JP2011061751A - 無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができる無線基地局を提供すること。
【解決手段】フレームを時分割したタイムスロットで通信するためのキャリアがあって複数のキャリアを用いた通信を行う無線通信部11と、無線端末20から送信された無線信号が遅延していることを検出する遅延検出部16と、遅延検出部16で検出された遅延している無線端末の台数を計数する計数部17と、計数部17によって計数された無線端末20の台数に応じて、遅延した無線端末20を、タイムスロットの時分割数を削減している他のキャリアに割り当てる無線端末割当部18とを備えて構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、時分割多重(TDMA)により通信を行う無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。
複数の無線端末と無線基地局との間でキャリア(搬送波)を介して時分割多重(TDMA)により通信を行う無線通信システムでは、無線端末が移動するため、各無線端末と無線基地局との距離は無線端末毎に異なる。このため、1つのキャリアで各無線端末に異なるタイムスロットを割り当てられているにもかかわらず、距離の違いにより発生する伝搬遅延によって、無線基地局が、各無線端末からのバースト信号を同時に受信してしまう場合がある。
このようなバースト信号の同時受信(衝突)を防止するために、例えば特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、無線基地局が各無線端末へ衝突防止のための制御信号を送信する。各無線端末は、受信した制御信号に基づいて、バースト信号の送信タイミングを強制的に調整する。このような制御は、タイムアライメント制御と称される。
特開2001−169343号公報 特開2002−77087号公報
しかしながら、無線端末が、上述のようなタイムアライメント制御を行っても、無線基地局に対して近傍から遠方へ移動すると、無線基地局によって受信されるバースト信号の時間位置(受信ウィンドウ)が、他のタイムスロットと衝突してしまう。
このように、無線基地局における受信タイミングが遅延したバースト信号が存在する場合、当該バースト信号は、次のバースト信号と衝突が発生し、正常な復調が困難となる。特に、PHS(Personal Handy Phone System)の無線通信システムでは、マクロセル化に伴い、無線端末と無線基地局との距離の変化が大きくなることが予想され、上述した信号の衝突が生じやすい。
そこで、1つのキャリアでタイムスロットの数を削減して信号を衝突させないようにすることも可能ではあるが、マクロセル内に複数の無線端末が多数存在する場合、タイムスロットの数を単に削減するだけでは多数の無線端末を処理できないため、1つのキャリアだけで信号衝突に対応できず、無駄に多数のキャリアを使用して信号衝突に対処してしまうという恐れがあった。
上記問題点に鑑み、本発明は、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、遅延に対応するキャリア(遅延対応キャリア)を用いて、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができ、さらに、遅延対応キャリアの数を適切な数に変更することができる無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、フレームを時分割したタイムスロットで通信するためのキャリアがあって複数の前記キャリアを用いて無線端末と通信を行う無線通信部と、前記無線端末から送信された無線信号が遅延していることを検出する遅延検出部と、前記遅延検出部で検出された遅延している無線端末の台数を計数する計数部と、前記キャリアを、1フレーム内の前記タイムスロットの通常の時分割数を削減した遅延対応キャリアに変更すると共に、前記計数部によって計数された前記無線端末の台数に応じて、前記遅延対応キャリア(の数)を設定した際、該遅延対応キャリアに前記遅延している無線端末を割り当てる無線端末割当部とを備えた構成を有している。
この構成により、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、無線信号が遅れた無線端末の台数に応じて遅延対応キャリア(の数)を設定して、遅延した無線端末をその遅延対応キャリアに割り当てるため、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができ、さらに、遅延対応キャリア(の数)を適切な数に変更することができる。
また、本発明の無線基地局において、前記遅延検出部は、遅延の度合いを第1段階および第2段階を含む遅延段階として検出し、前記無線端末割当部は、それぞれの遅延段階に対応した無線端末を、それぞれの前記遅延段階に対応した遅延対応キャリアに割り当てる構成を有している。
この構成により、無線端末の遅延の度合いに応じて遅延対応キャリアに割り当てることができる。
また、本発明の無線基地局において、前記計数部は、前記遅延段階それぞれに対応する前記無線端末の台数を計数し、前記無線端末割当部は、計数された台数に応じてそれぞれの前記遅延段階に対応した遅延対応キャリアの数を可変にする構成を有している。
この構成により、無線端末の遅延の度合いに応じて遅延対応キャリアを適切な数に変更することができる。
本発明は、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、遅延に対応するキャリア(遅延対応キャリア)を用いて、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができ、さらに、遅延対応キャリアの数を適切な数に変更することができる無線基地局及び通信制御方法を提供することを提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 TDMAによるフレームの構成を示す図である。 タイムスロットの期間とバースト区間との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る受信データの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変換テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る配信サーバの構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る密度変換テーブルを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る他の無線基地局(タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局のグループに属する)の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(本発明の第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。
図1に示す無線通信システムは、PHSの無線通信システムであるものとする。この無線通信システムは、無線基地局10と、無線端末20A及び無線端末20Bを含む。通信エリア9は、無線基地局10が無線端末20と通信できること示すエリアである。図1では、無線端末20A及び無線端末20Bの2つしか示していないが、2つに限定しているわけではない。
図2は、TDMAによるフレームの構成を示す図である。図2に示すように、周波数f1のキャリアのフレームは、上り方向(無線端末20から無線基地局10に向かう方向)の通信に用いられる上り時間帯と、下り方向(無線基地局10から無線端末20に向かう方向)の通信に用いられる下り時間帯とからなり、上り時間帯が4つの上りタイムスロットU1乃至U4に分割され、下り時間帯が4つの下りタイムスロットD1乃至D4に分割されている。
無線基地局10は、無線端末20からの呼接続要求があった場合、この無線端末20に対して、フレーム内のタイムスロットを上り下りの対で割り当てる。これにより、無線基地局10と、無線端末20は、TDMAにより無線信号を伝送することができる。
例えば、無線端末20にU1およびD1のタイムスロットが割り当てられたとき、無線端末20は、無線基地局10とタイムスロット内で通信を行う。詳細には、図3(A)に示すように、バースト区間と呼ばれるタイムスロットより短い時間があって、その時間内で通信がなされる。さらに、タイムスロット内には、移動する無線基地局10と無線端末20との距離、すなわち通信エリア9の限界域を考慮してカード時間が設けられている。
無線基地局10と無線端末20との距離が短ければ、バースト区間は、U1のタイムスロット内に収まるが、この距離が長ければ、バースト区間は、U1のタイムスロット内に収まらずにU2のタイムスロットに影響を及ぼしてしまう(図3(B)参照)。
(無線基地局の構成)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の構成図である。図4に示すように、無線基地局10は、無線通信部11、ベースバンド信号処理部12、記憶部13、制御部14、およびネットワークインタフェース15を含む。
無線通信部11は、無線周波数の信号を処理するRF回路等およびアンテナを含み、変調及び復調を行い、無線端末20との間で、無線信号の送信及び受信を行う。また、無線通信部11は、フレームを時分割したタイムスロット(図2参照)で通信するためのキャリア(搬送波)があって複数のキャリアを用いた通信を行う。例えば、キャリアは互いに周波数が異なり、300k[Hz]毎にある周波数のキャリアが設定されている。無線通信部11は、このような数十ある周波数のキャリアを使用することができる。
ベースバンド信号処理部12は、ベースバンド回路等を含み、タイムスロットに含まれるデータの符号化及び復号化等を行う。上述のバースト区間にある信号はデジタルデータに変換された受信データとなる。
図5は、受信データの構成を示す図である。図5に示す受信データは、240ビットのビット長を有する。この受信データは、先頭から順に、4ビット長の過渡応答用ランプタイム(R)、2ビット長のスタートシンボル(SS)、6ビット長のプリアンプル(PR)、16ビット長のユニークワード(UW)、180ビット長の情報部、16ビット長のCRC、16ビット長のガードにより構成されている。ヘッダ部は、過渡応答用ランプタイム(R)、スタートシンボル(SS)、プリアンプル(PR)、ユニークワード(UW)からなり、テール部は、CRCおよびガードからなる。
制御部14は、例えばCPUによって構成され、無線基地局10が具備する各種機能を制御する。記憶部13は、例えばメモリによって構成され、無線基地局10における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
ネットワークインタフェース15は、インターネット、専用線、または電話網との通信を行うものである。また、ネットワークインタフェース15は、無線基地局10や広域基地局装置、または通信端末との通信することが可能である。
制御部14は、遅延検出部16、計数部17、および無線端末割当部18を含み、遅延検出部16、計数部17、および無線端末割当部18は、例えば、制御部14で実行されるプログラムのモジュールである。また、このような部材は電子回路などでもよい。
遅延検出部16は、無線端末20から送信された無線信号を受信した際に、受信した無線信号が遅延していることを検出するようになっている。例えば、遅延検出部16は、無線信号の受信タイミングが既知のタイミングよりも遅延しているか否か判定するようになっている。
詳細には、遅延検出部16は、無線端末20から送信された信号のユニークワードを確認し、既知のタイミングからユニークワードの受信タイミングまでの時間が所定値よりも長いか短いのかを判定する。遅延検出部16は、定期的にこのような判定処理を行う。
所定値には、例えば、無線端末20が通信エリア9の限界域(フリンジ)にいるときの同じ遅延時間(Uのタイムスロットの終了時点)が設定される。このようにすれば、無線基地局10は、無線通信端末20との通信が遅れているのか否か判断することができる。また、無線基地局10は、無線通信端末20との通信が遅れることが予想されるか否かを判断するようにしてもよい。
また、遅延検出部16は、遅延の度合いを第1段階および第2段階を含む遅延段階として検出する。例えば、遅延検出部16は、上述した所定値を所定値A、所定値Bのように2つ設け、遅延時間が所定値Aと所定値Bとの間にある場合、第1段階とし、所定値Bより遅い場合には第2段階とする。例えば、第1段階は、1スロット分を使用する時間以上、1フレームの3分の1を使用する時間以内の遅延があった場合で、第2段階は、1フレームの3分の1を超えるほどの遅延があった場合である。
計数部17は、遅延検出部16で検出された遅延している無線端末20の台数を計数し、さらに、第1段階および第2段階の遅延段階それぞれに対応する無線端末20の台数を計数するようになっている。
無線端末割当部18は、遅延している無線端末20を、タイムスロットの時分割数を削減している他のキャリアに割り当てる。例えば、図2で示したように上下タイムスロットの時分割数が通常4つあるのを基本とし、時分割数が3つまたは2つの上下タイムスロットで通信するための遅延用キャリア(以下、遅延対応チャネルという)を用意して、無線端末割当部18は、遅延している無線端末20を、遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てる。また、無線端末割当部18は、計数部17によって計数された無線端末20の台数に応じて遅延対応キャリアの数を設定する。なお、ここでのチャネルは、キャリア周波数間隔が例えば300kHzとなっているキャリア周波数のうち何れかのキャリア周波数をもつ無線信号である。
さらに詳細には、無線端末割当部18は、それぞれの遅延段階に対応した無線端末を、それぞれの遅延段階に対応したキャリアに割り当てる。例えば、記憶部13には、遅延対応チャネルに変換する変換テーブルが登録されており、無線端末割当部18は、それぞれの遅延段階(1スロット減少で通信可能な端末数:第1段階、2スロット減少で通信可能な端末数:第2段階)に対応した無線端末数を変換テーブルに当てはめて、通常のキャリアから遅延対応チャネルに1以上変更するよう無線通信部11に指示する。なお、変換テーブルは、8つまでの無線端末と通信可能な構成を前提としている。
ここで、変換テーブルについて説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る変換テーブルを示す図である。この変換テーブルについては、遅延している無線端末が増えるに連れて遅延対応チャネルも増え、さらに、無線端末の遅延段階に応じて、その遅延段階に合った遅延対応チャネルの設定がなされており、対象となる遅延段階の無線端末が増えるに連れて、その対象となる遅延段階に応じた遅延対応チャネルも増えるように設定がなされている。
無線端末割当部18は、図6に示した変換テーブルに従って、「1スロット減少で通信可能な端末数」および「2スロット減少で通信可能な端末数」と対応する遅延対応チャネルに変更すると共に、遅延している無線端末20が遅延対応チャネルに割り当てが済んでいないのなら、遅延している無線端末20を遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てる。
例えば、「1スロット減少で通信可能な端末数」が1つあって「2スロット減少で通信可能な端末数」が0だった場合、無線端末割当部18は、図6に示した変換テーブルに従い、0ch〜3chを「1スロット減少遅延対応チャネル」(1フレームに対し4スロットでなく3スロットにする)に変更する。
なお、3スロット(第1段階:1スロット減少)のフレームは、1フレーム内の時間を3等分したスロットを有し、2スロット(第2段階:2スロット減少)のフレームは、1フレーム内の時間を2等分したスロットを有する。遅延している無線端末20は、無線端末の遅延の度合い(第1段階、第2段階)に対応した遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てられる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の動作について説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。なお、本フローチャートの処理は定期的に実行される。
まず、遅延検出部16は、無線端末20から送信された無線信号を受信した際に、受信した無線信号のユニークワードに基づいて無線信号が遅延しているか否かを検出する(S1)。
無線信号が遅延している場合、計数部17は、遅延の程度を、「1スロット減少で通信可能な端末数」および「2スロット減少で通信可能な端末数」として、それぞれに対応する無線端末20の台数を計数する(S2)。
次に、無線端末割当部18は、図6に示した変換テーブルに従って、「1スロット減少で通信可能な端末数」および「2スロット減少で通信可能な端末数」と対応する遅延対応チャネルに変更するよう無線通信部11に指示する。(S3)。無線端末割当部18は、遅延している無線端末20が遅延対応チャネルに割り当てが済んでいないのなら、遅延している無線端末20を遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てる(S4)。
なお、ステップS1にて、無線信号が遅延していない場合、遅延対応チャネルに変更している場合には、遅延対応チャネルを通常に戻す処理を行う。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムは、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、無線信号が遅れた無線端末の台数に応じて遅延対応キャリアの数を設定して、遅延した無線端末を遅延対応チャネルに割り当てるため、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができ、さらに、遅延対応キャリアの数を適切な数に変更(例えば必要最小限の数に変更)することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムは、無線端末の信号の遅延に対応でき、基地局のセル半径を拡大させるため、基地局の数を減らすことができる。また、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムは、チャネル単位で遅延対応をすることにより、既存のキャリアセンスによる空きチャネル検索処理と同様の処理で空きチャネル検索を行うことができる。
(本発明の第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。以降、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成する要素のうち、本発明の第1の実施の形態に係る要素と同じものには、同じ符号を付し、それぞれの説明を省略する。
図8に示す無線通信システムは、複数の無線基地局30と、遅延対応チャネルに変換するための変換テーブルを無線基地局30に配信する配信サーバ40とを有している。配信サーバ40は、ネットワーク等を介して複数の無線基地局30と接続されている。無線基地局30のそれぞれを区別する場合には無線基地局30−N(Nは自然数)と記載し、それぞれを区別しない場合には、無線基地局30と記載する。
(無線基地局の構成)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の構成について説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の構成図である。図9に示すように、無線基地局30は、無線通信部11、ベースバンド信号処理部12、記憶部13、制御部34、およびネットワークインタフェース15を含む。
制御部34は、例えばCPUによって構成され、無線基地局30が具備する各種機能を制御する。制御部34は、遅延検出部16、計数部17、無線端末割当部18、通知部31、および設定部32を含み、遅延検出部16、計数部17、無線端末割当部18、通知部31、および設定部32は、例えば、制御部34で実行されるプログラムのモジュールである。また、このような部材は電子回路などでもよい。
通知部31は、タイムスロット数を変更する必要があるとき、例えば、受信した無線信号が遅延していることを遅延検出部16が検出した場合等においてタイムスロット数を変更する必要があるとき、タイムスロット数の変更を行う旨の信号であるタイムスロット数変更要求を配信サーバ40に送信するようになっている。
設定部32は、配信サーバ40から送信される変換テーブル(図6で説明した図)を取得し、取得した変換テーブルを記憶部13に設定するようになっている。
(配信サーバの構成)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る配信サーバの構成について説明する。図10は、本発明の第2の実施の形態に係る配信サーバの構成図である。図10に示すように、配信サーバ40は、記憶部41、制御部42、およびネットワークインタフェース43を含む。
記憶部41は、例えばメモリによって構成され、配信サーバ40における制御などに用いられる各種情報(例えば変換テーブルなど)を記憶する。制御部42は、例えばCPUによって構成され、配信サーバ40が具備する各種機能を制御する。
ネットワークインタフェース43は、インターネットまたは専用線との通信を行うものである。また、ネットワークインタフェース43は、無線基地局30や広域基地局装置、または通信端末との通信することが可能である。
制御部42は、基地局情報作成部44、変換テーブル選択部45、および変換テーブル送信部46を含み、基地局情報作成部44、変換テーブル選択部45、および変換テーブル送信部46は、例えば、制御部14で実行されるプログラムのモジュールである。また、このような部材は電子回路などでもよい。
基地局情報作成部44は、無線基地局30の個体を識別する基地局識別子と無線基地局30のグループ番号を対応付けた基地局グループテーブルを作成するようになっている。
例えば、グループ番号が1のグループは、無線基地局30−1、無線基地局30−2、無線基地局30−3のように、無線基地局30とグループが対応付けられる。
また、基地局情報作成部44は、無線基地局30のグループの密度を求め、無線基地局30のグループと無線基地局30のグループの密度を対応付けたグループ密度テーブルを作成するようになっている。これらのテーブルは、記憶部41に設定される。また、これらのテーブルは、人為的に作成して記憶部41に設定されるようにしてもよい。
例えば、基地局グループは、事前に登録された無線基地局30の位置を表す位置情報リストと、現在の障害発生状況(使用できない無線基地局30の情報)とを基に、同一エリア内(電波の届く範囲の重なる程度が大きい)の基地局同士を同じグループに属するよう作成される。
例えば、グループの密度は、基地局グループの範囲に何個の無線基地局30があるのかで求められる。ここでは、グループの密度は、疎、中、密のように、段階的に求められる。
また、記憶部41は、グループの密度と図6に示した変換テーブルとを対応付けた密度変換テーブルを記憶している。ここで、密度変換テーブルについて説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態に係る密度変換テーブルを示す図である。この密度変換テーブルは、密度が高いとスロットを減少させるチャネル数は少なく、密度が低いとスロットを減少させるチャネル数は多くなる。
変換テーブル選択部45は、無線基地局30から送信されたタイムスロット数変更要求を配信サーバ40が受信した際、この無線基地局30の基地局識別子に対応する無線基地局グループ番号を基地局グループテーブルから求め、この無線基地局グループ番号からグループの密度をグループ密度テーブルから求める。さらに、変換テーブル選択部45は、グループの密度に対応する変換テーブルを密度変換テーブルから求める。
変換テーブル送信部46は、変換テーブル選択部45によって選択された変換テーブル(タイムスロット数変更許可)を、タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局30のグループに属する無線基地局30全てに送信するようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の動作について説明する。図12は、本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。本動作の前には、無線基地局のグループおよびグループの密度が作成されている。
まず、無線基地局30の動作において、無線端末割当部18は、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局の動作の中で、現在のタイムスロット数を変更する必要があるか否かを判定する(S11)。例えば、新たな遅延対応キャリアを設定するものがあるか否かが判定される。
次に、現在のタイムスロット数を変更する必要がある場合、タイムスロット数を変更する前に、通知部31は、タイムスロット数変更要求を配信サーバ40に送信する(S12)。
配信サーバ40の動作において、配信サーバ40がタイムスロット数変更要求を受信すると(S21)、変換テーブル選択部45は、タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局30のグループの密度から変換テーブルを選択する(S22)。変換テーブル送信部46は、変換テーブル選択部45によって選択された変換テーブルを、タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局30のグループに属する無線基地局30全てに送信する(S23)。
無線基地局30は、配信サーバ40から送信される変換テーブルを受信し(S13)、設定部32は、受信された変換テーブルを記憶部13に設定する(S14)。無線端末割当部18は、配信サーバ40から送信される変換テーブルに従って、遅延対応チャネルに変更するよう無線通信部11に指示し(S15)、遅延している無線端末20を遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てる(S16)。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る他の無線基地局(タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局のグループに属する)の動作を示すフローチャートである。
タイムスロット数変更要求を送信した無線基地局30のグループに属する他の無線基地局30は、配信サーバ40から送信される変換テーブルを受信し(S31)、設定部32は、受信された変換テーブルを記憶部13に設定する(S32)。無線端末割当部18は、配信サーバ40から送信された変換テーブルに従って、遅延対応チャネルに変更するよう無線通信部11に指示し(S33)、遅延している無線端末20を遅延対応チャネルのタイムスロットに割り当てる(S34)。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムは、同一無線基地局グループ内(電波の届く範囲の重なる程度が大きいグループ内)で、同じ遅延対応チャネル設定テーブルを利用し、タイムスロット数を変更する時に同期して動作することにより、干渉の発生する可能性が低減される。このため、第1の実施の形態より無線基地局を高密度に設置することができる。
また、無線基地局で使用する遅延対応チャネル設定テーブルは、そのエリアの基地局密度に応じたものとなり、電波の利用効率を上げることができる。無線基地局の数が変更(増設、削減)された場合や障害が発生した場合にも、その影響を遅延対応チャネル設定テーブルへ反映させることができる。この結果、遅延した端末と通信できる環境を保ちつつ、タイムスロット数の減少を最小限に抑えて電波利用効率を向上させることができる。
なお、上述した本発明の第2の実施の形態では、無線基地局30は、配信サーバ40から送信される変換テーブルに従って、遅延対応チャネルに変更しているが、他の実施の形態では第2の実施の形態を変形して、無線基地局30には、予め自己のグループの密度が与えられ、計数部17によって計数された無線端末の台数に加えてそのグループの密度に応じて遅延対応キャリアが設定されるようになされてもよい。
本発明の無線通信システムは、無線端末から送信された無線信号が遅れた場合、他の無線端末から送信された無線信号との衝突を回避することができるという効果を有し、時分割多重(TDMA)により通信を行う無線基地局及び無線通信システムに有用である。
9 通信エリア
10 無線基地局
11 無線通信部
12 ベースバンド信号処理部
13 記憶部
14 制御部
15 ネットワークインタフェース
16 遅延検出部
17 計数部
18 無線端末割当部
20 無線端末

Claims (7)

  1. フレームを時分割したタイムスロットで通信するためのキャリアがあって複数の前記キャリアを用いて無線端末と通信を行う無線通信部と、
    前記無線端末から送信された無線信号が遅延していることを検出する遅延検出部と、
    前記遅延検出部で検出された遅延している無線端末の台数を計数する計数部と、
    前記キャリアを、1フレーム内の前記タイムスロットの通常の時分割数を削減した遅延対応キャリアに変更すると共に、前記計数部によって計数された前記無線端末の台数に応じて、前記遅延対応キャリアを設定した際、該遅延対応キャリアに前記遅延している無線端末を割り当てる無線端末割当部と
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記遅延検出部は、遅延の度合いを第1段階および第2段階を含む遅延段階として検出し、
    前記無線端末割当部は、それぞれの遅延段階に対応した無線端末を、それぞれの前記遅延段階に対応した遅延対応キャリアに割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記計数部は、前記遅延段階それぞれに対応する前記無線端末の台数を計数し、
    前記無線端末割当部は、計数された台数に応じてそれぞれの前記遅延段階に対応した遅延対応キャリアの数を可変にすることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. それぞれが近傍する無線基地局のグループが形成されており、
    前記無線端末割当部は、前記計数部によって計数された前記無線端末の台数に加えて前記グループの密度に応じて、前記遅延対応キャリアを設定した際、該遅延対応キャリアに前記遅延している無線端末を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記無線端末の台数に応じて前記遅延対応キャリアを設定するための変換テーブルを有しており、前記変換テーブルは前記グループの密度に応じたものであり、
    前記無線端末割当部は、前記変換テーブルに従って前記遅延対応キャリアを設定した際、該遅延対応キャリアに前記遅延している無線端末を割り当てることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. フレームを時分割したタイムスロットで通信するためのキャリアがあって複数の前記キャリアを用いた通信を行う無線通信部を備えた無線基地局の通信制御方法において、
    前記無線端末から送信された無線信号が遅延していることを検出する遅延検出ステップと、
    前記遅延検出ステップで検出された遅延している無線端末の台数を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップによって計数された前記無線端末の台数に応じて、遅延した無線端末を、前記タイムスロットの時分割数を削減している他のキャリアに割り当てるステップとを備えたことを特徴とする通信制御方法。
  7. 請求項5に記載の無線基地局と、前記無線端末の台数に応じて前記遅延対応キャリアを設定するための変換テーブルを有する配信サーバとを備え、
    前記無線基地局は、1フレーム内の前記タイムスロットの通常の時分割数を削減した遅延対応キャリアに変更する際、前記配信サーバから前記変換テーブルを取得すると共に、前記配信サーバは、前記グループに属する無線基地局に前記変換テーブルを配信することを特徴とする無線通信システム。
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