JP2010508890A - 調整される磁力システムを使うデバイス、システムおよび方法 - Google Patents
調整される磁力システムを使うデバイス、システムおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本願は、2006年4月4日に出願された同時係属中の「組織内または組織上で磁力システムを使う装置、システムおよび方法」という名称の米国特許出願第11/397,744号の一部継続出願である。同出願は、2004年3月22日に出願された同時係属中の「咽頭導管のような身体の領域内の組織を固定するための装置、システムおよび方法」という名称の米国特許出願第10/806,372号の一部継続出願である。同出願は、2003年11月20日に出願された同時係属中の「咽頭導管のような身体の領域内の組織を固定するための装置、システムおよび方法」という名称の米国特許出願第10/718,254号の一部継続出願である。同出願は、2003年9月6日に出願された同時係属中の「咽頭導管内の組織崩壊に抵抗するための磁力装置、システムおよび方法」という名称の米国特許出願第10/656,861号の一部継続出願である。同出願はさらに、2003年1月22日に出願された米国仮特許出願第60/441,639号および2003年3月20日に出願された米国仮特許出願第60/456,164号の利益を主張するものであり、2002年9月6日に出願された同時係属中の「上部呼吸器系における組織を移動および/または拘束するためのシステムおよび方法」という名称の米国特許出願第10/236,455号の一部継続出願である。本願はまた、2005年11月23日に出願された米国仮特許出願第60/739,519号および2005年12月29日に出願された米国仮特許出願第60/754,939号の利益を主張するものである。
本発明は、閉塞性睡眠時無呼吸およびいびきを含む睡眠呼吸障害の治療のための装置、システムおよび方法に向けられる。
1965年に初めて記述された睡眠時無呼吸は、睡眠中の呼吸の短い中断(10秒またはそれ以上)によって特徴付けられる呼吸障害である。睡眠時無呼吸は普通に見られるが深刻であり、潜在的には生命の危険もある状態であり、1800万もの米国人が患っている。
図1に示すように、上気道は、鼻の先端に位置する鼻弁に始まり、喉頭(larynx)まで延びる導管(conduit)からなる。喉頭は声帯を収めているので声箱とも呼ばれる。咽頭(英語のpharynxはギリシア語で「のど」を意味する)は上気道における円錐形の通路で、頭部の口腔および鼻腔から食道および喉頭につながる。咽頭は呼吸機能および消化機能の両方に役立つ。咽頭壁と呼ばれるこの器官の壁には、輪状筋および縦走筋の両方が存在する。輪状筋は、食物を食道に向けて押しやり、空気が飲み込まれるのを防ぐのを助ける収縮をなす。一方、縦走筋は飲み込みの間、咽頭の壁を持ち上げる。
この導管に沿ったすべての組織は動的であり、呼吸サイクルに応答するが、咽頭、特に鼻咽腔(軟口蓋および咽頭壁の領域)および口腔咽頭(舌根および咽頭壁の領域)だけが完全につぶすことができる(collapsible)。咽頭構造およびこの領域内の個々の解剖学的構成要素は咽頭壁、舌根、口蓋垂をもつ軟口蓋および喉頭蓋を含む。
今日まで、上気道全体に沿ったつぶれに対処する唯一のモダリティは、連続的正気道圧(CPAP: continuous positive airway pressure)機のような機械的な正圧力の呼吸デバイスである。さまざまな外科的手順および口腔器具のような他のすべてのモダリティは、その性質により、気道の特定の区画(口蓋、舌根および舌骨レベルのような)に対処するが、咽頭壁の部分は処置されないままである。これは、OSAの制御において、手術や器具に対してCPAPの成功率が著しい高いことを説明しうる。本質的には呼吸サイクルのために気道副え木(airway splint)としてはたらくCPAPは成功率が高いものの、著しい欠点もいくつかある。それは、装着することおよび装着したまま移動するのがわずらわしいことがあり、社会的なレベルにおいて受け入れるのが難しいことがあり、多くの者によって耐えられない(閉所恐怖症、顔面および鼻のマスク圧力の痛み(sores)、気道炎症といった理由のため)。これらの因子は、比較的貧弱な長期の遵守率につながった。ある研究は、患者の65%がCPAP処置を6か月で放棄することを示している。
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
という関係を維持するよう前記磁性コンポーネントおよび前記強磁性コンポーネントの大きさおよび配向を設定する。
δNEARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も近接して離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
FNEARは前記距離がδNEARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力であり、
FFARは前記距離がδFARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力である。
〈A.解剖学〉
図2は、口腔の解剖学的な図であって、舌が手前に引き出されている。図2は、舌と口部の屋根、すなわち口蓋を示している。口蓋については先述し、図1にも示してある。図2は、やはり先述した口蓋の二つの部分を示している。すなわち、硬口蓋(手前)および軟口蓋(奥)である。
睡眠時無呼吸は気道が閉塞されるときに起こり、呼吸低下は気道が部分的に閉塞されるときに起こる。睡眠時無呼吸は多くの形をとる。気道の閉鎖は気道に沿ったいくつもの解剖学的構造において生じることができ、その場所は舌、軟口蓋、喉頭蓋および咽頭壁の任意の組み合わせを含みうる。たとえば、舌が咽頭壁に関してつぶれることがありうるし、あるいは舌根と咽頭壁の両方が同時につぶれることもありうる。同様に、軟口蓋/口蓋垂が咽頭壁および/または舌に関してつぶれることもありうるし、軟口蓋/口蓋垂および/または舌および/または咽頭壁が同時につぶれることもありうる。このように、睡眠時無呼吸は、独立して舌、咽頭壁、軟口蓋/口蓋垂のつぶれを防ぐことによって、および/または同時に舌根、咽頭壁および/または軟口蓋/口蓋垂の一つまたは複数のつぶれを防ぐことによって治療されうる。
〈A.概要〉
〈1.舌のつぶれに対する抵抗(舌システム)〉
図4Aないし図4Dは、舌の咽頭壁に対するつぶれに関わる図3に示された組織状態に少なくとも部分的に抵抗する磁力システム10aの代表的な実施形態を図的な仕方で示す。さまざまな実施形態における本システム10aは、略して舌システムと呼ばれることになる。舌システム10aは、二つの構造の間に磁気的な引力を生成するために一つの磁性構造12および一つの磁性構造14を含む。この磁気引力が、図4A、4B、4C、4Dが示すように、舌を、咽頭後壁から離間された位置に維持する。磁力場は睡眠中の舌の後方移動に抵抗し、気道を開いたままに保つ。無呼吸エピソードが回避される。
図5Aおよび図5Bは、軟口蓋/口蓋垂の咽頭壁に対するつぶれに関わる図3に示された組織状態に少なくとも部分的に抵抗する磁力システム10bの代表的な実施形態を図的な仕方で示す。さまざまな実施形態における本システム10bは、略して軟口蓋システムと呼ばれることになる。軟口蓋システム10bは、磁力場を生成するために一つの磁性構造12および一つの磁性構造14を含む。この磁力場が、図5A、5Bが示すように、軟口蓋/口蓋垂を、咽頭後壁から離間された位置に維持する。磁力場は睡眠中の軟口蓋/口蓋垂の後方移動に抵抗し、気道を開いたままに保つ。無呼吸エピソードが回避される。
図6Aおよび図6Bは、舌および軟口蓋/口蓋垂の両方の咽頭壁に対するつぶれに関わる図3に示された組織状態に少なくとも部分的に抵抗する磁力システム10cの代表的な実施形態を図的な仕方で示す。さまざまな実施形態における本システム10cは、略して複合システムと呼ばれることになる。複合システム10cは、二つの磁性構造12a、12bおよび一つの磁性構造14を含み、これが両者の間の磁力を生成する。この磁力が、図6A、6Bが示すように、舌および軟口蓋/口蓋垂の両方を、咽頭後壁から離間された位置に維持する。磁力場は睡眠中の舌および軟口蓋/口蓋垂の両方の後方移動に抵抗し、気道を開いたままに保つ。無呼吸エピソードが回避される。
磁力システム10a、10bおよび10cはさまざまな仕方で構築できる。図示した構成では、すべての磁力システム10a、10bおよび10cはその最も基本的な形において、二つの構造12および14を含む。一方の構造12は比較的可動で拘束されなければつぶれやすい組織の中または上に配設される。他方の構造14は、つぶれの方向に対して相対的に言えば不動である組織の上または中に配設される。
第一の構造12は、治療の目標とされる気道内の比較的可動な組織の中または上に内的に配設される。舌システム10a(図4Aないし4D)では、目標とされる組織は舌組織であり、特に咽頭壁に面する舌の後部(基部)もしくはその近くの組織(図4Aおよび4B)、あるいは、下顎と舌骨の間の概略的な領域内において、筋(たとえば下顎下骨筋、オトガイ舌骨筋または顎二腹筋)の中または上、あるいは皮膚の下の組織である(図4Cおよび4D)。軟口蓋システム10b(図5Aおよび5B)では、目標とされる組織は気道を介して咽頭壁に面する軟口蓋/口蓋垂である。複合システム10c(図6Aおよび6B)では、目標とされる組織は気道を介して咽頭壁に面する、舌組織(あるいは代替的に、下顎と舌骨の間の概略的な領域内において、筋(たとえば下顎下骨筋、オトガイ舌骨筋または顎二腹筋)の中または上、あるいは皮膚の下の組織)および軟口蓋/口蓋垂である。
先述のように、第二の構造14は、気道の外側の比較的不動な組織の中または表面上に外的に配設されることも、あるいは気道内の比較的不動な組織の中または表面上に内的に配設されることもできる。構造14は、構造12および14上の強磁性材料の間に磁力を生じることによって、構造12と磁気的に相互作用するように配設される。その磁力は、可動組織の中または上の構造12を相対的にそれほど可動でない組織の中または上の構造14のほうに磁気的に引きつける少なくとも一つのベクトルまたは成分を含むようにされる。
図4A、4C、図5Aおよび図6Aでは、第二の構造14は気道の外側に外的に、比較的不動な組織上に配設されて示されている。より具体的には、図4A、4C、図5Aおよび図6Aでは、第二の構造14は体外に、顎先または下顎の上または下に配設されて示されている。構造14をこの位置に配設するさまざまな方法が可能である。
あるいはまた、第二の構造14は気道内で、たとえば口腔内で内的に、前記第一の構造12(これは望ましくは舌および/または軟口蓋/口蓋垂の中または上に配設される)に近接して比較的不動な組織の中または上に配設されることができる。たとえば(図9A、9B、9C、9D、9Eが示すように)、第二の構造14は、口の内部において下の歯の内端または外端に沿った、あるいは下または上の歯の頂部を覆うさまざまな位置においてフィットされるような形、大きさおよび構成にされることができる。第二の構造は概略的に舌と整列される、舌の上にあるまたは舌の下にある磁性材料をも有する。この構造は、原理的には上の歯に配設されることもできる。
図10に見られるように、その最も基本的な形では、磁力システム10の磁性構造12および14はそれぞれ少なくとも一つの強磁性材料を有する。磁性構造12の強磁性材料は参照符号16によって同定されることにし、強磁性材料14についての強磁性材料は参照符号18によって同定されることにする。第一の構造12の強磁性材料16は、目標とされる組織領域(舌および/または軟口蓋/口蓋垂)の中または上に配設される。第二の構造14の強磁性材料18は顎先、下顎の下に、下の歯の内端もしくは外端に沿って、または下の歯の上に、上の歯の内端もしくは外端に沿って、または上の歯の下に配設される。磁力システム10a、10bおよび10cを形成する磁性構造12および14の強磁性材料16および18は、舌および/または軟口蓋/口蓋垂と磁気的に相互作用し、これを安定化させ、それにより睡眠時に舌および/または軟口蓋/口蓋垂と咽頭壁との間の気道における組織のつぶれに抵抗するよう配設される。
各強磁性材料16および18は永久磁石であってもよい。永久磁石は、いったん磁化されたら外部の消磁力に抵抗を示す物質として特徴付けられる。すなわち、永久磁石の残留磁気を除去するためには、高い外部磁場が必要とされる。別の言い方をすれば、永久磁石は非常に高い固有の保持力をもつ。保持力は消磁に対する抵抗の目安である。
一般的な言辞で先述したように、第一の構造12の強磁性材料16は磁化されていても磁化されていなくてもよい。しかしながら、好ましくは恒久的に磁化されており、したがって「磁性(magnetic)」と記述される。磁性材料16は気道内の組織の中または上に配設される。「中または上に(in or on)」配設されるという用語は、磁性材料16が組織の表面上に配設されても組織内に植え込まれてもよいことを意味する。長い寿命と快適さのためには、材料16は望ましくは組織内に植え込まれる。図示した実施形態では、目標とされる組織は舌のある領域、軟口蓋/口蓋垂のある領域またはその両方を含むことができる。
〈1.舌システム〉
図12Aは、図4Aに示される型の代表的な舌システム10aを示している。システム10aは、先述したように、比較的似た引きつけ合う配向で配置されている強磁性材料16および18を有する。図12Aでは、舌システム10aは、舌の中に植え込むような大きさおよび構成にされた図11に示される型の第一の磁性アレイ22を有する第一の磁性インプラント12を含む。舌システム10aはまた、やはり図11に示されている型のものだがさらに図7Cに示される型の顎下配向に組み込まれている第二の磁性アレイ26を有する第二の磁性コンポーネント14をも含んでいる。
図13Aは、図5Bに示される型の代表的な軟口蓋システム10bを示している。システム10bは、先述したように、引きつけ合う配向で配置されている強磁性材料16および18を有する。図13Aでは、軟口蓋システム10bは、軟口蓋に植え込むような大きさおよび構成にされた図11に示される型の第一の磁性アレイ22を有する第一の磁性インプラント12を含む。軟口蓋システム10bはまた、やはり図11に示されている型のものだがさらに図9Bに示される型のマウスピース配向(下の歯の外側に配設される)に組み込まれている第二の磁性アレイ26を有する第二の磁性コンポーネント14をも含んでいる。
図14Aは、図6Bに示される型の代表的な複合システム10cを示している。システム10cは、先述したように、引きつけ合う配向で配置されている強磁性材料16および18を有する。図14Aでは、複合システム10cは、第一の強磁性インプラント12aおよび12bの対を含む。インプラント12aおよび12bのそれぞれは、それぞれ舌および軟口蓋に植え込むような大きさおよび構成にされた図11に示される型の強磁性アレイ22を有する。複合システム10cはまた、やはり図11に示されている型のものだがさらに図9Bに示される型のマウスピース配向(下の歯の外側に配設される)に組み込まれている第二の磁性アレイ26を有する第二の磁性コンポーネント14をも含んでいる。
〈A.概要〉
図12Aないし12E、図13Aないし13Dおよび図14Aないし14Dに示されるシステム10a、10bおよび10cにおいて、引きつけ合う磁力場を生成するために磁性コンポーネント12および14は望ましくは互いから下顎を介してまたは舌組織を介して垂直に整列される。現実には、磁性材料16と18の間に理論的に「完璧な」磁気的整列があることはまれである。これは、気道内における舌および軟口蓋の動的な性質のためである。舌と軟口蓋の間、それに舌および軟口蓋のそれぞれと下顎との間の距離および配向は、患者ごとの解剖学的な変動のほか睡眠時および覚醒時の舌および軟口蓋の絶えざる動きに起因して変動する。幾何学的に「完璧な」平行関係が気道内のこれらの組織構造の間にあることはまれである。さらに、睡眠中に舌または軟口蓋が横に、後に、前に、頭方に、尾方に、転がるように、あるいはそれらの任意の組み合わせにおいて動くと、その動きが、引き合う磁性材料16および18の間の配向および整列を刻々と著しく変えることがある。
舌および/または軟口蓋に関わるいかなる引力磁気システムも、望ましくは少なくとも三つの考察を考慮に入れ、バランスする。一つの考察は解剖学的なものである――(i)個別的な上呼吸系解剖構造および軟口蓋に対する舌の自然な動きまたは舌もしくは軟口蓋のいずれかの下顎に対する相対的な動きのため、舌と軟口蓋の間、および舌および軟口蓋のそれぞれと下顎の間の距離が変動し、完璧な平行整列がないこと;(ii)インプラントを互いに最も望ましい配向に配設できること;(iii)引きつけ合う磁石の間の距離および結果として生じる力も考慮に入れる必要がある。すなわち、距離を比較的短く保ち、オフセット位置においては力を加えるためのつなぎ(tether)を与えるシステムである。
磁力は磁性構造の間の距離の二乗にほぼ反比例する。したがって、磁力は距離に非常に敏感である。したがって、引き合う磁性構造の間の距離が少し増えると、両者の間の磁力の劇的な低下につながることがある。図15における曲線SMの傾きは、逆二乗関係のために、二つの単一磁石構造(図10に示されるような)の間の磁力場の大きさ(y軸)が両者の間の距離(x軸)の比較的小さな増加で著しく減少する様子を例証している。
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
を維持するような大きさおよび配置にされる。
図39Aおよび39Cは、先述の磁性構造14、たとえば口腔内に担持されるマウスピースまたは顎の表面上か顎の下もしくは首の回りに配設される外部担体の近傍において舌の前領域に植え込まれたつながれた強磁性構造(tethered ferromagnetic structure)120の代表的な実施形態を示している。図解の目的のため、図39Aは、顎の下に外的に装着された磁性構造14を示している。一方、図39Cでは、磁性構造14は顎カップの一部である。図39Aおよび39Cに見られるように、強磁性構造120は、それぞれ舌の下にあるまたは舌の前領域にある組織内に植え込まれた、一つまたは複数の永久磁石または強磁性材料を含む。使用においては、舌内の強磁性構造120は磁気的に磁性構造14と相互作用する。舌を前方に引くよう、および/または気道を閉塞するような舌の後方移動に抵抗するよう、強磁性構造120および磁性構造14は引きつけ合う配向に構成される。
図40Aは、舌の前または尾前領域に、あるいは舌骨上筋のような一つまたは複数の舌骨筋、たとえば下顎下骨筋および/もしくはオトガイ舌骨筋および/もしくは茎突舌骨筋のような舌骨上筋および/または顎二腹筋に、先述した構造14、たとえば口腔内に担持されるマウスピースまたは顎の表面上もしくは顎の下または首のまわりに位置される外部担体に近接して植え込まれた強磁性構造120の代表的な実施形態を示している。図解の目的のため、図40Aは、顎の下に外的に装着される構造14を示しているが、構造14は口腔内で歯にかぶせてフィッティングされるまたは口の前庭に位置される取り外し可能な口腔器具であることもできる。図40Aに見られるように、強磁性構造120は、それぞれ舌の下にあるまたは舌の前領域にある組織内に植え込まれた、一つまたは複数の永久磁石または強磁性材料16を含む。使用においては、舌内の強磁性構造120は磁気的に構造14と相互作用する。舌を前方に引くよう、および/または気道を閉塞するような舌の後方移動に抵抗するよう、強磁性構造120および構造14は引きつけ合う配向に構成される。
〈A.自己センタリング(self-centering)磁性構造〉
図19は、二つの磁性構造12および14を含む磁気システムを図的な仕方で示している。先述したように、これらの構造は、両構造の間に磁気相互作用を生成する相互に整列された配向において、互いに離間した組織領域の中または上に配設されるような大きさおよび構成にされている。両構造12および14の極性に依存して、磁気相互作用は、前記二つの組織領域を互いから遠ざける動きに抵抗する両構造の間の磁気的引力、あるいは前記二つの組織領域の互いに向かう動きに抵抗する両構造の間の磁気的反発力、あるいはこれらおよびその他の力の組み合わせであることができる。
舌の側面の組織は、その厚さが減っているため、舌の中線に沿った組織よりも動かしやすいことがある。こうして、舌の一方の側のみで組織の中または上に配設される磁性構造は、咽頭壁の中または上の対応して位置された磁性インプラントに効果的に反発できる。
図28は、無呼吸エピソードを引き起こすのに十分なつぶれた咽頭導管(collapsed pharyngeal conduit)の、図3と同様だが別の視点からの断面を示している。図28はまた、植え込まれたラダー(rudder)型の磁性構造72をもつ舌をも示している。磁性構造72は、舌の中線を横切るのと同じ方向に配向された少なくとも二つの磁石16を担持する第一の領域またはアーム74を有する。図28に見られるように、アーム74内での磁石18の位置は、図25に関して先述したように、舌の縫線に対して偏心しており、略垂直である。しかしながら、図25の実施形態と異なり、磁性構造72は、縫線を横切って舌の反対側まで延びる第二の領域またはアーム76を含んでいる。領域またはアーム76は、磁石がないまたは本質的には磁石がない。よって、舌のこの領域は本質的には磁石によって占められていない。
ある代替的な実施形態では、図41Aおよび41Bに示されるように、舌、軟口蓋または口蓋壁において使用される植え込み可能な強磁性構造136は、一つまたは複数の弾性コンポーネントに結合された強磁性材料138であることができる。強磁性材料138に結合された弾性コンポーネントは、荷重のもとで所定の仕方で変形し、荷重が除去されたときに初期形状を回復するような大きさおよび構成にされる。図41Aおよび41Bに示されるように、弾性コンポーネント140はばねを含む。
ある種の場合には、上記の舌、軟口蓋および複合システムは、気道を開いておくのに十分な磁気的引力を与えないことがありうる。そうした状況のもとでは、各システムは望ましくは、開いた気道を維持するために磁気的引力を補足する磁力を与える相互作用をする少なくとも一つの追加的構造を含む。
図4Eおよび4Fは、舌のつぶれ(collapse)にさらに抵抗するために補足的な磁力を与える舌システムの代替的な実施形態を示している。図4Eおよび4Fに示される代表的実施形態では、磁性構造12は先述したように舌の中または上に位置される。より具体的には、磁性構造12は、舌の前領域または後領域に位置されることができる。図4Eでは、磁性構造12が引力によって相互作用する磁性構造14(先述したような)は、気道の外に(たとえば顎に)位置される。一方、図4Dでは、磁性構造14は気道内に(たとえば口腔内に)位置される。
図5Cおよび5Dは、軟口蓋/口蓋垂のつぶれ(collapse)にさらに抵抗するために補足的な磁力を与える軟口蓋システムの代替的な実施形態を示している。図5Cおよび5Dに示される代表的実施形態では、磁性構造12は先述したように軟口蓋/口蓋垂の中または上に位置される。図5Cでは、磁性構造12が引力によって相互作用する磁性構造14(やはり先述したような)は、気道の外に(たとえば顎に)位置される。一方、図5Dでは、磁性構造14は気道内に(たとえば口腔内に)位置される。
図6Cおよび6Dは、舌および軟口蓋/口蓋垂のつぶれ(collapse)にさらに抵抗するために補足的な磁力を与える複合システムの代替的な実施形態を示している。図6Cおよび6Dに示される代表的実施形態では、先述したように磁性構造12bは舌の中または上に位置され、磁性構造12aは軟口蓋/口蓋垂の中または上に位置される。より具体的には、磁性構造12bは、舌の前領域または後領域に位置されることができる。図6Cでは、磁性構造12aおよび12bが引力によって相互作用する磁性構造14(やはり先述したような)は、気道の外に(たとえば顎に)位置される。一方、図6Dでは、磁性構造14は気道内に(たとえば口腔内に)位置される。
図36および図37が図的に示すように、所与の個人について、舌組織(図36)または軟口蓋/口蓋垂組織(図37)の咽頭後壁からの離間(separation)を維持し、それにより無呼吸エピソードの際の気道のつぶれに抵抗するために要求される力に対して、大きさを割り当てることができる。この力は、図36および図37ではF-sepと示されており、所与の個人の物理的な測定によって得ることができ、あるいは死体研究の際に行われた測定に基づいていることができ、あるいはある人口集団の個人について一般的な解剖学的考察またはこれらおよびその他の考察の組み合わせに基づいて経験的に選択されることができる。
本開示は当業者が本発明を実施できるようにするために詳細であり、厳密であるが、本稿に開示される物理的な実施形態は単に発明を例示するものであって、発明は他の個別的な構造において具現されてもよい。好ましい実施形態について述べてきたが、本発明から逸脱することなく詳細が変更されてもよい。本発明は、請求項によって定義されるものである。
Claims (18)
- 磁力システムであって、
質量中心をもち、口腔内で舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の組織の中または表面上に配設されるような大きさおよび構成にされた少なくとも一つの強磁性コンポーネントを有する第一の構造と、
質量中心をもち、前記第一の構造と磁気相互作用するよう前記第一の構造と所望の関係において、口腔内に、および/または口腔外の首および/または顎および/または顎先に配設するような大きさおよび構成にされた、磁性コンポーネントのアレイを有する第二の構造とを有しており、
前記第一および第二の構造は、使用の間、ある距離によって離間され、前記距離は前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の間隔として定義され、前記距離は、嚥下および/または飲むことおよび/または発話の際の舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の自然な動きの結果としてある機能範囲内で変化し、前記第一および第二の構造の大きさおよび配向は、前記機能範囲内での前記距離の変動に起因する磁気相互作用の磁力の変動が:
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
という関係を維持するよう選択され、
ここで、δFARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も遠く離れて離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
δNEARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も近接して離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
FNEARは前記距離がδNEARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力であり、
FFARは前記距離がδFARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力である、
システム。 - 前記第一の構造および前記第二の構造は、嚥下および/または飲むことおよび/または発話の際の舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の自然な範囲の動きの間に、前記強磁性材料と前記磁性材料の間の実質的に相互に引きつけ合う配向を維持するような大きさ、構成および配置にされる、請求項1記載のシステム。
- 前記第二の構造が、前記強磁性材料との磁気相互作用が望まれないときに前記第二の構造を選択的に解放し、磁気相互作用が望まれるときに前記第二の構造を装着することを許容する解放可能な担体を含む、請求項1記載のシステム。
- 前記強磁性コンポーネントが磁化された材料を含む、請求項1記載のシステム。
- 前記強磁性コンポーネントが磁化されていない材料を含む、請求項1記載のシステム。
- 前記第一の構造および前記第二の構造のうち少なくとも一つがたわみを受け容れられる、請求項1記載のシステム。
- 質量中心をもち、口腔内で舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の組織の中または表面上に配設されるような大きさおよび構成にされた少なくとも一つの強磁性コンポーネントを有する第一の構造を提供し、
質量中心をもち、前記第一の構造と磁気相互作用するよう前記第一の構造と所望の関係において、口腔内に、および/または口腔外の首および/または顎および/または顎先に配設するような大きさおよび構成にされた、磁性コンポーネントのアレイを有する第二の構造を提供し、前記第一および第二の構造は、使用の間、ある距離によって離間され、前記距離は前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の間隔として定義され、前記距離は、嚥下および/または飲むことおよび/または発話の際の舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の自然な動きの結果としてある機能範囲内で変化し、
前記磁性コンポーネントおよび前記強磁性コンポーネントの大きさおよび配向を、前記機能範囲内での前記距離の変動に起因する磁気相互作用の磁力の変動が:
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
という関係を維持するよう設定する、
ことを含む方法であって、
ここで、δFARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も遠く離れて離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
δNEARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も近接して離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
FNEARは前記距離がδNEARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力であり、
FFARは前記距離がδFARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力である、
方法。 - 前記第一の構造および前記第二の構造は、嚥下および/または飲むことおよび/または発話の際の舌および/または軟口蓋および/または口蓋垂および/または舌骨筋の領域の自然な範囲の動きの間に、前記強磁性材料と前記磁性材料の間の実質的に相互に引きつけ合う配向を維持するような大きさ、構成および配置にされる、請求項7記載の方法。
- 前記強磁性材料との磁気相互作用が望まれないときに前記第二の構造を解放することをさらに含む、請求項7記載の方法。
- 磁力システムであって、
質量中心をもち、第一の組織領域で組織の中または表面上に配設されるような大きさおよび構成にされた少なくとも一つの強磁性コンポーネントを有する第一の構造と、
質量中心をもち、前記第一の構造と所望の関係において、第二の組織領域で組織の中または表面上に配設するような大きさおよび構成にされた、磁性コンポーネントのアレイを有する第二の構造であって、前記強磁性コンポーネントを引きつけることによって前記強磁性コンポーネントと磁気相互作用する第二の構造とを有しており、
前記第一および第二の構造は、使用の間、ある距離によって離間され、前記距離は前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の間隔として定義され、前記距離は、前記第一および第二の組織領域それぞれの自然な動きの結果としてある機能範囲内で変化し、前記第一および第二の構造の大きさおよび配向は、前記機能範囲内での前記距離の変動に起因する磁気相互作用の磁力の変動が:
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
という関係を維持するよう選択され、
ここで、δFARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も遠く離れて離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
δNEARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も近接して離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
FNEARは前記距離がδNEARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力であり、
FFARは前記距離がδFARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力である、
システム。 - 前記第二の構造が、前記強磁性材料との磁気相互作用が望まれないときに前記第二の構造を選択的に解放し、磁気相互作用が望まれるときに前記第二の構造を装着することを許容する担体を含む、請求項10記載のシステム。
- 前記強磁性コンポーネントが磁化された材料を含む、請求項10記載のシステム。
- 前記強磁性コンポーネントが磁化されていない材料を含む、請求項10記載のシステム。
- 前記第一の構造および前記第二の構造のうち少なくとも一つがたわみを受け容れられる、請求項10記載のシステム。
- 質量中心をもち、第一の組織領域で組織の中または表面上に配設されるような大きさおよび構成にされた少なくとも一つの強磁性コンポーネントを有する第一の構造を提供し、
質量中心をもち、前記第一の構造と所望の関係において、第二の組織領域で組織の中または表面上に配設するような大きさおよび構成にされた、磁性コンポーネントのアレイを有する第二の構造を提供し、
前記第一および第二の構造は、使用の間、ある距離によって離間され、前記距離は前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の間隔として定義され、前記距離は、前記第一および第二の組織領域それぞれの自然な動きの結果としてある機能範囲内で変化し、
前記磁性コンポーネントおよび前記強磁性コンポーネントの大きさおよび配向を、前記機能範囲内での前記距離の変動に起因する磁力の変動が:
(FNEAR/FFAR)≦(δFAR 2/δNEAR 2)
という関係を維持するよう設定する、
ことを含む方法であって、
ここで、δFARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も遠く離れて離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
δNEARは前記第一および第二の磁性構造が前記機能範囲内で最も近接して離間されているときの前記強磁性コンポーネントと前記磁性コンポーネントの質量中心間の(センチメートル単位で表された)距離であり、
FNEARは前記距離がδNEARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力であり、
FFARは前記距離がδFARであるときの磁力システムの(グラムの単位で表した)磁力である、
方法。 - 前記強磁性材料との磁気相互作用が望まれないときに前記第二の構造を解放することをさらに含む、請求項15記載の方法。
- 請求項1記載のシステムを提供することを含む、睡眠呼吸障害イベントを軽減または防止する方法。
- 請求項10記載のシステムを提供することを含む、睡眠呼吸障害イベントを軽減または防止する方法。
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