JP2011075085A - Bolt coming-off prevention structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被取付部材を取付相手部材に締結するボルトの脱落防止構造に関するものである。 The present invention relates to a bolt fall-off prevention structure for fastening a member to be attached to an attachment member.
一般に、エンジンの周りには、エンジンの回転動力を利用して回転駆動されるエアコンコンプレッサやオルタネータなどが配設されている。例えばエアコンコンプレッサにおいて、その回転部に不意に接触するのを防止するため、この回転部を覆うように回転物ガードが装着されている。この回転物ガードは、整備・点検等の都合で取り外すことがあるので、着脱を容易に行うことができるボルト締結手段によって固定されている。 In general, an air conditioner compressor, an alternator, and the like that are driven to rotate using the rotational power of the engine are disposed around the engine. For example, in an air conditioner compressor, a rotating object guard is mounted so as to cover the rotating part in order to prevent the rotating part from being inadvertently contacted. Since this rotating object guard may be removed for maintenance or inspection, it is fixed by bolt fastening means that can be easily attached and detached.
整備・点検等の都合により回転物ガードを取り外すにあたっては、回転物ガードを固定しているボルトを緩める作業が行われる。この際、緩めたボルトを落として紛失してしまうことがある。このボルトの紛失が原因で回転物ガードを未装着のまま放置するといった事態を招く恐れがある。このような事態を招かないようにするためには、回転物ガード(被取付部材)からボルトが脱落するのを防止する必要がある。 When removing the rotating object guard for maintenance or inspection, an operation of loosening the bolts fixing the rotating object guard is performed. At this time, the loosened bolt may be dropped and lost. Due to the loss of the bolt, there is a risk of leaving the rotating object guard unattached. In order to prevent such a situation from occurring, it is necessary to prevent the bolt from falling off the rotating object guard (attached member).
従来、被取付部材からのボルトの脱落防止に供する技術として、例えば特許文献1にて開示されているネジ脱落防止機構がある。
Conventionally, there is a screw drop prevention mechanism disclosed in
図9(a)(b)に示されるように、特許文献1に係るネジ脱落防止機構は、ワッシャ100が分離不能に組み込まれてなるネジ101(以下、「セムスネジ101」という。)によって固定板102と被固定板103と締結する締結構造に適用されるものであり、セムスネジ101の頭部側を包含する突起部104aを有するセムスネジ保持用金具104を備えている。
セムスネジ保持用金具104は、金具取付用ネジ105の締め付けによって固定板102に固定されている。セムスネジ保持用金具104の突起部104aには、セムスネジ101の頭部よりも大きく、ワッシャ100よりは小さい丸孔106が形成されている。この丸孔106を通して工具をセムスネジ101の頭部に嵌め込んでセムスネジ101を緩めたり締め付けたりすることができる。セムスネジ101の非締結時には、ワッシャ100を丸孔106の縁部に接当させることにより、セムスネジ101が固定板102から脱落するのを防止することができる。
As shown in FIGS. 9A and 9B, the screw drop prevention mechanism according to
The Sems screw holding
ところで、セムスネジ101のネジ山が潰れるなどした場合には、セムスネジ101を交換する必要がある。セムスネジ101の交換作業は以下のようにして行われる。まず、金具取付用ネジ105を緩めて固定板102からセムスネジ保持用金具104を取り外す。次いで、固定板102から交換を要する古いセムスネジ101を抜き取る。次いで、新品のセムスネジ101を固定板102に組み込む。そして、固定板102に対してセムスネジ保持用金具104を所定位置に位置決めし、金具取付用ネジ105の締め付けによってセムスネジ保持用金具104を固定板102に固定する。
By the way, when the thread of the
しかしながら、特許文献1に係るネジ脱落防止機構では、セムスネジ101の着脱作業の際に、セムスネジ保持用金具104の着脱作業を伴うため、セムスネジ101の着脱作業を容易に行うことができないという問題点がある。
なお、ボルトによって被取付部材と取付相手部材とを締結する締結構造に上記のネジ脱落防止機構を適用した場合にも、同様の問題点が生じるのは言うまでもない。
However, the screw drop prevention mechanism according to
Needless to say, the same problem arises when the above-described screw drop-off prevention mechanism is applied to a fastening structure in which the attached member and the attachment counterpart member are fastened by bolts.
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、ボルトの脱落を防止することができるのは勿論のこと、ボルトの着脱を容易に行うことができるボルトの脱落防止構造を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and provides a bolt fall-off prevention structure that can easily remove or attach a bolt, as well as the bolt fall-off. It is intended to do.
前記目的を達成するために、本発明によるボルトの脱落防止構造は、
被取付部材を取付相手部材に締結するボルトの脱落防止構造であって、
前記ボルトの軸部に分離不能に装着され、その軸部を中心に回転可能に構成される座金と、
前記座金と向い合う板部を有するカバー部材と、
前記カバー部材の板部に形成される開口とを備え、
前記ボルトの軸部を中心とする前記座金の回転角度によって、前記開口に対し前記座金が通過可能なボルト着脱可能位置と、前記開口に対し前記座金が通過不可能なボルト着脱不可能位置とを有することを特徴とするものである(第1発明)。
In order to achieve the above object, the bolt fall-off prevention structure according to the present invention comprises:
A bolt fall-off prevention structure for fastening a member to be attached to a member to be attached,
A washer that is attached to the shaft portion of the bolt inseparably and is configured to be rotatable around the shaft portion;
A cover member having a plate portion facing the washer;
An opening formed in the plate portion of the cover member,
A bolt detachable position where the washer can pass with respect to the opening and a bolt detachable position where the washer cannot pass with respect to the opening according to the rotation angle of the washer about the shaft portion of the bolt. It is characterized by having (1st invention).
本発明において、前記座金は、その外周部の少なくとも1箇所に切欠きを有する形状であるのが好ましい(第2発明)。 In this invention, it is preferable that the said washer is a shape which has a notch in at least one place of the outer peripheral part (2nd invention).
本発明において、前記座金は、その外周面の少なくとも1箇所に突起を有する形状であるのが好ましい(第3発明)。
In this invention, it is preferable that the said washer is a shape which has a protrusion in at least one place of the outer peripheral surface (3rd invention).
本発明において、前記座金は、前記ボルトの軸部に対し偏心した状態で装着されているのが好ましい(第4発明)。 In the present invention, it is preferable that the washer is mounted in an eccentric state with respect to the shaft portion of the bolt (fourth invention).
本発明によれば、カバー部材の開口に対し座金が通過不可能なボルト着脱不可能位置にあるとき、被取付部材からボルトが抜け出ようとしたとしても、カバー部材に座金が引っ掛かってボルトの抜き方向の動きが止められる。これにより、ボルトが被取付部材から脱落するのを防止することができる。
また、カバー部材の開口に対し座金が通過可能なボルト着脱可能位置にあるとき、カバー部材の開口を通してボルトを被取付部材に対し抜き差し可能な状態とされる。これにより、ボルトの着脱を容易に行うことができる。
According to the present invention, when the bolt is about to come off from the attached member when the washer cannot pass through the opening of the cover member, the washer is caught on the cover member and the bolt is removed. Directional movement is stopped. Thereby, it can prevent that a volt | bolt falls off from a to-be-attached member.
In addition, when the bolt is in a detachable position where the washer can pass through the opening of the cover member, the bolt can be inserted into and removed from the attached member through the opening of the cover member. Thereby, attachment / detachment of a bolt can be performed easily.
次に、本発明によるボルトの脱落防止構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下においては、エアコンコンプレッサに付設の回転物ガードの締結用ボルトに本発明が適用された例を説明するが、勿論これに限定されるものではなく、例えばオルタネータや冷却用ファン、パワートレインなどの周囲に付設する保護具の締結用ボルトにも本発明を適用することができる。 Next, specific embodiments of the bolt drop-off preventing structure according to the present invention will be described with reference to the drawings. In the following, an example in which the present invention is applied to a fastening bolt for a rotating object guard attached to an air conditioner compressor will be described. However, the present invention is not limited to this example. For example, an alternator, a cooling fan, a power train, etc. The present invention can also be applied to a fastening bolt for a protector attached around the periphery.
<エアコンコンプレッサの説明>
図1に示されるように、エアコンコンプレッサ1は、ブラケット2を介してエンジン3に取り付けられている。エアコンコンプレッサ1の回転軸には、従動プーリ4が固定されている。エンジン3には、駆動プーリ5が支承されている。従動プーリ4と駆動プーリ5との間には、伝動ベルト6が巻き掛け装着されている。エンジン3の回転動力の一部は、駆動プーリ5から伝動ベルト6および従動プーリ4を介してエアコンコンプレッサ1に伝達される。これにより、エアコンコンプレッサ1が回転駆動され、冷媒を圧縮することができる。
<Description of air conditioner compressor>
As shown in FIG. 1, the
<回転物ガードの説明(1)>
エアコンコンプレッサ1には、従動プーリ4の上部を覆う回転物ガード7が付設されている。こうして、整備・点検等の際に、回転部である従動プーリ4に不意に接触するのを確実に防止することができる。
なお、図1中符号「8」にて示されるものは、オルタネータであり、同図中符号「9」にて示されるものは、そのオルタネータ8の回転部である従動プーリ10を覆う回転物ガードである。
<Description of rotating object guard (1)>
The
1 is an alternator, and what is indicated by “9” in FIG. 1 is a rotating object guard that covers a driven
<回転物ガードの説明(2)>
図2に示されるように、エアコンコンプレッサ1に付設の回転物ガード7は、主として上板金11と側板金12とを組み合わせて形成される板金構造物である。回転物ガード7は、ブラケット2から従動プーリ4の近傍に延設されるステー13に支持されている。回転物ガード7の上板金11は、従動プーリ4の外周形状に合わせて円弧状に折り曲げ形成された湾曲部11aと、ステー13の上面に重ね合わされる平坦部11bとを有している。
<Description of rotating object guard (2)>
As shown in FIG. 2, the rotating
<回転物ガードの説明(3)>
図3(b)に示されるように、上板金11の平坦部11bには、ボルト挿通孔14が形成されている。このボルト挿通孔14に対応する螺子孔15がステー13に形成されている。回転物ガード7は、ボルト挿通孔14を通って螺子孔15に螺合するボルト16の締め付けによってステー13に固定される。
<Description of rotating object guard (3)>
As shown in FIG. 3B, a
<ボルトの説明>
ボルト16は、六角穴付きボルトであり、六角穴が形成された円柱状の頭部17と、この頭部17の中心部から同軸を成して延設される軸部18とにより構成されている。軸部18は、先端側において所定長さの螺子が切られた部分である螺子軸部18aと、基端側において螺子が切られていない部分である非螺子軸部18bとを有している。非螺子軸部18bの外径寸法は、螺子軸部18aの外径寸法よりも小さくされている。
なお、ボルト16の軸部18は、後述する座金19が後述するカバー部材24の開口25の縁部に突き当たった状態にあるとき、軸部18の先端が平坦部11bのボルト挿通孔14から抜け出さない長さ寸法とされている(図4(b)参照)。こうして、軸部18の先端がボルト挿通孔14から抜け出さないことにより、再組み時に、ボルト挿通孔14に対するボルト16の位置決めをする手間が省ける。
<Description of bolt>
The
In addition, when the
<座金の説明>
ボルト16の非螺子軸部18bには、座金19が分離不能に装着されている。座金19は、ボルト16の中心Oと同心を成す平座金であり、非螺子軸部18bを中心に回転可能に構成されている。
座金19の内径寸法は、非螺子軸部18bの外径寸法よりも若干大きく、螺子軸部18aの外径寸法よりは小さくされている。座金19の外径寸法は、ボルト16の頭部17の外径寸法よりも大きくされている。
<Description of washer>
A
The inner diameter of the
<座金の切欠きの形状位置の説明>
図6に示されるように、座金19の中心(ボルト16の中心O)を基準にxyの直交座標を定める。
座金19の外周部には、正のy軸上の位置と、正のy軸を基準に時計回りに135°の位置と、正のy軸を基準に反時計回りに135°の位置とにそれぞれ円弧状の切欠き20が形成されている。
座金19は、y軸を対称軸として線対称を成す形状とされている。
なお、「座金19の外周部」とは、座金19において、ボルト16の頭部17を上板金11の平坦部11bに安定着座させ、かつ所定の面圧を得る上で必要とされる円周領域21の外側の部分のことである。
<Description of the shape position of the washer notch>
As shown in FIG. 6, xy orthogonal coordinates are determined based on the center of the washer 19 (center O of the bolt 16).
The outer periphery of the
The
The “outer peripheral portion of the
<ボルトアッセンブリの説明>
なお、ボルト16に座金19が分離不能に装着されてなるボルトアッセンブリ22は、所謂「座金組込ボルト(セムスボルト)」と称されるものと同様のものである。
<Description of bolt assembly>
Note that the
<座金のボルトへの装着手法の説明>
図3(b)に示されるように、ボルト16の頭部17と螺子軸部18aとの間の非螺子軸部18bに座金19を分離不能に装着する手法としては、例えば、螺子を形成する前の軸部18にボルト軸径よりわずかに大きい孔をあけた座金19を嵌挿し、その後に螺子を形成して座金19が抜けない状態で組み込むという手法があり、座金組込ボルト(セムスボルト)と同様の組み込み手法である。
座金19は、非螺子軸部18bの回りに自由に回転することができる。
<Description of mounting method of washer to bolt>
As shown in FIG. 3B, as a method of mounting the
The
<カバー部材の説明>
上板金11の平坦部11bには、ボルト16の頭部17を収容可能な空間23を平坦部11bとの間に形成するカバー部材24が固着されている。カバー部材24は、薄板材に絞り加工を施してカップ状に形成されたものである。
カバー部材24は、所定の高さ位置で平坦部11bと平行を成して座金19と向い合う天井板部24aと、天井板部24aと直角を成して連設される周壁板部24bとを有している。
カバー部材24の天井板部24aには、座金19の外形と相似形状で座金19の外形より若干大きい開口25が形成されている。
<Description of cover member>
A
The
An
<ボルトアッセンブリとカバー部材の組付手順>
回転物ガード7に対するボルトアッセンブリ22とカバー部材24の組み付けの手順は以下の通りである。まず、ボルト挿通孔14に軸部18を通して回転物ガード7にボルトアッセンブリ22を組み込む。次いで、平面視で開口25の内部にボルト16の頭部17が包含される所定位置においてカバー部材24を位置決めし、カバー部材24と回転物ガード7とを溶接により接合する。
<Assembly procedure of bolt assembly and cover member>
The procedure for assembling the
<ボルト着脱可能位置およびボルト着脱不可能位置の説明>
図4(a)に示されるように、カバー部材24の開口25と座金19とを重ね合わせるようにして見たとき、つまり平面視において、カバー部材24の開口25に対し座金19が非螺子軸部18bの回りにずれている位置関係にある場合、これをボルト着脱不可能位置と称する。
図5(a)に示されるように、平面視において、カバー部材24の開口25と座金19とが嵌め合わされる位置関係にある場合、これをボルト着脱可能位置と称する。
図5(a)に示されるボルト着脱可能位置の状態において、座金19を非螺子軸部18bの回りに少しでも回転させると、図4(a)に示されるボルト着脱不可能位置の状態となる。
図4(a)に示されるボルト着脱不可能位置の状態において、座金19を非螺子軸部18bの回りに回転させていき、1回転のうち一箇所だけ平面視においてカバー部材24の開口25に嵌め合い可能な位置、つまり図5(a)に示されるボルト着脱可能位置となる。
こうして、ボルト16の非螺子軸部18bを中心とする座金19の回転操作により、開口25に対し座金19が通過可能なボルト着脱可能位置と、開口25に対し座金19が通過不可能なボルト着脱不可能位置とを切り替えることができる。
<Description of bolt detachable position and bolt non-detachable position>
As shown in FIG. 4A, when the
As shown in FIG. 5A, when the
In the state of the bolt attachable / detachable position shown in FIG. 5A, when the
4A, the
In this way, a bolt attachable / detachable position where the
<本実施形態のボルトの脱落防止構造の作用効果の説明(1)>
図3(a)(b)に示されるように、ボルト着脱不可能位置で、かつボルト締結状態において、ボルト16の頭部17に図示されない六角レンチを嵌め込み、ボルト16を緩める方向に回すと、ボルト16の螺子孔15への螺合が解除するまで、ボルト16の緩め動作に応じてボルト16がボルト抜き方向Dに動く。図4(b)に示されるように、螺子孔15からボルト16が外れると、回転物ガード7とステー13との締結が解除される。
図4(a)に示されるように、ボルト着脱不可能位置にあるときには、カバー部材24の開口25に対し座金19が通過不可能であるので、例えば重力作用等により、ボルト16が更にボルト抜き方向Dに動いて、回転物ガード7からボルト16が抜け出ようとしたとしても、開口25の縁部に座金19の外周部が引っ掛かってボルト16の抜き方向Dの動きが止められる。これにより、ボルト16が回転物ガード7から脱落するのを防止することができる。
<Description of Effects of Bolt Drop-off Prevention Structure of Embodiment (1)>
As shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), in a bolt non-detachable position and in a bolt fastening state, when a hexagon wrench (not shown) is fitted into the
As shown in FIG. 4A, the
<本実施形態のボルトの脱落防止構造の作用効果の説明(2)>
図5(a)に示されるように、ボルト着脱可能位置にあるときには、カバー部材24の開口25に対し座金19が通過可能であるので、開口25を通してボルト16を回転物ガード7に対し抜き差し可能となる。これにより、ボルト16の着脱を容易に行うことができる。
ボルト16のネジ山が潰れるなどした場合には、ボルト16を交換する必要がある。ボルト16を交換する際には、ボルト着脱可能位置の状態にすることで、ボルト16を容易に交換することができる。
製造上の都合により、回転物ガード7にカバー部材24を溶接接合した後に、ボルト16を回転物ガード7に組み込みたい場合がある。このような場合には、回転物ガード7に既に溶接接合されているカバー部材24の開口25に座金19を嵌め合わせるようにしてボルト着脱可能位置とすることで、開口25を通してボルト16を回転物ガード7に容易に組み込むことができる。
<Description of Effects of Bolt Drop-off Prevention Structure of Embodiment (2)>
As shown in FIG. 5A, when the bolt is in the detachable position, the
When the screw thread of the
For convenience of manufacture, there is a case where it is desired to incorporate the
<本実施形態のボルトの脱落防止構造の作用効果の説明(3)>
図3(b)に示されるように、ボルト締結状態においては、カバー部材24と回転物ガード7との間の空間23にボルト頭部17が収容される。これにより、ボルト16の頭部17をカバー部材24で保護することができる。したがって、回転物ガード7に落下物等が衝突したり、回転物ガード7を落としたりしたときに、ボルト16の頭部17に衝撃力が作用して、ボルト16の頭部17が変形したり、ボルト16の首部が曲がったりしてしまうのを未然に防ぐことができる。
<Description of Effects of Bolt Drop-off Prevention Structure of Embodiment (3)>
As shown in FIG. 3B, the
<用語の説明>
回転物ガード7が本発明の「被取付部材」に相当する。
ステー13が本発明の「取付相手部材」に相当する。
<Explanation of terms>
The
The
以上、本発明のボルトの脱落防止構造について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。 The bolt drop-off prevention structure according to the present invention has been described based on one embodiment. However, the present invention is not limited to the structure described in the above-described embodiment, and the structure is appropriately set within the scope of the invention. Can be changed.
<変形例の説明(1)>
座金19に代えて、例えば、図7(a)〜(f)に示される座金19A〜19Fを採用してもよい。
図7(a)に示される座金19Aにおいて、その外周部には、正のy軸上の位置に1箇所だけ半円状の切欠き31が形成されている。座金19Aは、y軸を対称軸として線対称を成す形状とされている。この座金19Aの外形と相似形状で座金19Aの外形より若干大きい開口25Aがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。
<Description of Modification (1)>
Instead of the
In the
図7(b)に示される座金19Bにおいて、その外周部には、正のy軸上の位置にx軸と平行を成すような直線状の切欠き32が形成されるとともに、負のy軸上の位置に円弧状の切欠き33が形成されている。座金19Bは、y軸を対称軸として線対称を成す形状とされている。この座金19Bの外形と相似形状で座金19Bの外形より若干大きい開口25Bがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。
In the
図7(c)に示される座金19Cにおいて、その外周部には、正のy軸上の位置にx軸と平行を成すような直線状の切欠き34が形成されるとともに、負のy軸上の位置にx軸に対し傾きを付された傾斜直線状の切欠き35が形成されている。座金19Cは、y軸に対し非線対称の形状とされている。この座金19Cの外形と相似形状で座金19Cの外形より若干大きい開口25Cがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。
In the washer 19C shown in FIG. 7C, a linear notch 34 that is parallel to the x axis is formed on the outer periphery of the washer 19C, and a negative y axis is formed. A sloped
図7(d)に示される座金19Dにおいて、その外周面には、正のy軸上の位置に1箇所だけ半円状の突起36が形成されている。座金19Dは、y軸を対称軸として線対称を成す形状とされている。この座金19Dの外形と相似形状で座金19Dの外形より若干大きい開口25Dがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。
In the washer 19D shown in FIG. 7D, a
図7(e)に示される座金19Eは、ボルト16の非螺子軸部18bに対し偏心した状態で装着されるものである。この座金19Eの外形と相似形状で座金19Eの外形より若干大きい開口25Eがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。
The
図7(f)に示される座金19Fは、y軸上に長軸を、x軸上に短軸をそれぞれ有する楕円形状の座金である。この座金19Fの外形を内包する菱形形状の開口25Fがカバー部材24の天井板部24aに形成されている。座金19Fと開口25Fとは非相似関係であるが、図7(f)に示されるボルト着脱可能位置の状態において、座金19Fを非螺子軸部18bの回りに少しでも回転させると、ボルト着脱不可能位置の状態となる。
A washer 19F shown in FIG. 7 (f) is an elliptical washer having a major axis on the y-axis and a minor axis on the x-axis. A rhomboid opening 25F that encloses the outer shape of the washer 19F is formed in the
<変形例の説明(2)>
また、図8(a)(b)に示されるようなボルト16Aの脱落防止構造を採用することもできる。
図8(b)に示されるように、座金19は、ボルト16Aの非螺子軸部18b上において、ボルト16Aの頭部17に突き当たる位置と、螺子軸部18aに突き当たる位置との間で移動可能とされている。座金19の非螺子軸部18b上でのストローク長さSは、螺子軸部18aの螺子孔15へのねじ込み長さL以上とされている。
カバー部材24Aの天井板部24aは、座金19との間に若干の隙間tを存する所定高さ位置に配され、ボルト16Aが締結状態にあるとき、その頭部17の上部が開口25から突出される状態となる。
<Description of Modification (2)>
Also, a structure for preventing the bolt 16A from falling off as shown in FIGS. 8 (a) and 8 (b) may be employed.
As shown in FIG. 8B, the
The
例えば、複数個のボルト16Aで回転物ガード7を締結固定する構成で、かつ座金19の非螺子軸部18b上でのストローク長さSが十分でない場合、全てのボルト16Aを平均的に緩めないと、回転物ガード7が変形するという不具合が発生する恐れがある。すなわち、座金19の非螺子軸部18b上でのストローク長さSが不十分であると、ボルト16Aの螺子孔15への螺合が解除する前に、螺子軸部18aによって突き上げられた座金19がカバー部材24Aに衝突し、その後においてもボルト緩め動作が継続されると、遂にはその座金19によって回転部ガード7が局部的に持ち上げられて曲がってしまう可能性がある。
For example, when the
そこで、本変形例のボルト16Aの脱落防止構造においては、座金19の非螺子軸部18b上でのストローク長さSが、螺子軸部18aの螺子孔15へのねじ込み長さL以上で、若干の余裕代を持たせたストローク長さに設定されている。これにより、ボルト16Aの緩め動作の際、ボルト16Aのみがボルト抜き方向Dに動くことになり、座金19によって回転部ガード7が局部的に持ち上げられて曲がってしまうといった不具合を未然に防ぐことができる。
したがって、全てのボルト16Aを平均的に緩めなければならないといった非効率的な作業を行う必要などなく、通常のボルト緩め作業と同様の作業にて回転物ガード7を取り外すことができる。
Therefore, in the structure for preventing the bolt 16A from falling off according to this modification, the stroke length S of the
Accordingly, the rotating
また、図8(a)(b)に示される脱落防止構造おいては、上記の実施形態におけるカバー部材24よりも嵩の低いカバー部材24Aが用いられるので、ボルト上方のスペースを有効利用することができるのは勿論のこと、ボルト上方のスペースに余裕がない場合の締結部に好適に適用することができる。
Further, in the dropout prevention structure shown in FIGS. 8A and 8B, the
本発明のボルトの脱落防止構造は、ボルトの脱落を防止することができるのは勿論のこと、ボルトの着脱を容易に行うことができるという特性を有していることから、定期的にメンテナンスが必要な油圧ショベルやブルドーザ、ホイールローダ等の建設機械のボルト締結の用途に好適に用いることができる。 The bolt fall-off prevention structure of the present invention has the characteristic that the bolt can be prevented from dropping off, and the bolt can be easily attached / detached. It can be suitably used for bolt fastening applications of construction machines such as necessary excavators, bulldozers, wheel loaders and the like.
7 回転物ガード(被取付部材)
13 ステー(取付相手部材)
16,16A ボルト
17 頭部
18 軸部
19,19A〜19F 座金
20,31〜35 切欠き
24,24A カバー部材
25,25A〜25F 開口
36 突起
7 Rotating object guard (attached member)
13 Stay (Mounting member)
16,
Claims (4)
前記ボルトの軸部に分離不能に装着され、その軸部を中心に回転可能に構成される座金と、
前記座金と向い合う板部を有するカバー部材と、
前記カバー部材の板部に形成される開口とを備え、
前記ボルトの軸部を中心とする前記座金の回転角度によって、前記開口に対し前記座金が通過可能なボルト着脱可能位置と、前記開口に対し前記座金が通過不可能なボルト着脱不可能位置とを有することを特徴とするボルトの脱落防止構造。 A bolt fall-off prevention structure for fastening a member to be attached to a member to be attached,
A washer that is attached to the shaft portion of the bolt inseparably and is configured to be rotatable around the shaft portion;
A cover member having a plate portion facing the washer;
An opening formed in the plate portion of the cover member,
A bolt detachable position where the washer can pass with respect to the opening and a bolt detachable position where the washer cannot pass with respect to the opening according to the rotation angle of the washer about the shaft portion of the bolt. A structure for preventing the bolt from falling off.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009229921A JP2011075085A (en) | 2009-10-01 | 2009-10-01 | Bolt coming-off prevention structure |
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JP2009229921A JP2011075085A (en) | 2009-10-01 | 2009-10-01 | Bolt coming-off prevention structure |
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JP2009229921A Withdrawn JP2011075085A (en) | 2009-10-01 | 2009-10-01 | Bolt coming-off prevention structure |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102162453A (en) * | 2011-05-12 | 2011-08-24 | 上海英格索兰压缩机有限公司 | Manually dismounted type partition board structure for air compressor |
JP2013007413A (en) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | Holding structure of screw |
CN113602419A (en) * | 2021-08-09 | 2021-11-05 | 浙江欧佩亚海洋工程有限公司 | Marine hatch board hold-down mechanism |
-
2009
- 2009-10-01 JP JP2009229921A patent/JP2011075085A/en not_active Withdrawn
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