JP2010530665A - 動的ビット／バンド幅割り当てのためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

本発明の実施形態は、有線通信の送信若しくは“プッシュ”側が、追加的な及び／又は一時的な容量を動的に取得することができるようにするシステム及び方法を含む。送信されたコンテンツのビット及び／又はバンド幅は、容量内にあるギャップを、広告、追加的な補完データフィード若しくは別のメディアコンテンツといった付加価値あるコンテンツによって埋めるサービスプロバイダによって制約される。
【選択図】図２

Description

本出願は、２００７年６月４日に出願された米国仮特許出願第６０／９３３，０２４号の出願に基づく利益を主張し、該出願の内容は、完全に引用により本明細書に組み入れられる。

本発明は、有線通信の分野に関し、より詳細には、動的ビット／バンド幅割り当てのためのシステム及び方法に関する。

ビッグバンド、モトローラ、シスコ及びイマジンコミュニケイションズといった有線運営者及び有線販売者は、有線消費者によるビット／バンド幅要求又は“プル”を測定して、リアルタイムの動的ベースで有線設備のノード内における容量を割り当てるシステムを開発し、より洗練化させている。このような種類のシステムは、“切り替えデジタルビデオ”システムと呼ばれる。切り替えデジタルビデオ（“ＳＤＶ”）システムは、有線ビット／バンド幅に対する消費者の高まる要求に応えるために、実施されるようになってきている。数百ものテレビチャンネルが実現され、高解像度画質（“ＨＤ”）チャンネルが増加するのに伴って、途切れない良質なサービスを加入者に提供するために、有線サービスプロバイダは、ネットワーク容量の限界まで伸張されてきている。多くのプロバイダは又、テレビサービスのために送信される音響及び動画データに加え、インターネット、ビデオオンデマンド、及び、デジタル電話サービスを全て、パッケージとして同一の有線インフラストラクチャにおいて加入者に提供する。

ビット／バンド幅に対する高まる要求に対応するために、有線プロバイダは、加入者が要求されるまで、特定のチャンネルの通信を制限する。例えば、あるチャンネルは、家庭若しくは近隣にまで、定常的に放送されるわけではない。加入者が、デジタルセットトップボックスにおいて、そのチャンネルに同調をとると、信号が有線プロバイダに送信され、当該チャンネルを“起動する”。プロバイダは、次いで、有線を介して、チャンネルの動画及び音響を含むデータストリームをセットトップボックス及び加入者のテレビに送信する。同一のサービスエリアの二番目の加入者が同一のチャンネルを呼び出す場合には、そのストリームが、当該セットトップボックスに転送され、これによって同一チャンネルにおける二番目のストリームを不要にする。

有線における信号の通信速度は十分に速いので、加入者は、当該放送局に同調をとるわずか前まで、その放送局が全く放送を行っていなかったことに気付かない。

ハイブリッドＳＤＶシステムは、家庭に常に配信可能なように、放送ネットワーク及び有名なネットワーク（例えば、ＥＳＰＮ、ＣＮＮなど）といった、より人気の高いチャンネルを提供し、一方で、より低い人気度のチャンネルに対しては、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）セッションにおけるユニキャスト（一対一のみ）通信の特性の代わりに、マルチキャスト通信（番組チャンネルの２番目、３番目などの視聴者が１番目の視聴者に続いて、ノードに伝えられるストリームに参加する）の特性を持つようにして、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）セッションに非常に近い方法で扱うようにする。従って、より人気度の高いチャンネルが常時利用可能である一方で、人気度が低いチャンネルは、バンド幅が利用である場合にのみ、スイッチを入れられたとき、（ＶＯＤ同様に）利用可能になる。

さらに、有線設備は、（典型的な動画プログラミングのための）ムービングピクチャーエキスパートグループ（ＭＰＥＧ）データ及びインターネットプロトコール（ＩＰ）データの両方を通信するので、販売者及び有線運営者のいくつかは、バンド幅を、ＩＰ用とＭＰＥＧ用との間で共有原理で動的に割り当てるように設計している。

現在の切り替えデジタルビデオシステムは、“プル”原理（つまり、加入者の使用状況及び要求に応じて、動的にバンド幅を割り当てる）により、消費者からのバンド幅通信の制限を軽減し、打開するものである。“プッシュ”原理による動的なバンド幅割り当てプロトコルを適用する場合におけると同様に、利用可能なバンド幅のギャップ若しくはホールを機会に応じて利用することができる未利用の資源が、広告主及び有線提供者のために残されている。これは、向上した広告若しくはコンテンツ配信といった追加のサービスのために、追加の未使用のバンド幅を特定のチャンネルに動的に割り当てることである。

本発明の実施形態は、有線通信の送信側すなわち“プッシュ”側が、追加的及び／又は一時的なバンド幅を動的に獲得することを可能にするシステム及び方法を含む。送信されたコンテンツのバンド幅は、バンド幅におけるギャップを、広告、追加的な補足データフィード、若しくは、別のメディアコンテンツといった価値を付加したコンテンツによって埋めることを許容する側のサービスプロバイダによって制約される。

ある実施形態は、追加的なバンド幅を用いて、複数の可能な広告／宣伝の変更版を同時に通信することを可能にする。広告の変更版は、予め構築されるか若しくは作成され、最終的に配信されたときに集められるものであるか否かに応じて、追加的なバンド幅の使用により、拡張したコンテンツの配信の機会が提供される。本発明の別の実施形態は、複数のデータフィード若しくはストリームを含み、これらは受信機において組み合わされ、双方向的で、多面的な視聴経験をコンテンツ加入者に提供する。

本発明の別の実施形態は、バンド幅を動的に監視し、コンテンツ配信ネットワークに配分するための方法を含む。監視エージェントは、バンド幅が利用可能であることを認識して、ルールエンジンに基づいて、該バンド幅を特定のチャンネルに再割り当てする。該ルールエンジンは、制約なく、どのチャンネルが拡張したバンド幅を受けるか、どのようなときに拡張したバンド幅がチャンネルに利用可能となるか、拡張したバンド幅の利用可能である時間制限若しくは期限などを決定する。

本発明の実施形態は、有線運営者、インターネット、デジタル電話、ビデオオンデマンドなどのような別の放送サービスプロバイダを利用することもでき、放送ネットワークにおける利用可能なバンドギャップを有効利用し、加入者に提供される量、質及び内容を拡張することによって、広告主、放送ネットワーク、有線チャンネル、インターネットサイトといったコンテンツプロバイダにとって、及び別のプロバイダにとって価値を向上させる。
本発明のこれらの実施形態及び別の特徴は、以下に記載される詳細な説明及び添付の図面から容易に理解されるであろう。この詳細な説明及び図面は、本発明を説明することを意図したものであり、制限することを意図していない。

放送の従来型有線配信システムの概略図である。 本発明の実施形態によるデジタル切り替えビデオ有線配信システムの概略図である。 本発明の実施形態による動的バンド幅割り当て方法の手順を示す流れ図である。 本発明の実施形態による拡張したバンド幅チャンネルを介するメディアコンテンツの配信について示す概略図である。

（発明の詳細な説明）
本発明は、添付図面と共に読むことを意図された以下の詳細な説明を通してより詳しく理解されるであろう。しかしながら、本明細書によって発明の詳細な実施形態が開示されるが、開示された実施形態は、様々な形態によって具体化された、発明の単なる例示であると理解される。従って、本明細書に開示される特定の機能の詳細は、制限的ものと解されるべきではなく、単に特許請求の範囲に対する基礎として解されるべきであり、当業者が、実質的に適切な詳細な実施形態によって様々な発明を採用できるようにするための表現上の基礎として解すべきである。

消費者のバンド幅プルがバンド幅を割り当てるように構成されたシステムに対して、本発明の実施形態は、“プッシュ”型動的割り当てを含み、有線運営者によって提供されるサービスに対して新たな価値を生み出す。図１を参照すると、この図には、従来の有線プロバイダシステム１００の高水準の図が示される。有線会社２は、有線ネットワークを介して、音響及び動画データを近隣若しくはサービス領域に送信する。有線プロバイダのバンド幅４は、各チャンネルが、バンド幅の特定の部分（典型的には６ＭＨｚ帯域）を要求する場合に制限される。従来型放送システムにおいて、プロバイダによって用意される全てのチャンネル６が、常時、ネットワークを介して放送される。一の（又はそれ以上の）加入者の家が、（特定の家８に関連して示される）特定のチャンネルを視聴している場合であっても、残りの視聴されていないチャンネル１０は、利用可能であり、依然として有線ネットワークを介して配信され、誰からも見られないチャネルに対して、貴重なバンド幅を使用している。そのような通信システムは、プロバイダがサービスの質を劣化させることなく加入者に提供できるチャンネルの数、チャンネルの質及びサービスの種類を制限する。

代替として、図２に示されるように、切り替えビデオシステム２００は、システムのバンド幅４をプロバイダの資源の要求に対して即座に行われる決定に基づいて、システムのバンド幅４を動的に割り当てる。類似の近隣若しくはサービスエリアにおいては、加入者が現在同調しているチャンネルのみが放送される。例えば、加入者は、リモコン上のキーを押すことによって、デジタルセットトップボックスをネットワーク放送のチャンネルに同調させることができる。リモコンからの信号を受信すると、セットトップボックスは、要求を有線プロバイダに送信する。該要求は、有線プロバイダ２によって、応答され、この有線プロバイダ２は、チャンネルを開放し、チャンネルデータをネットワーク及び加入者のセットトップボックスに送信する。二番目の加入者が違うチャンネルに同調を執ることがあるが、この場合には、有線プロバイダは、そのチャンネルを二番目の加入者の家に送信することによって、該チャンネルに対する要求に応答する。サービス領域内にあるどの加入者もチャンネルに対する要求をしなかった場合には、そのチャンネルに対応するデータは送信されない。この例において、三番目の加入者が、セットトップボックスを第一加入者と同じネットワークに同調させる場合には、追加的なバンド幅を要求することなく、有線プロバイダが、第一加入者のためにすでに送信されているチャンネルの通信に第三加入者を参加させる。

プロバイダの資源に対する要求が少ない場合には、切り替え式デジタルビデオシステムは、バンド幅１２の一部を開放する。一又は複数のチャンネルに対する要求が高い場合には、プロバイダは、未利用のバンド幅を動的に割り当て、システムに対するストレスを軽減することができる。そのような配置によれば、プロバイダが、追加的なサービス（例えば、インターネット、ビデオオンデマンド、デジタル電話）を提供することが可能になり、かつ、この配置がない場合には、バンド幅の制限のために、信頼性がなくなるか、又は、利用できなくなるサービスに関し、質の向上をもたらすことができる。

本発明の一実施形態によると、“プッシュ”側のシステムは、ルールエンジンにある一連の基準若しくはルールに基づいて未使用で利用可能なバンド幅を動的に割り当て、放送通信の価値を向上させる。放送スペクトルにおいて未使用のギャップ若しくはホールが利用可能である場合には、システムは、この追加的な利用可能性を用いて、放送及び有線ネットワーク、広告主、インターネットアプリケーション、若しくは、別のメディアコンテンツプロバイダによる、拡張した放送の使用を許容する。バンド幅が利用可能か否か、及び、どの程度のバンド幅が利用可能であるか、をシステムが判断する場合には、システムは、バンド幅を、ルールエンジンにある判断基準に基づいて、特定のチャンネル若しくはサービスに、動的に再割り当てする。以下に詳細に述べるように、バンド幅を再割り当てするルールは、限定的な意味ではないが、予め購入されるか又は出されるかした広告、異なるカメラアングルの複数のフィード、ストリームに基づくインターネット若しくはサービスなどを含むことができる。

図３に示されるように、ある実施形態によると、プッシュ原理におけるバンド幅を動的に割り当てる方法３００が提供される。監視エージェントは、サービス領域内のバンド幅の利用状況を追跡し、監視する１４。バンド幅の十分な部分が利用可能であるか、若しくは、利用可能になる場合には１６、システムは、ルールエンジン１８を調べ、利用可能なバンド幅を動的に再割り当てする方法を決定する。ルールが決定されると、システムは、ルールエンジン内の一連の条件に従って、利用可能なバンド幅２０を適切なチャンネルに再配分する。以下に説明されるように、ルール及び条件は、限定的な意味ではないが、日時、一時間の内の時間割り当て、放送番組の性質、番組のタイトル、視聴者の多さ、最も高額な入札者／購入者、期間などを含む。システムは、再割り当てされたバンド幅が、エンジン内におけるルール及び条件に従って、チャンネルと関連し続けることを可能にする。時間制限若しくは期限日が、ルール２２によって設定される場合には、期限が満了すると、システムは、拡張したバンド幅２４をチャンネルから引き上げるか、若しくは、割り当てを解除し、動的にそれをもう一度再割り当てする方法を決定する。監視エージェントは、サービスエリア全体に渡って、可能なバンド幅の利用可能性を、常に評価し、決定する。

幾つかの実施形態は、追加的なバンド幅を用いて、向上した広告を、目標とする視聴者に送信することを可能にする。（ニューヨークのビジブルワールド社によって提供されるインテリスポット広告及び促進といった）個人に合わせたメッセージ若しくは対象のメッセージを集めて、配信するシステムが、同一人によって所有され、出願された米国特許出願一連番号０９／５４５，０１５及び０９／５４５，５２４に記載されている。これらの出願の内容は、その全体が引用により本明細書に組み入れられる。

本発明の一実施形態は、特定の対象グループ若しくは個別の視聴者に配信される個別化されたマルチメディアメッセージを動的に作り出す。メッセージ、ストーリー、又は広告が、要求に応じて、各視聴者のプロフィール及びメディアのセグメントのライブラリに基づき、集められる。最終的な個別化したメッセージに対するフレームワークは、キャンペーンのために設計されたストーリー若しくはメッセージのテンプレートである。一連の視聴者のプロフィールは、対象の要素の各々に対して指定されたデータベースから、集められる。メディアセグメントの集合が作り出されるか、若しくは、選択されて、次いで、利用可能にされて、集めるための時間で、最終的な個別化したメッセージを作り出す。メッセージのテンプレート及び各視聴者のプロフィールから得られた視聴者に関する情報に応じて、特定のメディアセグメントが選択されて、統合される。視聴者のプロフィールからの情報は、ルールシステムによって翻訳され、どの多くの潜在的なメディアが区分されるかを決定し、個別化したメッセージにおいて利用するために選択される。

図４の概略図によって示される、本発明の一実施形態は、広告に関するプログラムコンテンツを超えて利用可能ビットの割り当てを拡張させることにより、複数の可能な広告的な／宣伝的な変更版を同時通信することを含む。追加的なビットを利用することによって、広告の複数の変更例が、予め構築されるか、若しくは、最終的な配信にまとめられるかを（インテリスポットシステムを伴って、）通信するために用いられるようにすることができる。例えば、一つのサービスエリア４００内にある二つの加入者である隣人２５、２６は、同一の時間に同一のチャンネル、例えば、ネットワークブロードキャスト２８を視聴している。しかしながら、各加入者は、異なる広告の対象になることがある。例えば、第一加入者２５は、自動車の熱狂的なファンとして知られる一方で、第二加入者は、スポーツの熱狂的なファンであるかもしれない。広告を加入者に提供するための拡張したバンド幅によって、プロバイダ２は、二つの広告を同時に異なる二つのセットトップボックスに放送することができる。つまり、有線プロバイダは、自動車の販売３０に関する対象の広告を第一加入者２５にプッシュすることができ、同時に、スポーツグッズ３２に関する対象の広告を第二加入者２６にプッシュすることができる。各加入者は、ヘッドエンド処理に気付くことなく、その部分に関する操作を必要としないで対象の広告を視聴する。

本発明の一実施形態においては、有線運営者の余剰バンド幅を活用して、バンド幅を固定の若しくは可変基準でビッドにするか若しくは契約によるものにする。特定の放送ショーは、スーパーボール若しくは別の大きなスポーツイベントといった多くの観衆のため、広告の重要な機会を提供する。さらに、放送ショーにある特定の時間スロットは、特定のユーザの視聴趣向のため、別のものよりも貴重であるとみなされる。例えば、一時間の最初と最後は、広告主にとってより望ましい時間スロットである。余剰のバンド幅の割り当ては、多くの確立したバンド幅市場と同様に、保護可能か、或いは、先買い権があるか、といったことを基準に行う。ある例においては、プログラマーは、重要な財源を費やし、予め決められたバンド幅を予約し、保護することによって、プライムタイムの放送時間中に配信される最も関連する広告及び宣伝を確認する。例えば、分単位の基準で、そのようなバンド幅に入札することによって、一時間の間における、別の時間と比べて有意に異なる価格付けがされるべき一時間の最初のバンド幅の値段と最後のバンド幅の値段がわかるであろう。さらに、ある素材は、受信側において予め格納することができるので、そのような素材は、ディスカウントして、リアルタイムの送信を必要とすることなく、送信されるようにすることができる。さらに、切り替えデジタルシステムは、加入者が調整するチャンネルを登録できるようにしなければならないので、そのようなシステムを拡張し、チャンネルをプログラムの視聴者の数に関連付けることによって、更に高い価値を出すことが可能である。従って、有線運営者は、広告及び宣伝のための追加的なバンド幅を受信する各家庭に関連するプログラムチャンネルのプロバイダ（例えば、ＣＮＮ、ＥＳＰＮなど）に課金をすることができる。このことは、費用を得られる適切な収入に関連することを確実にし、直接的及び間接的の両方の要求に従ったバンド幅の割り当てを確実にすることによって、有線運営者に奨励金を支払う。

家庭用電子機器は、益々相互関連して、各デバイスの能力が重複するようになっている。デジタル有線セットトップボックスは、ＭＰＥＧ及びＩＰモデムを組み込むものが増加している。テレビのような動画表示器が、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）に取り付けられていて、パーソナルコンピュータは、次第にホームシアターパーソナルコンピュータ（“ＨＴＰＣ”）と呼ばれるテレビ付きホームシアターに組み込まれるようになっている。本発明の別の実施形態によると、関連する素材をリアルタイム若しくは概ねリアルタイムで取得する主なＭＰＥＧ型プログラムの提供を、円形及び／又は双方向の機材で十分に補完することが可能である。例として、複数のカメラアングル及び主要なプログラムの視点に含まれない視点を持つスポーツ放送が挙げられる。加入者が視聴し、鑑賞するためのカメラの角度若しくは視点を相互に選択することができる機会を、有線プロバイダは、拡張したバンド幅によって、得ることができる。さらに、主要なプログラムに関する受信した放送の一部ではない複数のカメラのいずれかによる任意のプレイの瞬間に含まれるＩＰフィード若しくはストリームをリプレイに付随させて放送してもよい。実施形態の一側面として、補完ＩＰコンテンツ、及び、そのような実施におけるプログラム情報の送信は、予め置かれる特定の素材（例えば、全音響／動画形式である選手の紹介）の同一の微妙な差異に従い、価格付けを補完プログラム情報に関連付け、追跡し、設定するために、どのセットトップボックスが特定のプログラムを監視しているかを計測するか、監視する。さらに、そのような実施においては、バンド幅のリターンパス（つまり、セットトップボックスから有線プロバイダに送られる信号及び情報のために確保されるバンド幅の一部）を予め設定する機能が含まれ、現在利用可能なバンド幅のすべてが使用されている場合には、バンド幅のリターンが予め割り当てられることを確実にする。“プッシュ”から“プル”までのようなリターンパスにおいて予め存在する隙間を考慮してもよい。例えば、サービス領域における全てのプログラムの視聴者が、一つの瞬間に、ボイスオーバーＩＰ（“ＶＯＩＰ”）有線電話を用いるか、若しくは、そうではない場合でも、ＩＰリターンを同時に全て用いるようにきにされた場合にも、バンド幅が既に割り当てられているので、予め定められたリターンパス並びに下流側の通信が、利用可能なバンド幅の欠如による障害を受けることはない。

上述したように、消費者の要求によって直接的にバンド幅の割り当て（プル原理）を形成できるようにするツールを、目的をもって利用し、複数の形に拡張して、バンド幅が有線プロバイダ間に動的に割り当てられるようにすることができる。そのような実施形態は、広告及び販売促進バージョンにおいて、関連性を増加させ、主要なプログラムの提供申し出をＩＰ形式で補完するために使用することができ、これらは、複数の主要なプログラムの提供申し出とともに直接的に送信することができる。従来のユニキャストを基礎にする場合には、プログラマーのウェブサイトからの、別個の時間同期したフィードが、バンド幅を使用し尽くすので、配信システム内で追加的なバンド幅の利用が要求されるようになることから、そのような補完ＩＰ素材を主プログラムに加えることは、ＳＤＶシステムにとって理想的である。本発明の実施形態によると、ＭＰＥＧ通信に結び付いたそのような補完情報は、最初の視聴者に対してのみバンド幅を消費し、ユニキャストと異なり、二番目以降の視聴者に対しては、バンド幅を消費しない。

さらに、一実施形態においては、受信デバイス及び表示デバイスは、協同して、ＭＰＧＥ及びＩＰストリームの格納、及び／又は、表示をする能力を備えてもよい。そのようなシステムにおいては、プログラムの素材を指示するか、若しくは、導き、広告に関する生の若しくは格納されたメディア若しくはＤＶＲに格納された別のメディアを混合することと類似の方法で、プロトコルと別のプロトコルとを切り替える。そのような調整は、サーバから送信されて、ＩＰ有線受信機に対応するルール及びメタデータに従って、サーバにおいて整理されるか、若しくは、予め整理され、ＭＰＥＧ通信の中断中に再生される、上述のインテリスポット広告の形式をとることができる。そのようなＩＰ広告は、リアルタイムに構築されるか、若しくは、予めキャッシュに格納される。同様に、補完ＩＰの供給は、ＩＰ通信の中断中に既にキャッシュに格納されたＭＰＥＧ広告、若しくは、通信にスイッチを強制的に戻すであろう。そのような実施形態においては、ＩＰ及びＭＰＥＧ（若しくは別の２符合基準）に対する“プッシュ”の混合されたモードが考慮される。

ある実施形態においては、“プッシュ”のために予めキャッシュに格納された素材とリアルタイム素材とを混合する場合には、リアルタイムのフィードが、予めキャッシュに格納された広告若しくは宣伝を実行する間に停止するだけでなく、むしろ予めキャッシュに格納された素材を実行する間に、リアルタイムのフィードが、予めキャッシュに格納された素材を更新／調整するために用いられる素材を中に持つ可能性があるので、素材が実際に重複する場合がある。例えば、メタデータの価格決定は、リアルタイムの供給に含ませて、予めキャッシュに格納された素材の統合／表示を決定するようにすることができる。

説明のために用いられる実施形態を参照して、本発明について記載したが、本発明の精神及び範囲から離れることなく、様々な別の変形、省略及び／又は追加をして、実質的に等価なものをその要素の代わりに用いることができることが、当業者に理解されるであろう。さらに、本発明の範囲から離れることなく、特定の状況若しくは素材を本発明の教示に適合させることによって、多くの変更を行うことができるであろう。従って、本発明は、この発明を実施するために開示された特定の実施形態に制限されることはなく、本発明は、添付の特許請求の範囲内に含まれる全ての実施形態を包含することを意図する。さらに、具体的に述べられた、第一、第二などの単語の使用方法は、順序若しくは重要性を示すものではなく、むしろ、第一、第二などの単語は、ある要素と別の要素を区別するために用いられる。

Claims (8)

1. プッシュ原理でバンド幅を割り当てる方法であって、
   コンテンツ配信ネットワークにおける利用可能な容量を監視することと、
   前記配信ネットワークにある未利用の容量を判断することと、
   前記未利用の容量を前記放送チャンネルに動的に再割り当てて放送チャンネルの容量を拡張することと、
   前記拡張した容量の範囲内で前記放送チャンネルを前記配信ネットワークに放送することと、
   を含むことを特徴とする方法。
2. ルールに基づいて前記未利用の容量を動的に再割り当てすることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 対象の視聴者に、より高度な広告を行う方法であって、
   チャンネルを配信ネットワークを介して受信機に放送することと、
   前記配信ネットワークにおける利用可能な容量を監視することと、
   前記配信ネットワーク内にある未利用の容量を判断することと、
   前記未利用の容量の量を前記チャンネルに動的に再割り当てて放送チャンネルの前記容量を拡張することと、
   前記チャンネルの前記拡張した容量の範囲内にある少なくとも二つの異なる広告を、前記チャンネルを介して放送することと、
   前記少なくとも二つの異なる広告の各々を異なる複数の受信機に導くことと、
   を含むことを特徴とする方法。
4. より高度な広告をする方法であって、
   チャンネルを配信ネットワークを介して受信機に放送することと、
   前記配信ネットワークにおける利用可能な容量を監視することと、
   ルールに基づいて前記配信ネットワークの範囲内における未利用の容量を判断することと、
   前記未利用の容量の用い方に関する条件を定義する前記ルールに基づいて前記未利用の容量を前記チャンネルに動的に再割り当てすることと、
   を含むことを特徴とする方法。
5. 前記ルールは、予定された時間スロットを備え、
   前記未利用の容量は、前記予定された時間スロットに割り当てられることを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 前記予定された時間スロットを、金銭によって、コンテンツプロバイダに販売することをさらに含むことを特徴とする請求項４に記載の方法。
7. 一時間内における前記時間スロットの位置に応じて、前記予定された時間スロットの価格付けをすることをさらに含む特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 視聴者の多さに基づいて前記予定された時間スロットの価格付けをすることを特徴とする請求項６に記載の方法。

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