JP2011028152A - 番地カラーシステム、カラー写真画像を利用した符号化方法および復号化方法、並びに暗号化方法 - Google Patents
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【解決手段】本発明の番地カラーシステムは、任意のカラー写真画像21C,30を表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルから一部または全部を取り出して形成する番地カラーシステムであり、複数のピクセルの各々について、ピクセル位置情報に基づいて付与される番号(n)と、対応するピクセルで表現されるカラー(C)とから番地カラー(Cn)を作成して構成される。テキストの符号化、復号化に利用され、インターネットを経由した通信における暗号化手段として利用できる。
【選択図】図1
Description
ここで、以下、コンピュータ上取り扱われるカラーコード表のカラーでかつコンピュータオブジェクトの対象として利用するカラーを「仮想カラー」と呼び、さらにかかるカラーで構成された任意のカラーテーブルを「仮想カラーシート」と呼ぶことにする。
従って、換言すれば、上記の本発明に係る番地カラーシステムは、カラー写真画像とコンピュータ上仮想する仮想カラーシートの画像からなり、仮想カラーシートは、当該仮想カラーシートに付与されるピクセルの位置情報に基づいて付与される番号(n)と当該ピクセル番号(n)によって表現されるカラー(C)とによって番地カラー(Cn)を作成する。
仮想カラーシートを構成するピクセルに付与される番地は物理的なピクセル領域を必要とせず、カラーはコンピュータ上生成されるカラーであることから物理的なカラーの特性を必要としないことで、番地、カラー共にデジタル値として利用する。
かかるコンピュータでの仮想上の領域およびカラーの特性を生かして、コンピュータ上取り扱えるカラーを任意の数で、しかもカラーの外界の状況変化に依存しない番地カラーを作成して成ることで特徴づけられる。
クローズされたコンピュータ上のカラーは、カラーとして、カラーコードで指定したコードのカラーに特定され、特定カラーはカラー「C」としてカラーコード表に基づいて利用できる。従って、フルカラーを自在に利用できることになる。カラーの活用が外界影響で多種多様にぶれるという条件が存在したが、カラー写真画像で特定できるカラーを番地カラーとして特定することは比較的容易なことから、比較的に簡単なカラー写真画像で多くの分野にコンピュータオブジェクトの活用を期待することができる。
写真画像の目的は、外界の環境条件に影響を受けるカラーを当該画像から有効なカラーを抽出することにあり、一般的にカラーがぶれて「特定カラー」としての指定が難しいという現実から、有用にONCで利用し得るカラーを特定するための構成であるが、また同時に、フルカラー利用が可能な「カラーコード表に基づいてカラーによるONC」を利用するための導入部でもある。
ONC構成に際し、カラーを任意に、例えば、#33FFFF (51.255.255)、#00FFCC(0.255.204)、#00FF00(0.255.0)として、写真画像では取り扱いが難しいカラーをONC構成上利用することができる。
複数の区画から切り出された少なくとも1つの区画の中に含まれる複数のピクセルの各々について、ピクセルで表現されるカラー(C)と、対応するピクセルの位置情報とに基づいて付与される番号(n)とにより、番地カラー(Cn)を作成して成ることで特徴づけられる。
カラー写真画像から、ピクセルの番号(n)と複数のカラー(C)を基にして、番地カラー1次元配列を作成するステップと、
番地カラー1次元配列に挙げられた複数の番地カラー(Cn)の各々と、テキストに記載されたオブジェクト(O)と、カラー数値(N)を対応づけるONCn対応表(ONC対応表)を作成するステップと、
ONCn対応表を用いて、番地カラーリスト(NCn)、およびオブジェクトリスト(NO)を作成することで符号化するステップと、
から成ることで特徴づけられる。
番地カラーリスト(NCn)を作成するステップは、
カラー写真画像で用いられるカラー(C)の数を、代表的な3色とその他の1色とから成る4色に減じるステップと、
カラー(C)の数が減じられたカラー写真画像を複数の区画に分割するステップと、
複数の区画化から少なくとも1つの区画を切り出すステップと、
切り出した区画に含まれる代表的な3色のピクセルの位置情報を用いて番地カラー(Cn)を作成するステップと、
作成された番地カラー(Cn)を利用して番地カラーリスト(NCn)を作成するステップとを含む、
ことで特徴づけられる。
カラー写真画像を、番地カラーリスト(NCn)およびオブジェクトリスト(NO)を用いて、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することで特徴づけられる。
別の経路で、情報配信装置の側で作成されたカラー写真画像に基づく番地カラーリスト(NCn)とオブジェクトリスト(NO)を情報受信側に送付し、
情報受信装置は、情報配信装置から通信回線を介して送信されたカラー写真画像を受信し、別途に受信した番地カラーリスト(NCn)およびオブジェクト(NO)を用いて、カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することで特徴づけられる。
情報受信装置は、カラー写真画像と番地カラーリスト(NCn)およびオブジェクト(NO)を用いて、カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することで特徴づけられている。
前述したカラー写真画像を利用した符号化方法に基づく符号化処理において、テキストオブジェクトを、カラー写真画像とONC対応表を用いて割符暗号化することで特徴づけられる。
前述したカラー写真画像を利用した復号化方法に基づく復号化処理において、カラー写真画像とONC対応表を用いて割符符号してテキストオブジェクトに復号化することで特徴づけられる。
第1に、本発明に係る番地カラーシステムによれば、任意のカラー写真画像を表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルから一部または全部を取り出し、ピクセル毎に、ピクセル位置情報に基づいて付与される番号(n)と、ピクセルで表現されるカラー(C)とを組み合わせて「番地カラー(Cn)」なるのものを作成することにより、ピクセルのカラー情報と当該ピクセルの位置情報を組み合わせて同じカラーであってもこれらのカラーを番地カラーとして区別することが可能になり、これらの番地カラーを利用して大量の情報を符号化/復号化することができる。
第2に、本発明に係る番地カラーシステムによれば、カラー写真画像から得られるカラー数が少ない場合にも、ピクセルのカラー情報と当該ピクセルの位置情報を組み合わせて同じカラーであってもこれらのカラーを番地カラーとして区別することが可能になり、これらの番地カラーを利用して大量の情報を符号化/復号化することができる。
第3に、カラー写真画像を利用して作成される上記の番地カラーシステムを利用してカラー写真画像に基づく2次元配列のピクセルに基づき番地カラーリストを作成し、この番地カラーリストとオブジェクトリスト等を利用してONC対応表を作成し、当該ONC対応表に基づいて符号化または復号化を行うようにしたため、例えばインターネット等で伝送されるカラー写真画像は、オブジェクトに対応づけられていても、その中には一切オブジェクトに関する情報が含まれず、解読不可能であるという暗号化の効果が発揮される。
第4に、カラー写真画像を利用して作成される上記の番地カラーシステムを利用し、カラー写真画像を利用して作成され、フルカラー数より適切に減じらた所定数のカラーを用い、かつカラー写真画像をの2次元配列のピクセルを分割してその中から1つの区画を切り出して番地カラーリストを作成し、この番地カラーリストとオブジェクトリスト等を利用してONC対応表を作成し、当該ONC対応表に基づいて符号化または復号化を行うようにしたため、インターネット等で伝送されるカラー写真画像は、オブジェクトに対応づけられていても、その中には一切オブジェクトに関する情報が含まれず、解読不可能であるという暗号化の効果が発揮される。
第5に、番地カラーシステムという技術を利用するため、例えば山水画のような色の変化の幅が小さく色数の少ないカラー写真画像を利用する場合であっても、実際の利用上、有効なカラー写真画像を作ることができる。
第6に、情報配信側から情報受信側に伝送されたカラー写真画像を復号化できるのは事前に用意されたONC対応表だけであり、かつ当該ONC対応表はオブジェクトリストとカラー写真画像による番地カラーリストを基礎に作られているため、たとえ伝送したカラー写真画像(カラー暗号キー)がインターネット上で盗聴されたとしても、オブジェクトリストがなければONC対応表を作ることはできず、カラー写真画像を解読することはできないという効果が発揮される。
なお、オブジェクトリストや番地カラーリストは、CD−RやUSBメモリ等の記録媒体に格納して郵便等のインターネット以外の別のルートで送るので、インターネットから完全に切り離され、盗聴されることはない。
第7に、情報配信側から情報受信側に送信するカラー写真画像の画像本体の一部等またはマージン部に描かれる画像部分のカラーを利用しかつ番地カラーを作成し、その上に暗号化したメッセージ情報を載せることができる。すなわち、情報の送信元と送信先のそれぞれで、カラー写真画像とメッセージ情報から生成されるONC対応表(番地カラーリストとオブジェクトリスト)とに基づいて、情報送信側ではメッセージ情報をカラーコード画像とONC対応表に割符分割変換して暗号化し、情報受信側ではカラー写真画像をONC対応表と符合してメッセージ情報に逆変換して復号化する構成とすることにより、情報配信側から情報受信側へインターネット等を経由してメッセージ情報を暗号化した状態で伝送することができる。番地カラーシステム技術は、カラー写真画像を用いた割符分割の秘密分散技術の実施の形態でもある。
第8に、仮想カラーシートとカラー写真画像を併用することにより、カラー写真画像の撮像にあたりカラーの性質上現れる色の変化でその都度特定が不安定な傾向があり、ピクセル領域の拡大や縮小やピクセル境界のにじみ、ぼやけ、撮像再現の割合など均一な色の課題を解消できる。従って撮像条件の緩和でき、仮想カラーシートに依拠することでフルカラーを利用できる。それに伴い十分なカラーエンティティーを構成できる。
第9に、カラー写真画像の僅かなカラー情報でもフルカラーを利用できる効果がある。
情報を配信する装置側では、カラー画像写真を選択・決定し、番地カラーシステムを利用して作成されたONC対応表(変換手段として用いる変換テーブル)に基づき情報内容であるオブジェクトを符号化する。
他方、情報を受信する装置の側では、事前に提供されたONC対応表(逆変換手段として用いる)に基づき、通信回線で送られた符号化処理後のカラー写真画像を受信し、これを復号化し、上記オブジェクトを取り出す。
カラー写真画像の画像内容は任意である。しかし本発明の場合には、例えば山水画のような色の変化の幅が小さく色数の少ないカラー写真画像にも適用することが可能である。当該カラー写真画像に係るデータは、上記の通り、情報配信側である或るコンピュータ(PCまたはサーバ等)から情報受信側である他のコンピュータ(PCまたはサーバ等)へインターネット等の通信回線を経由して送信される。
なお上記の番地カラーシステム、符号化方法、および復号化方法は、情報配信の場合のみだけではなく、1台のコンピュータ(PC等)において適用し、当該コンピュータに保存されるテキスト等を暗号化するシステムとして利用することも可能である。
なお「カラーセル」とは、1画素以上の複数画素から構成される一様なカラー単位区画であり、特に1画素構成の場合はピクセル(画素)と呼ばれる。
<カラー写真画像21Cの伝送経路>
[情報配信装置14]→(送信)→カラー写真画像→(受信)→[情報受信装置15]
<ONC対応表の移動経路>
[情報配信者12]→(発送)→ONC対応表(オブジェクトリストと番地カラーリスト)→(受領)→[情報受信者13]
なお、コンピュータ上の表示画面に表示されるカラー写真画像30に関してカラー画素(ピクセル)のカラーをカラーコード表(ONC表)で用いるカラーとするとき、当該カラーを「仮想カラー」と称する。
さらに、図6で示したカラー写真画像30に関するピクセルの2次元配列構造において、特定の番地カラーに画像IDを割り当てるように利用される。
図7Aに示したフローチャートは、大きく分けて、番地カラー(番地カラーシステム)を生成するフロー(プロセス)S10と、番地カラーを符号化するフロー(プロセス)S20とから構成されている。番地カラーを生成するフローS10の前段に、テキスト(前述した文章28)を用意するステップS1と、カラー写真画像を用意するステップS11とが設けられている。番地カラー符号化のフローS20の詳細は図7Bに示されている。
R色={(r,g,b):|(r,g,b)−(255, 0, 0 )|≦50}(R単色化)
G色={(r,g,b):|(r,g,b)−( 0, 255, 0 )|≦50}(G単色化)
B色={(r,g,b):|(r,g,b)−( 0, 0, 255 )|≦50}(B単色化)
X色={その他の色}(グレー色化)
ここで、ONC対応表から(オブジェクトリストと番地カラーリスト)の組み合わせに分解することができ、逆に、(オブジェクトリストと番地カラーリスト)の組み合わせによればONC対応表を構成することができ、ONC対応表と(オブジェクトリストと番地カラーリスト)の組み合わせとは等価である。
符号化:カラー写真画像(割符1)+テキストオブジェクト→ONC対応表(割符2)
復号化:カラー写真画像(割符1)+ONC対応表(割符2)→テキストオブジェクト
ここで、ONC対応表={オブジェクトリスト+番地カラーリスト}
割符1=カラー写真画像、割符2=ON表、割符3=CN表
一般に、情報配信システムは、図26に示すように、情報配信装置14と情報受信装置15の間で、インターネット伝送ルート61と記録媒体搬送ルート62から構成される。情報配信装置14と情報受信装置15では、それぞれ、構成要素としてPC(HD:ハードディスク)と記録媒体とが示されている。カラー写真画像(割符1)とONC対応表(割符2)は、図26のインターネット伝送ルート61と記録媒体搬送ルート62のどちらかの経路で伝送または搬送される。図28は、カラー写真画像(割符1)とONC対応表(割符2)を伝送または搬送する際に、インターネット伝送ルート61と記録媒体搬送ルート62の選択の組み合わせの構成を示したものである。ここに、記録媒体の範疇は、電子記録媒体(USBメモリ、CD、FD等)のみならず、印刷記録媒体(ペーパベース)をも包含している。
図28のケース(1)は、以上で示した実施形態であり、割符分割したカラー写真画像(割符1)をインターネット伝送し、ONC対応表(割符2)の記録媒体を郵送や宅配等で配送するので、セキュリティは高レベルである。しかし、セキュリティレベルが厳密に問われない場合は、ケース(2)〜(4)のいずれかを選択しても構わない。さらに、カラー印刷媒体にまで適用を拡大して、ケース(5)、(6)のように、カラー写真画像のプリント印刷を印刷記録媒体として搬送した後、カメラ撮像した撮像画像をPCに取り込むようなアプリケーションの実現も可能である。この装置構成の例については、図25を参照して先に説明した通りである。
14 情報配信装置
15 情報受信装置
21 ONC対応表
21A オブジェクトリスト
21B 番地カラーリスト
21C カラー写真画像(原図)
22 記憶媒体
23 カラー暗号化キー
24 オブジェクト(O)
28 文章(テキスト)
30 カラー写真画像(原図)
31 画像領域
32 ピクセル
Claims (25)
- カラーコード表で取り扱われ、コンピュータオブジェクトとして取り扱われるコンピュータ上の任意のカラーを表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルからの一部または全部を取り出して形成する番地カラーシステムであり、
複数の前記ピクセルの各々について、ピクセル位置情報に基づいて付与される番号(n)と、対応する前記ピクセルで表現されるカラー(C)とから番地カラー(Cn)を作成して成ることを特徴とする番地カラーシステム。 - 任意のカラー写真画像を表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルから一部または全部を取り出して形成する番地カラーシステムであり、
複数の前記ピクセルの各々について、ピクセル位置情報に基づいて付与される番号(n)と、対応する前記ピクセルで表現されるカラー(C)とから番地カラー(Cn)を作成して成ることを特徴とする番地カラーシステム。 - 任意のカラー写真画像を表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルから一部または全部を取り出して形成する番地カラーシステムであり、
複数の前記ピクセルの各々について、同じカラーで表現される複数の前記ピクセルでは、当該ピクセルによって表現されるカラー(C)に対して、対応する前記ピクセルの位置情報に基づいて付与される番号(n)を組み合わせて番地カラー(Cn)を作成することを特徴とする番地カラーシステム。 - 任意のカラー写真画像を表示する表示画面を形成する2次元配列の複数のピクセルから一部を取り出して形成する番地カラーシステムであり、
前記表示画面を形成する前記2次元配列の複数の前記ピクセルは、複数の区画に分割されており、
前記複数の区画から切り出された少なくとも1つの前記区画の中に含まれる複数の前記ピクセルの各々について、前記ピクセルで表現されるカラー(C)と、対応するピクセルの位置情報とに基づいて付与される番号(n)とにより、番地カラー(Cn)を作成して成ることを特徴とする番地カラーシステム。 - 前記カラー写真画像で用いられるカラー(C)の数は、3バイトのフルカラー(16,777,216色)の色数、または色数を限定した2バイトのカラー(65,536色)の色数、さらに色数を限定した1バイト以下のマルチカラー(256色、16色、もしくは8色)の色数、または三原色の色数であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載された番地カラーシステム。
- 前記カラー写真画像で用いられるカラー(C)の数は、代表的な3色とその他の1色とから成る4色であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載された番地カラーシステム。
- 前記代表的な3色はR(赤)とG(緑)とB(青)であることを特徴とする請求項6記載の番地カラーシステム。
- 前記代表的な3色はC(シアン)とM(マゼンタ)とY(イエロー)であることを特徴とする請求項6記載の番地カラーシステム。
- 前記番地カラーは、情報配信システムにおいて配信される情報の暗号化手段として利用され、または、1台のコンピュータシステムにおいてそのメモリに保存されるファイルの暗号化手段として利用されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の番地カラーシステム。
- カラー写真画像から、ピクセルの番号(n)と複数のカラー(C)を基にして、番地カラー1次元配列を作成するステップと、
前記番地カラー1次元配列に挙げられた複数の番地カラー(Cn)の各々と、テキストに記載されたオブジェクト(O)と、カラー数値(N)を対応づけるONCn対応表(ONC対応表)を作成するステップと、
前記ONCn対応表を用いて、番地カラーリスト(NCn)、およびオブジェクトリスト(NO)を作成することで符号化するステップと、
から成ることを特徴とするカラー写真画像を利用した符号化方法。 - 前記番地カラーリスト(NCn)を作成する前記ステップは、
前記カラー写真画像で用いられるカラー(C)の数を、代表的な3色とその他の1色とから成る4色に減じるステップと、
カラー(C)の数が減じられた前記カラー写真画像を複数の区画に分割するステップと、
前記複数の区画化から少なくとも1つの区画を切り出すステップと、
切り出した前記区画に含まれる前記代表的な3色のピクセルの位置情報を用いて番地カラー(Cn)を作成するステップと、
作成された番地カラー(Cn)を利用して前記番地カラーリスト(NCn)を作成するステップとを含む、
ことを特徴とする請求項10記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。 - 前記番地カラー(Cn)を作成する前記ステップでは、複数の前記ピクセルのそれぞれのカラーと発番とに基づいて、前記番地カラー(Cn)が決定されることを特徴とする請求項11記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- 前記代表的な3色はR(赤)とG(緑)とB(青)であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- 前記ONCn対応表(ONC対応表)を作成するステップで、前記番地カラー1次元配列に挙げられた前記複数の番地カラー(Cn)の内で、1つまたはいくつかの特定の番地カラーと、前記カラー写真画像にユニークな固有の画像識別番号(画像ID)と、前記カラー数値とを対応づける前記ONCn対応表(ONC対応表)を作成することを特徴とする請求項10記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- 前記ONCn対応表(ONC対応表)を作成するステップで、前記番地カラー1次元配列に挙げられた前記複数の番地カラー(Cn)の内で、1つまたはいくつかの特定の番地カラーと、前記カラー写真画像にユニークな固有の画像識別番号(画像ID)と共に画像属性(作成者、作成年月日、作成場所、目的/用途を含む)、前記カラー数値とを対応づける前記ONCn対応表(ONC対応表)を作成することを特徴とする請求項10記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- 前記符号化の方法は、情報配信システムにおいて配信されるテキストの暗号化手段として利用され、または、1台のコンピュータシステムにおいてそのメモリに保存されるファイルの暗号化手段として利用されることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- 請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法で符号化された前記カラー写真画像を復号化する方法であり、
前記カラー写真画像を、前記番地カラーリスト(NCn)および前記オブジェクトリスト(NO)を用いて、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することを特徴とするカラー写真画像を利用した復号化方法。 - 情報配信装置の側で、請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法に基づいて作成された前記カラー写真画像を情報受信側に通信回線を介して配信し、
別の経路で、前記情報配信装置の側で作成された前記カラー写真画像に基づく前記番地カラーリスト(NCn)と前記オブジェクトリスト(NO)を記録媒体で前記情報受信側に送付し、
情報受信装置は、前記情報配信装置から通信回線を介して送信された前記カラー写真画像を受信し、別途に受信した前記番地カラーリスト(NCn)および前記オブジェクト(NO)を用いて、前記カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することを特徴とするカラー写真画像を利用した復号化方法。 - 情報配信装置の側で、請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法に基づいて作成された前記カラー写真画像を情報受信側に通信回線を介して配信し、
別の経路で、前記情報配信装置の側で作成された前記カラー写真画像に基づく前記番地カラーコード表(ONCn)を記録媒体で前記情報受信側に送付し、
情報受信装置は、前記情報配信装置から通信回線を介して送信された前記カラー写真画像を受信し、別途に受信した前記番地カラーコード表(ONCn)を用いて、前記カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することを特徴とするカラー写真画像を利用した復号化方法。 - 情報配信装置の側で、請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法に基づいて作成された前記カラー写真画像と、前記情報配信装置の側で作成された前記カラー写真画像に基づく前記番地カラーリスト(NCn)と前記オブジェクトリスト(NO)を、別々の経路または同じ経路で、情報受信側に記録媒体で送付するか、または、通信回線を介して配信し、
情報受信装置は、前記カラー写真画像と前記番地カラーリスト(NCn)および前記オブジェクト(NO)を用いて、前記カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することを特徴とするカラー写真画像を利用した復号化方法。 - 情報配信装置の側で、請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法に基づいて作成された前記カラー写真画像のプリント印刷の印刷記録媒体を情報受信側に送付し、
別の経路で、前記情報配信装置の側で作成された前記カラー写真画像に基づく前記番地カラーリスト(NCn)と前記オブジェクトリスト(NO)を通信回線を介して配信するか、または、記録媒体で前記情報受信側に送付するかし、
情報受信装置は、前記カラー写真画像のプリント印刷の印刷記録媒体を受領してカメラ撮像して撮像画像を情報受信装置に取り込み、別途に受信した前記番地カラーリスト(NCn)および前記オブジェクト(NO)を用いて、前記カラー写真画像、番地カラー(Cn)、カラー数値(N)、オブジェクト(O)の順序で逆変換して復号化することを特徴とするカラー写真画像を利用した復号化方法。 - 前記復号化の方法は、情報配信システムにおいて配信されるファイルの暗号化手段として利用され、または、1台のコンピュータシステムにおいてそのメモリに保存されるファイルの暗号化手段として利用されることを特徴とする請求項17〜21のいずれか1項に記載のカラー写真画像を利用した符号化方法。
- カラー写真画像を第1の割符としかつONC対応表を第2の割符とし、テキストオブジェクトを、前記カラー写真画像と前記ONC対応表を用いて割符暗号化することを特徴とする暗号化方法。
- 請求項10〜15のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した符号化方法に基づく符号化処理において、テキストオブジェクトを、前記カラー写真画像と前記ONC対応表を用いて割符暗号化することを特徴とする暗号化方法。
- 請求項17〜21のいずれか1項に記載されたカラー写真画像を利用した復号化方法に基づく復号化処理において、前記カラー写真画像と前記ONC対応表を用いて割符符号してテキストオブジェクトに復号化することを特徴とする暗号化方法。
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