JP2010517612A - 分離した部分を有する使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

非吸収性の内側部2は、外側部と共に使用することが意図されているが、分離している。内側部は、使用中に排便排泄物が通過し得る開口部(12)のための開口部(12)を有する非吸収性、及び/又は、バリアシート4を含む。内側部が外側部と協働して使用中に排便排泄物を内側部と外側部との間に収集しかつ保持する。

Description

本発明は、分離した内側部と協働して、ここではBMと呼ばれる排便排泄物のような粘稠な体外排泄物を受容する外側吸収性部を有しながら、2つの部の形態のおむつ、トレーニングパンツ、大人用失禁用物品、女性用保護物品などのような使い捨て吸収性物品を目的とする。
現代の吸収性おむつが導入される以前は、乳児からの体排出物を収集しかつ保持するために、外側のプラスチックのパンツ、洗濯可能で吸収性の内側のおむつの組み合わせが、使用されていた。内側のおむつは多くの場合、綿又はその他の同様な吸収性材料であり、安全ピンを使用して所定の位置に保持されていた。
このような製品は、使い捨て吸収性おむつにより大きく取って代わられた。現代のおむつの従来の構造は、バックシートと、トップシートと、トップシートと、バックシートとの間の吸収性コアと、並びに伸縮性のあるカフと、伸縮性領域と、機能を高めることを意図された様々な他の構成要素などの多くの他の構成要素と、を含んでいることがある。このような従来のおむつは、介護人により接合されてウエストバンドを形成する前腰部領域及び後腰部領域が備わっている場合がある。代替的構成は、製品販売時にすでに製品に接合されている前腰部領域及び後腰部領域を有する「パンツタイプ」おむつである。このようなトレーニングパンツは、従来の下着と同様なやり方で身につけることができる。
同様の構造は成人用失禁製品及びその他同様の用途でも知られている。
このような従来の吸収性物品に関連する問題は、液体でない、例えばBMを含む身体排出物に対処することである。
BMの漏れを最小限とし、おむつ内に閉じ込められたBMが皮膚を汚すのを軽減しようするために、糞便がおむつのトップシートと下位層との間の空間の中に通過し得る開口をトップシート内に設けた。しかしながら、このような開口は吸収性物品の装着中に位置合わせするのが難しい場合があり、特に物品が着用されているときに適切な位置に保持するのが難しい。多くの異なる試みにもかかわらず、このような開口を有する先行技術のおむつは、良好な機能を有さない傾向がある。
従来の提案が、米国特許第5,207,663号明細書によりなされており、その中に腸失禁用保護物品が記載されている。保護物品は、物品の後でウエストバンドから吊り下げられた二重パネルの袋を備えている。伸縮性のあるスリットが着用者の肛門に隣接した袋の内側パネル上で設けられ、糞便物質を直接袋の中に収容できる。
しかしながら、このような分離した袋を含む物品は、追加層を実装して位置合わせする必要があるので、従来のおむつよりも製造するのがずっと難しく高価である。
より近年の、より消費者に支持されている開口部を有するおむつが、欧州特許第1201212号明細書に記載されている。弾性領域は、体排出物を受容するために不可欠な空間への通路を提供する中央開口部のいずれかの側上で長手方向に延びる。
米国特許第5,207,663号明細書 欧州特許第1201212号明細書
しかしながら、結びつけて位置合わせする必要がある異なる構成要素の数に鑑みて、このようなおむつは依然として製造するのが容易ではない。
本発明の第1の態様によると、請求項1に記載の吸収性物品が提供される。
本発明者は、分離した内側部を提供することにより、開口部を有する不可欠な内側層を備える吸収性物品の生産にかかわる製造の難しさの多くを回避できることに気付いた。
内側部と外側部は分離しているので、閉じた袋又はポケットがないにもかかわらず、内側部は汚れを有意に軽減することができる。
内側部と外側部の位置合わせは、ユーザーにより着用される両方により達成され得る。内側部内の開口は、開口部のいずれかの側上で長手方向に延びる弾性領域によって所定の位置に保持することができる。使用中に、弾性領域及びスリットは脚開口部の間を通る。
内側部は締結手段を有し、これらは内側部を着用者の周囲で所定の位置に固定するように、又は内側部を外側部に固定するように適合され得る。
分離した外側部(30)は、脚開口部と、脚開口部の周囲の弾性カフ(56)と、を有してもよく、使用中に外側部の弾性カフが内側部と係合するように内側部と外側部は、寸法決めされる。
内側部(2)は、パンツ様内側部であってもよく、締結手段(40)は、内側部(2)のいずれかの側上で前腰部領域(6)を後腰部領域(8)に取り付けてパンツ様内側部を形成する一対の永久的なシームであり、開口部(12)は脚開口部(24、26)の間を通るスリットである。
内側部(2)は、おむつ型内側部であってもよく、締結手段は、前腰部領域と後腰部領域の一方に取り付けられる締結具(10)であり、締結具(10)は、腰部開口部(22)を形成し、更に一対の脚開口部(24、26)を画定するために、使用中に前腰部領域及び後腰部領域(6、8)の他方に着脱可能であるように適合される。
使い捨て吸収性物品は、長手方向に離間した前腰部領域(6)及び後腰部領域(8)を有する。締結手段(40)は、腰部開口部(22)と、一対の脚開口部(24、26)と、弾性領域(18、20)と、脚開口部(24、26)の間を通る開口部(12)と、を画定するために、前腰部領域と後腰部領域とを互いに永久的に取り付けることができる。
更に、又は別の方法としては、内側部(2)の前腰部領域及び後腰部領域(6、8)を外側部の対応する前及び後腰部領域に締結するために、締結手段(50)を前腰部領域(6)と後腰部領域(8)の両方に設けてもよい。
更に、又は別の方法としては、前腰部領域又は後腰部領域の一方の両側に取り付けられる締結具を含む締結手段(10)が設けられてもよく、締結手段は、腰部開口部を形成するために、更には一対の脚開口部を画定するために、使用中に前腰部領域及び後腰部領域の他方に着脱可能であるように適合される。
非吸収性不織布シートであってもよいシート(4)は、伸縮性シートであり得る。
内側部は、使用中にユーザーの生殖器をカバーするポケットを形成する1つ以上の折り畳みを有する生殖器カバーシート(70)を備えてもよい。
被吸収性の内側部は、内側部の長手方向外側縁部に沿って配置される脚部弾性体を更に備えてもよい。
位置合わせ手段が存在するのが好ましく、これら位置合わせ手段は、使用中に非吸収性の内側部を着用者に固定することに適したスリットに隣接した粘着剤領域(80)を含んでもよい。この粘着剤領域(80)は、使用中に非吸収性の内側部を着用者に固定することに適したスリットに隣接されてもよい。
本発明のよりよい理解のために、単なる例として、添付図面を参照して実施形態をここで説明する。
乳児により着用される、本発明の第1の実施形態による伸縮性のあるおむつ型内側部の側面図。 乳児により着用される、本発明の第1の実施形態による伸縮性のあるおむつ型内側部の背面図。 側面図における伸縮性のある内側部と外側部との組み合わせ。 本発明の第2の実施形態による伸縮性のあるパンツ様内側部。 本発明の第3の実施形態による代替的内側部の図。 外側部に固定された第3の実施形態の内側部。 本発明の第4の実施形態の内側部。 本発明の第5の実施形態の内側部。 本発明の第6の実施形態の内側部。
図は概略的であり正確な縮尺ではない。異なる実施形態において同一又は類似の構成要素には同じ参照番号が付されており、かかる構成要素の説明は一般に繰り返されない。
本明細書で使用するとき、次の用語は次の意味を有する。
「吸収性物品」は、液体を吸収する、及び/又は、封じ込める着用可能な装置を指し、具体的には、着用者の身体に当てて又は近接して配置され、身体から排出される様々な排出物を吸収して封じ込める装置を指す。
用語「おむつ」は、本明細書で使用するとき、一般に乳幼児及び失禁症状のある人により胴体下部周りに着用される吸収性物品を指す。
「非吸収性」は、有意な量の流体又はその他の体外排泄物を吸収するために用いることのできるあらゆる種類の材料を含まない構成要素を指す。
「長手方向」は、物品の最長直線寸法に対して平行なおむつの方向、典型的には長手方向軸を指す。用語「長手方向軸に沿って」は、この軸の45°以内の方向を包含する。物品又は構成要素の「長さ」は一般に、物品又は構成要素の長手方向軸の方向の寸法を指す。
「横方向」は、物品と同一平面内の、長手方向に概ね直交する方向を指す。物品又は構成要素の「幅」は一般に、長さに直交するこの横方向の物品又は構成要素の寸法を指す。
「厚さ」は、長手方向及び横方向の両方に概ね直交する方向及び長さを指し、即ちシートに言及する場合は、シートの平面に垂直な方向を指す。厚さはキャリパーと呼ぶこともできる。厚さ、つまりキャリパーは、0.3psi、即ち圧力2068Paで測定される。
本明細書で使用するとき、物品又は構成要素の「中間点」は、長手方向軸の中間点、即ち左右対称の物品又は構成要素の物品の中心線の中間点を指す。
「弾性」は、本明細書で使用するとき、伸張されることができ、伸張力が解除されると少なくとも一部分においてその伸張されていない状態に戻る任意の構成要素、部分又は領域を指す。
「伸縮性のある」は、本明細書で使用するとき、他の構成要素そのものが弾性であるかどうかにかかわらず、弾性構成要素、シート等を他の構成要素に加えることによって作製される任意の弾性構成要部分又は領域を指す。
2つの構成要素が損傷を与えずに分離することができないやり方で接合されるとき、それらは「永久的に取り付けられた」と言われる。
「分離した」は、永久的に互いに固定されていないことを意味する。2つの構成要素が互いに全く固定されていないか、どちらの構成要素にも損傷を与えずに構成要素を分離することができるやり方で互いに固定される場合、2つの構成要素は分離している。
図1は、平坦な形状の、本発明の第1の実施形態によるおむつ型内側部2を示す。内側部の外側、即ち着用者から見て外方に向くように意図される側が図に示されている。
内側部2は、不織布材料のシート4で形成される。シート4は、BMへのバリアとして機能することができ、即ちBMを封じ込めることができる。好ましくは、追加的構成要素が取り付けられている場合を除いて、シートの特性は、どこで測定されるかにかかわらず実質的に同じである。
実施形態において、シート4は不織布で形成される。実施形態において、不織布は疎水性である。不織布は、液体及び固体が通過するのを実質的に防ぐ高バリア性不織布材料であり得る。内側部は、長手方向に離間した前腰部領域6と、後腰部領域8と、使用する際に前腰部と後部腰部とを互いに固定するように適合された締結手段10と、を有する。好ましくは、シート4は非吸収性であってもよい。例えば、シート4は、試験方法WSP 10.1(第7.2項)「液体吸収能力(Liquid Absorptive Capacity)」で測定して、5グラム未満、3グラム未満、1グラム未満又は0.5グラム未満の液体を吸収することができる。
内側部を所定の外側部30と共に使用することが意図されている場合(以下を参照のこと)、シートの総吸収能力は、外側部30の総吸収能力の1%未満、好ましくは0.2%未満、更に好ましくは0.1%未満であってよい(以下を参照のこと)。
示される実施形態において、締結手段は、一方が後腰部領域のいずれかの側上に存在する、後腰部領域に取り付けられた一対のテープ締結具である。
様々な異なる型の締結具を使用することができる。締結具には、粘着剤、例えば接着テープ、2つの部分からなるフック及びループ形締結具又はシート4の材料のような材料に直接締結するフック型締結具を含む締結具を挙げることができる。任意のその他締結具を使用することもできる。
開口部12は、使用中に着用者の肛門に隣接する場所で材料4を通過する。実施形態において、開口部は、実施形態の長手方向中心線14に沿って長手方向に延びるスリット12である。
好ましくはスリットの形状である開口部12は、好ましくは股領域に配置される。スリットの長さの10%以上、20%〜40%又は30%以上が、中間点から前腰部領域6に向かって延び、スリットの長さの残りが中間点から後腰部領域に向かって後方に延びるのが好ましいが、必ずしも必要ではない。
開口部(1又は複数)の寸法及び正確な形は、シート4、及び/又は、吸収性物品の寸法に応じて変わってもよい。例えば、1つの好ましい実施形態において、開口部は、(本明細書に示されるような)V字形又は丸みを帯びたV字形の前縁部及び後側縁部によって前及び後で結合する、実質的に平行な長手方向の側縁部を有するスリット開口部の形状であり、前及び後のV字形縁部は2つの角度のついた縁部を含む。スリット開口部の最大長さは、吸収性物品の全長Lの例えば40%〜90%、より好ましくは50%〜80%、更により好ましくは約60%〜70%であり得る。本明細書の開口部の平均幅は、伸張された状態で、(開口部の幅を含む)シート4の平均幅の好ましくは5%〜30%、より好ましくは10%〜25%であり、例えばサイズ4のおむつでは15mm〜60mm、より好ましくは20mm〜40mmである。
弾性片18、20はスリット12のいずれかの側に沿って長手方向に延び、シート4をスリットのいずれかの側上の領域に伸縮させる。これらは、欧州特許第1201212号明細書に記載の通りに形成することができる。
図1は、比較的狭い弾性領域18、20を示しているが、別の方法としてはより広い幅にわたって延びてもよく、具体的には最大で内側部の全幅まであってもよい。
使用中に、内側部2は、図2に示されるように着用者、ここでは斜線で示されている乳児の周囲に配置される。後腰部領域8は、前腰部領域6に重なり合う。締結手段10は、前腰部6及び後腰部8のいずれかの側上で接合して内側部を着用者の周囲に固定するために使用される。これにより腰部開口部22及び一対の脚開口部24、26を形成する。スリット12及び弾性片18、20は脚開口部の間を通る。
図2に示されるように、弾性片18、20は、スリット12が着用者の肛門に隣接した状態で内側部を所定の位置に保持するカフとして機能する。内側部2は、着用者の皮膚上で近接して所定の位置に保持される。弾性材を使用することで漏れを最小限にする。このように弾性片18、20は、位置合わせ手段を構成する。
内側部2を固定した後、続いて外側部30を着用者及び内側部2の周囲に配置する(図3)。この実施形態において、外側部30はトップシートと、吸収性コアと、バックシートと、を有する従来のおむつである。このようなおむつは当該技術分野において既知であり、したがって更なる説明はなされない。
使用中、着用者がしたBMはスリット12を通過し、外側部30に捕捉されて内側部2と外側部30との間に保持される。内側部2は、BMを支持しないため、内側部2は垂下せず、着用者の皮膚に対して所定の位置に保持されたままとなり、着用者の皮膚を内側部2と外側部30との間のBMから保護する。
記載されている形状の内側部2の特有の利点は、比較的簡素であるので製造コストが安いことである。
好ましい実施形態において、シート4はバリア特性を有する。バリア特性は、特定の表面張力の液体を有する不織布シートによって支持される静水圧である静水頭値に反映され得る。以下に記載の方法において、その表面張力は49mN/mである。以下に記載の方法で測定された静水頭部は、好ましくは少なくとも1.8kPa(18mbar)、少なくとも2kPa(20mbar)、少なくとも2.5kPa(25mbar)(又は少なくとも3kPa(30mbar))である。
あるいは、又は更にシート4は、少なくとも30秒、好ましくは少なくとも55秒の低い表面張力裏抜け値を有することができる。
しかしながら、シート4の材料が完全に不浸透性である必要はない。
バリア不織布を使用する代わりに、代替的材料をシート4に使用してもよい。例えば、全体に伸縮性のある材料、例えばライクラ(Lycra)(登録商標)又は伸縮性のある不織布を使用することができる。一部の例では、弾性片18、20の必要性を省くことが可能であり、これにより内側部2が更に安価となり、製造が容易となる。その場合、伸縮性のある材料そのものの弾性が、シート4のスリット12に隣接した長手方向領域が、スリット12を正確に位置合わせしてシート4を所定の位置に保持するための弾性領域であることを確実にすることができる。
実施形態において、内側部のシート4は、空気透過性であってもよい。これによりユーザーの快適さ及び皮膚症状の危険性の軽減を促進することができる。シート4の空気透過性は少なくとも3ダルシー/mm、少なくとも5ダルシー/mm、少なくとも10ダルシー/mm、少なくとも20ダルシー/mm又は更に少なくとも30ダルシー/mmであり得る。これは以下に述べる方法により決定することができる。
あるいは、シート4の材料は、不浸透性プラスチックシートであってもよい。このアプローチは比較的低コストであり得る。シートは、孔あきであってもよく、快適さを向上させるために多くの小さな穿孔は通気可能である。
着用者の快適さを向上させるために、シートは疎水性材料で作製されることが好ましいが必須ではない。
本発明者らは、尿と混ざったBMが非常に低い表面張力、例えば25〜30mN/mを有し得ることを見出した。シート又はその一部、例えばシート4の内側表面の表面エネルギーは、28mN/m未満、好ましくは24mN/m未満、より好ましくは20mN/m未満であってもよい。
シートの低い表面エネルギーは、具体的には、以下に記載の試験によって測定される非常に高い撥アルコール性の値に反映される。シート4の平均撥アルコール性は、少なくとも7.0、好ましくは少なくとも8.0、より好ましくは少なくとも9.0であり、最も好ましくは、トップシートの撥アルコール性は10.0であってもよい。
シート4は、シートをより疎水性にし、肌に優しくするために処理剤でコーティングされてもよく、ローションでコーティングされてもよい。適した処理剤には、1999年3月2日にティモンズ(Timmons)らに付与された米国特許第5,876,753号明細書、1999年3月30日にグリースン(Gleason)らに付与された同第5,888,591号明細書、2000年4月4日にグリースンらに付与された同第6,045,877号明細書に記載のようなフッ化炭素が挙げられる。その他の処理剤としてシリコーンが挙げられる。空気透過性を低下させずにトップシートに処理剤を適用する有用な方法は、米国特許第5,322,729号明細書及び国際公開第96/03501号公報に見い出すことができる。
処理剤は、好ましくはポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン及びポリアミドを含む群から選択される熱可塑性ポリマー繊維を含む繊維性不織布ウェブに最も効果的に適用され、最も好ましくは熱可塑性ポリマーはポリオレフィンであり、最も好ましくはポリプロピレン又はポリエチレンである。
シート4は、トップシートの表面エネルギーを低下させる化学物質で少なくとも部分的に処理されてもよく、かかる化学物質は遮蔽促進剤と呼ばれる場合がある。低い表面エネルギー及び高い撥アルコール性を有するシート4を得るために、遮蔽促進剤を適用する任意の方法を用いることができる。遮蔽促進剤を塗布する方法は、好ましくは、促進剤の非常に薄いコーティングをシート4上又はその一部分上に付着させるようなものであるべきであり、空気透過性及び多孔性が実質的に変わらないような方法であるべきである。
好ましいのは、遮蔽促進剤を繊維ウェブに局所的に塗布すること又はトップシートウェブを形成する前に、トップシートを作製するために使用する化合物(複数可)、例えば繊維に、溶融状態の遮蔽促進剤を添加することである。したがって、例えばトップシートが繊維ブレンドから作製される不織布材である場合、この繊維ブレンドは溶融状態の遮蔽促進剤を含むことができ、これは結果として得られる不織布に高い撥アルコール性及び低い表面エネルギーを提供する。1種類以上の溶融された遮蔽促進剤の使用は、上述のように1種類以上の遮蔽促進剤での局所処理と組み合わせてもよい。
好ましい処理剤は、フルオロカーボン類、シロキサン類、ポリシロキサン類(好ましくは、ヘキサフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、並びにフッ化ビニル及びフッ化ビニリデン、フルオロアクリレート及びフルオロメタクリレートを包含する、フッ素化モノマー類及びフッ素化ポリマー類が挙げられる)からなる群から選択されてもよい。非常に好ましいのは、トップシートが、ポリ(テトラ)フルオロエチレン、フッ素化エチレン−プロピレンコポリマー、及び/又は、フッ素化エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマーの遮蔽促進剤を備えることである。
シート4は、多層積層体で作製してもよい。例えば、積層体は、軟質材料の内側層及び外側の不透水層を備えてもよい。内側層は快適さで選ばれる不織布であってもよい。
内側部2に修正を加えることが可能である。
快適さのため、ウエストバンド6、8は伸縮性があってもよい。更に、締結手段10はシート4に直接取り付けられる必要はないが、必要に応じてシート4から横方向に従属するタブが設けられてもよく、これらのタブは伸縮性であってもよい。
別の方法としては、前腰部領域6及び後腰部領域8の一方若しくは両方に沿って又は開口部12の周囲に引きひもを設けてもよい。
図4は、内側部2が「パンツ様」である代替的構成を示す。この場合、サイドシーム40は、前腰領域6及び後腰領域8を互いに接合する。示されている実施形態において、サイドシームは腰部から脚開口部26へと延びる。このような「パンツ様」内側は、外側のおむつとしての「トレーニングパンツ」と組み合わせるのに特に便利である。
このような物品は、形状が図1と同様で締結手段10がない半加工品を使用して製造することができ、当該技術分野において既知のパンツ型おむつを製造するのに使用されるのと同様な折り装置を使用してパンツ様内側を形成する。
最初に内側部2を身に着け、次に外側部30を着用することにより、内側部2を正確に適切な位置に定置して最大限の保護を提供することができ、スリット12が正しく位置づけられることを確実にする。
単に内側部2を着用して次に外側部30を身に着ける代わりに、代替的アプローチでは内側部2を外側部30に固定し、次に内側と外側の組み合わせを着用者が身につける。図5は、前ウエストバンド6と後ウエストバンド8の両方上かつ内側の両側上に設けられた締結タブ50を有するこの形状での内側を示す。
使用中、図6に概略的に示されているように、これら締結タブ50は内側部2を外側部30に固定するために使用される。内側部の前腰部領域6は外側部の前腰部領域52に取り付けられ、内側の後腰部領域8は、外側部の後腰部領域54に取り付けられる。例えば、フック型締結具を締結タブ50として使用してもよく、これらは外側部30上のトップシートとして使用される不織布に係合してもよい。必要に応じて、粘着タブ、フック及びループ形締結具並びに任意の他の締結具をも使用することができる。
図6に示されるおむつは、伸縮性のあるレッグカフ56を有する。実施形態において、内側部はカフまで横方向に延び、そうすることによりカフ56は脚開口部24、26において外側部を内側に密閉する。実際に、この密閉を強化するために、内側部は外側部より幅広であることができる。
好ましくは外側部30は、レッグカフを有してもよい。いくつかの実施形態において、外側部30のレッグカフが、着用者の皮膚ではなく内側部2に対して密閉するように、内側部2と外側部30は寸法決めされる。これは、例えば、内側部及び外側部それぞれの中間点16で測定された内側部の幅を外側部の幅より大きくすることで達成されてもよい。
いくつかの実施形態において、外側部の中間点上で内側部の中間点を重ね、内側部と外側部の長手方向を平行にして内側部と外側部とを位置合わせすると、内側部の幅はスリット12の全長にわたって外側部の幅より大きくなり得る。
ここで留意すべきは、内側部2の幅と外側部30の幅との関係は、2つを一緒に着用者が身に着ける前に外側部に固定されることが意図されている、第3の実施形態に示されている種類の内側部にのみ適用されるのではなく、パンツ型又はおむつ様の内側部のような他の種類にも同様に適用されるということである。
分離した締結具50が内側の腰部領域6、8のいずれかの側上で示されているが、代替的実施形態では、長さのかなりの割合に沿って内側部6、52及び外側部8、54を互いに取り付けるために、締結具50は、内側部の外側の前腰部領域及び後腰部領域に沿って横方向に延びてもよい。
図7に示されるように、更なる実施形態は、生殖器保護を含む。生殖器カバーシート70は、内側部2のシート4の外側表面上のスリットの前末端部でスリット12を覆って実装される。
使用中に、生殖器カバーシート70は、着用者の生殖器をカバーする。生殖器カバーシート70は、内側部2と外側部30との間に封じ込められたBMが着用者の生殖器と接触するのを妨げることを意図しているので、生殖器カバーシート70は生殖器領域が汚れるのを軽減する。
ポケットを形成するために、生殖器カバーシート70に1つ以上の長手方向の折り畳みを設けてもよい。
生殖器カバーシート70は、好ましくは尿透過性である。生殖器カバーシート70は、親水性であってもよく、かつ低い再湿潤を有する。圧縮206Pa(0.3psi)で測定されたカバーシート70のキャリパーは、0.5mm〜1.5mmであってもよい。
好ましい材料には、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布とメルトブロウン不織布の積層体が挙げられる。好ましい材料には、カード不織布材料も挙げられる。
代替的実施形態は、生殖器カバーシート70に孔あき成形フィルムを使用する。適した例が、国際公開第96/00549号公報に記載されている。
第5の実施形態が、内側部2の内側表面を示す図8に図示されている。この実施形態において、一時的に固定する粘着剤80が開口部12の縁部に沿ってストライプ状に形成される。使用中に、粘着剤は、内側部を着用者に固定して内側部2と着用者との間の優れた密閉を確実なものとする。粘着剤80は、位置合わせ手段も構成する。
弾性体18、20に加えて又は弾性体に代えて、粘着剤を使用してもよい。
外側部は、例えば内側部を取り付けることのできる画定されたランディング領域を有する従来のおむつ又は改善された従来のおむつであってもよい。
図9は更なる修正を図示している。この場合、内側部4は、内側部の長手方向外側縁部上で内側脚部弾性体90を有する。これら脚部弾性体は、脚領域でフィット及び密閉を改善する。更に、追加的弾性体92が長手方向外側縁部と開口部12との間に設けられ、これら追加的弾性体は内側部4を成形するために設けられる。その他の点では、この構成の内側部は図1の実施形態と同じである。
ここでは弾性体90及び追加的弾性体を図1の実施形態と組み合わせて示したが、このような脚部弾性体及び追加的弾性体は、個別に又は組み合わせて用いることもでき、加えて他の実施形態に組み込むことができることが当業者には理解されよう。
内側部2は、従来のおむつ上でトップシートの多くの機能を実現するので、内側部2は、トップシーが除外された改善された従来のおむつと共に使用されてもよい。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の範囲内で様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。更に、様々な実施形態の特徴は組み合わされてもよい。
例えば、単一開口部の代わりに、例えば使用中に肛門付近の1つの開口部及び生殖器領域内の別の開口部のような、内側部に複数の開口部であってもよい。
更に、当業者には理解されるように、一実施形態を参照して説明した様々な特徴は他の実施形態にも適用することができる。
ここで、用いた様々な測定方法を説明する。
空気透過性
空気透過性は、空気の標準的な容積が、一定の圧力及び温度で試験片を通過して引き出される時間を測定することによって決定される。この試験は、本明細書中で好ましいもの、特に不織布材といったような相対的に高い気体透過性を有する材料に特に適している。
器具はテクステスト(Tex Test)FX3300を使用する。試験方法はASTM D737に従う。試験は、典型的には約22±2℃及び約35%±15%の相対湿度の実験環境で行われる。試験片は少なくとも2時間調湿されなくてはならない。試験圧は125パスカル、試験面積は38cmである。この試験では、器具が試料を通過して一定の差圧を作り、その差圧が空気を試料に引き込む。試料を通過する空気流の速度は、フィート/分/フィートで測定され、ダルシーの法則により透過(ダルシー/mm)に変換される。
K/d(ダルシー/mm)=(Vμ)/(tΔp)
式中、kは試験片の単位面積あたりの透過性であり、V/tはcm/秒での体積流量であり、μは空気の粘度(1.8610−5Pa秒)であり、dはmmでの試験材料の厚さであり、Aはcmでの試験片の断面積であり、Δpはパスカル又はPaでの圧力差であり、1ダルシーは9.86910−9cmである。
各試料につき3回反復し、平均した結果を、本明細書の空気透過性として報告する。
静水頭部(水頭値)
本明細書で使用するとき、静水頭部(水頭値とも呼ばれる)は、表面張力が比較的低い液体、この試験では49mN/mの液体(溶液)を使用して測定される。
この液体は、以下に記載の通りに調製される。
この試験は、米国不織布協会(Inda)/欧州不織布協会(Edana)試験WSP80.6(05)に従った、同時係属出願である国際公開第2005/112854A号公報に記載の通りに実施された。しかしながら、水圧は(下方より)上昇率6kPa/分(60mbar/分)で上昇させる。
5cmの試料をシートから取り出す。試料は弾性材又は、他の材料に結合された縁部を含んではならない。
使用した試験水頭の直径は、2.5cmであり、使用した保護スリープの直径は2.2cmである。
この試料上で試験を実施して静水頭値を取得し、本明細書で参照した。
49mN/m(ダイン/cm)の液体調製
栓の付いた10リットルのキャニスタを、2リットルのポリエチレンで3回、次いで2リットルの蒸留された/脱イオン水で3回、よく洗浄する。次に、10リットルの蒸留された/脱イオン水を充填し、清浄な撹拌子で2時間撹拌し、その後栓を介して水を除く。5リットルのグラスを水で6回、次に蒸留された/脱イオン水で6回洗浄する。次に、コール酸ナトリウム30.00gと5リットルの蒸留された/脱イオン水とを、洗浄した5リットルのグラス内に定置する。(コール酸ナトリウムのTLC純度は99%超過でなくてはならず、例えばカルビオケム(Calbiochem)、カタログ番号229101より供給される。)これを清浄な撹拌子で、コール酸ナトリウムが明らかに溶解するまで約5分間撹拌する。撹拌子を磁気スティックで(溶液に触れずに)グラスから取り除き、次にコール酸ナトリウム溶液を10リットルのキャニスタの中に流し込み、最終溶液の濃度が3g/Lとなるように更なる蒸留された/脱イオン水を加える。これを撹拌子で更に2時間撹拌して使用する。
溶液の調製及びその使用は、溶液が使用される試験について記載された温度で行うが、温度が記載されていない場合は溶液を20℃に保つ。
溶液の表面張力を測定し、これは本来49mN/m(+/−2)である。(表面張力は、クリュス(Kruss)K−12張力計を使用して、ASTM D1331−56(界面活性剤溶液の表面張力及び界面張力の標準試験法(Standard test method for surface and interfacial tension of solution of surface active agents)により測定してもよい。
低い表面張力の裏抜け値法(Low surface tension Strike Through value method)
本明細書で言及される低い表面張力の裏抜け値は、表面張力の低い液体(以下を参照のこと)を使用し、25mm×25mm(1インチ×1インチ)の試料を使用してもよいことを除いては、欧州不織布協会(Edana)方法WSP70.3(05)により得ることができる。試料は、弾性材料又は他の材料に結合された縁部を含んではならない。
この試料測定で得た値が本明細書で報告される。
この試験に関し、表面張力の低い液体とは、以下のように調製された表面張力が32mN/mである液体である。
清浄なフラスコ内の500mLの蒸留水(すでにフラスコに入っている)に2.100グラムのトリトン(Triton)−X−100を加え、次に5000mLの蒸留水を加える。溶液を30分間混合した後、表面張力を測定し、これは本来32mN/mであるべきである。
表面張力は、クリュス(Kruss)K−12張力計を使用して、ASTM D1331−56(界面活性剤溶液の表面張力及び界面張力の標準試験法(Standard test method for surface and interfacial tension of solution of surface active agents)により測定することができる。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参照により組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることは当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるかようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲に包含されるものとする。

Claims (10)

  1. 肛門領域に着用するための外側部(30)であって、吸収性材料を含む外側部(30)と、
    前記外側部(30)の内側に着用するための分離した内側部(2)と、を含み、
    前記内側部が、使用中に排便排泄物が通過し得るようになる開口部(12)を画定する材料のシート(4)を含み、これにより、前記内側部が前記外側部と協働して使用中に排便排泄物を前記内側部と前記外側部との間に収集しかつ保持するようになる、使い捨て吸収性物品。
  2. 49mN/mの表面張力を有する液体を用いて測定された前記内側部(2)の前記材料の静水頭値が、1.8kPa(18mbar)以上であり、及び/又は、非吸収性材料の前記シート(4)が、不織布材料である、使い捨て吸収性物品。
  3. 前記内側部(2)が、使用中に前記開口部をユーザーの肛門と位置合わせし保持するための弾性領域(18、20)を含む、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 前記内側部(2)内の前記開口部(12)が、長手方向に延び、
    前記弾性領域(18、20)が、前記開口部の両側上で前記内側部の前記長手方向縁部の少なくとも一部に沿って延びる、請求項3に記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 前記内側部が、前記内側部の前腰部領域(6)を後腰部領域(8)に固定して、腰部開口部(22)及び2つの脚開口部(24、26)を形成するための締結手段(10、40)を有し、これにより、前記内側部(2)が前記外側部(30)から独立して着用され得る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。
  6. 前記内側部(2)が、前記内側部を前記外側部に締結するための締結手段(50)を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。
  7. 胴体下部上において外側吸収性部の下に着用するための内側部(2)であって、
    前記内側部(2)の全厚さを通過する長手方向開口部(12)であって使用中に排泄物質が通過し得る長手方向開口部(12)を画定する材料のシート(4)と、
    前記開口部(12)を前記ユーザーの肛門と位置合わせして所定の位置に保持することに適し、前記開口部(12)の各側上で長手方向に延びる弾性領域(18、20)と、
    前腰部領域及び後腰部領域(6、8)を取り付けるための締結手段(10、40、50)と、を含み、
    前記内側部の厚さが、2mm以下である、内側部。
  8. 49mN/mの表面張力を有する液体を用いて測定された前記シート(4)の前記材料の静水頭値が、1.8kPa(18mbar)以上であり、及び/又は、非吸収性材料の前記シート(4)が、不織布材料である、請求項12に記載の使い捨て吸収性物品。
  9. 前記胴体下部上において外側吸収性部の下に着用するための内側部(2)であって、
    前記内側部(2)の前記全厚さを通過する長手方向開口部(12)であって使用中に排泄物質が通過し得る長手方向開口部(12)を画定する材料のシート(4)、好ましくは非吸収性不織布材料である材料のシート(4)と、
    前記内側部分が前記胴体下部上に独立して着用されることができるように、前記シート(4)の前腰部領域及び後腰部領域(6、8)を互いに取り付けるための締結手段(10、40)と、
    使用中に前記長手方向開口部(12)を前記着用者の肛門と位置合わせして所定の位置に保持するための位置合わせ手段と、を含む、内側部。
  10. 前記シート(4)の前記材料が、ここに記載された方法により測定された1グラム未満の総吸収力と、49mN/mの表面張力を有する液体を用いて測定された1.8kPa(18mbar)以上の静水頭値と、2mm以下の前記シートの前記厚さと、を有し、
    前記位置合わせ手段が、前記開口部(12)を前記ユーザーの肛門と位置合わせして所定の位置に保持することに適し、前記開口部(12)の各側上で長手方向に延びる弾性領域(18、20)を含む、請求項10に記載の内側部。
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