JP2010533054A - 脂質リッチ領域を処置するシステム - Google Patents

脂質リッチ領域を処置するシステム Download PDF

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Abstract

【課題】脂質リッチ領域を処置するシステムを提供する。
【解決手段】患者の皮下脂質リッチ領域、例えば、組織、器官、細胞、等から熱を除去するための冷却システムが説明される。種々の実施形態において、冷却システムは、コントローラと、コンピューティング装置と、データ取得装置と、チラーと、1つ以上のアプリケータとを備えている。又、冷却システムは、これらコンポーネントを使用して、処置プロフィールを選択し、そしてその選択された処置を、アプリケータを使用して適用する。処置プロフィールは、アプリケータに接続されるスリーブから受け取られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、脂質リッチ領域を処置するシステムに係る。
関連出願への相互参照:本出願は、参考としてここに援用する米国特許出願である2007年7月13日に出願された“SYSTEM FOR TREATING LIPID-RICH REGIONS”と題する第11/777,992号;2007年7月13日に出願された“LIMITING USE OF DISPOSABLE SYSTEM PATIENT PROTECTION DEVICES”と題する第11/777,995号;2007年7月13日に出願された“MANAGING SYSTEM TEMPERATURE TO REMOVE HEAT FROM LIPID-RICH REGIONS”と題する第11/777,999号;2007年7月13日に出願された“USER INTERFACES FOR A SYSTEM THAT REMOVES HEAT FROM LIPID-RICH REGIONS”と題する第11/778,001号;及び2007年7月13日に出願された“SECURE SYSTEMS FOR REMOVING HEAT FROM LIPID-RICH REGIONS”と題する第11/778,003号の優先権日の利益を主張するものである。
過剰な体脂肪又は脂肪組織は、個人的外見や運動能力を損ねるものである。過剰な脂肪組織は、例えば、大腿部、臀部、腹部、膝、背中、腕及び他のエリアを含む身体の種々の位置に存在し得る。更に、過剰な脂肪組織は、皮下脂肪が真皮へと突出してくぼみを形成し、ここで、皮膚がその下の構造繊維ストランドに付着するときに形成されるセルライトの美しくない見掛けを増大すると考えられる。セルライト及び過剰な量の脂肪組織は、しばしば魅力的でないと考えられる。更に、高い量の過剰な体脂肪には著しい健康上の危険が関係することがある。それ故、過剰な体脂肪をコントロール又は除去する効果的な方法が必要とされる。
脂肪吸引は、脂肪組織を選択的に除去して患者の身体を「彫刻」する方法である。脂肪吸引は、典型的に、吸引を経て皮下脂肪組織を侵襲的に除去する特殊な外科器具を使用して整形外科医又は皮膚科医によって行われる。脂肪吸引の1つの欠点は、それが外科手順であり、回復が苦痛で長くかかることである。更に、この手順は、典型的に、腫張性麻酔剤の注射を必要とし、これは、しばしば一時的な傷を伴う。又、脂肪吸引は、時々重大な致命的な合併症も伴う。加えて、脂肪吸引の費用は、通常、多大である。皮下脂肪組織を除去するために出現した他の技術は、メソセラピー、レーザー支援脂肪吸引、及び高強度収束超音波を含む。
過剰な体脂肪を除去するための従来の非侵襲的な処置は、典型的に、話題の薬品、減量ドラグ、規則正しい運動、ダイエット、又はこれら処置の組合せを含む。これらの処置の1つの欠点は、ある環境のもとでは有効でないか又は考えられないことである。例えば、ある個人が負傷するか又は病気になったときに、規則正しい運動は、選択肢ではない。同様に、減量ドラグや話題の薬品は、アレルギーや陰性作用を引き起こすときには、選択肢ではない。更に、一般的又は系統的減量方法を使用して個人の身体の選択的エリアにおける脂肪ロスを達成することはできない。
他の非侵襲的処置は、皮下の脂質リッチ細胞のゾーンに熱を付与することを含む。米国特許第5,948,011号は、皮膚の表面を冷却しながら放射エネルギーで皮下脂肪層を加熱することによって皮下体脂肪及び/又はコラーゲンを変化させることを開示している。付与された熱は、コラーゲン組織で作られた繊維隔膜を変性させ、皮膚より下の脂肪細胞を破壊し、そして冷却は、表皮を熱的損傷から保護する。この方法は、脂肪吸引より侵襲的でないが、依然隣接組織へ熱的損傷を引き起こすと共に、苦痛を伴い且つ予想不能でもある。
皮下脂肪細胞を減少する付加的な方法は、例えば、参考としてここに援用する米国特許公告第2003/0220674号及び第2005/0251120号に開示されたように、それらを冷却し、さもなければ、選択的に除去し又はターゲットとする。これら特許公告は、とりわけ、皮下脂肪細胞の温度を下げ、表皮の細胞及びそれを取り巻く他の組織を損傷せずに脂肪細胞に選択的に影響を及ぼす概念を開示している。これら特許公報に開示された方法及び装置は、有望であるが、これら方法及び装置の具現化を向上させる多数の改善が望まれる。
添付図面において、同様の要素又は動作が同じ参照番号で示されている。図面における要素のサイズ及び相対的な位置は、必ずしも、正しいスケールで描かれていない。例えば、種々の要素の形状及び角度は、正しいスケールで描かれておらず、これら要素の幾つかは、見易さを改善するために任意に拡大され位置付けられている。更に、図示された要素の特定の形状は、その特定の要素の実際の形状に関する情報を伝えることを意図しておらず、図面中で確認を容易にするために選択されたに過ぎない。
対象の皮下脂質リッチ領域を処置するためのシステムの一実施形態を示す図である。 ある実施形態においてシステムが動作できる環境を示すブロック図である。 種々の実施形態におけるシステムのコンポーネントのサブコンポーネントを示すブロック図である。 種々の実施形態においてシステムにより使用されるデータ構造を示すブロック図である。 ある実施形態においてシステムにより呼び出されるcontrol_applicatorメソッドを示すフローチャートである。 ある実施形態においてシステムにより呼び出される認証ルーチンを示すフローチャートである。 ある実施形態においてシステムにより呼び出されるvalidate_disposable_sleeveルーチンを示すフローチャートである。 ある実施形態においてシステムにより呼び出される更新ルーチンを示すフローチャートである。 アプリケータの実施形態の前面図である。 種々の実施形態においてシステムにより与えられるユーザインターフェイスの態様を示すユーザインターフェイス図である。 種々の実施形態においてシステムにより与えられるユーザインターフェイスの態様を示すユーザインターフェイス図である。
A.概略
対象の皮下脂肪組織を、例えば、それを冷却することにより、処置するためのシステムを説明する。「皮下組織」という語は、真皮の下に存在することを意味し、主として脂質リッチ細胞又は脂肪細胞より成る皮下脂肪又は脂肪組織を含む。種々の実施形態において、冷却システムは、コントローラ、コンピューティング装置、データ取得装置、冷却装置及び1つ以上のアプリケータを備えている。又、冷却システムは、種々の実施形態においてこれらのコンポーネントを使用して、処置プロフィールの選択を受け取り、そしてその選択された処置を、アプリケータを使用して適用することができる。
アプリケータは、人間又は動物のような対象の領域を冷却する冷却システムのコンポーネントである。マッサージ又は振動アプリケータ、真空アプリケータ、ベルトアプリケータ、等の種々の形式のアプリケータを処置中に適用することができる。各アプリケータは、対象の身体の識別された部位、例えば、顎、頬、腕、胸エリア、大腿部、脹脛、臀部、等を処置するように設計される。例えば、マッサージ又は振動アプリケータは、胸領域に適用することができ、真空アプリケータは、頬領域に適用することができ、そしてベルトアプリケータは、大腿領域の周りに適用することができる。アプリケータの一形式が、参考としてここに援用する2006年9月26日に出願された“Cooling Devices With Flexible Sensor”と題する共通に譲渡された米国特許出願第11/528,189号に説明されている。
患者保護装置(スリーブ)は、アプリケータが対象の皮膚に直接接触することを防止し、従って、対象と対象との間の相互感染のおそれ及びアプリケータの清掃の必要性を低減できる装置である。患者保護装置(例えば、スリーブ)は、再使用することもできるし、或いは電気的、機械的又は電気機械的に単一使用を強いることもできる。スリーブは、無菌バリア、種々の電子装置、センサ、メモリ、及び/又はセキュリティコンポーネントを含むことができる。又、スリーブは、種々の記憶及び通信装置、例えば、高周波識別(RFID)コンポーネントを含むこともできる。スリーブは、特に、限定された1組のアプリケータに使用するように設計される。スリーブがアプリケータに適用されるときには、スリーブと共に含まれたメモリにコントローラによりアクセスすることができる。メモリは、1つ以上の処置プロフィールを含むことができる。各処置プロフィールは、1つ以上のセグメントを含むことができ、そして各セグメントは、振動、マッサージ、真空、及び他の処置モードのような特徴に対して、指定の時間巾、ターゲット温度及び制御パラメータを含むことができる。処置をスタートするための入力を受け取ると、コントローラは、アプリケータが処置プロフィールの各セグメントを繰り返すようにさせることができる。
このようにする際に、アプリケータは、熱電気冷却器のような1つ以上の冷却装置へ電力を印加し、冷却サイクルを開始し、そして例えば、振動、マッサージ、真空、等の特徴又はモードをアクチベートする。1つ以上の冷却器、患者の皮膚、又は他の場所の近くにある温度センサを使用して、コントローラは、ターゲット温度に充分に近い温度に到達したかどうか決定する。この詳細な説明の残り部分及び特許請求の範囲は、身体の冷却される領域(例えば、脂肪組織)がターゲット温度に冷却(又は加熱)されたことを説明し又はそれを暗示するが、実際には、身体のその領域は、例えば、身体の自然加熱及び冷却傾向のために、ターゲット温度に近いが等しくはない。従って、システムは、ターゲット温度へ加熱又は冷却するよう試みるが、センサは、充分に近い温度を測定する。ターゲット温度に到達しない場合には、ターゲット温度又は「設定点」を維持するために、必要に応じて、電力を増加又は減少することができる。指示された時間巾が経過すると、コントローラは、次の処置プロフィールセグメントに指示された温度及び時間巾を適用することができる。ある実施形態では、電力出力に加えて又は電力出力以外の変数を使用して温度を制御することができる。
コントローラは、アプリケータにより適用される温度を制御するときに、チラーを使用する。チラーとは、アプリケータに取り付けられた接続された熱電気冷却器における温度を、可変電力入力に基づいて上昇又は下降できる装置である。アプリケータは、1つ以上の取り付けられた冷却装置、例えば、熱電気冷却器を有することができる。チラーは、例えば、熱電気冷却器、循環する冷却された流体、蒸気圧縮要素、又は相変化低温装置を含む多数の冷却技術(冷却器)を使用することができる。当業者であれば、チラーは、ここに述べるものに限定される必要はなく、多数の他の冷却技術を使用できることが明らかであろう。
冷却システムのデータ取得装置コンポーネントは、コントローラ、チラー、アプリケータ、及び他のコンポーネントからデータを収集することができる。例えば、データ取得装置は、どれほど多くの電力が印加されるか、各冷却器の温度、対象の皮膚の温度、チラー、コントローラ又はアプリケータの状態、等の情報を収集することができる。データ取得装置コンポーネントは、収集した情報をコンピューティング装置へ与えることができる。
コンピューティング装置は、データ取得装置コンポーネントが収集する情報を受け取り、例えば、スリーブ又はユーザ入力から他の情報を収集し、そして例えば、コントローラに指令することにより、種々のアクションをとることができる。例えば、コンピューティング装置は、コントローラが、指示された皮膚温度、選択された処置プロフィール、等に基づいて、種々の冷却器の温度を上昇又は下降するようにさせることができる。
コンピューティング装置又はアプリケータは、例えば、処置を開始し、処置プロフィール又はそれらのセグメント、現在状態を表示し、又は処置を終了し、異常状態又は予期せぬ状態に関するアラーム又は他の通知を与え、等々のために、種々のユーザインターフェイスを与えることができる。これらのユーザインターフェイスは、冷却システムのオペレータ又は対象者に与えることができる。冷却システムは、添付図面を参照して以下に説明する。
B.冷却システムコンポーネント
図1は、対象101の皮下脂質リッチ領域から熱を除去するための冷却システム100の実施形態を示す図である。このシステム100は、アプリケータ105を含む冷却装置104を備えることができ、冷却装置104は、対象101の皮下脂質リッチ領域から熱を除去するために対象101の腹部エリア102又は別の適当なエリアに配置することができる。種々の形状及びサイズの冷却装置104及びアプリケータ105を、異なる領域に適用することができる。
冷却システム100は、更に、チラー106、及びこのチラー106と冷却装置104との間の供給及び戻り流体ライン108a−bを含むことができる。チラー106は、循環する冷却材からヒートシンクへ熱を除去し、そして冷却した冷却材を、流体ライン108a−bを経て冷却装置104へ供給することができる。循環する冷却材は、例えば、水、グリコール、合成熱伝達流体、油、冷媒、及び/又は他の適当な熱伝導流体を含む。流体ライン108a−bは、ポリエチレン、塩化ポリビニル、ポリウレタン、及び/又は特定の循環する冷却材を収容できる他の材料から構成されたホース又は他のコンジットである。チラー106は、冷蔵ユニット、クーリングタワー、熱電気チラー、或いは冷却材から熱を除去できる他の装置である。
以下に詳細に説明するように、冷却装置104は、アプリケータ105と、1つ以上の熱交換ユニットとを備えている。熱交換ユニットは、ペルチェ型熱電気素子であり、又、冷却装置104は、カスタム空間的冷却プロフィールを生成するために複数の個々に制御される熱交換ユニットをもつことができる。システム100は、冷却装置104及びアプリケータ105に作動的に結合された電源110及び処理ユニット114を更に含むことができる。一実施形態において、電源110は、熱電気冷却装置104及び/又はアプリケータ105に直流電圧を与え、対象101から熱を除去することができる。コントローラ114は、冷却装置104の近傍に配置されたセンサ(図示せず)により制御ライン116を経てプロセスパラメータをモニタし、そのプロセスパラメータに基づいて熱除去率を調整することができる。コントローラ114は、更に、プロセスパラメータをモニタし、処置プロフィールに定義された処置パラメータのような処置パラメータに基づいてアプリケータ105を調整することができる。コントローラ114は、ライン112を経て、又はワイヤレス通信を経て、アプリケータとデータを交換することができる。コントローラ114は、任意のプロセッサ、プログラマブルロジックコントローラ、ディストリビューテッドコントロールシステム、等を含むことができる。
別の態様において、コントローラ114は、入力装置118からデータを受信し、出力装置120へデータを送信し、及び/又はコントロールパネル122とデータを交換することができる。入力装置118は、キーパッド、マウス、スタイラス、タッチスクリーン、プッシュボタン、スイッチ、ポテンショメータ、スキャナ、又はユーザ入力を受け入れるのに適した他の装置を含むことができる。出力装置120は、ディスプレイスクリーン、プリンタ、媒体リーダー、オーディオ装置、又はユーザフィードバックを与えるのに適した他の装置を含むことができる。コントロールパネル122は、インジケータライト、数字ディスプレイ、及びオーディオ装置を含むことができる。別の実施形態では、冷却装置104は、入力装置118、出力装置120、及び/又はコントロールパネル122を含むことができる。図1に示す実施形態では、コントローラ114、電源110、コントロールパネル122、チラー106、入力装置118、及び出力装置120は、可搬性のためにホイール126をもつラック124で支持することができる。別の実施形態では、コントローラ114は、冷却装置104又はアプリケータ105に収容することができる。他の実施形態では、種々のコンポーネントは、処置場所にしっかり設置することができる。
非侵襲性アプリケータを図示して説明するが、最小侵襲性のアプリケータを使用することもできる。このようなケースでは、アプリケータ及びスリーブを一体化することができる。例えば、皮下脂肪組織に直接挿入して組織を冷却又は冷凍することのできる低温プローブは、このような最小侵襲性アプリケータの一例である。例えば、カリフォルニア州アービングのエンドケア社によって製造された低温プローブは、このような用途に適している。
図2は、ある実施形態において冷却システムを動作できる環境を示すブロック図である。この環境200は、電源202及びアイソレーション(絶縁)変圧器204を備えている。電源202は、交流又は直流のような通常の形式の電源でよい。アイソレーション変圧器204は、電力変動、漏れ電流、電圧スパイク又はディップ、等の問題から対象をアイソレート(絶縁)する医療等級の変圧器である。又、環境200は、コンピューティング装置206及びユーザインターフェイス208も備えている。コンピューティング装置206は、コントローラ210と一体化することもできるし、個別のユニットでもよい。例えば、コンピューティング装置206は、コントローラ210のハウジング内で使用される単一ボードコンピュータである。ある実施形態では、コントローラ210は、アプリケータ216と一体化することができる。
ユーザインターフェイス208は、冷却システムのオペレータのようなユーザから入力を収集するための種々の入力装置を含むことができると共に、例えば、オペレータ、対象、等へ情報を与えるための種々の出力装置も含むことができる。コンピューティング装置は、コントローラに接続されて、コントローラから入力を受け取り且つコントローラへコマンドを与えることができる。冷却システムの種々のコンポーネントは、ワイヤード(配線式)又はワイヤレス接続、例えば、イーサネット(登録商標)、シリアル(例えば、RS−232又はユニバーサルシリアルバス)接続、パラレル接続、IEEE802.11、IEEE802.15、IEEE802.16、“WIMAX”、IEEE1394、赤外線、ブルーツース、等を経て、他のコンポーネントに接続することができる。
又、コンピューティング装置は、データ取得装置212に接続することもできる。このデータ取得装置212は、コントローラ210、チラー214及びアプリケータ216のような種々のコンポーネントからデータを取得し、そしてその検索したデータを、コンピューティング装置206のような他のコンポーネントに与えることができる。種々の実施形態では、データ取得装置は、コントローラ又はアプリケータに合体することができる。
コンピューティング装置206は、データ取得装置212から受け取ったデータを使用して、例えば、種々のアクションをとるようにコントローラ210に指令することができる。例えば、コンピューティング装置206は、アプリケータにおける動作パラメータを変化させるようにコントローラ210に指令することができる。別の例として、対象の皮膚温度が低過ぎることを検出すると、コンピューティング装置206は、アプリケータ216がコントローラ210を経て温度を上昇するようにさせることができる。種々の実施形態では、コンポーネント間に他の接続も存在するが、図示されていない。例えば、コントローラ210は、チラー214に接続されて、チラーにコマンドを与えることができる。或いは又、接続は、間接的であってもよい。例えば、コントローラ210は、アプリケータ216を経てチラー214にコマンドを与えることができる。アプリケータは、1つ以上の熱交換ユニット218a及び218b、例えば、熱電気型熱交換ユニットへ接続することができる。熱交換ユニット218a−bは、スリーブ224内に収容される。ある実施形態では、アプリケータ216及び熱交換ユニット218a−bは、スリーブ224内に一緒に収容されてもよい。
アプリケータ216は、熱電気型熱交換ユニット、熱交換ユニット温度センサ、化学的センサ、電気的センサ、湿度センサ、皮膚温度センサ、真空装置、及び振動又はマッサージ装置を含むことができる。アプリケータは、温度、真空、振動、等を制御するために、コントローラ210からコマンドを受け取ることができる。又、これは、例えば、データ取得装置212を経てコントローラ210又はコンピューティング装置206へ温度又は動作情報を与えることもできる。
ある実施形態では、スリーブ224は、使用のたびに、対象ごとに、時間周期、ユーザの人数、等で、廃棄し交換することができる。スリーブを患者又は対象に適用することについての情報は、スリーブに関連したメモリに記憶することができる。種々の実施形態では、スリーブのような冷却システムの種々のコンポーネントは、“CRYPTOMEMORY”のようなセキュア(安全)なメモリを使用することができる。カリフォルニア州サンノセのATMEL社により製造されたCRYPTOMEMORYデバイスのようなセキュアなメモリデバイスは、ダイナミックな対称的相互認証、データ暗号化、及び他のソフトウェアベース又はファームウェアベースのセキュリティ技術を介してメモリアクセスを行うことができる。このメモリのコンテンツは、セキュリティ対策に適合しない装置又はソフトウェアによりアクセスすることができない。更に、セキュリティメモリは、改ざん(タンパー)検出回路を使用して、ハードウェア攻撃を防止することもできる。これら及び他のセキュリティ対策は、対象の安全又はプライバシー問題を保証し、法律又は条例に合致し、且つ冷却システムの安全及び完全性を一般的に保証するように具現化することができる。ある実施形態では、セキュアなメモリをフレックス回路に接続することができる。フレックス回路とは、柔軟で且つある形式のアプリケータ又はスリーブ224のようなスリーブと一体化できるプリント回路板である。
又、幾つかのコンポーネントは、種々の実施形態においてセキュアなエンクロージャーを使用することもできる。例えば、コントローラ210及び/又はコンピューティング装置206は、セキュアなエンクロージャーに収容することができる。セキュアなエンクロージャーは、システムのコンポーネントへの物理的アクセスを思い留まらせる特徴、例えば、侵入を検出するためのスイッチを含むことができる。コントローラ210及び/又はコンピューティング装置206は、検出された侵入に応答して、例えば、処置を遂行する能力を無力化し、メモリを消去し、等々を行うハードウェア及びファームウェアを含むことができる。
コンピューティング装置206は、他のコンピュータ222a−cのようなネットワークリソースに接続することができる。例えば、コンピューティング装置206は、データログ、対象情報、使用情報、等をアップロードするために、サーバー222aに接続することができる。又、コンピューティング装置206は、ソフトウェアのアップデート、ディスエイブルされるべきアプリケータ又はスリーブのリスト、等をダウンロードするために、サーバー222bに接続することもできる。例えば、スリーブ224がその終了日を過ぎるか、又はその寿命が経過したと決定されると、コンピューティング装置206は、そのスリーブに関連した識別子を、他のコンピューティング装置によりダウンロードするためにサーバーへアップロードし、その経過したスリーブを他の冷却システムで使用できないようにする。コンピューティング装置206は、インターネット又はイントラネットのようなネットワーク220を経てネットワークリソースに接続することができる。
図3は、種々の実施形態における冷却ファシリティのコンポーネントのサブコンポーネントを示すブロック図である。冷却ファシリティのコンポーネント、例えば、コンピューティング装置206、コントローラ210、データ取得装置212、アプリケータ216又はスリーブ224は、コンピューティング環境300を含むことができる。コンピューティング環境300は、入力ライン302a、302b、及び302cを含むことができる。種々の実施形態において、複数の入力ラインを使用することができる。又、コンピューティング環境300は、出力ライン304a、304b、及び304cを備えることができる。種々の実施形態において、複数の出力ラインを設けてもよい。又、コンピューティング環境は、プロセッサ306、メモリ308、入力ハンドラー310、出力ハンドラー312、及びバス314を含むこともできる。
種々の実施形態において、プロセッサ306は、標準的な中央処理ユニット又はセキュリティプロセッサである。セキュリティプロセッサは、データ又はプログラミングロジックを抽出しようと試みる技巧的な攻撃に耐えることのできる特殊目的プロセッサ(例えば、減少インストラクションセットプロセッサ)である。セキュリティプロセッサは、外部デバッガーがセキュリティプロセッサの実行又はレジスタをモニタできるようにするデバッグピンをもたなくてもよい。他の実施形態では、冷却システムは、セキュアなフィールドプログラマブルゲートアレイを使用することができる。
メモリ308は、標準的メモリ、セキュアなメモリ又は両メモリ形式の組合せである。セキュリティプロセッサ及びセキュアなメモリを使用することにより、冷却システムは、データ及びインストラクションの両方が非常にセキュアであり、且つ解読のような微妙なオペレーションが観察から遮蔽されることを保証することができる。
入力ハンドラー310及び出力ハンドラー312は、例えば、バス314を経て、ライン302a−cから入力を検索し、そしてライン304a−cへ出力を与える。
C.冷却システムのデータ構造
種々の実施形態において、冷却システムは、セキュアなメモリのようなメモリに記憶されるデータ構造を使用することができる。このデータ構造は、冷却システムが処置の選択肢を与え、システムの完全性を保証し、そして対象の安全性及びプライバシーを保護できるようにする。
以下に述べるテーブルデータ構造は、読者が理解し易くするように設計されたコンテンツ及び編成をもつデータ構造を示すが、当業者であれば、この情報を記憶するためにファシリティにより使用される実際のデータ構造は、例えば、異なる仕方で編成でき、ここに示すものより多くの又は少ない情報を含むことができ、圧縮及び/又は暗号化することができ、等々の点で、ここに示すデータ構造とは異なってもよいことが明らかであろう。
図4は、種々の実施形態において冷却システムにより使用されるデータ構造を示すブロック図である。ここに示すデータ構造400は、冷却システムの種々のコンポーネントに関連したメモリ、例えば、スリーブに関連したセキュアなメモリに記憶することができる。幾つかのデータ構造400が、読み取り専用アクセス、書き込み専用アクセス、又は読み取り/書き込みアクセスに対して指示される。アクセスの形式は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの組合せを経て実施することができる。例えば、データ構造のフィールドが読み取り専用アクセスに対してマークされたときには、冷却システムに関連した種々のアルゴリズムは、そのフィールドに書き込むように試みることはない。更に、データ構造を記憶するメモリ装置も、そのフィールドが書き込まれるのを防止できる。フィールドが読み取り専用アクセスに対してマークされたとき、それでも、そのフィールドは、例えば、製造者又は配給者によって配備されるまで書き込むことができてもよい。例えば、特殊な暗号キー又は認証キーを使用して、読み取り専用データ構造フィールドに書き込んでもよい。
データ構造400は、識別子(ID)ブロック402、プロフィールブロック420、及び使用ブロック450を含むことができる。これらブロックの各々について以下に説明する。
IDブロック402は、スリーブ形式404、製造日406、シリアルナンバー408、及び1つ以上の制限形式410、制限値412の対、のためのフィールドを含むことができる。これらのフィールドは、一般に、読み取り専用アクセスについて示されている。スリーブ形式フィールド404は、スリーブが使い捨てであるかどうか、等のスリーブの形式、スリーブに適合するアプリケータの形式、スリーブの製造者、等を記憶することができる。製造日フィールド406は、スリーブが製造又は配給された日付を記憶することができる。シリアルナンバーフィールド408は、独特のスリーブ識別子を記憶することができる。
制限形式フィールド410は、スリーブに課せられた制限の形式を記憶する。制限形式は、使用回数、日付、時間、等を含むことができる。冷却システムは、制限形式を定義する際に融通性を含む。一例として、1つのスリーブ形式は、使用ベースの制限を有し、別のスリーブ形式は、時間ベースの制限を有し、そして第3のスリーブ形式は、時間ベース及び使用ベースの両方の制限を含む。制限が使用ベースの場合には、制限値フィールド412は、対応するスリーブを使用することのできる回数を記憶する。例えば、制限形式フィールド410により記憶された値が、制限が使用ベースであることを示すときに、制限値フィールド412は、スリーブが1回の使用の後に終了となることを指示する。制限が日付又は時間ベースであるときには、制限値フィールド412は、スリーブが終了となる日付又は期間を記憶する。例えば、制限形式フィールド410によって記憶された値が、制限が日付ベースであることを示すときに、制限値フィールド412は、それを過ぎるとスリーブを使用できなくなる特定の日付、例えば、無菌スリーブの貯蔵寿命が終了となる日付を記憶する。別の例として、制限形式フィールド410により記憶された値が、制限が期間ベースであることを示すときには、制限値フィールド412は、それを過ぎるとスリーブを使用できなくなる期間を記憶する。この期間は、スリーブが最初に使用されたときから測定される。
プロフィールブロック420は、処置プロフィールに関する情報を記憶する。これは、プロフィールブロックに記憶されるプロフィールの数を記憶するプロフィール数フィールド422を含む。各プロフィールは、名前を指示し、そして例えば、フィールド424、426、436及び438のようなプロフィールブロックで識別されるセグメントの数を有する。各プロフィールは、各セグメントに対する処置関連情報も与える。一例として、セグメント434は、図示されたプロフィールブロックで識別された第1プロフィールに関連した処置関連情報を与える。処置関連情報は、ランプ時間428、ドエル時間430及びターゲット温度432を含む。ランプ時間とは、冷却システムが、アプリケータに関連した熱交換ユニットを冷却(又は加熱)して、指定量の時間の終わりにターゲット温度432に到達するために要する時間の量(例えば、秒)である。直線、漸近線、幾何学、等の種々の曲線を使用して、温度を変化させることができる。ドエル時間430とは、熱交換ユニットがターゲット温度432を適用する時間の量(例えば、秒)を示す。各プロフィールに対するセグメントの数は、各プロフィールに関連したセグメント数フィールド、例えば、フィールド426及び428に記憶される。名前フィールド424及び436は、各プロフィールに関連した名前を記憶することができる。これらの名前は、検索されてユーザインターフェイスに表示され、冷却システムのオペレータがこれを使用してプロフィールを選択することができる。プロフィールの各セグメントは、アプリケータに関連した1つ以上の熱交換ユニットに対してパラメータを識別することができる。例えば、ブロック440−446は、熱交換ユニットを独立して制御するために使用できるパラメータを識別する。従って、例えば、複数の熱交換ユニットを伴うアプリケータが使用されるときには、各熱交換ユニットに接近した対象の身体の異なるエリアが異なる冷却処置を受けることができる。又、プロフィールブロックは、例えば、真空装置、振動装置又はマッサージ装置をオン又はオフにすべきかどうか、真空力、又は振動数、等々を指示するために付加的なフィールドも含む。又、プロフィールブロック420は、読み取り専用アクセスに対して指示されてもよい。
使用ブロック450は、コンポーネントの使用、例えば、使用ブロック450を記憶するメモリに関連したスリーブの使用、に関する情報を記憶する。使用ブロック450は、使用カウンタフィールド452、使用識別子フィールド456、使用開始時間フィールド458、使用停止時間フィールド460、識別子フィールド462、及びログフィールド464を含むことができる。使用カウンタフィールド452は、処置を適用する間にスリーブが使用された回数のカウントを記憶する。各使用に対して使用ブロックにレコードを記憶することができる。使用識別子フィールド456は、レコードを識別する。使用開始フィールド458は、処置が開始した時間を記憶し、そして使用停止フィールド460は、処置が停止した時間を記憶する。識別子(ID)フィールド462は、識別子、例えば、処置中に使用されたアプリケータ及び/又はコントローラコンポーネントの識別子、患者の識別子、等を記憶する。ログフィールド464は、動作特性のログ、例えば、エラー、適用したプロフィール、及び温度センサのような種々のセンサからの情報を記憶する。種々の実施形態において、冷却システムは、使用ブロックに含まれた情報を、例えば、追跡又は修理の目的で配給者又は製造者へ送信することができる。読み取り/書き込みアクセスに対して使用ブロックのフィールドを指示することができる。
種々の実施形態において、例えば、校正データ、診断データ、テストデータ、セキュリティデータ(例えば、セキュリティキーを記憶するための)、実行可能なコード、等々を記憶するために、付加的なデータ構造を追加することができる。
D.冷却システムルーチン
冷却システムは、多数のルーチンを含む。幾つかのルーチンについてここに述べるが、当業者であれば、冷却システムが実行できる他のルーチンを示すことができよう。更に、ここに述べるルーチンは、種々の仕方で変更することもできる。例えば、ここに示すロジックの順序をアレンジし直してもよく、サブステップを並列に遂行してもよく、ここに示すロジックを省略してもよく、他のロジックを含んでもよく、等々である。
図5は、ある実施形態において冷却システムにより呼び出されるcontrol_applicator(アプリケータ制御)ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、アプリケータを制御するためにコントローラに関連した単一ボードコンピュータのようなコンピューティング装置によって呼び出すことができる。例えば、コンピューティング装置は、オペレータが処置プロフィールのリストから処置プロフィールを選択した後にこのアプリケータ制御ルーチン500を呼び出すことができる。ルーチン500は、ブロック502で始まる。
ブロック504において、ルーチンは、ランプ時間及びドエル時間のような期間情報を受け取る。この情報は、選択された処置プロフィールから検索することができる。ブロック506において、ルーチンは、ターゲット温度指示を受け取る。ターゲット温度は、選択された温度プロフィールの第1セグメントで識別される温度である。
ブロック508及び518により定められたループ内で、ルーチンは、アプリケータが選択された処置プロフィールの各セグメントを繰り返すようにさせる。ブロック508において、ルーチンは、ランプ特性を決定する。ランプ特性は、温度の上昇又は下降の勾配を時間の関数として決定する。ランプ特性は、オープンループ、バンバン(bang-bang)オーバーシュート、比例、比例積分、比例積分導関数、等の種々の制御スキームを使用して具現化することができる。オープンループのランプ制御スキームでは、冷却システムは、一定量の電力を送り、センサからの温度フィードバックに基づいて電力を調整しない。バンバンオーバーシュートの制御スキームでは、冷却システムは、電力を印加し、温度センサによりターゲット温度を越えたと感知したときに、若干の冷却を適宜に適用する。例えば、熱電気冷却器が使用されるときには、より大きな電力は、温度を下げるように導き、従って、熱交換ユニットは、電力を増加して、付加的な冷却を生じさせる。比例制御スキームでは、冷却システムは、ターゲット温度を実際の温度(例えば、アプリケータにおける)と比較し、そして伝達関数を(例えば、電力に)適用して、温度を修正する。伝達関数は、ターゲット温度と実際の温度との間の差の大きさに比例する。比例積分制御スキームでは、ターゲット温度を得るように試みるときに、ターゲット温度と実際の温度との間の以前の差が加算的に組み込まれる。比例積分導関数制御スキームでは、以前の差の第1導関数を使用して、ターゲット温度をオーバーシュートするおそれを減少させると共に、より安定した仕方でシステムの変動に反作用させる。
ブロック510では、ルーチンは、ランプ時間、ドエル時間、ターゲット温度及びランプ特性のようなパラメータをコントローラに通信して、コントローラが、現在適用されている処置プロフィールのセグメントに作用できるようにする。ブロック512では、ルーチンは、温度、電力、及び他のデータをコントローラ及び/又はデータ取得装置(DAQ)から読み取る。ブロック514では、ルーチンは、読み取ったデータを、メモリ又はデータベースに記憶されたログのようなログに記録する。ログに記憶されたデータは、ネットワーク又は他の接続を経てサーバー又は他のコンピューティング装置へ送信することができる。
判断ブロック516において、ルーチンは、対象の皮膚の温度と、制御されるアプリケータに関連した1つ以上の熱交換ユニットの温度との間に著しい差があるかどうか決定する。種々の実施形態において、温度差の意義は、オペレータ、処置プロフィール、等により指定することができる。又、温度差は、対象の敏感さに基づいて同調することもできる。温度差が著しい場合には、ルーチンは、ブロック520に続く。さもなければ、ルーチンは、判断ブロック518に続く。ブロック520において、ルーチンは、修正アクションをとる。例えば、ルーチンは、アプリケータが、著しい温度差をもつ熱交換ユニットの温度を上昇し、オペレータに状態を警告し、処置を終了し、等々を行うようにさせる。次いで、ルーチンは、ブロック522へ続き、復帰となる。
判断ブロック518において、ルーチンは、期間、例えば、ドエル時間が経過したかどうか決定する。期間が経過した場合には、ルーチンは、ブロック522に続き、復帰となる。さもなければ、ルーチンは、ブロック510へ続く。種々の実施形態において、ルーチンは、処置プロフィールの各セグメントに対して呼び出すことができる。
冷却システムは、処置が適用されるときに種々のデータ構造を更新することができる。この更新は、処置が開始する前又は終了した後に行うことができる。この更新は、使用カウント、適用される処置プロフィール、及び処置が開始又は停止され理回数を含むことができる。又、この更新は、温度、エラー状態、等の処置属性のレコードを含むこともできる。又、この更新は、セキュアなメモリ、例えば、スリーブ、コントローラ、コンピューティング装置又は他のコンポーネントに関連したセキュアなメモリにおいて行うことができる。
図6は、ある実施形態において冷却システムにより呼び出される認証ルーチンを示すフローチャートである。冷却システムは、電源オンであるとき、又はコンポーネントが冷却システムに接続されたことを検出したときに、この認証ルーチン600を呼び出すことができる。例えば、冷却システムは、スリーブが冷却システムに接続されたときに認証ルーチン600を呼び出すことができる。このルーチン600は、冷却システムに接続された各コンポーネントを認証する。ルーチン600は、ブロック602で始まる。
ブロック604において、ルーチンは、電源オン状態又はコンポーネントの接続を検出する。冷却システムは、アプリケータ、スリーブ又は他のコンポーネントが冷却システムに接続されたときにルーチン600を呼び出すことができる。
ブロック606において、ルーチンは、スリーブからルーチンを実行するコンピューティング装置まで全チェーンにわたり、冷却システムに接続された各コンポーネントを識別する。種々の実施形態では、ルーチンは、ルーチンを呼び出すコンポーネントがチェーン内にあっても又はチェーン内になくても、チェーン内の全てのコンポーネントを識別することができる。
ブロック608において、ルーチンは、コンポーネントのチェーン内の全てのコンポーネントを認証する。種々の実施形態において、ルーチンは、それが電源オン状態を検出したときには、コンポーネントのチェーン内の全てのコンポーネントを認証すると共に、それがコンポーネントの接続を検出したときには、その新たに接続されたコンポーネントのみを認証する。例えば、ルーチンは、冷却システムが最初に電源オンされたときには全てのコンポーネントを認証し、次いで、処置と処置との間でスリーブが交換されたときにはその新たに接続されたスリーブのみを認証する。従って、ブロック606のロジックは、新たに追加されたコンポーネントの接続をルーチンが検出するときにスキップされる。
ルーチンは、コンポーネントを認証するために種々のメカニズムを使用することができる。幾つかのメカニズムをここに示すが、当業者であれば、コンポーネントを認証するための種々のメカニズムが存在することが明らかであろう。例えば、1つのこのようなメカニズムは、トラステッド(信頼できる)コンピューティングとして知られた概念である。このトラステッドコンピューティング概念を使用するときには、各コンポーネント間のトランザクションが、例えば、暗号化、デジタル署名、デジタル証明書、又は他のセキュリティ技術を使用することにより、セキュアなものにされる。コンポーネントが冷却システムに接続されるとき、そのコンポーネントは、デジタル証明書のような認証クレデンシャル(証明書)に対して問合せ(例えば、チャレンジ)される。次いで、コンポーネントは、問合せに応答して、その認証クレデンシャルを与えることができる。問合せを送った別のコンポーネントは、次いで、例えば、一方向ハッシュ値、プライベート又はパブリックキー、又はコンポーネントの認証に使用できる他のデータを検証することにより、認証クレデンシャルを検証することができる。認証クレデンシャル又は認証関数は、認証されるべきコンポーネントに関連したセキュアなメモリに記憶することができる。ある実施形態では、問合せするコンポーネントが、問合せされるコンポーネントにキーを与えることができ、問合せされるコンポーネントは、それに応答して、一方向ハッシュ関数のような認証関数を使用して、一方向ハッシュ値のような応答キーを発生することができる。問合せされるコンポーネントは、次いで、問合せに応答して、その発生された応答キーを、問合せしているコンポーネントへ与える。従って、2つのコンポーネントが互いに認証して、セキュアな通信チャンネルを確立することができる。認証されたコンポーネント間の更なる通信は、暗号データ又は非暗号データを使用することによりセキュアな通信チャンネルを経て行うことができる。種々の既知の暗号技術を使用することができる。
判断ブロック610において、ルーチンは、コンポーネントを認証できないかどうか決定する。例えば、ルーチンは、コンポーネントのチェーン内のいずれかのコンポーネントを認証できなかったかどうか検出することができる。コンポーネントのチェーン内の少なくとも1つのコンポーネントを認証できない場合には、ルーチンは、ブロック612へ続く。さもなければ、ルーチンは、ブロック616に続く。
ブロック612において、ルーチンは、コンポーネントを認証できず、冷却システムのオペレータにエラーを報告できるという指示をログに記憶する。ブロック614において、ルーチンは、処置をディスエイブル(不能に)し、認証されないコンポーネントが冷却システムを使用できないようにする。認証されないコンポーネントが除去され、そして認証することのできる別のコンポーネントが追加されると(例えば、ブロック608で始めて)、冷却システムは、処置を継続することができる。次いで、ルーチンは、ブロック618へ続き、復帰となる。
ブロック616において、ルーチンは、処置をイネーブル(可能に)し、処置が開始されたとき、例えば、選択された処置プロフィールに基づいて冷却装置により適当なアクションをとることができる。次いで、ルーチンは、ブロック618へ復帰する。
ある実施形態では、冷却システムは、認証オーバーライド特徴をサポートする。これらの実施形態では、オペレータは、冷却システムの製造者又は配給者に認証オーバーライドキーを要求する。この認証オーバーライドキーを受け取ると、オペレータは、それを冷却システムに与えることができる。次いで、冷却システムは、認証されないコンポーネントを、ある定義された期間、例えば、30日間、動作することができる。この期間が過ぎると、冷却システムは、認証オーバーライド特徴を再びイネーブルするためには、コードの更新又は他の保守を受けることが必要になる。ある実施形態では、オペレータは、認証オーバーライド特徴を再イネーブルするために冷却システムが更新又は保守されるまでに、異なる認証オーバーライドキーで認証を、定義された回数、オーバーライドすることができる。認証オーバーライド特徴がイネーブルされると、冷却システムは、冷却システムの幾つかの又は全てのコンポーネントの認証失敗を無視することができる。例えば、オペレータは、新たなスリーブが入手できないために、最近期限切れとなったスリーブを使用することが必要になることがある。このようなケースでは、オペレータは、新たなスリーブが到着するまで認証をオーバーライドすることができる。
図7は、ある実施形態においてシステムにより呼び出されるvalidate_disposable_sleeve(使い捨てスリーブ確認)ルーチンを示すフローチャートである。冷却システムは、例えば、接続されたコンポーネントを認証するときに(例えば、図6のブロック608において)、その新たに接続されたスリーブを確認するために、validate_disposable_sleeveルーチン700を呼び出すことができる。validate_disposable_sleeveルーチン700は、ブロック702で始まる。
ブロック704において、ルーチンは、スリーブの接続を検出する。例えば、ルーチンは、アプリケータ又はコントローラから、スリーブが接続されたという指示を受け取る。アプリケータは、スリーブの接続を電子的又は機械的に検出する。次いで、アプリケータは、スリーブが接続されたという指示を、例えば、コントローラへ与える。
ブロック706において、ルーチンは、新たに接続されたスリーブで冷却システムの残り部分を認証する。コンポーネントの認証は、図6を参照して上述した。ルーチンは、同じ認証メカニズム又は異なる認証メカニズムを使用して、スリーブでの認証を行う。
ブロック708において、ルーチンは、新たに接続されたスリーブに関連したセキュアなメモリのようなメモリに記憶された識別(ID)ブロック及び使用ブロックを検索する。ID及び使用ブロックは、図4を参照して上述した。
種々の実施形態において、ID及び/又は使用ブロックは、暗号化することができる。IDブロックが暗号化されると、ルーチンは、ブロック710においてIDブロックを解読する。又、ルーチンは、暗号化された使用ブロックも解読することができる。対称的又は非対称的なパブリック又はプライベートキーを使用する暗号化技術のような種々の暗号及び解読技術が知られている。これらの暗号及び解読技術は、ハードウェア及び/又はソフトウェアを経て適用することができる。
ブロック710において、ルーチンは、新たに接続されたスリーブの有効性を検証する。ルーチンは、種々の技術を使用して、新たに接続されたスリーブの有効性を検証することができる。ルーチンは、例えば、記憶されたスリーブ形式及びシリアルナンバーを検証することにより、検索されたIDブロックのフィールドに記憶されたデータが有効であることを保証する。又、ルーチンは、スリーブの識別子(例えば、シリアルナンバー)を、無効又は期限切れと分かったスリーブのリストと比較することができる。無効スリーブのリストは、冷却システムのオペレータ、冷却システムの製造者、冷却システムの配給者、等により与えることができる。ある実施形態では、冷却システムは、例えば、ネットワーク接続を経て無効スリーブのリストをダウンロードすることにより時々そのリストを自動的に更新することができる。このリストは、メモリ又は記憶装置、例えば、円形バッファ又はテーブルに記憶することができる。又、ルーチンは、IDブロックからの使用制限データを、使用ブロックに記憶された使用データと比較して、スリーブが期限切れとなったかどうか決定することができる。
次いで、ルーチンは、ブロック714で復帰(リターン)となる。
図8は、ある実施形態において冷却システムにより呼び出される更新ルーチンを示すフローチャートである。冷却システムは、冷却システムの更新可能なコードを更新するためのコードを受け取ると、更新ルーチンを呼び出すことができる。例えば、冷却システムは、ネットワーク接続又はスリーブを経てコードを受け取ることができる。コードのソースを認証すると、冷却システムは、更新を適用することができる。更新ルーチン800は、ブロック802で始まる。
ブロック804において、ルーチンは、スリーブからコード更新を受け取る。ある実施形態では、ルーチンは、スリーブからコードを更新する指示を受け取り、次いで、例えば、サーバーからネットワーク接続を経てコードを検索することができる。ある実施形態では、ルーチンは、サーバー、冷却システムのオペレータ又は他のソースからコードを更新する指示を受け取ることもできる。次いで、ルーチンは、ネットワーク接続を経て、又は別のソースから、例えば、冷却システムが接続された記憶装置から、コードを検索することができる。ルーチンは、コードを検索する前に、コード更新のソースを認証することができる。
ブロック806において、ルーチンは、コード更新を適用する。例えば、ルーチンは、コード更新を、コンピューティング装置、コントローラ、アプリケータ、或いはコードを記憶する冷却システムの他のコンポーネントに適用することができる。更新されたコードを受け取るコンポーネントは、次いで、再スタートされる必要があり、この場合、ルーチンがそのコンポーネントを再スタートさせてもよい。ブロック808において、ルーチンが復帰となる。
E.ユーザインターフェイス
図9は、アプリケータの一実施形態を示す前面図である。図示された実施形態において、アプリケータ900は、適用部分902及びユーザインターフェイス部分904を備えている。適用部分は、熱交換ユニット、振動又はマッサージ装置、真空装置、コントローラへの接続部、チラー、及び冷却システムの他のコンポーネントを含むことができる。これらのユニット及び接続ラインは、図示された前面図では隠れている。ユーザインターフェイス部分904は、ディスプレイパネル906、例えば、タッチスクリーン、又は他の出力装置と、1つ以上の入力特徴部、例えば、ボタン又はダイヤル908とを含むことができる。種々の実施形態において、アプリケータは、図示されたアプリケータ900とは異なるサイズ及び形状を有する。例えば、アプリケータは、ベルト、ハンドヘルド装置、並びに種々のサイズ及び形状の他の装置の形態をとることができる。種々の実施形態において、アプリケータに関連したユーザインターフェイスは、種々の入力及び出力装置、例えば、ボタン、ノブ、スタイラス、トラックボール、マイクロホン、タッチスクリーン、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、ライト、スピーカ、イヤホン、ヘッドセット、等を含むことができる。
図10A−10Bは、種々の実施形態において冷却システムにより与えられるユーザインターフェイスの態様を示すユーザインターフェイス図である。図10Aに示すユーザインターフェイス図1000によれば、冷却システムは、処置プロフィールのリスト1004、テストルーチン、又はデバッグ/修理ルーチンをディスプレイ1002に表示することができる。ディスプレイ1002は、(図9に示す)アプリケータに関連したディスプレイパネル906、又は(図1に示す)出力装置120のような他の出力装置に表示することができる。処置プロフィールのリスト1004は、スリーブに関連したメモリから検索することができる。冷却装置のオペレータは、処置中に適用すべきプロフィールの1つを選択することができる。例えば、オペレータは、対象の身体の1つの領域に対する1つの処置プロフィールと、対象の身体の別のセグメントに対する別の処置プロフィールとを選択することができる。冷却システムは、ある実施形態では複数のアプリケータに接続することができ、そして各アプリケータは、並列に適用することができる。
種々の実施形態において、オペレータは、選択されたプロフィールを変化させることのできる他の属性、例えば、対象の特徴(例えば、性別、体重、身長、等)又は対象の目標(例えば、ミリメータ又はパーセンテージで表された脂肪除去量)を選択することができる。又、オペレータは、他の属性、例えば、対象の痛みの感受性、希望する全処置数、等も指示することができる。例えば、対象が多数の処置を受ける場合に、各処置を施す時間を短くする必要がある。
図10Bに示すユーザインターフェイス図1050によれば、冷却システムは、処置中の種々の情報をディスプレイ1010に表示することができる。ディスプレイ1010は、(図9に示す)アプリケータに関連したディスプレイパネル906、或いは図1に示す出力装置120のような他の出力装置に表示することができる。ディスプレイ1010は、カウントアップタイマー1012、カウントダウンタイマー1014、ターゲット温度1016、実際の温度1018、及びチャート1020を含むことができる。カウントアップタイマー1012は、現在処置プロフィールセグメント又は処置の経過時間のような経過時間をカウントすることができる。カウントダウンタイマー1014は、現在処置プロフィールセグメント又は処置のために残された時間のような残りの時間をカウントすることができる。ターゲット温度1016は、例えば、選択された熱交換ユニット又はアプリケータの他のオプションに対するターゲット温度を示すことができる。実際の温度1018は、ターゲット温度1016に対応する領域又は他の領域における実際の温度を示すことができる。チャート1020は、種々の情報をグラフ形態、例えば、温度対時間のチャートで示すことができる。マーカー1022は、チャートに対する現在時間を示し、処置プロフィールがどんなアクションをとるか又はとったか素早く見ることができるようにする。例えば、図示によれば、処置プロフィールは、ある期間中に温度を速やかに下げ、その後、温度を上げる。
ある実施形態では、冷却システムは、他の装置から入力をとることができる。例えば、冷却システムは、超音波装置から映像を受け取り、そしてどれほど多くの脂肪を除去しなければならないかをオペレータ又は対象が映像上に指示できるようにする。次いで、コントローラは、例えば、脂肪厚み及び他の属性に基づいて適用処置プロフィールを決定することができる。
F.結論
この技術の種々の実施形態を以上に説明した。上述した詳細は、当業者が、ここに開示した実施形態を具現化して利用できるに充分なようにそれら実施形態を説明するために設けられたものであることが明らかであろう。しかしながら、幾つかの実施形態を具現化するのに、その細部及び効果の多くは必要でないことがある。更に、種々の実施形態の関連説明を不必要に不明瞭にしないために、幾つかの良く知られた構造又は機能は詳細に図示して説明しなかった。幾つかの実施形態は、特許請求の範囲内に包含されるが、図面を参照して説明しなかった。更に、種々の実施形態の特徴、構造又は特性は、適当な仕方で結合することができる。更に、当業者であれば、上述したものと同様の機能を遂行するのに使用できる多数の他の技術が存在し、従って、特許請求の範囲は、ここに述べた装置又はルーチンに限定されないことが明らかであろう。プロセス又はブロックは、所与の順序で示されたが、別の実施形態では、異なる順序で、ステップを有するルーチンを遂行し又はブロックを有するシステムを使用することができ、更に、幾つかのプロセス又はブロックは、削除、移動、追加、細分化、結合、及び/又は変更することができる。これらのプロセス又はブロックの各々は、種々の異なる仕方で具現化することができる。又、プロセス又はブロックは、時々、直列に遂行されるものとして示されたが、これらのプロセス又はブロックは、並列に遂行されてもよいし又は異なる時間に遂行されてもよい。ここに設けた見出しは、便宜上のものに過ぎず、特許請求の範囲又はその意図を解釈するものではない。
以上の説明で使用した用語は、ここに示した実施形態の詳細な説明に関連して使用されたが、最も広い合理的な仕方で解釈されることが意図される。
以上の説明及び特許請求の範囲全体にわたり、特に明確に示さない限り、「備える」、「備えている」、等の語は、排他的又は徹底的な意味ではなく包括的な意味で解釈されるべきであり、即ち「含むが、それに限定されない」という意味で解釈されるべきである。又、単数又は複数を使用した語は、各々、複数又は単数も含む。特許請求の範囲で、2つ以上のアイテムのリストを参照して「又は」という語を使用するとき、その語は、次のような語の解釈、即ちそのリスト内のいずれかのアイテム、そのリスト内の全てのアイテム、及びそのリスト内のアイテムのいずれかの組合せ、の全てをカバーするものとする。
この技術の態様は、磁気的又は光学的に読み取り可能なコンピュータディスク、固定布線又は予めプログラムされたチップ(例えば、EEPROM半導体チップ)、ナノテクノロジーメモリ、バイオロジカルメモリ、又は他のデータ記憶媒体を含むコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶し又は配布することができる。実際に、この技術の態様のもとでのコンピュータ実施インストラクション、データ構造、スクリーン表示及び他のデータは、ある期間にわたり、インターネットを経て、他のネットワーク(ワイヤレスネットワークを含む)を経て、伝播媒体(例えば、電磁波、音波、等)の伝播信号を経て配布することもできるし、或いはアナログ又はデジタルネットワーク(パケット交換、回路交換、又は他のスキーム)を経て提供することもできる。当業者であれば、この技術の各部分は、サーバーコンピュータ、クライアントコンピュータ、等の種々のコンピューティング装置に常駐されることが明らかであろう。従って、ここでは幾つかのハードウェアプラットホームについて述べたが、この技術の態様は、ネットワークのノード又は他の形式のコンピューティング装置にも等しく適用できる。
添付の出願書類にリストされたものを含む特許、特許出願及び他の参照文献は、参考として取り上げたものである。ここに述べた技術の態様は、上述した種々の参照文献のシステム、機能及び概念を使用するべく必要に応じて変更して、更に別の実施形態を提供することができる。
上述した詳細な説明に鑑み、これら及び他の変更をなすことができる。前記説明は、幾つかの実施形態を詳細に述べ、意図された最良の態様を述べているが、いかに詳細に述べようとも、種々の変更が可能である。実施の詳細は、ここに開示した技術により包含されながらも、著しく変更し得る。上述したように、技術のある特徴又は態様を説明するときに使用する特定の用語は、その用語が、それに関連した技術の特定の特性、特徴又は態様に限定されるよう再定義されることを暗示すると考えてはならない。一般的に、特許請求の範囲で使用する用語は、上述した詳細な説明においてそのような用語が明確に定義されない限り、請求の範囲を明細書に開示した特定の実施形態に限定すると解釈されてはならない。従って、実際の特許請求の範囲は、ここに開示した実施形態だけでなく、全ての等効物も包含する。
100:冷却システム
101:対象
104:冷却装置
105:アプリケータ
106:チラー
110:電源
114:処理ユニット(コントローラ)
118:入力装置
120:出力装置
122:コントロールパネル
124:ラック
126:ホイール
202:電源
204:アイソレーション変圧器
206:コンピュータ
208:ユーザインターフェイス
210:コントローラ
212:データ取得装置
214:チラー
216:アプリケータ
220:ネットワーク
306:プロセッサ
308:メモリ
310:入力ハンドラー
312:出力ハンドラー

Claims (17)

  1. 皮膚を有する対象の皮下脂質リッチ領域の温度を変化させるシステムにおいて、
    脂質リッチ領域の温度を下げるように構成された熱交換面を有するアプリケータと、
    前記アプリケータにスリーブが接続されるときを検出し、そして脂質リッチ領域の温度を変化させるために前記アプリケータと共に患者保護装置を使用できるようになる前にその患者保護装置を認証するコントローラと、
    を備えるシステム。
  2. 実行されたときに、コンピューティングシステムが、皮膚を有する対象の皮下脂質リッチ領域を冷却する方法を遂行するようにさせるコンピュータ実行可能なインストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体において、前記方法は、
    患者保護装置が前記システムに接続されたという指示を受け取り、患者保護装置は、皮下脂質リッチ領域を冷却するためにアプリケータと共に使用されるものであり、
    制限形式の指示、制限値、及び使用指示子を前記患者保護装置から検索し、
    前記使用指示子及び制限値に基づいて、前記患者保護装置が期限切れとなったかどうか決定し、
    前記患者保護装置が期限切れでないときは、前記アプリケータが指定期間中に皮下脂質リッチ領域を指定の温度へ冷却するようにさせるようコントローラに指令し、
    前記患者保護装置が期限切れであるときは、前記アプリケータが皮下脂質リッチ領域を冷却するのを前記コントローラが防止するようにさせる、
    ことを含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  3. 前記検索は、検索された制限形式、制限値、及び使用指示子を解読することを含む、請求項48に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  4. 前記患者保護装置は、適用される処置に関連したメモリ記憶情報を含む、請求項48に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  5. 前記情報は、処置プロフィールパラメータを含む、請求項58に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  6. 皮膚を有する対象の皮下脂質リッチ領域を冷却するセキュアなシステムにおいて、
    接触する表面の温度を下げる熱交換面を有するアプリケータと、
    患者保護装置が前記アプリケータに接続されたときを検出し、そして脂質リッチ領域の温度を下げるために前記アプリケータと共に患者保護装置を使用できるようになる前にその患者保護装置を、暗号キーを使用して認証するコンピューティング装置が通信結合されたコントローラと、
    を備えるセキュアなシステム。
  7. 前記患者保護装置は、セキュアなプロセッサを有し、このセキュアなプロセッサは、セキュアなプロセッサメモリを有し、このセキュアなプロセッサメモリは、暗号キーを記憶する、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  8. 前記セキュアなプロセッサが物理的に改ざんされたとき、それが使用不能になると共に、そのデジタルコンテンツにアクセスできなくなる、請求項113に記載のセキュアなシステム。
  9. 前記セキュアなプロセッサは、デジタル署名を記憶する、請求項113に記載のセキュアなシステム。
  10. 前記セキュアなプロセッサメモリは、前記領域を冷却すべき温度と、前記領域を指示温度に維持すべき期間とを指示する処置プロフィールを更に記憶する、請求項113に記載のセキュアなシステム。
  11. 前記コンピューティング装置が患者保護装置から検索する情報は、暗号化される、請求項113に記載のセキュアなシステム。
  12. 前記コンピューティング装置は、セキュアなフィールドプログラマブルゲートアレイを使用する、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  13. 前記コンピューティング装置は、セキュアな特定用途向け集積回路を使用する、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  14. 前記コントローラは、セキュアなハウジングに収容される、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  15. 前記コンピューティング装置は、改ざん防止を与え、侵入を検出し、そして検出された侵入に応答して修正アクションをとるプロセッサを使用する、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  16. 前記コンピューティング装置は、前記コントローラを認証する、請求項112に記載のセキュアなシステム。
  17. 前記アプリケータは、認証される、請求項112に記載のセキュアなシステム。
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