポーネントを非冗長構成にした場合に、他系パスのリカバリ処理を実行することで、ホストからの書き込みジョブが正常に動作できるのを確認することを特徴とする仮想テープ装置の試験方法。
  5. 請求項3記載の仮想テープ装置の試験方法において、
    前記コンポーネントを無効にする第2ステップは、前記書き込みジョブの実行タイミングで、任意の前記コンポーネントに障害を発生させ、異常終了が前記ホストサーバへ報告されることを特徴とする仮想テープ装置の試験方法。


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