JP2010521869A - 移動通信システムにおけるrlcpdu送信方法、無線リソース割当方法、及び移動通信システムのrlcエンティティ - Google Patents

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Abstract

本発明は、長期的高度化(LTE)システムのMAC層及びRLC層が限られた無線リソースを使用してRLC状態PDUを送信することに関する。
本発明は、論理チャネルに無線リソースを割り当てるためのMAC層の論理チャネル優先順位付けにおいて、MACエンティティが、RLC層から送信されるRLC状態PDUのサイズに基づいて無線リソースを割り当てるようにし、かつRLC層の割り当てられた無線リソースの使用において、RLC層が状態PDUをRLCデータPDUより優先的に使用するようにすることにより、RLCプロトコルが状態PDUを送信できなくなってこう着状態に陥ることを防止する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動通信システムの無線プロトコルに関し、特に、長期的高度化(Long Term Evolution;LTE)システムのMAC層及びRLC層が限られた無線リソースを使用してRLC状態PDUを優先的に送信する方法に関する。
図1は、従来の移動通信システムであるLTEシステムのネットワーク構造を示す図である。LTEシステムは、既存のUMTSシステムから進化したシステムであり、基礎的な標準化作業が3GPPにより行われている。
LTEネットワークは、大きくE−UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)とコアネットワーク(Core Network;CN)とに区分される。E−UTRANは、端末(User Equipment;UE)と、基地局(Evolved NodeB;eNB)と、ネットワークの端部に位置して外部ネットワークに接続されるアクセスゲートウェイ(Access Gateway;aGW)とを含む。aGWは、ユーザトラフィックを処理する部分と制御トラフィックを処理する部分とに分けられる。この場合、ユーザトラフィック処理のためのaGWと制御トラフィック処理のためのaGWとの間では、新しいインタフェースを使用して通信することもできる。1つのeNBには1つ以上のセルが存在する。eNB間ではユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためにインタフェースを使用してもよい。CNは、aGW及びその他のUEのユーザ登録のためのノードなどを含んでいてもよい。E−UTRANとCNとを識別するためにインタフェースを使用してもよい。
図2は、3GPP無線アクセスネットワーク規格に準拠した端末とE−UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの制御プレーンの構造を示す図である。図3は、3GPP無線アクセスネットワーク規格に準拠した端末とE−UTRAN間の無線インタフェースプロトコルのユーザプレーンの構造を示す図である。
以下、図2及び図3を参照して、端末とE−UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの構造を説明する。
無線インタフェースプロトコルは、物理層、データリンク層、及びネットワーク層を含む水平層と、データ情報の送信のためのユーザプレーン、及び制御信号の送信のための制御プレーンを含む垂直プレーンとを有する。プロトコル層は、通信システムで広く知られている開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)参照モデルの下位3層に基づいて、第1層(L1)、第2層(L2)、第3層(L3)に分けることができる。このような無線インタフェースプロトコルは、端末及びE−UTRANに対で存在し、無線区間のデータ送信を管理する。
以下、図2の無線プロトコルの制御プレーン及び図3の無線プロトコルのユーザプレーンの各層について説明する。
第1層である物理(Physical;PHY)層は、物理チャネルを利用して上位層に情報送信サービスを提供する。物理層は、上位の媒体アクセス制御(Medium Access Control;MAC)層とトランスポートチャネルを介して接続されている。このトランスポートチャネルを介してMAC層及び物理層はデータをやり取りする。ここで、トランスポートチャネルは、チャネルが共有されるか否かによって、大きく専用トランスポートチャネルと共通トランスポートチャネルとに分けられる。また、異なる物理層間、すなわち送信側物理層と受信側物理層間では、物理チャネルを介してデータの移動が行われる。
第2層には様々な層が存在する。まず、媒体アクセス制御(MAC)層は、様々な論理チャネルを様々なトランスポートチャネルにマッピングする役割を果たし、様々な論理チャネルを1つのトランスポートチャネルにマッピングする論理チャネル多重化も実行する。MAC層は、上位の無線リンク制御(radio link control;RLC)層と論理チャネルとを介して接続されている。この論理チャネルは、送信される情報の種類によって、制御プレーン情報を送信するための制御チャネルと、ユーザプレーン情報を送信するためのトラフィックチャネルとに分けられる。
第2層のRLC層は、上位層から受信したデータを分割及び結合して、下位層における無線区間のデータ送信ができるようにデータサイズを適切に調節する。また、RLC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)が要求する様々なサービス品質(QoS)を保証するために、透過モード(Transparent Mode;TM)、非応答モード(Un-acknowledged Mode;UM)、及び応答モード(Acknowledged Mode;AM)の3つの動作モードを提供する。特に、AMモードで動作するRLC層(以下、AM RLC層という)は、信頼性が高いデータ送信のために、自動再送要求(Automatic Repeat Request;ARQ)機能を利用した再送機能を実行する。
第2層のパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層は、IPv4やIPv6などのIPパケットを帯域幅が比較的狭い無線区間で効率的に送信する。そのために、PDCP層は、相対的にサイズが大きく、不要な制御情報を含むIPパケットのヘッダのサイズを小さくする、即ちヘッダ圧縮と呼ばれる機能を実行する。従って、無線区間の送信効率を向上させるために、送信データのヘッダ部分に必要な情報のみを含ませることができる。
第3層の最下位に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御プレーンでのみ定義される。RRC層は、無線ベアラ(RB)の設定、再設定、及び解除に関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。ここで、RBとは、端末とUTRAN間のデータ送信のためにL2層が提供する論理パスを意味する。一般に、RBの確立とは、特定のサービスを提供するために要求されるプロトコル層及びチャネルの特性の規定と、それぞれの詳細なパラメータ及び動作方法の設定を意味する。RBは、シグナリングRB(SRB)とデータRB(DRB)とに分けられる。SRBは制御プレーンでRRCメッセージを送信するパスとして使用され、DRBはユーザプレーンでユーザデータを送信するパスとして使用される。
以下、RLC層についてより具体的に説明する。前述のように、RLC層は、TM、UM、及びAMの3つのモードを備える。RLC層は、TMにおいて機能を実行することがほとんどないため、ここではUM及びAMについてのみ説明する。
UM RLCは、送信する各PDUにシーケンス番号(Sequence Number;SN)を含むプロトコルデータ単位(PDU)ヘッダを付加することにより、どのPDUが送信中に消失したか受信側が分かるようにする。この機能により、UM RLCは、ユーザプレーンでは、マルチメディアデータの送信や、パケットサービスドメイン(Packet Service domain;PSドメイン)の音声(例えば、VoIP)やストリーミングなどのリアルタイムパケットデータの送信を管理し、一方、制御プレーンでは、セル内の特定の端末又は特定の端末グループに送信されるRRCメッセージのうち、受信確認応答を必要としないRRCメッセージの送信を管理する。
同様に、AM RLCは、PDUの構成時、SNを含むPDUヘッダを付加してPDUを構成する。UM RLCとは異なり、受信側が、送信側によって送信されたPDUの受信を確認する。受信側は、送信側から受信していないPDUの再送を要求するために、受信の確認を行う。この再送機能がAM RLCの最も重要な特徴である。つまり、AM RLCは、再送によりエラーのないデータ送信を保証することを目的としている。この目的のために、AM RLCは、主に、ユーザプレーンでは、PSドメインのTCP/IPなどの非リアルタイムパケットデータの送信を管理し、一方、制御プレーンでは、セル内の特定の端末に送信されるRRCメッセージのうち、受信確認応答の受信を必要とするRRCメッセージの送信を管理する。
方向性の観点から見ると、UM RLCは、単方向通信に使用されるのに対して、AM RLCは、受信側からのフィードバックがあるため、双方向通信に使用される。構造的な観点から差があり、即ち、UM RLCは、1つのRLCエンティティが送信又は受信のどちらかを実行するように構成されているのに対して、AM RLCは、1つのRLCエンティティ内に送信側及び受信側の両方が存在するように構成されている。
AM RLCの複雑な構成は再送に起因する。再送管理のために、AM RLCは、送受信バッファの他に再送を管理するための再送バッファを備えている。フロー制御のための送受信ウィンドウの使用、送信側がRLCエンティティの受信側に状態情報を要求するポーリング、受信側がピアRLCエンティティの送信側に受信側のバッファ状態を報告する状態報告の送信、状態情報を送信するための状態PDUの構築などの様々な機能を実行する。また、これらの機能をサポートするために、AM RLCは、状態変数やタイマーなどの様々なプロトコルパラメータを必要とする。これらの状態報告や状態PDUなどのようにAM RLCでデータ送信の制御のために使用されるPDUを制御PDUといい、ユーザデータの送信のために使用されるPDUをデータPDUという。
AM RLCにおいてRLCデータPDUは、詳細にはAMD PDUとAMD PDUセグメントとに分けられる。AMD PDUセグメントは、AMD PDUに含まれるデータの一部を有する。LTEシステムにおいては、毎回端末がデータブロックを送信するたびに、データブロックの最大サイズが可変となっている。よって、送信側AM RLCエンティティは、ある時点で200byteのAMD PDUを構成して送信した後、送信側AM RLCエンティティが受信側AM RLCからNACKを受信して前記AMD PDUを再送しようとするとき、実際に送信できるデータブロックの最大サイズが100byteであれば、前記AMD PDUをそのまま再送することはできない。この場合に、AMD PDUセグメントが使用される。AMD PDU セグメントとは、対応するAMD PDUが小さい単位に分けられたものを意味する。前記処理で、送信側AM RLCエンティティは、前記AMD PDUをAMD PDUセグメントに分けていくつかの時間間隔で送信する。受信側AM RLCエンティティは、受信した前記AMD PDUセグメントからAMD PDUを復元する。
受信側AM RLCは、受信に失敗した(不完全または不正確な)データがある場合、このようなデータの送信側AM RLCからの再送を要求し、これを状態報告という。状態報告は制御PDUの1つである状態PDUを使用して送信される。
図4は、現在LTEシステムで使用されている状態PDUの形式を示す図である。図4における横軸は、RLC状態PDUの長さであって、8ビット、すなわち1オクテットである。
以下、RLC状態PDUの各フィールドについて説明する。
1.データ/制御(D/C)フィールド:1ビット
このフィールドは、対応するRLC PDUがRLCデータPDUであるかRLC制御PDUであるかを示す。
2.制御PDUタイプ(CPT)フィールド:3ビット
このフィールドは、対応する制御PDUがどのタイプであるかを示す。現在、RLC制御PDUには状態PDUのみ定義されている。
3.確認応答シーケンス番号(ACK_SN)
2つのタイプのACK_SNが以下のように定義される。
1−1)ACK_SNの1つのタイプは、状態PDUには情報が含まれない最初のPDUのRLC SNである。
1−2)この状態PDUを受信すると、送信側は、ACK_SN−1を有するPDUまでのPDUのうち、状態PDUにおいてNACK_SNが表示されたPDU、又は状態PDUにおいてNACK_SN、SOstart、SOendが表示されたPDUの一部を除いて受信側で全て正常に受信されたと判断する。
本発明によれば、このようなACK_SNは、図6及び図8の実施例に適用されている。
2−1)ACK_SNの他の1つタイプは、情報が状態PDUに含まれている最初のPDUのRLC SNである。
2−2)この状態PDUを受信すると、送信側は、ACK_SNを有するPDUまでのPDUのうち、状態PDUにおいてNACK_SNが表示されたPDU、又は状態PDUにおいてNACK_SN、SOstart、SOendが表示されたPDUの一部を除いて受信側で全て正常に受信されたと判断する。
本発明に従って、このようなACK_SNは、図7及び図9の実施例に適用されている。
4.エクステンション1(E1):1ビット
これは、現在のNACK_SNエレメント(すなわち、NACK_SN、又はNACK_SN、SOstart、SOendが示されている)の次に他のNACK_SNエレメントがあるか否かを示す。
5.非確認応答シーケンス番号(NACK_SN)
これは、受信に失敗したAMD PDU又はAMD PDUセグメントのRLC SNである。
6.エクステンション2(E2):1ビット
これは、現在のNACK_SNに対応するSOstart及びSOendフィールドがあるか否かを示す。
7.セグメントオフセットスタート(SOstart)及びセグメントオフセットエンド(SOend)
これらは、NACK_SNを有するPDUの一部分(セグメント)のみがNACKの場合に使用する。前記一部分のうち、最初のバイトはSOstartに対応し、最後のバイトはSOendに対応する。
一方、受信側AM RLCは、いつでも状態報告を行うことができるのではなく、特定の条件を満たす場合にのみ状態報告を行うことができる。そのような条件を状態報告トリガといい、現在、LTEシステムでは次のような2つの条件を使用する。
第1の条件は、送信側のポーリングである。
つまり、送信側AM RLCは、受信側から状態報告を受けようとする場合、送信のためにRLCデータPDUにポールビットをセットする。受信側AM RLCは、ポールビットがセットされたRLCデータPDUを受信すると、状態報告をトリガする。
第2の条件は、RLCデータPDUの受信失敗の検出である。
つまり、受信側AM RLCは、HARQ再指示(reordering)が完了した後、受信に失敗したRLCデータPDU(すなわち、AMD PDU又はAMD PDUセグメント)を検出すると、状態報告をトリガする。
さらに、状態報告がトリガされると、受信側AM RLCは、状態PDUを用いて受信バッファの状況を送信側に送信する。このとき、状態PDUは、受信ウィンドウの開始点を有するPDU(=VR(R))からHARQ再指示が完了したPDUのうち、最後のPDU(=VR(MS))までの情報を含めて送信する。ここで、VR(R)、VR(MS)は状態変数であり、受信側AM RLCによって管理され、受信ウィンドウや状態報告などのために使用される。とりわけ、受信側AM RLCは、他の状態変数も管理する。
受信側AM RLCのこのような状態変数について以下に説明する。
VR(R):受信状態変数
順次受信したAMD PDUのうちの最後のAMD PDUに次ぐAMD PDUのシーケンス番号(SN)の値を有する。
受信側AM RLCが受信していないAMD PDUのうち、最初のAMD PDUである。
受信ウィンドウの開始点となる。
初期値は0に設定されている。SN=VR(R)を有するAMD PDUを完全に受信すると、そのAMD PDUの次の完全には受信していない最初のAMD PDUのSN値にアップデートされる。
VR(MR):最大許容受信状態変数
受信ウィンドウの外にあるAMD PDUのうち、最初のAMD PDUのSNの値を有する。
受信ウィンドウの終了点(higher edge)となる。
VR(R)がアップデートされると、例えばVR(MR)=VR(R)+AM_Window_Sizeのようにアップデートされる。
VR(X):T_reordering 状態変数
HARQ再指示を管理するタイマーであるT_reorderingを駆動させたRLCデータPDUの次のRLCデータPDUのSN値である。
駆動中のT_reorderingがない状況で受信側AM RLCが非順次のRLCデータPDUを受信すると、T_reorderingを駆動し、VR(X)を前記RLCデータPDUの次のRLCデータPDUのSN値に設定する。
VR(MS):最大状態伝送状態変数
状態PDUにHARQ再指示が完了したRLCデータPDUに関する情報のみを含めるために使用する状態変数である。
初期値は0であり、SN=VR(MS)に該当するAMD PDUを完全に受信すると、その次の受信していない最初のAMD PDUのSN値にアップデートされる。
T_reorderingを過ぎると、VR(X)より大きいAMD PDUのうち受信していない最初のAMD PDUのSN値にアップデートされる。ACK_SNはVR(MS)に設定され状態PDUを構成する。
VR(H):最高受信状態変数
受信側AM RLCが受信したRLCデータPDUのうち最も高いSN値のすぐ次のSN値、すなわち受信側AM RLCが受信していない最初のRLCデータPDUのSN値である。
初期値は0であり、VR(H)より大きいRLCデータPDUを受信すると、前記RLCデータPDUの次のRLCデータPDUのSN値にアップデートされる。
以下、MAC層により行われる論理チャネル優先順位付け(LCP)について説明する。
様々なRBが1つのトランスポートチャネルに多重化されて送信される場合、LTE端末は、MAC層で送信毎に与えられる無線リソースに対して次のような規則に従って各RBの送信データ量を決定する。
1.まず、多重化されたRBに対して、それぞれの論理チャネルの優先順位(Logical Channel Priority;LCP)の降順に送信データ量を決定し、各RBにおいて最大の優先ビットレート(Priority Bit Rate;PBR)に基づいてデータ送信量を決定する。
2.余った無線リソースがある場合、多重化されたRBに対して、再びそれぞれのLCPの降順に送信データ量を決定する。
ここで、LCPは、現在1〜8が議論されており、1が最高、8が最低を意味する。PBRは、該当RBに対して保証する最小のビットレートであって、無線環境が非常に悪い場合でもLTEシステムがその程度のビットレートを提供できることを意味する。PBRの範囲は最小の0から無限大まで設定可能である。
一方、各RBのLCP及びPBRは、RBが初期設定される際、RB設定メッセージによりネットワークのRRCから端末のRRCに送信される。RB設定メッセージを受信した端末のRRCは、必要なRBを設定し、各RBのLCP及びPBRに関する情報を端末のMACに送信する。この情報を受信したMACは、TTI毎に与えられる無線リソースに対して、前記規則に従って各RBの送信量を決定する。
MACは、論理チャネル優先順位付け(LCP)を行う際、LCP及びPBRのみを考慮する。従って、ある論理チャネルにおいては、割り当てられた無線リソースが対応する論理チャネルで送信すべきRLC状態PDUに比べて小さいことがある。しかし、受信側AM RLCは、状態報告がトリガされると、定められた範囲にあるAMD PDUに関する情報を全て状態PDUに含めて送信することが許される。そのため、状態PDUを送信する無線リソースが状態PDUよりも小さい場合、構成された状態PDUを送信することができない。従来技術においては、このような状況を考慮していなかった。その結果、このような状況が発生した場合、構成したRLC状態PDUを送信することができず、こう着状態(deadlock situation)を引き起こす。
そこで、本発明は、論理チャネルに無線リソースを割り当てるためのMAC層の論理チャネル優先順位付けにおいて、MAC層(MACエンティティ)が、RLC層が送信すべきRLC状態PDUのサイズに基づいて無線リソースを割り当てるようにし、かつRLC層が、割り当てられた無線リソースの使用において、状態PDUをRLCデータPDUより優先的に使用することにより、RLCプロトコルが状態PDUを送信できなくなってこう着状態に陥るのを防止することを目的する。このために、本発明においては、MACでの動作とRLCでの動作をそれぞれ次のように提案する。
上記のような従来技術の課題を解決するために、本発明は、RLCエンティティがMACエンティティから使用可能なリソースの表示を受信し、前記RLCエンティティが前記使用可能なリソースの表示を使用して、RLCデータPDUに対する制御PDUの送信の優先順位付けを行い、受信した使用可能なリソースを用いて、前記優先順位付けを行ったRLC PDUを送信することを特徴とする移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法を提供する。
前記RLC PDU送信方法は、さらに、前記RLC制御PDUに前記使用可能なリソースを優先的に割り当て、前記使用可能なリソースが余った場合、前記RLCデータPDUに前記余った使用可能なリソースを割り当てることが好ましい。
前記RLC PDU送信方法は、さらに、前記RLC制御PDUがRLC状態PDUであり、前記MACエンティティから指示を受けた使用可能なリソースが1つの状態PDUのサイズよりも小さい場合、前記送信RLCエンティティがこの送信機会に関して前記状態PDUの送信をスキップすることが好ましい。
前記RLC PDU送信方法は、送信時間間隔(Transmission Time Interval;TTI)毎に前記使用可能なリソース及び前記1つの状態PDUを検査することが好ましい。
前記RLC PDU送信方法は、さらに、前記RLC制御PDUがRLC状態PDUであり、前記RLCエンティティが、送信時間間隔(TTI)毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査して、状態PDUがある場合、前記状態PDUのサイズを前記MACエンティティに通知することが好ましい。
本発明の1つの側面においては、RLCエンティティが送信する各RLC状態PDUのサイズを考慮して、MACエンティティが各論理チャネルに対して前記各RLC状態PDUに優先順位の降順に無線リソースを割り当て、前記各RLC状態PDUに割り当てて余った無線リソースがある場合、前記MACエンティティが優先ビットレート(PBR)を考慮して優先順位の降順に前記余った無線リソースを割り当て、前記MACエンティティがRLCデータPDUに前記余った無線リソースを前記優先順位の降順に割り当てる、移動通信システムにおけるリソース割当方法を提供する。
前記リソース割当方法は、さらに、前記RLCエンティティがTTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査し、状態PDUがある場合、前記MACエンティティが前記状態PDUのサイズ情報を受信することが好ましい。
本発明の他の側面においては、RLCエンティティが送信する各RLC状態PDUのサイズ及び論理チャネルの優先ビットレート(PBR)を考慮して、MACエンティティが各論理チャネルに対して前記各RLC状態PDUに優先順位の降順に無線リソースを割り当て、リソースが余った場合には、前記MACエンティティがRLCデータPDUに前記優先順位の降順に余った無線リソースを割り当てる、移動通信システムにおけるリソース割当方法を提供する。
前記リソース割当方法は、さらに、前記RLCエンティティがTTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査し、状態PDUがある場合、前記MACエンティティが前記状態PDUのサイズ情報を受信することが好ましい。
本発明の1つの側面において、MACエンティティからリソースの指示を受信し、ピアRLCエンティティに送信する状態PDUがあるか否かを確認し、前記受信したリソースのサイズと前記送信する状態PDUのサイズとを比較し、前記比較の結果、前記リソースが前記状態PDUより大きいか等しい場合、前記リソースを前記状態PDUに優先的に割り当てて前記割り当てた状態PDUを前記ピアRLCエンティティに送信し、前記比較の結果、前記リソースが前記状態PDUよりも小さい場合、前記状態PDUの送信をスキップする、モジュールを含むことを特徴とする移動通信システムにおけるRLCエンティティを提供する。
従来技術においては、無線リソースが送信すべき状態PDUに比べて小さい場合における受信側AM RLCの動作方法が定義されておらず、プロトコルのこう着状態をもたらすことがあった。本発明においては、MAC層がリソースを割り当てる際、RLC状態PDUのサイズを考慮して割り当て、かつRLC層がリソースを割り当てる際、RLC状態PDUに優先的に割り当てるようにして、無線状況に関係なくプロトコルを安定して動作させることができる。
従来の移動通信システムであるLTEシステムのネットワーク構造を示す図である。 3GPP無線アクセスネットワーク規格に準拠した端末とE−UTRAN間の無線インタフェースプロトコルの制御プレーンの構造を示す図である。 3GPP無線アクセスネットワーク規格に準拠した端末とE−UTRAN間の無線インタフェースプロトコルのユーザプレーンの構造を示す図である。 現在LTEシステムで使用されている状態PDUの構造を示す図である。 本発明の第1実施形態によるMAC層の論理チャネル優先順位付け処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるMAC層の論理チャネル優先順位付け処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるRLC層の状態PDUのサイズを考慮した無線リソース割当方法を示すフローチャートである。
本発明は、移動通信システム、とりわけLTEシステム及びE−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)に適用することができる。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を適用できる全ての通信システム及び通信プロトコルに適用することができる。本発明は、米国仮出願(61/025,311(2008年2月1日出願)及び61/026,119(2008年2月4日出願))に基づいて優先権を主張するもので、本発明の詳細な説明に上記米国仮出願の内容を援用することがあることを明らかにする。
本発明は、様々な変更が可能であり、様々な実施形態を有するが、特定の実施形態を図面に示して詳細な説明で詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は前記用語により限定されるものではない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲から外れない限り、第1構成要素は第2構成要素と命名してもよく、同様に、第2構成要素は第1構成要素と命名してもよい。及び/又はという用語は、複数の関連記載項目の組み合わせ又は複数の関連記載項目のいずれか1つの項目を含む。
ある構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されているという場合は、前記他の構成要素に直接的に連結又は接続されていることもあり、中間にさらに他の構成要素が存在することもある。これに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されているという場合は、中間にさらに他の構成要素が存在しないと考えることもできる。
本出願で使用された用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに他の意味を表すものでない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」や「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものであると理解すべきではない。
別途定義されていない限り、技術的な用語や科学的な用語を含めてここで使用される全ての用語は、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に一般的に理解される意味と同一の意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであり、本出願で明確に定義しない限り、理想的な又は過度に形式的な意味に解釈すべきではない。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図面を参照した説明を簡略化するために、図面番号に関係なく、同一の又は対応する構成要素には同一の参照番号を付し、これに関する重複説明は省略する。
本発明は、ある論理チャネルにおいては、割り当てられた無線リソースが対応する論理チャネルで送信すべきRLC状態PDUに比べて小さい場合、状態PDUを生成することができないという点に着目したものである。
このような点に着目した本発明の基本概念は、1)論理チャネルに無線リソースを割り当てるためのMAC層(MACエンティティ)の論理チャネル優先順位付けにおいて、2)RLC層が送信すべきRLC状態PDUのサイズに基づいて無線リソースを割り当てるようにし、かつ3)RLC層の割り当てられた無線リソースの使用において、状態PDUをRLCデータPDUより優先的に使用するようにすることにより、4)RLCプロトコルが状態PDUを送信できなくなってこう着状態に陥ることを防止するというものである。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態はMAC層での動作方法であり、本発明の第3実施形態はRLC層での動作方法である。一方、本発明の実施形態における無線リソースは、略してリソースといってもよく、状態PDUを送信するためのリソースであるので送信リソースといってもよい。
また、本発明の第1〜第3実施形態において、状態PDUは、RLCエンティティからピアRLCエンティティに送信される。よって、状態PDUはRLC状態PDUであり、本発明の説明においては2つの名称、状態PDU及びRLC状態PDUを混用する。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
MAC層が論理チャネル優先順位付け(LCP)処理を行う際、各論理チャネルに対してRLCが生成する状態PDUのサイズを優先的に考慮する方法である。すなわち、LCP処理が行われるとき、最初に各論理チャネルのRLC状態PDUのサイズを考慮して各論理チャネルの優先順位の降順に無線リソースを割り当て、その後に従来のLCP処理を行う。
このような処理の第1実施形態について図5を参照して説明する。
図5は、本発明の第1実施形態によるMAC層の論理チャネル優先順位付け(LCP)処理を示すフローチャートである。図5のLCP処理はTTI毎に行われる。
図5を参照すると、MAC層(又は、MACエンティティ)は、各RLCエンティティからRLC状態PDUのサイズに関する情報(RLC状態PDUサイズ情報)を受信する(S1)。MAC層は、各RLCエンティティから受信したRLC状態PDUサイズ情報を考慮して、各論理チャネルに各論理チャネルの優先順位の降順に無線リソースを割り当てる(S2)。
前記ステップS2で各論理チャネルに無線リソースを割り当てて余った無線リソースがあると(S3)、構成された各PBRを考慮して、各論理チャネルに優先順位の降順にその余った無線リソースを割り当てる(S4)。前記ステップS4後に余ったリソースがあると(S5)、優先順位の降順でデータに余ったリソースを割り当てる(S6)。
図6は、本発明の第2実施形態によるMAC層の論理チャネル優先順位付け(LCP)処理を示すフローチャートである。図6の実施形態はMAC層のLCP処理の他の実施形態である。図6のLCP処理はTTI毎に行われる。図5の第1実施形態と比較すると、図6の実施形態は、MAC層が論理チャネルを割り当てる際、各状態PDUのサイズと各PBRを共に考慮して、LCP処理を行う。すなわち、全ての論理チャネルを各PBR及び各RLC状態PDUに基づいて論理チャネルの優先順位の降順に割り当てる。
以下、図6を参照して本発明の第2実施形態のLCP処理について、より詳細に説明する。
MAC層(又は、MACエンティティ)は、各RLCエンティティからRLC状態PDUのサイズに関する情報(RLC状態PDUサイズ情報)を受信する(S11)。MAC層は、各RLCエンティティから受信したRLC状態PDUのサイズ情報及び各PBRに基づいて、各論理チャネルに優先順位の降順に無線リソースを割り当てる(S12)。
前記ステップS12後に余ったリソースがあると(S13)、優先順位の降順でデータに余ったリソースをさらに割り当てることができる(S14)。
一方、本発明の第1及び第2実施形態の場合、各TTIにおいてLCP処理中に各論理チャネルのRLC状態PDUのサイズを考慮するためには、RLCエンティティが送信する状態PDUのサイズをMACに通知しなければならない。
以上のように、本発明の第1及び第2実施形態においては、RLCエンティティ及びMAC層間の相互交信(interaction)により、RLC状態PDUサイズ情報に基づいて各論理チャネルに無線リソースを割り当てる。従って、本発明においては、状態PDUにデータPDUより優先的に無線リソースを割り当てることができ、状態PDUをデータPDUより優先的に送信することができる。
以下、本発明の第3実施形態を説明する。
図7は、本発明の第3実施形態による、RLC層によって実行される、状態PDUのサイズに基づいた無線リソース割当方法を示すフローチャートである。
MACでの動作をサポートするためには、本発明の第1及び第2実施形態で説明したように、RLCは、TTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査しなければならず、状態PDUがあると、前記状態PDUのサイズをMACに通知しなければならない。このようなRLC−MAC相互交信は前記MACの動作方法を行うために必要である。
一方、これとは別に、RLC独自でRLCこう着状態を回避することができる。
つまり、RLCエンティティがMAC層から使用可能なリソースに関する情報(表示)を受信し、その使用可能なリソースが状態PDUのサイズより大きいか等しいと、RLCエンティティは、状態PDUをRLCデータPDUより優先的に送信するように、優先順位付けを行う。すなわち、使用可能なリソースを先にRLC状態PDUに割り当て、余ったリソースがあると、そのリソースをRLCデータPDUに割り当てる。
また、MACから示された使用可能なリソースが状態PDUよりも小さいと、RLCエンティティは、この送信機会に状態PDUの送信を行わない(即ち、状態PDUの送信をスキップする)。つまり、RLCエンティティは、最も早い送信機会に、すなわち使用可能なリソースが状態PDUのサイズより大きいか等しくなったとき、状態PDUを送信する。
図7を参照すると、RLCエンティティは、MAC層から使用可能なリソースの表示を受信する(S21)。前記受信した使用可能なリソースのサイズが、状態PDUのサイズより大きいか等しいと(S22)、RLCエンティティは、前記無線リソースをRLC状態PDUに優先的に割り当てる(S23)。そして、RLCエンティティは、前記状態PDUに割り当てて余ったリソースがあると、RLCデータPDUに割り当てる(S24)。しかし、無線リソースのサイズが状態PDUのサイズよりも小さいと(S22)、その送信機会においてはRLC状態PDUの送信をスキップする。その後、RLCエンティティは、TTI毎に無線リソースのサイズを検査して、無線リソースのサイズが状態PDUよりも大きいと、状態PDUを送信する(S25)。
以下、本発明によるRLCエンティティについて説明する。
本発明によるRLCエンティティは、MAC層から無線リソースの表示を受信し、ピアRLCエンティティに送信する状態PDUがあるか否かを確認し、前記受信した無線リソースのサイズと前記送信する状態PDUのサイズとを比較し、前記比較の結果、前記無線リソースが前記状態PDUより大きいか等しい場合、前記無線リソースを前記状態PDUに優先的に割り当てて前記割り当てた状態PDUを前記ピアRLCエンティティに送信し、前記比較の結果、前記無線リソースが前記状態PDUよりも小さい場合、前記状態PDUの送信をスキップするモジュールを含む装置である。一方、前記モジュールは、その機能に応じて複数の構成要素を含んでもよい。つまり、前記モジュールは、無線リソースを受信する受信部と、前記無線リソースのサイズと前記送信する状態PDUのサイズとを比較する比較部と、前記状態PDUを送信する送信部などを含んでもよい。よって、前記モジュールは、その機能を実行する様々な形態の構成要素で実現できるであろう。
本発明によるRLCエンティティは、前述した構成要素の他に、本発明の技術的思想の実現に必要なソフトウェア及びハードウェア、例えば出力装置(ディスプレイ、スピーカなど)、入力装置(キーパッド、マイクなど)、メモリ、送受信部(RFモジュール、アンテナなど)を基本的に含む。これらの構成要素については、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって自明な事項であるので、その詳細な説明は省略する。
一方、以上説明した本発明による方法は、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせで実現することができる。例えば、本発明による方法は、記憶媒体(例えば、移動端末機の内部メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクなど)に保存することができ、プロセッサ(例えば、移動端末機内部のマイクロプロセッサ)により実行されるソフトウェアプログラム内にコード又はコマンドで実現することができる。
以上、本発明について、実施形態を参照して説明したが、これは単なる例示にすぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、これらから様々な変形及び均等な他の実施形態が本発明の精神及び範囲を逸脱せずに本発明において実施可能であるという点を理解するであろう。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内において、本発明の変更や変形を含むものである。

Claims (10)

  1. 無線リンク制御(RLC)エンティティが、媒体アクセス制御(MAC)エンティティから使用可能なリソースの表示を受信し、
    前記RLCエンティティが、前記使用可能なリソースの表示を利用して、RLCデータプロトコルデータ単位(PDU)に対するRLC制御PDUの送信の優先順位付けを行い、
    前記RLCエンティティが前記優先順位付けを行ったRLC PDUを送信する、
    ことを特徴とする移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法。
  2. 前記RLC制御PDUに前記使用可能なリソースを割り当て、前記使用可能なリソースが余った場合、さらに前記RLCデータPDUに前記余った使用可能なリソースを割り当てる、請求項1に記載の移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法。
  3. 前記RLC制御PDUがRLC状態PDUであり、
    前記MACエンティティから示された使用可能なリソースが1つの状態PDUのサイズよりも小さい場合、さらに前記送信RLCエンティティが前記状態PDUの送信をスキップする、請求項1に記載の移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法。
  4. 送信時間間隔(TTI)毎に前記使用可能なリソース及び前記1つの状態PDUを検査する、請求項3に記載の移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法。
  5. 前記RLC制御PDUはRLC状態PDUであり、
    前記RLCエンティティが、TTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査して、状態PDUがある場合、さらに前記状態PDUのサイズを前記MACエンティティに通知する、請求項1に記載の移動通信システムにおけるRLC PDU送信方法。
  6. RLCエンティティが送信する各RLC状態PDUのサイズに従って、MACエンティティが各論理チャネルに対して優先順位の降順に無線リソースを割り当て、
    前記各RLC状態PDUに割り当てて余った無線リソースがある場合、前記MACエンティティが優先ビットレート(PBR)に従って、全ての論理チャネルが優先順位の降順に供されるように前記余った無線リソースを割り当て、
    余った無線リソースがある場合、前記MACエンティティが、全ての論理チャネルが厳密に前記優先順位の降順に供されるように前記余った無線リソースを割り当てる、
    ことを特徴とする移動通信システムにおけるリソース割当方法。
  7. さらに、前記MACエンティティが、前記RLCエンティティにTTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査し、
    状態PDUがある場合、前記MACエンティティが前記状態PDUのサイズ情報を受信する、請求項6に記載の移動通信システムにおけるリソース割当方法。
  8. RLCエンティティが送信する各RLC状態PDUのサイズ及び論理チャネルの優先ビットレート(PBR)に従って、MACエンティティが、全ての論理チャネルが優先順位の降順に供されるように無線リソースを割り当て、
    リソースが余った場合、前記MACエンティティが、全ての論理チャネルが厳密に前記優先順位の降順に供されるように余った無線リソースを割り当てる、
    ことを特徴とする移動通信システムにおけるリソース割当方法。
  9. さらに、前記MACエンティティが、前記RLCエンティティにTTI毎に送信すべき状態PDUがあるか否かを検査し、
    状態PDUがある場合、前記MACエンティティが前記状態PDUのサイズに関する情報を受信する、請求項8に記載の移動通信システムにおけるリソース割当方法。
  10. MACエンティティからリソースの表示を受信し、
    ピアRLCエンティティに送信する状態PDUがあるか否かを確認し、
    前記表示されたリソースのサイズと前記送信される状態PDUのサイズとを比較し、
    前記比較の結果、前記リソースが前記状態PDUより大きいか等しい場合、前記リソースを前記状態PDUに優先的に割り当てて前記状態PDUを前記ピアRLCエンティティに送信し、
    前記比較の結果、前記リソースが前記状態PDUよりも小さい場合、前記状態PDUの送信をスキップする、
    モジュールを含むことを特徴とする移動通信システムにおけるRLCエンティティ。
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