JP2010283783A - マルチキャストデータ中継装置、視聴履歴集計方法、視聴履歴集計システム、及び視聴履歴集計プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】IPマルチキャストを用いた放送サービスにおいて低コスト且つ高信頼に視聴履歴の集計を行う。
【解決手段】視聴履歴集計システム1は、単数または複数の放送データ送信装置11と単数または複数の放送データ受信装置31とを中継するIP公衆網の各中継経路において放送データの視聴履歴情報を集計するマルチキャストデータ中継装置21が設置されてなる。マルチキャストデータ中継装置21は、放送データ送信装置11から放送データ受信装置31に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置21の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段25を備える。
【選択図】図1
【解決手段】視聴履歴集計システム1は、単数または複数の放送データ送信装置11と単数または複数の放送データ受信装置31とを中継するIP公衆網の各中継経路において放送データの視聴履歴情報を集計するマルチキャストデータ中継装置21が設置されてなる。マルチキャストデータ中継装置21は、放送データ送信装置11から放送データ受信装置31に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置21の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段25を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、IPマルチキャスト技術を用いたIP放送サービスにおいて、放送データがいくつの放送データ受信装置に配信されたかを集計した視聴履歴を収集する技術に関する。
IPTVに代表されるIPマルチキャスト技術を用いた映像等のIP放送サービスでは、TV放送等の映像データをIPマルチキャスト技術によって放送する放送事業者と、IPマルチキャスト技術で送信される放送データを、放送データ受信装置で視聴する複数の利用者間を、NGNに代表されるIP公衆網運営事業者経由で接続することで実施されている。放送事業者は一般的には複数想定され、また個々の放送事業者は同時に複数の放送データを送信する。これらの個々の放送データはあらかじめ固定されたマルチキャストアドレスを用いて、IPマルチキャスト技術により放送されている(非特許文献1)。
視聴履歴集計に当たっては放送データ受信装置に視聴状況通知手段を設置し、放送事業者が自ら視聴状況集計装置を置くことにより集計を行っている(非特許文献2)。
一方、放送データの配送を行う公衆網においては、放送データ送信装置を接続する送信点から放送データ受信装置の存在する複数の受信点までを、多段階に渡り階層化し、各階層の境界点に配置した通信経路制御装置において、複数の下階層の装置に放送データを複製することによって通信コストの経済化を図る多段階木構造での配送が一般的に行われている(非特許文献3)。
また、放送データ受信装置と直接接続する最下層の公衆網側の通信経路制御装置においては、どの放送データ受信装置がどのIPマルチキャストマルチキャストアドレスを視聴しているかの情報を収集可能ではあるが、当該装置は通信品質の担保と設備コストの最適化の観点から高度に専用化されまた処理余力に乏しいことから、該装置で視聴履歴を集計することは多くの困難が伴う。
キーワード「IP放送」の検索結果、[online]、フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia(登録商標))、[2009年3月24日検索]、インターネット<URL:http://ja.Wikipedia.org/wiki/IP%E6%94%BE%E9%80%81>
キーワード「視聴率」の検索結果、[online]、フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia(登録商標))、[2009年3月24日検索]、インターネット<URL:http://ja.Wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%8E%87>
ITPro総合トップ掲載記事「NGNのすべて」、[online]、2007年8月28日、日経BP社、[2009年3月24日検索]、インターネット<URL:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070821/279991>
従来の技術では、視聴情報を放送データ受信装置から直接、放送サービス事業者に通知することで行われている。それゆえに、放送データ視聴装置を所有するユーザ側からみると、自分が何を視聴しているかを第三者に知られるというプライバシーの懸念がある。また、放送事業者にとっては、不必要なまでに詳細な個人情報を集めてしまうことにより個人情報保護法観点への対応コストが発生する。さらに、端末側で虚偽のデータを送信していないかの担保が困難となる。また、膨大な数があると想定される個別の放送データ受信装置からのデータを受信して集計することに伴う放送事業者の装置及び通信費用の負担が発生する。
そこで、本発明は、単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置との中継点の所在情報と前記送信装置と前記受信装置間のデータ通信の履歴とを対応付けさせて、前記受信装置の所在地毎の視聴履歴情報を集計する。
すなわち、本発明のマルチキャストデータ中継装置の態様としては、単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置とを中継するマルチキャストデータ中継装置であって、前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段を備える。
本発明の視聴履歴集計方法の態様としては、単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置とを中継するマルチキャストデータ中継装置による視聴履歴集計方法であって、前記中継装置の視聴履歴集計手段が、前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計する。
本発明の視聴履歴集計システムの態様としては、単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置とを中継するIP公衆網の各中継経路において放送データの視聴履歴情報を集計するマルチキャストデータ中継装置が設置された視聴履歴集計システムであって、前記マルチキャストデータ中継装置は、前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段を備える。
本発明のマルチキャストデータ中継装置は、IP公衆網の多段階木構造において、従来技術に係る既存のマルチキャストデータ中継装置と共存可能であり、また、任意の階層において適宜に単数または複数設置可能である。すなわち、特定の経路に設置するかまたは設置数は、下段に設置するほど必要となる当該装置数が増えるという事実と、上段にいくほど一つの当該装置が処理すべき放送データ受信装置が増えこれに応じた処理性能が必要となるという事実、上段に設置するほど得られる視聴情報における所在情報の粒度が粗くなるという事実等を勘案し、適宜決定可能である。そして、上記の事実から、本発明の視聴履歴集計システムは全ての放送データ受信装置を対象とすることも要請しない。
尚、本発明はマルチキャストデータ中継装置を構成する手段としてコンピュータ(サーバ)を機能させる視聴履歴集計プログラムの態様とすることもできる。
以上の発明によれば、低コストかつ高信頼に視聴履歴の集計が行えるので、IPマルチキャスト技術を用いた放送サービスの事業性が高まる。
近年、TV等の放送サービスのデジタル化が進み、その配送手段の一つとしてIPTVに代表されるIPマルチキャスト技術を用いた映像等のIP放送サービスが普及しつつある。放送サービスにおいては広告を中心としたビジネスモデルを持つことから、個々の放送データが地域等の属性毎にどの程度の視聴がされているかの情報を計測することに対する強いニーズがある。
一方、放送データの配送を行う公衆網においては、放送データ送信装置を接続する送信点から放送データ受信装置の存在する複数の受信点までを、多段階に渡り階層化し、各階層の境界点に配置した通信経路制御装置において、複数の下階層の装置に放送データを複製することによって通信コストの経済化を図る多段階木構造での配送が一般的に行われている。この構成によれば、各放送データ受信装置から、放送データ送信装置へ至る各階層おおむね地理的な階層関係との対応がとれており、公衆網側での収容位置により放送データ受信装置のおおよその住所を知ることができる。また、公衆網事業者は、そのサービス遂行の目的で、放送データ受信装置の保有者の詳細な住所情報等を保有している。
本発明では、IP公衆網運営事業者のマルチキャストデータ中継装置がIPマルチキャスト配信の中間点にて、放送データ送信装置と複数の放送データ受信装置との間のデータ通信の対応付けを行うことで、放送データ受信装置の所在地毎の視聴履歴を集計する。このIP公衆網運営事業者によって集計された正確な視聴状況(視聴履歴)がサービス提供者にフィードバックされることでIPTVサービスに代表されるIP放送サービスの付加価値を高めることが可能となる。
(実施形態1)
図1を参照しながら本発明の実施形態1の視聴者履歴集計システム1における放送業者101〜10N、IP公衆網運営事業者20、放送サービス利用者30に設置される装置について説明する。
図1を参照しながら本発明の実施形態1の視聴者履歴集計システム1における放送業者101〜10N、IP公衆網運営事業者20、放送サービス利用者30に設置される装置について説明する。
放送事業者101〜10Nには放送データ送信装置11及び履歴集計結果受信装置12が設置されている。放送データ送信装置11は放送事業界で採用されている既知の放送送信手段と同一ものである。履歴集計結果受信装置12はIP公衆網運営事業者20が有する視聴履歴集計手段25からの報告を受け取る機能を有する。
IP公衆網運営事業者20にはマルチキャストデータ中継装置21(以下、中継装置21)が設置されている。中継装置21は、放送業者101〜10Nに係る装置群と放送サービス利用者30に係る装置31とを中継するIP公衆網の各中継経路において高々一つとなるように一般的には複数設置される装置である。
中継装置21は本システム1において従来技術に係る既存の中継装置と共存可能である。また、IP公衆網の多段階木構造における中継装置21の設置位置は適宜決定可能である。例えば、下段寄りに設置するほど必要となる中継装置21の設置数が増えるという事実、上段寄りに近くなるほど単一の中継装置21が処理すべき放送データ受信装置31が増えこれに応じた処理性能が必要となるという事実、上段寄りに設置するほど得られる視聴情報における所在情報の粒度が粗くなるという事実が考慮されて、適宜に設置される。したがって、視聴履歴集計システム1に含まれる全ての放送データ受信装置を中継装置21の処理対象とすることも要請してはいない(後述の視聴履歴集計システム2〜4においても同様である)。
中継装置21は以下の機能手段22〜25で構成される。
マルチキャストアドレス対応保持手段22は放送事業者101〜10Nの送信する放送データ毎にそれらを配信するマルチキャストアドレスを管理する。また、同手段22は放送データとマルチキャストアドレスを定時的に変更し、マルチキャストアドレス変換手段23に通知する。
図1の事例では放送データ毎にアドレスが格納されたデータベース26の形態でマルチキャストアドレス対応保持手段22に係る記憶手段に保存される。図示された事例では放送データ送信装置11から送信された放送データ1のMCアドレス(マルチキャストアドレス)1はMCアドレスAに変換されてデータベース26に格納されている。
マルチキャストアドレス変換手段23はマルチキャストアドレス対応保持手段22から通知された放送事業者101〜10Nから受け取った放送データ毎のマルチキャストアドレスを下階層の従来技術に係る既存の中継装置または放送データ受信装置31向けに書き換えて送信する。
マルチキャストアドレス回答手段24は、放送データ送信装置11からの問い合わせに対し、マルチキャストアドレス対応保持手段22を参照することで、要求された放送データを送信しているマルチキャストアドレスとその変更スケジュールを回答する。
視聴履歴集計手段25は、放送データ送信装置11から放送データ受信装置31に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置21の所在情報と対応づけて集計する。より具体的に、同手段25は、放送事業者101〜10NとIP公衆網運営事業者20とで予め定められた契機に基づき、放送データの視聴履歴の集計結果情報を放送事業者101〜10Nの履歴主計結果受信装置12に伝達する。前記集計結果情報は「放送データ識別情報」、「集計日時」、「放送データ毎の視聴数(人数)」等からなる「視聴履歴情報」が自装置(中継装置21)の「所在情報」と対応づけされたものとなっている。
放送サービス利用者30には放送データ受信装置31が設置される。放送データ受信装置31は各放送サービス利用者に設置される装置であり、以下の手段群で構成される。
放送データ処理手段32はIPマルチキャストで受け取った放送データを映像出力等に変換する。現状利用されている既知のデータ処理手段と同一のものが適用されている。
MCアドレス問い合わせ手段33は、ユーザが指定した放送データがどのマルチキャストアドレスで放送されているかを、中継装置21に問い合わせを行う。尚、本問い合わせ手段33はシステム1内の従来技術に係る既存の中継装置にも具備させてもよい(後述のシステム2〜4においても同様)。
図1に示された事例によると、MCアドレス問い合わせ手段33は、現在配信を受けている放送データ1のMCアドレスについてIP公衆網を介して中継装置21に問い合わせる。この問い合わせを受けた中継装置21のMCアドレス回答手段24はMCアドレス対応保持手段22に保存されたデータベース26の参照に基づき例えば「いまから5分間はMCアドレスである」ことを放送データ受信装置31に回答する。
また、MCアドレス問い合わせ手段33は、回答手段24からの問い合わせ結果に含まれるマルチキャストアドレス更新スケジュールに従い、マルチキャストアドレス更新の際、問い合わせも行う。
以上のように本実施形態に係るシステム1によれば各ユーザがどのデータを視聴しているかなどのユーザのプライバシー情報がIP公衆網運営事業者において管理される一方で集計された視聴履歴の統計情報は放送事業者が取得することが可能となる。したがって、本システム1はプライバシーの保護及びサービス提供の向上の観点からユーザと放送事業者によってもメリットがある。
(実施形態2)
図2に示された本発明の実施形態2の視聴者履歴集計システム2(以下、システム2)は、システム1を拡張した態様であって、システム1における中継装置21が、IP公衆網運営事業者20の保有する利用者データベース27を利用するようになっている。尚、本実施形態ではシステム1と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
図2に示された本発明の実施形態2の視聴者履歴集計システム2(以下、システム2)は、システム1を拡張した態様であって、システム1における中継装置21が、IP公衆網運営事業者20の保有する利用者データベース27を利用するようになっている。尚、本実施形態ではシステム1と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
利用者データベース27は、少なくとも放送サービス利用者30の住所エリア情報等を含んだ加入者情報を格納したものであり、IP公衆網運営事業者20のサーバにて管理されている。
システム2では中継装置21の視聴履歴集計手段25がIP公衆網を介して利用者データベース27を参照する。例えば、データベース27に格納されたサービス利用者の実際の住所等を利用することで、より精度の高い集計が実現する。
システム1では履歴集計をユーザの住所を中継装置21の所在地で代替して集計を行うことでユーザのプライバシーが保護されるが、システム2ではプライバシーの保護に加えて集計の正確性が向上すると共に粒度の制約がなくなる。また、住所以外の性別等の利用者情報に応じた集計も可能となる。
(実施形態3)
図3に示された本発明の実施形態3に係る視聴者履歴集計システム3(以下、システム3)は、システム1またはシステム2の中継装置21に、変換元マルチキャストアドレス切り替え手段28(以下、切り替え手段28)を設けている。尚、図3においては本実施形態の説明の便宜のために履歴集計結果受信装置12、機能手段24,25,33が図示省略されている。
図3に示された本発明の実施形態3に係る視聴者履歴集計システム3(以下、システム3)は、システム1またはシステム2の中継装置21に、変換元マルチキャストアドレス切り替え手段28(以下、切り替え手段28)を設けている。尚、図3においては本実施形態の説明の便宜のために履歴集計結果受信装置12、機能手段24,25,33が図示省略されている。
切り替え手段28は、前記複数の送信装置11の中で一つの送信装置11から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを前記複数の送信装置11の中で他の送信装置11から配信された放送データに対応させる。より具体的に、切り替え手段28は、マルチキャストアドレス対応保持手段22に指示を出し、放送データ1に対応させていたマルチキャストアドレスでの配送内容を放送データ1の代替情報に切り替えさせる。
図3の事例では、マルチキャストアドレス対応保持手段22は、切り替え手段28から指示により、放送データ1に対応させていたMCアドレス1での配送内容をその代替情報である放送事業者103の放送データ送信装置11から送信された放送データ(MCアドレス3)に切り替える。そして、中継装置21からは、放送データ1(MCアドレスA)の代わりに、放送データ1の代替情報(MCアドレスA)が下階層の従来技術に係る既存の中継装置または放送データ受信装置31(放送データ処理手段32)送信される。
したがって、システム3によれば、例えば、放送事業者1装置の故障時の代替サーバでのサービス継続や地域を限定した地震、津波等の緊急災害情報の送出等が可能となる。
(実施形態4)
図4に示された本発明の実施形態4に係る視聴者履歴集計システム4(以下、システム4)は、システム3に係る放送事業者101〜10N側において、変換元マルチキャストアドレス切り替え指示装置13が具備されている。同図においても本実施形態の説明の便宜のために履歴集計結果受信装置12、機能手段24,25,33が図示省略されている。
図4に示された本発明の実施形態4に係る視聴者履歴集計システム4(以下、システム4)は、システム3に係る放送事業者101〜10N側において、変換元マルチキャストアドレス切り替え指示装置13が具備されている。同図においても本実施形態の説明の便宜のために履歴集計結果受信装置12、機能手段24,25,33が図示省略されている。
変換元マルチキャストチアドレス切り替え指示装置13(以下、切り替え指示装置13)は、放送事業者101〜10Nの自ら企画した再配放送スケジュールに従い、中継装置21(切り替え手段28)に対してIP公衆網を介して放送データの配送元の変更を指示する。切り替え指示装置13は図4の事例では放送再配事業者110が保有している。前記再配放送スケジュールは放送再配事業者110のサーバにて管理されている。尚、このサーバに切り替え手段28の機能を実現させてもよい。
中継装置21において、切り替え手段28は切り替え指示装置13からの指示に基づき放送サービス利用者30の放送データ受信装置31に送信する放送データの配送元をスケジュールに従い変更させる。すなわち、同手段28は、前記予め定められたタイムスケジュールに基づき、一つの放送データ送信装置11(例えば、放送事業者101に設置されたもの)から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを他の放送データ送信装置11(例えば、放送事業者102に設置されたもの)から配信された放送データに対応させる。
図4の事例では切り替え手段28は切り替え指示装置13から再配放送スケジュールに基づき「1時〜2時の時間帯に放送事業者101の放送データ1を送信し、2時〜3時の時間帯に放送事業者102の放送データ2を送信する」の指示を中継装置21に送信する。
中継装置21は前記指示を受けると1時〜2時の時間帯では放送事業者101からの放送データ1をMCアドレスAで送信する。2時〜3時の時間帯になると、切り替え手段28はマルチキャストアドレス対応保持手段22に対して放送データ1(MCアドレスA)から放送データ2(MCアドレスA)への切り替えを指示する。マルチキャストアドレス対応保持手段22はこの支持に基づき放送データ1(MCアドレスA)を放送データ2(MCアドレスA)に切り替える。マルチキャストアドレス変換手段23はマルチキャストアドレス対応保持手段22から通知された放送データ2(MCアドレスA)を下階層の従来技術に係る既存の中継装置または放送データ受信装置31向けに書き換えて送信する。
したがって、システム4によれば、複数の放送事業者の放送データ(コマーシャル等も含む)を適時入れ替える再配放送スケジュールを設定することで、放送事業者自らの放送データ以外のデータを利用した放送サービスの構築を簡便に行うことができる。
以上のように本発明の実施形態に係るシステム1〜4によれば、従来技術と比べて低コストかつ高信頼にて、視聴履歴集計が可能となり、IPマルチキャスト技術を用いた放送サービスの事業性が高まる。すなわち、放送サービス事業者側では集計された結果のみを取得できる。このことにより、サーバの設置コスト、集計のための通信コスト、個人情報を事前に取得するコスト、不要な個人情報を管理するコストの削減が望める。また、端末側での偽装を防ぐことができ、収集した視聴履歴集計結果の信頼度が高まる。
特に、システム2によれば、公衆網側が保有する放送データ受信装置所有者の属性を用いた集計も可能になる。
また、システム3によれば、従来固定的であった、複数の放送データ送信装置とそれを受信する放送データ受信装置との対応を、動的に変更可能であるため、特定の放送データ送信装置が故障した場合に別の放送データ送信装置へ切り替えることで、サービスの継続性を高めることができる。また、地震、津波等の緊急事態の発生時等に、地区毎の緊急度に応じて通常放送の継続と緊急放送への切り替えを選択する等の細やかに制御可能となる。
さらに、システム4によれば、テレビ放送サービスにおいて広く行われている大都市に存在する複数の大手放送事業者からの放送を地方毎の中小放送事業者がコマーシャル部分の差し替え等の再加工の上、自社サービスとして提供するサービス形態を変換元マルチキャストアドレス切り替え手段への指示により実現可能となる。
また、本発明の実施形態に係る中継装置21の構成する各機能手段22〜26,28は、サーバのハードウェアリソースによって構成できる。すなわち、中継装置21に係る機能手段22〜25,28はCPUとプログラムとの協働によって実現できる。また、機能手段22に係る記憶手段は既知のストレージ手段で実現できる。
そして、本発明は上述の実施形態に係る機能手段22〜26,28としてサーバ(コンピュータ)に実現させるプログラムまたはこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の態様としてサーバのCPUが当該プログラムを読み出し実行することで実現できる。その場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体(例えばCD−ROM、DVD−ROM、CD−R、MO、HDD等)は本発明を構成する。
1〜4…視聴者履歴集計システム
11…放送データ送信装置
21…マルチキャストデータ中継装置
28…変換元マルチキャストアドレス切り替え手段(アドレス切り替え手段)
25…視聴履歴集計手段
31…放送データ受信装置
11…放送データ送信装置
21…マルチキャストデータ中継装置
28…変換元マルチキャストアドレス切り替え手段(アドレス切り替え手段)
25…視聴履歴集計手段
31…放送データ受信装置
Claims (10)
- 単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置とを中継するマルチキャストデータ中継装置であって、
前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段を備えたこと
を特徴とするマルチキャストデータ中継装置。 - 前記視聴履歴集計手段は前記所在情報の代替情報として少なくとも前記放送データ受信装置の住所エリア情報を含んだ情報を利用して前記視聴履歴情報を生成すること
を特徴とする請求項1に記載のマルチキャストデータ中継装置。 - 複数の前記放送データ送信装置の中で一つの放送データ送信装置から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを前記複数の送信装置の中で他の放送データ送信装置から配信された放送データに対応させるアドレス切り替え手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項2に記載のマルチキャストデータ中継装置。 - 前記マルチキャストアドレス切り替え手段は、予め定められたタイムスケジュールに基づき、前記複数の送信装置の中で一つの放送データ送信装置から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを前記複数の送信装置の中で他の放送データ送信装置から配信された放送データに対応させること
を特徴とする請求項3に記載のマルチキャストデータ中継装置。 - 単一または複数の放送データ送信装置と単一または複数の放送データ受信装置とを中継するマルチキャストデータ中継装置による視聴履歴集計方法であって、
前記中継装置の視聴履歴集計手段が、前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計すること
を特徴とする視聴履歴集計方法。 - 前記視聴履歴情報を生成する過程において、前記所在情報の代替情報として少なくとも前記放送データ受信装置の住所エリア情報を含んだ情報が利用されること
を特徴とする請求項5に記載の視聴履歴集計方法。 - 前記中継装置のアドレス切り替え手段が、複数の前記データ送信装置の中で一つの放送データ送信装置から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを複数の前記データ送信装置の中で他の放送データ送信装置から配信された放送データに対応させること
を特徴とする請求項6に記載の視聴履歴集計方法。 - 前記マルチキャストアドレス切り替え手段が、予め定められたタイムスケジュールに基づき、複数の前記データ送信装置の中で一つの放送データ送信装置から配信された放送データに対応させていたマルチキャストアドレスを前記複数の送信装置の中で他の放送データ送信装置から配信された放送データに対応させること
を特徴とする請求項7に記載の視聴履歴集計方法。 - 単数または複数の放送データ送信装置と単数または複数の放送データ受信装置とを中継するIP公衆網の各中継経路において放送データの視聴履歴を集計するマルチキャストデータ中継装置が設置された視聴履歴集計システムであって、
前記マルチキャストデータ中継装置は、前記放送データ送信装置から前記放送データ受信装置に配信された放送データ毎の視聴履歴情報を当該中継装置の所在情報と対応づけて集計する視聴履歴集計手段を備えたこと
を特徴とする視聴履歴集計システム。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のマルチキャストデータ中継装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させる視聴履歴集計プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3324642A4 (en) * | 2015-07-16 | 2019-03-13 | Sony Corporation | RECEIVING DEVICE, TRANSMISSION DEVICE, AND DATA PROCESSING METHOD |
WO2022137373A1 (ja) * | 2020-12-23 | 2022-06-30 | 日本電信電話株式会社 | 視聴情報管理方法、視聴情報管理装置、及びプログラム |
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2009
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