JP2010277492A - 電子会議サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

電子会議サーバおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合にリアルタイム性を確保可能とすること、および電子会議システムの運用に付随した未解決課題の管理などを実現する。
【解決手段】 アプリケーション・サーバは、コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御する(0,1)。ある端末からメッセージデータをアプリケーション・サーバが受信したら(3)、アプリケーション・サーバが会議データベースから必要データを引き出して(4)メッセージデータとともに該当する端末へコメット・サーバから送信する(5,6)。送信後は前記アプリケーション・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して再び保留状態となるように制御する(0)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータを用いた電子会議システムを実現するための電子会議サーバ、および電子会議システムを実現するためのコンピュータプログラムに関する。
(ウェブ・アプリケーションの発展)
パーソナルコンピュータ(PC)は、通信技術の進歩に従って、スタンドアロンからネットワーク利用型が一般的になった。情報漏洩防止などの見地から、不揮発性の記憶装置を装備しないPCも増えている。
また、アプリケーション・プログラムを個々のPCにインストールせずに、インターネット経由にて必要なアプリケーション・プログラムを、使用したいときに使用する、という利用形態(ウェブ・アプリケーション)も増えている。
さて、ウェブ・アプリケーションは、一般的に、ウェブ・アプリケーションを使用するPC(クライアントPC)からのデータ配信要求のデータを受信してから稼働する。この場合、個別のPCにアプリケーション・ソフトウェアをインストールした場合と同様なレスポンスの向上、リアルタイム性が要求されるようになってきた。
ウェブ・アプリケーションを利用したチャットを実現する場合について説明する。
クライアントPCのαとβとがインターネットに接続されており、ウェブ・アプリケーションを格納して実行可能としているウェブ・サーバを介してチャットを実行しようとしているとする。
クライアントPCのαから発言データが送信されたとすると、チャットしている全てのPC(この場合は、αとβの2台)からのリクエストに応じて、その発言されたデータが配信される。
この配信されたデータを受信するためには、古くからの技術では、以下のような手法による。すなわち、αからウェブ・サーバに対してすなわち更新されたデータを、チャットしている全てのPCに配信せよ、という命令が発信され、その命令を受けたウェブ・サーバがクライアントPCからのリクエストに応じてに発言データを配信する、という手法が採用されることとなる。
しかし、この手法ではレスポンスが良いとは言えず、リアルタイム性が求められるチャットには致命的とも言える欠点となってしまう。ウェブ・アプリケーションにおいては、通信開始のトリガーはクライアントPC側が常に発信している。たとえば、クライアントPCにてボタンをクリックした時や、タイピングしてリターンキーを押した時などに通信開始を発生させることになる。
このような構造では、サーバ側で発生した変化をリアルタイムにクライアント側に通知することが原理的に不可能である。たとえばチャット・アプリケーションでは、複数のユーザから不定期にメッセージが送信され、それが他の参加者に一斉に配信されなければならないが、メッセージを受け取ったサーバ側では、それをクライアントに即座にプッシュで通知する手法がない。
上記の構造を維持したままレスポンスを向上させるため、ブラウザがサーバに対して所定時間ごとに問い合わせてサーバ側に変化がないかを定期的にチェックする、という「ポーリング方式」が一般的に使われるようになった。しかし、「定期的」の間隔が長ければタイムラグが長くなってリアルタイム性が損なわれてしまい、短くするとブラウザやサーバやネットワークの負荷が大きくなる、という二律背反の問題を抱えていた。
さて、一般的なウェブ・サーバは、短い応答時間で返せる処理を大量にこなすというスループット重視の前提で設計されている。このため、リクエストを受けたらそのリクエストに対してプロセスまたはスレッドをあてがう、という手法が一般的である。
そうした手法を採用したウェブ・サーバによって、いわゆるチャットやネットワーク対戦型ゲームなどが運営されている。
(会議システム)
さて、電子会議の有効性を向上させることに配慮した電子会議システムに関する技術としては、たとえば、特許文献1に記載の技術が提供されている。
特開2009−93220号公報 なお、本願発明のポイント技術のひとつである「コメット・サーバ」または「コメットサーバ」をキーワードとして先行特許文献を調べたが、ヒット件数は0であった。
(電子会議システムにおけるリアルタイム性の確保)
電子会議システムの運用は、ウェブ・アプリケーションの方式での提供が望まれる。 電子会議システムを採用する側としてはサーバ導入が不要となるなどのハードウェア負担が軽減される、電子会議システムを提供する側としては採用側のハードウェアの種別などに応じた変更が不要となる、などのメリットがあるためである。
ところが、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合、リアルタイム性が損なわれるような事態が生じてきた。電子会議システムの機能が高められたり、会議参加者の人数が増えたりすれば、ますますこのような事態は悪化する。しかし、電子会議システムにおいて有効な手法が存在していない。
(未解決課題の管理)
一度だけの会議で全ての課題を解決できる場合よりも、できない場合の方が一般的である。すると、未解決の課題が蓄積されてくる。しかし、そのような未解決の課題をどのように管理するのか、従来の電子会議システムにおいて合理的な手法が存在しない。
(会議でのアウトプットの質向上)
電子会議システムでは、会議出席メンバーが同じ空間を共有せずに会議を進行できるが、電子会議システムといえども、たとえば沈滞したムードが漂うということはある。しかし、会議出席メンバーが、いわゆる雰囲気を変化させたり、ムードを向上させたりする手法が従来の電子会議システムには存在しない。
(決定事項の実行管理)
会議にて決定された事項を実行するということ(コミットメント)については、いわゆるトゥ・ドゥ・リストを作成する手法が、さまざま提案されている。しかし、コミットメントの一部はルーチンワークに関わる、ということが経験的に把握されるようになってきた。ところが、ルーチンワークに関わるコミットメントをルーチンワークに反映させるための合理的な手法は、従来の電子会議システムには存在しない。
(時間および空間の束縛から解放した場合の情報処理)
電子会議システムは、会議参加者が一堂に会する、という空間的な束縛から解放されるというメリットがある。しかし、会議の進行中にはPCの前に座っていなければならないという時間および空間の束縛からは解放されていない。
一方、会議においてたくさんの項目や斬新なアイディアが必要な場合など、ある程度時間をおいた方が会議全体の進行において好ましい場合もある。従来の電子会議システムでは、会議を中断した上で時刻や時間の制限を参加者に伝えて、項目出しやアイディアを電子メールなどで募集する、といった運用がなされることとなる。 換言すれば、会議の進行中という時間からの束縛と、PCの前に座っていなければならないという空間からの束縛から、参加者を解放するのである。
しかし、時間および空間の束縛から解放された参加者による電子メールにて応募されたアイディアなどを、中断した電子会議システムに反映させるといった情報処理までは、現状の電子会議システムでは行えなかった。
本願発明が解決しようとする課題は、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合にリアルタイム性を確保可能な技術を提供すること、および電子会議システムの運用に付随した未解決課題の管理、会議でのアウトプットの質向上、コミットメントにおけるルーチンワークへの反映および管理、時間および空間の自由度拡大への対応などが可能な技術を提供することにある。
第一の発明の目的は、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合に、アプリケーション・サーバの負荷を軽減してリアルタイム性を確保可能な電子会議サーバを提供することにある。
第二の発明の目的は、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合に、アプリケーション・サーバの負荷を軽減してリアルタイム性を確保可能な電子会議用コンピュータプログラムを提供することにある。
本発明は、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供することを前提として、アプリケーション・サーバ、コメット・サーバおよび会議データベースを備える。
なお、一企業などの組織内のネットワーク内(いわゆるイントラネット)において実現する場合、インターネットを介してASP方式において実現する場合、いずれでも同様である。
(第一の発明)
第一の発明は、電子会議に参加する複数の端末がネットワーク接続され、各端末に対して電子会議に係る情報を表示可能とする電子会議サーバに係る。
その電子会議サーバは、 各端末から送信されるデータを受信可能なアプリケーション・サーバと、 そのアプリケーション・サーバからの命令を受信して各端末に必要なデータを送信するコメット・サーバと、 当該電子会議に用いるデータを格納する会議データベースと、を備える。
前記アプリケーション・サーバは、前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御するとともに、 前記のある端末からメッセージデータを前記アプリケーション・サーバが受信した場合には、前記アプリケーション・サーバが前記会議データベースから必要データを引き出して前記メッセージデータとともに該当する端末へコメット・サーバから送信するように制御する。 その送信後には、前記アプリケーション・サーバは、前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して再び保留状態となるように制御することとした電子会議サーバ、である。
「端末」とは、コンピュータ、パーソナルコンピュータのほか、携帯電話、PDA(パーソナル・データ・アシスタント)などを含む。たとえば携帯電話の場合、画面出力や入力デバイスを補助するハードウェアを付加することとしてもよい。
「ネットワーク」とは、ある組織内に構築されたいわゆる「閉じたネットワーク」でもよいし、インターネットを代表する「開かれたネットワーク」でもよい。
「会議データベース」とは、会議の議事録、会議の出席メンバー名簿などを記録し、あるいは追加更新しているデータベースである。本電子会議システムをAPS(アプリケーション・サービス・プロバイダ)方式にて提供している場合には、提供先毎にデータベースを構築するのが一般的である。
「必要データおよびメッセージデータ」を送信する「該当する端末」とは、全端末の場合と、当該メッセージデータを送信してきた端末を除く全端末の場合と、当該メッセージデータを送信してきた端末が送信すべき端末を指定している場合とがある。
(作用)
電子会議サーバの作用について説明する(図1を参照)。
各端末は、アプリケーション・サーバにHTTPリクエストを送信し、アプリケーション・サーバはこれを受信する(0)。
アプリケーション・サーバは、コメット・サーバに対して、各端末からのHTTPリクエストを受信しても保留状態を維持するように命令を発信する(1)。アプリケーション・サーバは、各端末に対してHTTPリクエストをコメット・サーバへ発信するように要求し、コメット・サーバは各端末からのHTTPリクエストを受信する(2)。
ある端末(α)からメッセージデータが発信されたら、アプリケーション・サーバが受信する(3)。そのメッセージデータに対して必要なデータがあれば、会議データベースに対して必要データを要求し、受信する(4)。そして、メッセージデータおよび必要データをコメット・サーバに送信する(5)。コメット・サーバは、該当する端末に対してメッセージデータおよび必要データを送信する(6)。
以上のような作用を発揮することにより、HTTPリクエストを定期的にサーバへ問い合わせるよりも応答が早くなり、電子会議システムのリアルタイム性を確保することができる。
(第一の発明のバリエーション1)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、前記アプリケーション・サーバは、会議において不採用となった議題である不採用議題データを議題提出者に係る端末へ送信する不採用議題データ送信手段と、 その不採用議題データに対して前記端末の操作者によって解決したか否かを選別されたうちの未解決と選別された不採用議題データを会議データベースに格納する不採用未解決課題格納手段(チャレンジバンク)と、を備えることとしたものである。
(作用)
会議において不採用となった議題である不採用議題データを、不採用議題データ送信手段が議題提出者に係る端末へ送信する。 その端末においては、その不採用議題データに対し、前記端末の操作者が解決したか否かを選別する(不採用となった議題であっても、採用された議題に関連して解決する場合があるため)。 選別された不採用議題データを不採用未解決課題格納手段が会議データベースに格納する。
以上により、会議において不採用となり、且つ会議後に別途会議をする必要のあると判断された不採用未解決の課題が格納される。各端末では、不採用未解決の課題を必要に応じて取り出すことができる。
なお、会議において採用された課題を格納できるようにしてもよい。
(第一の発明のバリエーション2)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、前記アプリケーション・サーバは、各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手段と、 その受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手段と、 当該議長に係る端末から各端末に停滞打破データを送信する旨のリクエストを受信した場合に、停滞打破データを各端末へコメット・サーバから送信停滞打破データ送信手段と、を備える。
「会議停滞と判断」する判断基準は、各端末からのメッセージデータの受信間隔が所定時間を超えたのが一度の場合としてもよいし、直近の受信の所定回数に至るまでの合計時間が所定時間を超えた場合としてもよい。前者の場合、最後のメッセージデータを送信してきた端末に対しては、停滞打破データを送信しないこととしてもよい。
「停滞打破データ」とは、メッセージの発信(会議での発言)を促すようなテキストデータによるメッセージ(後述する実施形態において説明する「ささやきボタン」の採用)、警告音などの音声データ、動画や静止画などの画像データ、あるいはそれらの組み合わせなどである。
なお、この「停滞打破データ」は、前述の会議データベースに記録として残さないように設定したり、会議データベースに保存するものの議長などの特定権限がないと閲覧できないようにする。具体的には、揮発性メモリに一時的に記録してその会議終了時には破棄する。あるいは、パスワード設定、全員の合意などが得られないと閲覧できないように会議データベースに保存する。
(作用)
メッセージ受信間隔算出手段が各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出する。その受信間隔が所定時間を超えた場合には、会議データ停滞送信手段が会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する。 当該議長に係る端末から各端末に停滞打破データを送信する旨のリクエストを受信した場合には、停滞打破データ送信手段が停滞打破データを各端末へコメット・サーバから送信する。
以上により、会議参加メンバーに対して、会議が停滞している旨を伝えることができる。議長としては、会議が停滞している状態か否かを電子会議サーバが自動的に判断するので、会議が停滞しているか否かを気にすることなく会議を運営することができる。
(第一の発明のバリエーション3)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、前記アプリケーション・サーバは、各端末からの意見データの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手段と、 そのメッセージ受信間隔算出手段が算出した受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手段と、 その会議データ停滞送信手段が会議停滞の判断を送信した場合において停滞状態を打破する意見データをある端末から受信した場合には、各端末から賞賛データを他の端末へコメット・サーバから送信するリクエストを受信し、その賞賛データを各端末へコメット・サーバから送信させる賞賛データ送信手段と、を備えることとしたものである。
「賞賛データ」とは、意見データに係る参加者を賞賛するようなデータである。たとえば、賞賛していることを表す図柄データ(たとえば、拍手をしている図柄)、テキストデータによるメッセージ、ファンファーレ音などの音声データ、動画や静止画などの画像データ、あるいはそれらの組み合わせなどである。
なお、停滞状態と判断されている時点に提出された意見データに対して、賞賛データを送信可能とするほか、通常の意見データに対して賞賛データを送信可能としても良い。
(作用)
メッセージ受信間隔算出手段が各端末からの意見データの受信間隔を算出する。 その受信間隔が所定時間を超えた場合には、会議データ停滞送信手段が会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する。 議長は、会議が停滞しているという事態を客観的に把握することができる。
さて、その会議データ停滞送信手段を送信した場合において、停滞状態を打破する意見データをある端末から他の端末が受信したとする。 その意見データを受信したある端末は、コメット・サーバを介して賞賛データを他の端末(当該意見データを提出した端末を含む)へ送信することができる。
以上によって、会議メンバーによるひとつの意見データが停滞状態を打破した場合には、参加者はその意見データに対して賞賛の意を表すことができ、会議メンバー全員にその賞賛の意思表示を伝えることができる。
会議の停滞状態を打破すれば参加メンバーから賞賛される可能性がある、ということが、会議の停滞を打破しやすい電子会議システムを間接的に提供したことになる。 会議メンバーが同じ空間に揃っていないという電子会議システムであるにもかかわらず、会議が停滞する可能性を低くし、しかも会議停滞を打破する意見データを提出した参加者に対しては、会議への無形の貢献を可視化することにもなる。
(第一の発明のバリエーション4)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、前記アプリケーション・サーバは、会議において決定した事項に関する決定事項データを各端末へ送信する決定事項データ送信手段と、 その決定事項データに対して前記端末の操作者によってルーチンワークか否かを選別されたうちのルーチンワークと選別された決定事項データをルーチンワークデータとして受信するルーチンワーク受信手段と、 そのルーチンワーク受信手段が受信したルーチンワークデータの実行者に係る端末へ当該ルーチンワークを反映させたスケジュールデータに加工して送信するスケジュールデータ送信手段と、を備えることとしたものである。
(作用)
前記アプリケーション・サーバは、決定事項データ送信手段が会議において決定した事項に関する決定事項データ(コミットメントの候補)を各端末へ送信する。 その決定事項データに対して前記端末の操作者は、ルーチンワークか否かを選別されたうちのルーチンワークと選別する。ルーチンワークと選別した決定事項データは、アプリケーション・サーバに送信する。アプリケーション・サーバのルーチンワーク受信手段は、ルーチンワークデータとして受信する。 そのルーチンワーク受信手段が受信したルーチンワークデータに基づいて、アプリケーション・サーバは、当該ルーチンワークを反映させたスケジュールデータに加工する。そして、そのスケジュールデータをスケジュールデータ送信手段がその実行者に係る端末へ送信する。
スケジュールデータの送信先は、当該ルーチンワークを実行する者の端末の他、当該ルーチンワークの管理者(たとえばマネージャー)に係る端末、当該ルーチンワークに係る補助者(たとえば秘書)に係る端末などにも送信することとしてもよい。
端末に送信されてきたスケジュールデータは、コミットメントにおけるルーチンワークがスケジュールに反映されているので、本願の電子会議システムからシームレスに、コミットメントがスケジュールや実行管理用データに反映される。 これによって、ルーチンワークに落とし込まれたコミットメントを実行するための管理が実現できる。
(第一の発明のバリエーション5)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、各端末の操作者が会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力してアプリケーション・サーバに送信してきた場合にそのムードデータを受信するムードデータ受信手段と、 その受信したムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工し、各端末に送信するムードメータ送信手段とを備えることとしたものである。
ムードデータは、「普通、良い、悪い」といった三段階、「やや良い、やや悪い」を加えた五段階、といったもののほか、所定長さのスケールにて無段階に示すものであってもよい。更に、「雰囲気の善し/悪し」と「気持ちのホット/クール」といった二軸の指標にて二次元表示をしてもよい。
(作用)
各端末の操作者は、会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力し、アプリケーション・サーバに送信する。アプリケーション・サーバは、そのムードデータをムードデータ受信手段にて受信する。そして、そのムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工し、ムードメータ送信手段によって各端末に送信する。
会議参加者が同じ空間を共有するとは限らない電子会議システムは、会議の空間に漂う雰囲気を会議参加者が感じられないのが欠点であった。しかし、本願の電子会議システムにおいては、各端末の操作者がムードデータを入力および送信することができ、且つアプリケーション・サーバによってそのムードデータを会議参加者にオープンにすることによって、各参加者が、他の参加者のムードを共有することができる。このため、リアルな会議にて感じる会議の雰囲気に近いものを、視覚的に感じ取ることができる。
(第一の発明のバリエーション6)
前述した第一の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信可能なメール・サーバを備え、 そのメール・サーバは、前記端末に送信する電子メールのデータ中に返信用アドレスデータを含む。
そして、その返信用アドレスデータにて返信されてきた前記端末からの返信メールを受信するメール受信手段を備えるとともに、 そのメール受信手段にて受信した返信メールのデータを前記会議データベースの所定箇所に格納させるメールデータ格納手段を備えることとしたものである。
(作用)
メール・サーバは、ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信し、当該端末は、電子メールを受信する。受信した電子メールのデータ中に返信用アドレスデータが含まれており、しかもその返信用アドレスデータにて返信する返信メールのデータは、メールデータ格納手段によって会議データベースの所定箇所に格納される。
したがって、当該端末に係る操作者(会議参加者)は、返信用アドレスデータにてメールを返信するだけで、当該会議に対して意見を提出することができる。
上記の構成を備えることにより、端末はウェブブラウザを用いたアプリケーション・サーバに対する積極的なアクセスをしなくても、アプリケーション・サーバからの情報を受信することができるようになる。
ウェブブラウザを搭載しない(あるいはウェブブラウザにて操作するにはパフォーマンスが十分ではない)携帯情報機器であっても、具体的には携帯電話であっても、電子会議システムの参加者になることができる。
(第二の発明)
第二の発明は、電子会議に参加する複数の端末がネットワーク接続され、各端末に対して電子会議に係る情報を表示可能とする電子会議サーバに用いられるコンピュータプログラムに係る。
前記の電子会議サーバは、各端末から送信されるデータを受信可能なアプリケーション・サーバと、 そのアプリケーション・サーバからの命令を受信して各端末に必要なデータを送信するコメット・サーバと、 当該電子会議に用いるデータを格納する会議データベースと、を備える。
前記コンピュータプログラムは、 前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御するリクエスト保留手順と、 前記のある端末からメッセージデータを前記アプリケーション・サーバが受信した場合には、前記アプリケーション・サーバが前記会議データベースから必要データを引き出して前記メッセージデータとともに該当する端末へコメット・サーバから送信するように制御する端末送信手順と、 その端末送信手順による送信後において前記アプリケーション・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して再び保留状態となるように制御するリクエスト再保留手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにしたコンピュータプログラムである。
(第二の発明のバリエーション1)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、会議において不採用となった議題である不採用議題データを議題提出者に係る端末へ送信する不採用議題データ送信手順と、 その不採用議題データ送信手順にて送信した不採用議題データに対して前記端末の操作者によって解決したか否かを選別されたうちの未解決と選別された不採用議題データを会議データベースに格納する不採用未解決課題格納手順と、アプリケーション・サーバに実行させるようにしたコンピュータプログラムとすることもできる。
(第二の発明のバリエーション2)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手順と、 その受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手順と、 当該議長に係る端末から各端末に停滞打破データを送信する旨のリクエストを受信した場合に、停滞打破データを各端末へコメット・サーバから送信する停滞打破データ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにしたコンピュータプログラムとすることもできる。
(第二の発明のバリエーション3)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手順と、 そのメッセージ受信間隔算出手順にて算出した受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手順と、 その会議データ停滞送信手順が会議停滞の判断を送信した場合において停滞状態を打破する意見データをある端末から受信した場合には、各端末から賞賛データを他の端末へコメット・サーバから送信するリクエストを受信し、その賞賛データを各端末へコメット・サーバから送信させる賞賛データ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにしたコンピュータプログラムとすることもできる。
(第二の発明のバリエーション4)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、ある端末から入力されたコミットメントを受信するコミットメント受信手順と、 そのコミットメントに関わる端末を抽出するためのコミットメント抽出用データを全端末へコメット・サーバから送信するコミットメント抽出用データ送信手順と、 そのコミットメント抽出用データを受信した端末からのコミットメント返信データに基づいてコミットメント管理データを作成するコミットメント管理データ作成手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにしたコンピュータプログラムであって、 前記コミットメント管理データには、スケジュールおよび実行管理用データを含むこととしたコンピュータプログラムである。
(第二の発明のバリエーション5)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、各端末の操作者が会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力してアプリケーション・サーバに送信してきた場合にそのムードデータを受信するムードデータ受信手順と、 そのムードデータ受信手順にて受信したムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工する参加者表示加工手順と、 その参加者表示加工手順にて加工した参加者表示を、各端末に送信するムードメータ送信手順とをアプリケーション・サーバに実行させるようにすることもできる。
(第二の発明のバリエーション6)
前述した第二の発明は、以下のような構成を付加したバリエーションを提供することができる。
すなわち、 前記電子会議サーバは、ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信可能なメール・サーバを備えるとともに、 そのメール・サーバは、前記端末に送信する電子メールのデータ中に返信用アドレスデータを含むこととする。
そして、前記コンピュータプログラムは、 前記返信用アドレスデータにて返信されてきた前記端末からの返信メールを受信するメール受信手順と、 そのメール受信手順にて受信した返信メールのデータを前記会議データベースの所定箇所に格納させるメールデータ格納手順とをメール・サーバに実行させるようにすることもできる。
第二の発明は、バリエーション1から6を含め、記録媒体に記録して提供することもできるし、通信手段を介して所定のコンピュータに送信してインストールさせることもできる。
第一の発明によれば、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合にリアルタイム性を確保可能な電子会議サーバを提供することができた。
第二の発明によれば、ウェブ・アプリケーションにて電子会議システムを提供する場合にリアルタイム性を確保可能な電子会議用コンピュータプログラムを提供することができた。
本発明の実施形態を示す概念図である。 本発明の実施形態において、端末にメール配信する場合を示す概念図である。 会議に対する気持ちを表すムードデータを収集して情報共有するムードメータを示す概念図である。 会議の開始から会議を進行させた状態を示すフロー図である。 未解決課題の管理(チャレンジバンク)に関する概念図である。 会議におけるアウトプットの質向上の施策を示す概念図である。 会議におけるアウトプットの質向上の施策を示す概念図である。 会議にて決定された事項やコミットメントからスケジュールに反映させる「ルーチン管理」を示す概念図である。 会議が停滞した状態からそれを打破するための状態を示すフロー図である。 会議作成者に係る端末において、会議の実施を指示する際に用いる画面を表したものである。 各端末に対して提供される会議システムについて、当該端末にカスタマイズされた「Myページ」の画面出力例である。 各端末に対して提供される会議システムについて、当該端末にカスタマイズされた「コミットメント管理」の画面出力例である。 各端末に対して提供される会議システムについて、当該端末にカスタマイズされた「チャレンジバンク」の画面出力例である。 各端末に対して提供される会議システムについて、当該端末にカスタマイズされた「ルーチン管理」の画面出力例である。 議事録の画面出力例である。 電子会議を開始する直前を示す画面出力例である。 議長に係る端末において、各参加者から「達成されたこと」を募集している最中の画面出力例である。 議長に係る端末において、議長が自ら意見を登録する場合を示す画面出力例である。 議長に係る端末において、各参加者から「問題や懸念は?」を募集している最中の画面出力例である。 戦略的フォーカスを記載するためのアドバイス画面が吹き出しとして出力された例である。 「戦略的フォーカス」の記載フォーマットを端末ユーザ(議長、参加者を問わない)に提供するポップアップウィンドウの出力画面例である。 戦略的フォーカスを決定するための画面を端末ユーザ(議長画面)に提供されるポップアップウィンドウの出力画面例である。 戦略的フォーカスに関する投票結果を表示している画面出力例である。 議長に係る端末において、役割と担当を決定するための入力が可能である画面出力例である。 コミットメントの作成を補助するポップアップウィンドウとして出力された例である。 入力されたコミットメントを全て表示し実施するか否かを調整する画面出力例である。 チャレンジバンクへの登録を実行するための画面出力例である。 議長に係る端末に対して表示される、会議を終了する際の画面出力例である。 会議の参加者に係る端末において、「達成されたこと」に関する画面出力例である。 会議の参加者に係る端末において、「問題や懸念は?[3] 」に関する画面出力例である。 会議の参加者に係る端末において、「戦略的フォーカス」における意見を書き込むためのポップアップウィンドウとして出力された例である。 参加者の端末に係る画面において、プロジェクトネームを決定する参考としての投票をするための画面出力例である。 参加者の端末に係る画面において、チャレンジバンクに登録する問題を決定するためのポップアップウィンドウとして出力された例である。 会議作成者に係る端末において、「問題解決」のテンプレートを選択して開始する際の画面出力例である。 「参加者の変更」というボタンをクリックした場合に「会議参加者の変更」というポップアップウィンドウが立ち上がった状態を示す出力例である。 議長に係る端末において、「チャレンジバンクからの引用」というボタンをクリックした場合にポップアップウィンドウが立ち上がった出力例である。 議長に係る端末においてナビゲート表示において「何が起こっているか?」の段階となった場合に表示される画面出力例である。 議長に係る端末にのみ用意されたボタンをクリックすることで立ち上がる「会議公開権限の確認」というポップアップウィンドウの出力例である。 システム運営者の操作する端末のみに表示され、アジェンダの順番などを編集する画面出力例である。 システム運営者の操作する端末のみに表示され、「一覧に戻る」ボタンを押された場合に表示される画面出力例である。 システム運営者の操作する端末のみに表示され、各アジェンダを編集することができる画面出力例である。
以下、請求項に係る発明を実施する形態について、図面を参照しながら説明する。ここで使用する図面は、図1から図41である。
(図1)
図1では、電子会議システムを実現するための構成を概念的に示している。
電子会議に参加する複数の端末(図1では、「クライアント端末」と表記)がインターネットを介してネットワーク接続されている。各端末には、ウェブブラウザがインストールされている。
前記の各端末に電子会議システムを提供するのは、アプリケーション・サーバと、 そのアプリケーション・サーバからの命令を受信して各端末に必要なデータを送信するコメット・サーバと、 当該電子会議に用いるデータを格納する会議データベースである。
アプリケーション・サーバはコメット・サーバが各端末(α、β、・・・)からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御することとしている(図1における(0)HTTPリクエスト、(1)保留命令、および(2)HTTPリクエスト)。
また、前記のある端末(α)からメッセージデータを前記アプリケーション・サーバが受信した場合には((3)メッセージデータ)、前記アプリケーション・サーバが前記会議データベースから必要データを引き出し((4)必要データ)、前記メッセージデータとともに該当する端末(β)へコメット・サーバから送信するように制御する((6)メッセージデータ、必要データ)。 その送信後には、前記アプリケーション・サーバがコメット・サーバに対して各端末(α、β、・・・)からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御する((1)保留命令、(2)HTTPリクエスト)。
なお、図1中において、コメット・サーバから端末(α)に『(6)メッセージデータ、必要データ』の矢印が波線となっているのは、端末(β)への発信と異なり、必要に応じての発信であることを区別するためである。
以上のような構成により、クライアント端末からの要求に応じてアプリケーション・サーバからクライアント端末にデータを押し付けるように送信するサーバ・プッシュを実現できる。そのため、あるクライアント端末から他の端末に対してメッセージデータを送信する旨のリクエストがあった場合に、ほぼリアルタイムで当該メッセージデータを送信することができる。すなわち、電子会議におけるリアルタイム性を確保できる。
(図2)
図2は、図1に示す実施形態におけるクライアント端末が、ウェブブラウザを必要としない場合を示している。
会議においてたくさんの項目や斬新なアイディアが必要な場合など、ある程度時間をおいた方が会議全体の進行において好ましい場合もある。そこで、時刻や時間の制限を参加者に伝えて、項目出しやアイディアを電子メールなどで募集する、といった運用を可能とするため、以下のような構成とする(詳細な図示は省略する)。
すなわち、ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信可能なメール・サーバを備え、 そのメール・サーバは、前記端末に送信する電子メールのデータ中に、質問データや参考データに加えて返信用アドレスデータを含むこととする。
そして、その返信用アドレスデータにて返信されてきた前記端末からの返信メールを受信するメール受信手段を備えるとともに、 そのメール受信手段にて受信した返信メールのデータを前記会議データベースの所定箇所に格納させるメールデータ格納手段を備えるのである。
以上のような構成によって、たとえば、以下のような使い方が可能となる。
まず、議長に係る端末(α)から、参加者の端末(β、γ)にアイディア募集の指示を発信する(1)。これは、アプリケーション・サーバを介し、コメット・サーバを介して端末(β)にアイディア募集の連絡が配信される場合(2)には、図1に示した場合と同じである。すなわち端末(β)にはウェブブラウザが必要である。
しかし、前記のメール・サーバを介することで、端末(γ)に電子メールで配信する場合(2')には、端末(γ)にウェブブラウザは不要である。端末(γ)が携帯電話である場合などでは、特に便利である。
端末(γ)は、電子メールによるアイディア募集の連絡を受信する。受信した電子メールのデータ中には返信用アドレスデータが含まれており、しかもその返信用アドレスデータにて返信する返信メールのデータは、メールデータ格納手段によって会議データベースの所定箇所に格納される。 したがって、当該端末(γ)に係る操作者(会議参加者)は、返信用アドレスデータにてメールを返信するだけで、当該会議に対して意見を提出することができることとなる。
端末(γ)は携帯電話であるので、当該端末(γ)に係る操作者(会議参加者)はPCを置いてある机から離れることができる。たとえば、机から離れて他の空間に移動し、リラックスした時間を過ごしながら、アイディア募集に応じることができる。会議の進行中という時間からの束縛と、PCの前に座っていなければならないという空間からの束縛から解放されるため、良いアイディアを思い付ける可能性を高められるという期待がある。
会議の進行について、ウェブブラウザにてアクセスするという積極的な関わり方をしなくても、電子メールの返信をすれば会議に参加できる。換言すれば、参加者としては電子メールが送信されてきて意見提出を求められる、といった受動的な関わり方になるため、議長としては会議の進行(〆切設定や催促など)をコントロールしやすくなるといったメリットもある。
(図3)
図3には、会議に対する気持ちを表すムードデータを収集して情報共有するムードメータが示される。
各端末の操作者は、会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力してアプリケーション・サーバに送信する。そのムードデータを受信したアプリケーション・サーバは、その受信したムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工し、コメット・サーバ(図3では図示を省略)を介して各端末に送信する。
この図3においては、ムードデータは、「普通、良い、悪い」といった三段階としているが、後述する図17などに示すような所定長さの縦長スケールにて無段階に示すものであってもよい。なお図示は省略するが、「雰囲気の善い/悪い」と「気持ちのホット/クール」といった二軸の指標にて二次元表示をしてもよい。
会議参加者が同じ空間を共有するとは限らない電子会議システムであるが、各端末の操作者がムードデータを入力および送信することができる。そして、アプリケーション・サーバおよびコメット・サーバによってそのムードデータを会議参加者にオープンにすることによって、各参加者が、他の参加者のムードを共有することができる。このため、リアルな会議にて感じる会議の雰囲気に近いものを、視覚的に感じ取ることができる。
(図4)
図4には、会議の開始から会議を進行させた状態までをフローにて示している。ここでは、議長と議長以外の参加者が2名であるとして説明する。
議長に係る端末(図4中で「議長端末α」)にて会議テンプレートが選択され、会議参加者が選択された場合、参加者に対して会議招集の旨が送信される。会議招集の旨を受信した端末に係る操作者は、会議参加の意思表示を送信し、当該会議の参加者となる。
議長端末(α)からは、当該会議における必要情報を発信する。必要情報とは、各種の資料の他、関連する会議の議事録などである。会議データベースに記録されている議事録であれば、議長端末(α)から会議データベースにアクセスして、必要な議事録を各端末に送信する。
また、議長端末(α)から会議に関する意見/データを募集する旨を参加者端末(β,γ)に発信し、参加者端末はそれを受信する。
参加者端末のうちのひとつ(参加者端末-β)が意見/データを送信したら、議長端末が受信する。そして、その意見/データを他の参加者端末(参加者端末-γ)へ自動的に送信する場合もあるが、議長が送信するか否かについて、または送信のタイミングを選択して送信する場合もある。
また、必要に応じて、受信した意見/データに対する評価を参加者端末に送信する場合もある。「意見/データに対する評価」とは、たとえば、図3似て示した「ムードメータ」や後述する「拍手」といった評価である。
(図5)
図5は、各端末(α、β、・・)が会議の進行に必要とされた「問題の記入」を実行し、その問題が議題として採用されなかった場合で、且つ未解決の問題として残った場合に、それを登録する手順を示している。
会議において不採用となった議題である不採用議題データが、その議題提出者に係る端末に送信される。 その端末においては、その不採用議題データに対し、前記端末の操作者が採用された議題に関連して解決したか否かを選別する。 選別された不採用議題データを不採用未解決課題格納手段が会議データベースに格納する。
以上により、会議において不採用となり、且つ会議後にも別途会議をする必要のある不採用未解決の課題が格納される。各端末では、不採用未解決の課題を必要に応じて取り出すことができる。
なお、会議において採用された課題を格納できるようにしてもよいこと示すため、波線の矢印を図5中に示している。
(図6)
図6は、会議におけるアウトプットの質を向上させるために考案された情報処理手順を示すフローチャートである。
参加者端末のひとつ(β)からメッセージデータが発信され、議長端末(α)における会議管理システムが受信する(実際の会議管理システムは、アプリケーション・サーバに存在しており、アプリケーション・サーバが情報処理をし、議長端末に処理後の情報を送信している)。
アプリケーション・サーバは、端末(β)からのメッセージデータが発信してから所定時間を経過しても、他のメッセージデータを議長端末(α)が受信しない場合、会議が停滞している旨のデータ(会議管理データ)を議長端末(α)に送信する。
議長は、会議が停滞していると判断したら、停滞打破データを送信しても良い。
ここで、「停滞打破データ」とは、会議が停滞している旨の警告音やテキストデータ、ムードが悪いといったことを示す視覚的なデータ(前述したムードメータの目盛りを下げた画像データ)、などである。 この停滞打破データを発信することで、会議におけるアウトプットの質向上を目指す。
なお、会議管理システムによる会議管理データなしに、議長が独自の判断で停滞打破データを発信してもよい。
(図7)
図7もまた、会議におけるアウトプットの質を向上させるために考案された情報処理手順を示すフローチャートである。
図6の場合と異なるのは、図6が警告的なデータを議長端末(α)から発信した。これに対して、図7に示す例では、端末(β)が発信した意見データに賞賛価値があると議長や他の端末を操作する参加者が判断した場合に、そのメッセージデータを賞賛する旨の賞賛データを参加者端末(β、γ、δ、・・)へ発信する、というものである。
賞賛データは、全ての端末に送信されるが、個別に賞賛の旨を伝えたい場合あるいは賞賛価値はないもののメッセージを送信したい場合には、図9において説明する「ささやきデータ」を送信することもできる。
この賞賛データとは、視覚的なデータ(前述したムードメータの目盛りを上げた画像データの他に、拍手している絵柄データ)、ファンファーレのような音声データなどである。 この賞賛データを発信することで、会議参加者の気持ちが高揚して会議におけるアウトプットの質が向上することが期待できる。
なお、会議管理システムによる会議管理データなしに、議長が独自の判断で賞賛データを発信することもできる。
(図8)
図8は、会議において決定したコミットメントを関係者のスケジュールに反映させるためのルーチン管理の流れを示すフローチャートである。
前記アプリケーション・サーバは、会議において決定した事項におけるコミットメント候補となるデータを各端末へ送信する。 そのデータに対して前記端末の操作者は、ルーチンワークか否かを選別されたうちのルーチンワークと選別する(後述する図25を参照)。
ルーチンワークとして選別した決定事項データは、当該ルーチンワークを反映させたスケジュールデータに加工し、そのスケジュールデータをそのスケジュールを実行すべき者に係る端末へ送信する。
スケジュールデータの送信先は、当該ルーチンワークを実行する者の端末の他、当該ルーチンワークの管理者(たとえばマネージャー)に係る端末、当該ルーチンワークに係る補助者(たとえば秘書)に係る端末などにも送信することとしてもよい。それを示すため、図8においては波線の矢印にて示している。
端末に送信されてきたスケジュールデータは、コミットメントにおけるルーチンワークがスケジュールに反映されているので、本願の電子会議システムからシームレスに、コミットメントがスケジュールや実行管理用データに反映される。 これによって、ルーチンワークに落とし込まれたコミットメントを実行するための管理が実現できる(後述する図13を参照。)
スケジューリングが発信されると、たとえば、コミットメントを実行すべき参加者のスケジュールソフトに対して、年度末まで毎週月曜日に行うべきコミットメントであれば、それを実行するように促すデータが反映されることとなる。
このルーチン管理によって、会議にて決定したコミットメントにおいて、ルーチンワークとなるものに対しての実効性を高められる。
(図9)
図9は、会議が停滞した場合にそれを打破するための手法として、ささやきデータの活用について説明するためのフローチャートである。
アプリケーション・サーバによる管理状況にて、会議が停滞している旨を受信した議長端末(α)は、会議が停滞しているか否かを判断する。前記受信なしに会議が停滞している旨を判断しても良い。また、前記受信があった場合には機械的に会議が停滞していると判断しても良い。
そして、会議の停滞打破策として「ささやきデータの送信」を選択したとする。
ささやきデータとは、議事録に反映されないメッセージである。議長は参加者へ個別に送信することもできるし、同じメッセージを全員に一斉送信することもできる。
ささやきデータを受信した参加者は、そのささやきデータに刺激を受けて、会議のテーマに対する意見データを作成して送信することとなる。その意見データを受信したら、会議停滞の状態は打破されたとして、アプリケーション・サーバは停滞していたというステータスをリセットする。
会議の停滞を打破した参加者の意見データに対しては、議長がムードメータを上昇させたり、拍手をしたりすることで評価およびその評価の送信を実行する。なお、議長や参加者は、賞賛する旨をささやきデータにて送信することもできる。
以上によって、会議が停滞した場合に、それをソフトな手法で打破する手段を提供していることとなる。
(図10)
図10は、ある端末において、会議を設定する際に用いる画面を表したものである。「会議を設定する」とは、会議の議長となることとは無関係である。
会議の種類や内容に応じていくつかのテンプレートが予め用意されている場合には、それを選択する。代表的なテンプレートとしては、「問題解決」と「目標設定」の二種類である。「問題解決」のテンプレートは、問題を解決することに特化した流れにて設計されたテンプレートである。「目標設定」のテンプレートは、目標を記載したり、プロジェクト名を決定したり、役割分担を決定したりする流れにて設計されている。
テンプレートの選択以外には、会議に関する情報を選択する。具体的には、「戦略的フォーカス」の設定、「会議グループ」の設定、会議参加可能人数の設定、参加メンバーの加除、議長の選択、会議名の設定、会議目的の設定、会議時間の設定などがある。
「戦略的フォーカス」については、図20等を参照させながら後述する。
「会議グループ」とは、会議実施において生成されるコミットメント、ルーチン、チャレンジバンクのデータの公開範囲を設定するためのものである。
(図11)
図11に示すのは、本実施形態に係る会議システムを利用できるように登録された端末に対して提供される画面であり、「Myページ」と名付けられている(当該端末を操作する者(=会議参加者または議長)とこの「Myページ」とは、対応関係にある)。
当該端末を操作する者は、このMyページによって、以下のように整理された情報を得ることができる。すなわち、現在どのような目標に取り組んでいるのか(取組中の目標)、関わっている会議がどのステータスにあるか(会議および議事録)、どのようなコミットメントをしているか(コミットメント)、ルーチンワークに反映されたコミットメントは何か(ルーチン)、未解決の課題は何か(チャレンジバンク)、といったデータを一覧できる。各データについては、以下で更に詳しく説明する。
なお、この「Myページ」における画面の上の方には、「Myページ」のほかに、「会議と議事録」、「コミットメント管理」、「ルーチン管理」、「チャレンジバンク」というタブが用意されている。
換言すれば、「Myページ」のタブが選択された状態において、前述したような目標管理、会議ステータス管理、等のデータで主に自身が取り組んでいることを一覧できる画面が出力されるのである
(図12)
図12は、「コミットメント管理」のタブが選択された状態において出力される画面を示している。更に詳しく説明する。
コミットメントとは、所属組織や会議メンバーに対する約束事である。自分が他のメンバー等に対して宣言したコミットメントと、自分がそのコミットメントの実行管理(承認)をすべき他のメンバーが宣言したコミットメントとが存在する。後者が図中の下半分に表示されており、前者がその上に表示されている。さらにその上には、コミットメントを新規に作成するためのボタン(コミットメント新規作成)が配置されている。
「コミットメント新規作成」のボタンをクリックすると、図示を省略するが、新たなコミットメントの内容を特定するための補助画面が現れる。そして、その補助画面における入力を終了して登録ボタンを押す(クリックする)と、その新規作成されたコミットメントについても、「コミットメント管理ページ」における管理対象となる。
「コミットメント新規作成」のボタンの右側には、「CSVダウンロード」というボタンが配置されている。これは、前述したようなコミットメントの管理内容を表計算出力としてダウンロードしたい場合にクリックすると、CSV形式のコミットメント管理内容が、アプリケーション・サーバや会議データベースを介して、クリックした端末に送り込まれる。
(図13)
図13は、各端末に対して提供される会議システムについて、当該端末にカスタマイズされた「チャレンジバンク」の画面出力例である。チャレンジバンクについては、図27などにおいて後述する。
(図14)
図14は、「ルーチン管理」のタブが選択された状態において出力される画面を示している。更に詳しく説明する。
「ルーチン管理」とは、自らが実行すべきコミットメントの中で、ルーチンワークとして行わなければならないことを、スケジュール管理するための画面である。
図14に示されているのは、「社員満足度調査を実施してください」というルーチンワーク(第一ルーチンワーク)と、「全員の営業訪問数を共有してください」というルーチンワーク(第二ルーチンワーク)について、5月14日から8月1日までの期間で実施すべき日を示すカレンダーの部位に、所定の印が表示される。
第一ルーチンワークについては、「+」の記号がカレンダー表示の中に表され、第二ルーチンワークについては、「−」の記号がカレンダー表示の中に表される。この「+」および「−」の記号はより詳しい情報の表示・非表示をコントロールしている。
カレンダー表示の左側には、前述のルーチンワークに関連するデータが表示される。
そのデータとは、期間、プロジェクトを示す文字、会議名、担当者、承認者、状態(ステータス)、依頼者などである。
会議名に示された会議を特定するための文字列には、ハイパーリンクが備えられており、その文字列をクリックすれば、この端末において、当該会議の議事録データを表示させることができる。
なお、このルーチン管理の画面においては、「ルーチン新規作成」および「CSVダウンロード」のボタンが用意されている。図示を省略するが、「ルーチン新規作成」をクリックすると、このルーチン管理の画面を見ながら思い付いた新たなルーチンワークについて、作成の補助画面が現れる。そして、その補助画面における入力を終了して登録ボタンを押す(クリックする)と、その新規作成されたルーチンについても、「ルーチン管理ページ」における管理対象となる。
また、「CSVダウンロード」のボタンをクリックすると、前述のカレンダー表示についてのCSV形式のデータを、この端末において取得できる。
(図15)
図15は、議事録を表示した画面である。
具体的には、テーマ(アジェンダ)毎に、発言者と発言内容とを羅列している。アジェンダとは、たとえば、「うまくいっていることは?」、「どんな問題があるか」といったものである。アジェンダは、原則として発言の順番に並べられている。
「どんな問題があるか」というアジェンダでは、問題を赤い文字で表示され、次の行では、その問題を解決するための問いかけの形式に、書き換えられた黒い文字の表示になっている。
たとえば、「顧客満足度調査がタイムリーにできていない」という問題は赤い文字で表示され、「どのようにすれば、顧客満足度調査の実施と報告がタイムリーになるか?」という問いかけ形式に黒い文字で表示される。
なお、図15に示すような議事録の画面は、会議中、会議終了後にも出力させることができる。ただし、議事録へのアクセスは、公開権限を与えられた者に係る端末からに限られる(図28にて後述する)。
(図16)
図16は、議長画面のひとつであり、電子会議の開始直後を示している。
画面の最上部には、「参加者の変更」というボタンが用意されている。このボタンをクリックすると、図示を省略するが、参加者の増減変更を可能とする画面が現れる。
「参加者の変更」のボタンの下には、プロジェクト名、会議名などが表示される。
更にその下には、参加メンバーが誰であるかを特定するための「参加者表示」がなされる。図16においては、「user01」、「user02」といった記号となっているが、顔写真やフルネームなどを表示させることもできる。
この図16においては、会議参加者は2名である。参加者の中の議長を示す表示「user01」内には、「☆」が示されている。すなわち、「user01」が自分であり、議長である。
参加メンバーの表示の下には、この会議の進行手順をナビゲートする「ナビゲート表示」がなされている。
この表示の存在により、「この会議への期待は?」、「達成されたことは?」、「問題や懸念は?[1] 」、・・・といった順で会議を進行すればよい、ということを議長は認識できる。
上記の表示の右下には、議長がやるべきことも表示されている。すなわち、「参加者を確認し、この会議への期待を聞いて下さい」という説明文と、「会議への期待を聞く」というボタンとが用意されている。このボタンをクリックすると、参加者に対して、この会議に期待することを書き込むためのページが用意されることとなる。
なお、そのボタンをクリックすることで、会議の残り時間のカウントが始まる。そのカウントは、経過時間表示および残り時間の同時表示をすることとして、左中央付近に「タイマー表示」として表示される。
(図17)
図17も議長に係る端末に出力される画面のひとつであり、各参加者から「達成されたこと」を募集している最中の画面出力例である。
画面の上の方は、図16と同じような構成であり、「参加者表示」および「ナビゲート表示」が存在する。「ナビゲート表示」においては、画面の状態が「達成されたことは?」の段階にあるため、その表示が他の表示と差別化される表示となっている。
ナビゲート表示の下、タイマー表示の右には、「回答者ランキング」という表示がある。これは、「この会議への期待は?」、「達成されたことは?」といった意見収集に対しての発言内容や発言完了までの時間のランキングを示したものである。
この「回答ランキング」の表示内に「ささやきボタン」が用意されている。このささやきボタンは、図示を省略するが、回答者全員あるいは参加者個別に対してメッセージを発信することができる。
「ささやきボタン」の役割は、会議の停滞を打破するために議長が用いるだけではない。参加者から議長へ、参加者から他の参加者へ、というメッセージ発信にも使用できる。
ささやきボタンを用いてのメッセージは、会議議事録には掲載されないように設定されている。そのため、参加者は安心してメッセージ発信が可能である。
なお、詳しい図示は省略するが、一定の時間、発言がなかったり、一定時間の発言数が少なかったりした場合に、議長のみ、または参加者全員に対して発言を促すメッセージや警告がシステム側から発信されるように設定することもできる。
「回答ランキング」の表示の右側には、「ムードメータ表示」が用意されている。このムードメータ表示とは、現在の会議の雰囲気を視覚的に表すものであり、縦方向の上に行くほどムードが良く、下はムードが悪いことを意味する。ムードメータ表示の一番上には、親指を上に向けたイラスト、一番下には親指をしたに向けたイラストを表している。
このムードメータ表示は、その端末の操作者が変更できる。そして、そのムードメータ表示は、「参加者表示」に反映される。たとえば、参加者の縁取り部分の色彩を変化させる(ムードが良ければ赤、悪ければ青)ことによる。
「回答ランキング表示」の下側には、「達成されたこと」に関する全員の発言が整理されて表示されている。
また、新たな発言を入力するための「意見入力」というボタンも用意されている。このボタンをクリックすれば、発言することができる。参加者または議長が発言内容を入力して「完了ボタン」をクリックした場合には、「達成されたこと」の最下部に表示されることとなる。
前述のシステム側からの停滞打破は、発言が所定時間内になされている場合には発信されない。そこで、議長は、発言内容を読んで、会議が停滞している、と判断した場合に、前述のささやきボタンを用いて停滞打破を試みたり、ムードメータを意図的に下げたりして、緊張感を高めたりする。
なお、議長に対しては、システム側から「提出内容を確認し参加者の入力を〆切ってください」というメッセージが表示され、「参加者の入力を〆切る」というボタンが用意されている。「参加者の入力を〆切る」というボタンを議長がクリックすると、参加者における「意見入力」のボタンはクリックできなくなり、全参加者の意見が全参加者に公開される。
(図18)
図18は、問題や懸念の収集の段階において、議長が自ら意見を登録する場合を示している。
前述した「意見入力」のボタンを議長がクリックした場合、ポップアップウィンドウとして意見を入力するための画面が前面に現れる。ポップアップウィンドウとなっているのは(ポップアップウィンドウの下の画面はアクティブにならず、ポップアップウィンドウのみがアクティブになっているのは)、参加者(場合によっては議長も)そのポップアップウィンドウへの入力に集中できるようにするためである。ランキング表示もポップアップウィンドウには表示されない。これも、必要以上のプレッシャーを参加者に与えないための工夫である。
図18が表示されている時点で、右下にある「完了」のボタンをクリックする。すると、図示は省略するが、ポップアップウィンドウが終了し、議長である自分の意見データと参加者の意見データおよびランキングが表示されることとなる。
なお参加者の端末では、全参加者が「完了」のボタンを押した後に議長が全参加者の意見公開の操作をするまでは、他の参加者の意見を見ることはできない。
ポップアップウィンドウ右下の完了ボタンの左側には、このポップアップウィンドウが現れてからの経過時間が表示されるようになっている。すなわち、ポップアップウィンドウに対する入力を促す意味合いがある。
なお、ポップアップウィンドウとしての「問題や懸念は?」の入力画面における右上には、「チャレンジバンクへ」というボタンが用意されている。このボタンをクリックすると、過去にチャレンジバンクに登録した問題を当該会議にて話し合う候補として提出することができる。
(図19)
図19は、議長画面のひとつであり、各参加者から「問題や懸念は?」を募集している最中の画面出力例である。
ナビゲート表示は、「問題や懸念は?[1] 」を強調表示することによって、当該段階であることを示している。
ナビゲート表示の下には、参加者全員が書き込んだ内容が表示されている。
たとえば、二番目の問題として、「人材不足」と書かれた記載は、「どのようにすれば人材不足が解消するか?」という問題解決のための問いかけ方式に書き直されている。この書き直しは、議長や参加者が書き直す場合の他、会議システムにおける言語解析エンジンが自動で書き直す場合、前記言語解析エンジンが書き直したものを議長や参加者が更に書き直す場合、の三種類がある。
この二番目の問題に対しては、「賞賛」のボタンが用意されている。この賞賛ボタンは、良い意見である、という意思表示を簡単に実行するためのものである。なお、一番目と三番目には賞賛ボタンがないのは、議長が自らの意見を賞賛することを想定していないからである。
また、四番目の問題に対しては、「賞賛済み」と表示され、ボタンは押すことができない表示に変わっている。これは議長が既にこの意見に対して賞賛ボタンを押したからである。
ムード表示の右側には、議長がなすべきことについての案内が表示されている。「参加者の入力内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、次に進んでください。」という案内である。
「追加入力を行う」というボタンをクリックすると、再度参加者および議長が自身の意見を記載できる画面になる。(図示は省略する)。「次に進む」というボタンをクリックすると、「問題や懸念は?[2] 」という画面に進むこととなる。
(図20)
図20は、戦略的フォーカスを記載するための画面がポップアップウィンドウとして出力された例である。そして、更にその画面における「戦略的フォーカス」というハイパーリンク表示にカーソルをあてがうことで、「戦略的フォーカス」の説明表示を吹き出しにて表示させた状態を示している。
以上のように、「戦略的フォーカス」といった特殊な用語については、ハイパーリンクを組み込む(参加者、議長の区別なしに)ことによって、会議進行を補助している。
(図21)
図21は、「戦略的フォーカス」の記載フォーマットを端末ユーザ(議長、参加者を問わない)に提供するポップアップウィンドウの出力画面例である。
戦略的フォーカスとは、「YY/MM/DDまでに、私たちは、○○を達成することにより、△△する」というフォーマットである。
「YY/MM/DD」については、プルダウンメニューによって選択すれば入力できる。また、「○○」と「△△」は、テキストデータを入力するようになっている。
これらを入力したら、「提出・追加」ボタンをクリックして終了する。
(図22)
図22は、戦略的フォーカスを決定するための画面を端末ユーザ(議長、参加者を問わない)に提供されるポップアップウィンドウの出力画面例である。
戦略的フォーカスは、参加者(議長を含めてもよいし、含めないことも可能である)の投票によって決定される。図22は、その投票準備の議長画面である。参加者から入力された複数の戦略的フォーカスが表示され、議長はその内容を確認し、いずれの意見を投票対象にするかを考えて、「投票へ」というボタンをクリックする。すると、投票するための画面に切り替わる。
(図23)
図23は、その中央付近に戦略的フォーカスに関する投票結果を表示している画面出力例である。 「ナビゲート表示」は、「戦略的フォーカスの決定」が強調表示されている。
その「ナビゲート表示」の下に、「戦略的フォーカスの決定(全員分)」というマトリクスが表示されており、横軸が回答者、戦略的フォーカスの内容、投票数の順になっている。
この図においては、「user 01」が提案した意見への投票数が「2」、「user 02」への投票数が「0」となっている。なお、このマトリクスの右上には、「意見入力」のボタンがあり、クリックすれば、投票結果を受けて新規意見を議長が入力できる画面がポップアップウィンドウとして表示されることとなる。
なお、各意見の右側には、「鉛筆のアイコン」が表示されている。この鉛筆のアイコンをクリックすると、当該意見に対して修正をすることができる。その修正内容に関してはコメット・サーバを経由して全参加者に即時に送信される。
(図24)
図24は、前述した「戦略的フォーカスの決定」、続く「プロジェクトネームは?」および「プロジェクトネーム」の決定を経て、役割と担当を決定するための、議長用の画面を示すものである。 「ナビゲート表示」は、「役割と担当は?」が強調表示されている。
その「ナビゲート表示」の下に、「役割と担当は?全員分」」というマトリクスが表示されている。このマトリクスは、全参加者が提案した役割を集約した後に表示される画面で複数の役割のタイトルとそのタイトルに応じた主担当者および副担当者を、プルダウンメニューにて選択する画面となっている。また、マトリクスの中央付近の窓には、プロジェクトネーム(この例では「笑顔プロジェクト」と決定されている)と、戦略的フォーカスの全文が表示されている。
前記のマトリクスの右側には、ムード表示を挟んで、議長に対する指示ボックスが表示されている。その指示内容は、「担当者を選択し、次に進んでください。」というものである。
この画面が表示されている端末の操作者である議長は、前記のマトリクスに複数表示された役割毎に、その役割に応じた主担当者および副担当者を、プルダウンメニューにて選択する。そして、「次に進む」のボタンをクリックする。
(図25)
図25は、図24にて示した「役割」を表示して参照できるようにしながら、コミットメントの作成を補助するポップアップウィンドウとして出力された例である。
ポップアップウィンドウにおける上部分には、「戦略的フォーカスを達成するのに重要だと思われる役割案」という表を位置させている。 また、その表の下には、「1:戦略的フォーカスを達成するために、あなたは何を達成しますか? 2:あなたの達成を確実にするために、誰が何を達成することをリクエストしますか?」という案内文が位置する。
案内文の下には、コミットメントの作成を補助する画面が位置する。 この画面が表示される端末の操作者は、「誰が、いつまでに、何をする」という一文を完成させて、「提出・追加」のボタンをクリックするように指示される。
なお、このコミットメントの入力において、「ルーチン」というチェックボックスが存在する。このチェックボックスをクリックして「レ点」が表示されると、ルーチンワークをすべき月日を入力することができる。たとえば、「毎月1日」に実行すべきルーチンワークであれば、「毎月」をプルダウンメニューで選択した後、その下にある空欄に、実施する日をカンマ区切りで入力(この場合は、「1」のみ)する。
(図26)
図26は、図25で入力されたコミットメントを全て表示したうえで実施するか否かを調整する画面出力例である。
「ナビゲート表示」は、「コミットメントは?」が強調表示されている。そのナビゲート表示の下には、戦略的フォーカスの全文がボックス内に表示されている。そして、そのボックスの下に、コミットメント(全員分)がマトリクス表示される。
それぞれのコミットメントには、「やる、やらない、交渉中」のいずれかを選択するプルダウンメニューが用意されている。
また、マトリクス表示の右側には、ムードメータを挟んで議長に対する指示ボックスが存在する。その指示ボックスには、「参加者の入力内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、次に進んでください」と表示がある。そしてその表示の下には、「追加入力を行う」ボタンと、「次に進む」ボタンが用意されている。
この画面にて入力したルーチンについて、この会議が終了して登録されると、そのルーチンを実行すべき参加者に係るデータに、ルーチンワークが反映される。具体的には、その参加者に係る「マイページ」、「ルーチン管理」には、そのルーチンワークが登録されるのである。
なお、コミットメントとして登録された内容に関して、実行期限が近づいたら、該当する参加者に係る端末へ電子メールなどのアラート・メッセージがアプリケーション・サーバから届くような構成を採用することもできる(図2に示した電子メール機能の応用)。そのアラート・メッセージの返信用アドレスは、該当するコミットメントに関する各種の管理データに紐づけられている。したがって、アラート・メッセージを受け取ったコミットメントの該当者は、その電子メールに返信するだけで、返信メッセージが管理データの一部として追加され、記録される。
(図27)
図27は、チャレンジバンクへの登録を議長が調整することを実行するための画面出力例である。この画面の前段で参加者自身が登録すべきか否かを選択したうえで、議長が調整する画面出力例である。
「ナビゲート表示」は、「チャレンジバンクへの登録」が強調表示されている。そのナビゲート表示の下には、戦略的フォーカスの全文がボックス内に表示されている。そして、そのボックスの下に、チャレンジバンクへの登録(全員分)がマトリクス表示される。
それぞれの「チャレンジバンクに登録する問題」に対しては、「登録する、登録しない、解決」といった選択をするためのプルダウンメニューが用意されている。
また、マトリクス表示の右側には、ムードメータを挟んで議長に対する指示ボックスが存在する。その指示ボックスには、「参加者の入力内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、次に進んでください」と表示がある。そしてその表示の下には、「追加入力を行う」ボタンと、「会議を締める」ボタンが用意されている。
(図28)
図28は、議長に係る端末に対して表示される、会議を終了する際の画面である。
「ナビゲート表示」の下には、総合回答者ランキングが表示されている。その総合回答者ランキングの右側には、議長に対する指示ボックスが存在する。その指示ボックスには、「会議を終了します。」と表示がある。そしてその表示の下には、「会議公開権限の確認」ボタンと、「会議を閉じる」ボタンが用意されている。
「会議公開権限の確認」ボタンを議長がクリックすると、図示は省略するが、この会議で作成されたコミットメントおよびルーチンの承認者の設定や、誰に対して議事録を公開するかを確認したり、変更したりする画面が現れる。
「会議を閉じる」ボタンを議長がクリックすると、会議は終了する。そして、会議の議事録が会議データベースに登録される。
(図29)
図29は、参加者( user02 )に係る端末に表示される画面であって、「達成されたこと」に関する画面である。前述した図17(議長画面)にて議長が「参加者の入力を〆切る」をクリックした後の参加者側の画面である。
「ナビゲート表示」は、「この会議への期待は?」の右隣に位置する「達成されたことは?」が強調表示されている。そしてそのナビゲート表示の下方には、「達成されたことは?(全員分)」というマトリクス表示にて、回答順に「今まで個人として、集団として何が達成されたのか」について表示されている。議長操作により記入を締め切られ、全参加者の意見が公開されるので他の参加者の回答を、議長以外も見ることができるのである。
自分以外の参加者による回答の右側には、「賞賛」ボタンが用意されており、端末操作者がその回答を賞賛したい場合にクリックする。クリックすると賞賛ボタンは、「賞賛済み」という表示に変更され、クリックはできなくなる。
(図30)
図30は、参加者( user02 )に係る端末に表示される画面であって、「問題や懸念は?[3] 」に関する画面出力例である。
参加者表示における他の参加者( user01 )の枠から、吹き出しが表示され、その吹き出しの中には、「いい意見です!もっと核心をついた意見を出してしまってください!」とある。これは、他の参加者( user01 )が、この端末を操作する参加者( user02 )に向けて「ささやく」のボタンを用いて情報発信した結果が反映されたものである。
「ナビゲート表示」の下には、回答者ランキングが表示され、参加者が一覧表示されている。そしてその一覧表の右端に、「全員にささやく」、「ささやく」のボタンが表示されている。この端末を操作する参加者( user02 )が他の参加者( user01 )に対してささやくためには、 user01 の右端にある「ささやく」のボタンをクリックしてささやく言葉を適すと入力して発信することとなる。
(図31)
図31は、参加者( user02 )に係る端末に表示される画面であって、「戦略的フォーカス」における意見を書き込むためのポップアップウィンドウとして出力された例である。
「YY/MM/DDまでに、私たちは、○○を達成することにより、△△する」というフォーマットにおいて、選択や入力が必要な部位には、用語説明用のハイパーリンクが用意されている。たとえば、「YY/MM/DD」のハイパーリンク部分にカーソルを当てると、「今年度の終わりの日程がおすすめですが、なんらかの理由があるならそれ以前の日にちを記入してください。」という吹き出しが現れる。 「△△」のハイパーリンク部分にカーソルを当てると、「2.を達成することによりどんなインパクトがうまれるか、その意味合いを記入してください。」という吹き出しが現れる。
「YY/MM/DD」については、プルダウンメニューによって選択すれば入力できる。また、「○○」と「△△」は、テキストデータを入力するようになっている。
これらを入力したら、「提出・追加」ボタンをクリックして提出する。提出した「戦略的フォーカス」としての意見がなければ、右下にある「完了」ボタンをクリックする。
(図32)
図32は、参加者の端末に係る画面において、プロジェクトネームを決定するための画面出力例である。
プロジェクトネームは、前述した経緯にて確定された「戦略的フォーカス」にふさわしいプロジェクトネーム案を、参加者から募集し、投票したり、意見交換したりして決定される。
この画面では、参加者が既にそれぞれ複数提出したプロジェクトネーム案が列挙表示されており、投票を行うための画面となっている。
この投票では、参加者一人に対して3票が議長の決定に基づいて与えられている。この画面に係る端末の操作者は、「取消」というボタンとなっているプロジェクトネーム案に2つの票を投じており、「残り1票」という表示がなされている。この投票においては、「自らの案に投票をすることもできる。
「投票」というボタンをクリックすると、「取消」というボタンに変更され、「取消」というボタンをクリックすると、「投票」というボタンに戻る。考え直して、「投票」を再びクリックすることもできる。
投票を完了するには、右下にある「完了」というボタンをクリックする。なお、投じることのできる票が残っていても完了ボタンをクリックすることはできる。この場合、いくつかの票を棄権した、ということになる。
(図33)
図33は、参加者の端末に係る画面において、チャレンジバンクに登録する問題を決定するためのポップアップウィンドウとして出力された例である。
「チャレンジバンクへの登録」というタイトルが左上端に表示されたポップアップウィンドウには、既に決定されたプロジェクト名、戦略的フォーカス、作成されたコミットメントに関する一覧表が表示されている。
作成されたコミットメントの一覧表の下には、チャレンジバンクに登録するか否かを選択すべき問題が一覧で列挙表示される。そして、その列挙表示の右端には、「登録しない」、あるいは「登録する」を選択できるようにプルダウンメニューが表示されている。
作成されたコミットメントを判断基準に利用して全ての問題に対して「登録しない」、あるいは「登録する」を選択したら、画面の右下端にある「完了」のボタンをクリックする。すると、チャレンジバンクに対する登録が完了し、会議データベースにおける所定の場所へ格納される。
以上説明したようなチャレンジバンクの登録、という手順を、本実施形態における電子会議システムが備えている。そのため、未解決の問題を合理的に格納でき、必要に応じて検索して出力させることができる。
(図34)
図34は、会議作成者に係る端末に表示される画面であって、「問題解決」のテンプレートを選択して開始する際の画面出力例である(図15における「テンプレートの選択」において「目標設定」を選択した場合について説明してきたのが、図16〜図33である。)。
テンプレートを選択したら、会議に関する情報を選択する。具体的には、「戦略的フォーカス」の設定、「会議グループ」の設定、会議参加可能人数の設定、参加メンバーの加除、議長の選択、会議名の設定、会議目的の設定、会議時間の設定などがある。
なお、「問題解決」のテンプレートによる進行は、「目標設定」のテンプレートよりもシンプルであり、「目標設定」のテンプレートに存在したいくつかの手順が省略されている。省略された手順以外はほとんど同じなので、同じ手順に関する説明は省略する。またこの画面では表示されていないが、選択されたプロジェクトに応じて当該プロジェクトから生まれた会議参加者のチャレンジバンクのデータを会議開始前にセットできるようになっている。
(図35)
図35は、「参加者の変更」というボタンをクリックした場合に「会議参加者の変更」というポップアップウィンドウが立ち上がった状態を示している。
ポップアップウィンドウの上の方には、議長が「 user01 」であり、参加可能ユーザ数が15人であることが表示されている。
そして、その下には、左右に離れて位置させたボックスがある。右側のボックスには、既に登録した参加メンバー(議長以外)が列挙表示され、左側のボックスには、その会議には登録されていないが参加メンバーに追加可能な参加者の氏名が列挙表示されている。そして、左右のボックスの間には、「参加メンバーに追加→」というボタンと、「←参加メンバーから削除」というボタンとが位置する。
右側のボックスの中から参加メンバーのひとつを選択するためのクリックをすると、「←参加メンバーから削除」というボタンがアクティブ表示(クリック可能である旨の表示)に変わる。
アクティブ表示された「←参加メンバーから削除」というボタンをクリックすると、選択された参加メンバーは、右側のボックスから削除され、左側のボックスに現れる。
左側のボックスの中から参加可能ユーザのひとつを選択するためのクリックをすると、「参加メンバーに追加→」というボタンがアクティブ表示に変わる。
アクティブ表示された「参加メンバーに追加→」というボタンをクリックすると、選択された参加可能ユーザは、左側のボックスから削除され、右側のボックスに現れる。
(図36)
図36は、議長に係る端末において、「チャレンジバンクからの引用」というボタンをクリックした場合に「チャレンジバンクからの引用」というポップアップウィンドウが立ち上がった状態を示している。
「問題や懸念は?」というメニューなどにおいて、過去に開催された会議でチャレンジバンクに登録された問題が引用できたり、参考にすることが有益な場合がある、ということが、経験的に判明した。そこで、「チャレンジバンクからの引用」というボタンを用意し、登録された問題を取り込むことができるようにしたものである。
「チャレンジバンクからの引用」というポップアップウィンドウには、「問題として提出するもの選択してください」という表示の下に、障害となっている問題が列挙表示される。
表示された問題の右には、「取込」というボタンが用意されており、クリックするとその問題が「問題の入力」の代わりとなる。
問題の取込が終了したり、取り込むべき問題が存在しないと判断した場合には、このポップアップウィンドウの右端にある「問題の入力へ」というボタンをクリックして、自ら問題を入力する画面に切り替える。
このポップアップウィンドウが不要と判断した場合には、右上端のクローズボックスをクリックしても良いし、このポップアップウィンドウによる作業が終了した場合には、右下端にある「完了」のボタンをクリックしても良い。
(図37)
図37は、議長に係る端末においてナビゲート表示において「何が起こっているか?」の段階となった場合に表示される画面出力例を示す。
「何が起こっているか?」というナビゲート表示は、「どんな問題があるか?」、「どの問題に取り組みか?」の次に位置する。また、「何が起こっているか?」というナビゲート表示の次は、「どんな解決策があるか」となっている。
ナビゲート表示の下には、「どの問題に取り組むか」にて選択された問題が表示される。具体的には、「どのようにすれば地方のお客様も顧客満足度を高められるか?」である。
更にその下には、「何が起こっているか?(全員分)」というボックスが位置する。このボックスは、「何が起こっているか?」について参加者から送信された意見を一覧表示したものである。
このボックスの右には、ムードメータを挟んで議長に対する指示ボックスが存在する。その指示ボックスには、「参加者の入力内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、次に進んでください」と表示がある。そしてその表示の下には、「追加入力を行う」ボタンと、「次に進む」ボタンが用意されている。
(図38)
図38は、会議終了直前に議長に係る端末にのみ用意されたボタンをクリックすることで立ち上がる「会議公開権限の確認」というポップアップウィンドウの出力例である。
この画面の上の方には、「会議で作成されたコミットメントの承認者を選択してください」という表示があるが、コミットメントやルーチンが作成されなかった場合はこの図38のように「当該会議ではコミットメントが作成されませんでした」と強調文字(たとえば赤字)と表示される。
会議の参加者は議事録の閲覧が可能であり、変更によって閲覧不能となることはない。そのため、「議事録閲覧可能なユーザ」という表示において、当該会議に参加したユーザが列挙される。
「議事録閲覧可能なユーザ」という表示の下には、左右に離れて位置させたボックスがある。右側のボックスには、会議に参加した以外のユーザが列挙表示され、左側のボックスには、空の表示されている。そして、左右のボックスの間には、「追加閲覧者に追加→」というボタンと、「←追加閲覧者から削除」というボタンとが位置する。
左側のボックスの中から参加可能ユーザのひとつを選択するためのクリックをすると、「追加閲覧者に追加→」というボタンがアクティブ表示に変わる。
アクティブ表示された「追加閲覧者に追加→」というボタンをクリックすると、選択されたユーザは、左側のボックスから削除され、右側のボックスに現れる。
その後、右側のボックスの中から追加閲覧者を選択するためのクリックをすると、「←追加閲覧者から削除」というボタンがアクティブ表示(クリック可能である旨の表示)に変わる。
アクティブ表示された「←追加閲覧者から削除」というボタンをクリックすると、選択された参加メンバーは、右側のボックスから削除され、左側のボックスに現れる。
(図39)
図39は、システム運営者の操作する端末のみに表示される画面であり、アジェンダの順番などを編集する画面出力例である。
本実施形態に係る電子会議システムを使用する組織において、定型のテンプレートでは当該組織にそぐわない、使いにくい、といった場合に、テンプレートをカスタムメードすることができる。
カスタムメードする原型を選択し、カスタムメードが終了したら登録するための画面が、「テンプレート情報」として表示されている。
テンプレート情報としては、名称(ここでは「問題解決」を記載)、種類(ここでは「問題解決」を選択)、作成者(ここではコミットメントテクノロジーという組織名を記載)を、それぞれプルダウンメニューおよび自由記載で設定する。 また、「説明」では、このテンプレートに関する説明文を入力する。
テンプレート情報のボックスの下側には、「編集」ボタン、「更新」ボタン、「新しいひな形として作成」ボタン、「一覧に戻る」ボタンが用意されている。
テンプレート情報の下には、「ゴミ箱」、「会議フロー」、「追加可能アジェンダ一覧」というメニューが用意されている。
「会議フロー」とは、一つ一つの会議を運営するうえで話し合うアジェンダの順番である。
「追加可能アジェンダ一覧」とは、会議フローに新たなアジェンダを追加する際のコンポーネントの候補である。
なお、「ゴミ箱」は、一旦会議フローに加えた後に、あるフローを取り除きたいときにそのフローの一つを削除するために使うものである。
(図40)
図40は、システム運営者の操作する端末のみに表示される画面であり、前述の図39における「一覧に戻る」ボタンを押された場合に表示される画面出力例である。
画面の上の方には、「管理TOP」、「意見/要望」、「サービス管理」、「会議テンプレート」という四種類のタブがあり、「会議テンプレート」が選択された場合の画面が図40である。
そのタブの下には、会議テンプレートが一覧表示されており、雛形名、作者名、説明、バージョン、という横軸が設けられている。
なお、一覧表示の右上には、「検索」ボタン、「新規作成」ボタン、「削除」ボタン、「削除済み」ボタンが表示されている。
(図41)
図41は、システム運営者の操作する端末のみに表示される画面であり、前述の図39における会議フロー内の各アジェンダの詳細を編集することができる画面である。
「テンプレート情報」の部分は、図39と同様であり、説明を省略する。
「テンプレート情報」の下には、「会議フロー」のどのアジェンダを編集するか選択するためのボックスと、その右に各アジェンダを選択したのちに詳細な「ナビゲート表示」を編集するためのボックスとが表示されている。
以上説明したように、本発明に係る実施形態によれば、会議の合理的な運用、会議にて決定された事項の実行サポート(実効性向上)などに対して効果を奏する。
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話などの情報機器メーカ、情報機器用のコンピュータプログラムの作成やメンテナンスを請け負うサービス業、アプリケーション・サービス・プロバイダを運営する事業、会議を通じて経営の指導助言を行うコンサルティング業などにおいて、利用可能性を有する。

Claims (14)

  1. 電子会議に参加する複数の端末がネットワーク接続され、各端末に対して電子会議に係る情報を表示可能とする電子会議サーバであって、
    各端末から送信されるデータを受信可能なアプリケーション・サーバと、
    そのアプリケーション・サーバからの命令を受信して各端末に必要なデータを送信するコメット・サーバと、
    当該電子会議に用いるデータを格納する会議データベースと、を備え、
    前記アプリケーション・サーバは、前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御するとともに、
    前記のある端末からメッセージデータを前記アプリケーション・サーバが受信した場合には、前記アプリケーション・サーバが前記会議データベースから必要データを引き出して前記メッセージデータとともに該当する端末へコメット・サーバから送信するように制御し、
    その送信後には、前記アプリケーション・サーバは、前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して再び保留状態となるように制御することとした電子会議サーバ。
  2. 前記アプリケーション・サーバは、会議において不採用となった議題である不採用議題データを議題提出者に係る端末へ送信する不採用議題データ送信手段と、
    その不採用議題データに対して前記端末の操作者によって解決したか否かを選別されたうちの未解決と選別された不採用議題データを会議データベースに格納する不採用未解決課題格納手段と、を備えた請求項1に記載の電子会議サーバ。
  3. 前記アプリケーション・サーバは、各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手段と、 その受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手段と、
    当該議長に係る端末から各端末に停滞打破データを送信する旨のリクエストを受信した場合に、停滞打破データを各端末へコメット・サーバから送信する停滞打破データ送信手段と、を備えることとした請求項1または請求項2のいずれか一に記載の電子会議サーバ。
  4. 前記アプリケーション・サーバは、各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手段と、
    そのメッセージ受信間隔算出手段が算出した受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手段と、
    その会議データ停滞送信手段が会議停滞の判断を送信した場合において停滞状態を打破する意見データをある端末から受信した場合には、各端末から賞賛データを他の端末へコメット・サーバから送信するリクエストを受信し、その賞賛データを各端末へコメット・サーバから送信させる賞賛データ送信手段と、
    を備えることとした請求項1から請求項3のいずれか一に記載の電子会議サーバ。
  5. 前記アプリケーション・サーバは、会議において決定した事項に関する決定事項データを各端末へ送信する決定事項データ送信手段と、
    その決定事項データに対して前記端末の操作者によってルーチンワークか否かを選別されたうちのルーチンワークと選別された決定事項データをルーチンワークデータとして受信するルーチンワーク受信手段と、
    そのルーチンワーク受信手段が受信したルーチンワークデータの実行者に係る端末へ当該ルーチンワークを反映させたスケジュールデータに加工して送信するスケジュールデータ送信手段と、を備えることとした請求項1から請求項4のいずれか一に記載の電子会議サーバ。
  6. 各端末の操作者が会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力してアプリケーション・サーバに送信してきた場合にそのムードデータを受信するムードデータ受信手段と、
    その受信したムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工し、各端末に送信するムードメータ送信手段と、を備えることとした請求項1から請求項5のいずれか一に記載の電子会議サーバ。
  7. ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信可能なメール・サーバを備え、
    そのメール・サーバは、前記端末に送信する電子メールのデータ中に返信用アドレスデータを含み、
    その返信用アドレスデータにて返信されてきた前記端末からの返信メールを受信するメール受信手段を備えるとともに、
    そのメール受信手段にて受信した返信メールのデータを前記会議データベースの所定箇所に格納させるメールデータ格納手段を備えることとした請求項1から請求項6のいずれか一に記載の電子会議サーバ。
  8. 電子会議に参加する複数の端末がネットワーク接続され、各端末に対して電子会議に係る情報を表示可能とする電子会議サーバに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記電子会議サーバは、各端末から送信されるデータを受信可能なアプリケーション・サーバと、 そのアプリケーション・サーバからの命令を受信して各端末に必要なデータを送信するコメット・サーバと、 当該電子会議に用いるデータを格納する会議データベースと、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、アプリケーション・サーバに対して、 前記コメット・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して保留状態となるように制御するリクエスト保留手順と、
    前記のある端末からメッセージデータを前記アプリケーション・サーバが受信した場合には、前記アプリケーション・サーバが前記会議データベースから必要データを引き出して前記メッセージデータとともに該当する端末へコメット・サーバから送信するように制御する端末送信手順と、
    その端末送信手順による送信後において前記アプリケーション・サーバが各端末からのHTTPリクエストを受信して再び保留状態となるように制御するリクエスト再保留手順と、を実行させるようにしたコンピュータプログラム。
  9. 会議において不採用となった議題である不採用議題データを議題提出者に係る端末へ送信する不採用議題データ送信手順と、
    その不採用議題データ送信手順にて送信した不採用議題データに対して前記端末の操作者によって解決したか否かを選別されたうちの未解決と選別された不採用議題データを会議データベースに格納する不採用未解決課題格納手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにした請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手順と、
    その受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手順と、
    当該議長に係る端末から各端末に停滞打破データを送信する旨のリクエストを受信した場合に、停滞打破データを各端末へコメット・サーバから送信する停滞打破データ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにした請求項8または請求項9のいずれか一に記載のコンピュータプログラム。
  11. 各端末からのメッセージデータの受信間隔を算出するメッセージ受信間隔算出手順と、
    そのメッセージ受信間隔算出手順にて算出した受信間隔が所定時間を超えた場合には会議停滞と判断して議長に係る端末へその旨を送信する会議データ停滞送信手順と、
    その会議データ停滞送信手順が会議停滞の判断を送信した場合において停滞状態を打破する意見データをある端末から受信した場合には、各端末から賞賛データを他の端末へコメット・サーバから送信するリクエストを受信し、その賞賛データを各端末へコメット・サーバから送信させる賞賛データ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにした請求項8から請求項10のいずれか一に記載のコンピュータプログラム。
  12. 会議において決定した事項に関する決定事項データを各端末へ送信する決定事項データ送信手順と、
    その決定事項データ送信手順にて送信されてきた決定事項データに対して前記端末の操作者によってルーチンワークか否かを選別されたうちのルーチンワークと選別された決定事項データをルーチンワークデータとして受信するルーチンワーク受信手順と、
    そのルーチンワーク受信手順にて受信したルーチンワークデータの実行者に係る端末へ当該ルーチンワークを反映させたスケジュールデータに加工して送信するスケジュールデータ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにした請求項8から請求項11のいずれか一に記載のコンピュータプログラム。
  13. 各端末の操作者が会議に対する気持ちを反映するムードデータを入力してアプリケーション・サーバに送信してきた場合にそのムードデータを受信するムードデータ受信手順と、
    そのムードデータ受信手順にて受信したムードデータを当該会議の参加者に対応させて参加者表示に加工する参加者表示加工手順と、
    その参加者表示加工手順にて加工した参加者表示を、各端末に送信するムードメータ送信手順と、をアプリケーション・サーバに実行させるようにした請求項8から請求項12のいずれか一に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記電子会議サーバは、ネットワーク接続される端末の一部または全部に電子メールを送信可能なメール・サーバを備えるとともに、 そのメール・サーバは、前記端末に送信する電子メールのデータ中に返信用アドレスデータを含むこととし、
    前記コンピュータプログラムは、 前記返信用アドレスデータにて返信されてきた前記端末からの返信メールを受信するメール受信手順と、
    そのメール受信手順にて受信した返信メールのデータを前記会議データベースの所定箇所に格納させるメールデータ格納手順と、をメール・サーバに実行させるようにした請求項8から請求項13のいずれか一に記載のコンピュータプログラム。
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