JP2011056828A - インキ瓶 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップをねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部を有した瓶本体の内部に筆記具用インキを収容し、キャップ嵌合部に、貫通したインキ流通孔を有する器状のペン先保護用アダプターを挿着してなるインキ瓶において、インキ瓶の口元部やキャップが筆記具用インキで汚れ難いようにする。
【解決手段】ペン先保護用アダプター6を瓶本体4のキャップ嵌合部3に挿着する際に、瓶本体4の口元部7からキャップ嵌合部3の内部奥側に離間した位置までのペン先保護用アダプター6の外壁面17と瓶本体4のキャップ嵌合部3の内壁面16との間に、前記外壁面17と内壁面16との離間距離が0.8mm以上となり、口元部7に開口したリング状の空間部22を形成するように、前記外壁面17に、周状に複数の突起部21を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、筆記具用インキを収容したインキ瓶に関する。
万年筆等の筆記具用インキを収容したインキ瓶については、従来より知られている。こうしたインキ瓶は硬質のガラスで形成されているのが一般的である。例えば万年筆に筆記具用インキを補給するには、万年筆のペン先部を瓶本体内に挿入して筆記具用インキを吸入して補給するが、その際、ペン先を瓶本体の内壁面に当てたりしてペン先を傷めてしまうと言う問題があった。
そこで、本出願人は前記問題を解消するために、意匠登録第1108850号公報に開示されているように、貫通したインキ流通孔を有する軟質の合成樹脂で形成した器状のペン先保護用アダプターを、瓶本体のキャップを嵌合するキャップ嵌合部の内側に挿着したインキ瓶を提供した。
前記従来のインキ瓶について図4〜図6を用いて詳述すると、インキ瓶1は、キャップ2をねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部3を有した形状で、瓶本体4の内部に筆記具用インキ5を収容するもので、キャップ嵌合部3の内側に、万年筆(図示せず)に筆記具用インキ5を補給する際に万年筆のペン先を保護する、器状のペン先保護用アダプター6を着脱可能に挿着したものである。
ペン先保護用アダプター6は、開口した瓶本体4の口元部7と反対側の先端部8を各種の万年筆のペン先部が挿入可能な内径に形成して設けてある。ペン先保護用アダプター6の先端底部9を瓶本体4の底部10に形成した凹部11に係止して、ペン先保護用アダプター6が瓶本体4の内部に略垂直状態の姿勢で維持されるようにしてある。ペン先保護用アダプター6の側部には、瓶本体4の内部13とペン先保護用アダプター6の内部14を連通する、2つのインキ流通孔15を対向して設けてあり、瓶本体4内の筆記具用インキ5をペン先保護用アダプター6の先端部内部14aに流動して滞留するようにしてある。万年筆にインキを補給するには、ペン先保護用アダプター6の先端部内部14aにペン先部を挿入し、先端部内部14aの筆記具用インキ5aを吸入する。
ところで、万年筆に筆記具用インキを補給し終わって万年筆のペン先部を瓶本体4から引き抜く際に、ペン先を瓶本体4の口元部7に擦りつけて、ペン先周りに付着した筆記具用インキを除去するのが一般的である。また、瓶本体4内の筆記具用インキ5の残量が少なくなってくると、キャップ嵌合部3にキャップ2をねじ嵌合してインキ瓶1をひっくり返して、ペン先保護用アダプター6の先端部内部14aに筆記具用インキ5を流動させて補給することが行なわれる。そのために、瓶本体4のキャップ嵌合部3の内壁面16と該内壁面16に対向したペン先保護用アダプター6の外壁面17との間に形成された微小隙間18に毛細管現象が作用し、筆記具用インキ5が滞留してしまい、前記口元部7が筆記具用インキ5で汚れ、キャップ嵌合部3のねじ部9やキャップ2のねじ部20等に筆記具用インキ5が流れ、キャップ2やキャップ嵌合部3が筆記具用インキ5で汚れ、ひいては手を筆記具用インキ5で汚してしまうという問題があった。
意匠登録第1108850号公報
本発明が解決しようとする課題は、キャップをねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部を有した瓶本体の内部に筆記具用インキを収容し、キャップ嵌合部に、貫通したインキ流通孔を有する器状のペン先保護用アダプターを挿着してなるインキ瓶において、瓶本体の口元部やキャップが内部に収容された筆記具用インキで汚れ難いようにする。
本発明は、
「1.キャップをねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部を有した瓶本体の内部に筆記具用インキを収容し、キャップ嵌合部に、貫通したインキ流通孔を有する器状のペン先保護用アダプターを挿着してなるインキ瓶であって、瓶本体の開口した口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置までのペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間に、口元部側に開口したリング状の空間部を設けたことを特徴とするインキ瓶。
2.前記空間部を、瓶本体の口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置よりさらに内部奥側のペン先保護用アダプターの外壁面に、リング状に形成した突起部または周状に複数個形成した突起部により設けてなる、前記1項に記載のインキ瓶。
3.前記空間部が、ペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との離間距離が0.8mm以上有する構成で形成されたものである、前記1項または2項に記載のインキ瓶。」
である。
本発明におけるペン先保護用アダプターは、内部に筆記具用インキが滞留可能な器状の形状とするものである。インキ瓶から万年筆へ筆記具用インキを補給する際は、ペン先がある一定以上筆記具用インキに浸されないと万年筆へインキを補給できず、瓶本体内の筆記具用インキの残量が少ない場合には、瓶本体を傾けて一定以上のインキ深さとなるようにする必要があるが、ペン先保護用アダプターを器状の形状とすることで、インキ瓶内の僅かな筆記具用インキをペン先保護用アダプターに流動することで、ペン先保護用アダプター内の筆記具用インキのインキ深さが前記の一定以上のインキ深さとなり、万年筆への筆記具用インキの補給が可能となるからである。したがって、ペン先保護用アダプターの瓶本体の開口した口元部と反対側の先端部に、より多くの筆記具用インキが滞留するように、インキ流通孔は、ペン先保護用アダプターの瓶本体の口元部側に設けた方が好ましい。また、材質についても特に限定されないが、万年筆へのインキを補給する際に、ペン先を挿入してもペン先が傷つかないような軟質の合成樹脂が好ましい。
本発明は、瓶本体の口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置までのペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間に、リング状の空間部を設けるものであるが、前記キャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置よりさらに内部奥側のペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間には、空間部を設けなければならないということはない。前記リング状の空間部に筆記具用インキが進入しても、たとえ前記キャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置よりさらに内部奥側のペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間が微小隙間の状態であっても、空間部に進入した筆記具用インキは、自身の重みで前記微小隙間内の筆記具用インキを瓶本体の内部に排出し、空間部内の筆記具用インキが微小隙間に進入し、空間部に進入した筆記具用インキはほとんど滞留することがない。
本発明でいう空間部とは、筆記具用インキが進入しても僅かな振動で毛細管現象に打ち勝って筆記具用インキが保持されない、ペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面とが離間した離間状態のことである。発明者が種々検討した結果によると、ペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との離間距離が0.8mm以上であれば、毛細管現象が起こらなく好ましい。
なお、本発明では、瓶本体の口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置までのペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間に、口元側に開口したリング状の空間部を設けることが重要であるが、ペン先保護用アダプターの外壁面の外径をキャップ嵌合部の内壁面の内径より小さくして、ペン先保護用アダプターの外壁面とキャップ嵌合部の内壁面との全体の間に空間部を形成すると、ペン先保護用アダプターが瓶本体内で上下、左右にがたついてしまうからである。また、がたついたペン先保護用アダプターは、瓶本体の中央部で静止せず、瓶本体への振動等によりペン先保護用アダプターが傾いてペン先保護用アダプターの外壁面がキャップ嵌合部の内壁面の一方に当接し、当接したペン先保護用アダプターの外壁面とキャップ嵌合部の内壁面とで形成される微小隙間に、毛細管現象によって筆記具用インキが滞留してしまい、前記問題を解消することができない。また、ペン先保護用アダプターの開口部が、瓶本体の口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に位置するようにペン先保護用アダプターの長さを短くしても、ペン先保護用アダプターが筆記具用インキに対して浮き上がったり、ペン先保護用アダプター内に筆記具用インキを流動するためにインキ瓶を傾けたりひっくり返したりすることで、ペン先保護用アダプターが瓶本体の口元部側に移動して、口元部近傍のキャップ嵌合部の内壁面に付着し、前記と同様に前記問題を解消することができない。
本発明は前記したような構造なので、瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面とペン先保護用アダプターの外壁面との間の空間部に筆記具用インキが進入しても、空間部に滞留することなく瓶本体の内部に自然落下するので、従来のように瓶本体の口元部やキャップを筆記具用インキで汚すことがない。
本発明のインキ瓶の実施例を示し、キャップを外した状態のインキ瓶の断面図である。 図1におけるインキ瓶の瓶本体の上面図である。 本実施例における瓶本体の口元部の、ねじ部を省略し一部を断面した拡大斜視図である。 従来のキャップを外した状態のインキ瓶の断面図である。 図4における従来のインキ瓶の瓶本体の上面図である。 従来のインキ瓶における瓶本体の口元部の、ねじ部を省略し一部を断面した拡大斜視図である。
本発明は、瓶本体のキャップをねじ嵌合するキャップ嵌合部および瓶本体の内部に、ペン先保護用アダプターを、該ペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との離間距離が0.8mm以上となるリング状の空間部を、瓶本体の口元部側で開口するように形成して挿着する。
本発明のインキ瓶の実施例を図面を用いて説明する。本発明のインキ瓶1は、図1〜図3に示すように従来のインキ瓶と同様に、キャップ2をねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部3を有した形状で、瓶本体4の内部13に筆記具用インキ5を収容するもので、キャップ嵌合部3の内側に、器状のペン先保護用アダプター6を着脱可能に挿着したものである。
ペン先保護用アダプター6は、前記した従来のペン先保護用アダプターと同様に、開口した瓶本体4の口元部7と反対側の先端部8を各種の万年筆のペン先部が挿入可能な内径に形成して設けてある。ペン先保護用アダプター6の先端底部9を瓶本体4の底部10に形成した凹部11に係止して、ペン先保護用アダプター6が瓶本体4内部に略垂直状態の姿勢で維持されるようにしてある。ペン先保護用アダプター6の外壁面17には、瓶本体4の内部13とペン先保護用アダプター6の内部14を連通する、2つのインキ流通孔15を対向して設けてあり、瓶本体4内の筆記具用インキ5をペン先保護用アダプター6の先端部内部14aに流動して滞留するようにしてある。
本実施例のペン先保護用アダプター6は、外壁面17の瓶本体4の口元部7からキャップ嵌合部3の内部奥側に離間した位置に、周状に、等間隔に4つの突起部21を設け、瓶本体4の口元部7側に、該口元部7に開口した、ペン先保護用アダプター6の外壁面17と瓶本体4のキャップ嵌合部3の内壁面16との離間距離が0.8mmとなるリング状の空間部22が形成されるように挿着してある。
本発明は、液体を収容した瓶や容器で、瓶本体や容器本体のキャップを嵌合するキャップ嵌合部の内部に、瓶本体や容器本体とは別部材の内部材を挿着した構造のものにおいて、キャップ嵌合部の口元部やキャップを液体で汚し難いようにしたい場合に適用できる。
1 インキ瓶
2 キャップ
3 キャップ嵌合部
4 瓶本体
5 筆記具用インキ
6 ペン先保護用アダプター
7 口元部
15 インキ流通孔
21 突起部
22 空間部

Claims (3)

  1. キャップをねじ嵌合する突出したキャップ嵌合部を有した瓶本体の内部に筆記具用インキを収容し、キャップ嵌合部に、貫通したインキ流通孔を有する器状のペン先保護用アダプターを挿着してなるインキ瓶であって、瓶本体の開口した口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置までのペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との間に、口元部側に開口したリング状の空間部を設けたことを特徴とするインキ瓶。
  2. 前記空間部を、瓶本体の口元部からキャップ嵌合部の内部奥側に離間した位置よりさらに内部奥側のペン先保護用アダプターの外壁面に、リング状に形成した突起部または周状に複数個形成した突起部により設けてなる、請求項1に記載のインキ瓶。
  3. 前記空間部が、ペン先保護用アダプターの外壁面と瓶本体のキャップ嵌合部の内壁面との離間距離が0.8mm以上有する構成で形成されたものである、請求項1または2に記載のインキ瓶。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253035A (zh) * 2013-04-02 2013-08-21 章泽宏 防溢注液瓶
CN110116575A (zh) * 2019-05-27 2019-08-13 程慧卿 垂悬笔卡、颜料瓶盖、颜料瓶

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