JP2010526550A - たばこ製品用フィルター - Google Patents

たばこ製品用フィルター Download PDF

Info

Publication number
JP2010526550A
JP2010526550A JP2010507946A JP2010507946A JP2010526550A JP 2010526550 A JP2010526550 A JP 2010526550A JP 2010507946 A JP2010507946 A JP 2010507946A JP 2010507946 A JP2010507946 A JP 2010507946A JP 2010526550 A JP2010526550 A JP 2010526550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aldehyde
member according
cysteine
filter
tobacco product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010507946A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴィッレ・サラスプロ
ミッコ・サラスプロ
オスモ・スオヴァニエミ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Biohit Oy
Original Assignee
Biohit Oy
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Biohit Oy filed Critical Biohit Oy
Publication of JP2010526550A publication Critical patent/JP2010526550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F13/00Appliances for smoking cigars or cigarettes
    • A24F13/02Cigar or cigarette holders
    • A24F13/04Cigar or cigarette holders with arrangements for cleaning or cooling the smoke
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/061Use of materials for tobacco smoke filters containing additives entrapped within capsules, sponge-like material or the like, for further release upon smoking
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/08Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent
    • A24D3/10Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent of cellulose or cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/14Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as additive

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Abstract

本発明は、たばこ製品に取り付けられることが意図され、そして喫煙中煙が部材を通過するようにたばこ製品の吸い込みヘッドに適合されうる、シガレットホルダータイプの部材に関する。当該部材は多孔質材料を有し、少なくとも1つのアルデヒド結合化合物を含む水溶液が当該多孔質材料中に吸収され、アルデヒド結合フィルターを形成する。たばこ製品に取り付けられる当該部材において、当該多孔質材料の含水量は、アルデヒド結合化合物が、喫煙中アルデヒドと反応することができ、それによりそれらを無害な形態に変換することができるレベルに維持される。

Description

本発明は、たばこ製品に取り付けられるよう意図されている、請求項1の前文に記載の部材に関する。
アルコールと喫煙はいずれも上部消化管の癌の危険因子であり、それらをともに服用すると上部消化管癌の危険性が150倍に増加する(Salaspuro, M. Best Pract Res Clin. Gastroenterol (2003) 17:679-94およびFrancheschi et al. Cancer Res (1990) 50:6502-07)。
紙巻きたばこまたはフィルターへの、紙巻きたばこの煙の有害物質を結合する化合物の封入については、いくつかの特許明細書により提示されている。例えば、明細書US 5,829,449では、たばこ、葉巻、パイプまたはフィルターへの、紙巻きたばこの煙の有害物質を結合する組成物の添加が提示されている。提示されている組成物は、L−グルタチオン、セレン源、例えばL−セレノメチオニンまたはL−セレノシステインを含む。この組成物にはL−システインまたはN−アセチルシステインも含まれうる。この酸化防止剤複合体は、たばこまたはそのフィルター中に、粉末、安定溶液または水性エマルジョンとして分散させることが示された。
特許明細書US 4,532,947では、紙巻きたばこ用フィルターまたはフィルターを収容した紙巻きたばこ用ホルダーにおける2−メルカプト−アルカレン−スルホナートの非毒性塩、ならびに/またはシステインおよびアセチルシステインの使用が提示されている。
特許明細書EP 1,541,043では、アミノ酸、アミノ酸塩、および保湿剤を含む紙巻きたばこ用フィルターが記載されている。この保湿剤は、グリセリン、プロピオン酸ナトリウムまたは乳酸ナトリウムを含んでいてもよい。
特許明細書US 5,860,428に記載されている紙巻きたばこ用フィルターは、ピログルタミン酸ナトリウムのような保湿剤が分散している多孔質基体を含む。この親水性保湿剤は、紙巻きたばこの煙から水分を吸収し、多孔質基体中で湿式濾過されるようにその水分を放出する。この明細書では、このフィルターが煙の毒性成分を不活性化する因子を含み得ることが記載されている。かかる因子としては、酸化防止剤およびラジカルスカベンジャー、例えばグルタチオン、システイン、N−アセチルシステイン、メスナなどが挙げられる。しかしながら、この明細書には、これらの物質の使用すべき量は記載されていない。
特許明細書PCT/FI2005/000429では、喫煙中に唾液に入るアルデヒドを結合する、たばこ製品、フィルターまたは紙巻きたばこ用ホルダーに添加される個別調製物または組成物が提示されている。アルデヒドの結合には、遊離スルフヒドリルおよび/またはアミノ基、例えばシステインを含む化合物が用いられた。
口内に吸い込まれるかまたはかまれる、アミノ酸、例えばL−システイン、セレノメチオニン、タウリンまたはアルギニン、アスコルビン酸、ビタミンAおよびEを含む調製物を、たばこ製品の使用またはそれへの暴露に関連して形成される有害なフリーラジカル化合物の効果の軽減に用いられることが提示されている。アミノ酸は、吸収された後、様々な組織に影響を及ぼすと考えられている。(Hersch、米国特許第5,922,346号、Hersch、国際特許出願番号PCT/US98/12617)。
本発明は、公知技術の問題の少なくとも一部を解決しようとするものである。
本発明の目的は、たばこ製品に取り付けることができ、かつたばこ製品の煙中のアルデヒドの主要部分を除去することができる部材を提供することにある。
さらに詳細には、本発明に係る組成物は、請求項1の特徴部分に記載されている事項により特徴付けられる。
公知技術による解決策において、煙の有害物質と結合するフィルターまたは他の解決策に関する問題は、最初からすでにフィルターが乾いているかまたは乾燥しすぎており、そのため、そのフィルターは所望の通りに有害化合物に結合しないということであった。本発明は、アルデヒドに結合することができる化合物であって、たばこ製品に取り付けられる部材内の材料中の化合物が活性となるように、当該部材内の材料が、喫煙が始まると十分に湿っているという事実に基づいている。
本発明によれば、アルデヒドと結合することができる化合物を、たばこ製品に取り付けられることが意図された部材中に納められている前記材料中に水溶液として吸収させるか、また、別の方法では、前記材料に付着させる。前記部材がたばこ製品の吸い込みヘッドにしっかりと取り付けられると、紙巻きたばこの煙は前記部材中を移動し、アルデヒド含有量が口および唾液中において害を及ぼす高いレベルまで上昇することはないように、アルデヒドと結合することができる化合物を含む、前記部材内の前記材料が紙巻きたばこの煙中のアルデヒドと結合する。アルデヒドと結合することができる化合物は水相中においてアルデヒドと結合するため、アルデヒドと結合することができる化合物を含む当該材料は、喫煙開始時にその結合反応が起こるように十分に湿っていなければならない。
本発明の好ましい一実施形態の目的は、特に、たばこ製品に取り付けられるべき部材の、有害なアルデヒドと結合する能力が、たばこ製品の保管中に維持されるという解決策を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によれば、アルデヒドと結合することができる化合物は、水溶液として多孔質材料中に吸収される。その目的は、多孔質材料を備えたフィルターが利用されるまで、多孔質材料の含水量を十分に高く保つことである。本明細書において十分に高い含水量とは、前記材料中のアルデヒド結合化合物が活性状態を維持する、すなわちそれらの化合物がアルデヒドと結合して健康に害をもたらさない形態になることができるということを意味する。
本発明の好ましい実施形態によれば、たばこ製品に取り付けられる部材に含まれる前記材料中の水分は防湿層によって保持される。防湿層は、たばこ製品に取り付けられる部材を完全にまたは部分的に保護するために用いられる。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、アルデヒド結合化合物を含んでいるフィルター材料は、たばこ製品に取り付けられる部材に挿入することができる容器中に納められる。この容器は、防湿層によって完全にまたは部分的に保護され得る。
アルデヒドと結合することができる、本発明に係るフィルターを用いて、たばこ、葉巻、パイプまたは他のたばこ製品の煙に含まれるアルデヒドの少なくとも60%、典型的には少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%を結合することができる。
アルデヒドと結合するフィルターの使用は簡単である。フィルター材料を含む当該部材は、市販されているマウスピースまたは紙巻きたばこ用ホルダーと同じような方法でたばこ製品に取り付けられる。本発明の好ましい実施形態によれば、当該部材は、防湿層によって完全にまたは部分的に保護される。防湿層は、前記部材の両端から取り除かれるか、または防湿層の役割をするそのパッケージから前記部材が取り除かれる。このフィルターはすぐに使える状態である。前記部材に含まれるフィルター材料が、アルデヒド結合化合物を十分な量含む実施形態では、前記部材は、たばこ製品の2回以上の使用の間(喫煙時)に用いることができる。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、使用前に、アルデヒド結合フィルター材料を含む容器は、前記部材、例えばマウスピースまたは紙巻きたばこ用ホルダーに付け加えられる。この容器は、好ましくは、防湿層によって部分的にまたは完全に保護される。防湿層は使用前に取り除かれ、容器はたばこ製品に取り付けられるべき部材に挿入される。
紙巻きたばこの煙中に発生する、発癌性アルデヒドであるアセトアルデヒドの含量に対する、水−システイン溶液で湿らせたフィルターのフィルタリング効果を示す図である。システインフィルターの使用によって、喫煙中に測定される唾液中のアセトアルデヒド含量が低下し、その発癌性について国際的に設定された限界値よりもはるかに低くなる。 たばこ製品およびそれに取り付けることができる部材(紙巻きたばこ用ホルダー)の上面図(図2A)と、当該部材がたばこ製品から分離されている状態(図2B)またはその部材がたばこ製品に取り付けられている状態の横断面図(図2)を示している。 部材(紙巻きたばこ用ホルダー)を、ホルダーの両端から(図3A)とその側面から(図3B)見た断面図を示している。図3Cは、紙巻きたばこ用ホルダーをホルダーの両端から見た図である。 たばこ製品の側面図を示しており、たばこ製品に取り付けることができる部材はその付属品間に取り付けられている。 たばこ製品に取り付けることができる部材が納められているパッケージングシートを示す図である。
以下において、詳細な説明と適用例を用いて本発明を詳細に考察する。
「たばこ製品」とは、紙巻きたばこ、葉巻またはパイプのようないかなるたばこ製品をも指す。たばこ製品には、従来のフィルターがすでに備えられていてもよく、またはフィルターがなくてもよい。しかしながら、このフィルターによって、煙が、本発明に係るアルデヒド結合材料を含む部材(紙巻きたばこ用ホルダー、アルデヒド結合フィルター)を通って移動することが妨げられないことが好ましい。
本明細書において「喫煙」とは、紙巻きたばこ、葉巻または他のたばこ製品のようなたばこ製品の使用を指す。
「たばこ製品に取り付けることができる部材」は、紙巻きたばこ用ホルダーまたはフィルターとも称することができる。その場合には、それは、アルデヒドと結合するフィルターを指し、たばこ製品に用いられている従来のフィルターとは異なる。
たばこ製品に取り付けるべき部材は、概して紙巻きたばこ用ホルダーまたはマウスピースの形状を有する。
次に、図2〜5を参照して、本発明に係る解決手段を考察する。
図2は、たばこ製品に取り付けるべき本発明に係る部材1と、たばこ製品2を示している。図2Aおよび図2Bでは、部材1とたばこ製品2とは分離されており、図2Cでは、相互に連結されている。図2Aでは、部材1とたばこ製品2とを上から示し、図2Bおよび図2Cでは、側面から見た断面図として示している。たばこ製品に取り付けられることが意図された部材1は円筒空間13を有しており、この円筒空間13はその両端が開放されており、実質的に内部が中空である。この部材は、たばこ製品2の吸い込みヘッド12にぴったりと適合させることが可能である。たばこ製品に適合させている場合には、部材1の両端は開放されているはずであり、そのため、喫煙中に煙はこの部材を通ってゆっくり移動する。部材1は、紙巻きたばこ用ホルダーまたはフィルターとも称することができる。図2に示したたばこ製品は従来のフィルター14も備えている。
たばこ製品に取り付けられることが意図されている部材1の内部の円筒空間13は、多孔質材料3を有する。この多孔質材料3には少なくとも1種のアルデヒド結合化合物を含有する水溶液を吸収させているか、または別の方法で少なくとも1種のアルデヒド結合化合物を付着させている。本明細書におけるアルデヒド結合化合物含有多孔質材料はフィルター材料とも称することができる。たばこ製品の吸い込みヘッド12に適合する部材1の端部には空間15があり、この空間15には材料3はない。部材1をたばこ製品2に適合させている場合には、たばこ製品の吸い込みヘッド12が部材1の端部にある空間15内に入り、その結果、適合する領域のエッジ16がたばこ製品の端部12を覆うことになる。
この部材のフィルタリング部を作製した後、多孔質材料3を湿らせなければならない。この多孔質材料は、20〜500μl、より好ましくは20〜400μl、最も好ましくは50〜250μlの、水、またはアルデヒド結合化合物を水溶液に含める場合には、アルデヒド結合物質を含有する水溶液、で湿らせることが好ましい。多孔質材料を湿らせるのに必要な水溶液の量は、当然、部材(紙巻きたばこ用ホルダー)の長さと多孔質材料の量によって決まる。部材1中の多孔質材料3の含水量は、防湿層4、防湿層5によって実質的に不変に保つことができ、これらの防湿層はたばこを吸い始める前に開放または除去することができる。
本発明の別の実施形態によれば、前記フィルター材料は使用前に湿らされる。しかしながら、そのためには、乾燥した場合でさえも、前記フィルター材料中のアルデヒド結合化合物がアルデヒドとの反応性を保持することができることを保証しなければならない。本発明の好ましい実施形態によれば、前記アルデヒド結合化合物は、水溶液中で前記フィルター材料に付着され、たばこ製品と、それに取り付けるべき、前記フィルター材料を含む部材が利用されるまで、前記フィルター材料の水分は実質的に不変に保たれる。
図3は、本発明の一解決手段に係る防湿層4、防湿層5を示している。防湿層は、アルミ箔のような実質的に気密性の材料から製造される。防湿層4、防湿層5は部材1の両端を覆う。
図4に示した本発明の好ましい一解決手段によれば、部材1に追加物8、追加物9を提供することができる。これらの追加物には突起10、突起11があり、追加物が所定の位置に配置されるとこれらの突起が防湿層4、防湿層5に穴を開ける。これらの追加物は、部材1が追加物8と追加物9の間に残され、それらが相互にしっかりと取り付けられるように、たばこ製品2の吸い込みヘッド12に配置することができる。防湿層4、防湿層5が突起10、突起11によって貫通され開放されると、煙はたばこ製品2および部材1を通って移動することができる。
図5は、部材1をパッケージ化するための、本発明の好ましい実施形態に係るパッケージングシート16を示している。部材1はパッケージングシート16の凹部6中に納められる。凹部はプラスチックのような成形可能な材料でできており、好ましくは、部材1の形状に合わせた形を有する。凹部6は防湿層17で覆うことができ、それによって部材1は凹部6内の密閉された空間に残る。防湿層17を破るように凹部6から部材1を押し出すことができ、または部材の上から防湿層17を引っ張ることもできる。同じパッケージングシート16にいくつかの部材1がそれぞれの凹部6中に納められていてもよい。
アルデヒド結合化合物を吸収させたかまたは何か他の方法で付着させた多孔質材料3は、できる限り大きな表面が煙と接触するように部材1内部にパッケージ化される。図3は、本発明の好ましい実施形態に係るパッケージ化の一方法を示している。前記実施形態によれば、材料7はロール形状に巻かれ、部材1内に納められる。その場合には、煙は材料7のわずかに間隙を介する層18間を移動することができ、材料中のアルデヒド結合化合物が煙中のアルデヒドと接触する。本発明の別の好ましい実施形態によれば、セルロースを詰綿タイプの塊として部材1内部に納めてもよい。
たばこ製品に取り付けることができる部材は、概して細長い形の紙巻きたばこ用ホルダー/マウスピースを示す。
部材1の内部には、好ましくは容器19が存在し、容器19の内部には多孔質材料3とアルデヒド結合化合物が納められている。この容器は、好ましくはプラスチックに似た材料を含んでなる。この容器は、好ましくは、部材1内にすっぽり入るような形状およびサイズを有する。この容器の外形寸法は、例えば、6〜10mm×30〜40mm、典型的には8mm×35mmであってもよい。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記容器19は梱包され、単独に防湿層によって部分的にまたは完全に保護される。この容器は、たばこを吸い始める前に、たばこ製品に取り付けるべき部材1、例えば紙巻きたばこ用ホルダーまたはマウスピースに挿入してもよい。
たばこ製品に取り付けることができる部材(例えば紙巻きたばこ用ホルダーあるいは容器)の内部の多孔質材料は、例えばセルロースを含んでいてもよい。セルロースは、例えば、セルロース詰綿または濾紙あるいは対応して機能する別の材料であってもよい。1つの紙巻きたばこ用ホルダーあるいはその内部の容器当たりの材料の量は、50〜200mg、好ましくは70〜150mg、典型的には90〜120mgであってもよい。多孔質材料の量は、マウスピースまたは紙巻きたばこ用ホルダーあるいはその内部の容器のサイズによって、そして多孔質材料に付着させるべきアルデヒド結合化合物の量の大きさによっても決まる。
1つの部材、例えば紙巻きたばこ用ホルダーあるいはその内部の容器当たりの水溶液の量は、好ましくは20〜500μl、より好ましくは20〜400μl、典型的には50〜250μlである。水の量は、アルデヒド結合化合物を活性に保つのに十分であるべきである。
部材、例えば紙巻きたばこ用ホルダーあるいはその内部の容器に含まれる多孔質材料中の水(またはアルデヒド結合化合物を含有する、溶液、概して水溶液)の量は、好ましくは水または水溶液0.1〜10μl/多孔質材料1mg(20〜500μl/50〜200mg)、より好ましくは0.1〜5.7μl/mg(20〜400μl/70〜150mg)、典型的には水または水溶液0.4〜2.7μl/mg(50〜250μl/90〜120mg)/多孔質材料1mgである。水は概して蒸留水である。
好ましくは、たばこ製品に取り付けられることが意図された部材、例えば紙巻きたばこ用ホルダーあるいはその内部の容器は、アルデヒド結合化合物を、少なくとも1つのたばこ製品の煙中に含まれるアルデヒドと結合するのに十分な量で含む。この量は、好ましくは0.5mg〜100mg、概して10〜50mgである。とりわけ当該部材、例えば紙巻きたばこ用ホルダーあるいは容器を2回以上用いるときには、多い量が好ましい。
アルデヒド結合化合物を含有する水溶液中のアルデヒド結合化合物の量は、好ましくは1〜5000mg/溶液1ml(0.5mg〜100mg/溶液20〜500μl)、より好ましくは25〜2500mg/溶液1ml(10〜50mg/溶液20〜400μl)、典型的には40〜1000mg/溶液1ml(10〜50mg/溶液50〜250μl)、一般的には40〜400mg/水溶液1ml(10〜100mg/溶液250μl)、最も一般的には40〜200mg/水溶液1ml(10〜50mg/溶液250μl)である。
アルデヒド結合化合物を含有する水溶液とは、緩衝化され、酸含有量が調整されており、および/または塩が加えられている水溶液を指す。アルデヒドの結合および紙巻きたばこの煙からのアルデヒドのフィルタリングは、例えば、該水溶液に少量の塩を加えることによって酸成分を弱いアルカリ性または酸性傾向に緩衝化または調整することにより改善することができる。
「アルデヒド」とは、C−Cアルデヒドを指し、それは直線、分岐または環状構造を有する炭化水素鎖であってもよい。それらは、アルデヒド基に加えて、他の反応性基だけでなく原子間の二重結合または三重結合も含んでいてもよい。低分子アルデヒドには、ホルムアルデヒド(C)、アセトアルデヒド(C)、およびアクロレイン(C)さらにクロトンアルデヒド(C)が含まれ、最後の2つは二重結合を含む。これらのうち、とりわけアセトアルデヒドが重要である。本明細書におけるアルデヒドとは、たばこ製品の煙中に発生するアルデヒドを指す。以下において、我々は、特に、アセトアルデヒドに言及するが、紙巻きたばこの煙中に認められる他のアルデヒドも指すことを意図している。
本発明によれば、アルデヒド、特に、アセトアルデヒドから化学結合により得られる化合物は器官に害をもたらさない。
「アルデヒドの結合」とは、アルデヒドと、遊離スルフヒドリルおよび/またはアミノ基を有する化合物との化学反応を指し、この反応においてアルデヒドは「アルデヒド結合物質」とともにより大きな分子を形成し、反応中に水が生じる可能性がある。対応して、「アセトアルデヒドの結合」とは、アセトアルデヒドと、遊離アミノ基および/またはスルフヒドリルもしくはスルホン酸基を有する化合物との化学反応を指し、この反応においてアセトアルデヒドは「アセトアルデヒド結合物質」とともにより大きな分子を形成し、反応中に水が生じる可能性がある。「アセトアルデヒド結合物質」とは、1以上の遊離アミノ基およびスルフヒドリル基またはスルホン酸基を有する化合物を好ましくは指す。「化合物」とは、1以上の化合物を指す場合がある。
例えば、システインと反応すると、アセトアルデヒド自体がスルフヒドリル基とアミノ基の両方に結合し、2−メチル−L−チアゾリジン−4−カルボン酸と水とを生じる。アセトアルデヒド自体はほとんどすべてのタンパク質のアミノ基と結合することができ、それによってシッフ塩基または2−メチル−イミダゾール環が形成される。
システインおよびその誘導体は本発明に係る目的にとりわけ適している。本発明に係る使用において最も好適なアミノ酸には、L−およびD−システイン、アセチルシステイン、N−ペニシラミンまたは、L−もしくはD−システインと同じように働くシステイン誘導体が含まれる。前記化合物は最も好適にはL−システインである。
器官においてアセトアルデヒドに結合するのに好適な化合物には、式(I):
Figure 2010526550

(式中、Rは、水素または1〜4個の炭素原子を含むアシル基であり;
はスルフヒドリルまたはスルホン酸基であり;
nは1,2,3または4である)
の化合物も含まれる。
アセトアルデヒドに適切に結合し、遊離スルフヒドリル(SH)および/またはアミノ(NH)基を含むアミノ酸または他の化合物としては、
L−システイン、
D−システイン、
システイン酸、
システイン−グリシン、
トレオ−もしくはエリトロ−β−フェニル−DL−システイン、
β−テトラメチレン−DL−システイン、
メチオニン、
D−ペニシラミンおよびそのN末端ジペプチド、
セミカルバジド、
還元グルタチオン、
β−メルカプトエチルアミン
D,L−ホモシステイン、
N−アセチルシステイン、
L−システイニル−L−バリン、
β−β−テトラメチレン−DL−システイン、
システイニルグリシン、
メルカプトエチルグリシン、
塩酸チアミン、
メタ重亜硫酸ナトリウム、
メルカプタン
が挙げられる。
しかしながら、本発明に係る調製物に好適であるのものは、用いる用量において健康被害が認められないアルデヒド結合化合物だけである。
本発明において用いられるのに好適な化合物には、前記アルデヒド結合化合物の塩も含まれる。
ヒト口腔、食道、胃および大腸における「有害である/癌を引き起こすアセトアルデヒドの含量」は、唾液または腸の内容物1l当たり20〜800μmolである。
本明細書における「喫煙に関連して」とは、たばこを吸い始めることから始まり、たばこを吸い終えたときに終わる期間を指す。
実施例1
湿らせたシステインフィルター
試験に用いる材料
たばこ
Marlboro Red, Amer Tupakka
North State Plain, BAT
Marlboro Redのフィルター全体を取り除き、一部の試験では、元のフィルターの2〜3mmを紙巻きたばこ中に残した。
紙巻きたばこ用ホルダー
試験では、得やすいDenicotea社の市販紙巻きたばこ用ホルダー/マウスピース、www.denicotea.deを用いた。紙巻きたばこ用ホルダー/マウスピースには、濾過材料が納められているプラスチック製の円筒形「容器」を用いた。容器の(ニコチン除去を目的とする)元の内容物を取り除き、研究に用いる材料に取り替えた。容器の外形寸法は:直径8mm、長さ35mmであった。
フィルター材料
セルロース詰綿(約100mg)、フィルター紙(Whattman)、
市販のフィルター:Smart (輸入業者: Altadia Finland Oy)およびVentti (Philip Morris Finland Oy)、
システイン
システインを蒸留水に溶かした、L−システイン30〜180mg/1ml。製造業者: Fluka, 30089。
試験計画
プラスチック製円筒中に納めたフィルター材料を水−システイン溶液(50〜250μl)で湿らせ、そのようにして作製したフィルター容器をDenicotea社製紙巻きたばこ用ホルダー内に入れた。この後、被験者はマウスピース内に入れた紙巻きたばこを吸った。喫煙中に、試験参加者から唾液サンプルを集め、唾液中のアセトアルデヒドをガスクロマトグラフィー(Perkin-Elmer, HS40, headspace Gas Chromatograph)により分析した。
結果
両方のたばこ銘柄で同じような結果が得られた。
−水−システイン溶液で湿らせたフィルター材料により唾液からほとんどすべてのアセトアルデヒドが除去された(95%)、図1
−システインフィルターの使用に関連して唾液から測定したアセトアルデヒド含量は、アセトアルデヒドの発癌性について設定された国際的な限界値100μMよりもはるかに低く低下した。
−濾過性はシステインの量に依存していた;図1は、喫煙中の唾液のアセトアルデヒド含量に対する、湿らせたシステインフィルターの効果を示している。
これらの結果は以下のことを示している:
−フィルター材料単独ではアセトアルデヒドは濾過されない。
−水で湿らせたフィルターではアセトアルデヒドは濾過されない。
−フィルターと固体システインではアセトアルデヒドは濾過されない。
−これらの結果は、フィルターを備えたまたはフィルターのない様々なたばこ銘柄に一般化することができる。
−市販のフィルターは水と結合せず;そのため、これらはフィルター材料に適していない。
−システインフィルターを紙巻きたばこの元のフィルターと一緒に用いることは好ましくない。その場合、煙はそれらの2つのフィルターを通って普通にかつ容易には流れない。システインフィルターの材料が十分に多孔質である場合には、元のフィルターの一部分を保存することができる。

Claims (14)

  1. たばこ製品に取り付けられることが意図された部材であって、
    喫煙中煙が円柱状部(1)を通過するようにたばこ製品(2)の吸い込みヘッド(12)に適合可能な、内部が実質的に中空である円柱状部(1)を有する部材において、
    上記円柱状部(1)内のスペース(13)に多孔質材料が含まれ、当該多孔質材料中に、少なくとも1つのアルデヒド結合化合物を含む水溶液が吸収され、もしくは、上記多孔質材料に、少なくとも1つのアルデヒド結合化合物が別の方法で取り付けられ、それによりアルデヒド結合フィルターが形成され、
    当該たばこ製品に取り付けられる円柱状部(1)において、喫煙開始時、多孔質材料(3)の含水量が、アルデヒド結合化合物が当該煙中のアルデヒドと反応するように十分高いことを特徴とする部材。
  2. フィルタリングフィルターを作製した後、上記多孔質材料(3)の含水量が、開口可能もしくは除去可能な防湿層(4、5、17)により、実質的に不変に維持されることを特徴とする請求項1記載の部材。
  3. 上記防湿層が、アルミニウムホイル等の気密性材料からなることを特徴とする請求項2記載の部材。
  4. 上記防湿層が、上記円柱状部(1)を部分的にもしくは全体的に被覆していることを特徴とする請求項2又は3記載の部材。
  5. 上記多孔質材料がセルロースであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の部材。
  6. 上記円柱状部(1)に含まれるフィルター材料の含水量が当該フィルター材料の0.1〜10μl/mgであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の部材。
  7. 上記円柱状部(1)に含まれるフィルター材料中の、アルデヒド結合化合物の量が0.5〜100mgであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の部材。
  8. 上記円柱状部(1)が容器(19)を有し、当該容器(19)内にフィルタリング材料が充填されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の部材。
  9. 上記容器(19)が上記円柱状部(1)内に含まれることを特徴とする請求項8記載の部材。
  10. 上記容器(19)は、使用前、開口可能もしくは除去可能な防湿層により部分的もしくは全体的に防護されていることを特徴とする請求項8又は9記載の部材。
  11. 上記のアルデヒド結合化合物は、1以上の遊離スルフヒドリル、およびアミノ基もしくはスルホン酸基を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の部材。
  12. 上記のアルデヒド結合化合物が、式(I)に係る1以上の化合物を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の部材:
    Figure 2010526550

    (式中、Rは、水素または1〜4個の炭素原子を含むアシル基であり、Rはスルフヒドリルまたはスルホン酸基であり、nは1,2,3または4である)。
  13. 上記のアルデヒド結合化合物が、L−システイン、D−システイン、システイン酸、システイン−グリシン、シスチン、トレオ−もしくはエリトロ−β−フェニル−DL−システイン、β−テトラメチレン−DL−システイン、メチオニン、セリン、D−ペニシラミンおよびそのN末端ジペプチド、セミカルバジド、グルタチオン、還元グルタチオン、β−メルカプトエチルアミン、DL−ホモシステイン、DL−ホモシステイン酸、N−アセチルシステイン、L−システイニル−L−バリン、β−β−テトラメチレン−DL−システイン、システイニルグリシン、メルカプトエチルグリシン、塩酸システイン、塩酸チアミン、メタ重亜硫酸ナトリウム、アルギニン、グリシン、リシン、塩化アンモニウム、1,4−ジチオトレイトール、メルカプタン、もしくはこれらの化合物の塩からなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の部材。
  14. たばこの煙に含まれていたアルデヒドの量を口および唾液中において減少させる際に使用される請求項1〜13のいずれかに記載の部材。
JP2010507946A 2007-05-16 2008-05-16 たばこ製品用フィルター Pending JP2010526550A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20070387A FI120526B (fi) 2007-05-16 2007-05-16 Filtteri tupakkatuotteeseen
PCT/FI2008/050276 WO2008139042A1 (en) 2007-05-16 2008-05-16 Filter for a tobacco product

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010526550A true JP2010526550A (ja) 2010-08-05

Family

ID=38069430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010507946A Pending JP2010526550A (ja) 2007-05-16 2008-05-16 たばこ製品用フィルター

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20100206318A1 (ja)
EP (1) EP2152103A4 (ja)
JP (1) JP2010526550A (ja)
KR (1) KR101222568B1 (ja)
CN (1) CN101754697A (ja)
CA (1) CA2696249A1 (ja)
FI (1) FI120526B (ja)
RU (1) RU2463930C2 (ja)
WO (1) WO2008139042A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI649040B (zh) * 2013-05-07 2019-02-01 瑞士商菲利浦莫里斯製品股份有限公司 用於保持煙品的裝置及此裝置的使用
GB201412752D0 (en) 2014-07-17 2014-09-03 Nicoventures Holdings Ltd Electronic vapour provision system
EP3288400B1 (en) * 2015-04-30 2019-06-05 Philip Morris Products S.a.s. Aerosol-generating article comprising a detachable freshener delivery element with high resistance to draw
KR101960262B1 (ko) * 2016-04-08 2019-03-21 공주대학교 산학협력단 전자 담배 조성물 내 담배 특이 니트로스아민류 및 카르보닐 화합물을 제거 및 생성의 억제, 전자 담배 조성물 흡연 시 발생하는 카르보닐 화합물 제거, 및 니코틴액의 갈변을 막기 위한 전자 담배 니코틴액용 첨가제 및 이를 포함하는 전자 담배 조성물
CN107087811B (zh) * 2017-05-26 2019-10-11 湖北中烟工业有限责任公司 具有降低烟气温度和防止嘴棒热塌陷的低温卷烟

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62277325A (ja) * 1986-02-18 1987-12-02 Takeda Chem Ind Ltd アセトアルデヒド解毒剤
JPH0448177U (ja) * 1990-08-31 1992-04-23
JPH0872210A (ja) * 1993-10-26 1996-03-19 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフィン系多層積層体および用途
JPH11514888A (ja) * 1996-05-15 1999-12-21 レッサー,クレイグ 毒性化合物を除去するタバコ煙フィルタ
WO2004026053A1 (ja) * 2002-09-19 2004-04-01 Japan Tobacco Inc. たばこ用フィルター
WO2006037848A1 (en) * 2004-10-08 2006-04-13 Biohit Oyj Method and preparation for binding aldehydes in saliva
WO2006070662A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. たばこフィルター用素材及びたばこフィルター
WO2006098171A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Japan Tobacco Inc. 喫煙に使用されるフィルタホルダ、喫煙パイプ及び喫煙パイプユニット
JP3905886B2 (ja) * 2002-01-08 2007-04-18 日本たばこ産業株式会社 たばこおよびたばこ用フィルター

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2968306A (en) * 1956-02-29 1961-01-17 Eastman Kodak Co Tobacco smoke filter capable of selective removal of aldehydes
US3359990A (en) * 1965-10-20 1967-12-26 Eastman Kodak Co Cigarette filter element containing water-soluble monomeric hydrazides for the selective removal of aldehyde vapors
US3375920A (en) * 1966-07-01 1968-04-02 Herman L. Shaw Filter material
GB8313044D0 (en) * 1983-05-12 1983-06-15 Caseley J R Reducing toxic effects of tobacco
US5167242A (en) * 1990-06-08 1992-12-01 Kabi Pharmacia Aktiebolaq Nicotine-impermeable container and method of fabricating the same
US5501238A (en) * 1993-01-11 1996-03-26 Von Borstel; Reid W. Cigarette filter containing a humectant
PT868126E (pt) * 1995-12-19 2002-04-29 Filligent Ltd Filtro para cigarro contendo microcapsulas
US5829449A (en) * 1997-09-19 1998-11-03 Thione International, Inc. Smoking products containing antioxidants
US5922346A (en) * 1997-12-01 1999-07-13 Thione International, Inc. Antioxidant preparation
FI121528B (fi) * 2000-10-30 2010-12-31 Biohit Oyj Farmaseuttinen koostumus syöpään sairastumisen riskin vähentämiseen paikallisesti sitomalla asetaldehydi syljessä, mahalaukussa tai paksusuolessa
US20050211260A1 (en) * 2002-09-19 2005-09-29 Japan Tobacco Inc. Cigarette filter
DE602005006820D1 (de) * 2005-11-29 2008-06-26 Wick Immunologische Diagnostik Zigarettenfilter

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62277325A (ja) * 1986-02-18 1987-12-02 Takeda Chem Ind Ltd アセトアルデヒド解毒剤
JPH0448177U (ja) * 1990-08-31 1992-04-23
JPH0872210A (ja) * 1993-10-26 1996-03-19 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフィン系多層積層体および用途
JPH11514888A (ja) * 1996-05-15 1999-12-21 レッサー,クレイグ 毒性化合物を除去するタバコ煙フィルタ
JP3905886B2 (ja) * 2002-01-08 2007-04-18 日本たばこ産業株式会社 たばこおよびたばこ用フィルター
WO2004026053A1 (ja) * 2002-09-19 2004-04-01 Japan Tobacco Inc. たばこ用フィルター
WO2006037848A1 (en) * 2004-10-08 2006-04-13 Biohit Oyj Method and preparation for binding aldehydes in saliva
JP2008515859A (ja) * 2004-10-08 2008-05-15 ビオヒット・ユルキネン・オサケユキテュア 唾液中のアルデヒド類を結合するための方法および製剤
WO2006070662A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. たばこフィルター用素材及びたばこフィルター
WO2006098171A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Japan Tobacco Inc. 喫煙に使用されるフィルタホルダ、喫煙パイプ及び喫煙パイプユニット

Also Published As

Publication number Publication date
KR20100017840A (ko) 2010-02-16
KR101222568B1 (ko) 2013-01-16
RU2463930C2 (ru) 2012-10-20
US20100206318A1 (en) 2010-08-19
EP2152103A4 (en) 2014-07-09
FI120526B (fi) 2009-11-30
FI20070387A (fi) 2008-11-17
FI20070387A0 (fi) 2007-05-16
CA2696249A1 (en) 2008-11-20
EP2152103A1 (en) 2010-02-17
CN101754697A (zh) 2010-06-23
RU2009146618A (ru) 2011-06-27
WO2008139042A1 (en) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10674762B2 (en) Aerosol generator
CA2704129C (en) Preparation and component intended to be added to a tobacco product
KR101222568B1 (ko) 담배 제품에 대한 필터
JP2008515859A5 (ja)
JP5654726B2 (ja) 唾液中のアルデヒド類を結合するための方法および製剤
WO2003000172A2 (en) Methods, pharmaceutical compositions, oral compositions, filters and tobacco products for preventing or reducing tobacco smoke-associated injury in the aerodigestive tract of a subject
US20100108086A1 (en) Tobacco and tobacco packaging material for preventing or reducing tobacco-associated injury in the aerodigestive tract of a subject
JPH034195B2 (ja)
KR100816633B1 (ko) 가향 필터권지를 이용하여 궐련에 향미를 가하는 방법
EP1541043B1 (en) Filter for cigarette
WO1989006912A1 (en) Process for manufacturing cigarettes employing preselected alcohols
US20080000489A1 (en) Method and preparation for binding aldehydes in saliva
US20050211260A1 (en) Cigarette filter
KR20230125189A (ko) 액체 투과성 덮개 재료 및 충전 재료를 포함하는 구강용 파우치 제품
WO2022136340A1 (en) A pouched product for oral use
AU2014259550A1 (en) Preparation and a component intended to be added to a tobacco product
JPS6125678Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120828

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304