JP2011055769A - Raising supporting system, sensor module, program, and raising supporting method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、動植物の生育環境に関する情報を収集し、動植物を育成する技術に関する。 The present invention relates to a technique for collecting information on the growth environment of animals and plants and growing animals and plants.
動植物の育成には人間のストレスを緩和して、癒しを得る効果があると言われている。また、動植物の育成は、幼少期の子供にとっての情操教育にも効果的であることが知られており、幼稚園や小学校等では鉢植えによる植物の栽培や、金魚やウサギ、ニワトリといった小動物の飼育が盛んに行われている。 It is said that raising plants and animals has the effect of relieving human stress and obtaining healing. In addition, it is known that animal and plant breeding is also effective for emotional education for children in early childhood. It is actively done.
加えて、昨今の食品偽装の問題により食の安全性に対する要求が高まっており、個人が庭やプランター等で無農薬の有機野菜を栽培する例(家庭菜園)が増加してきている。このように、個人が自宅で野菜を栽培すると、「緑のカーテン」による室温低下やフードマイレージの抑制という効果もあって、家庭菜園はエコロジーにも貢献できるという側面がある。さらに、「メタボリックシンドローム」が注目を集めることによって、食生活を改善しようとする意識が高まっており、野菜を多く食するヘルシーメニューの人気が上昇していることも、家庭菜園の流行に拍車をかけている。 In addition, the demand for food safety is increasing due to the recent problem of food disguise, and there are an increasing number of cases where individuals cultivate organic vegetables with no pesticides in gardens or planters (home gardens). Thus, when an individual cultivates vegetables at home, the “green curtain” has the effect of lowering the room temperature and suppressing food mileage, and the kitchen garden can contribute to ecology. Furthermore, the attention to “Metabolic Syndrome” has attracted attention to improve eating habits, and the popularity of healthy menus that eat a lot of vegetables has also increased the popularity of home gardens. It is over.
動植物の育成を行う場合、生体および育成のための道具類等を準備する必要があるが、それとともに、あらかじめ育成のための最低限度の知識を得ておくことが重要である。このような知識は、一般的には、道具類を購入した店舗の店員に尋ねるか、専門書を読んだりすること等により得ることができる。 When animals and plants are cultivated, it is necessary to prepare a living body and tools for nurturing, etc., and it is important to obtain a minimum knowledge for nurturing in advance. Such knowledge can generally be obtained by asking a clerk of the store where the tool was purchased or reading a specialized book.
しかしながら、このような知識は、あくまでも一般論であって、実際に生体を育成する個々の環境を反映した知識ではない。例えば、ある植物を育成するにあたって、「毎日の水やりが必要」という知識を得たとしても、水はけの悪い、湿度の高い環境においても「毎日の水やりが必要」なのか、雨が降った日は不要なのか、どのくらい降ったら不要になるのか、といった知識は、結局、各自で育成してみなければわからないものである。また、その効果についても曖昧な場合が多い。例えば、一日でも怠ったら枯れてしまうのか、そこまで深刻ではないのかというようなことや、枯らさずに大きく育てるには水やりを欠かさないことが必要でも、糖度の高い甘い果実を得るには枯らさない範囲で限界まで水分を与えないことが大切だったりすることもある。 However, such knowledge is just a general theory, and is not knowledge that reflects individual environments in which a living body is actually raised. For example, when growing a plant, even if it was learned that "every day watering is necessary", it rained whether "every day watering is necessary" even in a poorly drained and humid environment The knowledge of whether the day is unnecessary or how much it will become unnecessary is something that must be nurtured by yourself. Also, the effect is often ambiguous. For example, if you neglect even if you neglect for a day, whether it is not so serious, or even if you do not need watering to grow large without dying, you get sweet fruits with high sugar content Sometimes it is important not to give water to the limit as long as it does not wither.
そこで、従来より農作物の栽培に関して、栽培環境を反映した情報を収集して、実際の栽培に活用する技術が提案されている。このような技術が、例えば、特許文献1ないし3に記載されている。
Therefore, techniques for collecting information reflecting the cultivation environment and utilizing it for actual cultivation have been proposed. Such techniques are described in, for example,
ところが、特許文献1に記載された技術は、一応、個人による利用(非営利的利用)を想定してはいるものの、遠隔地における育成(栽培)に特化した技術である。すなわち、管理者の常駐場所が育成場所から離れているために、管理者が直接的に育成環境に関する情報を得ることができないという課題を、管理者に代わって収集することにより解決する技術である。しかも、収集された情報は、実行すべき農作業を決定するための判断材料として管理者本人に閲覧され利用されるのみである。そして、農作業を行うのは個人または農家であるが、専門的な知識については農家(農業)に頼っている。さらに、農作業を農家に頼る場合には、アマチュアである個人がプロの農家に農作業を命ずる構成になっており、農家の感情にも配慮がされていない。
However, although the technique described in
また、特許文献2および3は、主に農家が利用者となることを想定した技術である。したがって、業としての栽培を目的としているため、成果(収益)が重視される技術であり、育成や成果物そのものを「楽しむ」という目的は全く考慮されていないという問題がある。
さらに、上記従来技術は、いずれもシステムが大規模であり、個人が手軽に楽しむ際に容易に利用できる技術ではない。 Furthermore, none of the above prior arts is a technology that can be easily used when an individual easily enjoys a large-scale system.
そもそも、上記従来技術のように、動植物の育成に関する情報や指導を、農家やブリーダーといった専門家(動植物の育成を業として行う者、以下、「育成業者」と総称する)に頼ることには根本的な問題がある。 In the first place, it is fundamental to rely on specialists such as farmers and breeders (those who develop plants and animals as a business, hereinafter collectively referred to as “cultivators”) for information and guidance regarding the growth of plants and animals, as in the prior art described above. There is a problem.
育成業者にとって、自らが扱う動植物の育成に関する情報は、最も重要な知的財産であって、気軽に公開することによって競業者に共有されてよい情報ではない。例えば、ある農作物の画期的な栽培方法を発見した農家が、当該栽培方法を広く公開すると、その農作物の大暴落を招き、ひいては自身の経営を悪化させることになる。したがって、従来の技術では、協力的な育成業者を探すことが困難であるとともに、例え、協力を得られたとしても、その知識は、一部の者による主観的で偏った情報であったりといった問題があった。すなわち、客観的で再現性のある情報を得ることが困難であるために、結果として効果的な育成情報を提供することができないという問題があった。 For growers, information on the growth of animals and plants that they handle is the most important intellectual property, and is not information that can be shared with competitors by casually disclosing it. For example, if a farmer who discovers a groundbreaking cultivation method for a certain agricultural product makes the cultivation method widely disclosed, it will cause a major crash of the agricultural product, which will worsen his own management. Therefore, with conventional technology, it is difficult to find a cooperative training company, and even if cooperation is obtained, the knowledge is subjective and biased information by some people. There was a problem. That is, since it is difficult to obtain objective and reproducible information, there is a problem that effective training information cannot be provided as a result.
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、動植物の育成に関する情報を客観的かつ効率的に収集して、育成の成果を向上させるとともに、育成そのものを楽しむことのできる技術を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and provides a technique that can objectively and efficiently collect information on the growth of animals and plants, improve the results of the growth, and enjoy the growth itself. For the purpose.
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、生体の育成を支援する育成支援システムであって、生体の育成環境を表す環境情報を取得する環境取得手段と、前記環境取得手段により取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する記憶手段と、前記環境取得手段により取得された環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する結果取得手段と、前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める評価手段と、前記記憶手段に育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して前記評価手段により求められた評価値とを関連づけて公開する公開手段とを備えることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention of
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る育成支援システムであって、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報に応じて、仮想空間に疑似生物を生成する疑似生物生成手段をさらに備えることを特徴とする。
Further, the invention of
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係る育成支援システムであって、前記記憶手段に記憶されている環境情報のうち指定された環境情報に応じて、育成に関するシミュレーションを実行するシミュレーション手段をさらに備えることを特徴とする。
Further, the invention of claim 3 is the training support system according to the invention of
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る育成支援システムであって、前記指定された環境情報は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報であることを特徴とする。
Further, the invention of
また、請求項5の発明は、請求項3または4の発明に係る育成支援システムであって、前記育成に関するシミュレーションは、前記指定された環境情報が表す育成環境において現実に育成された生体と異なる種類の生体の育成に関するシミュレーションであることを特徴とする。
Further, the invention of
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明に係る育成支援システムであって、前記記憶手段は、生体の育成に関する指示情報を記憶しており、育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と前記指示情報とを比較し、比較結果に応じて、前記育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することを特徴とする。
The invention of
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明に係る育成支援システムであって、育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と既に育成が終了した生体に対応する育成レシピ情報とを比較し、比較結果に応じて、前記育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る育成支援システムであって、生体の育成に影響を与える事象を表す事象情報を取得する事象取得手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記事象取得手段により取得された事象情報を、前記環境取得手段により取得された環境情報に関連づけて育成レシピ情報として記憶することを特徴とする。
The invention of claim 8 is the training support system according to any one of
また、請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明に係る育成支援システムであって、前記環境取得手段は、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサを備えることを特徴とする。
The invention according to
また、請求項10の発明は、外部装置と接続されるセンサモジュールであって、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサと、前記少なくとも1つのセンサにより検出された環境パラメータの値を、前記生体の育成環境を表す環境情報として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された環境情報を前記外部装置に向けて送信する通信手段とを備えることを特徴とする。 According to a tenth aspect of the present invention, there is provided a sensor module connected to an external device, wherein at least one sensor that detects a value of an environment parameter that represents a living environment of the living body, and an environment detected by the at least one sensor. Storage means for storing parameter values as environment information representing the living environment of the living body, and communication means for transmitting the environment information stored in the storage means to the external device.
また、請求項11の発明は、生体の育成環境を表す環境情報を取得するセンサモジュールと接続されるコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータを、前記センサモジュールから取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する結果取得手段と、前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める評価手段と、前記記憶手段に育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して前記評価手段により求められた評価値とを関連づけて公開する公開手段とを備えるコンピュータとして機能させることを特徴とする。 The invention according to claim 11 is a program executed by a computer connected to a sensor module that acquires environment information representing a living environment, and the execution of the program by the computer The storage means for storing the environment information acquired from the sensor module as the breeding recipe information, and the growth result of the living body that is actually raised in the living body growth environment represented by the environment information stored in the storage means is acquired. Result evaluation means, evaluation means for obtaining an evaluation value based on the growth result acquired by the result acquisition means, environment information recorded as growth recipe information in the storage means, and the evaluation corresponding to the environment information A computer having a public means for associating and releasing the evaluation value obtained by the means Characterized in that to function.
また、請求項12の発明は、生体の育成を支援する育成支援方法であって、生体の育成環境を表す環境情報をセンサモジュールにより取得する工程と、前記センサモジュールにより取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する工程と、前記環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する工程と、前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める工程と、育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して求められた評価値とを関連づけて公開する工程とを有することを特徴とする。 Further, the invention of claim 12 is a training support method for supporting the growth of a living body, the step of acquiring environmental information representing the living environment of the living body using a sensor module, and the training of the environmental information acquired by the sensor module. Evaluation based on a step of storing as recipe information, a step of acquiring a growth result of a biological body actually grown in the biological growth environment represented by the environmental information, and a growth result acquired by the result acquisition unit The method includes a step of obtaining a value, and a step of associating and publicizing the environmental information recorded as the breeding recipe information and the evaluation value obtained corresponding to the environmental information.
請求項1ないし9および11に記載の発明は、生体の育成環境を表す環境情報を取得する環境取得手段と、環境取得手段により取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する記憶手段と、環境取得手段により取得された環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する結果取得手段と、結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める評価手段と、記憶手段に育成レシピ情報として記録されている環境情報と当該環境情報に対応して評価手段により求められた評価値とを関連づけて公開する公開手段とを備えることにより、育成者において、他人よりも高い評価値を得たいという競争意識が生じるため、生体の育成そのものをより一層楽しむことができる。また、育成レシピ情報を広く公開するインセンティブが働くため、より多くの育成レシピ情報を効率的に収集することができる。さらに、公開される育成レシピ情報を参考にすることにより、育成の成果を向上させることができる。
The invention according to any one of
請求項2に記載の発明は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報に応じて、仮想空間に疑似生物を生成する疑似生物生成手段をさらに備えることにより、疑似生物(実際に育成している生体の分身)の様子から育成環境を察知することができる。したがって、継続中の育成において、より一層、臨場感や親近感を感じることができ、育成をより一層楽しむことができる。
The invention described in
請求項3に記載の発明は、記憶手段に記憶されている環境情報のうち指定された環境情報に応じて、育成に関するシミュレーションを実行するシミュレーション手段をさらに備えることにより、シミュレーション結果から様々なアドバイスを受けることができる。 The invention according to claim 3 further includes simulation means for executing a simulation related to breeding in accordance with designated environment information among the environment information stored in the storage means, thereby providing various advices from the simulation result. Can receive.
請求項4に記載の発明は、指定された環境情報は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報であることにより、生体の現状とシミュレーション結果とを比較することができ、ユーザはシミュレーション結果と競争する楽しみができる。
In the invention described in
請求項5に記載の発明は、育成に関するシミュレーションは、指定された環境情報が表す育成環境において現実に育成された生体と異なる種類の生体の育成に関するシミュレーションであることにより、既に実現された育成環境で、異なる種類の生体を育成したらどのような結果になるかを検証できる。したがって、これから育成を開始する生体を適切に選択できる。
The invention according to
請求項6に記載の発明は、生体の育成に関する指示情報を記憶しており、育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と指示情報とを比較し、比較結果に応じて、育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することにより、細かいアドバイスがされないため、育成者は独自の育成方法を開発する楽しみができる。
The invention according to
請求項7に記載の発明は、育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と既に育成が終了した生体に対応する育成レシピ情報とを比較し、比較結果に応じて、育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することにより、例えば、他人の作成した優秀な育成レシピ情報に従って、育成が継続中の生体の育成環境を改善することができる。
The invention according to
請求項8に記載の発明は、生体の育成に影響を与える事象を表す事象情報を取得する事象取得手段をさらに備え、記憶手段は、事象取得手段により取得された事象情報を、環境取得手段により取得された環境情報に関連づけて育成レシピ情報として記憶することにより、より詳細な分析をすることができるとともに、適切なアドバイスを受けることができる。 The invention according to claim 8 further includes event acquisition means for acquiring event information representing an event that affects the growth of the living body, and the storage means stores the event information acquired by the event acquisition means by the environment acquisition means. By storing it as breeding recipe information in association with the acquired environmental information, it is possible to perform more detailed analysis and receive appropriate advice.
請求項9に記載の発明は、環境取得手段は、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサを備えることにより、容易に客観的な環境情報を取得することができる。したがって、育成レシピ情報の正確性および汎用性が向上する。 According to the ninth aspect of the present invention, the environment acquisition means can easily acquire objective environment information by including at least one sensor for detecting the value of the environment parameter representing the living environment. Therefore, the accuracy and versatility of the breeding recipe information are improved.
請求項10に記載の発明は、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサと、少なくとも1つのセンサにより検出された環境パラメータの値を、生体の育成環境を表す環境情報として記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された環境情報を外部装置に向けて送信する通信手段とを備えることにより、容易に客観的な環境情報を取得することができる。 According to a tenth aspect of the present invention, at least one sensor that detects a value of an environment parameter that represents a living environment for the living body, and environmental information that represents the environment for growing the living body, using the value of the environmental parameter detected by the at least one sensor. Objective memory information can be easily obtained by providing the memory means for storing the information and the communication means for transmitting the environment information stored in the memory means to the external device.
請求項12に記載の発明は、生体の育成環境を表す環境情報をセンサモジュールにより取得する工程と、センサモジュールにより取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する工程と、環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する工程と、結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める工程と、育成レシピ情報として記録されている環境情報と当該環境情報に対応して求められた評価値とを関連づけて公開する工程とを有することにより、育成者において、他人よりも高い評価値を得たいという競争意識が生じるため、生体の育成そのものをより一層楽しむことができる。また、育成レシピ情報を広く公開するインセンティブが働くため、より多くの育成レシピ情報を効率的に収集することができる。さらに、公開される育成レシピ情報を参考にすることにより、育成の成果を向上させることができる。 The invention according to claim 12 is represented by the step of acquiring environmental information representing the living environment of the living body by the sensor module, the step of storing the environmental information acquired by the sensor module as the growing recipe information, and the environmental information. In a living environment, a process for acquiring a training result of a biological body that has been actually grown, a process for obtaining an evaluation value based on the training result acquired by the result acquisition means, and environmental information recorded as training recipe information And the process of associating and releasing the evaluation value obtained corresponding to the environmental information, the breeder has a competitive consciousness of wanting to obtain a higher evaluation value than the other person. Can be enjoyed even more. In addition, since an incentive to widely disclose the breeding recipe information works, more breeding recipe information can be efficiently collected. Furthermore, the result of cultivation can be improved by referring to the information on the cultivation recipe that is disclosed.
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。 DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る育成支援システム1を示す図である。育成支援システム1は、多数のユーザシステム2とサーバシステム7とから構成されており、様々な動植物(生体)の育成を支援するシステムとして構成されている。ただし、詳細は後述するが、利用者は、単に育成の「支援」を受けるためだけではなく、育成を「より楽しむ」ためにも育成支援システム1を利用できる。
<1. First Embodiment>
FIG. 1 is a diagram showing a
なお、以下の説明では、動植物の育成を行うために育成支援システム1を利用する者を単に「ユーザ」と称する。ユーザとしては、主に、動植物の育成を非営利目的で行う個人を想定しているが、育成を営利目的で行う農家やブリーダー等が育成支援システム1のユーザとなっても差し支えない。
In the following description, a person who uses the
各ユーザシステム2およびサーバシステム7は、図1に示すように、いずれもネットワーク8にデータ通信が可能な状態で接続されている。したがって、少なくとも各ユーザシステム2は、サーバシステム7との間でデータ通信が可能となっている。また、ユーザシステム2は、他のユーザシステム2との間でネットワーク8を介したデータ通信が可能とされていてもよい。
As shown in FIG. 1, each
このような広域のネットワーク8としては、例えば、インターネットを想定することができるが、もちろんこれに限定されるものではない。また、様々な形態・方式のネットワークが互いに接続されてネットワーク8を構成していてもよい。また、各ユーザシステム2およびサーバシステム7のネットワーク8への接続形態は、「有線」に限定されるものではなく、「無線」であってもよいし、常時接続に限定されるものでもない。さらに、データ通信は、電気信号に限定されるものではなく、光信号等であってもよい。
As such a wide-area network 8, for example, the Internet can be assumed, but it is not limited to this. Also, the network 8 may be configured by connecting networks of various forms and systems. Further, the connection form of each
図2は、第1の実施の形態におけるユーザシステム2の構成例を示す図である。ユーザシステム2は、ユーザによって操作される端末装置3、および、動植物を育成する環境に設置されるセンサモジュール4から構成される。
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of the
端末装置3は、一般的なコンピュータとしての機能を有する装置であって、前述のようにネットワーク8に接続する機能を有している。また、端末装置3はセンサモジュール4との間においてもデータ通信が可能とされている。
The terminal device 3 is a device having a function as a general computer, and has a function of connecting to the network 8 as described above. The terminal device 3 is also capable of data communication with the
ユーザシステム2を構成する端末装置3としては、パーソナルコンピュータ以外にも、例えば、ゲーム機や携帯電話機、専用端末装置等が想定される。なお、端末装置3は、互いにデータのやり取りが可能な複数の装置から構成されていてもよい。
As the terminal device 3 constituting the
育成支援システム1を構成する複数のユーザシステム2において、全ての端末装置3が共通のハードウェアで統一されている必要はない。すなわち、状況や目的に応じて、それぞれのユーザシステム2ごとに採用する端末装置3が異なっていてもよい。例えば、携帯電話機を所有するユーザは当該携帯電話機を端末装置3として自身のユーザシステム2を構築することができる一方で、ゲーム機を所有するユーザは当該ゲーム機を端末装置3として自身のユーザシステム2を構築することができる。
In the plurality of
このように、ユーザは、独自に所有する装置(ハードウェア)にプログラム5をダウンロード(あるいはインストール)するこにより、自身のユーザシステム2を容易に構築できる。したがって、ユーザは育成支援システム1に参加する際のコストを抑制することができる。これにより、育成支援システム1は、従来のシステム(農家向けのシステム)に比べて、非営利目的の個人が気軽に参加できるシステムとなっており、参加者(ユーザ)をより多く集めることができる。
In this way, the user can easily construct his / her
なお、以下では、特に断らない限り、図2に示すように、市販の携帯型のゲーム機によって端末装置3が構成されているユーザシステム2を例に説明する。後述するように、育成支援システム1は、動植物の育成をゲーム感覚で楽しみながら行うことができるように配慮されている。したがって、ゲーム機を端末装置3として採用するシステム構成は、ユーザの感覚と合致し、好ましい実施形態と言える。また、動植物の育成は屋外で行われることも多く、携帯型の装置を端末装置3として採用することが好ましい。
In the following description, unless otherwise specified, as illustrated in FIG. 2, a
図3は、第1の実施の形態におけるユーザシステム2を構成する端末装置3およびセンサモジュール4のブロック図である。
FIG. 3 is a block diagram of the terminal device 3 and the
端末装置3は、制御部としてのCPU30および記憶装置31と、入力部としての操作部32と、出力部としての表示部33およびスピーカ34と、外部装置との間のインタフェースとしての通信部35とを備えている。なお、図3では図示を省略しているが、端末装置3は、タイマとカレンダー情報とを備えている。
The terminal device 3 includes a
CPU30は、記憶装置31に記憶されているプログラム5に従って動作することにより、各種データの演算を行うとともに、端末装置3が備える各構成を制御する。これによって端末装置3は、先述のように、プログラム5を実行する一般的なコンピュータとしての機能を有している。なお、CPU30によって実現される機能の詳細については、後述する。
The
記憶装置31は、例えば、CPU30の一時的なワーキングエリアとして使用されるRAMや、読み取り専用のROM、端末装置3に対して着脱自在なメモリカードやゲームカートリッジ等により構成される。なお、記憶装置31として、比較的大容量のデータを記憶することが可能なハードディスクを備えていてもよい。記憶装置31は、端末装置3において各種データを記憶する装置であって、特に、プログラム5や育成レシピ情報9、指示情報93、活用情報94を記憶する。
The
記憶装置31に記憶される育成レシピ情報9は、1つのレコードを単位とする情報の集合体である。育成レシピ情報9の各レコードは、それぞれが動植物(生体)の育成を1回行うごとに作成される。すなわち、1回の育成において得られた様々な情報が、育成レシピ情報9における1つの共通のレコードを構成するように互いに関連づけられており、育成レシピ情報9の各レコードは、それぞれのレコードに対応する育成を記録した情報に相当する。
The
育成レシピ情報9の各レコードに含まれる情報としては、レコード識別情報の他に、育成された動植物の育成環境を表す環境情報90、事象情報91、結果情報92および評価値がある。各レコードには、これらの情報以外にも、レコードに対応する育成を行ったユーザの識別情報、育成の対象となった動植物を識別する情報等が含まれるが、もちろんこれらは例示であって、これ以外の情報が含まれていてもよい。また、前述の例に挙げた情報は、必ずしもレコード作成時に全て含まれているわけではない。レコードに含まれる情報は、特定のレコードにのみ含まれる情報や、育成の進行過程や育成後に付与される情報も存在する。
Information included in each record of the
さらに、育成レシピ情報9のレコードとしては、当該ユーザシステム2において実行された育成に基づいて作成されたレコードと、他のユーザシステム2において実行された育成に基づいて作成され、サーバシステム7のような外部の装置からダウンロード等により当該ユーザシステム2に取得されたレコードとが存在する。以下の説明では、ユーザ自身の育成により、当該ユーザのユーザシステム2において作成された育成レシピ情報9を「オリジナルの育成レシピ情報9」と称し、当該ユーザのユーザシステム2以外の外部から取得された育成レシピ情報9を「コピーの育成レシピ情報9」と称して区別する場合がある。記憶装置31に記憶されている育成レシピ情報9のレコードについて、オリジナルかコピーかを判定する場合は、例えば、各レコードに含まれる「ユーザの識別子」に応じて判定すればよい。
Further, the record of the
環境情報90は、主に、センサモジュール4で作成され、端末装置3により受信されてから育成レシピ情報9として記憶される情報であるが、詳細は後述する。なお、端末装置3は受信した環境情報90を必要に応じて加工(処理)する場合がある。したがって、端末装置3における環境情報90と、センサモジュール4における環境情報90とは必ずしも完全同一の情報ではない。しかし、説明の都合上、特に区別せずに、「環境情報90」と称する。
The
事象情報91は、動植物の育成に影響を与える事象を表す情報であって、当該動植物の育成中に発生したものを記録した情報である。事象としては、例えば、育成中の天気種別、ユーザによる作業種別(水やり、追肥、間引き、収穫、散歩、訓練、給餌、水替え等)、動植物の状態種別(発芽、開花、病気、繁殖等)、使用アイテム種別(各種道具類や、肥料、薬品、餌の種類等)等に関する情報である。
The
主に事象情報91は、環境情報90のみによって特定することが困難な情報である。言い換えれば、事象情報91は、各種の検出装置で自動的に検出することが難しい情報である。例えば、環境情報90において土壌の水分量の増加が記録されていたとしても、その情報だけで当該水分量の増加が「降雨」によるものか、「水やり」によるものかを特定することは、通常、困難である。
The
育成支援システム1において、ユーザは、例えば「水やり」をしたときに、端末装置3の操作部32を操作して、事象としての「水やり」を事象情報91として入力する。育成支援システム1は、このようにして入力された事象情報91を育成レシピ情報9に含めることによって、土壌の水分量の増加が「水やり」によるものであることを記録することができ、後に、より詳細な分析が可能となる。
In the
ただし、事象情報91は、ユーザによって入力される情報に限定されるものではない。例えば、「天気種別」について、端末装置3が、インターネット上に公開されている気象情報を検索し、そこから育成が行われている地域の天気種別を自動的に取得するように構成してもよい。
However, the
結果情報92は、実際に育成された動植物の育成結果を表す情報であり、例えば、収穫物の重量、数、糖度、大きさ、色つや、開花期間、育成した動物に関する病気履歴、繁殖の有無、寿命、習得した芸の数等が想定される。ただし、結果情報92は、育成の対象となっている生体に応じて異なる。
The
本実施の形態では、結果情報92は、ユーザによって入力される例で説明するが、結果情報92は「正確」かつ「客観的」であることが好ましい。したがって、端末装置3(ユーザシステム2)は、結果情報92を正確に取得するための専用の入力装置(糖度計、重量計、撮像カメラ等)を備えていてもよい。
In the present embodiment, the
先述のように、育成された動植物の育成結果を表す結果情報92は、育成レシピ情報9において、当該動植物の育成環境を表す環境情報90とともに1つのレコードを構成する。すなわち、1回の育成において得られた環境情報90と、当該育成における結果情報92とが、育成レシピ情報9において互いに関連づけられる。
As described above, the
指示情報93は、それぞれの動植物の育成に必要な基礎的な知識を収集した基本情報であり、従来においても、ペットショップ店員さんや書物等から得ることができた一般的な情報である。指示情報93は、育成の対象となる動植物に対応したレコードから構成され、端末装置3がユーザに対して育成の支援を行うための基礎知識となる。詳細は後述するが、端末装置3は指示情報93に基づいてユーザに対して適切なアドバイスを行う。なお、端末装置3は、例えばサーバシステム7から追加情報を取り込んで、指示情報93を更新することができる。これにより、育成支援システム1では最新の指示情報93によって、より適切なアドバイスが行えるように構成されている。
The
活用情報94は、育成された動植物の活用例を表す情報であって、例えば、収穫された野菜の料理例、調理手順、加工例(ハーブ石けん、ポプリ、アロマ、入浴剤等)、あるいは、増えた動植物のユーザ間の交換に関する情報等である。
The
活用情報94は、基本的な内容がプログラム5とともに予め記憶装置31に記憶されている。ただし、活用情報94は、ダウンロード等によって外部装置(サーバシステム7等)から取得して更新することができるとともに、ユーザによっても独自に作成することができる。ユーザが新たな活用情報94を作成した場合には、作成された活用情報94もサーバシステム7等に送信して公開することが可能である。例えば、ユーザは、独自の料理レシピを作成して活用情報94として公開できる。
Basic information of the
操作部32は、キーやボタン類、マウス、タッチペン等のハードウェアであり、ユーザによって操作される。ユーザは、操作部32を適宜操作することにより、端末装置3に各種情報を入力する。特に、操作部32は、事象情報91および結果情報92の入力に使用される。
The
表示部33は、液晶パネルやディスプレイ、LED、ランプ等の視覚的な出力装置である。端末装置3は、表示部33に各種情報を表示することにより、ユーザに適宜情報を提供する。特に、表示部33はCPU30により作成される仮想空間を表示するとともに、育成中の動植物に対応した疑似生物(画像)を表示する。
The
スピーカ34は、CPU30からの制御信号に応じて音声を再生する聴覚的な出力装置である。スピーカ34によって再生される音声とは、前述の疑似生物の声(ガイダンス、各種メッセージ、鳴き声等)や、育成環境の悪化を報知する警告音あるいはBGM等である。
The
通信部35は、端末装置3をネットワーク8に無線により接続する機能と、端末装置3とセンサモジュール4との間の無線によるデータ通信を行う機能とを有している。通信部35が備える構成としては、赤外線による無線通信や、WiFi(Wireless Fidelity)等を実現する構成が従来より知られているが、もちろんこれらに限定されるものではないし、通信部35は複数の無線方式を併用する構成であってもよい。
The
図4は、端末装置3が備える機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。図4に示すレシピ作成部300、出力制御部301、シミュレーション部302およびコミュニケーション部303は、主に、CPU30がプログラム5に従って動作することにより実現される機能ブロックである。なお、図4において矢印の図示を省略しているが、活用情報94は前述のように、ユーザが操作部32を操作することにより作成される場合がある。
FIG. 4 is a diagram illustrating functional blocks included in the terminal device 3 together with a data flow. The
レシピ作成部300は、操作部32から入力される情報と、通信部35により受信される情報と、既に育成レシピ情報9として記憶されている情報とに基づいて、オリジナルの育成レシピ情報9のレコードを新たに作成(あるいは更新)する機能を有している。
The
オリジナルの育成レシピ情報9を構成する情報のうち、主に操作部32から入力される情報としては、事象情報91および結果情報92がある。また、通信部35により受信される情報としては、主にセンサモジュール4から送信され受信される環境情報90がある。
Among the information constituting the original
また、レシピ作成部300は、プログラム5に含まれる評価基準(図示せず)を参照しつつ、結果情報92によって表される育成結果に基づいて、育成の評価値を求める機能を有している。レシピ作成部300によって求められた評価値は、基礎となった結果情報92が含まれている育成レシピ情報9のレコードに含められる。すなわち、結果情報92と評価値とは、育成レシピ情報9において互いに関連づけられる。
In addition, the
ただし、評価値は、サーバシステム7から取得される評価基準に基づいて演算されてもよいし、サーバシステム7により付与されてもよい。あるいは、一旦、レシピ作成部300によって付与された評価値が、当該育成レシピ情報9が公開された後に得られる他のユーザからの評価(投票やダウンロード数等)に応じて、変更(再評価)されてもよい。
However, the evaluation value may be calculated based on the evaluation criteria acquired from the
出力制御部301は、育成レシピ情報9、指示情報93および活用情報94に基づいて、出力装置としての表示部33およびスピーカ34を制御して、様々な情報をユーザに提供する機能を有している。すなわち、ユーザは出力制御部301の機能により、育成レシピ情報9、指示情報93および活用情報94を閲覧することができる。
The
出力制御部301は、ユーザが事象情報91や結果情報92を入力するためのGUIを表示部33に表示させる機能を有している。ユーザは、出力制御部301によって表示されるGUIに従って操作部32を操作することにより、事象情報91や結果情報92等の各種情報を容易かつ正確に入力することができる。
The
また、出力制御部301は、表示部33にキャラクター(疑似生物)を表示するためのエリア(仮想空間)を表示するとともに、当該エリアにキャラクターの画像を生成する。そして、出力制御部301は、環境情報90および事象情報91に応じて、当該キャラクターの画像を変化させる機能も有している。
Further, the
また、出力制御部301は、環境情報90に基づいてスピーカ34を制御し、前述のキャラクターの声や、警告音、BGM等をスピーカ34によって再生する。例えば、BGMに関しては、育成環境に応じて、出力制御部301が軽快でリズミカルな曲やシリアスな曲などから選曲するように構成するとよい。
Further, the
さらに、出力制御部301は、シミュレーション部302から伝達されるシミュレーション結果を表示部33に表示させる。
Further, the
シミュレーション部302は、育成レシピ情報9(主に環境情報90)および指示情報93(基礎知識)に基づいて、生体に関する育成のシミュレーションを行い、当該シミュレーションの結果を出力制御部301に出力する。
Based on the breeding recipe information 9 (mainly environmental information 90) and instruction information 93 (basic knowledge), the
コミュニケーション部303は、育成支援システム1におけるユーザ間のコミュニケーションを支援する機能を有している。
The
例えば、コミュニケーション部303は、操作部32から入力されるユーザの指示に応じて、記憶装置31に記憶されたオリジナルの育成レシピ情報9およびユーザ独自の活用情報94を、サーバシステム7等に公開する。
For example, the
また、コミュニケーション部303は、コピーの育成レシピ情報9や、追加された指示情報93、あるいは、他人が作成した活用情報94といった情報を、通信部35を介して外部の装置から取得する。
Further, the
図3に戻って、センサモジュール4は、MCU40、操作ボタン41、LED42、照度センサ43、土壌センサ44、温度計45、湿度計46およびRF回路47を備えている。
Returning to FIG. 3, the
センサモジュール4は、動植物の育成環境を表す環境情報90を取得する機能を有しており、主に、本発明における環境取得手段に相当する。なお、図2では、1つのセンサモジュール4のみを図示しているが、1つのユーザシステム2が備えるセンサモジュール4の数は1つに限定されるものではない。ユーザシステム2が複数のセンサモジュール4を備える場合、個々のセンサモジュール4を識別するためのIDを、それぞれに付与して管理するとよい。
The
本実施の形態におけるセンサモジュール4は、植物を育成する場合に使用する環境取得装置(環境取得手段)の例として構成されており、育成環境のうち植物の育成に影響を与えるパラメータ(環境情報90)を取得して端末装置3に送信する機能を有している。
The
図2に示すように、本実施の形態におけるセンサモジュール4は、防水処理が施された比較的小型の筐体に上記の各構成がコンパクトに収納された一体型の装置を形成しており、土壌センサ44が下方に突出した形状を有している。本実施の形態におけるセンサモジュール4は土壌センサ44を土に差し込んだ状態で設置される装置であり、図示しない電池からの電力供給により動作する。
As shown in FIG. 2, the
なお、照度センサ43、土壌センサ44、温度計45および湿度計46は、植物の育成環境を表す環境情報90を取得する検出装置の例であって、センサモジュール4が備える検出装置は必ずしもこれらに限定されるものではない。例えば、上方に向けて引き出して育成している植物の高さを計測するメジャー(測長計)を内臓していてもよい。また、センサモジュール4は、これらの検出装置のうちの全部を備えている必要もない。センサモジュール4は、観測の対象となる「生体」の種類や必要に応じて、予め必要な1つ以上の検出装置類が組み込まれている。
Note that the
MCU40は、プログラム6に従って動作する演算装置、プログラム6を格納するROM、作成された環境情報90等の各種情報を一時的に記憶するメモリ、時間を計測するタイマ(発振器)等から構成され、センサモジュール4の各構成を制御する機能を有している。すなわち、センサモジュール4はマイクロコンピュータとしての構成および機能を有している。
The
操作ボタン41は、ユーザによって操作され、センサモジュール4に必要な情報を入力するために使用される。操作ボタン41から入力される情報としては、例えば、育成の開始を指示する情報や、リセット情報等が想定される。
The
LED42は、点灯状態によって、主に、育成環境の悪化をユーザに警告するために用いられる。本実施の形態では、LED42の点灯状態は、プログラム6に含まれる基準値(許容値)と、取得された環境情報90とをMCU40が比較することによって制御される。なお、基準値は、育成の対象となった生体に応じて、端末装置3から送信されてもよい。また、LED42の点灯状態は、センサモジュール4の動作状態を表現するために用いられてもよい。
The
照度センサ43は、設置環境における照度(光強度)を検出して、MCU40に伝達する。
The
例えば、植物の種類(品種)に応じて光飽和点および光補償点は異なっており、照度に対する植物の特性はそれぞれ異なっていることが知られている。なお、光飽和点とは光合成速度がほぼ一定になる点であり、光補償点とは呼吸による二酸化炭素の放出量と光合成による二酸化炭素の吸収量とが等しくなる点である。 For example, it is known that the light saturation point and the light compensation point differ depending on the type (variety) of the plant, and the characteristics of the plant with respect to illuminance are different. The light saturation point is a point at which the photosynthesis rate becomes substantially constant, and the light compensation point is a point at which the amount of carbon dioxide released by respiration is equal to the amount of carbon dioxide absorbed by photosynthesis.
育成支援システム1は、このような各生体ごとの特性に関する情報を指示情報93として予め記憶している。すなわち、育成支援システム1(端末装置3)は、照度センサ43によって計測される照度(環境情報90)と指示情報93とに基づいて、育成環境の適否を判断することができる。したがって、プランターや鉢植えの移動を促したり、間引きを行うようにユーザに対してアドバイスすることができる。
The
なお、照度センサ43は、光の波長ごとに光強度を計測する機能を有している。例えば植物の場合は、色素の生合成、光周性、屈光性、形態形成等の生理的に影響を与えるため必要な生理的有効放射(300〜800nmの波長の光)と、光合成のエネルギー源となるため強い光強度を必要とする光合成有効放射(400〜700nmの波長の光)と、有害な波長の光とがある。
The
土壌センサ44は、栽培されている植物が植えられている土壌(センサモジュール4が設置されている土壌)のpH値やEC値(電気伝導度)、およびインピーダンス(水分量の指標となる)を検出して、MCU40に伝達する。
The
一般に、土壌が酸性(pH=5以下)になると、石灰・苦土・ホウ素、リン酸等の養分が吸収しにくくなり不足する。また、アルカリ性(pH=7以上)になると、石灰・苦土が多すぎ、鉄・マンガン等の微量要素の欠乏やリン酸の吸収低下が起こりやすくなる。さらに、pH値は土壌の微生物の活動にも関連し、植物の育成に影響を与える。植物を育成する場合には、当該植物の種類や状態によって土壌の適正なpH値が異なることも知られている。 In general, when the soil becomes acidic (pH = 5 or less), nutrients such as lime, bitter earth, boron, and phosphoric acid are difficult to absorb and are insufficient. Moreover, when it becomes alkaline (pH = 7 or more), there are too many lime and bitumen, and the deficiency of trace elements such as iron and manganese and the decrease in absorption of phosphoric acid are likely to occur. Furthermore, the pH value is related to the activity of microorganisms in the soil and affects the growth of plants. It is also known that when a plant is grown, the appropriate pH value of the soil varies depending on the type and state of the plant.
また、植物の栽培に影響を与えるpH値とEC値との間には相関関係が存在するため、EC値によって水に溶けた肥料(主に硝酸態窒素)の量を検出できる。一般に、純粋な水は、ほぼEC値が「0」であり、多くのイオンが溶解しているほどEC値は高くなる傾向にある。 Further, since there is a correlation between the pH value that affects plant cultivation and the EC value, the amount of fertilizer (mainly nitrate nitrogen) dissolved in water can be detected by the EC value. In general, pure water has an EC value of “0”, and the EC value tends to increase as more ions are dissolved.
育成支援システム1(端末装置3)は、土壌センサ44によって計測されるEC値(環境情報90)に応じて、追肥等の処置等を促すとともに、追肥すべき肥料の種類や現状放置による危険性、あるいはどのような危険があるのか等をアドバイスすることができる。したがって、ユーザによる植物の育成を適切に支援できる。
The cultivation support system 1 (terminal device 3) urges treatment such as topdressing according to the EC value (environmental information 90) measured by the
さらに、土壌センサ44によって取得されるインピーダンスから土壌の水分量が検出できるので、育成支援システム1はインピーダンスの値(環境情報90)に応じて「水やり」を促すことができる。
Furthermore, since the moisture content of the soil can be detected from the impedance acquired by the
また、温度計45は、設置環境における温度(気温)を検出して、MCU40に伝達する。さらに、湿度計46は、設置環境における湿度を検出して、MCU40に伝達する。一般に、育成環境における温度や湿度も植物の育成に影響を与える重要な環境パラメータである。
Further, the
前述のMCU40は、照度センサ43、土壌センサ44、温度計45、および、湿度計46から取得した値(生体の育成環境を表す情報)に基づいて環境情報90を作成し、一時的に記憶する。このようにして作成される環境情報90は、生体の育成環境を表す値とともに、当該値の取得時刻を表す値とを含んでいる。
The
RF回路47は、端末装置3とセンサモジュール4との間における、無線によるデータ通信を実現する機能を有している。特に、RF回路47は、MCU40によって作成された環境情報90を端末装置3に向けて送信する。
The
以上が、ユーザシステム2の構成および機能についての説明である。なお、ユーザシステム2としては、アプリケーションソフトとしてのプログラム5と、センサモジュール4と、トライアルアイテム(植物の種、ミニプランター、土壌等)とをセットにして、販売することが好ましい。あるいは、プログラム5が推奨するアイテムに、共通の認定マーク等を付して販売し、ユーザが購入しやすくすることが好ましい。
The above is the description of the configuration and function of the
図1に戻って、サーバシステム7は、主に企業等に設置されることが想定されるシステムであり、詳細は図示しないが一般的なコンピュータによって構成されている。なお、図1には、1つのサーバシステム7のみ図示しているが、設置されるサーバシステム7の数は1つに限定されるものではない。また、1つのサーバシステム7は複数のコンピュータから構成されていてもよい。
Returning to FIG. 1, the
サーバシステム7は、各ユーザシステム2との間でデータ通信が可能であり、育成支援システム1に参加する多くのユーザが公開した育成レシピ情報9や活用情報94を、当該ユーザのユーザシステム2から収集する。
The
また、サーバシステム7は、各ユーザシステム2から受信した育成レシピ情報9および活用情報94を評価値とともに広く公開し、レビューする場を提供する機能を有している。サーバシステム7において公開された育成レシピ情報9および活用情報94は、各ユーザシステム2からの閲覧や評価、あるいはダウンロード等が可能とされる。
Further, the
ただし、受信された育成レシピ情報9や活用情報94に、公開にふさわしくない情報(例えば、個人を特定する情報等)が含まれている場合、サーバシステム7はこれらの情報については公開しない。また、ユーザシステム2からの育成レシピ情報9のダウンロード要求に対して、当該育成レシピ情報9がダウンロード先のユーザシステム2において指示情報93として記憶されるように、育成レシピ情報9を加工する。さらに、サーバシステム7は、公開している育成レシピ情報9および活用情報94に対する評価を、他の多くのユーザシステム2から収集し、これらの情報に付与されている評価値を変更する(再評価する)。このように、サーバシステム7は、収集した情報を単に公開するだけでなく、必要に応じて処理する機能も有している。
However, when the received
サーバシステム7を設置する企業としては、主に、ユーザシステム2のプログラム(プログラム5,6)を提供するソフトウェア会社や、当該ソフトウェア会社の依頼を受けたサイト運営会社等が想定される。ただし、サーバシステム7を提供し運営する主体は、このような企業に限定されるものではなく、ユーザが独自のコミュニティとして個人的なサーバシステム7を設置してもよい。このように、ユーザによって提供されるサーバシステム7としては、個人によって作成されたブログやホームページの情報を記憶したコンピュータ(主に個人宅に設置される)であってもよい。
As a company that installs the
育成支援システム1がサーバシステム7を備えることにより、育成支援システム1に参加するユーザは、育成において互いに成果を競ったり、広く意見交換したりといったコミュニケーションを行うことができる。
Since the
以上が育成支援システム1の構成および機能の説明である。
The above is the description of the configuration and functions of the
次に、育成支援システム1を用いて、動植物(生体)の育成を支援する育成支援方法について説明する。
Next, a training support method for supporting the growth of animals and plants (living bodies) using the
ユーザは、育成の各段階(状況)に応じて、育成支援システム1から当該育成に関する様々な支援を受けることが可能とされている。ユーザは、育成支援システム1による支援を所望するとき、あるいは、以後に支援を受けるための各種情報を入力する必要があるとき等に、端末装置3の操作部32を操作して、記憶装置31に記憶されているプログラム5を起動する。
The user can receive various support related to the training from the
図5は、端末装置3の表示部33に表示されるメニュー画面330を例示する図である。端末装置3は、ユーザによってプログラム5が起動されると、所定の初期設定を実行した後、図5に示すメニュー画面330を表示する。メニュー画面330は、GUIを構成しており、出力制御部301によって作成され表示部33に表示される。
FIG. 5 is a diagram illustrating a
メニュー画面330に表示されているボタン330aないし330fには、それぞれ「新規登録」、「育成準備」、「育成観察」、「育成レシピ管理」、「活用レシピ管理」、「コミュニケーションツール」の文字が表示されている。ユーザによってボタン330aないし330fのいずれかが操作されると、それに応じた処理が端末装置3によって開始される。
The
新たな育成を開始しようとするとき、ユーザは、まず、ボタン330aを操作して、新たに開始する育成を育成支援システム1に登録する。ボタン330aが操作されると、端末装置3は新規登録処理を開始する。
When trying to start a new training, the user first operates the
図6は、育成支援システム1における新規登録処理を示す流れ図である。新規登録処理が開始されると、まず、育成支援システム1は、出力制御部301によって、端末装置3の表示部33に、生体入力画面(図示せず)を表示し(ステップS1)、ユーザによって生体名が入力されるまで待機する(ステップS2)。
FIG. 6 is a flowchart showing a new registration process in the
ステップS1において表示される生体入力画面には、育成候補としての生体名が一覧表示される。これにより、育成支援システム1は、ユーザの入力作業を支援するとともに、同じ生体がユーザによって異なる名称で入力されることを防止できる(地方によって呼び名の異なる生物は多く存在する)。
A list of biological names as breeding candidates is displayed on the biological input screen displayed in step S1. Thereby, the
ユーザは、新たに育成する生体を自らの判断で決定し、操作部32を操作して、自らが選んだ生体の名称を生体入力画面に対して入力する。この操作により、レシピ作成部300により、オリジナルの育成レシピ情報9の新たなレコードが作成され、端末装置3において新規登録される。
The user determines a living body to be newly nurtured by his / her own judgment, operates the
なお、一覧にない生体については、ユーザが自由に入力できることが好ましい。また、いきなり全ての生体名を一覧表示するのではなく、生物分類等により段階的に絞り込みが行われた上で一覧表示することが好ましい。 In addition, about the biological body which is not on a list, it is preferable that a user can input freely. Moreover, it is preferable not to display all the living body names in a list, but to display the list after narrowing down in stages by biological classification or the like.
ステップS1において表示される生体入力画面には、それぞれの生体に関連づけて、育成の困難性や予想費用、入手方法、人気度、活用情報94、時期的適正、おすすめ度等の参考情報を合わせて表示する。
In the biometric input screen displayed in step S1, reference information such as training difficulty, expected cost, acquisition method, popularity,
なお、参考情報の一部または全部は、一旦、生体の仮選択がされたときに(最終的な決定が行われる前に)、当該生体の特性として表示されてもよい。すなわち、参考情報は、ユーザが最終的に育成する生体を決定する前であれば、必ずしも候補となる生体名の一覧と同時に表示されなくてもよい。また、参考情報は、一覧表示における表示順、アイコンの大きさや色に反映される等、間接的に表示されてもよい。 Note that part or all of the reference information may be displayed as characteristics of the living body once the living body is temporarily selected (before the final decision is made). That is, the reference information does not necessarily have to be displayed at the same time as the list of candidate biological names as long as it is before the user finally determines the biological body to be raised. Further, the reference information may be indirectly displayed, for example, reflected in the display order in the list display, the size or color of the icon.
参考情報における「人気度」としては、例えば、各生体に関する育成レシピ情報9のサーバシステム7における公開数を用いることができる。多くの育成レシピ情報9が存在するということは、当該生体がそれだけ何度も育成されていることを意味するからである。
As the “popularity” in the reference information, for example, the number of publications in the
また、生体に関する活用情報94が参考情報として表示されることにより、ユーザは、自分の目的(料理種別や加工品種別等)に応じて、育成する生体を選択できる。育成業者における育成の目的は、ほぼ収益(売価)といってもよい。しかし、個人のユーザにおける育成の目的は多種多様である。
Further, the
育成支援システム1では、育成の成果物に関する活用情報94を適宜提示することにより、ユーザは育成後の楽しみ方を具体的にイメージしながら育成することができる。したがって、育成後の楽しみが増えるのみならず、育成そのものをより一層楽しむことができる。
In the
また、参考情報における「おすすめ度」は、ユーザの過去の育成レシピ情報9(既に育成が終了しているオリジナルの育成レシピ情報9)における環境情報90を参照して、当該ユーザの育成環境を検証し、当該育成環境に適した生体ほど他の生体よりも高い得点を付与することにより決定できる。すなわち、ユーザの環境情報90と、各生体についての優秀な育成レシピ情報9における環境情報90とのマッチングを行うことにより決定できる。
The “recommendation degree” in the reference information refers to the
例えば、ユーザが自宅のベランダで栽培を行ったとすると、当該栽培において作成される環境情報90は当該ベランダの育成環境を表す情報となる。育成支援システム1が、当該ベランダの育成環境に近い育成環境で好成績を修めた品種(生体)を、次に育成する生体として優先的に推薦することによって、当該ユーザは自身の育成環境に適した生体(好成績を修めることができそうな生体)を容易に選択できる。
For example, if the user cultivates on the veranda at home, the
育成業者と異なり、個人のユーザは育成環境の改善に限界があるといえる。例えば、日照不足だからといって、自宅の北向きのベランダを南向きに変更することは困難である。一方で、過去の環境情報90によって表される育成環境は、当該ユーザにとっての実現可能な育成環境であるから、これに基づいて育成する生体を推薦することにより、育成支援システム1はユーザに対して適切な生体選びを支援することができ、ユーザは育成の失敗を回避できる。
Unlike growers, it can be said that individual users have limitations in improving the breeding environment. For example, because of the lack of sunshine, it is difficult to change the north facing veranda of your home to the south. On the other hand, since the training environment represented by the
なお、おすすめ度は、各ユーザの育成レベルを判断し、当該育成レベルに応じて決定してもよい。ユーザの育成レベルは、例えば、当該ユーザの過去の育成レシピ情報9に含まれる評価値と、公開されている育成レシピ情報9における評価値とを比較することにより求めることができる。また、出力制御部301は、指示情報93を参照して、連作に向かない作物を特定し、このような作物については、直前の育成事実に基づいておすすめ度を低下させる。
Note that the recommendation level may be determined according to the training level of each user after determining the training level. A user's breeding level can be calculated | required by comparing the evaluation value contained in the said user's past
新規に育成を開始する生体の名称が入力されると(ステップS2においてYes)、出力制御部301は育成モード選択画面(図示せず)を表示し(ステップS3)、育成モードとして「開発モード」を選択するか、「トレースモード」を選択するかを入力するようにユーザに促す。なお、端末装置3は、ステップS3を実行した後は、育成モードが選択されるまで待機する(ステップS4)。
When the name of a living body to be newly cultivated is input (Yes in step S2), the
育成モードにおける開発モードとは、新たに開始する育成において、独自の育成方法を新たに開発するモードである。育成モードとして「開発モード」が選択された場合、出力制御部301は基礎的な指示情報93に基づいて、書物等に掲載されている程度の基本的なアドバイスを行う。これにより、育成に大きな障害があると思われる、上限と下限のみが環境情報90に応じてガイドされる。
The development mode in the training mode is a mode in which a unique training method is newly developed in the training that is newly started. When “development mode” is selected as the training mode, the
このように開発モードでは、基礎的な指示情報93に基づいて育成支援が行われるため、育成支援システム1からの細かな指示等はされない。したがって、ユーザは、比較的自由に育成を行うことができ、例えば自分なりの農法を発見する楽しみがある。
As described above, in the development mode, since the training support is performed based on the
トレースモードとは、新たに開始する育成において、既に行われた育成方法を検証、あるいは改良(調整)するモードである。育成モードとして「トレースモード」が選択された場合、出力制御部301は育成レシピ情報9も参照しつつ育成支援を行う。
The trace mode is a mode for verifying or improving (adjusting) a training method that has already been performed in the training that is newly started. When “trace mode” is selected as the training mode, the
トレースモードでは、ユーザによって選択された育成レシピ情報9に含まれる環境情報90をトレースするように育成支援が行われる。言い換えれば、育成支援システム1は、当該環境情報90によって表される育成環境を整えるように、ユーザに対してアドバイスを行う。
In the trace mode, the breeding support is performed so as to trace the
したがって、公開されている好成績の育成レシピ情報9を選択することにより、ユーザは初めての育成においてもプロ(育成業者)と同等の成果を期待できる。なお、トレースモードにおいて選択される育成レシピ情報9とは、既に育成が終了した育成レシピ情報9であって、オリジナルであるかコピーであるかは問わない。以下、トレースモードにおいて選択される育成レシピ情報9を、「トレース対象の育成レシピ情報」と称する。
Therefore, the user can expect the same result as a professional (nurturing trader) even in the first training by selecting the publicly available
なお、本実施の形態では、開発モードにおいては当然として、例えトレースモードであっても、育成が行われたときには、当該育成において育成レシピ情報9が作成される。すなわち、本実施の形態における育成支援システム1では、育成レシピ情報9は育成モードに関わらず作成される。ただし、ユーザが特に要望する場合には、育成レシピ情報9を作成しない育成モードが設けられてもよい。
In the present embodiment, as a matter of course in the development mode, even in the trace mode, when the breeding is performed, the
育成モードが選択されると(ステップS4においてYes)、レシピ作成部300は、選択された育成モードを示す情報を、新規登録された育成レシピ情報9における事象情報91として、当該育成レシピ情報9に格納する。さらに、端末装置3のCPU30はステップS4において選択された育成モードが開発モードであるか否かを判定する(ステップS5)。
When the breeding mode is selected (Yes in step S4), the
育成モードがトレースモードである場合(ステップS5においてNo)、出力制御部301は、トレース候補となる育成レシピ情報9を評価値とともに表示部33に一覧表示し(ステップS6)、ユーザによる選択が完了するまで待機する(ステップS7)。
When the breeding mode is the trace mode (No in step S5), the
なお、トレース候補となる育成レシピ情報9とは、ステップS2において入力された生体に関する育成レシピ情報9であって、サーバシステム7において公開されている育成レシピ情報9を含むものである。
Note that the
ステップS6が実行されると、ユーザは表示された一覧からトレース対象の育成レシピ情報9を選択する。これにより、選択された育成レシピ情報9(トレース対象の育成レシピ情報9)に含まれる環境情報90は、これから開始される育成において、指示情報93と同等の情報として用いられる。
When step S6 is executed, the user selects the
このとき、トレース対象の育成レシピ情報9を識別する情報が、新規登録された育成レシピ情報9における事象情報91として、レシピ作成部300によって格納される。これにより、トレースモードにおいて作成される育成レシピ情報9は、どの育成レシピ情報9をトレースしたものであるかを、後に分析することが可能となる。したがって、例えば、公開されている各育成レシピ情報9について、トレース数を求めたり、系統樹を作成することも可能となり、育成レシピ情報9の評価の参考とすることができる。
At this time, information for identifying the
なお、ユーザによって、トレース対象として選択された育成レシピ情報9が、この時点で端末装置3にダウンロードされていない場合には、選択の完了後に当該育成レシピ情報9のダウンロードが開始される。
If the
育成モードが開発モードであるためにステップS5においてYesと判定されるか、トレースする育成レシピ情報9の選択が完了したとき(ステップS7においてYes)、端末装置3は新規登録処理を終了し、表示部33にメニュー画面330を表示する。なお、レシピ作成部300は、新規登録処理において新たに作成した育成レシピ情報9に、未だ育成が開始されていないことを示す未開始識別子を付与する。
When it is determined Yes in step S5 because the breeding mode is the development mode or when selection of the
メニュー画面330が表示されている状態で、ボタン330bが操作されると、端末装置3のCPU30は育成準備処理を開始する。
When the
図7は、育成準備処理を示す流れ図である。育成準備処理が開始されると、CPU30は、記憶装置31に記憶されている育成レシピ情報9のレコードの中から、未開始識別子が付与されているものを検索し、育成レシピ情報9を特定する(ステップS11)。
FIG. 7 is a flowchart showing the training preparation process. When the breeding preparation process is started, the
次に、出力制御部301が、特定された育成レシピ情報9と指示情報93とに基づいて表示部33に準備支援画面(図示せず)を表示する(ステップS12)。
Next, the
準備支援画面には、これから開始される育成に必要なアイテムの一覧や、当該アイテムの購入先候補(前述の認定マークが付与された商品を扱っている店舗等)の一覧、育成環境の作成手順等が表示される。なお、必要なアイテムについては、端末装置3からオンラインで購入できるように、注文画面が用意されてもよい。 The preparation support screen includes a list of items required for training to be started, a list of candidates for purchase of the items (stores that handle products with the above-mentioned certification marks), and a procedure for creating a training environment Etc. are displayed. An order screen may be prepared so that necessary items can be purchased online from the terminal device 3.
このように、ユーザは、準備支援画面を参考に、必要なものを揃え、育成環境を作成することができる。例えば、準備支援画面に表示されているプランター、土、肥料、種等のアイテムを、同時に表示されている購入先候補から購入し、入手したこれらのアイテムを育成環境作成手順に従って設置することにより、栽培環境を容易に作りあげることができる。 In this way, the user can prepare necessary environments and create a training environment with reference to the preparation support screen. For example, by purchasing items such as planters, soil, fertilizer, seeds, etc. displayed on the preparation support screen from the purchase candidate candidates displayed at the same time, and installing these items obtained according to the training environment creation procedure, A cultivation environment can be easily created.
なお、ステップS11において特定された育成レシピ情報9に示される育成モードが「トレースモード」である場合、出力制御部301は、特定された育成レシピ情報9および指示情報93のみならず、トレース対象の育成レシピ情報9も参照しつつ準備支援画面を表示する。例えば、育成モードが「開発モード」であれば指示情報93に応じて一般的なアイテムが準備支援画面に表示されるが、育成モードが「トレースモード」であればトレース対象の育成レシピ情報9に応じてトレースしようと所望する育成において使用されたアイテムが表示される。
In addition, when the breeding mode shown in the
育成準備を中断する場合、ユーザは、準備支援画面が表示されている状態で、中断する旨を端末装置3に入力する。これにより、出力制御部301は、ステップS14においてYesと判定し、育成準備処理を一旦終了する。このとき、育成は未だ開始されない。
When interrupting the training preparation, the user inputs to the terminal device 3 that the preparation support screen is displayed while the preparation support screen is displayed. Thereby, the
育成を準備する段階では、購入アイテムを決定し、注文し、アイテムが入手されてから育成環境の作成が行われる。したがって、育成の準備にはかなりの時間(場合によっては数日)を要するのが普通である。したがって、端末装置3は、育成準備処理を中断することが可能となっている。 In the stage of preparing for breeding, a purchase item is determined, ordered, and a breeding environment is created after the item is obtained. Therefore, it usually takes a considerable amount of time (in some cases several days) to prepare for training. Therefore, the terminal device 3 can interrupt the training preparation process.
育成準備が整うと、ユーザは、準備支援画面が表示されている状態で、育成の準備が完了した旨を端末装置3に入力する。これにより、出力制御部301は、ステップS13においてYesと判定し、表示部33に環境入力画面(図示せず)を表示する(ステップS15)。
When the preparation for the cultivation is completed, the user inputs to the terminal device 3 that the preparation for the cultivation is completed while the preparation support screen is displayed. Thereby, the
環境入力画面は、現実の育成に使用する各アイテムを特定する情報(メーカ名や製品名、スペック等)や、育成態様(地植えか否かや、育成場所、同時に育成する生体数等)を表す情報等を入力するためのGUIを構成している。環境入力画面に対して入力された情報は、主に、育成レシピ情報9における事象情報91として記憶される。
The environment input screen displays information (manufacturer name, product name, specifications, etc.) that identifies each item used for actual training, and the training mode (whether it is planted in the land, where it grows, the number of living organisms that are grown simultaneously, etc.) A GUI for inputting information to be represented is configured. Information input to the environment input screen is mainly stored as
これにより、後に、当該育成レシピ情報9をトレース対象の育成レシピ情報9として育成を行うユーザは、当該事象情報91がステップS12において準備支援画面に表示されるので、容易に、同様の育成環境を作成できる。すなわち、育成レシピ情報9の客観性および再現性が向上する。
Thereby, a user who later trains the
また、一度、ユーザに採用されて好成績を修めたアイテムは、その後に続く多くのユーザに採用される蓋然性が高まるため、アイテムメーカにとって営業上の大きなメリットとなる。したがって、先述のような認定マークに対するメーカの取得意欲を増大させることができ、育成支援システム1としては、ユーザに提案できるアイテムが充実するという相乗効果がある。
In addition, an item that has been adopted by a user once and has achieved good results is highly likely to be adopted by many subsequent users, which is a great business advantage for the item maker. Therefore, it is possible to increase the maker's willingness to acquire the certification mark as described above, and the
環境入力画面に対する入力が完了すると、ユーザは、作成した育成環境にセンサモジュール4を設置するとともに、当該センサモジュール4の操作ボタン41を操作して当該センサモジュール4を起動する。この操作により、センサモジュール4は、リセット状態から起動し、端末装置3との間で日時の同期をとる処理を実行する。
When the input to the environment input screen is completed, the user installs the
また、端末装置3のCPU30は、センサモジュール4が起動し、当該センサモジュール4との間で日時の同期がとれた状態となると、育成が開始されたと判断し、ステップS16においてYesと判定する。これにより、レシピ作成部300は、育成レシピ情報9の該当するレコードに含まれている未開始識別子を削除するとともに、育成中識別子を付与して、端末装置3は育成準備処理を終了する。
Further, when the
なお、育成が開始された後においては、開始された育成に関する環境情報90は、端末装置3とセンサモジュール4との間の通信スケジュールに従って、随時、センサモジュール4から送信される。したがって、センサモジュール4から送信された環境情報90は、随時、端末装置3の通信部35により受信され、レシピ作成部300によって、育成レシピ情報9として記憶される。
In addition, after the cultivation is started, the
ユーザが現在実行中の育成について必要な支援を受けたいとき、当該ユーザは図5に示すメニュー画面330を端末装置3の表示部33に表示させてからボタン330cを操作する。ボタン330cが操作されると、端末装置3は、育成観察処理を開始する。
When the user wants to receive support necessary for the training currently being executed, the user operates the
図8は、育成支援システム1における育成観察処理を示す流れ図である。また、図9は、育成観察処理において表示される観察画面331を例示する図である。
FIG. 8 is a flowchart showing the breeding observation process in the
なお、図8において図示を省略しているが、通信部35が環境情報90を受信するたびに、レシピ作成部300による育成レシピ情報9の更新が行われる。以下の処理においても同様である。
Although not shown in FIG. 8, each time the
育成観察処理が開始されると、出力制御部301は、記憶装置31に記憶されている育成レシピ情報9から、育成観察の対象となる育成レシピ情報9のレコード(育成中識別子が付与されている)を特定し、当該レコードに含まれる環境情報90および事象情報91に応じて、表示部33に観察画面331を表示させる(ステップS21)。
When the growth observation process is started, the
なお、複数の育成が並行して行われている場合には、観察画面331を表示する前に、表示部33は当該複数の育成(当該複数の育成のレコード)を一覧表示する。そして、ユーザが、一覧表示された複数の育成から所望する育成を選択すると、選択された育成に関するレコードに応じて観察画面331が表示部33に表示される。
Note that, when a plurality of trainings are performed in parallel, the
観察画面331は、出力制御部301によって作成されて表示部33に表示される画像である。観察画面331には、キャラクター表示欄331a、キャラクター331b、通知欄331c、環境表示欄331d、入力欄331e,331f、ボタン331g,331h,331i,331j,331kが設けられている。
The
キャラクター表示欄331aは、キャラクター331bが表示される領域であって、いわばキャラクター331bが行動することのできる仮想空間を形成している。キャラクター331bは、キャラクター表示欄331aに表示される疑似生物の画像である。このように出力制御部301は、キャラクター表示欄331aにキャラクター331bを表示させることにより、仮想空間に疑似生物を生成する。
The
キャラクター331bは、実際に育成されている生体に忠実な画像(例えば生体を撮像した画像)として作成されてもよいが、本実施の形態では、図9に示すように、擬人化(デフォルメ)された画像として表示する。これにより、ユーザは表示されたキャラクター331bに、より強く親近感を持つことができ、より育成を楽しむことができる。
The
また、出力制御部301は、センサモジュール4によって取得された環境情報90に応じて、キャラクター331bの動作や表情等を変化させる。例えば、環境情報90によって表される育成環境が生体にとって良好であれば、キャラクター331bの動作は軽快で、明るい表情となる。逆に、環境情報90によって表される育成環境が悪化していれば、キャラクター331bの動作は鈍くなり、暗い表情となる。なお、育成環境が良好であるか否かは、指示情報93(またはトレース対象の育成レシピ情報9)を基準に判断する。
Further, the
個人のユーザは、育成業者に比べて専門的な知識が乏しく、現在の育成環境を数値(検出値)で知らされても、その意味(適切なのか危険なのか)を理解するのは一般に困難である。しかしながら、ユーザはキャラクター表示欄331aに表示されるキャラクター331bの様子を見ることにより、視覚的かつ直感的に、育成環境の状況を理解することができる。なお、キャラクター331bは静止画像でもよいが、アニメーションのような動画像が好ましい。
Individual users have less specialized knowledge than breeders, and it is generally difficult to understand the meaning (whether appropriate or dangerous) even if the current training environment is informed by numerical values (detection values) It is. However, the user can understand the state of the training environment visually and intuitively by looking at the state of the
また、出力制御部301は、事象情報91を参照することによってもキャラクター331bを変化させる。例えば、事象情報91において「発芽」が記録されたときに、キャラクター331bを「種の画像」から「双葉の画像」に変化させる等である。このように、キャラクター331bを事象情報91に応じて視覚的に成長(変化)させることにより、リアリティの向上を図ることができるため、実際に育成している生体に対するユーザの親近感をより一層強めることができる。
The
通知欄331cは、いわゆる吹き出し形状の表示欄であって、キャラクター331bの台詞を擬似的に文字表示することにより、観察対象となっている育成に関して必要な作業をユーザに通知する欄である。例えば、キャラクター331bの動作が鈍く、表情が暗い場合、先述のように、ユーザは育成環境の悪化を直感的に察知できる。しかし、これだけでは、講じるべき対策までユーザが理解することは困難である。
The
育成支援システム1は、生体の分身であるキャラクター331bに、台詞(文字表示)をしゃべらせるという手法で様々な情報をユーザに対して報知することにより、必要な情報をユーザに具体的かつ確実に伝えることができる。
The
通知欄331cに表示される台詞は、出力制御部301により、育成環境の現状を表す環境情報90、事象情報91および指示情報93(またはトレース対象の育成レシピ情報9)に基づいて作成される。
The dialogue displayed in the
先述のように、事象情報91には、育成されている生体の現状を示す情報が含まれている。例えば、生体が「種」状態のときと、「開花」状態のときとでは、土壌の水分量が同じであっても(環境情報90が同じであっても)、水やりが必要か否かは異なる。
As described above, the
このように、育成支援システム1は、環境情報90だけでなく、事象情報91も参照しつつアドバイスを行うことにより、生体の現状に応じた、より適切な育成支援を行うことができる。なお、通知欄331cに表示される台詞は、スピーカ34から再生される合成音声としても、ユーザに報知される。これによって、より臨場感のある表現(アドバイス)が可能となる。
Thus, the
環境表示欄331dは、センサモジュール4において取得される環境情報90(図9に示す例では気温および湿度)や、現在の日時、天気(事象情報91)等を表示する欄である。なお、センサモジュール4において取得される全ての環境情報90を環境表示欄331dに表示してもよいが、複雑な数値を多数羅列するとユーザの混乱を招くおそれがある。したがって、図9に示すように、ユーザが比較的容易に把握できる情報に限定して表示するのが好ましい。
The
入力欄331eおよび入力欄331fは、主に事象情報91を入力するために使用される。入力欄331eには、入力可能な「事象」の一覧を表示させるためのプルダウンボタンが設けられている。図9では、10ccの水やりを行ったときに、この作業内容を「事象」として入力する例を示している。
The
入力欄331eおよび入力欄331fに入力される情報は、事象情報91に限定されるものではなく、結果情報92が入力される場合もある。例えば、花を観賞することを目的として栽培される植物を育成する場合、「開花」から「落花」までの期間は花を観賞できた期間であり成果とみなせる。このような場合、「落花」を入力することにより育成の成果としての観賞期間(結果情報92)がCPU30によって演算され取得される。また、トマトやナスのように、育成中に、順次、成果物が収穫される生体については、ユーザは収穫するたびに入力欄331eに事象としての「収穫」を入力し、このとき収穫された収穫物に関する結果情報92を入力する。
Information input to the
ボタン331gは、育成が継続中の生体(観察画面331で観察している生体)についてこれまで得られた環境情報90に応じて、育成に関するシミュレーションを実行する指示を入力するために表示される。
The
すなわち、ボタン331gが操作されることにより実行されるシミュレーションは、観察画面331で観察している生体(実際に育成中の生体と同種の生体)について、当該生体のこれまでの育成環境を表す環境情報90に基づいて実行される。
That is, the simulation executed when the
シミュレーション結果は、当該結果を表現した生体画像として、出力制御部301により表示部33に表示される。例えば、本実施の形態では、「○○博士」の育成により成長したかのような生体画像が表示される。
The simulation result is displayed on the
このようなシミュレーションが実行され結果が表示されることにより、ユーザは、現実に自分が育成している生体と、端末装置3が擬似的に育成した生体画像とを比較することができ、端末装置3と競争する楽しみができる。 By executing such a simulation and displaying the result, the user can compare the living body that he / she actually grows with the living body image which the terminal apparatus 3 has fostered in a pseudo manner. You can enjoy competing with 3.
なお、シミュレーション結果が表示される画面(ボタン331gが操作されることにより表示される画面)には、同時に一般的または予防的なアドバイスも表示される。
Note that general or preventive advice is also displayed on the screen on which the simulation result is displayed (the screen displayed when the
先述の通知欄331cによって報知されるアドバイスは、キャラクター331b(疑似生物)からの要求としての印象が強い。したがって、通知欄331cに表示するアドバイスは、具体的かつ緊急的なものが適している。例えば、事象情報91として「病状」が入力された場合において、当該病状の原因となっている病気への対処方法は、通知欄331cに表示されることが好ましい。
The advice notified by the above-described
一方、育成においては、一般的あるいは予防的なアドバイスが必要となる場合がある。例えば、時期的に発生しやすい病気の種類、当該病気の見分け方、予防方法等に関しては、現実の「病状」が出る前にアドバイスがされることが好ましい。 On the other hand, general or preventive advice may be required for training. For example, regarding types of diseases that are likely to occur in time, how to identify the diseases, prevention methods, etc., it is preferable that advice is given before an actual “disease state” appears.
本実施の形態における育成支援システム1は、このようなアドバイスについては、通知欄331cによって表示するのではなく、ボタン331gが操作された場合にのみ表示する。なお、通知欄331cによって表示するアドバイスと、ボタン331gの操作によって表示するアドバイスとの区別は、予めルールを決定しておき、これに従って行えばよい。
The
ボタン331hは、ユーザが端末装置3に対して、指示情報93(またはトレース対象の育成レシピ情報9)の表示を要求するときに操作される。また、ボタン331iは、ユーザが育成中に感じた疑問や質問をサーバシステム7にアップロードするときに操作される。
The
ボタン331jは、ユーザが端末装置3に対して、育成観察処理の終了を指示する場合に操作される。また、ボタン331kは、進行中の育成そのものを終了させる場合に操作される。
The
先述のように、端末装置3において、ステップS21が実行され、表示部33に観察画面331が表示されると、端末装置3は育成レシピ情報9となるべき情報(環境情報90、事象情報91および結果情報92)の入力を受け付ける状態となる。図8において図示を省略しているが、この状態で、観察画面331に対して育成レシピ情報9となるべき情報が入力されると、レシピ作成部300は入力された情報に基づいて育成レシピ情報9を更新する。
As described above, in the terminal device 3, when step S <b> 21 is executed and the
観察画面331が表示されている状態において、CPU30は、図8に示すように、観察画面331に対して入力された情報が、収穫(事象情報91)であるか否かを監視している(ステップS22)。
In a state where the
当該情報が「収穫」である場合(ステップS22においてYes)、出力制御部301は、新たに結果報告画面(図示せず)を表示部33に表示させ、操作部32が当該結果報告画面に対して入力される結果情報92を受け付ける(ステップS23)。
When the information is “harvest” (Yes in step S22), the
ステップS23において表示される結果報告画面とは、結果情報92として、入力が要求される項目を過不足無く入力することができるように構成されたGUIである。このとき入力される項目は、収穫された収穫物に関する、例えば、数、重量、サイズ、色つや、糖度、特定栄養素の含有量等であり、当該収穫物を評価する指標となる結果情報92である。
The result report screen displayed in step S <b> 23 is a GUI configured so that the items requested to be input can be input without excess or deficiency as the
結果情報92として入力されるべき情報が比較的単純明快であり、ユーザが混乱する恐れが低い場合、それらの情報の入力には、例えば、観察画面331の入力欄331fを利用すればよい。しかしながら、育成支援システム1では、収穫があった場合の収穫物に関する結果情報92は、比較的詳細かつ正確であることが望まれる。
When the information to be input as the
そこで、本実施の形態における出力制御部301は、収穫に関する結果情報92の入力のために、専用の画面(すなわち結果報告画面)を用意しており、ステップS23を実行することにより、これを表示する。ユーザは、収穫を行った際には、表示部33に表示される結果報告画面を見ながら、当該画面に設けられた各項目に対応する入力欄に、結果情報92を入力することにより、結果情報92を過不足なく入力できる。
Therefore, the
収穫における結果情報92の入力が完了すると、レシピ作成部300が、入力された結果情報92に基づいて育成レシピ情報9を更新する。すなわち、観察画面331および結果報告画面に対して入力された情報等を、環境情報90、事象情報91あるいは結果情報92として、当該育成に対応した育成レシピ情報9のレコードに格納する。
When the input of the
この処理に並行して、出力制御部301は、入力された結果情報92に応じて(例えば収穫物の品質や量等に応じて)、活用情報94を表示部33に表示する(ステップS24)。
In parallel with this process, the
例えば、ユーザがトマトを収穫したとき、ユーザによって入力される、トマトの数、重量、品質等(結果情報92)に応じて、適切な料理例や当該料理を作成するために収穫物以外に必要な材料例等が活用情報94として案内表示される。ユーザは育成支援システム1から提案された料理例から所望の料理を決定して、さらに表示される料理手順に従って調理を行う。所望の料理が決定された後、料理手順を表示する手法は、従来より、料理ソフト等で実現されている手法を用いることができるので、詳細は省略する。
For example, when the user harvests tomatoes, it is necessary in addition to the harvest to create an appropriate dish example or the dish according to the number of tomatoes, weight, quality, etc. (result information 92) input by the user Examples of materials are displayed as
このように、育成支援システム1は、育成そのものを支援するのみならず、育成後における育成成果の活用例までを、育成と連動して提案することができる。また、活用情報94を、育成結果を表す結果情報92に基づいて表示することにより、単にトマトを使った料理例を紹介する場合に比べて、より適切な提案が可能となる。
In this way, the
なお、複数の育成における結果情報92を複合的に参照しつつ活用情報94の表示を行ってもよい。例えば、人参の育成とジャガイモの育成について、複合的な料理例として「カレーライス」が提案される。
The
観察画面331が表示されている状態で、ボタン331hが操作されると、CPU30はステップ25においてYesと判定し、出力制御部301が指示情報93を表示する(ステップS26)。より詳しくは、観察画面331において観察中の生体に関する指示情報93を表示する。
When the
先述のように、観察画面331におけるボタン331hは、観察中の育成に関する何らかの情報をユーザが所望するときに操作される。
As described above, the
キャラクター331bや通知欄331cあるいはボタン331gによって提示されるアドバイスは、既に説明したように、育成支援システム1側からユーザに対して自動的に出されるアドバイスである。これに対して、育成においては、ユーザが自発的にアドバイスを求めたい場合もある。
The advice presented by the
このような場合に備えて、育成支援システム1は、ユーザが自発的に指示情報93を閲覧できるように構成されており、ユーザは、書物をめくる感覚で指示情報93を閲覧して調べものをすることができる。
In preparation for such a case, the
なお、育成モードが「トレースモード」のときは、トレース対象の育成レシピ情報9が基準となる。したがって、トレースモードで育成が行われているときは、ステップ26において、指示情報93の他に、トレース対象の育成レシピ情報9も表示される。
When the breeding mode is “trace mode”, the
観察画面331が表示されている状態で、ボタン331iが操作されると、CPU30はステップ27においてYesと判定する。このとき、出力制御部301は、ユーザが質問を入力するための入力欄を表示部33に表示させる。そして、通信部35は、入力された情報をコミュニケーション部303の制御によってサーバシステム7に向けて送信する(ステップS28)。
If the button 331i is operated while the
先述のように、ボタン331iは、ユーザが育成中に感じた疑問や質問をサーバシステム7にアップロードして、他のユーザの意見を聞きたいと所望するときに操作される。育成支援システム1は、サーバシステム7に質問をアップロード(公開)して他のユーザに広く意見を求めることが可能となるように構成されている。これにより、ユーザは、ネットワーク8上のコミュニティを通じて他のユーザ(あるいはシステム管理者)の意見を聞くことができる。
As described above, the button 331i is operated when it is desired to upload the question or question that the user feels during the training to the
観察画面331が表示されている状態で、ボタン331kが操作されると、CPU30は育成そのものを終了する旨の指示が入力されたと判断し、ステップS29においてYesと判定する。
When the
ステップS29においてYesと判定されると、レシピ作成部300は、当該育成のこれまでに入力された結果情報92に応じて評価値を求める(ステップS30)。
If it determines with Yes in step S29, the
この処理と並行して、出力制御部301は、結果情報92とともに評価値を表示部33に表示する。これにより、ユーザは、育成を終了するときに、当該育成の育成成果(結果情報92)を確認できるとともに、当該育成の評価値も確認できる。
In parallel with this processing, the
なお、ボタン331kが操作された段階で、未入力の結果情報92が存在する状況であれば、出力制御部301は、ステップS23において表示する結果報告画面を表示部33に表示させて、ユーザに結果情報92の入力を促す。すなわち、未入力の結果情報92が入力されてから、評価値が求められる。
When the
ユーザによる結果情報92および評価値の確認が終了すると、端末装置3は育成観察処理を終了する。このとき、レシピ作成部300は、ステップS30において求めた評価値を、育成レシピ情報9のレコードに含めるとともに、当該レコードに含まれる育成中識別子を削除して完了識別子を付与する。このように、完了識別子が付与されることにより、以後、育成観察処理が開始されるときにおいて、当該レコードが特定されることはなくなる。したがって、以後、当該育成についての育成観察処理が行われることはない。
When the confirmation of the
観察画面331が表示されている状態で、ボタン331jが操作されると、CPU30は育成観察処理を終了する旨の指示が入力されたと判断し、ステップS31においてYesと判定する。これにより、端末装置3は、育成観察処理を終了する。ただし、このときは、育成レシピ情報9における育成中識別子はそのままであり、以後、育成観察処理が開始されるときにおいても、当該レコードが特定される。すなわち、当該育成について、今後も育成観察処理を行うことができる。
When the
図5に示すメニュー画面330が表示されている状態で、「育成レシピ管理処理」の文字が表示されたボタン330dが操作されると、端末装置3は、育成レシピ管理処理を開始する。
When the
図10および図11は、育成支援システム1における育成レシピ管理処理を示す流れ図である。
10 and 11 are flowcharts showing the breeding recipe management process in the
育成レシピ管理処理が開始されると、出力制御部301が育成レシピ情報9を参照しつつ、育成レシピ情報9の一覧を表示し(ステップS31)、ユーザによって1つの育成レシピ情報9が選択されるまで待機する(ステップS32)。ユーザはステップS31において表示された育成レシピ情報9の一覧から、所望する育成レシピ情報9を選択する。
When the breeding recipe management process is started, the
ユーザによる育成レシピ情報9の選択が完了すると、CPU30はステップS32においてYesと判定し、出力制御部301がユーザによって選択された育成レシピ情報9を表示部33に表示させる(ステップS33)。
When the selection of the
図12は、育成レシピ情報9の表示画面332を例示する図である。図12に示す表示画面332には、育成レシピ情報9を表示する表示欄332aの他に、応募ボタン332b、シミュレーションボタン332cおよび終了ボタン332dが設けられている。ただし、表示画面332に表示されている育成レシピ情報9が、コピーの育成レシピ情報9である場合や、未だ育成が終了していない生体に対応する育成レシピ情報9である場合には、応募ボタン332bは表示画面332に表示されることはない。
FIG. 12 is a diagram illustrating a
図12に示す例では、表示欄332aには、環境情報90の一部(育成中の一時期分の情報)と、事象情報91の一部とが表示されている。なお、ユーザは、表示欄332aの下部に設けられたゲージを操作することにより、所望の時期の育成レシピ情報9を表示させることができる。
In the example illustrated in FIG. 12, a part of the environment information 90 (information for a period during growth) and a part of the
ユーザは表示欄332aに表示された育成レシピ情報9を閲覧することにより、当該育成レシピ情報9における生体の育成環境の推移や、育成者の行動、生体の成長等が容易に確認できる。
By viewing the
また、選択された育成レシピ情報9が、既に育成が終了している生体に対応するものである場合には、既にレシピ作成部300により結果情報92に基づいて評価値が求められている。図12に示す例では、評価値は「★」の数で表示されている。
If the selected
これにより、ユーザは、当該育成レシピ情報9の優劣を確認できる。なお、選択された育成レシピ情報9が、未だ育成が終了していない生体に対応するものである場合、もちろん評価値は表示されない。
Thereby, the user can confirm the superiority or inferiority of the
表示画面332が表示されている状態で、ユーザが、応募ボタン332bを操作すると、CPU30は、表示されている育成レシピ情報9を公開する旨の指示がされたと判断して、ステップS34においてYesと判定する。
When the user operates the
これにより、コミュニケーション部303が、通信部35を介して当該育成レシピ情報9をサーバシステム7に向けて送信し、当該育成レシピ情報9がサーバシステム7に公開される(ステップS35)。
Thereby, the
表示画面332が表示されている状態で、ユーザが、シミュレーションボタン332cを操作すると、CPU30は、シミュレーションを実行する旨の指示がされたと判断して、ステップS41においてYesと判定する。なお、シミュレーションボタン332cが操作された場合、表示欄332aに表示されている育成レシピ情報9に含まれる環境情報90が、シミュレーションのために指定された環境情報90となる。
When the user operates the
これにより、出力制御部301が、選択の対象となる生体の一覧を表示し(ステップS42)、ユーザの選択があるまで待機する(ステップS43)。
Thereby, the
生体が選択されると、CPU30はステップS43においてYesと判定し、シミュレーション部302が、選択された生体が、指定された環境情報90で表される育成環境において育成された場合のシミュレーションを実行し、出力制御部301がシミュレーション結果を表示部33に表示させる(ステップS44)。
When the living body is selected, the
シミュレーション結果の表示については、前述の育成観察処理について説明したのと同様であるので説明を省略する。ただし、ステップS42では、自由に「生体」を選択できるので、例えば、指定された環境情報90が表す育成環境において現実に育成された生体と異なる種類の生体の育成に関するシミュレーションを行うことも可能である。したがって、例えばトマトを栽培したときの育成環境で、ナスを栽培するときのシミュレーションを行うことも可能である。これにより、既に実現された育成環境で、異なる種類の生体を育成したらどのような結果になるかを検証できる。したがって、これから育成を開始する生体を選択する際に、参考になる。
Since the display of the simulation result is the same as that described for the above-described growth observation process, the description thereof is omitted. However, since “living body” can be freely selected in step S42, for example, it is also possible to perform a simulation related to the growth of a different type of living body from the living body actually grown in the growing environment represented by the designated
シミュレーション結果の確認が終了すると、ユーザは操作部32を適宜操作して、シミュレーション結果の確認が終了した旨を入力する。これにより、ステップS46により、ステップS33からの処理が繰り返されるため、再度、表示画面332が表示部33に表示される。
When the confirmation of the simulation result is completed, the user appropriately operates the
表示画面332が表示されている状態で、ユーザが、終了ボタン332dを操作すると、CPU30は、表示されている育成レシピ情報9の閲覧が終了したと判断して、ステップS46においてYesと判定する。そして、未だ育成レシピ管理処理の対象としてユーザが所望する育成レシピ情報9が存在するか否かをユーザに確認し、所望する育成レシピ情報9があると指示された場合は、育成レシピ管理処理を終了せずに、ステップS31からの処理を繰り返す。
When the user operates the
一方で、所望する育成レシピ情報9が存在しない場合には、CPU30は、ステップS47においてYesと判定し、育成レシピ管理処理を終了する。
On the other hand, when the desired
図5に示すメニュー画面330が表示されている状態で、「活用レシピ管理処理」の文字が表示されたボタン330eが操作されると、端末装置3は、活用レシピ管理処理を開始する。
When the
図13および図14は、育成支援システム1における活用レシピ管理処理を示す流れ図である。活用レシピ管理処理が開始されると、CPU30は、ユーザの所望する作業に応じた指示入力を監視しつつ待機する状態となる。このとき、監視されるユーザの指示入力は、活用情報94を編集する指示(ステップS51)、活用情報94を閲覧するとともに必要に応じて応募する指示(ステップS61)、および、活用レシピ管理処理を終了する指示(ステップS68)である。
FIG. 13 and FIG. 14 are flowcharts showing the utilization recipe management process in the
ユーザによって編集作業が指示されると、CPU30はステップS51においてYesと判定し、出力制御部301が活用情報94の入力画面を表示部33に表示させ(ステップS52)、入力が完了するまで待機する(ステップS53)。
When the editing operation is instructed by the user, the
ユーザの入力が完了すると、CPU30はステップS53においてYesと判定し、コミュニケーション部303が入力画面に対して入力された情報に基づいて活用情報94を更新する(ステップS54)。
When the user input is completed, the
このように、ユーザは、ステップS52において表示される入力画面に対して必要な情報を入力することにより、独自の活用情報94を作成することができる。すなわち、ユーザは、育成される生体を使った独自の料理レシピ等を自由に作成でき、活用情報94として記録できる。この場合、作成した料理の写真等を当該料理のレシピに関連づけて活用情報94として記憶することが好ましい。
Thus, the user can create
ユーザによって活用情報94の閲覧と応募が指示されると、CPU30はステップS61においてYesと判定し、出力制御部301が活用情報94を参照しつつ、活用情報94の一覧を表示し(ステップS62)、ユーザによって所望の活用情報94が選択されるまで待機する(ステップS63)。ユーザはステップS62において表示された活用情報94の一覧から、所望する活用情報94を選択する。
When viewing and application of
ユーザによる活用情報94の選択が完了すると、CPU30はステップS63においてYesと判定し、出力制御部301がユーザによって選択された活用情報94を表示部33に表示させる(ステップS64)。これにより、ユーザは記憶装置31に記憶されている活用情報94を自由に閲覧することができる。
When the selection of the
ステップS64により活用情報94が表示されている状態で、ユーザが、当該活用情報94を応募する旨を入力すると、CPU30は、表示されている活用情報94を公開する旨の指示がされたと判断して、ステップS65においてYesと判定する。
When the user inputs that the
これにより、コミュニケーション部303が、通信部35を介して当該活用情報94をサーバシステム7に向けて送信し、当該活用情報94がサーバシステム7に公開される(ステップS66)。ただし、当該ユーザが作成した活用情報94でない活用情報94は、応募可能な活用情報94として指定することができず、応募することはできないようにされている。
Accordingly, the
ステップS64により活用情報94が表示されている状態で、ユーザが、活用情報94の閲覧を終了する旨を入力すると、CPU30は、ステップS67においてYesと判定する。
When the user inputs that the viewing of the
ユーザによって活用レシピ管理処理の終了が指示されると、CPU30はステップS68においてYesと判定し、活用レシピ管理処理を終了する。
When the user instructs the end of the utilization recipe management process, the
図5に示すメニュー画面330が表示されている状態で、「コミュニケーション」の文字が表示されたボタン330fが操作されると、端末装置3は、コミュニケーション処理を開始する。
When the
図15および図16は、育成支援システム1におけるコミュニケーション処理を示す流れ図である。図17は、コミュニケーション処理において表示されるメニュー画面333を例示する図である。
FIG. 15 and FIG. 16 are flowcharts showing communication processing in the
コミュニケーション処理が開始されると、まず、出力制御部301がメニュー画面333を表示部33に表示させる(ステップS71)。
When the communication process is started, first, the
メニュー画面333には、ユーザによって操作可能なボタン333a,333b,333c,333dが設けられている。ユーザはメニュー画面333に従って入力することにより、容易に、端末装置3に指示を入力できる。
The
質問を投稿したいと望むユーザは、メニュー画面333のボタン333aを操作する。これにより、CPU30はステップS72においてYesと判定し、出力制御部301が質問を入力するための入力画面を表示部33に表示させる(ステップS73)。
A user who wants to post a question operates the
ユーザは、当該入力画面に対して、自身の疑問や質問等を質問情報として入力し、入力が完了したら、その旨を入力する。これにより、CPU30はステップS74においてYesと判定する。そして、コミュニケーション部303が通信部35を制御して、入力された質問情報をサーバシステム7に向けて送信させる(ステップS75)。
The user inputs his / her own question, question, etc. as question information on the input screen, and inputs that information when the input is completed. Thereby, CPU30 determines with Yes in step S74. And the
送信された質問は、図8のステップS28において送信された質問情報と同様に、サーバシステム7において公開され、育成支援システム1の参加者が自由に閲覧できる状態となる。なお、公開された質問に対する回答は、サーバシステム7において公開されるとともに、質問者に返送される。
The transmitted question is made public in the
他のユーザから出された質問に対して回答を投稿したいと望むユーザは、メニュー画面333のボタン333bを操作する。ボタン333bが操作されると、CPU30はステップS81においてYesと判定し、コミュニケーション部303がサーバシステム7において公開されている質問情報を通信部35を介して取得する。
A user who wants to post an answer to a question issued by another user operates the
次に、出力制御部301が、コミュニケーション部303によって取得された質問情報を表示部33に表示させるとともに(ステップS82)、回答を入力するための入力画面を表示部33に表示させる(ステップS83)。
Next, the
ユーザは、表示部33に表示された質問情報を閲覧しながら、それに対する回答を入力画面に対して入力する。そして、回答の入力が完了したときに、その旨を入力する。これにより、CPU30はステップS84においてYesと判定し、コミュニケーション部303が通信部35を制御して、ユーザによって入力された回答情報をサーバシステム7に向けて送信させる(ステップS75)。
While browsing the question information displayed on the
これにより、サーバシステム7において、投稿された回答情報が公開されるとともに、サーバシステム7によって、対応する質問を行ったユーザに向けて、当該回答情報が返信される。
Thereby, the posted answer information is released in the
育成支援システム1では、このように質問投稿と回答投稿とが可能となっており、ユーザ間のコミュニケーションが図られる。これによって、ユーザは、育成支援システム1上において友人を見つけたり、複数のユーザで互いに協力し合って育成したりすることもできる。
In the
指示情報を更新したいと望むユーザは、メニュー画面333のボタン333cを操作する。これにより、CPU30はステップS86においてYesと判定し、コミュニケーション部303がサーバシステム7から指示情報93のダウンロードを行う(ステップS87)。このように、育成支援システム1では、指示情報93が更新され、育成対象となる生体の品種(アドバイス可能な品種)を追加したり、新たな育成方法を追加するといったことが容易に可能となる。
A user who wants to update the instruction information operates the
コミュニケーション処理を終了したいと望むユーザは、メニュー画面333のボタン333dを操作する。これにより、CPU30はステップS88においてYesと判定し、コミュニケーション処理を終了する。
The user who wants to end the communication process operates the
以上のように、本実施の形態における育成支援システム1は、生体の育成環境を表す環境情報90を取得するセンサモジュール4と、センサモジュール4により取得された環境情報90を育成レシピ情報9として記憶する記憶装置31と、センサモジュール4により取得された環境情報90によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果(結果情報92)を取得する操作部32と、操作部32により取得された結果情報92に基づいて評価値を求めるレシピ作成部300と、記憶装置31に育成レシピ情報9として記録されている環境情報90と当該環境情報90に対応してレシピ作成部300により求められた評価値とを関連づけて公開するコミュニケーション部303とを備えることにより、育成者たるユーザにおいて、他人よりも高い評価値を得たいという競争意識が生じるため、生体の育成そのものをより一層楽しむことができる。また、育成レシピ情報9を広く公開するインセンティブが働くため、より多くの育成レシピ情報9を効率的に収集することができる。さらに、公開される育成レシピ情報9を参考にすることにより、育成の成果を向上させることができる。
As described above, the
出力制御部301は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報90に応じて、キャラクター表示欄331a(仮想空間)にキャラクター331b(疑似生物)を生成して表示することにより、疑似生物(実際に育成している生体の分身)の様子から育成環境を察知することができる。したがって、継続中の育成において、より一層、臨場感や親近感を感じることができ、育成をより一層楽しむことができる。
The
シミュレーション部302は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報90に応じてシミュレーションを実行することにより、生体の現状とシミュレーション結果とを比較することができ、ユーザはシミュレーション結果と競争する楽しみができる。
The
シミュレーション部302が、指定された環境情報90が表す育成環境において現実に育成された生体と異なる種類の生体の育成に関するシミュレーションを実行することにより、既に実現された育成環境で、異なる種類の生体を育成したらどのような結果になるかを検証できる。したがって、ユーザは、これから育成を開始する生体を適切に選択できる。
The
生体の育成に関する指示情報93を記憶し、育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報9と指示情報93とを比較し、比較結果に応じて、育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することにより、細かいアドバイスがされないので、ユーザは独自の育成方法を開発する楽しみができる。
育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報9と既に育成が終了した生体に対応する育成レシピ情報9とを比較し、比較結果に応じて、育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することにより、例えば、他人の作成した優秀な育成レシピ情報に従って、育成が継続中の生体の育成環境を改善することができる。
The
生体の育成に影響を与える事象を表す事象情報91を取得し、取得された事象情報91を、環境情報90に関連づけて育成レシピ情報9として記憶することにより、ユーザは、より詳細な分析をすることができるとともに、適切なアドバイスを受けることができる。
By acquiring
また、センサモジュール4が、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサ(照度センサ43、土壌センサ44等)を備えることにより、容易に客観的な環境情報90を取得することができる。したがって、育成レシピ情報9の正確性および汎用性が向上する。
In addition, the
<2. 第2の実施の形態>
上記実施の形態では、植物の育成用に構成されたセンサモジュール4を例に説明したため、育成の対象となる生体が主に植物の場合について説明した。しかし、育成支援システム1は、植物の育成に限定されるものではなく、センサモジュール4の構成を変更するだけで(構成の異なるセンサモジュール4を用いるだけで)、様々な生体の育成に利用できる。
<2. Second Embodiment>
In the said embodiment, since the
例えば、育成の対象が動物の「犬」の場合には、首輪(犬用のセンサモジュール4)の外側に温度計や湿度計といった環境取得装置を設ける。また、首輪の内側(生体側)に体温計および脈拍計を設けて犬の体温と脈拍を計測するとともに、時計の他に、振動計(歩数計)や、位置を検出するGPS装置、吠え声を検出する音声マイク等を設けることも可能である。
For example, when the object of breeding is an animal “dog”, an environment acquisition device such as a thermometer or a hygrometer is provided outside the collar (
歩数計により、犬の育成に重要な「運動」を事象として検出し記録できる。あるいは「運動」のない状態を「睡眠」とみなして検出することもできる。また、GPS装置は、位置の変化(比較的大きな移動)を検出することにより、「散歩」を事象として検出でき、さらに地図情報と組み合わせれば散歩コースを自動記録することも可能である。また、音声マイクは、「吠え声」を事象として検出することにより、犬の状態として「ストレスの程度」を表す指標とすることができる。 The pedometer can detect and record “movement” that is important for breeding dogs as events. Alternatively, a state without “exercise” can be detected as “sleep”. Further, the GPS device can detect “walk” as an event by detecting a change in position (relatively large movement), and can also automatically record a walk course when combined with map information. Further, the voice microphone can detect “barking” as an event, and can be used as an index representing “degree of stress” as the state of the dog.
このように、動物の運動や散歩、吠え声等は、育成環境を表す環境情報90ではなく、育成に影響を与える事象と言える。すなわち、センサモジュール4は、事象情報91を取得する事象取得装置としても構成することができる。
Thus, it can be said that an animal's exercise, a walk, a bark, and the like are not
なお、GPS装置を取り付けると、迷子になった動物を容易に発見でき、育成の失敗を抑制できる。また、「散歩」を検出することが可能になることにより、飼い主(ユーザ)が「散歩」を他者に依頼した場合等に、実際に「散歩」が行われたか否かを確認することができる。 In addition, when a GPS device is attached, a lost animal can be easily found and breeding failures can be suppressed. In addition, since it becomes possible to detect “walk”, it is possible to confirm whether or not “walk” has actually been performed when the owner (user) requests “walk” from another person. it can.
以上のように、育成支援システム1は、センサモジュール4の構成を変更するだけで(構成の異なるセンサモジュール4を用いるだけで)、動物の育成にも利用でき、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
As described above, the
<3. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
<3. Modification>
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made.
例えば、育成する対象となっている生体が、植物のようにあまり移動することのない生体である場合、端末装置3とセンサモジュール4との間の通信に、「有線」を採用してもよい。すなわち、端末装置3とセンサモジュール4とを通信ケーブルで接続する構成にしてもよい。
For example, when the living body to be cultivated is a living body that does not move much like a plant, “wired” may be adopted for communication between the terminal device 3 and the
また、端末装置3とセンサモジュール4とがそれぞれ異なる装置を構成していなくてもよい。すなわち、端末装置3とセンサモジュール4とが一体構造の装置として構成されていてもよい。
Further, the terminal device 3 and the
また、上記実施の形態に示した機能ブロック(レシピ作成部300や出力制御部301等)は、ソフトウェア(プログラム5)によって実現されていたが、これらの機能ブロックによって実現される機能の一部または全部を、専用の論理回路(ハードウェア)により実現してもよい。
Moreover, although the functional blocks (
また、上記実施の形態に示した各工程は、あくまでも例示であって、同様の効果が得られるならば、その順序や内容が適宜変更されてもよい。 Moreover, each process shown to the said embodiment is an illustration to the last, and if the same effect is acquired, the order and content may be changed suitably.
また、出力制御部301が制御する出力装置は上記実施の形態に示す装置(表示部33およびスピーカ34)に限定されるものではない。例えば、端末装置3は、紙媒体に画像を形成する印刷部を備えていてもよい。すなわち、出力制御部301が育成レシピ情報9に基づいて印刷部を制御することにより、動植物の育成に関する日記帳等が印刷される構成としてもよい。
Further, the output device controlled by the
また、出力制御部301は、育成レシピ情報9の環境情報90および指示情報93に基づいて、育成環境が悪化していることを検出した場合には、その旨を表示部33やスピーカ34によって報知するのみならず、警報情報を作成して通信部35に伝達するように構成してもよい。この場合、警報情報は通信部35によってセンサモジュール4に向けて送信され、これを受信したセンサモジュール4はLED42を点灯させてユーザに育成環境の悪化を報知する。これにより、端末装置3を起動していないユーザであっても、当該ユーザがセンサモジュール4(生体)の近傍に存在するときには、育成環境の悪化を容易に知得することができる。また、一般に、端末装置3はセンサモジュール4よりも高機能なコンピュータとして構成されるため、端末装置3側の判断(処理)によってLED42を制御することにより、センサモジュール4の判断によってのみLED42を制御する場合に比べて、育成支援システム1は柔軟で極め細かな育成支援を行うことができる。
Further, when the
また、サーバシステム7等の外部の装置から取得される情報(例えば、コピーの育成レシピ情報9等の公開情報)は、通信部35を介したデータ通信によって取得されるのみならず、CD−ROMやUSBメモリといった可搬性の記録媒体に格納された状態で配布されてもよい。
Information acquired from an external device such as the server system 7 (for example, public information such as copy breeding recipe information 9) is not only acquired by data communication via the
また、育成支援システム1が対象とする「生体」は、上記実施の形態に示した植物および動物に限定されるものではない。例えば、「生体」は、カブトムシや鈴虫等の昆虫であってもよい。また、陸上における育成に限定されるものではなく、センサモジュール4を防水構造にして水槽内に設置することにより、水草や金魚、熱帯魚、エビやザリガニといった生物の育成に適用してもよい。
The “living body” targeted by the
1 育成支援システム
2 ユーザシステム
3 端末装置
30 CPU
300 レシピ作成部
301 出力制御部
302 シミュレーション部
303 コミュニケーション部
31 記憶装置
32 操作部
33 表示部
331 観察画面
331a キャラクター表示欄
331b キャラクター
34 スピーカ
35 通信部
4 センサモジュール
40 MCU
41 操作ボタン
42 LED
43 照度センサ
44 土壌センサ
45 温度計
46 湿度計
47 RF回路
5,6 プログラム
7 サーバシステム
8 ネットワーク
9 育成レシピ情報
90 環境情報
91 事象情報
92 結果情報
93 指示情報
94 活用情報
1
DESCRIPTION OF
41
43
Claims (12)
生体の育成環境を表す環境情報を取得する環境取得手段と、
前記環境取得手段により取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する記憶手段と、
前記環境取得手段により取得された環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する結果取得手段と、
前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める評価手段と、
前記記憶手段に育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して前記評価手段により求められた評価値とを関連づけて公開する公開手段と、
を備えることを特徴とする育成支援システム。 A training support system for supporting the growth of living bodies,
An environment acquisition means for acquiring environmental information representing the living environment of the living body;
Storage means for storing the environment information acquired by the environment acquisition means as breeding recipe information;
A result acquisition means for acquiring a growth result of a biological body that has been actually grown in a biological growth environment represented by the environmental information acquired by the environment acquisition means;
An evaluation means for obtaining an evaluation value based on the growth result acquired by the result acquisition means;
Publishing means for associating and publishing the environmental information recorded as the breeding recipe information in the storage means and the evaluation value obtained by the evaluation means corresponding to the environmental information;
A training support system characterized by comprising:
育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報に応じて、仮想空間に疑似生物を生成する疑似生物生成手段をさらに備えることを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to claim 1,
A breeding support system, further comprising a pseudo-living unit that generates a pseudo-living body in a virtual space in accordance with environmental information representing a growing environment of a living body that is being nurtured.
前記記憶手段に記憶されている環境情報のうち指定された環境情報に応じて、育成に関するシミュレーションを実行するシミュレーション手段をさらに備えることを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to claim 1 or 2,
A training support system, further comprising simulation means for executing simulation related to training according to environmental information designated among environmental information stored in the storage means.
前記指定された環境情報は、育成が継続中の生体の育成環境を表す環境情報であることを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to claim 3,
The designated environmental information is environmental information that represents a growing environment of a living body whose breeding is ongoing.
前記育成に関するシミュレーションは、前記指定された環境情報が表す育成環境において現実に育成された生体と異なる種類の生体の育成に関するシミュレーションであることを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to claim 3 or 4,
The growth support system, wherein the simulation related to the growth is a simulation related to the growth of a living body of a different type from the living body actually grown in the growing environment represented by the designated environment information.
前記記憶手段は、生体の育成に関する指示情報を記憶しており、
育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と前記指示情報とを比較し、比較結果に応じて、前記育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to any one of claims 1 to 5,
The storage means stores instruction information related to biological growth,
Breeding support characterized by comparing breeding recipe information corresponding to a living body that is being grown and the instruction information, and outputting advice on a growing environment of the living body that is being grown according to the comparison result system.
育成が継続中の生体に対応する育成レシピ情報と既に育成が終了した生体に対応する育成レシピ情報とを比較し、比較結果に応じて、前記育成が継続中の生体の育成環境についてのアドバイスを出力することを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to any one of claims 1 to 6,
Compare the breeding recipe information corresponding to the biological body that is being bred with the breeding recipe information corresponding to the biological body that has already been bred, and give advice on the growing environment of the biological body that is being bred according to the comparison result. A training support system characterized by output.
生体の育成に影響を与える事象を表す事象情報を取得する事象取得手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記事象取得手段により取得された事象情報を、前記環境取得手段により取得された環境情報に関連づけて育成レシピ情報として記憶することを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to any one of claims 1 to 7,
It further comprises event acquisition means for acquiring event information representing an event that affects biological growth,
The storage means stores the event information acquired by the event acquisition means in association with the environment information acquired by the environment acquisition means as training recipe information.
前記環境取得手段は、生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサを備えることを特徴とする育成支援システム。 A training support system according to any one of claims 1 to 8,
The said environment acquisition means is provided with the at least 1 sensor which detects the value of the environmental parameter showing the growth environment of a biological body, The training assistance system characterized by the above-mentioned.
生体の育成環境を表す環境パラメータの値を検出する少なくとも1つのセンサと、
前記少なくとも1つのセンサにより検出された環境パラメータの値を、前記生体の育成環境を表す環境情報として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された環境情報を前記外部装置に向けて送信する通信手段と、
を備えることを特徴とするセンサモジュール。 A sensor module connected to an external device,
At least one sensor for detecting a value of an environmental parameter representing a living environment of the living body,
Storage means for storing a value of an environmental parameter detected by the at least one sensor as environmental information representing a growth environment of the living body;
Communication means for transmitting the environment information stored in the storage means to the external device;
A sensor module comprising:
前記センサモジュールから取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する結果取得手段と、
前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める評価手段と、
前記記憶手段に育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して前記評価手段により求められた評価値とを関連づけて公開する公開手段と、
を備えるコンピュータとして機能させることを特徴とするプログラム。 A program that is executed by a computer connected to a sensor module that acquires environmental information representing an environment for raising a living body, and executing the program by the computer
Storage means for storing environmental information acquired from the sensor module as breeding recipe information;
A result acquisition means for acquiring a growth result of a biological body that has been actually grown in a biological growth environment represented by the environmental information stored in the storage means;
An evaluation means for obtaining an evaluation value based on the growth result acquired by the result acquisition means;
Publishing means for associating and publishing the environmental information recorded as the breeding recipe information in the storage means and the evaluation value obtained by the evaluation means corresponding to the environmental information;
A program characterized by causing a computer to function as the computer.
生体の育成環境を表す環境情報をセンサモジュールにより取得する工程と、
前記センサモジュールにより取得された環境情報を育成レシピ情報として記憶する工程と、
前記環境情報によって表される生体の育成環境において、現実に育成された生体の育成結果を取得する工程と、
前記結果取得手段により取得された育成結果に基づいて評価値を求める工程と、
育成レシピ情報として記録されている環境情報と前記環境情報に対応して求められた評価値とを関連づけて公開する工程と、
を有することを特徴とする育成支援方法。 A training support method for supporting the growth of a living body,
Acquiring environmental information representing a living environment of the living body with a sensor module;
Storing environmental information acquired by the sensor module as breeding recipe information;
In the living environment for the living body represented by the environmental information, a step of acquiring the growing result of the living body that has been actually grown,
A step of obtaining an evaluation value based on the growth result acquired by the result acquisition means;
A process of associating and publishing the environmental information recorded as the breeding recipe information and the evaluation value obtained corresponding to the environmental information;
A training support method characterized by comprising:
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