JP2010529786A - アプリケーションからの入力に基づき、無線接続を制御する方法および装置 - Google Patents

アプリケーションからの入力に基づき、無線接続を制御する方法および装置 Download PDF

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Abstract

アクティビティーの終了を検出し、無線接続の制御する手法が記述される。1つの設計では、無線接続を介して、ワイヤレス通信ネットワークとデータ交換をする、少なくとも1つのアプリケーションから入力を受領する。無線接続の維持や遮断は、このアプリケーションからの入力に基づき決定する事が出来る。他の設計では、データフローに対し、少なくとも1つのアプリケーションからフロー選好を受領する事が出来る。データフローの状態は、それらフロー選好と、アプリケーションからの入力とに基づいて決定する事が出来る。データフローは、フロー選好、データフローに対するアプリケーションから受領した入力、データフロー上で検出されたアクティビティー、等に基づき、アクティブまたは非アクティブであることを決定する事が出来る。無線接続の維持や遮断は、データフローの状態に基づき決定する事が出来る。全てのデータフローが非アクティブの場合、無線接続は遮断する事が出来る。
【選択図】 図1

Description

発明の分野
本発明は、一般的に、通信に関し、さらに特別には、ワイヤレス通信における無線接続の制御手法に関する。
背景
ワイヤレス通信ネットワークは広く展開され、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等のような様々な通信サービスが提供される。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、多数のユーザのサポートが可能な、多元接続ネットワークとすることが出来る。そのような多元接続ネットワークは、コード分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時間分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、および単一搬送波FDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
ユーザは、1つあるいは、それより多くの通信サービス(例えば、音声、データ接続性、等)を、ワイヤレスネットワークから獲得するために、アクセス端末(例えば、セルラー電話)を使用することが出来る。アクセス端末は、ワイヤレスネットワークとの無線接続を確立することが出来、無線接続について、無線や他のリソースが割り当てられる。アクセス端末は、無線接続後、無線接続を介して、ワイヤレスネットワークとデータ交換を行うことが出来、所望の通信サービスを獲得することが出来る。
各サービスに対して、定期的な期間、あるいは散発的な時間に、データを交換することが出来る。例えば、音声サービスは、各20ミリ秒(ms)あるいは、その他の周期的間隔で、データを交換することが出来る。パケットデータサービスは、送信するデータがあるとき、散発的にデータ交換を行うことが出来、延長時間期間では、いかなるアクティビティーも無いようにすることが出来る。アクティビティーが終了次第、全てのサービスに対して、無線接続を遮断することが望ましい。これにより、無線接続に割り当てられた貴重なリソースを自由にし、そのリソースを、他のアクセス端末用に使用可能とすることが出来る。しかし、無線接続を遮断するか否かの決定は、例えば、多数のサービスが獲得され、および/またはデータが散発的に送信される場合、難題である。
従って、本技術分野において、無線接続を出来る限り早期に遮断するために、アクティビティーの終了を検知する手法についてのニーズがある。
概要
本出願には、アクティビティーの終了検出と、無線接続を制御することについての手法が記述されている。1つの設計において、少なくとも1つのアプリケーションから入力が受領され、無線接続を介してワイヤレス通信ネットワークとデータ交換を行うことが出来る。無線接続を維持するか、遮断するかは、少なくとも1つのアプリケーションからの入力に基づいて、決定することが出来る。
他の設計において、データフローに対する少なくとも1つのアプリケーションからフロー選好を受領することが出来る。データフローは、SIPフロー、RTPフロー、等を含みうる。フロー選好は、(i)明示的に解放されるまでは、データフローを維持するフロー選好、(ii)アイドルタイム後、データフローを解放するフロー選好、(iii)サービストランザクションが完了次第、データフローを解放するフロー選好、および/または(iv)他のフロー選好を含みうる。データフローの状態は、フロー選好と、少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、決定することが出来る。例えば、データフローは、データフローに対するアプリケーションから受領された、フロー選好、フロー指令、および/またはトランザクションステータスや、データフロー上で検知されたアクティビティー、等に基づいて、アクティブまたは非アクティブであるかを決定することが出来る。無線接続を維持するか、遮断するかは、データフローの状態に基づいて、決定することが出来る。例えば、全てのデータフローが非アクティブと決定された場合は、無線接続は遮断することが出来る。
様々な面や特徴が、以下にさらに詳細に記述されている。
図1は、ワイヤレス通信ネットワークを示す。 図2は、アクセス端末に対する様々な層でのフローを示す。 図3は、3つのデータフローに対するアクティビティーの終了を検知する例を示す。 図4は、データフロー情報テーブルの設計を示す。 図5は、アクティビティーの終了を検知し、アプリケーションからの入力に基づいて、無線接続を制御するモジュールの設計を示す。 図6は、無線接続を制御するプロセスを示す。 図7は、無線接続を制御する、他のプロセスを示す。 図8は、アクセス端末のブロック図を示す。
詳細な説明
本出願に記述された手法は、様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用することが出来る。“ネットワーク”および“システム”という用語は、しばしば交換可能に使われる。例えば、手法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC−FDMAネットワークに対して使用することが出来る。CDMAネットワークは、cdma2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、エボルブドUTRA(E−UTRA)、等のような無線技術を実現することが出来る。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856標準規格をカバーする。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および時分割同期CDMA(TD−SCDMA)を含む。TDMAネットワークは、移動通信グローバルシステム(GSM)や、デジタルアドバンスト移動電話システム(D−AMPS)、等のような無線技術を実現することが出来る。OFDMAネットワークは、ロングタームエボルーション(LTE)(これはE−UTRAの一部である)、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(登録商標)、等のような無線技術を実現することが出来る。これら様々な無線技術および標準規格は、本技術分野で知られている。UTRA、E−UTRA、GSM、およびLTEは、“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)と名づけられた組織より、文書で記述されている。cdma2000は、“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)と名づけられた組織より、文書で記述されている。3GPPおよび3GPP2文書は、公に入手可能である。
明確化のため、本手法のある側面が、IS−856を実現する高レートパケットデータ(HRPD)ネットワークに対して記述されている。HRPDは、またCDMA2000 1xEV−DO、1xEV−DO、1x−DO、DO、高データレート(HDR)、等とも言及される。
図1は、HRPDネットワークでありうるワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、(i)アクセス端末に対する無線通信をサポートするアクセスネットワーク120、および(ii)通信サービスをサポートする様々な機能を実行するネットワークエンティティ、を含む。アクセスネットワークは、無線ネットワーク、無線アクセスネットワーク、等とも言及されることがある。アクセスネットワーク120は、任意の数の基地局130および、任意の数の基地局コントローラ/パケット制御機能(BSC/PCF)132を含むことが出来る。基地局は、一般的には固定局であり、アクセス端末と通信し、アクセスポイント、ノードB、エボルブドノードB(eNode B)、等とも言及されることがある。BSC/PCF132は、基地局のセットに結合され、その制御の下、これらの基地局に対する調整と制御をもたらし、また、これらの基地局に対してデータのルーティングを行う。
インターネットプロトコル(IP)ゲートウェイ140は、アクセスネットワーク120と通信しながら、アクセス端末に対するデータサービスをサポートする。例えば、IPゲートウェイ140は、アクセス端末についてのデータセッションの確立、維持、および終了に対して責任を持つことが出来、また、アクセス端末にダイナミックIPアドレスを割り当てることが出来る。IPゲートウェイ140は、データサービスをサポートするために、他のネットワークエンティティと通信することが出来る。IPゲートウェイ140は、コアネットワーク、私有データネットワーク、公衆データネットワーク、インターネット、等を含みうるデータネットワーク160に結合することが出来る。IPゲートウェイ140は、データネットワーク160を介して、遠隔端末またはサーバー170のような様々なエンティティと、通信することが出来る。IPゲートウェイ140は、また、パケットデータサービングノード(PDSN)とも言及されることがある。コールセッション制御機能(CSCF)150は、ボイスオーバーIP(VoIP)、マルチメディア、等のようなIPマルチメディアサブシステム(IMS)サービス、をサポートする様々な機能を実行する。例えば、CSCF150は、IMSサービスに対するアクセス端末からの要求の処理、IMSに対する登録の実行、セッション制御サービスの提供、セッション状態情報の維持、等の処理を行うことが出来る。ワイヤレスネットワーク100は、図1には示されていない、他のネットワークエンティティを含むことが出来る。
アクセス端末110は、ワイヤレスネットワーク100によってサポートされる様々な通信サービスを獲得するために、アクセスネットワーク120と通信を行うことが出来る。アクセス端末110は、また、移動局、ユーザ装置、ユーザ端末、加入者ユニット、局、等とも言及されることがある。アクセス端末110は、セルラー電話、ピーディーエイ(PDA)、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、等でありうる。アクセス端末110は、アクセスネットワーク120を介して、他のアクセス端末、遠隔端末またはサーバー170、および/または他のエンティティと、通信やデータ交換を行うことが出来る。
図2は、アクセス端末110に対する様々な層におけるフローを示す。アクセス端末110は、K個のアクティブなアプリケーションを有することが出来、これらのアプリケーションは、ワイヤレスネットワーク100からの、何らかの通信サービスに従事しうる。ここで、Kはゼロより大きい、任意の数でありうる。K個のアプリケーションは、VoIP、ビデオ、テレビ会議、ショートメッセージサービス(SMS)オーバーIP、インスタントメッセージング(IM)、SMSオーバーIM、ビデオシェアリング、プッシュツートーク(PTT)等に対するものでありうる。これらのアプリケーションの内の幾つかは、3GPPではIMSと、また、3GPP2ではマルチメディアドメイン(MMD)と定義されている。K個のアプリケーションは、会話、ストリーミング、対話、バックグラウンドのような、異なるクラスに属するトラフィックを有することが出来る。会話クラスは、遅延に敏感なアプリケーション、例えば、VoIP、ビデオ、テレビ会議、等をカバーすることが出来る。ストリーミングクラスは、データレートに敏感なアプリケーション、例えば、ビデオストリーミング、オーディオストリーミング、ウェブキャスティング、等をカバーすることが出来る。対話クラスは、要求/応答型トラフィックパターンにより特徴付けられ、ウェブブラウジングのようなアプリケーションをカバーすることが出来る。バックグラウンドクラスは、相対的に不感度な配信時間により特徴付けられ、電子メールダウンロードのようなアプリケーションをカバーすることが出来る。対話およびバックグラウンドクラスにおけるトラフィックデータは、ベストエフォート(BE)フローにて送信されうる。会話クラスおよびストリーミングクラスにおけるアプリケーションに対するトラフィックデータは、ある種のサービスの品質(QoS)要件を有するフローにて送信されうる。
K個のアプリケーションは、セッション開始プロトコル(SIP)、リアルタイム伝送プロトコル(RTP)、セッション記述プロトコル(SDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、および/または、アプリケーション層での他のプロトコル、を使用して、他のエンティティ(例えば、遠隔端末またはサーバー170)と交信することが出来る。SIPは、VoIP、マルチメディア、等に対するセッションの生成、変更、および終了用のシグナリングプロトコルである。RTPは、終端間ネットワーク伝送機能をもたらし、リアルタイムデータ、例えば、音声、ビデオ、等を送るアプリケーションに適している。SDPは、マルチメディアセッションを記述するためのシグナリングプロトコルである。HTTPは、ワールドワイドウェブ上で情報の転送をサポートし、HTLMページの発行および検索に通常使用される。FTPは、2つの端末間でのファイル転送をサポートし、データやファイルのダウンロード、等に通常使用される。
各アプリケーションは、任意の数のデータフローを有することが出来る。データフローは、SIPフロー、RTPフロー、ベストエフォート(BE)フロー、等でありうる。各データフローは、トランスポート層において、異なるポート番号と関連することが出来る。一般的に、データフローは、いかなるタイプのデータ(例えば、トラフィックデータ、シグナリングデータ、等)を運ぶことが出来、トラフィックフローとか、シグナリングフロー、等とも言及されうる。例えば、VoIPアプリケーションは、1つあるいはそれより多くの、トラフィックデータ用RTPフローとシグナリングデータ用SIPフローとを有することが出来る。K個のアプリケーションは、合計L個のデータフローを有することが出来る。ここで、Lはゼロよりも大きい、任意の数でありうる。
L個のデータフローは、データ層により処理され、M個のIPフローにマップされうる。ここで、Mはゼロよりも大きい、任意の数でありうる。データ層は、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、IP、および/または他のプロトコルを含みうる。各データフローは、好適なIPフローにマップされ、各IPフローは、任意の数のデータフローを運ぶことが出来る。例えば、アクセス端末110は、VoIPアプリケーションに対するRTPおよびSIPフローを運ぶために、1つあるいは2つのIPフローを有し、また、ブラウザアプリケーションに対するベストエフォートフローを運ぶために、他のIPフローを有することが出来る。
M個のIPフローは、RLP層によって処理され、N個のRLPフローにマップされうる。ここで、Nは、ゼロよりも大きい、任意の数でありうる。RLPフローは、また、RLPインスタンスとも言及される。HRPDにおいて、アクセスネットワーク120は、(IPフローあるいはデータフローに代わって)RLPフローに対するQoSを許可しうる。所定のRLPフローに対する所望のQoSは、QoSプロファイルと言及されるQoSパラメータのセットによって、指定されうる。
K個のアプリケーションは、ある種のQoS要件を有することがある。アクセス端末110は、全てのアプリケーションのQoS要件を満たせる、1つあるいはそれより多くのQoSプロファイルを決定することが出来る。そして、アクセス端末110は、各QoSプロファイル毎に1つのRLPフローで、1つあるいはそれより多くのQoSプロファイルに対して、1つあるいはそれより多くのRLPフローを、要求することが出来る。そして、アクセス端末110は、各データフローは、IPフローにマップし、各IPフローはRLPフローにマップし、これにより、RLPフローに送られたデータフローに対するQoS要件(もしあれば)を満たすことが出来る。各RLPフローは、データフローのQoS要件が、そのRLPフローに対して許可されたQoSプロファイルによって満たされうる、任意の数のデータフローを運ぶことが出来る。例えば、1つのRLPフローは、1つあるいはそれより多くのアプリケーションに対して、SIPフローを運ぶことが出来、他のRLPフローは、VoIPおよび/または他のアプリケーションに対しては、RTPフローを運ぶことが出来、さらにまた、他のRLPフローは、1つあるいはそれより多くのアプリケーションに対しては、ベストエフォートフローを運ぶことが出来る、等である。
N個のRLPフローは、媒体アクセス制御(MAC)および物理層によって処理され、1つあるいはそれより多くのトラフィックチャンネルにマップされうる。アクセス端末110は、アクセスネットワーク120と無線接続が確立され、1つあるいはそれより多くのトラフィックチャンネル、MAC識別子(MACID)、および/または他のリソースが割り当てられうる。アクセス端末110は、割り当てられたトラフィックチャンネルを介して、割り当てられたMACIDを用いて、データを送りうる。無線接続が確立されている間、リソースが、アクセス端末110に割り当てられ、RLPフローおよび無線接続に対する様々なパラメータとネゴシエートするための幾分かの時間量を要する。リソースは、典型的には、無線接続が稼働中である限りは、アクセス端末110に割り当てられる。
上記の記述は、アクセス端末110からアクセスネットワーク120へのリバースリンク(すなわち、アップリンク)伝送に対するフローの処理についてである。フローは、リバースリンク方向と同様に、アクセスネットワーク120からアクセス端末110へのフォワードリンク(すなわち、ダウンリンク)方向とに対して、トラフィックデータおよび/またはシグナリングデータを運ぶことが出来る。
K個のアプリケーションは、いかなる通信サービスにも従事することが出来、無線接続に対する異なるトラフィックパターンおよび要件を有することが出来る。例えば、VoIPアプリケーションは、データを定期的(例えば、各20ms)に交換し、VoIPセッションの間、無線接続稼動を維持することを望み、アクセス端末とアクセスネットワーク間のデータ交換が、エンドユーザにとって満足いくようにしうる。もし無線接続が確立され、VoIPセッションの間、しばしば接続が遮断されると、ユーザは過度の遅延を頻繁に経験することとなろう。逆に、アプリケーションは、特有のトランザクション、例えばSMSメッセージを送る場合、無線接続を稼動しておくことを望むであろう。このケースでは、トランザクションが完了し、他のアクティブなアプリケーションが稼働中で無い場合には、無線接続を遮断することが出来る。一般的に、全てのサービスに対するアクティビティーが終了し、いかなるアプリケーションによっても無線接続が必要でなくなり次第、無線接続は遮断されることが望ましい。しかしながら、アクティビティーの終了を検知するのは、瑣末なことではない。というのは、(i)異なるアプリケーションは、異なるトラフィックパターンを有し、また(ii)アプリケーションに対するデータフローは、柔軟な様態でRLPフローにマップされうるからである。
1つの側面では、無線接続は、アプリケーションからの入力に基づいて、制御されうる。それにより、全てのアプリケーションの遅延要件が満たされ、無線接続は出来る限り早期に遮断することが出来る。アプリケーションは、データフローおよび無線接続管理のために使用される、様々なタイプの入力をもたらしうる。1つの設計において、アプリケーションは以下の入力をもたらしうる:
・フロー選好−データフローを如何に維持すべきかを示す、
・フロー指令−データフローをセットアップする、あるいは解放することを要求、
・接続指令−無線接続を確立する、あるいは遮断することを要求、および
・トランザクションステータス−データフローに対するトランザクションのステータスを示す。
異なる、および/または他の入力のタイプもサポートされうる。
1つの設計において、以下のフロー選好がサポートされうる:
・明示的な解放(すなわち、明示的な解放までは維持)−データフローは、明示的に解放されるまでは維持しなくてはいけない、
・アイドル解放(すなわち、アイドルタイム後に解放)−予め定められた時間量の間に、データフロー上でアクティビティーが無い場合、データフローは解放される、および、
・即刻解放−データフローは、トランザクション後、即刻解放されうる。
他のフロー選好もまたサポートされうる。
異なるアプリケーションは、異なるフロー選好を有することが出来、トラフィックパターン、遅延要件、および/またはアプリケーションの他の特性に基づいて、選択することが出来る。明示的な解放選好は、セッションを通してデータ交換を行うセッションベースのアプリケーション(例えば、VoIP、オーディオストリーミング、ビデオストリーミング、等)によって使用されうる。明示的な解放選好は、また、遅延に敏感なアプリケーション、接続状態に敏感なアプリケーション、E911 VoIPコールのような緊急セッションによって使用されうる。アイドル解放選好は、散発的なトランザクションを有するトランザクションベースのアプリケーション(例えば、SMSオーバーIP)によって使用されうる。即刻解放選好は、単一のトランザクションが予期されている、トランザクションベースのアプリケーションによって使用されうる。
アプリケーションは、データフローがセットアップされて解放される時間数を減少するために、所定のデータフローに対する明示的な解放選好も使用することが出来る。例えば、アプリケーションは、たとえ、トランザクションベースの多数のメッセージが何らかのセッションを必要としなくても、トランザクションベースの多数のメッセージを送信および受信するために、同一のデータフローを再使用することが出来る。これにより、メッセージを交換するために、データフローをセットアップや解放する時間数を、削除ないし削減することが可能となる。
アプリケーションは、1つあるいはそれより多くのデータフローを有することが出来、各データフローに対して好適なフロー選好を選択することが出来る。アプリケーションは、それが最初に開始されたとき、データフローがセットアップされたとき、等に、各データフローに対して、選択されたフロー選好をもたらすことが出来る。アプリケーションは、また、トラフィックパターンにおける変化、および/またはデータフローの要件に基づいて、所定のデータフローに対するフロー選好を、動的に変化させることが出来る。例えば、インスタントメッセージングアプリケーションは、当初、チャットセッションの間、SIPフローを維持したいと要望することが出来、SIPフローがセットアップされたとき、明示的な解放選好を選択することが出来る。インスタントメッセージングアプリケーションは、それ以降、もし、チャットセッションに何もメッセージが送られなければ、アイドルタイム後に、SIPフローを解放したいと要望することが出来、SIPフローに対して、アイドル解放選好を選択することが出来る。
アプリケーションは、アイドル解放選好とともに、各データフローについてのアイドルタイマー値をもたらすことが出来る。各データフローについてのアイドルタイマー値は、予期されたアクティビティー、データ要件、および/またはデータフローの相対的重要度、に基づいて、選択することが出来る。例えば、短い時間内で、相対的に非重要なデータが予期されるデータフローに対しては、短いアイドルタイマー値を使用することが出来る。逆に、相対的に重要なシグナリングデータが運ばれたり、データフロー中でデータが予期されるが、多分に大きな遅延が予期されたり、等のSIPフローに対しては、長いアイドルタイマー値を使用することが出来る。データフローに対するアイドルタイマー値は、また、いかなる時にでも変更することが出来る。
1つの設計において、下記の接続指令がサポートされうる:
・事前接続要求−データフローがセットアップされる前に、無線接続が、まだ稼動でない場合、無線接続を確立することの要求、および
・接続遮断要求−無線接続を遮断する要求。
他の接続指令も、また、サポートされうる。
アプリケーションは、データフロー上でセッションや、何らかのトランザクションの開始に先立って、無線接続を確立するための事前接続要求を、データフロー上で送ることが出来る。事前接続要求は、あるアプリケーション、および/または、あるシナリオに対する応答時間の改善のために使用されうる。例えば、プッシュツートークアプリケーションは、最初に無線接続を確立し、それから、1つあるいはそれより多くのプッシュツートークセッションに従事したいと要望することが出来る。他の例として、SMSアプリケーションは、ユーザがメッセージを完成次第、送信できるように、ユーザがタイピングを開始したときに、無線接続を確立したいと要望することが出来る。データフローは、また、事前接続要求に応じてセットアップされうるか、または、無線接続が確立されてから、ある時間後に、セットアップされうる。
事前接続要求は、種々の様態で生成することが出来る。例えば、事前接続要求は、ユーザのタイピングアクティビティー、ユーザがアクセス端末上でメニューをスクロールすること、ユーザがアクセス端末上の組み込みカメラで撮影を行うこと、および/または他のユーザのアクション、に応じて生成することが出来る。事前接続要求は、また、過去のユーザのアクティビティーや習性に基づいて、生成することが出来る。例えば、ユーザがS個のキャラクタあるいは、それより多くをタイプするときはいつでも、SMSメッセージを送信する高い可能性があることをヒストリー情報が示しうる。ここで、Sは任意の値でありうる。このケースでは、少なくともS個のキャラクタがタイプされるときはいつでも、事前接続要求が生成されうる。
アプリケーションは、無線接続の遮断を要求するための、接続遮断要求を送ることが出来る。接続遮断要求は、明示的解放選好を有するデータフローを明示的に解放するために使用されることが出来る。接続遮断要求は、また、データフローに対するアイドルタイマーが満了するのを待つ代わりに、アイドル解放選好を有するデータフローを即刻解放するために使用されることが出来る。また、例えば、ユーザがエンドキーを押したり、折り畳み電話を閉じたりしたのに応じ、接続遮断要求が生成され、ペンディング中のセッションを即刻終了するために使用されうる。また、例えば、いかなるサービスも所望されていないときは、バッテリーパワーを節約するために、無線接続がアクティブとならないようにユーザが電話を特別モードに切り替えるのに応じても、接続遮断要求は、アサートされうる。
1つの設計では、下記のトランザクションステータスがサポートされうる:
・開始した−トランザクションは開始し、ペンディング中である、および
・完了した−トランザクションは完了した。
他のトランザクションステータスもまたサポートされうる。
トランザクションステータスは、アイドル解放選好を有するデータフローに対するアイドルタイマーを開始やキャンセルするために使用されうる。もし、データフローがアイドル解放選好を有するとしたら、データフローに対するアイドルタイマーは、(i)データフローに対するトランザクション完了ステータスが受領されたときには、開始され、また、(ii)データフローに対するトランザクション開始ステータスが受領されたときには、キャンセルされうる。もし、データフローが明示的解放選好を有するとしたら、データフローに対してフロー解放要求が受領されたとき、あるいは、接続解放要求が受領されたときには、データフローは即刻解放されうる。しかしながら、データフローのフロー選好が後に変化する場合、このデータフローに対するトランザクションステータスが記録されうる。トランザクションステータスは、また、データフローを、いつ解放するかを決定するために、他の様態で使用されうる。所定のデータフローに対するアイドルタイマーは、トランザクションステータスに基づいて、および/または、データフロー上で検知されたアクティビティーあるいは非アクティビティー状態に基づいて、開始およびキャンセルされうる。
図3は、3つのデータフローに対するアクティビティーの終了検知の例を示す。この例において、データフロー1は、VoIPに対し、例えば、各20msの定期的時間間隔で、トラフィックデータを運ぶRTPフローでありうる。データフロー2は、散発的に、低頻度でシグナリングデータを運ぶSIPフローでありうる。データフロー3は、例えば、テキストメッセージングのように、トラフィックデータを散発的に運ぶベストエフォートフローでありうる。各データフロー上のアクティビティーは、影をつけた矩形のボックスで示されており、各ボックスは、データの受信、および/または送信に対応したトランザクションを表しうる。
図3に示された例において、データフロー1は、明示的解放選好を有しており、データフロー1に対しては、アイドルタイマーは保持されていない。データフロー1上で、データは、時間T11、T12、T13、T14、T15およびT16において交換される。データフロー1に対するフロー解放要求は、時間T17において受領され、データフロー1は、この点で非アクティブおよび解放と宣言されうる。データフロー1の観点からは、他のデータフローがアクティブで無ければ、無線接続は、時間T17において遮断されうる。
データフロー2は、アイドル解放選好およびアイドルタイマー値V2を有する。データフロー上で、トランザクションは、時間T21、T22、およびT23において発生する。図3には示されていないが、データフロー2に対するアイドルタイマーは、各トランザクションの終了時に開始され、後続のトランザクションの開始時に、キャンセルされうる。図3に示された例において、データフロー2に対するアイドルタイマーは、時間T23におけるトランザクションの終了時から開始しうる。そして、T23におけるトランザクションの終了からV2秒である、時間T24において満了しうる。データフロー2は、時間T24において、非アクティブおよび解放と宣言されうる。データフロー2の観点からは、他のデータフローがアクティブで無ければ、無線接続は、時間T24において遮断されうる。
データフロー3は、また、アイドル解放選好を有するが、アイドルタイマー値は、V3である。事前接続要求は、時間T31において受領されうる。そして、もし無線接続がすでに稼動でなければ、無線接続が確立されうる。データフロー3は、事前接続要求を受領した後のいつかのとき、セットアップされうる。データフロー3上で、時間T32およびT33において、トランザクションが発生する。データフロー3に対するアイドルタイマーは、各トランザクションの終了時に開始され、後続のトランザクションの開始時に、キャンセルされうる。図3に示された例において、トランザクション完了ステータスは、時間T34において受領される。データフロー3に対するアイドルタイマーは、時間T34において開始し、T34からV3秒である、時間T35において満了しうる。データフロー3は、時間T35において、非アクティブおよび解放と宣言されうる。T35において、いかなるデータフローもアクティブではないので、無線接続は、時間T35あるいは、それよりあとの時間T36において、遮断されうる。
図3に示されたように、出来る限り早期に、非アクティブデータフローの検知を可能とするために、異なるデータフローに対して、異なるフロー選好を使用することが出来る。さらに、異なるデータフローに対して、異なるアイドルタイマー値を使用することが出来、アイドルタイマー値は、データフローの特性、および/または要件に基づいて、選択することが出来る。
図4は、データフローについて関連する情報を記憶するために使用される、データフロー情報テーブル400の設計を示す。この設計において、テーブル400は、各データフローに対して、1つのエントリーを含む。各データフローに対するエントリーは、データフローが所属するアプリケーション用のフィールド412、データフローIDおよび/またはデータフロータイプ用のフィールド414、データフローの現時点の状態(例えば、アクティブまたは非アクティブ)用のフィールド416、データフローに対するフロー選好用のフィールド418、データフロー上の一番最近のトランザクションステータス用のフィールド420、データフローに対するアイドルタイマー値用のフィールド422、データフローに対するアイドルタイマー(もし存在する場合)の現時点での値用のフィールド424、を含みうる。アイドルタイマー関連フィールド422および424は、アイドル解放選好を有するデータフローに対して適用することが出来る。各データフローに対するフィールドは、以下に記述されるように、初期化および更新されうる。テーブル400は、また、データフローに対し、他の関連情報を含みうる。
図5は、アプリケーションからの入力に基づいて、アクティビティーの終了の検知と、無線接続の制御とを行う、モジュール500の設計を示す。モジュール500は、アクセス端末110におけるプロトコルスタックの一部でありうる。この設計において、モジュール500は、データフロー更新モジュール510、無線接続制御モジュール520、およびデータフロー情報テーブル530を含む。テーブル530は、図4のテーブル400と同様に実現しうる。モジュール510および520は、以下に記述されるように、アプリケーションから受領された入力とデータフロー状態とに基づいて、無線接続を確立するか、維持するか、あるいは遮断するかを決定するように動作しうる。
図5に示された設計において、アプリケーションは、データフローに対するフロー選好
や(もし、適用可能なら)アイドルタイマー値、フローおよび接続の指令、データフローに対するトランザクションステータス、のような入力をもたらしうる。アプリケーションは、データフローがセットアップされたり、または解放されたとき、データフローの特性、および/または要件が変化したとき、データフロー上でトランザクションが発生したとき、等に、これらの入力をもたらしうる。モジュール510は、アプリケーション入力に基づいて、テーブル530を更新することが出来、モジュール520は、テーブル530に基づいて、無線接続を制御することが出来る。
アプリケーションは、データフローがセットアップされるとき、フロー選好および、おそらくアイドルタイマー値をもたらすことが出来る。モジュール500は、データフローに対するテーブル530の中に、新たなエントリーを生成することが出来、データフローに対するアプリケーションから受領した入力を、新たなエントリーのフィールドに入れることが出来る。モジュール500は、また、データフローの状態をアクティブに初期化することが出来る。
アプリケーションは、データフローをセットアップしうるが、フロー選好、アイドルタイマー値、トランザクションステータス、等のような情報はもたらさないかもしれない。このケースでは、モジュール500は、データフローに対して、デフォルトフロー選好(例えば、アイドル解放選好)およびデフォルトアイドルタイマー値(例えば、30秒)を使用することが出来る。全てのデータフローに対して、同様のデフォルトフロー選好、および/または同様のデフォルトアイドルタイマー値を使用することが出来る。代替的に、異なるタイプのデータフロー(例えば、RTP、SIP、BEフロー)、あるいは異なるタイプのアプリケーション(例えば、VoIP、データダウンローディング、等)に対して、異なるデフォルトフロー選好、および/または異なるデフォルトアイドルタイマー値を使用することが出来る。
アプリケーションは、データフローに対して、フロー選好を、アイドル解放から、明示的解放に変更することが出来る。これに従い、モジュール500は、データフローに対するフロー選好をテーブル530中で更新することが出来る。モジュール500は、また、タイマーが開始していた場合、データフローに対するアイドルタイマーをキャンセルすることが出来る。これにより、アイドルタイマー満了によって、自動的にデータフローが解放されてしまわないように出来る。
アプリケーションは、データフローに対して、フロー選好を、明示的解放から、アイドル解放に変更することが出来る。これに従い、モジュール500は、データフローに対するフロー選好およびアイドルタイマー値をテーブル530中で更新することが出来る。モジュール500は、現時点のトランザクションステータスが完了状態であれば、即刻、あるいは、トランザクションステータスが完了状態になるときには、後ほど、データフローに対するアイドルタイマーを開始することが出来る。
アプリケーションは、データフローに対する一番最近のトランザクションのトランザクションステータスを送ることが出来る。もしデータフローが、明示的解放選好を有する場合、モジュール500は、おそらく、後ほどにありうる使用のために、トランザクションステータスを適切なフィールドに、単に記録しておくだけであろう。もしデータフローが、アイドル解放選好を有する場合、モジュール500は、(i)もしトランザクションステータスが、完了した、であれば、データフローに対するアイドルタイマーを開始し、または(ii)もしトランザクションステータスが、開始した、であれば、アイドルタイマーをキャンセルすることが出来る。データフローに対するアイドルタイマーが満了した場合、モジュール500は、データフローの状態を非アクティブに更新することが出来る。
アプリケーションは、明示的解放選好あるいはアイドル解放選好を有するであろうデータフローに対するフロー解放要求を送ることが出来る。モジュール500は、データフローの状態を、非アクティブに更新することが出来る。
アプリケーションは、事前接続要求を送ることが出来る。モジュール500は、接続がまだ稼動でなければ、無線接続を確立するようにすることが出来る。モジュール500は、また、データフローをセットアップし、データフローについて、テーブル530中に新たなエントリーを生成することが出来る。アプリケーションは、接続遮断要求を送ることが出来る。モジュール500は、もし適切であれば、無線接続を遮断することが出来る。
モジュール500は、また、他の情報に基づいて、データフローの状態を更新することが出来る。例えば、アプリケーションが、SIP、および/または別のプロトコルを登録解除した場合、登録解除されたプロトコル(群)についての全てのデータフローは、非アクティブとマークすることが出来る。
モジュール510は、アプリケーション入力および他の入力に基づいて、データフローの状態を周期的に評価することが出来る。例えば、モジュール510は、クロック源から受領した時間情報によって示されるように、データフローに対するアイドルタイマーを、Tupdate秒毎に更新する(例えば、針を進める)ことが出来る。モジュール510は、また、アクティブあるいは非アクティブ状態が検知されたときはいつも、およびトランザクションステータスが受領されたときはいつも、アイドルタイマーを更新する(例えば、開始する、あるいはキャンセルする)ことが出来る。モジュール510は、アイドルタイマーに基づき、またフローおよび接続の指令を受領したときはいつも、データフローの状態を更新することが出来る。
モジュール520は、無線接続を確立するか、維持するか、あるいは遮断するかの決定を行うことが出来る。モジュール520は、新しいデータフローがセットアップされたとき、事前接続要求が受領されたとき、等に無線接続を確立することが出来る。モジュール520は、いずれかのデータフローがアクティブの場合、無線接続の稼動を続け、全てのデータフローが非アクティブの場合は、無線接続を遮断することが出来る。また、モジュール520は、無線接続を確立するか、維持するか、あるいは遮断するかの決定を行うに際して、データフロー状態に加え、他の要因も考慮することが出来る。また、モジュール520は、もしネットワークによって、あるいはリンクエラーによって解放され、必要な場合、無線接続を再度確立することが出来る。モジュール520は、無線接続を確立するか、維持するか、あるいは遮断するかの無線接続制御をもたらすことが出来る。
図6は、無線接続を制御するためのプロセス600の設計を示す。プロセス600は、アクセス端末110によって動作されうる。プロセス600について、無線接続を介して、ワイヤレス通信ネットワーク(例えば、HRPDネットワーク)とデータを交換する、少なくとも1つのアプリケーションから入力が受領される(ブロック612)。無線接続を維持するか、遮断するかは、少なくとも1つのアプリケーションからの入力に基づいて、決定することが出来る(ブロック614)。
図7は、無線接続を制御するためのプロセス700の設計を示す。プロセス700もまた、アクセス端末110によって動作されうる。プロセス700について、SIPフロー、RTPフロー、等を含むデータフローに対する、少なくとも1つのアプリケーションからフロー選好が受領されうる(ブロック712)。フロー選好は、(i)明示的に解放されるまでは、データフローを維持するフロー選好、(ii)アイドルタイム後、データフローを解放するフロー選好、および/または(iii)他のフロー選好、を含むことが出来る。データフローに対するアプリケーションからフロー選好が受領されない場合、データフローに対して、デフォルトフロー選好を使用することが出来る。データフローの状態は、データフローのフロー選好と、少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、決定されうる(ブロック714)。例えば、データフローは、フロー選好、データフローに対するアプリケーションから受領された入力、データフロー上で検知されたアクティビティー、等に基づいて、アクティブあるいは非アクティブ化できるかを決定することが出来る。無線接続を維持するか、遮断するかは、データフローの状態に基づいて、決定することが出来る(ブロック716)。例えば、全てのデータフローが非アクティブであると決定されたときには、無線接続は、遮断することが出来る。
所定のデータフローに対するフロー選好は、データフローが明示的に解放されるまでは、データフローを維持することを示しうる。データフローの状態は、データフローがセットアップされたときは、アクティブに設定され、解放要求(例えば、フロー解放要求、あるいは接続遮断要求)が、データフローに対するアプリケーションから受領されたときは、非アクティブに設定されうる。
所定のデータフローに対するフロー選好は、アイドルタイム後、データフローを解放することを示すことが出来る。データフローの状態は、データフローがセットアップされたときは、アクティブに設定することが出来、また、アイドルタイムに対応する時間量間に、データフロー上で、アクティビティーが何も検知されないときは、非アクティブに設定することが出来る。データフローについてのアイドルタイマー値が受領されうる。トランザクションが完了したとき、あるいはデータフロー上でアクティビティーの無いことが検知されたとき、アイドルタイマーは、アイドルタイマー値で、開始することが出来る。データフローの状態は、アイドルタイマーが満了したときは、非アクティブに設定することが出来る。アイドルタイマーは、アクティビティーが検知された場合、あるいはデータフロー上で、他のトランザクションが開始された場合には、キャンセルされうる。データフローに対するアプリケーションから、アイドルタイマー値が受領されない場合、デフォルトアイドルタイマー値を、データフローに対して用いることが出来る。
所定のデータフロー上で、トランザクションが開始されたということを示すトランザクションステータスが、受領されうる。このトランザクションステータスに応じて、データフローに対するアイドルタイマーを、キャンセルすることが出来る。また、データフロー上で、トランザクションが完了したということを示すトランザクションステータスも、受領されうる。このトランザクションステータスに応じて、アイドルタイマーを開始することが出来る。
データフローがセットアップされるのに先立って、無線接続を確立するために、事前接続要求を受領することが出来る。事前接続要求は、キーパッド上でのタイピングアクティビティーや、ユーザの他のアクティビティー、等に応じて生成することが出来る。現時点で無線接続が稼動していない場合、無線接続を確立することが出来る。無線接続を遮断する要求も、また、アプリケーションから受領することが出来る。無線接続を遮断するかは、接続遮断要求に応じて決定することが出来る。
本出願に記述された手法は、所望の性能を達成するために、データフローとともに無線接続を制御する入力を、アプリケーションがもたらすことを許容する。アプリケーションは、トラフィック要件によって必要とされるように、データフローをセットアップし、および/または無線接続を確立する要求を行うことが出来る。また、アプリケーションは、データフローや無線接続を必要としなくなったときは、データフローを解放し、および/または無線接続を遮断する要求を行うことが出来る。データフローおよび無線接続を管理するために、モジュール500は、アプリケーションからの入力とともに、おそらく、他の情報源からの他の入力を考慮することが出来る。
図8は、図1におけるアクセス端末110の設計のブロック図を示す。リバースリンク(すなわち、アップリンク)上で、アクセス端末110によって送られるべきデータおよびシグナリングは、エンコーダ822によって処理され(例えば、フォーマットされ、エンコードされ、および、インターリーブされ)、適用可能な無線技術(例えば、HRPD、1X、W−CDMA、GSM、等)に従って、変調器(Mod)824によって、さらに処理され(例えば、変調され、チャネル化され、スクランブルされ)、出力チップが生成される。そのあと、送信機(TMTR)832は、出力チップを調整し(例えば、アナログに変換する、フィルターする、増幅する、および周波数をアップコンバートする)、リバースリンク信号を生成し、この信号は、アンテナ834を介して送信される。
フォワードリンク(すなわち、ダウンリンク)上で、アンテナ834は、基地局から送信されたフォワードリンク信号を受信し、受信信号をもたらす。受信機(RCVR)836は、受信信号を調整し(例えば、フィルターする、増幅する、周波数をダウンコンバートする、およびデジタル化する)、サンプルをもたらす。復調器(Demod)826は、サンプルを処理し(例えば、デスクランブルし、チャネル化し、および復調し)、シンボル推定値をもたらす。さらに、デコーダ828は、シンボル推定値を処理し(例えば、デインターリーブし、およびデコードし)、デコードされたデータをもたらす。エンコーダ822、変調器824、復調器826、およびデコーダ828は、モデムプロセッサ820によって実現することが出来る。これらのユニットは、受領された無線技術(例えば、HRPD、1X、W−CDMA、GSM、等)に従って処理を執り行う。例えば、復調器826は、HRPD、1X、あるいはW−CDMAに対し、スクランブルシーケンスでデスクランブル、直交コードで逆拡散、およびデータ復調、を執り行うことが出来る。
コントローラ/プロセッサ840は、アクセス端末110における動作を制御する。メモリ842は、アクセス端末110に対するデータおよびプログラムコードを記憶する。コントローラ/プロセッサ840は、図6におけるプロセス600、図7におけるプロセス700、および/または、アクティビティーの終了検知や無線接続の管理を行うための他のプロセス、を実現することが出来る。また、コントローラ/プロセッサ840は、図5におけるモジュール500、およびデータフローに対するアイドルタイマーを実現することが出来る。メモリ842は、データフローについての情報、例えば、図4におけるテーブル400を記憶することが出来る。
本出願において記述された手法は、様々な手段で実現することが出来る。例えば、これらの手法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいは、それらの組み合わせによって実現することが出来る。ハードウェアによる実現について、本手法を執り行うために用いられる処理ユニットは、1つあるいは、それよりも多い特定用途集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号プロセシングデバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本出願に記述された機能を執り行うように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、あるいは、これらの組み合わせ、の内で実現することが出来る。
ファームウェア、および/またはソフトウェアによる実現について、手法は、本出願に記載された機能を執り行うモジュール(例えば、プロシージャ、機能、等)によって、実現することが出来る。ファームウェア、および/またはソフトウェア命令は、メモリ(例えば、図8におけるメモリ842)に記憶され、プロセッサ(例えば、プロセッサ840)によって実行することが出来る。メモリは、プロセッサ内、あるいはプロセッサ外に実現することが出来る。ファームウェア、および/またはソフトウェア命令は、また、他のプロセッサ読み出し可能な媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)、磁気的あるいは光学的データ記憶デバイス、等の中に記憶することが出来る。
本出願において記述された手法を実現するための装置は、スタンドアローンのユニット、あるいはデバイスの一部でありうる。デバイスは、(i)スタンドアローンの集積回路、(ii)データ、および/または命令を記憶するためのメモリICを含みうる1つあるいはそれよりも多いICのセット、(iii)移動局モデム(MSM)のようなASIC、(iv)他のデバイス内に埋め込まれうるモジュール、(v)セルラー電話、ワイヤレスデバイス、ハンドセット、あるいは移動ユニット、(vi)等、でありうる。
これまでの本発明の記述は、当業者が本発明を製造、あるいは使用することが出来るように、提供されている。当業者にとって、本発明の様々な変更は、容易に明白であり、本出願において規定された一般的原理は、本発明の趣旨を逸脱することなく、他の変化に適応することが出来る。従って、本発明は、本出願に記述された例に限定されることを意図するのではなく、本出願に開示された本原理および新規な特徴と矛盾しない、最大限の広い範囲と一致することを意図している。

Claims (34)

  1. 無線接続を介して、ワイヤレス通信ネットワークとデータを交換する、少なくとも1つのアプリケーションから入力を受領し、前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定するように構成されているプロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリとを具備する装置。
  2. 前記プロセッサは、前記少なくとも1つのアプリケーションからの前記入力に基づいて、前記少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローの状態を維持し、前記データフローの前記状態に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定するように構成されている請求項1記載の装置。
  3. 前記プロセッサは、前記データフローに対するフロー選好を受領し、また、前記データフローに対する前記フロー選好と、前記少なくとも1つのアプリケーションからの前記入力とに基づいて、前記データフローの状態を維持するように構成されている請求項2記載の装置。
  4. 前記プロセッサは、前記データフローに対するアプリケーションから受領した入力に基づいて、前記データフローの各々がアクティブか、非アクティブかを決定し、前記データフローの全てが非アクティブの場合、前記無線接続を遮断するように構成されている請求項2記載の装置。
  5. 前記プロセッサは、データフローがセットアップされるのに先立って、前記無線接続を確立するための事前接続要求を受領し、無線接続が現時点で稼動していない場合、前記事前接続要求に応じて、前記無線接続を確立するように構成されている請求項1記載の装置。
  6. 前記事前接続要求は、キーパッド上でのタイピングアクティビティーに応じて生成される請求項5記載の装置。
  7. 前記プロセッサは、前記少なくとも1つのアプリケーションの内の1つから、前記無線接続の遮断要求を受領し、前記要求に応じて、前記無線接続を遮断するか否かの決定を行うように構成されている請求項1記載の装置。
  8. 前記データフローは、少なくとも1つのセッション開始プロトコル(SIP)フロー、または、少なくとも1つのリアルタイム伝送プロトコル(RTP)フロー、ないしは両方を具備する請求項2記載の装置。
  9. 前記ワイヤレス通信ネットワークは、高レートパケットデータ(HRPD)ネットワークである請求項1記載の装置。
  10. 無線接続を介して、ワイヤレス通信ネットワークとデータを交換する、少なくとも1つのアプリケーションから入力を受領することと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定することとを具備する方法。
  11. 前記少なくとも1つのアプリケーションからの前記入力に基づいて、前記少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローの状態を維持することを、さらに具備し、
    前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定することは、前記データフローの前記状態に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定することを具備する請求項10記載の方法。
  12. 前記データフローの前記状態を維持することは、前記データフローに対するアプリケーションから受領した入力に基づいて、前記データフローの各々が、アクティブか、または非アクティブかを決定することを具備し、また、
    前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定することは、前記データフローの全てが非アクティブであるとき、前記無線接続を遮断することを具備する請求項11記載の方法。
  13. 無線接続を介して、ワイヤレス通信ネットワークとデータを交換する、少なくとも1つのアプリケーションから入力を受領する手段と、
    前記少なくとも1つのアプリケーションからの前記入力に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定する手段とを具備する装置。
  14. 前記少なくとも1つのアプリケーションからの前記入力に基づいて、前記少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローの状態を維持する手段を、さらに具備し、
    前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定する手段は、前記データフローの前記状態に基づいて、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定する手段を具備する請求項13記載の装置。
  15. 前記データフローの前記状態を維持する手段は、前記データフローに対するアプリケーションから受領した入力に基づいて、前記データフローの各々がアクティブか、非アクティブかを決定する手段を具備し、前記無線接続を維持するか、遮断するかを決定する手段は、前記データフローの全てが非アクティブのとき、前記無線接続を遮断する手段を具備する請求項14記載の装置。
  16. 少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローについてのフロー選好を受領し、前記データフローについての前記フロー選好と、前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、前記データフローの状態を決定し、前記データフローの前記状態に基づいて、無線接続を維持するか、遮断するかを決定するように構成されているプロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリとを具備する装置。
  17. データフローに対するフロー選好は、データフローが明示的に解放されるまでは、前記データフローを維持することを示し、前記プロセッサは、前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定し、そして、前記データフローに対するアプリケーションから解放要求を受領したときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定するように構成されている請求項16記載の装置。
  18. データフローに対するフロー選好は、アイドルタイム後、前記データフローを解放することを示し、前記プロセッサは、前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定し、そして、前記アイドルタイムに対応した時間量の間に、前記データフロー上で、アクティビティーが検出されないときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定するように構成されている請求項16記載の装置。
  19. 前記プロセッサは、前記データフローに対するアイドルタイマー値を受領し、トランザクションが完成するか、前記データフロー上で、非アクティビティーが検出されたときには、前記アイドルタイマー値で、アイドルタイマーを開始し、前記アイドルタイマーが満了したときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定するように構成されている請求項18記載の装置。
  20. 前記プロセッサは、アクティビティーが検出されたり、他のトランザクションが前記データフロー上で開始された場合、前記アイドルタイマーをキャンセルするように構成されている請求項19記載の装置。
  21. 前記プロセッサは、前記データフローに対するアプリケーションから、アイドルタイマー値を受領しない場合、前記データフローに対するデフォルトアイドルタイマーを使用するように構成されている請求項19記載の装置。
  22. 前記プロセッサは、データフロー上でトランザクションが開始されたことを示すトランザクションステータスを受領し、前記トランザクションステータスを受領したことに応じて、前記データフローに対するアイドルタイマーをキャンセルするように構成されている請求項18記載の装置。
  23. 前記プロセッサは、データフロー上でトランザクションが完了したことを示すトランザクションステータスを受領し、前記トランザクションステータスの受領に応じて、前記データフローに対するアイドルタイマーを開始するように構成されている請求項18記載の装置。
  24. 前記プロセッサは、データフローに対するフロー選好の変更を受領し、フロー選好の前記変更に基づいて、前記データフローの前記状態を決定するように構成されている請求項16記載の装置。
  25. 前記プロセッサは、前記データフローに対するアプリケーションから、フロー選好を受領しない場合、データフローに対して、デフォルトフロー選好を使用するように構成されている請求項16記載の装置。
  26. 少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローについてのフロー選好を受領することと、
    前記データフローに対するフロー選好と、前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、前記データフローの状態を決定することと、
    前記データフローの前記状態に基づいて、無線接続を維持するか、遮断するかを決定することとを具備する方法。
  27. 前記データフローに対する前記フロー選好を受領することは、明示的に解放されるまでは、前記データフローを維持することを示す、データフローに対するフロー選好を受領することを具備し、
    前記データフローの前記状態を決定することは、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定することと、
    前記データフローに対するアプリケーションから解放要求を受領したときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定することとを具備している請求項26記載の方法。
  28. 前記データフローに対する前記フロー選好を受領することは、アイドルタイム後に、前記データフローを解放することを示す、データフローに対するフロー選好を受領することを具備し、
    前記データフローの前記状態を決定することは、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定することと、
    前記アイドルタイムに対応した時間量の間に、前記データフロー上で、アクティビティーが検出されないときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定することとを具備している請求項26記載の方法。
  29. 少なくとも1つのアプリケーションに対するデータフローについてのフロー選好を受領する手段と、
    前記データフローに対する前記フロー選好と、前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、前記データフローの状態を決定する手段と、
    前記データフローの前記状態に基づいて、無線接続を維持するか、遮断するかを決定する手段とを具備する装置。
  30. 前記データフローに対する前記フロー選好を受領する手段は、データフローが明示的に解放されるまでは、前記データフローを維持することを示す、データフローに対するフロー選好を受領する手段を具備し、
    前記データフローの前記状態を決定する手段は、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定する手段と、
    前記データフローに対するアプリケーションから解放要求を受領したときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定する手段とを具備する請求項29記載の装置。
  31. 前記データフローに対する前記フロー選好を受領する手段は、アイドルタイム後に、前記データフローを解放することを示す、データフローに対するフロー選好を受領する手段を具備し、
    前記データフローの前記状態を決定する手段は、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定する手段と、
    前記アイドルタイムに対応した時間量の間に、前記データフロー上で、アクティビティーが検出されないときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定する手段を具備する請求項29記載の装置。
  32. 少なくとも1つのアプリケーションについてのデータフローに対するフロー選好を受領するために、
    前記データフローに対する前記フロー選好と、前記少なくとも1つのアプリケーションからの入力とに基づいて、前記データフロー状態を決定するためと、
    前記データフローの前記状態に基づいて、無線接続を維持するか、遮断するかを決定するための命令を記憶するプロセッサ読み出し可能媒体。
  33. 明示的に解放されるまでは、データフローを維持することを示す、前記データフローに対するフロー選好を受領するためと、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定するためと、
    前記データフローに対するアプリケーションから解放要求を受領したときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定するための命令を、さらに記憶する請求項32記載のプロセッサ読み出し可能媒体。
  34. アイドルタイム後、データフローを解放することを示す、前記データフローに対するフロー選好を受領するためと、
    前記データフローがセットアップされるときには、前記データフローの前記状態をアクティブに設定するためと、
    前記アイドルタイムに対応した時間量の間に、前記データフロー上で、アクティビティーが検出されないときには、前記データフローの前記状態を非アクティブに設定するための命令をさらに記憶する請求項32記載のプロセッサ読み出し可能媒体。
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