JP2010274879A - Lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば車両用シートを車体側にロックするなど、互いに係止される二部材の一方に設けられたストライカと、二部材の他方に設けられたロック機構とからなるロック装置に関する。 The present invention relates to a locking device including a striker provided on one of two members that are locked to each other, such as locking a vehicle seat on the vehicle body side, and a lock mechanism provided on the other of the two members.
この種のロック装置として、下記特許文献1及び特許文献2がある。特許文献1及び特許文献2では、車体側へロックされた使用姿勢と、ロック解除して車体側から脱離させた格納姿勢との間で変位操作可能なシートを備える車両において、車体側にストライカが設けられ、シート側にロック機構が設けられている。ロック機構は、ストライカを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、該ベースプレートに回動自在に軸支され、ベースプレートの凹部との間でストライカを挟持したロック状態を形成するラッチと、ラッチの対向位置においてベースプレートに回動自在に軸支され、ラッチ係合することで該ラッチをロック状態に保持するポールと、ベースプレートに回動自在に軸支され、ロック状態にあるラッチをロック方向へ押圧する追い込みプレートと、少なくともポールへ付勢力を付与する付勢部材としてのバネとを備える。追い込みプレートは、ラッチ又はポールに設けられた突起と係合することで、ロック状態においてポールを所定の回動方向へ付勢し、これによってラッチがストライカに対する係合(ロック状態)をさらに強める方向へ付勢されている。この結果、ラッチとベースプレートの凹部とによってストライカがより強固に挟持され、ロック状態におけるストライカとラッチとの間の遊びが吸収されてガタ詰めが行われる。
As this type of locking device, there are
詳しく見ると、特許文献1では、ポールと追い込みプレート(カム部材)とが厚み方向に重ねられ、両者は同一軸を中心として互いに独立回動可能となっている。ラッチは、ポール及び追い込みプレートに対して対向配置されており、ポールと同一平面において回動するが、追い込みプレートとは回動面が異なる。すなわち、追い込みプレートがラッチの一側面に設けた突起と係合するよう、追い込みプレートとラッチとは、互いに対向する一部分において厚み方向に重なるようになっている。付勢部材としてのバネは、ラッチとポールとの間に掛け留められる第1のバネと、追い込みプレートとベースプレートとの間に掛け留められる第2のバネとを有する。また、追い込みプレートには、ロック状態にあるストライカをベースプレートの凹部から退行させようとする方向へ過大な荷重が作用した際に、当該追い込みプレートにおける他の部位及び他の部材に優先して変形が促進される変形促進部を有する。
If it sees in detail, in
特許文献2では、ラッチと追い込みプレート(ガタ取りプレート)とが厚み方向に重ねられているが、両者はそれぞれ異なる位置に設けられた支持軸を中心として互いに独立回動可能となっている。ポール(ラチェット)は、ラッチ及び追い込みプレートに対して対向配置されており、ラッチと同一平面において回動するが、追い込みプレートとは回動面が異なる。すなわち、追い込みプレートがポールの一側面に設けた突起と係合するよう、追い込みプレートとポールとは、互いに対向する一部分において厚み方向に重なるようになっている。付勢部材としてのバネは、追い込みプレートとポールとの間に掛け留められる1つのみを有する。
In
特許文献1及び特許文献2では、比較的簡素な構成によって装置のコンパクト化を図りながら、追い込みプレートによってロック状態におけるストライカとラッチとの間の遊びを吸収してガタ詰めしている。しかし、それでも特許文献1及び特許文献2では、装置の簡素化・コンパクト化において課題を残している。具体的には、特許文献1では回動軸を同一とするポールと追い込みプレートが別々に付勢されて別個独立して回動する構成となっているため、上記のような複雑な機構となっている。なお、特許文献1における実施形態3では、追い込みプレートとベースプレートとの間に掛け留められる1つのバネのみが図示されているが、実際にはラッチとポールとの間に掛け留められるもう1つのバネも必要となる。
In
一方、特許文献2では、ポールに対して対向配置された追い込みプレートは、同じくポールに対して対向配置されたラッチと異なる支持軸によって軸支されている。すなわち、ラッチと追い込みプレートとは、それぞれ別個の支持軸周りに軸支されており、部品点数(特に支持軸点数)が多い。そのための設置スペースも必要となり、装置も大型化する。また、特許文献2の追い込みプレートには、特に変形促進部は設けられていない。これでは、ロック状態にあるストライカをベースプレートの凹部から退行させようとする方向へ大荷重が働いた場合、当該荷重を直接又は間接的に受けるラッチ、ポール、又は追い込みプレートのうちのいずれの部材が変形するかが定かではない。しかも、どの部位において変形するかも定かではない。これでは、例えばラッチやポールに変形が生じるなど、通常のロック状態を維持できない場合が生じる。
On the other hand, in
また、特許文献1や特許文献2では、ポールと追い込みプレートとを、又はラッチと追い込みプレートとを厚み方向に重ね、ラッチ又はポールに設けた突起と追い込みプレートとが係合する構成であり、対向位置関係にあるラッチ又はポールと追い込みプレートとが厚み方向へ重なる。すなわち、追い込みプレートの回動平面をラッチ又はポールの回動平面から厚み方向にずらす必要があり、その分装置が厚み方向へ大型化してしまう。
Further, in
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、簡素な構成で部品点数の少ないロック装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention solves the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a locking device with a simple configuration and a small number of parts.
本発明のロック装置は、互いに係止される二部材の一方に設けられたストライカと、二部材の他方に設けられたロック機構とからなる。前記ロック機構は、前記ストライカを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、該ベースプレートに回動自在に軸支され、前記ベースプレートの凹部との間で前記ストライカを挟持したロック状態を形成するラッチと、前記ラッチの対向位置において前記ベースプレートに回動自在に軸支され、前記ラッチ係合することで該ラッチをロック状態に保持するポールと、前記ベースプレートに回動自在に軸支され、ロック状態にあるラッチをロック方向へ押圧する追い込みプレートとを備える。そのうえで、前記追い込みプレートは前記ラッチと共に前記ポールに対して対向配置され、前記ラッチと前記追い込みプレートとは、同一軸を中心として一体的に回動することを特徴とする。 The locking device of the present invention includes a striker provided on one of two members locked to each other and a locking mechanism provided on the other of the two members. The lock mechanism includes a base plate having a recess capable of receiving the striker, a latch pivotally supported by the base plate, and forming a locked state in which the striker is sandwiched between the recess of the base plate, A pole that is pivotally supported by the base plate at a position opposite to the latch, and holds the latch in a locked state by engaging the latch, and a latch that is pivotally supported by the base plate and is in a locked state. And a driving plate that presses in the locking direction. In addition, the driving plate is disposed opposite to the pole together with the latch, and the latch and the driving plate rotate integrally around the same axis.
前記追い込みプレートには、ロック状態にあるストライカを前記ベースプレートの凹部から退行させようとする方向へ過大な荷重が作用した際に、該追い込みプレートにおける他の部位及び他の部材に優先して変形が促進される変形促進部を設けることが好ましい。なお、本発明における「過大な荷重」とは相対的な基準であり、通常の使用状態において想定される荷重(一般的に作用し得る程度の荷重)を超え、ラッチ、ポール、又は追い込みプレートが変形し得る程度の荷重を意味する。 When an excessive load is applied to the driving plate in a direction in which the striker in a locked state is retracted from the recess of the base plate, the driving plate is deformed in preference to other parts and other members of the driving plate. It is preferable to provide a deformation promoting portion that is promoted. The “excessive load” in the present invention is a relative standard, exceeding a load assumed in a normal use state (a load that can generally act), and a latch, a pole, or a driving plate is It means a load that can be deformed.
また、前記ポールにおける前記ラッチとの対向面に、前記ラッチと係合する係合面を形成し、前記ラッチにおける前記ポールの係合面と係合する面に、前記係合面と異なる角度で追い込み面を形成することができる。これにより、当該互いに角度が異なる係合面と追い込み面とが係合することで、前記ポールに押圧された前記追い込みプレートを介して前記ラッチがさらにロック方向へ押圧されることになる。この場合、前記ラッチと前記追い込みプレートとを厚み方向に重ねたうえで、前記ポールの厚みを、前記ラッチの厚みと前記追い込みプレートの厚みとを合わせた厚みと同一にすることが好ましい。すなわち、ポールの回動面と同一平面において、ラッチ及び追い込みプレートの双方が回動することになる。なお、本発明における「厚みが同一」とは、完全同一の趣旨ではなく、寸法誤差程度のズレを含む「ほぼ同一」程度の趣旨である。 In addition, an engagement surface that engages with the latch is formed on a surface of the pole facing the latch, and a surface that engages with the engagement surface of the pole in the latch at an angle different from the engagement surface. A driving surface can be formed. As a result, the engagement surface and the driving surface having different angles engage with each other, whereby the latch is further pressed in the locking direction via the driving plate pressed by the pole. In this case, it is preferable that the thickness of the pole is made equal to the total thickness of the latch and the driving plate after the latch and the driving plate are stacked in the thickness direction. That is, both the latch and the driving plate rotate in the same plane as the rotation surface of the pole. In addition, the “thickness is the same” in the present invention is not the completely same meaning but the meaning of “substantially the same” including a deviation of about dimensional error.
本発明では、追い込みプレートをラッチと共にポールに対して対向配置したうえで、ラッチと追い込みプレートとを同一軸を中心として回動させているので、部品点数(特に支持軸点数)が少なく装置のコンパクト化が可能である。また、ラッチと追い込みプレートとが一体的に回動するので、構成をより簡素化できる。したがって、ラッチやポール等を常時所定方向へ付勢する付勢部材は必ずしも2つ必要ではなく、1つの付勢部材を有する構成とすることもできる。 In the present invention, since the driving plate is disposed opposite to the pole together with the latch, the latch and the driving plate are rotated about the same axis, so the number of parts (particularly the number of supporting shafts) is small and the apparatus is compact. Is possible. Further, since the latch and the driving plate are integrally rotated, the configuration can be further simplified. Therefore, two urging members that constantly urge the latches, poles, and the like in a predetermined direction are not necessarily required, and a configuration having one urging member may be employed.
追い込みプレートに変形促進部を設けていると、ロック状態にあるストライカをベースプレートの凹部から退行させようとする方向へ過大な荷重が作用した場合でも、当該変形促進部が他の部位や部材に優先して変形するので、想定外の部位や部材が変形して作動不良が生じたりストライカをロックできなくなるなどの問題を回避できる。 If the drive-in plate is provided with a deformation promoting portion, even if an excessive load is applied in a direction to retract the locked striker from the recess of the base plate, the deformation promoting portion takes precedence over other parts and members. Therefore, it is possible to avoid problems such as deformation of unexpected parts and members resulting in malfunction and failure to lock the striker.
ポールに設けた係合面と、追い込みプレートに設けた追い込み面と、の係合によりラッチがさらにロック方向へ押圧される構成とすることで、装置のさらなるコンパクト化が可能となる。具体的には、ラッチと追い込みプレートとを厚み方向に重ね、これらの対向位置にポールを配置しても、当該ポールと追い込みプレートとが重なる構成とする必要がない。したがって、ポールの厚みをラッチ及び追い込みプレートの合計厚みと同一にして、ラッチのみならず追い込みプレートをもポールと同一平面において回動させることができるので、装置の薄型化が可能となる。 By adopting a configuration in which the latch is further pressed in the locking direction by the engagement between the engaging surface provided on the pole and the driving surface provided on the driving plate, the device can be further downsized. Specifically, even if the latch and the driving plate are overlapped in the thickness direction and the poles are arranged at the opposed positions, it is not necessary to configure the pole and the driving plate to overlap. Therefore, since the thickness of the pole is made equal to the total thickness of the latch and the driving plate, not only the latch but also the driving plate can be rotated in the same plane as the pole, so that the apparatus can be thinned.
以下に、適宜図面を参照しながら本発明に係るロック装置の代表的な実施例について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。本発明に係るロック装置の適用対象は、ストライカとロック機構とによってロック保持する必要のある部材であれば特に限定されないが、代表的には、車体に対して着脱自在な車両用の格納シートを備える車両へ適用できる。以下には、本発明に係るロック装置を、このような車両へ適用した場合を例に挙げて説明する。 Hereinafter, representative examples of the locking device according to the present invention will be described with reference to the drawings as appropriate. However, the present invention is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention. is there. The application target of the lock device according to the present invention is not particularly limited as long as it is a member that needs to be locked and held by the striker and the lock mechanism, but typically, a storage seat for a vehicle that is detachable from the vehicle body is used. Applicable to vehicles equipped. Below, the case where the locking device according to the present invention is applied to such a vehicle will be described as an example.
(実施例)
格納シートは、車体側へロックされた使用姿勢と、ロック解除して車体側から脱離させた格納姿勢との間で変位操作可能なリヤシートである。格納シートは、フロア側にロックされた使用姿勢において、リクライニング装置を操作して、シートクッション側へシートバックを倒し込む(図1参照)。これと併行して、シートクッションの下部とフロア側とを結合しているロック機構のロックを解除することで、格納姿勢へ変位操作可能となる。格納姿勢としては、シートクッションをフロント側端部を支点として回動させ、全体をフロントシートの背面に立てかけた姿勢や、リヤ側端部を支点として後方側のフロアに凹設された格納凹部内へ格納した姿勢などがある。
(Example)
The storage seat is a rear seat that can be displaced between a use posture locked to the vehicle body side and a storage posture released from the vehicle body side after being unlocked. In the use posture locked on the floor side, the retractable seat operates the reclining device to tilt the seat back toward the seat cushion side (see FIG. 1). In parallel with this, by releasing the lock of the lock mechanism that joins the lower portion of the seat cushion and the floor side, the displacement operation to the retracted posture becomes possible. The stowed posture is a posture in which the seat cushion is rotated with the front side end as a fulcrum, and the whole is leaned against the back of the front seat, or in a retracted recess recessed in the rear floor with the rear side end as a fulcrum. There are postures stored in
例えば、格納シート1をこれのフロント側端部を支点として回動させ、フロントシートの背面に立てかける場合は、図1に示すように、格納シート1のシートクッション10におけるクッションフレーム11のフロント側端部は、フロア13に固定されたヒンジブラケット14に対し、回動軸15によって連結されている。符号12は、シートバックである。ロック装置2は、クッションフレーム11のリヤ側下部とフロア13側との間において、格納シート1をロックおよびロック解除可能に構成されている。当該ロック装置2は、クッションフレーム11のリヤ側下部(シート側)に設けられたロック機構20と、フロア13(車体側)に固定されたストライカ3とに大別される。なお、回動軸15による連結部およびロック装置2は、格納シート1の両サイドに配置される。
For example, when the
ロック機構20は、図2に示すように、ストライカ3を受け入れ可能な凹部30を有するベースプレート21と、ベースプレート21の凹部30との間でストライカ3を挟持したロック状態を形成するラッチ22と、ラッチ22をロック状態に保持するポール23と、ロック状態にあるラッチ22をロック方向へ押圧する追い込みプレート24と、ポール23等へ付勢力を付与する引張バネ25とを備える。
As shown in FIG. 2, the
ベースプレート21は、クッションフレーム11のリヤ側下部に、ビス35によって固定されている。ベースプレート21は、その下部において下向きに開放した凹部30を備えている。この凹部30は、その開放側(下側)からストライカ3を受け入れることが可能であり、その受け入れを容易にするために下方に向かって拡開している。なお、図3に示すように、ベースプレート21は二枚一組であり、両ベースプレート21・21の間に、ラッチ22やポール23、及び追い込みプレート24等が挟み込まれた状態で組み付けられている。
The
ラッチ22は、支持軸27によってベースプレート21に対して回動自在に軸支されている。ラッチ22は、その側方に開口したフック部22aを備えている。ラッチ22は、フック部22aが凹部30に受け入れたストライカ3と係合した図2に示すロック姿勢と、フック部22aとストライカ3との係合が解除された図5に示すロック解除姿勢との間で、支持軸27を回動中心として回動する。ラッチ22のロック解除方向への回動限界は、ベースプレート21に一体形成されたストッパ21aによって規制される。フック部22aがストライカ3と係合したロック状態では、当該フック部22aとベースプレート21の凹部30との間で、ストライカ3が挟持される。また、ラッチ22は、フック部22aの上方側縁(ポール23との対向側縁)に、凹状に湾曲した係止面22bを備え、係止面22bから左方向(ポール23から離れる方向)へ離れた箇所に、係合突起22cを備えている。なお、図3に示すように、係合突起22cは、ラッチ22の一側面からプレス加工することで、他側面側へ一体的に突出形成されている。ラッチ22の上部には、バネ掛け部22dが上方へ向けて延在している。
The
図2及び図3に示すように、追い込みプレート24は、ラッチ22と厚み方向に重ねられた状態で配されており、当該ラッチ22及び追い込みプレート24の対向位置に、ポール23が配されている。追い込みプレート24は、ラッチ22と同様に、支持軸27によってベースプレート21に対して回動自在に軸支されている。すなわち、ラッチ22と追い込みプレート24とは、同じ支持軸27を回動中心として回動する。また、支持軸27の上方には、厚み方向へ貫通する係合孔24aが穿設されている。当該係合孔24aにラッチ22の係合突起22cが嵌合していることで、ラッチ22と追い込みプレート24とが一体的に回動する。また、追い込みプレート24の一側縁(ポール23との対向側縁)には、凹状に湾曲した追い込み面24bが形成されている。当該追い込み面24bは、ラッチ22の係止面22bよりもポール23側へ突出しており、通常のロック状態においては、係止面22bに優先してラッチ22と係合可能となっている。また、係合孔24aと追い込み面24bとの間には、追い込み面24bの湾曲形状に沿う切欠孔24cが貫通穿設されている。これにより、追い込み面24bと切欠孔24cとの間の部分の機械的強度が低下し、当該部分が、ロック機構20へ大荷重が作用した際に、他の部位及び他の部材に優先して変形する変形促進部24dとなっている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the drive-in
ポール23は、ラッチ22及び追い込みプレート24との対向位置において、支持軸28によってベースプレート21に対して回動自在に軸支されている。ポール23は、ラッチ22等と対向する側縁に、凸状に湾曲した係止面23aを備えている。図3によく示されるように、ポール23の厚みは、ラッチ22の厚みと追い込みプレート24の厚みとを合わせた厚みとほぼ同一になっている。これにより、係止面23aは、厚み方向に重なる追い込みプレート24の追い込み面24b及びラッチ22の係止面22bと係合し得る構成となっている。図2に戻って、ポール23の上部には、バネ掛け部23bが上方へ向けて延在している。そして、ラッチ22のバネ掛け部22dとポール23のバネ掛け部23bとの間に、引張バネ25が掛け留められている。この引張バネ25により、ラッチ22がロック解除方向(図2における反時計回り方向)へ常時付勢されていると共に、ポール23がラッチ22及び追い込みプレート24と近接する方向(図2における時計回り方向)へ常時付勢されている。すなわち、本実施例のロック機構20は、ラッチ22を常時ロック解除方へ付勢すると共に、ポール23を常時ロック方向へ付勢する付勢手段として、1本のバネのみを有する構成となっている。
The
ポール23は、これの回動中心となる支持軸28と一体的に回動し、当該支持軸28の端部には、ベースプレート21の外側において、ロック機構20のロック状態を解除操作する解除レバー(図示せず)が連結されている。解除レバーには操作ケーブルが連結されており、ロック解除操作によって操作ケーブルが牽引されると、解除レバーおよび支持軸28が回動し、これに伴いポール23も一体的に回動操作されることになる。
The
また、図2に示すように、ポール23の係止面23aとラッチ22の係止面22bとは、同じ角度で傾斜しており、それぞれポール23の回動中心(支持軸28の軸心)を中心とした同心円状の円弧面として形成されている。一方、追い込みプレート24の追い込み面24bの円弧中心は、ポール23の係止面23aの円弧中心と異なる位置にあり、係止面23aと所定角度θの傾斜角度差がある。
In addition, as shown in FIG. 2, the locking
次に、ロック装置2の作用、すなわちロック機構20によるストライカ3のロック・解除機構について説明する。まず、格納シート1がフロア13から脱離させた格納姿勢にあるとき、ストライカ3はベースプレート21の凹部30内になく、ロック機構20は、図4に示すようなロック解除状態にある。具体的には、ラッチ22は、引張バネ25によってロック解除方向(図面基準で反時計回り方向)へ付勢されている。このとき、ラッチ22がベースプレート21のストッパ21aに係合していることで、ラッチ22のロック解除方向への回動限界が規制されている。同時に、ラッチ22と一体的に回動する追い込みプレート24も、ラッチ22と同じ方向へ付勢されている。ロック解除状態では、追い込みプレート24はポール23の係止面23aの下方にあり、当該追い込みプレート24の追い込み面24bがポール23の基部23cと係合していることによっても、ラッチ22共にロック解除方向への回動限界が規制される。このとき、ポール23は引張バネ25によってラッチ22と係合する方向(図面基準で時計回り方向)に付勢されているが、ポール23の基部23cと追い込みプレート24の追い込み面24bとの係合、ないし、ポール23の下面と追い込みプレート24の上面との係合によって、ポール23の付勢方向への回動が規制されている。
Next, the operation of the
そして、格納姿勢にある格納シート1を使用姿勢へ移動させて、図1に示すようにシートクッション10をフロア13上にセットすることで、フロア13に固定されたストライカ3がベースプレート21の凹部30に受け入れられ、ロック機構20がロック状態になる。詳しくは、ストライカ3がベースプレート21の凹部30に受け入れられると、これに伴いラッチ22のフック部22aが引張バネ25の付勢力に抗して押し上げられ、図5に示すように、ラッチ22が支持軸27を中心としてロック方向(図面基準で時計回り方向)へ回動する。このとき、追い込みプレート24もラッチ22と共に支持軸27を中心として同方向へ一体的に回動することで、ポール23の回動規制が解除される。すると、ポール23は引張バネ25の付勢力によって、支持軸28を中心として時計回りに回動し、ポール23の係止面23aと追い込みプレート24の追い込み面24bとが係合する。これにより、ラッチ22のロック解除方向への回動が規制され、ストライカ3がベースプレート21とラッチ22とによって挟持されたロック状態が保持される。
Then, the
この図5に示すロック初期状態から、ポール23は、引張バネ25の付勢力によって、図2に示すロック状態へさらに時計回りに回動する。このとき、ポール23は、これの係止面23aが追い込みプレート24の追い込み面24bを摺動しながら回動するが、当該係止面23aと追い込み面24bとの傾斜角度には所定角度θの角度差があることで、ポール23の回動に伴い追い込みプレート24を介してラッチ22がさらにロック方向へ押圧される。これにより、ロック状態におけるストライカ3とラッチ22との間の遊びが吸収され、ガタ詰めが行われる。
From the initial locked state shown in FIG. 5, the
この通常のロック状態においては、ポール23の係止面23aは、追い込みプレート24の追い込み面24bに係合しているが、ラッチ22の係止面22bからは離れている。つまり、通常のロック状態においては、ラッチ22がポール23によって直接ロック保持されているのではなく、ラッチ22に厚み方向に重ねられ、これと一体的に回動する追い込みプレート24を介してロック保持されている。しかし、ポール23の厚みは、ラッチ22と追い込みプレート24との合計厚みとほぼ同一であり、ポール23の回動面と同一平面においてラッチ22及び追い込みプレート24の双方が回動する構成となっている。したがって、ポール23の係止面23aも、ラッチ22の係止面22bと係合し得る位置関係にある。
In this normal locked state, the locking
そのうえで、通常のロック状態において、格納シート1に加わる荷重などにより、ストライカ3がベースプレート21の凹部30から退行する方向へ荷重が作用する場合がある。この場合でも、通常は、追い込みプレート24の追い込み面24bとポール23の係止面23aとの係合により、ラッチ22がロック解除方向へ回動することはない。しかし、一般的に想定されるよりも過大な荷重が作用した場合は、各部材が変形する恐れがある。そこで、追い込みプレート24に変形促進部24dが設けられており、過大な荷重が作用した場合は、追い込みプレート24の変形促進部24dが他の部位及び他の部材に対して優先的に変形する。これにより、ポール23の係止面23aがラッチ22の係止面22bに係合することになる。このとき、ラッチ22の係止面22bは、ポール23の係止面23aと同じ同心円形状となっているので、両係止面22b・23a同士は確り係合する。図2に示すロック状態からロック解除操作される場合は、上記と逆の流れとなる。
In addition, in a normal locked state, a load may be applied in a direction in which the
(変形例)
ラッチ22と追い込みプレート24とは一体的に回動するので、引張バネ25の一端はラッチ22又は追い込みプレート24のいずれに掛け留めてもよい。すなわち、上記実施例では、引張バネ25をラッチ22とポール23との間に掛け留めたが、追い込みプレート24とポール23との間に掛け留めることもできる。
(Modification)
Since the
また、ポール23などを常時付勢する付勢手段として、2本のバネを設けることもできる。すなわち、ポール23をロック方向へ常時付勢する第1のバネと、ラッチ22及び追い込みプレート24をロック解除方(追い込み方向)へ常時付勢する第2のバネを設けることもできる。この場合、上記実施例と同様の引張バネを使用したり、各支持軸27・28周りにそれぞれ巻装される捻りコイルバネ等を使用できる。
In addition, two springs can be provided as a biasing means for constantly biasing the
1 格納シート
2 ロック装置
3 ストライカ
10 シートクッション
13 フロア
20 ロック機構
21 ベースプレート
22 ラッチ
22a フック部
22b 係止面
22c 係合突起
23 ポール
23a 係止面
24 追い込みプレート
24b 追い込み面
24d 変形促進部
25 引張バネ
27・28 支持軸
30 凹部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記追い込みプレートは、前記ポールに対して対向配置され、
前記ラッチと前記追い込みプレートとは、同一軸を中心として一体的に回動することを特徴とする、ロック装置。 The striker is provided on one of the two members locked to each other, and the lock mechanism is provided on the other of the two members. The lock mechanism includes a base plate having a recess capable of receiving the striker, and the base plate. A latch that is pivotally supported and forms a locked state in which the striker is sandwiched between the recess of the base plate, and is pivotally supported by the base plate at a position opposed to the latch, and the latch engagement A locking device comprising: a pole that holds the latch in a locked state; and a driving plate that is pivotally supported by the base plate and presses the latch in the locked state in the locking direction,
The driving plate is disposed opposite to the pole;
The locking device according to claim 1, wherein the latch and the driving plate rotate integrally around the same axis.
前記ラッチと前記追い込みプレートとは、厚み方向に重ねた状態で配されており、
前記ポールの厚みが、前記ラッチの厚みと前記追い込みプレートの厚みとを合わせた厚みと同一となっている、請求項1または請求項2に記載のロック装置。
An engagement surface that engages with the latch is formed on a surface of the pole facing the latch, and a surface that engages with the engagement surface of the pole in the latch at an angle different from the engagement surface. A driving surface is formed, and by engaging the engaging surface and the driving surface with different angles, the latch is further pressed in the locking direction via the driving plate pressed by the pole,
The latch and the driving plate are arranged in a state of being stacked in the thickness direction,
3. The locking device according to claim 1, wherein a thickness of the pole is equal to a thickness obtained by adding a thickness of the latch and a thickness of the driving plate.
Priority Applications (1)
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WO2012173083A1 (en) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | テイ・エス テック株式会社 | Latching device |
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2009
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Cited By (3)
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WO2012173083A1 (en) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | テイ・エス テック株式会社 | Latching device |
US9132749B2 (en) | 2011-06-17 | 2015-09-15 | Ts Tech Co., Ltd. | Latching device |
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