JP2011038492A - Scroll compressor - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、スクロール型圧縮機に関する。 The present invention relates to a scroll compressor.
スクロール圧縮機の中には、回転軸の長さ方向の中央に可動スクロールのボス部を支持するニードルベアリングを配置すると共に、ニードルベアリングを挟むようにしてオイルシールを取り付けた構造のものがある(特許文献1参照)。
この一例を図7によって説明すると、回転軸200には偏心軸部201が設けられ、この偏心軸部201に可動スクロール202の軸部を構成するボス部203が自転することなく公転可能に支持されている。回転軸200の偏心軸部201とボス部203との間には一対のニードルベアリング204が設けられ、可動スクロール202のボス部203のスラスト方向の位置規制を行うために、ニードルベアリング204の両脇にブッシュ205を挟み込み、各ブッシュ205の外側にシム206を介してサークリップ207を取り付けてある。サークリップ207の外側には潤滑油の流出を防止するオイルシール208が設けられている。
Some scroll compressors have a structure in which a needle bearing that supports the boss portion of the movable scroll is arranged at the center in the longitudinal direction of the rotating shaft, and an oil seal is attached so as to sandwich the needle bearing (Patent Document). 1).
An example of this will be described with reference to FIG. 7. The rotating
しかしながら、上述したスクロール圧縮機においては、軸部に給油するために嵌め込むボス部203の奥側、つまり可動スクロール202の挿通方向側のオイルシール208を予め可動スクロール202のボス部203に組み付けた状態で回転軸200の外側に可動スクロール202のボス部203を矢印方向に向かって嵌め込む必要があるが、嵌め込むボス部203の奥側から順に少なくともサークリップ207を予めボス部203に装着した状態では、可動スクロール202のボス部203を回転軸200に嵌め込むことはできない。
However, in the scroll compressor described above, the
そのため、回転軸200の奥側に予めオイルシール208を嵌め込んでおいて、ボス部203を回転軸200に装着した後に奥側のオイルシール208をボス部203と回転軸200との間に装着することが考えられるが、回転軸200の付け根部分においてオイルシール208をボス部203と回転軸200との間に装着するような作業スペースの余裕がない場合には作業を行うことが困難である。
Therefore, the
そこで、この発明は、可動スクロールの軸方向規制をしながら、可動スクロールの挿通方向側のオイルシールを予め可動スクロールのボス部に組み付けた状態で可動スクロールを回転軸に挿通することができるスクロール型圧縮機を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention is a scroll type in which the movable scroll can be inserted into the rotary shaft in a state where the oil seal on the movable scroll insertion direction side is previously assembled to the boss portion of the movable scroll while regulating the movable scroll in the axial direction. An object is to provide a compressor.
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、渦巻き羽根(例えば、実施形態における渦巻き羽根120)を備えた固定スクロール(例えば、実施形態における前後固定スクロール115F,115R)に対して回転軸(例えば、実施形態における回転軸101)が回転可能に支持され、前記回転軸に設けた偏心軸部(例えば、実施形態における偏心軸部126)に渦巻き羽根(例えば、実施形態における渦巻き羽根121)を備えた可動スクロール(例えば、実施形態における可動スクロール116)のボス部(例えば、実施形態におけるボス部122)がスクロール軸受(例えば、実施形態におけるニードルベアリング130)を介して旋回可能に軸支され、前記可動スクロールの前記偏心軸部に対する軸方向の位置決めを行うシム(例えば、実施形態におけるシム137,170)を設け、前記可動スクロールの前記ボス部と前記回転軸の前記偏心軸部の間にオイルシール(例えば、実施形態におけるオイルシール139)を設けたスクロール型圧縮機(例えば、実施形態における過給機45)において、前記回転軸の前記偏心軸部を前記可動スクロールの挿通方向側の大径部(例えば、実施形態における大径部135)と、可動スクロールの挿通方向とは反対側の小径部(例えば、実施形態における小径部131)とで構成し、前記可動スクロールの挿通方向側の前記オイルシールを大径部によって支持し、前記シムを前記小径部によって支持し、前記大径部と前記小径部とによって形成される段差部(例えば、実施形態における段差部d)によって、前記シムの位置規制を行うことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is directed to a fixed scroll (for example, front and rear
請求項2に記載した発明は、前記スクロール軸受を前記大径部によって支持し、前記シムを可動スクロールの挿通方向とは反対側に設け、前記シム(例えば、実施形態におけるシム170)を前記可動スクロールの前記ボス部の内周径とほぼ同一の外周径で、側面が前記段差部に当接するフランジ部(例えば、実施形態におけるフランジ部171)と、該フランジ部よりも径が小さく、前記可動スクロールの挿通方向と反対側に突出するリング部(例えば、実施形態におけるリング部172)とで形成することを特徴とする。
In the invention described in
請求項3に記載した発明は、前記回転軸は内燃機関(例えば、実施形態における内燃機関E)のクランク軸(例えば、実施形態におけるクランク軸20)と同軸に配置され、前記クランク軸によって継ぎ手(例えば、実施形態における継ぎ手103)を介して駆動されると共に、クランクケース(例えば、実施形態におけるクランクケース31)に結合されるケーシング(例えば、実施形態における過給機ケーシング109)を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記回転軸の偏心軸部内に給油通路(例えば、実施形態における回転軸内給油通路123)を形成し、前記偏心軸部に前記シムの内周面に対向する油路(例えば、実施形態における油路145)を形成したことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記可動スクロールのボス部の内側にはスクロール軸受けの配置位置に対応した位置に小内径部(例えば、実施形態における小内径部132)が形成され、前記小内径部の両側に大内径部(例えば、実施形態における大内径部133)が、更にボス部の前後端の開口部には大内径部よりも径の大きなシール装着部(例えば、実施形態におけるシール装着部134)が偏心軸部の大径部(例えば、実施形態における大径部135)に対応して形成されることを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, the rotating shaft is disposed coaxially with a crankshaft (for example, the
According to a fourth aspect of the present invention, an oil supply passage (for example, the
According to a fifth aspect of the present invention, a small inner diameter portion (for example, the small
請求項1に記載した発明によれば、可動スクロールの挿通方向のスラスト規制を行う段差部がオイルシールの内径よりも小さくなるので、可動スクロールの挿通方向側のオイルシールを予め可動スクロールのボス部に組み込んだ状態で可動スクロールのボス部を回転軸に挿通することができるため、オイルシールの内縁部分が回転軸の小径部に接触しないか、あるいは接触圧が少なくて済み、オイルシールにかかる負担を軽減でき、可動スクロールのボス部のスクロール軸受けを空気加圧室より密閉させることで潤滑油供給が可能となる。
請求項2に記載した発明によれば、シムを交換する場合には、可動スクロールのボス部を回転軸から外す必要がなく、可動スクロールの挿通方向と反対側のオイルシールを外すだけでシムを取り外すことができるため作業性を向上することができる。
請求項3に記載した発明によれば、可動スクロールの組付けを容易としながら、クランク軸と回転軸とを継ぎ手で連結して近接することができるため圧縮機を具備した内燃機関をコンパクトに構成できる。
請求項4に記載した発明によれば、シムと偏心軸部の摩擦を低減し、可動スクロールの作動性を向上させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、スクロール軸受け、シム、オイルシールの位置決めの容易化を図ることができる。
According to the first aspect of the present invention, since the step portion that performs thrust regulation in the insertion direction of the movable scroll is smaller than the inner diameter of the oil seal, the oil seal on the insertion direction side of the movable scroll is previously connected to the boss portion of the movable scroll. The boss part of the movable scroll can be inserted into the rotating shaft in the state that it is installed in the shaft, so that the inner edge of the oil seal does not contact the small diameter part of the rotating shaft or the contact pressure is low, and the load on the oil seal And the lubricating oil can be supplied by sealing the scroll bearing of the boss portion of the movable scroll from the air pressurizing chamber.
According to the second aspect of the present invention, when the shim is replaced, it is not necessary to remove the boss of the movable scroll from the rotating shaft, and the shim can be removed simply by removing the oil seal on the side opposite to the insertion direction of the movable scroll. Since it can be removed, workability can be improved.
According to the third aspect of the present invention, the crankshaft and the rotary shaft can be connected by a joint while being easy to assemble the movable scroll, so that the internal combustion engine having the compressor is compactly configured. it can.
According to the invention described in claim 4, friction between the shim and the eccentric shaft portion can be reduced, and the operability of the movable scroll can be improved.
According to the fifth aspect of the present invention, it is possible to facilitate the positioning of the scroll bearing, shim, and oil seal.
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態の過給機付き内燃機関を備えた4輪鞍乗り型車両の側面図、図2は同平面図である。車両1は不整地走行用の低圧のバルーンタイヤが装着される左右一対の前輪FWと、同じくバルーンタイヤが装着される左右一対の後輪RWとが、車体フレーム2の前後に懸架されている。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a four-wheel saddle-ride type vehicle equipped with an internal combustion engine with a supercharger according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the same. In the vehicle 1, a pair of left and right front wheels FW on which low-pressure balloon tires for running on rough terrain are mounted and a pair of left and right rear wheels RW on which balloon tires are similarly mounted are suspended in front and rear of the
車体フレーム2は左右一対のメインフレーム3,3が車体前部から後部にかけて前後方向に沿って延出しており、メインフレーム3,3の中央部を上辺にして側面視平行四辺形の枠組みを成すセンタフレーム部4,4が設けられ、これらメインフレーム3,3とセンタフレーム部4,4とで内燃機関E及び変速機Tをクランクケース31内に一体に構成したパワーユニットPを支持している。
The
メインフレーム3,3及びセンタフレーム部4,4の前部にフロントフレーム部5,5が連結され、このフロントフレーム部5,5に前輪FWが懸架されている。メインフレーム3,3の鞍乗りシート7を支持する後部は、センタフレーム部4,4の後下端部との間に介装されたリヤフレーム部6,6により支持されている。
センタフレーム部4の後下端の屈曲部に固定されたピボットプレート8に、前端が軸支されたスイングアーム9が揺動自在に設けられ、スイングアーム9の後部とメインフレーム3との間にリヤクッション10が介装され、スイングアーム9の後端に設けられた後ファイナルリダクションギヤユニット19に後輪RWが懸架されている。
A swing arm 9 whose front end is pivotally supported is pivotably provided on a
左右のフロントフレーム部5,5間に架設されたクロスメンバの幅方向中央部にヘッドパイプ11が支持され、このヘッドパイプ11で操作可能に支持されるステアリングシャフト12の上端部に操向ハンドル13が連結され、ステアリングシャフト12の下端部は前輪操舵機構14に連結されている。
A head pipe 11 is supported at the center in the width direction of the cross member laid between the left and right
パワーユニットPの内燃機関Eは、水冷式単気筒内燃機関であり、クランク軸20(図3参照)を車体前後方向に指向させた縦置き状態でセンタフレーム部4に搭載されている。クランク軸20はクランクケース31の後側に、車体中心よりもやや右側に偏って位置しており、クランク軸20の後方に過給機45が配置されている。
The internal combustion engine E of the power unit P is a water-cooled single-cylinder internal combustion engine, and is mounted on the center frame portion 4 in a vertically placed state in which the crankshaft 20 (see FIG. 3) is oriented in the longitudinal direction of the vehicle body. The
パワーユニットPの変速機Tは、内燃機関Eの左側に配置され、左側に寄ったこの変速機Tから前後方向に指向した出力軸15が前後に突出しており、出力軸15の回転動力は、出力軸15の前端から前ドライブシャフト16及び前ファイナルリダクションギヤユニット17を介して左右の前輪FWに伝達され、後端から後ドライブシャフト18及び後ファイナルリダクションギヤユニット19を介して左右の後輪RWに伝達される。
The transmission T of the power unit P is arranged on the left side of the internal combustion engine E, and the
車体フレーム2のメインフレーム3,3の前部にはパワーユニットPの上方に燃料タンク21が懸架支持され、メインフレーム3,3の後部にはバッテリ22が吊設されていて、前部フロントフレーム部5,5にはラジエータ23が支持されている。
メインフレーム3,3の後端には、バッテリ22より後方にエアクリーナ41が架設されている。
A
An
内燃機関Eは、クランクケース31にシリンダブロック32、シリンダヘッド33,シリンダヘッドカバー34が順に重ねられてやや左側に傾いた状態で立設され(図3も参照)、シリンダヘッド33から後方に延出した短尺の吸気管56にスロットルボディ55が接続され、このスロットルボディ55の直後にインタークーラー50が互いに近づいて配置され、スロットルボディ55とインタークーラー50が吸気接続管54により接続されている。
ここで、スロットルボディ55とインタークーラー50は、平面視で左右のメインフレーム3,3間に収まって鞍乗りシート7の下方に位置している。
The internal combustion engine E is erected in a state where the
Here, the
インタークーラー50は前後に2分割された構造であって、合わせ面のフランジ部の上部に取付ステー53が設けられ、メインフレーム3,3に架設されたクロスメンバ3cに取付ステー53が跨ぐように取り付けられメインフレーム3,3より下方に吊設されている。インタークーラー50は過給機45の上方に位置し、側面視でメインフレーム3の下面に近い高さ位置にある。
インタークーラー50はメインフレーム3,3間に収まり、左側半分に前後長尺に配置される矩形の機器であって、後部の右側に膨出した矩形容器が吸入側膨張室50Iを構成し、前部の右側に膨出した矩形容器が排出側膨張室50Eを構成している。
The
The
インタークーラー50の排出側膨張室50Eの前方に吸気接続管54を介してスロットルボディ55が接続され、吸入側膨張室50Iの下方に連結管49を介して過給機45の吐出ポートが接続されている。
インタークーラー50には冷却水の導入口51iが前方に突出し、冷却水の導出口51eが後方に突出し、導入口51iにはラジエータ23からの冷却水が供給されるラジエータホース24が接続され、導出口51eには冷却水ホース25が接続され、冷却水ホース25は右方に屈曲後に前方に屈曲してインタークーラー50、スロットルボディ55、シリンダヘッド33の右側を前方に延び、下方に屈曲してクランクケース31の前側に回り込み、クランクケース31の冷却水導入口31iに接続されている。
A
The cooling
シリンダヘッド33の左側前部にはサーモスタット26が配設され、クランクケース31からシリンダブロック32、シリンダヘッド33を循環した冷却水がサーモスタット26に導かれ、サーモスタット26と前方のラジエータ23との間にラジエータホース27が接続されている。
A
過給機45の吸入ポート45iにはエアクリーナ41との間に吸気連結管42が接続されている。また、過給機45の吐出ポート45eは吐出連結管48、連結管49を介してインタークーラー50の吸入側膨張室50Iに接続されている。
An
図3は内燃機関及び過給機の断面図、図4は図3の要部拡大断面図である。図3、図4において、内燃機関Eのクランクケース31はクランクケーシング35と前クランクケースカバー36と後クランクケース37とで構成されている。クランク軸20はクランクジャーナル38,38をボールベアリング39,39によりクランクケーシング35に回転可能に支持されると共に、前クランクケースカバー36にクランク軸20の前端側をボールベアリング40を介して回転可能に支持されている。
3 is a cross-sectional view of the internal combustion engine and the supercharger, and FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of the main part of FIG. 3 and 4, the
クランク軸20にはコネクティングロッド43及びクランクピン44を介してピストン46が連接され、このピストン46がシリンダブロック32のシリンダボア47に摺動可能に嵌装されている。ピストン46の上面とシリンダヘッド33との間にはシリンダヘッド33に形成された吸気ポート57、排気ポート58に連通する燃焼室59が形成され、図示しないカムシャフトの回転により駆動するプッシュロッド60、ロッカーアーム61を介して吸気弁62、排気弁63が吸気ポート57と排気ポート58を開閉する。
A
クランク軸20の前端側には前クランクケースカバー36内に遠心クラッチ65がワンウェイクラッチ66を介して装着されている。
遠心クラッチ65はクランク軸20に固定されるドライブプレート67と、クランク軸20に相対回転可能に装着された駆動ギヤ68と共に回転するようにしてドライブプレート67を同軸に覆う椀状のクラッチハウジング69と、クランク軸20の回転に伴う遠心力の作用に応じてクラッチハウジング69の内周に摩擦係合可能としてドライブプレート67に回動可能に軸支されるクラッチウエイト70を備えている。ワンウェイクラッチ66は、駆動ギヤ68からクランク軸20への動力伝達を可能とすべくクラッチハウジング69とドライブプレート67との間に設けられている。
A
The centrifugal clutch 65 includes a
クランクケーシング35には、メイン軸72がボールベアリング73,73を介してクランク軸20に平行に回転可能に支持されている。メイン軸72の前端部には多板式のクラッチ74が配置されている。クラッチ74のクラッチアウタ75はクランク軸20の駆動ギヤ68に噛合する従動ギヤ76を備え、クラッチ74のクラッチインナ77がメイン軸72と一体回転可能に接続されている。クラッチインナ77とクラッチアウタ75には複数のクラッチ板78,78…が設けられ、これらクラッチインナ77とクラッチアウタ75の複数のクラッチ板78,78…を摩擦接合することでクランク軸20からメイン軸72への動力の断接が行われる。尚、メイン軸72は前端部に同軸でクラッチインナ77をボールベアリング79で支持するサブ軸80を備えている。
A main shaft 72 is supported on the
クランクケーシング35には、カウンタ軸82がボールベアリング83,84を介してクランク軸20に平行に回転可能に支持されている。
メイン軸72とカウンタ軸82には、互いに選択的に噛合する駆動側ギヤ群85と従動側ギヤ群86,86とが設けられ、これらメイン軸72の駆動側ギヤ群85とカウンタ軸82の従動側ギヤ群86とで変速機Tが構成されている。
クランクケーシング35には、前輪FWと後輪RWに動力を伝達する出力軸88がボールベアリング89,89を介してクランク軸20に平行に回転可能に支持されている。出力軸88はカウンタ軸82の駆動ギヤ90に噛合する従動ギヤ91を備えている。
A
The main shaft 72 and the
An output shaft 88 that transmits power to the front wheel FW and the rear wheel RW is supported on the
クランク軸20の後端部には後クランクケース37内に発電機92が連結されると共にクランク軸20の上方に始動用モータ93が連係されている。発電機92はクランク軸20と共に回転するアウタロータ94と後クランクケース37に固定されるステータ95とで構成されている。始動用モータ93の出力軸にはギヤ96が連係され、このギヤ96がクランク軸20に設けた従動ギヤ97、ワンウェイクラッチ98及び発電機92のアウタロータ94を介してクランク軸20に連係されている。
ここで、発電機92は後クランクケース37の内部に隔壁100で区画された発電機室99に収容されている。
A
Here, the
発電機室99に隣接して隔壁100の後方に隔壁100で区分された後クランクケース37内に継ぎ手収容室102が形成されている。この継ぎ手収容室102には継ぎ手103が収容されクランク軸20の後端にこの継ぎ手103を介して過給機45の回転軸101が同軸で連結されている。継ぎ手103はクランク軸20側の駆動カプラ104、過給機45の回転軸101側の従動カプラ105が弾性部材106を介して噛み合ってクランク軸20の回転駆動力を過給機45の回転軸101に伝達するものであり、従動カプラ105には過給機45の動的バランスを確保するためにバランサ107が取り付けられている。
A
過給機45はスクロール型圧縮機であって、後クランクケース37にボルト108によって結合される過給機ケーシング109を備えている。過給機ケーシング109の後述する底壁109aにより後クランクケース37の開口部が閉塞され、隔壁100との間に継ぎ手収容室102が隔成されている。尚、過給機ケーシング109は前後二つ割構造であって、両者は図示しないボルトにて一体固定されている。クランク軸20に継ぎ手103によって連結された回転軸101は、クランク軸20側の端部はボールベアリング110により、クランク軸20とは反対側の端部はニードルベアリング111により過給機ケーシング109に回転可能に支持されている。
The
ここで、クランク軸20の内部にはクランク軸内給油通路112が形成され、図示しない潤滑油ポンプから送給される潤滑油を遠心クラッチ65の駆動ギヤ68の内周部、クランクピン44の周囲に供給できるようになっている。尚、メイン軸72、出力軸88の内部にも各々メイン軸内給油通路113、出力軸内給油通路114が形成されている。
Here, an
図4に示すように、過給機ケーシング109は前後一対で互いに向き合う前後固定スクロール115F,115Rを備え、前後固定スクロール115F,115R間に旋回する可動スクロール116が介装されている。
前固定スクロール115Fは過給機ケーシング109の底壁109aから回転軸101の軸方向に沿って後方に延び、端部に可動スクロール116の平板部117の前面に当接するシール材118を有するインボリュート曲線で形成された渦巻き羽根119と、過給機ケーシング109の蓋部109bから回転軸101の軸方向に沿って前方に延び、端部に可動スクロール116の平板部117の後面に当接するシール材118を有する渦巻き羽根120とを備えている。
As shown in FIG. 4, the
The front
尚、回転軸101は、前端部を過給機ケーシング109の底壁109aにボールベアリング110によって回転可能に支持され、後端部は過給機ケーシング109の蓋部109bにニードルベアリング111によって回転可能に支持されている。したがって、回転軸101は前後固定スクロール115F,115Rに対して回転可能に支持されることとなる。
The front end of the
可動スクロール116は平板部117の前後に、前後固定スクロール115F,115Rの底壁109aと蓋部109bに当接するシール材118を端部に有するインボリュート曲線で形成された渦巻き羽根121,121を備え、中心部に筒状のボス部122を備えている。可動スクロール116の渦巻き羽根121は前後固定スクロール115F,115Rの渦巻き羽根119,120の間に噛み合うように前固定スクロール115Fに対して可動スクロール116のボス部122を回転軸101の偏心軸部126に挿通して組み付け、最後に後固定スクロール115Rを取り付けて、前後固定スクロール115F,115Rに可動スクロール116が旋回可能に組み立てられている。
The
過給機45は、前述した過給機ケーシング109の中央部の回転軸101に加え、過給機ケーシング109の周囲に120度で振り分け配置した3つの補助回転軸(図3、図4には一つのみ記載)125を回転軸101に平行に備えている。回転軸101は前述したように両端部がボールベアリング110とニードルベアリング111を介して過給機ケーシング109に回転可能に支持され、長手方向略中央部に偏心軸部126を備えている。尚、偏心軸部126には回転バランスのために軸方向に沿った孔126aが形成されている。
The
また、補助回転軸125は一対のボールベアリング127,127を介して過給機ケーシング109に回転可能に支持され、この補助回転軸125の後端には回転軸101の偏心軸部126の偏心方向に整合するようにオフセットした補助偏心軸128が補助回転軸125からクランク状に曲折された状態で補助回転軸125に連設され、一対のボールベアリング129,129を介して可動スクロール116の平板部117に回転可能に支持されている。
The auxiliary
回転軸101の偏心軸部126には可動スクロール116のボス部122の内周が旋回可能に嵌合し回転軸101の偏心軸部126に対して可動スクロール116が自転することなく公転自在に支持され、補助回転軸125の補助偏心軸128が可動スクロール116の平板部117に回転可能に支持されることで可動スクロール116の旋回を許容している。回転軸101の偏心軸部126にはクランク軸20側、つまり可動スクロール116の回転軸に対する挿通方向側の大径部135と、段差部dを介して大径部135よりも小径で可動スクロール116の回転軸に対する挿通方向とは反対側の後端部まで形成された小径部131を備えている。この小径部131に一対のニードルベアリング130,130が可動スクロール116のボス部122との間に介装されている。
The inner periphery of the
可動スクロール116が回転軸101と補助回転軸125とによって旋回運動をすると、固定側の渦巻き羽根119と可動側の渦巻き羽根121,121と、対向する過給機ケーシング109の底壁109aと蓋部109bとに囲まれて形成された圧縮室がその容積を減少させながら順次外周側から中央側へ移動してゆく。最外周の圧縮室に吸入ポート45iから吸入された空気は徐々に圧縮されて、最終的に中央部で高圧となって後端側の後固定スクロール115Rの中央の吐出ポート45eから吐出される。
When the
図5にも示すように、可動スクロール116のボス部122の内側にはニードルベアリング130の配置位置に対応した位置に小内径部132が形成され、その両側に大内径部133が、更にボス部122の前後端の開口部には大内径部133よりも径の大きなシール装着部134が偏心軸部126の大径部135に対応して形成されている。
As shown in FIG. 5, a small
ニードルベアリング130,130の前側と後側には可動スクロール116の偏心軸部126に対する位置決め用の銅ブッシュ136とこの銅ブッシュ136の前側と後側にシム137が装着されている。前部のシム137は段差部dによって位置規制されて回転軸101偏心軸部126の小径部131によって支持され、後部のシム137はクランク軸20とは反対側でシム137に隣接するサークリップ138により位置規制されている。
そして、可動スクロール116のボス部122の両端部にはオイルシール139が配置され、前部のオイルシール139は可動スクロール116のボス部122に支持され、回転軸101の偏心軸部126の大径部135とボス部122の前部のシール装着部134との間をシールし、後部のオイルシール139も可動スクロール116のボス部122に支持され、回転軸101の偏心軸部126の小径部131とボス部122の後部のシール装着部134との間をシールしている。
A
An
過給機ケーシング109の後端部の蓋部109bは外側上部に吸入ポート45iを備え、蓋部109bの中央部にはニードルベアリング111の周囲に可動スクロール116のボス部122の周囲に連通する吐出ポート45eを備えている。吸入ポート45iは吸気連結管42を介してエアクリーナ41に接続され、吐出ポート45eは吐出連結管48、連結管49を介してインタークーラー50の吸入側膨張室50I(図2参照)に接続されている。
A
回転軸101の内部には回転軸101の長手方向に沿って回転軸内給油通路123が形成されている。クランク軸20のクランク軸内給油通路112と回転軸101の回転軸内給油通路123には、連結管140が配置されている。連結管140はクランク軸20のクランク軸内給油通路112の後端部と、回転軸101の回転軸内給油通路123の前端部とに各々設けたオイルシール141,141、後端部のブッシュ156により外周面をシールされ、クランク軸20の後端部から回転軸101の後端部まで延出している。連結管140の周囲には回転軸101内に環状の連結管外給油通路142が形成され、連結管140の後端部に形成された連通孔143によって、連結管外給油通路142と連結管140内の連結管内給油通路144、つまりクランク軸内給油通路112とが連通接続している。
Inside the
したがって、連結管内給油通路144と連結管外給油通路142とがニードルベアリング130,130を挟んでクランク軸20とは反対側で連通している。
ここで、回転軸101の小径部131には二つのニードルベアリング130,130及び各銅ブッシュ136とシム137との間に向かって開口する4つの油路145,145…が設けられている。
Therefore, the connecting pipe
Here, the small-
回転軸101には回転軸内給油通路123から回転軸101のボールベアリング110の後側面に沿う位置に向かって油路146が形成されている。回転軸101と過給機ケーシング109の底壁109aの開口部との間にオイルシール147が装着され、このオイルシール147によって過給機ケーシング109内への潤滑油の流入を防止すると共にボールベアリング110へ油路146からの潤滑油の供給を行っている。
An
過給機ケーシング109の底壁109aには連通路149が形成され、継ぎ手収容室102には発電機室99の発電機92のアウタロータ94に向かって開口する潤滑油戻り通路148が形成され、これら連通路149と潤滑油戻り通路148とが連通接続され、連通路149が油路146と連通している。
したがって、連結管外給油通路142の後端側である下流側が油路146及び連通路149を介して潤滑油戻り通路148に連通している。尚、連通路149と潤滑油戻り通路148との接続部である、継ぎ手収容室102と過給機ケーシング109の底壁109aとの接続部には連通路149と潤滑油戻り通路148との合わせ面に接続部材152が設けられている。
A
Therefore, the downstream side which is the rear end side of the connecting pipe external
一方、連結管140の連通孔143は回転軸101の後端部のニードルベアリング111の配置位置において開口し、この連通孔143の配置位置に対応して回転軸101の回転軸内給油通路123から回転軸101の外周面で開口する油路150が形成されている。尚、ニードルベアリング111に隣接してクランク軸20側に過給機ケーシング109内への潤滑油の流入を防止するオイルシール151が取り付けられている。
On the other hand, the
上記第1実施形態によれば、可動スクロール116の挿通方向側のオイルシール139を、シム137、銅ブッシュ136、ニードルベアリング130,130と共に予めボス部122に組み付けた状態で可動スクロール116を回転軸101に挿通することができる。
According to the first embodiment, the
ここで、この状態ではニードルベアリング130,130は段差部dによって可動スクロール116の挿通方向側への移動を規制され、ボス部122は大内径部133と小内径部132の段差部分に銅ブッシュ136が係止することによって可動スクロール116の挿通方向側への移動を規制される。
Here, in this state, the
そして、可動スクロール116の挿通方向とは反対側(後部、図4の右側)に銅ブッシュ136、シム137、サークリップ138を装着すれば、ニードルベアリング130,130はサークリップ138により、可動スクロール116は回転軸101への挿通方向とは反対側の大内径部133と小内径部132との段差部分により、それぞれ可動スクロール116を挿通方向とは反対側への移動が規制されるため、この状態で可動スクロール116の挿通方向とは反対側のオイルシール139をボス部122のシール装着部134に装着する。
If the
また、回転軸101は内燃機関Eのクランク軸20と同軸に配置され、クランク軸20によって継ぎ手103を介して駆動されると共に、クランクケース31の後クランクケース37に結合される過給機ケーシング109を備えているため、可動スクロール116の組付けを容易としながら、クランク軸20と回転軸101とを継ぎ手103で連結して近接することができ圧縮機である過給機45を具備した内燃機関Eをコンパクトに構成できる。
更に、回転軸101の偏心軸部126内に回転軸内給油通路123を形成し、偏心軸部126にシム137の内周面に対向する油路145を形成したことにより、シム137と偏心軸部126の摩擦を低減し、可動スクロール116の作動性を向上させることができる。
そして、可動スクロール216のボス部122の内側にはニードルベアリング130の配置位置に対応した位置に小内径部小内径部132が形成され、小内径部132の両側に大内径部133が、更にボス部122の前後端の開口部には大内径部133よりも径の大きなシール装着部134が偏心軸部126の大径部135に対応して形成されていることにより、ニードルベアリング130、シム137、オイルシール139の位置決めの容易化を図ることができる。
The
Furthermore, the
A small
次に、この発明の第2実施形態を図1〜3を部分的に援用し図6に基づいて説明する。
この実施形態は第1実施形態の回転軸101の偏心軸部126とボス部122との間の部品構成が異なっている。回転軸101に設けた偏心軸部126には一対のニードルベアリング130,130が装着される大径部135が可動スクロール116の挿通方向側(前部、図6の左側)から挿通方向とは反対側(後部、図6の右側)にかけて形成され、可動スクロール116の挿通方向とは反対側には大径部135に段差部dを介して小径部131が形成されている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
This embodiment differs in the component structure between the
可動スクロール116のボス部122の内側にはニードルベアリング130の配置位置に対応した位置に小内径部132が形成され、小内径部132の可動スクロール116の挿通方向とは反対側に小径部131に対応して大内径部133が形成されている。小内径部132の可動スクロール116の挿通方向側と、大内径部133の可動スクロール116の挿通方向とは反対側には大内径部133よりも径の大きなシール装着部134が各々形成されている。
A small
回転軸101の偏心軸部126の大径部135にはニードルベアリング130,130の可動スクロール116の挿通方向側のシール装着部134との間にオイルシール139が装着され、ニードルベアリング130,130の可動スクロール116の挿通方向と反対側には、小径部131に可動スクロール116の偏心軸部126に対する位置決め用のシム170と、このシム170の後側にボス部122の大内径部133に装着される外側サークリップ180とボス部122の小径部131に装着される内側サークリップ181が装着されている。シム170は、可動スクロール116のボス部122の大内径部133とほぼ同一の外周径で、側面が段差部dに当接するフランジ部171と、フランジ部171よりも径が小さく、可動スクロール116の挿通方向と反対側に突出するリング部172とで形成されている。
An
シム170のフランジ部171が段差部dによってクランク軸20側への位置規制をされると共にクランク軸20とは反対側は外側サークリップ180と内側サークリップ181により位置規制され回転軸101の偏心軸部126の小径部131によって支持されている。
そして、可動スクロール116の挿通方向と反対側のシール装着部134には偏心軸部126の小径部131との間にオイルシール139が装着されている。
The position of the
An
したがって、第2実施形態によれば、過給機45の過給機ケーシング109の前固定スクロール115Fが後クランクケース37に固定された状態で、可動スクロール116のボス部122であって可動スクロール116の挿通方向側のシール装着部134にオイルシール139及びニードルベアリング130,130を予め組み込んでおく。
Therefore, according to the second embodiment, in the state where the front fixed
よって、可動スクロール116の挿通方向側のオイルシール139をニードルベアリング130,130と共に予めボス部122に組み付けた状態で可動スクロール116を回転軸101に挿通することができる。
そして、可動スクロール116の挿通方向とは反対側にシム170、外側サークリップ180、内側サークリップ181を装着すれば、ニードルベアリング130,130は外側サークリップ180、内側サークリップ181により可動スクロール116の挿通方向とは反対側に抜け止めされたシム170により移動規制される。また、ボス部122、つまり可動スクロール116も、大内径部133と小内径部132との段差部分により回転軸101への挿通方向とは反対側への移動が規制される。この状態で可動スクロール116の挿通方向とは反対側のオイルシール139をボス部122のシール装着部134に装着する。
Therefore, the
If the
とりわけ、第2実施形態では、メンテナンス時にシム170を交換する場合には、可動スクロール116のボス部122を回転軸101から外す必要がなく、可動スクロール116の挿通方向と反対側のオイルシール139を外すだけでシム170を取り外すことができるため作業性を向上することができる。
In particular, in the second embodiment, when the
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、4輪鞍乗り型車両のみならず、2輪車、3輪鞍乗り型車両にも適用でき、更に鞍乗り型の小型滑走艇にも適用できる。また、前後固定スクロール115F,115Rを備えた構造を例にしたが、単一の固定スクロールを持つ構造の過給機にも適用できる。
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the present invention can be applied not only to a four-wheel saddle-ride type vehicle but also to a two-wheel vehicle and a three-wheel saddle-ride type vehicle. It can also be applied to. Moreover, although the structure provided with the front and rear fixed
20 クランク軸
31 クランクケース
45 過給機(スクロール型圧縮機)
101 回転軸
103 継ぎ手
109 過給機ケーシング(ケーシング)
115F 前固定スクロール
115R 後固定スクロール
116 可動スクロール
120 渦巻き羽根
121 渦巻き羽根
122 ボス部
126 偏心軸部
131 小径部
130 ニードルベアリング(スクロール軸受)
135 大径部
137,170 シム
139 オイルシール
171 フランジ部
172 リング部
d 段差部
E 内燃機関
20
101
115F front fixed
135 Large-
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189155A JP2011038492A (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Scroll compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009189155A JP2011038492A (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Scroll compressor |
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---|---|---|---|
JP2009189155A Pending JP2011038492A (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Scroll compressor |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9133846B2 (en) | 2012-10-31 | 2015-09-15 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Scroll fluid machine having a sealed compression chamber |
CN110319009A (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-11 | 三菱电机(广州)压缩机有限公司 | A kind of rotor-type compressor and its for oil seal structure |
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2009
- 2009-08-18 JP JP2009189155A patent/JP2011038492A/en active Pending
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US9133846B2 (en) | 2012-10-31 | 2015-09-15 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Scroll fluid machine having a sealed compression chamber |
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