JP2011026684A - Vapor deposition apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、蒸着源から蒸着材料を気化させると共にこの気化物質を被蒸着基材に蒸着させるようにした蒸着装置に関するものである。 The present invention relates to a vapor deposition apparatus that vaporizes a vapor deposition material from a vapor deposition source and deposits the vaporized substance on a substrate to be vapor deposited.
蒸着装置は、例えば真空チャンバー内に蒸着材料を保持する蒸着源と被蒸着基材とを配置し、真空チャンバー内を減圧した状態で、蒸着材料を加熱して気化させ、これにより生じた気化物質を被蒸着基材の表面に堆積させることによって蒸着を行うようにしたものである。そして、気化物質は蒸着源から放出され、蒸着源と対向して配置される被蒸着基材の表面に付着して蒸着される。また、気化物質は蒸着源から種々の方向に放出されるので、被蒸着基材へ向かって進行しない気化物質が多く、このように被蒸着基材へ向かって進行しない気化物質は被蒸着基材の表面に付着しないため、真空チャンバー内に配置した蒸着源の蒸着材料と被蒸着基材とが対向する空間を筒状加熱体で囲むと共にこの筒状加熱体を蒸着材料が気化される温度で加熱し、蒸着源から気化した気化物質を筒状加熱体の内側の空間を通して被蒸着基材の表面に蒸着させるようにしている。 For example, the vapor deposition apparatus arranges a vapor deposition source for holding the vapor deposition material in the vacuum chamber and a substrate to be vapor-deposited, and vaporizes the vapor deposition material by heating the vapor deposition material in a state where the pressure in the vacuum chamber is reduced. Is deposited on the surface of the substrate to be vapor-deposited. Then, the vaporized substance is released from the vapor deposition source, and is deposited on the surface of the vapor deposition substrate disposed opposite to the vapor deposition source. In addition, since the vaporized material is released from the deposition source in various directions, there are many vaporized materials that do not proceed toward the substrate to be deposited. The space where the vapor deposition material of the vapor deposition source disposed in the vacuum chamber and the substrate to be vapor-deposited is surrounded by a cylindrical heating body, and the cylindrical heating body is at a temperature at which the vapor deposition material is vaporized. The vaporized material heated and vaporized from the vapor deposition source is vapor deposited on the surface of the vapor deposition substrate through the space inside the cylindrical heating body.
このような蒸着装置においては、被蒸着基材に対して一定膜厚の蒸着膜を形成するために、成膜速度検出器が設けられることがある。例えば特許文献1では、筒状加熱体の内側に成膜速度検出器を設けるようにしている。このような成膜速度検出器によって成膜速度を検出し、これに基づいて蒸着条件を制御することで、被蒸着基材に対して一定膜厚の蒸着膜を形成することができる。
In such a vapor deposition apparatus, a film formation rate detector may be provided in order to form a vapor deposition film having a constant film thickness on a substrate to be vapor-deposited. For example, in
成膜速度検出器としては、吸収、発光、分子振動を光学的手法により観測する光学式の検出器、装置内に導入された分子の分子量および発生したフラグメントから同定する質量分析式の検出器、成膜した物質の成膜質量から成膜膜厚を測定する水晶振動子式検出器などが挙げられる。 Deposition rate detectors include optical detectors that observe absorption, emission, and molecular vibrations using optical techniques, molecular mass detectors that are introduced into the device, and mass spectrometric detectors that are identified from fragments generated, Examples thereof include a crystal oscillator type detector that measures a film thickness from a film formation mass of a formed material.
しかし、このような成膜速度検出器に気化物質が付着し、その付着量が多くなってくると、測定精度が低下し、或いは測定不能になってしまう。このため、成膜速度検出器を頻繁に交換したり蒸着膜を除去したりする必要があって、メンテナンスが煩雑になってしまう。これは、特に高速成膜時や長時間成膜時には致命的な問題点になってしまう。 However, if a vaporized substance adheres to such a film formation rate detector and the amount of adhesion increases, the measurement accuracy decreases or measurement becomes impossible. For this reason, it is necessary to frequently replace the film formation rate detector or to remove the deposited film, and the maintenance becomes complicated. This becomes a fatal problem particularly during high-speed film formation or long-time film formation.
このような問題に対処するため、検出器に対して遮蔽物を設けることで検出器への気化物質の到達量を制御し、検出器の長寿命化を図る方法が考えられるが、遮蔽物に気化物質が付着することで装置内に粉塵が発生する原因となり、若しくは著しい汚染源となるという問題点がある。 In order to cope with such a problem, a method of extending the life of the detector by controlling the amount of vaporized substance reaching the detector by providing a shield for the detector can be considered. There is a problem that adhering vaporized substances may cause dust to be generated in the apparatus or may become a significant source of contamination.
更に、特許文献1の場合のように成膜速度検出器が筒状加熱体の内側に配設されていると、この成膜速度検出器が筒状加熱体からの輻射熱によって加熱されることで不具合が生じてしまうことがある。また、特に一般的に冷却水が必要となる水晶振動子式の検出器の場合は、筒状加熱体の内側に配設することが非常に困難なものとなる。
Furthermore, when the film formation speed detector is disposed inside the cylindrical heating body as in
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、成膜速度検出器のメンテナンスの頻度を低減すると共にこの成膜検出器に筒状加熱体からの熱による不具合が発生することを抑制することができる蒸着装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and reduces the frequency of maintenance of the deposition rate detector and suppresses the occurrence of problems due to heat from the cylindrical heating body in the deposition detector. An object of the present invention is to provide a vapor deposition apparatus that can perform the above process.
本発明に係る蒸着装置は、蒸着源1、筒状加熱体2、成膜速度検出器3及び遮蔽体4を備える。前記筒状加熱体2は前記蒸着源1と被蒸着基材5との間の空間を取り囲むように配設されている。前記遮蔽体4は前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に移動するように設けられている。前記成膜速度検出器3は、前記遮蔽体4に対して筒状加熱体2側とは反対側の位置に配設されている。前記遮蔽体4には筒状加熱体2側から成膜速度検出器3側へ貫通する複数の孔6が形成されている。
The vapor deposition apparatus according to the present invention includes a
このため、蒸着源1で蒸着材料20を加熱することで発生する気化物質19を筒状加熱体2の内側を通じて被蒸着基材5に到達させて蒸着膜を形成することができる。このとき、成膜速度検出器3は筒状加熱体2の外側においてこの筒状加熱体2から遮蔽体4によって遮蔽されていることで、筒状加熱体2からの熱により成膜速度検出器3が加熱されることが抑制される。また、この遮蔽体4の孔6を通じて気化物質19が成膜速度検出器3へ到達することで、成膜速度検出器3による成膜速度の検出が可能となり、このとき成膜速度検出器3へ到達する気化物質19の量が抑制されることで、成膜速度検出器3への気化物質19の付着量も抑制される。また、遮蔽体4は連続的に移動するため、遮蔽体4に付着した気化物質19が残存することがなくなり、この気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを防止することができる。
For this reason, the vaporized
本発明においては、被蒸着基材5を保持しながらこの被蒸着基材5を前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13を備え、前記搬送手段13における被蒸着基材5を保持する保持部材7で前記遮蔽体4が構成されていることが好ましい。
In the present invention, while the
この場合、複数の被蒸着基材5を搬送しながら連続的に蒸着膜を形成することができるようになると共に、被蒸着基材5を搬送するための機構を利用して遮蔽体4を移動させることができるようになる。
In this case, it becomes possible to continuously form a vapor deposition film while conveying a plurality of
また、本発明においては、被蒸着基材5及びパターンマスク8を保持しながらこの被蒸着基材5及びパターンマスク8を前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13を備え、前記パターンマスク8に複数の孔6を有する遮蔽部9が形成され、この遮蔽部9で遮蔽体4の少なくとも一部が構成されていることも好ましい。
In the present invention, the position of the
この場合、複数の被蒸着基材5を搬送しながら連続的に蒸着膜を形成することができるようになると共に、被蒸着基材5を搬送するための機構を利用して遮蔽体4を移動させることができるようになり、気化物質19が付着したパターンマスク8の遮蔽部9を洗浄することが容易となって、気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを更に確実且つ容易に防止することができるようになる。
In this case, it becomes possible to continuously form a vapor deposition film while conveying a plurality of
また、本発明においては、被蒸着基材5を保持しながらこの被蒸着基材5を前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13を備え、複数の孔6を有する遮蔽部材10が、前記搬送手段13における被蒸着基材5を保持する部材に対して着脱可能に設けられ、この遮蔽部材10で遮蔽体4の少なくとも一部が構成されていることも好ましい。
Further, in the present invention, while holding the
この場合、複数の被蒸着基材5を搬送しながら連続的に蒸着膜を形成することができるようになると共に、被蒸着基材5を搬送するための機構を利用して遮蔽体4を移動させることができるようになり、気化物質19が付着した遮蔽部材10を洗浄することが容易となり、或いは遮蔽部材10を一度限りの使い捨てにすることも可能となり、気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを更に確実且つ容易に防止することができるようになる。
In this case, it becomes possible to continuously form a vapor deposition film while conveying a plurality of
本発明において、前記成膜速度検出器3が、水晶振動子式検出器3aであることが好ましい。
In the present invention, it is preferable that the film
この場合、成膜速度検出時の水晶振動子式検出器3aにおける成膜量の増加速度を低減することができ、長期に亘って連続的且つ正確に成膜速度を検出することができるようになる。
In this case, it is possible to reduce the rate of increase of the film formation amount in the quartz
また、本発明において、前記成膜速度検出器3が、蒸着源1から発せられる気化物質19の濃度を光学的に検出する光学式濃度検出器3bであることも好ましい。
In the present invention, it is also preferable that the
この場合、成膜速度検出時に光学式濃度検出器3bの光学系における気化物質19の付着量を低減することができ、長期に亘って連続的且つ正確に成膜速度を検出することができるようになる。
In this case, the deposition amount of the vaporized
本発明によれば、被蒸着基材に蒸着膜を形成するにあたり、成膜速度検出器で成膜速度を検出することができると共に、この成膜速度検出器に筒状加熱体からの熱による不具合等が発生することを抑制することができ、更に成膜速度検出器に対する気化物質の付着量を低減して成膜速度検出器の交換や掃除などのメンテナンスの頻度を低減することができる。 According to the present invention, when forming a vapor deposition film on a substrate to be vapor-deposited, the film formation speed detector can detect the film formation speed, and the film formation speed detector is heated by the heat from the cylindrical heating body. Occurrence of defects or the like can be suppressed, and the amount of vaporized substance attached to the film formation rate detector can be reduced to reduce the frequency of maintenance such as replacement or cleaning of the film formation rate detector.
本発明を実施するための形態について説明する。 A mode for carrying out the present invention will be described.
図9は、蒸着装置の概略構成の一例を示す。この蒸着装置は、被蒸着基材5に対して複数の蒸着膜を順次連続的に蒸着するための連続蒸着装置である。
FIG. 9 shows an example of a schematic configuration of the vapor deposition apparatus. This vapor deposition apparatus is a continuous vapor deposition apparatus for sequentially depositing a plurality of vapor deposition films on the
この例では、装置の一端に被蒸着基材5がストックされるロードロック室11が設けられ、このロードロック室11に真空チャンバーで構成される複数の成膜室12が直列に接続されている。このロードロック室11及び成膜室12には真空ポンプなどの減圧手段が接続されており、この減圧手段によりロードロック室11及び成膜室12の内部を減圧可能となっている。
In this example, a
この蒸着装置は、被蒸着基材5を連続的に搬送する搬送手段13を備えている。ロードロック室11では適宜のロボット機構などにより被蒸着基材5が搬送手段13に順次供給され、この被蒸着基材5を搬送手段13が、複数の成膜室12内を順次通過するように搬送する。これにより、各成膜室12において被蒸着基材5に対する蒸着が順次おこなわれ、被蒸着基材5に対して複数の蒸着膜が積層して設けられる。
This vapor deposition apparatus is provided with a conveying
[実施形態1]
図1乃至3に示される本実施形態では、各成膜室12を構成する真空チャンバー内には、蒸着源1が配設されると共にこの蒸着源1の上方に搬送手段13で搬送される被蒸着基材5が通過するようになっている。蒸着源1は、例えば蒸着材料20が充填される坩堝等の容器14と容器14内の蒸着材料20を加熱するヒーターとを備えている。蒸着源1は例えばSUS304材などで形成することができる。蒸着材料20としては必要に応じて適宜の材料が用いられるが、例えばAlq3、α−NPD、スピロTAD、2−TNATA等の芳香族三級アミン化合物、臭化第二鉄、ヨウ化第二鉄、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、酸化バナジウム等の無機化合物や、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体等の有機金属錯体や、クマリン誘導体などの発光蛍光色素等、及びアルミニウムやマグネシウムなどといった、通常蒸着プロセスで成膜できる物質は全て適用できる。
[Embodiment 1]
In the present embodiment shown in FIGS. 1 to 3, the
また、成膜室12内には蒸着源1と被蒸着基材5の間の空間を取り囲む筒状加熱体2が設けられている。この筒状加熱体2はSUS304材などで円筒状に形成され、その上面及び下面が開口している。筒状加熱体2の形状としては、このような円筒状の他に、角筒状、円錐台状など任意の形状に形成することができる。この筒状加熱体2にはシーズヒータ、ランプヒータ等のヒータが内装され、このヒータによって筒状加熱体2が加熱されるようになっている。
In addition, a
搬送手段13は、被蒸着基材5を、筒状加熱体2の蒸着源1側とは反対側の上部開口14の上方において、この上部開口14を臨む位置を通過するように連続的に移動するように搬送する。被蒸着基材5としては、ガラス基材等の適宜の材質のものが挙げられる。被蒸着基材5は、前記上部開口14を臨む位置において、被蒸着基材5における蒸着が施される面と上部開口14とが対向するように配置される。本実施形態では、搬送手段13は基材を保持する一対の保持部材7と、この保持部材7を被蒸着基材5ごと移動させる図示しない駆動手段とから構成される。
The conveying means 13 continuously moves the
保持部材7は、被蒸着基材5の搬送方向と直交する水平方向に並ぶ、並行並列な二つの棒状の部材である。各保持部材7には、互いに対向し合う面に、内側方へ向けて突出する保持リブ15が形成されている。被蒸着基材5における、搬送方向と直交する方向の両側の端縁を、各保持部材7の保持リブ15上に載置することで、被蒸着基材5が保持部材7に保持される。このとき必要に応じて、被蒸着基材5の蒸着が施される面に対して、この被蒸着基材5に形成される蒸着膜のパターン形状と同じ形状を有する開口16を有するパターンマスク8を重ねて配置した状態で、被蒸着基材5が保持部材7に保持されるようにしてもよい。尚、保持部材7による被蒸着基材5の保持方法としては、前記保持リブ15を用いるもののほか、クランプを用いた被蒸着基材5の保持など、適宜の方法を採用することができる。また、駆動手段としては特に制限されず、コロコンベア搬送、ベルトコンベア搬送、巻取式搬送、ボール螺旋を利用した搬送など、適宜の方式により保持部材7を移動させるものであればよい。この保持部材7が駆動手段によって真空チャンバーを通過するように移動することで、被蒸着基材5が搬送される。
The holding
上記二つの保持部材7のうちの一方は、遮蔽体4として構成されている。このため遮蔽体4は筒状加熱体2の上部開口14を臨む位置を通過するように連続的に移動する。この遮蔽体4には上下に貫通する複数の孔6が形成されている。この孔6は遮蔽体4において規則的且つ均一に分散するように形成されている。
One of the two holding
また、この遮蔽体4に対して筒状加熱体2側とは反対側の上方位置に、成膜速度検出器3が配設されている。このため、成膜速度検出器3は遮蔽体4によって筒状加熱体2の上部開口14から遮蔽され、且つ遮蔽体4における孔6が遮蔽体4を筒状加熱体2側から成膜速度検出器3側へ貫通するようになっている。
In addition, a film
成膜速度検出器3としては、この成膜速度検出器3の周囲の気化物質19に基づいて成膜速度を検出可能であれば特に制限されないが、本実施形態ではその表面に成膜した物質の成膜質量から成膜膜厚を測定する水晶振動子式検出器3aが用いられている。この場合、成膜速度検出器3における成膜膜厚の変化に基づいて成膜速度が導出される。
The film forming
また、成膜速度検出器3として、蒸着源1から発せられる気化物質19の濃度を光学的に検出する光学式濃度検出器3bを用いることもできる。図4に示す光学式濃度検出器3bは、投光器17と受光器18とから構成される。投光器17と受光器18は、遮蔽体4の上方にこの遮蔽体4の長手方向(移動方向)に沿って間隔をあけて設置され、投光器17から発せられた光を受光器18で受光してその強度を検出し、それに基づいて投光器17と受光器18との間の空間における吸光度を検出する。この吸光度に基づいて、気化物質19の濃度を検出し、これに基づいて成膜速度を測定することができる。
Further, as the film
成膜速度検出器3としては、上記以外の適宜の検出器を用いることができ、例えば装置内に導入された分子の分子量および発生したフラグメントから同定する質量分析式の検出器を用いることもできる。
As the film
このように構成される蒸着装置では、被蒸着基材5に積層して蒸着膜を形成する場合、ロードロック室11及び各成膜室12内を減圧すると共に、筒状加熱体2を加熱し、この状態で、蒸着源1で蒸着材料20を加熱する。蒸着材料20は溶融・蒸発、あるいは昇華して気化し、これにより生じる気化物質19が蒸着源1から放出されて飛散する。この気化物質19は一部が筒状加熱体2の内部を通じてこの筒状加熱体2の上部開口14へ向けて進む。また、残りの気化物質19は筒状加熱体2の上部開口14から外れる方向に進むが、この気化物質19は加熱された筒状加熱体2の内面に到達し、この筒状加熱体2の内面で再気化して反射することにより筒状加熱体2の上部開口14へ向けて進むことになる。
In the vapor deposition apparatus configured as described above, when the vapor deposition film is formed by stacking on the vapor
このようにして成膜室12内で気化物質19を発生させながら、搬送手段13を作動させる。このとき、まず被蒸着基材5を搬送手段13に供給することなく駆動手段を作動して保持部材7を移動させる。また、成膜速度検出器3により成膜速度を検出する。このとき、筒状加熱体2の上部開口14から筒状加熱体2の外部に放出される気化物質19は、一方の保持部材7(遮蔽体4)の孔6を通じて成膜速度検出器3に到達する。このため、成膜速度検出器3まで到達する気化物質19の量が一定の割合で低減される。また、遮蔽体4は連続的に移動しているため、成膜速度検出器3と遮蔽体4の孔6との位置関係が変化するものの、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量は全体的に平均化されてほぼ均一になる。特に遮蔽体4の孔6が均一且つ規則的に分散していると、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量の均一性が高くなる。
In this way, the transport means 13 is operated while generating the vaporized
この成膜速度検出器3まで到達した気化物質19に基づいて成膜速度が導出される。すなわち、遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する気化物質19の量が低減することを加味した上で、成膜速度が導出される。このとき、被蒸着基材5とほぼ同一平面上におけるこの被蒸着基材5の近傍を通過する気化物質19に基づいて成膜速度が検出されることで、成膜速度の検出精度が高くなる。
The deposition rate is derived based on the vaporized
各成膜室12において、成膜速度検出器3により検出される成膜速度が、所望の速度となったら、ロードロック室11において被蒸着基材5を搬送手段13に供給して搬送し、被蒸着基材5を、各成膜室12に順次通過させる。各成膜室12では、被蒸着基材5は筒状加熱体2の上部開口14を臨む位置を通過し、被蒸着基材5に対して蒸着膜が所望の膜厚で形成される。これにより、被蒸着基材5に蒸着膜が順次形成される。
In each
この間、各成膜室12では、成膜速度検出器3による成膜速度の測定を継続しておこなうことで各成膜室12における成膜速度が所望の通りになっているか否かを監視して、不良の発生を検知することができる。
During this time, in each
以上のようにして被蒸着基材5に対する蒸着膜の形成の際に成膜速度検出器3による成膜速度の検出をおこなうと、成膜速度検出器3は筒状加熱体2の外部に配設されていると共に遮蔽体4によって筒状加熱体2から遮蔽されているため、筒状加熱体2から輻射などによって成膜速度検出器3に到達する熱量を低減することができ、成膜検出器に熱による不具合が生じることを防止することができる。
As described above, when the deposition rate is detected by the
また、気化物質19が遮蔽体4における孔6を通して成膜速度検出器3へ到達することで、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量が抑制され、成膜速度検出器3における気化物質19の付着量を低減することができる。このため、気化物質19の付着量の増大により成膜速度検出器3による成膜速度の検出精度の低下を抑制することができる。例えば水晶振動子式検出器3aの場合には気化物質19が付着することにより形成される蒸着膜の質量が増大すると検出精度が低下するが、このような検出精度の低下を抑制することができる。また光学式濃度検出器3bの場合には投光器17の発光部分や受光器18の受光部分などの光学系に気化物質19が付着すると検出精度が低下するが、このような検出精度の低下を抑制することができる。これにより、成膜速度検出器3の交換や掃除の頻度を低減することができる。
Further, when the vaporized
また、遮蔽体4は連続的に移動するため、遮蔽体4に付着した気化物質19が成膜室12内に残存することがなくなり、この気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを防止することができる。
Further, since the
遮蔽体4にはその移動方向に沿った全体領域に孔6が形成されていてもよいが、この孔6は、被蒸着基材5の保持位置に対して搬送方向と直交する方向の側方の位置にのみ部分的に形成し、被蒸着基材5間には孔6が形成されないようにしてもよい。この場合、被蒸着基材5が筒状加熱体2の上部開口14に臨む位置に配置されていない状態では成膜速度検出器3は遮蔽体4によって筒状加熱体2の上部開口14から完全に遮蔽され、成膜速度検出器3へ到達する熱量を更に低減することができると共に、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量を更に抑制することができるようになる。このとき成膜速度は、成膜速度検出器3と筒状加熱体2との間が、遮蔽体4における孔6が形成されている部分で遮蔽されている状態での成膜速度検出器3での検出結果に基づいて測定される。
Although the
遮蔽体4における孔6の寸法、密度等は、成膜速度検出器3における気化物質19の付着を充分に抑制しつつ成膜速度が検出可能となり、且つ遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する熱量を充分に低減することができるように、適宜設定される。例えば孔6の孔径をΦ(mm)、孔密度をNd(個/cm2)、成膜速度検出器3で成膜速度を精度良く検出するために要する気化物質19の最小流速をX(質量・長さ−2・時間−1)、被蒸着基材5の蒸着が施される面へ向けた気化物質19の流束をY(質量・長さ−2・時間−1)、遮蔽体4の移動速度をs(cm/秒)とすると、これらが次の関係を満たすことが好ましい。
The size, density, and the like of the
s×Nd0.5>10 …(1)
X≧(0.25πΦ2Nd/100)×Y …(2)
(1)式は検出時定数に関わっており、この式を満たすことで、遮蔽体4における孔6の部分が成膜速度検出器3を通過する場合と、孔6の空いていない部分が成膜速度検出器3を通過する場合とで、検出される成膜速度が振動することを抑制し、成膜速度の検出精度を向上することができる。(2)式は実際に被蒸着基材5に到達する蒸着流束をどの程度の割合で減少させて、成膜速度検出器3に到達させるかを示す式である。
s × Nd 0.5 > 10 (1)
X ≧ (0.25πΦ 2 Nd / 100) × Y (2)
Equation (1) is related to the detection time constant, and by satisfying this equation, the portion of the
上記最小流速Xは、成膜速度検出器3の種類や気化物質19の種類などに応じて設定される。
The minimum flow velocity X is set according to the type of the film
例えば成膜速度検出器3が水晶振動子式検出器3aである場合には、(気化物質の流速)×(密度)×(ツーリング因子)=(成膜速度)の式で、成膜速度が導出される。ツーリング因子は気化物質19の流速から成膜速度が導出されるように適宜与えられるものであり、例えば一定の蒸着時間だけ蒸着をおこなった場合の水晶振動子式検出器3aの検出結果から導出される成膜速度と前記蒸着時間との積と、実際に成膜される蒸着膜の厚みとが一致するように決定される。本実施形態では遮蔽体4の孔6を通じて実際に水晶振動子式検出器3aへ到達する気化物質19の流速から、遮蔽体4を介さずに被蒸着基材5に形成される蒸着膜の厚みが導出されるようにツーリング因子を決定する。そして、水晶振動子式検出器3aへ到達する気化物質19の流速がX1である場合に決定されたツーリング因子を用いて、この流速X1の1.5倍の流速X2の場合の成膜速度を導出し、この成膜速度と蒸着時間との積から導出される膜厚が、被蒸着基材5に実際に形成される蒸着膜の厚みの±10%以内であれば、流速X1において成膜速度が精度良く検出されるものとみなせる。このような流速X1のうちの最小の流速を上記最小流速Xとすることができる。
For example, when the film
また、成膜速度検出器3が光学式濃度検出器3bである場合には、この光学式濃度検出器3bで検出される吸光度が好ましくは0.1〜1.0、特に好ましくは0.1〜0.5の範囲であれば、吸光度を精度良く成膜速度に変換することができるため、吸光度がこの範囲に収まるように孔径Φ、孔密度Nd等を決定することが好ましい。
When the film
例えば本実施形態において、遮蔽体4の厚みtを5mm、孔6の孔径Φを2mm、孔密度Ndを8個/cm2とすると、被蒸着基材5の蒸着が施される面での蒸着速度が8nm/秒である場合、成膜速度検出器3における実際の成膜速度は0.24nm/秒となる。そこで、実際の成膜速度が0.24nm/秒の場合に、成膜速度の検出値が8nm/秒となるように検出結果を導出して、成膜速度を検出することができる。この場合、成膜速度検出器3に実際に到達する気化物質19の量は、遮蔽体4によって0.24/8×100=3(%)まで低減し、成膜速度検出器3の寿命は33倍になることが期待される。
For example, in this embodiment, when the thickness t of the
尚、搬送手段13は上記のものに限られず、被蒸着基材5を保持しながらこの被蒸着基材5を筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13であって、この搬送手段13における被蒸着基材5を保持する保持部材7で複数の孔6を有する遮蔽体4が構成されていれば、いかなる構成であってもよい。
The conveying means 13 is not limited to the above-described one, and the
[実施形態2]
図5,6に示される本実施形態では、各成膜室12を構成する真空チャンバー内には、実施形態1と同様に蒸着源1が配設されると共にこの蒸着源1の上方に搬送手段13で搬送される被蒸着基材5が通過するようになっており、また蒸着源1と被蒸着基材5の間の空間を取り囲む筒状加熱体2が設けられている。
[Embodiment 2]
In the present embodiment shown in FIGS. 5 and 6, the
搬送手段13は、被蒸着基材5を、筒状加熱体2の蒸着源1側とは反対側の上部開口14の上方において、この上部開口14を臨む位置を通過するように連続的に移動するように搬送する。被蒸着基材5は、前記上部開口14を臨む位置において、被蒸着基材5における蒸着が施される面と上部開口14とが対向するように配置される。本実施形態では、搬送手段13は、被蒸着基材5を保持する基材保持体21、この基材保持体21を保持する一対の保持部材7、並びにこの保持部材7を基材保持体21ごと移動させる図示しない駆動手段とから構成される。
The conveying means 13 continuously moves the
保持部材7及び駆動手段としては、実施形態1と同様の構成のものが採用されるが、本実施形態では保持部材7は被蒸着基材5を直接は保持せずに基材保持体21を保持するものであり、またこの保持部材7には孔6は形成されていない。
As the holding
基材保持体21は、平板状に形成され、且つ上下に貫通する平面視矩形状の保持開口22が形成されている。この保持開口22の内周面の下端部には、この保持開口22の内側に向けて突出する保持リブ23が形成されている。
The
この基材保持体21は、被蒸着基材5と共にパターンマスク8を保持する。パターンマスク8は被蒸着基材5と合致する形状を有する平面視矩形状のマスク部24と、このマスク部24の一端縁から延出する、この延出方向と直交する方向に長い遮蔽部9とで構成されている。マスク部24には被蒸着基材5に形成される蒸着膜のパターン形状と同じ形状を有する開口16が形成されている。一方、遮蔽部9には上下に貫通する複数の孔6が形成されている。この孔6は遮蔽部9において規則的且つ均一に分散するように形成されている。また、このパターンマスク8は、基材保持体21の保持開口22と合致する平面視矩形状に形成される。
The
このパターンマスク8は、その遮蔽部9が搬送方向と直交する方向の一側部に配置されるようにして基材保持体21の保持開口22内に配置されると共にこのパターンマスク8の外周縁が保持リブ23の上に配置されることで、基材保持体21に保持される。更に、このパターンマスク8におけるマスク部24の上に被蒸着基材5を配置することで、基材保持体21に被蒸着基材5が保持される。
The
この基材保持体21における、搬送方向と直交する方向の両側の端縁を、各保持部材7の保持リブ15上に載置することで、基材保持体21がパターンマスク8及び被蒸着基材5ごと保持部材7に保持される。遮蔽部9は、被蒸着基材5の保持位置に対して搬送方向と直交する方向の側方の位置に配置される。
The
また、この遮蔽部9に対して筒状加熱体2側とは反対側の上方位置に、成膜速度検出器3が配設されている。このため、成膜速度検出器3は遮蔽部9によって筒状加熱体2の上部開口14から遮蔽され、且つ遮蔽部9における孔6が遮蔽部9を筒状加熱体2側から成膜速度検出器3側へ貫通するようになっている。
In addition, a film
成膜速度検出器3としては、実施形態1の場合と同様に、例えばその表面に成膜した物質の成膜質量から成膜膜厚を測定する水晶振動子式検出器3aが挙げられる。この場合、成膜速度検出器3における成膜膜厚の変化に基づいて成膜速度が導出される。また、成膜速度検出器3として、蒸着源1から発せられる気化物質19の濃度を光学的に検出する光学式濃度検出器3bを用いることもできる。これ以外にも適宜の検出器を用いることができ、例えば装置内に導入された分子の分子量および発生したフラグメントから同定する質量分析式の検出器を用いることもできる。
As the film
このように構成される蒸着装置では、被蒸着基材5に積層して蒸着膜を形成する場合、まず実施形態1と同様にロードロック室11及び各成膜室12内を減圧すると共に、筒状加熱体2を加熱し、この状態で、蒸着源1で蒸着材料20を加熱する。
In the vapor deposition apparatus configured as described above, when the vapor deposition film is formed by stacking on the vapor
このようにして成膜室12内で気化物質19を発生させながら、搬送手段13を作動させる。このとき、まず基材保持体21に被蒸着基材5を保持させずにパターンマスク8のみを保持させ、この基材保持体21を保持部材7に保持させて、保持部材7を移動させる。保持部材7には複数の基材保持体21を間隔をあけて順次配置し、且つ各基材保持体21の間にはこの基材保持体21と同一幅を有する隙間部材25を配置して、基材保持体21間の隙間を隙間部材25で埋めるようにする。このとき、基材保持体21及び隙間部材25における、遮蔽部9を含む一側部で、遮蔽体4が構成される。尚、隙間部材25を用いずに、基材保持体21同士を隙間なく配置してもよく、この場合、基材保持体21における、遮蔽部9を含む一側部で、遮蔽体4が構成される。
In this way, the transport means 13 is operated while generating the vaporized
また、成膜速度検出器3により成膜速度を検出する。このとき、筒状加熱体2の上部開口14から筒状加熱体2の外部に放出される気化物質19は、遮蔽体4における遮蔽部9の孔6を通じて成膜速度検出器3に到達する。このため、成膜速度検出器3まで到達する気化物質19の量が一定の割合で低減される。また、遮蔽体4は連続的に移動しているため、成膜速度検出器3と遮蔽部9の孔6との位置関係が変化するものの、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量は全体的に平均化されてほぼ均一になる。特に遮蔽部9の孔6が均一且つ規則的に分散していると、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量の均一性が高くなる。
Further, the film
この成膜速度検出器3まで到達した気化物質19に基づいて成膜速度が導出される。すなわち、遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する気化物質19の量が低減することを加味した上で、成膜速度が導出される。このとき、被蒸着基材5とほぼ同一平面上におけるこの被蒸着基材5の近傍を通過する気化物質19に基づいて成膜速度が検出されることで、成膜速度の検出精度が高くなる。
The deposition rate is derived based on the vaporized
ここで、本実施形態では、被蒸着基材5が筒状加熱体2の上部開口14に臨む位置に配置されていない状態では成膜速度検出器3は遮蔽体4によって筒状加熱体2の上部開口14から完全に遮蔽され、成膜速度検出器3へ到達する熱量を更に低減することができると共に、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量を更に抑制することができるようになる。このとき成膜速度は、成膜速度検出器3と筒状加熱体2との間が、遮蔽体4における孔6が形成されている部分(遮蔽部9)で遮蔽されている状態での成膜速度検出器3での検出結果に基づいて測定される。
Here, in the present embodiment, in the state where the
各成膜室12において、成膜速度検出器3により検出される成膜速度が、所望の速度となったら、ロードロック室11において被蒸着基材5を搬送手段13の基材保持体21に供給して保持させて、搬送し、被蒸着基材5を、各成膜室12に順次通過させる。各成膜室12では、被蒸着基材5は筒状加熱体2の上部開口14を臨む位置を通過し、被蒸着基材5に対して蒸着膜がパターンマスク8における開口16と合致する形状で所望の膜厚で形成される。これにより、被蒸着基材5に蒸着膜が順次形成される。
In each
この間、各成膜室12では、成膜速度検出器3による成膜速度の測定を継続しておこなうことで各成膜室12における成膜速度が所望の通りになっているか否かを監視して、成膜不良の発生を検知することができる。
During this time, in each
以上のようにして被蒸着基材5に対する蒸着膜の形成の際に成膜速度検出器3による成膜速度の検出をおこなうと、成膜速度検出器3は筒状加熱体2の外部に配設されていると共に遮蔽体4によって筒状加熱体2から遮蔽されているため、筒状加熱体2から輻射などによって成膜速度検出器3に到達する熱量を低減することができ、成膜検出器に熱による不具合が生じることを防止することができる。
As described above, when the deposition rate is detected by the
また、気化物質19が遮蔽体4における孔6を通して成膜速度検出器3へ到達することで、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量が抑制され、成膜速度検出器3における気化物質19の付着量を低減することができる。このため、成膜速度検出器3の交換や掃除の頻度を低減することができる。
Further, when the vaporized
また、遮蔽体4は連続的に移動するため、遮蔽体4に付着した気化物質19が成膜室12内に残存することがなくなり、この気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを防止することができる。
Further, since the
遮蔽体4の遮蔽部9における孔6の寸法、密度等は、実施形態1の場合と同様に、成膜速度検出器3における気化物質19の付着を充分に抑制しつつ成膜速度が検出可能となり、且つ遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する熱量を充分に低減することができるように、適宜設定される。
As in the case of the first embodiment, the size, density, etc. of the
尚、搬送手段13は上記のものに限られず、被蒸着基材5及びパターンマスク8を保持しながらこの被蒸着基材5及びパターンマスク8を前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13であって、パターンマスク8に複数の孔6を有する遮蔽部9が形成され、この遮蔽部9で遮蔽体4の少なくとも一部が構成されていれば、いかなる構成であってもよい。
The conveying means 13 is not limited to the above-described one, and the
[実施形態3]
図7,8に示される本実施形態では、各成膜室12を構成する真空チャンバー内には、実施形態1と同様に蒸着源1が配設されると共にこの蒸着源1の上方に搬送手段13で搬送される被蒸着基材5が通過するようになっており、また蒸着源1と被蒸着基材5の間の空間を取り囲む筒状加熱体2が設けられている。
[Embodiment 3]
In the present embodiment shown in FIGS. 7 and 8, the
搬送手段13は、被蒸着基材5を、筒状加熱体2の蒸着源1側とは反対側の上部開口14の上方において、この上部開口14を臨む位置を通過するように連続的に移動するように搬送する。被蒸着基材5は、前記上部開口14を臨む位置において、被蒸着基材5における蒸着が施される面と上部開口14とが対向するように配置される。本実施形態では、搬送手段13は、被蒸着基材5を保持する基材保持体21、この基材保持体21を保持する一対の保持部材7、並びにこの保持部材7を基材保持体21ごと移動させる図示しない駆動手段とから構成される。
The conveying means 13 continuously moves the
保持部材7及び駆動手段としては、実施形態1と同様の構成のものが採用されるが、保持部材7は被蒸着基材5を直接保持するのではなく基材保持体21を保持するものであり、またこの保持部材7には孔6は形成されていない。
As the holding
基材保持体21は、平板状に形成され、且つ上下に貫通する平面視矩形状の保持開口22が形成されている。また、基材保持体21には、前記保持開口22の一つの辺の側方に、上下に貫通すると共に前記一つの辺に沿って長い平面視帯状の透過孔26も形成されている。保持開口22の内周面の下端部には、この保持開口22の内側に向けて突出する保持リブ23が形成されている。また、透過孔26の長手方向の両側方に、それぞれ固定用孔27が上方に開口するように形成されている。
The
この基材保持体21は、被蒸着基材5と共にパターンマスク8及び遮蔽部材10を保持する。被蒸着基材5とパターンマスク8は、共に上記保持開口22に合致する平面視矩形状を有する。パターンマスク8には被蒸着基材5に形成される蒸着膜のパターン形状と同じ形状を有する開口16が形成されている。
The
遮蔽部材10は、パターンマスク8とは別部材であり、透過孔26よりも大きく且つこの透過孔26を閉塞可能な平面視帯状に形成される。この遮蔽部材10には上下に貫通する複数の孔6が形成されている。この孔6は遮蔽部材10において規則的且つ均一に分散するように形成されている。また、この孔6とは別に、遮蔽部材10の長手方向の両端には、基材保持体21における各固定用孔27と合致する位置に、それぞれ固定用孔28が形成されている。
The shielding
パターンマスク8は、基材保持体21の保持開口22内に配置されると共にこのパターンマスク8の外周縁が保持リブ23の上に配置されることで、基材保持体21に保持される。更に、保持開口22内におけるパターンマスク8の上に被蒸着基材5を配置することで、基材保持体21に被蒸着基材5が保持される。また、遮蔽部材10を基材保持体21の上面上に透過孔26を覆うように配置すると共に、遮蔽部材10と基材保持体21の各固定用孔27,28を重ね、この固定用孔27,28に固定ピン29を挿入することで、遮蔽部材10が基材保持体21に保持される。
The
この基材保持体21における、搬送方向と直交する方向の両側の端縁を、各保持部材7の保持リブ15上に載置することで、基材保持体21がパターンマスク8、遮蔽部材10及び被蒸着基材5ごと保持部材7に保持される。遮蔽部材10は、被蒸着基材5の保持位置に対して搬送方向と直交する方向の側方の位置に配置される。
The
また、遮蔽部材10に対して筒状加熱体2側とは反対側の上方位置に、成膜速度検出器3が配設されている。このため、成膜速度検出器3は遮蔽部材10によって筒状加熱体2の上部開口14から遮蔽され、且つ遮蔽部材10における孔6が遮蔽部材10を筒状加熱体2側から成膜速度検出器3側へ貫通するようになっている。
In addition, a film
成膜速度検出器3としては、実施形態1の場合と同様に、例えばその表面に成膜した物質の成膜質量から成膜膜厚を測定する水晶振動子式検出器3aが挙げられる。この場合、成膜速度検出器3における成膜膜厚の変化に基づいて成膜速度が導出される。また、成膜速度検出器3として、蒸着源1から発せられる気化物質19の濃度を光学的に検出する光学式濃度検出器3bを用いることもできる。これ以外にも適宜の検出器を用いることができ、例えば装置内に導入された分子の分子量および発生したフラグメントから同定する質量分析式の検出器を用いることもできる。
As the film
このように構成される蒸着装置では、被蒸着基材5に積層して蒸着膜を形成する場合、まず実施形態1と同様にロードロック室11及び各成膜室12内を減圧すると共に、筒状加熱体2を加熱し、この状態で、蒸着源1で蒸着材料20を加熱する。
In the vapor deposition apparatus configured as described above, when the vapor deposition film is formed by stacking on the vapor
このようにして成膜室12内で気化物質19を発生させながら、搬送手段13を作動させる。このとき、まず基材保持体21に被蒸着基材5を保持させずに遮蔽部材10のみを保持させ、この基材保持体21を保持部材7に保持させて、保持部材7を移動させる。保持部材7には複数の基材保持体21を間隔をあけて順次配置し、且つ各基材保持体21の間にはこの基材保持体21と同一幅を有する隙間部材25を配置して、基材保持体21間の隙間を隙間部材25で埋めるようにする。このとき、基材保持体21及び隙間部材25における、遮蔽部材10を含む一側部で、遮蔽体4が構成される。尚、隙間部材25を用いずに、基材保持体21同士を隙間なく配置してもよく、この場合、基材保持体21における、遮蔽部材10を含む一側部で、遮蔽体4が構成される。
In this way, the transport means 13 is operated while generating the vaporized
また、成膜速度検出器3により成膜速度を検出する。このとき、筒状加熱体2の上部開口14から筒状加熱体2の外部に放出される気化物質19は、遮蔽体4における遮蔽部材10の孔6を通じて成膜速度検出器3に到達する。このため、成膜速度検出器3まで到達する気化物質19の量が一定の割合で低減される。また、遮蔽体4は連続的に移動しているため、成膜速度検出器3と遮蔽部材10の孔6との位置関係が変化するものの、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量は全体的に平均化されてほぼ均一になる。特に遮蔽部材10の孔6が均一且つ規則的に分散していると、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量の均一性が高くなる。
Further, the film
この成膜速度検出器3まで到達した気化物質19に基づいて成膜速度が導出される。すなわち、遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する気化物質19の量が低減することを加味した上で、成膜速度が導出される。このとき、被蒸着基材5とほぼ同一平面上におけるこの被蒸着基材5の近傍を通過する気化物質19に基づいて成膜速度が検出されることで、成膜速度の検出精度が高くなる。
The deposition rate is derived based on the vaporized
ここで、本実施形態では、被蒸着基材5が筒状加熱体2の上部開口14に臨む位置に配置されていない状態では成膜速度検出器3は遮蔽体4によって筒状加熱体2の上部開口14から完全に遮蔽され、成膜速度検出器3へ到達する熱量を更に低減することができると共に、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量を更に抑制することができるようになる。このとき成膜速度は、成膜速度検出器3と筒状加熱体2との間が、遮蔽体4における孔6が形成されている部分(遮蔽部材10)で遮蔽されている状態での成膜速度検出器3での検出結果に基づいて測定される。
Here, in the present embodiment, in the state where the
各成膜室12において、成膜速度検出器3により検出される成膜速度が、所望の速度となったら、ロードロック室11において被蒸着基材5及びパターンマスク8を搬送手段13の基材保持体21に供給して保持させて、搬送し、被蒸着基材5を、各成膜室12に順次通過させる。各成膜室12では、被蒸着基材5は筒状加熱体2の上部開口14を臨む位置を通過し、被蒸着基材5に対して蒸着膜がパターンマスク8における開口16と合致する形状で所望の膜厚で形成される。これにより、被蒸着基材5に蒸着膜が順次形成される。
In each
この間、各成膜室12では、成膜速度検出器3による成膜速度の測定を継続しておこなうことで各成膜室12における成膜速度が所望の通りになっているか否かを監視することができ、成膜不良を検知することができる。
During this time, in each
以上のようにして被蒸着基材5に対する蒸着膜の形成の際に成膜速度検出器3による成膜速度の検出をおこなうと、成膜速度検出器3は筒状加熱体2の外部に配設されていると共に遮蔽体4によって筒状加熱体2から遮蔽されているため、筒状加熱体2から輻射などによって成膜速度検出器3に到達する熱量を低減することができ、成膜検出器に熱による不具合が生じることを防止することができる。
As described above, when the deposition rate is detected by the
また、気化物質19が遮蔽体4における孔6を通して成膜速度検出器3へ到達することで、成膜速度検出器3に到達する気化物質19の量が抑制され、成膜速度検出器3における気化物質19の付着量を低減することができる。このため、成膜速度検出器3の交換や掃除の頻度を低減することができる。
Further, when the vaporized
また、遮蔽体4は連続的に移動するため、遮蔽体4に付着した気化物質19が成膜室12内に残存することがなくなり、この気化物質19によって装置内に粉塵が発生したり汚染源となったりすることを防止することができる。
Further, since the
遮蔽体4の遮蔽部材10における孔6の寸法、密度等は、実施形態1の場合と同様に、成膜速度検出器3における気化物質19の付着を充分に抑制しつつ成膜速度が検出可能となり、且つ遮蔽体4によって成膜速度検出器3へ到達する熱量を充分に低減することができるように、適宜設定される。
As in the case of the first embodiment, the size, density, etc. of the
尚、搬送手段13は上記のものに限られず、被蒸着基材5を保持しながらこの被蒸着基材5を前記筒状加熱体2の被蒸着基材5側の開口を臨む位置を通過するように連続的に搬送する搬送手段13であって、複数の孔6を有する遮蔽部材10が、前記搬送手段13における被蒸着基材5を保持する部材に対して着脱可能に設けられ、この遮蔽部材10で遮蔽体4の少なくとも一部が構成されていれば、いかなる構成であってもよい。
The conveying means 13 is not limited to the above-described one, and passes through the position where the
以上説明した各実施形態では、遮蔽体4は被蒸着基材5を搬送する搬送手段13によって被蒸着基材5と共に移動するものであるが、この搬送手段13とは別途の機構により移動する遮蔽体4が設けられてもよい。また、上記各実施形態では被蒸着基材5を連続的に搬送しながら蒸着するものであるが、被蒸着基材5を筒状加熱体2に対する配置位置を固定した状態で蒸着しながら、遮蔽体4を移動させるものであってもよい。
In each of the embodiments described above, the
1 蒸着源
2 筒状加熱体
3 成膜速度検出器
3a 水晶振動子式検出器
3b 光学式濃度検出器
4 遮蔽体
5 被蒸着基材
6 孔
7 保持部材
8 パターンマスク
9 遮蔽部
10 遮蔽部材
13 搬送手段
19 気化物質
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記筒状加熱体は前記蒸着源と被蒸着基材との間の空間を取り囲むように配設され、
前記遮蔽体は前記筒状加熱体の被蒸着基材側の開口を臨む位置を通過するように連続的に移動するように設けられ、
前記成膜速度検出器は、前記遮蔽体に対して筒状加熱体側とは反対側の位置に配設され、
前記遮蔽体には筒状加熱体側から成膜速度検出器側へ貫通する複数の孔が形成されていることを特徴とする蒸着装置。 Evaporation source, cylindrical heating body, film formation rate detector and shield
The cylindrical heating body is disposed so as to surround a space between the vapor deposition source and the vapor deposition substrate,
The shield is provided so as to continuously move so as to pass a position facing the opening on the vapor deposition substrate side of the cylindrical heating body,
The film formation rate detector is disposed at a position opposite to the cylindrical heating body side with respect to the shield,
The vapor deposition apparatus, wherein the shield is formed with a plurality of holes penetrating from the cylindrical heating body side to the film formation rate detector side.
前記搬送手段における被蒸着基材を保持する保持部材で前記遮蔽体が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸着装置。 A transporting means for continuously transporting the deposition target substrate so as to pass through a position facing the opening on the deposition target substrate side of the cylindrical heating body while holding the deposition target substrate,
The vapor deposition apparatus according to claim 1, wherein the shielding body is configured by a holding member that holds a vapor deposition base material in the transport unit.
前記パターンマスクに複数の孔を有する遮蔽部が形成され、この遮蔽部で遮蔽体の少なくとも一部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸着装置。 Conveying means for continuously conveying the deposition target substrate and the pattern mask so as to pass through a position facing the opening on the deposition target substrate side of the cylindrical heating body while holding the deposition target substrate and the pattern mask. ,
The vapor deposition apparatus according to claim 1, wherein a shielding portion having a plurality of holes is formed in the pattern mask, and at least a part of the shielding body is configured by the shielding portion.
複数の孔を有する遮蔽部材が、前記搬送手段における被蒸着基材を保持する部材に対して着脱可能に設けられ、この遮蔽部材で遮蔽体の少なくとも一部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸着装置。 A transporting means for continuously transporting the deposition target substrate so as to pass through a position facing the opening on the deposition target substrate side of the cylindrical heating body while holding the deposition target substrate,
A shielding member having a plurality of holes is provided so as to be detachable from a member for holding a deposition target substrate in the conveying means, and at least a part of the shielding body is configured by the shielding member. The vapor deposition apparatus according to claim 1.
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