JP2011048156A - 薄膜光学素子及びその製造方法並びに薄膜光学素子を用いたデジタルカメラ - Google Patents

薄膜光学素子及びその製造方法並びに薄膜光学素子を用いたデジタルカメラ Download PDF

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【課題】製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、効率的に光束を分離することができる薄膜光学素子及びその製造方法を提供する。
また、前記薄膜光学素子をハーフミラーとして配置したデジタルカメラにおいて、ハーフミラーに起因する上述した諸問題を解決することができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】薄膜ミラー401のフィルム302に厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂を用い、光硬化型接着剤303によってフィルム302とミラー枠403とを接着固定することで、入射光束の一部を反射し、残りを透過させる可動ハーフミラーを構成することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、薄膜光学素子及びその製造方法並びに前記薄膜光学素子を用い、撮影レンズからの被写体光束を分割するデジタルカメラに関する。
従来の撮影装置内に、フィルムや撮像素子等の画像記録系とファインダ光学系等の2系統に被写体光束を分割するためにハーフミラー(薄膜光学素子)を採用するものがあった。また、最近のデジタルカメラにおいては、スルー画表示機能(ライブビュー表示機能、電子ファインダ機能とも言う)を有するものがある。この機能は、被写体像の観察として、被写体画像データの記録用に設けられている撮像素子の出力を液晶モニタ等の表示装置に表示するものである。
このようなスルー画表示機能を有するデジタルカメラとしては、例えば、特許文献1に示されるように、可動ミラーをハーフミラーで構成し、このハーフミラーを光路に対して傾けた状態で配置することで、撮影光学系を通過した被写体光束を撮像素子と位相差AFセンサとの両方に導くようにしたデジタルカメラが提案されている。この構成によれば、スルー画表示を行いながら位相差AFも可能であるとされている。このように、特許文献1には、ハーフミラーを用いて、被写体光束を分割することが開示されている。
特開2002−6208号公報
しかしながら、上述した特許文献1のように、撮影光路内にハーフミラーを傾けて配置すると次のような問題が生ずる。
すなわち、ハーフミラーの素材としては、一般的にガラスが用いられるが、ガラス素材では屈折率と厚みの関係によって撮像素子で得られる画像の画質低下、ピントずれ、画像歪曲等の問題が発生する。
この問題を避けるためには、できるだけ薄く、屈折率の低いガラス板の製作が要求される。しかしながら、このような要求を満たすガラス板は非常に割れ易いので、取り扱いが面倒であり、またガラス板を保持する枠構造についても緩衝材を設ける等、種々の工夫が必要となる。その結果、製造コストが増加するとともに、製造効率の低下を招く原因にもなる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、効率的に光束を分離することができる薄膜光学素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、前記薄膜光学素子をハーフミラーとして配置したデジタルカメラにおいて、ハーフミラーに起因する上述した諸問題を解決することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様である薄膜光学素子は、基材が厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなり、入射光束の一部を反射し、残りを透過させることを特徴とする。
本発明の薄膜光学素子によれば、厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄い基材を用いるため、従来のようにガラス板からなる薄膜光学素子を用いる場合に比べて、入射角度に対する光路長が殆ど変化することがない。これにより、収差の発生量を抑制することができるので、像の劣化が生じない。したがって、基材に入射した光束を効率的に分離することができ、高性能な薄膜光学素子を提供することができる。
また、前記基材の反射面には、反射コーティングが施されていてもよい。
この場合、基材に入射した光束をより効率的に分離することができる。
本発明の第二の態様である光学薄膜素子の製造方法は、溶剤に溶解した非晶質ポリオレフィン樹脂を金型上に塗布する塗布工程と、前記溶剤を揮発させて前記金型上にフィルム状の基材を成形する成形工程と、前記基材上に光硬化型接着剤を介して保持枠を接着固定する接着工程と、前記金型から前記基材を剥離する剥離工程と、前記基材上に薄膜を形成する薄膜形成工程と、を有することを特徴とする。
本発明の薄膜光学素子の製造方法によれば、塗布工程において、溶剤に溶解した非晶質ポリオレフィン樹脂を用いて基材を形成することで、従来のようにガラス板により光学薄膜素子を形成する場合に比べて、厚さの薄い基材を製造することができる。そして、剥離工程において、金型から基材を速やかに、かつ小さな力で剥離することができるため、伸びやダメージがない良好な基材を形成することができる。この場合、ガラス板からなる光学薄膜素子に比べて割れ難いため、取り扱い易く、また保持枠の簡素化が可能になる。
また、非晶質ポリオレフィン樹脂は吸湿性が低いので、製造途中等において吸湿することを抑制することができる。そのため、基材の屈折率変動等を抑制し、寸法安定性を向上させることができる。
したがって、製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、基材に入射した光束を効率的に分離することができ、高性能な薄膜光学素子を提供することができる。
また、前記剥離工程は、前記基材及び前記保持枠が固定された前記金型を剥離剤中に浸漬し、前記金型から前記基材を剥離させてもよい。
この場合、金型と基材との間に剥離剤が浸透し、金型と基材との離型性が助長される。これにより、金型から基材を速やかに、かつ小さな力で剥離することができるため、伸びやダメージがない良好な基材を形成することができる。
また、本発明の第三態様のデジタルカメラは、上記本発明の薄膜光学素子と、前記薄膜光学素子で反射された光束を受光する第1の受光素子と、前記薄膜光学素子を透過した光束を受光する第2の受光素子と、を備えていることを特徴とする。
本発明のデジタルカメラによれば、上記本発明の薄膜光学素子を備えているため、従来のようにガラス板からなる薄膜光学素子を用いる場合に比べて、入射角度に対する光路長が殆ど変化することがない。これにより、収差の発生量を抑制することができるので、像の劣化が生じない。したがって、基材に入射した光束を第1の受光素子及び第2の受光素子にそれぞれ効率的に分離することができるため、光学特性に優れた高性能なデジタルカメラを提供することができる。
また、前記第1の受光素子は、被写体像までの距離情報を検出する測距センサであり、前記第2の受光素子は、前記被写体像を電気信号に変換するイメージセンサでもよい。
この場合、光学薄膜素子で反射した光束を測距センサで受光させるとともに、残りの光束をイメージセンサで受光させることで、測距とスルー画表示とを並行して速やかに行うことができる。
また、前記薄膜光学素子は、撮影光路に対して進入及び退避可能でもよい。
この場合、スルー画表示時には薄膜光学素子が光路中に介挿されることで、薄膜光学素子を反射した光束が第1の受光素子で受光され、被写体像までの距離情報を検出することができるとともに、薄膜光学素子を透過した光束が第2の受光素子上に結像する。
一方、撮影時には薄膜光学素子が光路から退避することで、光束は第1の受光素子に向けて反射せず、直接第2の受光素子上に結像する。
このように、スルー画表示時と撮影時とで、レンズから第2の受光素子までの光路長に変化がないので、両者においてピントズレが生じない。そのため、光学特性に優れた高性能なデジタルカメラを提供することができる。
本発明の薄膜光学素子及びその製造方法によれば、製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、基材に入射した光束を効率的に分離することができ、高性能な薄膜光学素子を提供することができる。
本発明のデジタルカメラによれば、上記本発明の薄膜光学素子を備えているので、入射した光束を第1の受光素子及び第2の受光素子にそれぞれ効率的に分離することができ、光学特性に優れた高性能なデジタルカメラを提供することができる。
本発明を適用した一実施形態におけるデジタルカメラの電気系の全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における可動ハーフミラーの部品構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態における薄膜ミラーの製造工程を説明するための工程図である。 本発明の一実施形態における薄膜ミラーの製造工程を説明するための工程図である。 本発明の一実施形態における薄膜ミラーの製造工程を説明するための工程図である。 フィルム表裏の光路差の影響による二重像の発生について説明するための説明図である。 本発明の一実施形態におけるパワーオンリセットの動作を示すフローチャートである。
(デジタルカメラ)
以下、図面に従って本発明の薄膜光学素子を適用したデジタルカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの電気系を主とするブロック図である。なお、図中矢印FRは前方を、矢印UPは上方をそれぞれ示す。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、カメラ本体20と、カメラ本体20の前面のマウント開口部(不図示)に着脱自在とされたレンズ鏡筒10とを備えている。レンズ鏡筒10内には、レンズ101a,101b等からなる撮影レンズが設けられ、レンズ101a,101bに入射した被写体光束が、マウント開口部を介してカメラ本体20内に導かれるようになっている。本実施形態では、レンズ鏡筒10とカメラ本体20とは別体で構成され、通信接点300を介して電気的に接続されている。また、カメラ本体20には、着脱検知スイッチ259が設けられており、この着脱検知スイッチ259によってレンズ鏡筒10の着脱状態を検出可能となっている。なお、カメラ本体20とレンズ鏡筒10を一体に構成してもよく、その場合には、着脱検知スイッチ259は不要となる。
レンズ鏡筒10の内部には、焦点調節及び焦点距離調節のための上述したレンズ101a,101bと、開口量を調節するための絞り103とが配置されている。レンズ101a及びレンズ101bは光学系駆動機構107に接続され、絞り103は絞り駆動機構109に接続されており、これら光学系駆動機構107及び絞り駆動機構109が駆動することで、レンズ101a,101b及び絞り103が光路P上を平行移動するように構成されている。また、光学系駆動機構107及び絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体20に接続されている。レンズCPU111は、レンズ鏡筒10内の制御を行うものであり、光学系駆動機構107の駆動を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109の駆動を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体20内のミラーボックス内には、レンズ101a,101bを透過した光束の一部が反射し、一部が透過する特性を有する可動の反射ミラー(薄膜光学素子:便宜上、可動ハーフミラーという)201が配置されている。この可動ハーフミラー201は、表面が反射面で形成されるとともに、厚さが50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる後述する薄膜ミラー401(図2参照)である。可動ハーフミラー201は、その厚さが50μm以下でかつ非晶質ポリオレフィン樹脂からなることで、一般的なハーフミラーと同等の機能を果たしている。可動ハーフミラー201は、その一端側が回動軸201aに支持されており、可動ミラー駆動機構215の駆動によって回動軸201aを中心に紙面垂直方向の軸回りに回動するように構成されている。すなわち、可動ハーフミラー201は、可動ミラー駆動機構215の駆動によって光路Pに対して進入及び退避可能に構成されている。
この場合、可動ハーフミラー201がレンズ101a,101bの光路Pに対して約45度に傾いた位置(反射位置:図1において実線の位置)にあるときには、可動ハーフミラー201に入射する被写体光束のうち、一部(例えば、35%)の被写体光束が反射され、カメラ本体20の底部に設けられた測距/測光センサ217に導かれる。
一方、残りの被写体光束(例えば、65%)は、可動ハーフミラー201を透過してCCD(イメージセンサ:Charge Coupled Devices)221の方向(図1中後方)に導かれる。そして、可動ハーフミラー201の面方向がレンズ101a,101bの光路Pと略平行で、被写体光束を遮らない退避位置(図1において二点鎖線の位置)にあるときには、被写体光束の全部がCCD221に導かれる。この可動ハーフミラー201の構造と駆動機構については、図2を用いて後述する。
なお、本実施形態においては、可動ハーフミラー201の回動中心は、ミラーボックス内の下側であるが、これに限らず、上側でも良く、また左右のいずれかに紙面に対して平行な回動中心にしても勿論構わない。また、可動ハーフミラー201の回動中心は、CCD221側に配置しているが、これに限らず、マウント開口部側に配置しても勿論構わない。すなわち、可動ハーフミラー201が光路Pに対して進入及び退避可能に構成されていることを条件として、可動ハーフミラー201の回動中心はカメラ本体20内で任意に設定することができる。
さらに、本実施形態においては、可動ハーフミラー201の反射率と透過率とはそれぞれ35%と65%であるが、この比率に限られず、適宜変更できる。
カメラ本体20内のミラーボックスの底部であって、可動ハーフミラー201によって反射された光束が導かれる位置には、測距/測光センサ217が配置されている。この測距/測光センサ217は、測距用の測距センサ(第1の受光素子)と測光用の測光センサとから構成されている。測光センサは、被写体像を分割して測光する多分割測光素子で構成されている。また、測距センサは、TTL位相差法によって測距するためのセンサである。測距/測光センサ217の出力は、測距/測光処理回路219に送られる。測距/測光処理回路219は、測光センサの出力に基づいて評価測光値を出力し、また測距センサの出力に基づいて、レンズ101a,101bによって結像される被写体像の焦点ズレ量を測定する。なお、測距センサと測光センサは別体に構成しても、一体に構成しても良い。
レンズ101a,101bの光路P(撮影光路)上における可動ハーフミラー201の後方には、露光時間制御及びCCD221の遮光のための、フォーカルプレーンタイプのシャッタ203が配置されている。このシャッタ203は、シャッタ駆動機構213によって駆動制御される。シャッタ203の後方には、防塵フィルタ205が配置されている。この防塵フィルタ205は、カメラ本体20のマウント開口部やカメラ本体20内部で発生した塵埃が、CCD221や光学素子(測距/測光センサ217等)に付着して塵埃の影が被写体像に写しこまれ、見苦しくなることを防止するためのフィルタである。
また、防塵フィルタ205の周縁部における全周または一部には、圧電素子207が固着されている。この圧電素子207には、防塵フィルタ駆動回路211が接続されており、防塵フィルタ駆動回路211によって圧電素子207が駆動するようになっている。具体的に、圧電素子207は防塵フィルタ駆動回路211によって、防塵フィルタ205が所定の超音波で振動するよう駆動され、その振動を利用して防塵フィルタ205の前面に付着した塵埃を除去する。なお、CCD221等の撮像素子自体、もしくは撮像素子の前面側に配設された光学素子に付着した塵埃を除去できるものであれば、本実施形態のような超音波振動を利用したものに限らず、空気ポンプ等を利用して空気流によって吹き飛ばすものや、静電気を利用して塵埃を集塵して除去するもの等、種々の方法に適宜、置き換えても勿論構わない。
防塵フィルタ205の後方には、被写体光束から赤外光成分をカットするための赤外カットフィルタ209が配置され、さらにその後方には被写体光束から高周波成分を取り除くための光学的ローパスフィルタ210が配置されている。そして、光学的ローパスフィルタ210の後方には、撮像素子としてのCCD221が配置されており、レンズ101a,101bによって結像される被写体像が電気信号に光電変換される。これらの防塵フィルタ205、赤外カットフィルタ209、光学的ローパスフィルタ210及びCCD211は、図示しない密封されたパッケージに一体に収納されており、塵埃がこのパッケージ内に侵入しないように構成されている。なお、本実施形態では撮像素子としてCCD221を用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。
CCD221は撮像素子駆動回路223に接続され、入出力回路239からの制御信号によって駆動制御される。撮像素子駆動回路223は、CCD221から出力された光電アナログ信号を増幅し、アナログデジタル変換(AD変換)する。撮像素子駆動回路223は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)262内の画像処理回路227に接続され、この画像処理回路227によってデジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、スルー画像処理といった各種の画像処理がなされる。
画像処理回路227は、データバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、後述するシーケンスコントローラ(以下、ボディCPUという)229、圧縮伸張回路231、ビデオ信号出力回路233、SDRAM制御回路237、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、フラッシュメモリ制御回路247及びスイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタルカメラ1の動作を制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮伸張回路231は、SDRAM238に記憶された画像データをJPEGやTIFFで圧縮するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方法も適用できる。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路233は、液晶モニタ駆動回路235を介して背面液晶モニタ26と、ファインダ内液晶モニタ29(図中F内液晶モニタと略記)とに接続されている。ビデオ信号出力回路233は、SDRAM238、または記録媒体245に記憶された画像データを、背面液晶モニタ26及び/またはファインダ内液晶モニタ29に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。
背面液晶モニタ26は、カメラ本体20の背面(後方側)に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。
ファインダ内液晶モニタ29は、ファインダ接眼部を介して撮影者によって観察できる位置に配置されており、背面液晶モニタ26と同様、液晶に限らず他の表示装置でも構わない。なお、被写体像の観察として背面液晶モニタ26のみとし、ファインダ接眼部及びファインダ内液晶モニタ29を省略することも可能である。
SDRAM238は、SDRAM制御回路237を介してデータバス261に接続されている。このSDRAM238は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮伸張回路231によって圧縮された画像データを、一時的に記憶するためのバッファメモリである。上述した防塵フィルタ駆動回路211、シャッタ駆動機構213、可動ミラー駆動機構215、測距/測光処理回路219、撮像素子駆動回路223が接続された入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300とを介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。
データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体20に対して着脱自在となっている。なお、図示しないが、記録媒体245の他に、マイクロドライブ(登録商標)等の様なハードディスクユニットや無線通信ユニットを、カメラ本体20に接続可能に構成してもよい。
データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路247は、フラッシュメモリ(Flash Memory)249に接続されている。このフラッシュメモリ249は、デジタルカメラ1のフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はフラッシュメモリ249に記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラ1の制御を行う。なお、フラッシュメモリ249は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。
また、カメラ本体20には、カメラ本体20やレンズ鏡筒10のパワー供給の制御を行うためのパワースイッチレバーに連動し、オン・オフするパワースイッチ257や、着脱検知スイッチ259、その他の各種スイッチ255が、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。なお、その他の各種スイッチ255としては、シャッタレリーズ釦に連動するスイッチ、再生モードを指示する再生釦に連動するスイッチ、背面液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示する十字釦に連動するスイッチ、撮影モードを指示するモードダイヤルに連動するスイッチ、選択された各モード等を決定するOK釦に連動するOKスイッチ等を有している。
また、シャッタレリーズ釦は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチ(以下、1Rという)と、全押しするとオンする第2レリーズスイッチ(以下、2R)とを有している。デジタルカメラ1は、1Rのオンによりデジタルカメラ1は焦点検出、レンズ101a,101bのピント合わせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行う。また、デジタルカメラ1は、2Rのオンにより、撮像素子としてのCCD221の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
(可動ハーフミラー)
図2は、可動ハーフミラーの部品構成を示す分解斜視図である。
次に、図2を用いて、可動ハーフミラー201の駆動手段及び退避手段について説明する。
図2に示すように、可動ハーフミラー201は、被写体光束の一部を透過させ一部を反射する、厚さが50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄膜ミラー401を備えている。薄膜ミラー401は、図示しない光硬化型接着剤を介してミラー枠(保持枠)403によって保持されている。このミラー枠403は、孔403aに介挿される軸411の回りに回動可能に支持されており、図1の回動軸201aは、軸411の中心軸となる。
カメラ本体20に固定されたピン409と、ミラー枠403に植設された駆動ピン405との間には、開きバネ407の両端がそれぞれ係合しており、この開きバネ407のコイル部分は軸411に巻装されている。そして、この開きバネ407のバネ力によって、ミラー枠403は図中反時計方向(矢印A方向)に付勢力を受けている。また、駆動ピン405には、係止レバー413の一端が係合しており、この係止レバー413の他端に植設されたカムピン415には、ミラー用カム417が係接している。
係止レバー413は、その回動中心が不図示のミラーボックスに軸支されており、駆動ピン405を介して開きバネ407のバネ力によって図中反時計方向(矢印B方向)に付勢力を受けている。よって、係止レバー413のカムピン415は、ミラー用カム417のカム面(外周面)に圧接している。
ミラー用カム417のカム面は、その周方向に沿って係止位置417aから係止解除位置417bへと段差417cを介して形成されており、周方向において回転中心からの半径方向の長さが変化するように形成されている。すなわち、カム面上の係止位置417aでは回転中心からの距離が最も長くなるように形成され、係止解除位置417bでは係止位置417aに比して回転中心からの距離が短くなるように形成されている。そして、係止位置417aと係止解除位置417bとの間には、係止位置417aから係止解除位置417bにかけて回転中心からの半径方向の長さが漸次短くなるように形成された段差417cが形成されている。これにより、係止解除位置417bから係止位置417aへと、回転中心からの距離が滑らかに変位するようなカム面が形成されている。
ここで、ミラー用カム417の係止位置417aが、カムピン415と当接する位置にあるとき、係止レバー413はミラー用カム417により矢印B方向の回動が規制されることになる。そのため、ミラー枠403は、薄膜ミラー401の表面の面方向が光路Pに対して約45度傾いた反射位置に保持される(図2中実線で示す位置)。そして、この状態から、段差417cを経て係止解除位置417bがカムピン415と当接する位置へとミラー用カム417を図中時計回り(矢印C方向)に回動させると、係止レバー413は矢印B方向への回動が可能となる。すなわち、開きバネ407の付勢力により、ミラー枠403が矢印A方向へと回動して退避位置(図2中鎖線で示す位置)へと変位する。なお、ミラー用カム417は図示しないモータによって回転駆動される。
なお、可動ハーフミラー201を退避位置から光路P上の反射位置へと駆動させる駆動手段は、ミラー用カム417、係止レバー413等を含む。また可動ハーフミラー201を光路P外の退避位置へと駆動する退避手段は、開きバネ407を含んでいる。なお、駆動手段や退避手段は、このような構成に限らず、可動ハーフミラー201を駆動できれば他の構成でも良い。
このように、可動ハーフミラー201は、図示しないモータにより、カムピン415が係止解除位置417bに接する位置まで駆動されたときには、ミラー枠403及び係止レバー413が開きバネ407の付勢力によって、矢印B方向に回動し、ミラー枠403は、図中鎖線のように退避位置となる。
これに対して、モータによってミラー用カム417を回動させ係止位置417aがカムピン415と接する位置になると、係止レバー413は時計方向(矢印B方向と逆方向)に回動され、開きバネ407の付勢力に抗して駆動ピン405を介しミラー枠403を時計方向(矢印A方向と逆方向)に回動させ、図中、実線のように反射位置となる。
(薄膜ミラーの製造方法)
次に、図3〜図5を用いて、非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄膜ミラー401の製造方法について説明する。図3〜図5は薄膜ミラー401の製造工程を説明するための工程図である。
図3に示すように、まず4インチのシリコンウエハ(金型)301(以下、ウエハ301という)を用意し、ウエハ301の表面を鏡面研磨する。その後、ウエハ301の表面をヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン(C17CHCHSi(OCH)により表面処理する。鏡面研磨後に表面処理するのは、後工程でウエハ301上からフィルム(基材)302を剥離し易くするための離型処理であり、フルオロアルキル基含有シラン化合物であればヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシランでなくても良いし、溶剤可溶な非晶質フッ素樹脂等でも良い。フルオロアルキル基含有シラン化合物を用いて、ウエハ301の表面を処理する方法は特に限定されないが、通常、綿布、紙、スポンジ等を用いてフルオロアルキル基含有シラン化合物の溶液を塗布する方法、ディップコーティング法、フローコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法、スプレーコーティング法、バーコーティング法、ロールコーティング法、刷毛塗りコーティング法等の方法が挙げられる。また、フルオロアルキル基含有シラン化合物をウエハ301の表面に塗布した後、室温で10秒〜10分間乾燥して溶媒を揮発させることが好ましい。なお、フルオロアルキル基含有シラン化合物とウエハ301の表面との結合を高めるために、200℃以下程度の加熱処理を行ってもよい。
次に、ウエハ301上に、非晶質ポリオレフィン樹脂であるゼオネックス480R(日本ゼオン製)をトルエンに溶解させた溶液を、スピンコート法等により塗布する(塗布工程)。本実施形態では、非晶質ポリオレフィン樹脂のトルエン溶液は、非晶質ポリオレフィン樹脂をトルエン中に約20重量%に溶解させたものを用い、スピンコート法の回転数は1000rpmにて行った。なお、本実施形態では、非晶質ポリオレフィン樹脂として、ゼオネックス480R(日本ゼオン製)を用いているが、光学用グレードとして謳われているものであれば、例えば、ゼオノア(日本ゼオン製)や、アートン(JSR製)、APO(三井化学製)、TPX(三井化学製)、アペル(三井化学製)、CZレジン(大協精工製)等も用いることができる。
次に、ウエハ301上に塗布された非晶質ポリオレフィン樹脂の溶剤を揮発させ、厚さ約15μmのフィルム302を成形する(成形工程)。このように、溶剤に溶解した非晶質ポリオレフィン樹脂を用いてフィルム302を形成することで、従来のようにガラス板により薄膜ミラーを形成する場合に比べて、より厚さの薄い薄膜ミラー401を製造することができる。
そして、図4に示すように、このようにして製作されたフィルム302上のほぼ中央にアルミ製のミラー枠403を配置し、これらフィルム302とミラー枠403とを接着固定する(接着工程)。具体的には、フィルム302とミラー枠403との間に光硬化型接着剤303を注入し、この光硬化型接着剤303に対して紫外線を照射することで、フィルム302とミラー枠403とを接着固定する。
ところで、ウエハ301上に成膜されたフィルム302は、ウエハ301の外周周辺において膜厚が不均一で厚くなってしまう傾向がある。そのため、製品(薄膜ミラー401)となるフィルム302としては、なるべくウエハ301の中央付近上に形成されたフィルム302を用いることが好ましい。
また、ミラー枠403は、製品構造上矩形であるが、角部分には応力が集中し易く、接着固定後、経時的に可動ハーフミラー201の光学特性を低下させる危険性を有する。そのため、ミラー枠403の角部にはなるべく曲率を付与することが好ましい。また、ミラー枠403の内側のフィルム302は光学的に重要となるため、ミラー枠403よりも内側に光硬化型接着剤303がはみ出さないように、予めミラー枠403の接着面内に接着剤溜りの溝を設けたり、ミラー枠403の外周部に接着剤溜りの面取り部を設けたりすることが好ましい。
なお、本実施形態では、ミラー枠403の材質にアルミを用いたが、ミラーとしての性能を発揮できて製作し易いものであれば、他の金属やプラスチックやガラス等でも良い。
また、光硬化型接着剤303の構成材料としては、非晶質ポリオレフィン樹脂への接着性を有するものでなければならず、本実施形態では、LCR0645(東亞合成製)を用いているが、その他にUX−0120(東亞合成製)やEXK108−33(東亞合成製)、あるいはケミシールU−1455B(ケミテック製)等を用いることが可能である。さらに、光硬化型接着剤303の硬化に用いる紫外線の照射は、所定の積算光量を塗布部へ同時に短時間照射できるものを採用することが好ましいが、硬化時にミラーの平面性を低下させなければ、これに制限されない。
次に、ウエハ301表面からフィルム302とミラー枠403とを接着固定したものを剥離する(剥離工程)。
ウエハ301表面からフィルム302を剥がす際、フィルム302を単純(例えば、機械的に)に引き剥がそうとすると、フィルム302中央付近はミラー枠403に固定されていないために、フィルム302に伸びが生じてミラーの平面性を低下させてしまう危険がある。
そこで、本実施形態では、フィルム302とミラー枠403とを接着固定したものを、ウエハ301とともに剥離剤中に浸漬する。本実施形態では、剥離剤としてエタノールを用い、エタノール中にフィルム302とミラー枠403とを接着固定したものをウエハ301ごと浸漬する。すると、ウエハ301とフィルム302との間にエタノールが浸透し、ウエハ301とフィルム302との離型性が助長される。これにより、ウエハ301からフィルム302を速やかに、かつ小さな力で剥離することができるため、伸びやダメージがない良好なフィルム302を形成することができる。なお、剥離工程で用いる剥離剤はエタノールに限らず、フィルム302や光硬化型接着剤303等の材料を侵さない溶剤であれば適用できる。
図5に示すように、フィルム302とミラー枠403とを接着固定したものをウエハ301表面から剥がした後、不要な部位のフィルム302(例えば、フィルム302におけるミラー枠403の外側領域)を切断除去する。
そして、フィルム302の表面に対して、反射コーティングを施す。本実施形態では、反射コーティングとして、ハーフミラーコート層(図示せず)と、反射防止コート層(図示せず)とを施す。
以上により、非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄膜ミラー401が完成する。
なお、ハーフミラーコート層とフィルム302との間には、密着性向上及びフィルム302表面の擦傷防止を兼ねてアンダーコート層を設けても良い。また、本実施形態でのフィルム302の厚さは約15μmとしたが、剥離工程においてウエハ301からフィルム302にダメージを与えないように剥がせれば、さらに薄い方が光学性能としては好ましく、1〜5μm程度が好ましい。
一方、フィルム302の厚さを厚くすれば、ウエハ301からフィルム302を剥がす際のダメージは回避し易くなるが、後述するように光学特性としてフィルム302の表裏面における光路差の影響による二重像が発生したり、成膜したフィルム302内にゴミが混在し易くなることによるフレアが発生し易くなったり、成膜手法としてスピンコートが適用し難くなったりする等の問題が発生し易くなる。そのため、フィルム302(薄膜ミラー401)の厚さは50μm以下にするのが好ましい。
ここで、フィルム302表裏の光路差の影響による二重像の発生について図6を用いて説明する。
図6に示すように、フィルム302に入射した光Lは、表面Aで反射し、B→Cと進む光L1と、フィルム302内を透過した後、裏面A’で反射し、A’’→B’ →C’と進む光L2とに分離する。これにより、同一地点Aに入射した光Lであっても、表面Aで反射した光と裏面A’で反射した光との間で、距離Dだけずれた反射光L1,L2が返ってくることになり、その結果二重像として見えてしまう。具体的に、屈折率が1.52で厚さが例えば50μmのゼオネックス480Rのフィルム302を用い、このフィルム302に対して光Lを45°の入射角θで入射した場合、反射してできた二重像の間隔、すなわち二重像として見えてしまう距離Dは37μmとなる。また、入射角θを45°に設定した状態で、同材質のフィルム302の厚さdに対する二重像の距離Dを比較すると、厚さdが60μmの場合に距離Dが45μm、厚さdが15μmの場合に距離Dが11μmとなる。ちなみに、屈折率1.34の非晶質フッ素樹脂製のフィルム302を用いた場合は、厚さdが50μmの場合に距離Dは44μm、厚さdが60μmの場合に距離Dが53μm、厚さdが15μmの場合に距離Dが13μmとなる。
一方、上述した入射角θを45°ではなく、より垂直入射に近づけられると、反射してできた二重像の距離Dを減少させることができるが、入射角θを小さくしようとすると、カメラ内の種々の構成物と干渉する危険性が生じる。そのため、入射角θとしては30°が限界である。この場合、厚さdが50μmの場合に屈折率1.52のフィルム302に対して入射角θが30°で入射し、反射してできた二重像の距離Dは17μm、同材質で厚さdが60μmの場合に距離Dが21μm、厚さdが15μmの場合に距離Dが5μmとなる。二重像として認識される距離Dの限界は、撮影者の感覚による部分もあるが、約20μmである。このことからも、フィルム302の厚さdは50μm以下にするのが好ましい。
なお、本実施形態では、フィルム302の材質として、光学用の非晶質ポリオレフィン樹脂を用いたが、他の市販の光学用樹脂を適用した場合、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂では、通常、トルエン等の溶剤には溶解できず、本実施形態の塗布工程のような手法が適用できない。また、透明な非晶質フッ素樹脂の中には、溶剤に可溶なものがあり成膜自体は本実施形態の手法が適用可能であるが、フッ素樹脂に接着できる光硬化型接着剤303が存在せず、ミラー枠403との接着が困難である。
そこで、フィルム302の材質として、ポリカーボネート樹脂を適用した場合には、溶剤に可溶で本実施形態における塗布工程のような手法が適用でき、しかも光硬化型接着剤303を用いてフィルム302とミラー枠403との接着も可能である。
しかしながら、ポリカーボネート樹脂は、結晶性のミクロ構造の影響を皆無にし難く、薄膜にしてもフレアが発生してしまう、といった問題がある。
さらに、アクリル樹脂を適用した場合も、ポリカーボネート樹脂と同様に、溶剤に可溶で本実施形態の塗布工程や接着工程の手法が適用できる。
しかしながら、アクリル樹脂は、吸湿性が高く、製造途中や製品後等に吸湿することで屈折率が変動するため、寸法安定性に問題を生じ易い、といった問題がある。
このような材質に対して、本実施形態で用いる光学用の非晶質ポリオレフィン樹脂の場合は、上述した諸問題が発生し難い。すなわち、非晶質ポリオレフィン樹脂は吸湿性が低いので、製造途中等において吸湿することを抑制することができる。そのため、フィルム302の屈折率変動等を抑制し、寸法安定性を向上させることができる。
したがって、製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、フィルム302に入射した光を効率的に分離することができる。その結果、特性の安定した高性能な薄膜ミラー401を提供することができる。
(デジタルカメラの動作方法)
次に、本実施形態におけるデジタルカメラ1の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図7に示すように、パワーオンリセットのフローに入ると、まずカメラ本体20のパワースイッチ257がオンとなったかを判定する(ステップS1)。ステップS1における判定の結果、パワースイッチ257がオフの場合(ステップS1における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS3に進み、低消費電力の状態であるスリープ状態となる。このスリープ状態ではパワースイッチ257がオンとなった場合のみに割り込み処理を行い、ステップS5以降においてパワースイッチオンのための処理を行う。パワースイッチ257がオンとなるまでは、パワースイッチ257の割り込み処理以外の動作を停止し、電源電池の消耗を防止する。
ステップS1における判定の結果、パワースイッチ257がオンであった場合(ステップS1における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS2に進み、着脱スイッチ259がオフか否かを判定する。上述したように着脱検知スイッチ259は、レンズ鏡筒10がカメラ本体20から外されると、オフとなるスイッチである。
着脱検知スイッチ259がオフであった場合(ステップS2における判定結果が「NO」の場合)、すなわちレンズ鏡筒10がカメラ本体20から離脱していた場合には、後述するステップS51に進む。これは、レンズ鏡筒10が離脱している状態でカメラ本体20のパワースイッチレバーが操作され、パワーオンとなった場合に、レンズ離脱時と同様な処理をするためである。
一方、ステップS2における判定の結果、着脱検知スイッチ259がオンであった場合(ステップS2における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS5以降に進み、パワースイッチオンのための処理を行う。
ステップS5では、可動ハーフミラー201の復帰を行う。これは、パワースイッチ257がオフの状態では、可動ハーフミラー201は光路Pから退避した退避位置にあるが(図1において鎖線の状態)、パワースイッチ257のオンに応じて、レンズ鏡筒10からの被写体光束を測距/測光センサ217に導き、測光及び測距を行うためである。可動ハーフミラー201が復帰すると、薄膜ミラー401に入射する被写体光束のうち、薄膜ミラー401の反射面によって反射された被写体光束は測距/測光センサ217に反射される一方、薄膜ミラー401を素通りした被写体光束は光路Pに沿って進み、シャッタ203の方向に導かれる。
次に、防塵フィルタ205における塵埃除去動作を行う(ステップS7)。これは防塵フィルタ205に固着された圧電素子207に防塵フィルタ駆動回路211から駆動電圧を印加し、上述したように超音波によって防塵フィルタ205の前面に付着した塵埃等を除去する動作である。
続いて、シャッタ駆動機構213を駆動してシャッタ203の開放動作を行う(ステップS9)。これによって、可動ハーフミラー201を透過した被写体光束は、シャッタ203によって遮られないので、CCD221上に被写体像が結像される。次に、このCCD221によって撮像された画像データを用い、背面液晶モニタ26に被写体像を動画表示するスルー画表示の開始を指示する(ステップS11)。なお、スルー画表示動作の制御は、この開始指示を受けて画像処理回路227にて行われる。
次に、図示しないモードダイヤル等の各種スイッチ255の操作によって設定された撮影モードや、ISO感度、マニュアル設定されたシャッタ速度や絞り値等の情報があれば、それらの撮影条件の読み込みを行う(ステップS13)。
続いて、測距/測光センサ217によって被写体輝度を測光し、露光量を演算する。そして、演算された露光量を用いて撮影モード・撮影条件に従ってシャッタ速度や絞り値等の露光制御値の演算を行う(ステップS15)。
また、測光値や露光量等を用い、スルー画表示設定を行う(ステップS17)。このステップでは、CCD221の駆動にあたっての電子シャッタスピードと感度との条件設定を行うために、ステップS15で求めた測光・露光量の演算結果、もしくは前回の表示画像を用いて、背面液晶モニタ26及び/またはファインダ内液晶モニタ29に適切な明るさ(明度)の像を表示するための演算と設定を行う。
次に、ステップS19に進み、再生モードか否かの判定を行う。この再生モードは、各種スイッチ255のうち、再生釦が操作された際に、記録媒体245に記録された静止画データを読み出して背面液晶モニタ26及び/またはファインダ内液晶モニタ29に表示するモードである。ステップS19における判定の結果、再生モードが設定された場合(ステップS19における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS31に進み、画像処理回路227に対してスルー画表示を停止するよう指示する。その後、シャッタ203の閉じ動作を行ってから(ステップS33)、記録媒体245に記録されている静止画データを読出し、圧縮伸張回路231にて画像データを伸張する。そして、ビデオ信号出力回路233及び液晶モニタ駆動回路235を介して、背面液晶モニタ26及び/またはファインダ内液晶モニタ29に静止画を再生表示する(ステップS35)。なお、再生動作中にレリーズ釦の半押し等、他の手動操作がなされた場合には、再生動作を終了してステップS7に戻り、上述の動作を繰り返す。
一方、ステップS19における判定の結果、再生モードが設定されていなかった場合(ステップS19における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS21に進み、メニューモードが設定されているか否かを判定する。これは、各種スイッチ255のうち、メニュー釦が操作され、メニューモードが設定されているか否かを判定する。
ステップS21における判定の結果、メニューモードが設定されていた場合(ステップS21における判定結果が「YES」の場合)には、再生モードが設定されていた場合と同様に、スルー画停止指示が出力され(ステップS37)、シャッタ203に閉じ指令を出力する(ステップS39)。この後、メニュー設定動作を行う(ステップS41)。なお、メニュー設定動作によって、ホワイトバランス、ISO感度設定、ドライブモードの設定等、各種の設定動作を行うことができる。メニュー設定動作が終了すると、ステップS7に戻り、上述の動作を繰り返す。
一方、ステップS21における判定の結果、メニューモードが設定されていなかった場合(ステップS21における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS23に進み、レリーズ釦が半押しされたか、すなわち1Rスイッチがオンか否かの判定を行う。
ステップS23における判定の結果、1Rがオンであった場合(ステップS23における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS43に進み、撮影準備と撮影を行う撮影動作のサブルーチンを実行する。この撮影動作のサブルーチンでは、スルー画表示と並行して、可動ハーフミラー201にて反射された被写体光束の一部に基づいて測光や測距を行うことができる。また、2Rがオンとなったときには、可動ハーフミラー201を退避位置まで退避させ、被写体光束の全てをCCD221上に導き、このCCD221の出力に基づく画像データを記録媒体245に記録する。撮影動作のサブルーチンが終了すると、ステップS7に戻り、上述のステップを繰り返す。
一方、ステップS23における判定の結果、1Rスイッチがオフであった場合には、ステップS25に進み、ステップS2と同様に、着脱検知スイッチ259がオフか否かを判定する。
ステップS25における判定の結果、レンズ鏡筒10が離脱されている場合(ステップS25における判定結果が「YES」の場合)には、再生モードにおけるステップS31及びステップS33と同様に、スルー画停止指示を出力し(ステップS45)、シャッタ203の閉じ動作を行う(ステップS47)。この後、可動ハーフミラー201の退避動作を行う(ステップS49)。なお、可動ハーフミラー201の退避動作は、上述したように、モータを駆動してミラー用カム417を回動させ、開きバネ407の付勢力によってミラー枠403を光路Pから退避した退避位置に回動させることにより行う(図1の鎖線の位置)。
可動ハーフミラー201が退避位置まで移動すると、または上述したステップS2で着脱検知スイッチ259がオフであると判定された場合(すなわち、レンズ鏡筒10が離脱している場合)には、ステップS51に進み、着脱検知スイッチ259がオンか否かを判定する。ステップS51は、ステップS25において、レンズ鏡筒10が離脱されたことを検出した後、レンズ鏡筒10が再び装着されたか否かを判定するものである。
ステップS51における判定の結果、レンズ鏡筒10がカメラ本体20に装着されていた場合(ステップS51における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS55に進み、可動ハーフミラー201を反射位置へと復帰させる。可動ハーフミラー201の反射位置への復帰動作は、上述したように、モータを駆動してミラー用カム417を回動させる。これにより、開きバネ407の付勢力に抗して、カム面によって係止レバー413を時計方向に回動させ、ミラー枠403をレンズ101a,101bの光路P中に介挿させる。可動ハーフミラー201の反射位置への復帰が終わると、ステップS7に戻り、上述のステップを繰り返す。
一方、ステップS51における判定の結果、着脱検知スイッチ259がオフであった場合(ステップS51における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS53に進み、パワースイッチ257がオンか否かを判定する。
ステップS53における判定の結果、レンズ鏡筒10が離脱され、パワースイッチ257がオンの場合(ステップS53における判定結果が「YES」の場合)には、各種操作スイッチ255が操作されても、マウント開口部が開放のままなので、誤動作防止の観点から、カメラ動作を行わないようにしている。この場合には、ステップS51まで戻り、レンズ鏡筒10の装着状態の判定と、ステップS53においてパワースイッチレバーの操作状態の判定とを繰り返し行う待機状態となる。
ステップS53における判定の結果、パワースイッチ257がオフと判定された場合(ステップS53における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS3に戻り、スリープ状態になる。なお、ステップS51において、レンズ鏡筒10が離脱されたままであることを検出した場合に、ステップS53の判定を省略して、ステップS3に進みスリープ状態としてもよく、また、ステップS9に進み、各種操作スイッチ255による操作に基づく動作を行う等の変形は可能である。
ステップS25に戻り、ステップS25における判定の結果、着脱検知スイッチ259がオン、すなわちレンズ鏡筒10がカメラ本体に装着されていた場合(ステップS25における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS27に進み、パワースイッチ257がオンか否かを判定する。
ステップS27における判定の結果、パワースイッチ257がオンであった場合(ステップS27における判定結果が「YES」の場合)には、ステップS13に戻り、上述のステップを繰り返す。
なお、ステップS11において、スルー画表示が開始された後、ステップS19以降において各種操作スイッチ255等が操作されない限り、薄膜ミラー401を透過した被写体光束は、シャッタ203によって妨げられない。そのため、CCD221上に被写体像が結像し、このCCD221によって撮像された画像データが背面液晶モニタ26及び/またはファインダ内液晶モニタ29に動画像としてスルー画表示される。
ステップS27における判定の結果、パワースイッチ257がオフと判定された場合(ステップS27における判定結果が「NO」の場合)には、ステップS31及びステップS33と同様に、画像処理回路227に対してスルー画表示を停止するよう指示し(ステップS28)、シャッタ203の閉じ動作を行う(ステップS29)。この後、上述のステップS49と同様にして、可動ハーフミラー201の退避動作を行った後(ステップS30)、ステップS3に戻りスリープ状態となる。
このように、本実施形態では、薄膜ミラー401のフィルム302に厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂を用い、光硬化型接着剤303によってフィルム302とミラー枠403とを接着固定することで、入射光束の一部を反射し、残りを透過させる可動ハーフミラー201とする構成とした。
この構成によれば、イメージャー(CCD221)の出力に基づいて表示されるスルー画は、厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄いフィルム302を素通りした被写体光束によって形成されることになる。このため、ガラス製のハーフミラーを採用した場合と比較して、破損し難く、取り扱い易く、またミラー枠403の簡素化が可能になる。
また、本実施形態においては、スルー画表示時には可動ハーフミラー201は光路P中に介挿され、厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄いフィルム302を透過した被写体光束がCCD221上に結像する。また、撮影時には可動ハーフミラー201は光路Pから退避し、被写体光束が直接CCD221上に結像する。このスルー画表示時と撮影時とで、レンズ101a,101bからCCD221までの光路長に変化がないので、両者においてピントズレが生じない。
ところで、従来のようにガラス製のハーフミラーを光束が透過する場合には、入射角θによってハーフミラーでの光路長が比較的大きく異なるために、収差の発生量が異なり、像の劣化が生じてしまう。
これに対して、本実施形態では、厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄いフィルム302を用いるため、入射角θに対する光路長が殆ど変化することがない。その結果、収差の発生量を抑制することができるので、像の劣化が生じない。
さらに、本実施形態においては、スルー画表示可能なデジタルカメラ1において、カメラの作動時に可動ハーフミラー201を光路P中に介挿し、被写体光束の一部を測距/測光センサ217に反射させているので、スルー画表示中にレリーズ釦が半押しされ、1Rがオンとなったとき、直ちに測光や測距をスルー画表示と並行して行うことができ便利である。
その結果、製造コストの低下及び製造効率の向上を図った上で、薄膜ミラー401に入射した光を効率的に分離することができる、光学特性に優れた高性能なデジタルカメラ1を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、撮像素子としてのCCD221は可動ハーフミラー201の透過光を受光し、測距/測光センサ217は可動ハーフミラー201の反射光を受光していたが、これとは逆にCCD221は反射光を、測距/測光センサ217は透過光を受光するように構成しても良い。この場合、可動ハーフミラー201は光路Pに対して傾いた状態で固定される。
また、上述した本実施形態においては、本発明を一般的なデジタルカメラ1に適用したものであったが、これに限らず、携帯等の各種装置内の撮影装置でもよく、またベローズ、エクステンションチューブ等を装着するものでも良く、さらに顕微鏡、双眼鏡等の各種装置に取り付けられる専用カメラにも適用できることは勿論である。
10 レンズ鏡筒
20 カメラ本体
26 背面液晶モニタ
29 ファインダ内液晶モニタ
101a,101b レンズ
103 絞り
111 レンズCPU
201 可動ハーフミラー(薄膜光学素子)
203 シャッタ
205 防塵フィルタ
207 圧電素子
215 可動ミラー駆動機構
217 測距/測光センサ
219 測距/測光処理回路
221 CCD(第2の受光素子)
227 画像処理回路
229 ボディCPU
253 スイッチ検出回路
255 各種スイッチ
257 パワースイッチ
259 着脱検知スイッチ
301 ウエハ(金型)
302 フィルム(基材)
303 光硬化型接着剤
401 非晶質ポリオレフィン樹脂からなる薄膜ミラー
403 ミラー枠

Claims (7)

  1. 基材が厚さ50μm以下の非晶質ポリオレフィン樹脂からなり、入射光束の一部を反射し、残りを透過させることを特徴とする薄膜光学素子。
  2. 前記基材の反射面には、反射コーティングが施されていることを特徴とする請求項1記載の薄膜光学素子。
  3. 溶剤に溶解した非晶質ポリオレフィン樹脂を金型上に塗布する塗布工程と、
    前記溶剤を揮発させて前記金型上にフィルム状の基材を成形する成形工程と、
    前記基材上に光硬化型接着剤を介して保持枠を接着固定する接着工程と、
    前記金型から前記基材を剥離する剥離工程と、
    前記基材上に薄膜を形成する薄膜形成工程と、を有することを特徴とする薄膜光学素子の製造方法。
  4. 前記剥離工程は、前記基材及び前記保持枠が固定された前記金型を剥離剤中に浸漬し、前記金型から前記基材を剥離することを特徴とする請求項3記載の薄膜光学素子の製造方法。
  5. 請求項1または請求項2記載の薄膜光学素子と、
    前記薄膜光学素子で反射された光束を受光する第1の受光素子と、
    前記薄膜光学素子を透過した光束を受光する第2の受光素子と、を備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 前記第1の受光素子は、被写体像までの距離情報を検出する測距センサであり、前記第2の受光素子は、前記被写体像を電気信号に変換するイメージセンサであることを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラ。
  7. 前記薄膜光学素子は、撮影光路に対して進入及び退避可能であることを特徴とする請求項6記載のデジタルカメラ。
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