JP2010272932A - 無線通信器、半導体集積回路装置及び携帯端末装置 - Google Patents

無線通信器、半導体集積回路装置及び携帯端末装置 Download PDF

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亮一 高野
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Abstract

【課題】異なる周波数を用いる2つのデジタル通信路を物理的に離隔することで、n次高調波の影響を低減する手段を提供することにある。
【解決手段】本発明に関わる無線通信器は、一つのデジタル通信路を担当する第1の無線チップ、及び他の一つのデジタル通信路を担当する第2の無線チップを備える。このうちいずれか一つの無線チップ内にRF受信モジュールと、RF送信モジュールを有する。無線チップ間をアナログベースバンド信号で通信することで、二つのデジタル通信路を離隔して配置することができる。これにより、一方のデジタル通信路の動作周波数の高調波成分が他方のデジタル通信路に影響を与えることを防ぐことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、異なる周波数で動作する2以上の通信プロトコルに対応した半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
近年の携帯電話機用RFIC(Radio Frequency Integrated Circuits)は複数の通信規格、例えばGSM(Global System for Mobile Communications)、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)など、を満たすことや外付部品の点数低減が要求されている。通信規格毎に変調方式や必要な信号帯域が異なる。
更に高速なデータ転送レートを実現するLTE(Long Term Evolution)の商用サービスが予定されている。LTEで用いられる変調方式はOFDM(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)、信号帯域は最大20MHzとなる予定である。
これらの通信規格の通信プロトコルにおいては、アンテナから送受される高周波信号を処理する回路、例えばLNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅回路)、ミキサ、変調器、ドライバなど、はアナログ信号をダウンコンバージョン(受信)もしくはアップコンバージョン(送信)するために用いられる。一方、ベースバンドLSI(Large Scale Integrated Circuits)とRFICとの接続インターフェースはDigRF規格に基づく高速デジタル信号を用いて行われる。ベースバンドLSIとRFICとのインターフェースを共通化することで、端末メーカのベースバンドLSIとRFICの組み合わせの選択肢が増やせるためである。そのため、高周波アナログ信号処理回路とインターフェース回路間にアナログ・デジタルコンバータ(ADC)とデジタル・アナログコンバータ(DAC)が必要となる。
上述のような2以上の無線区間のプロトコル向けに同一チップ上でデジタル信号処理回路を内蔵すると、種々の問題が生じる。
1)受信用低雑音アンプ(LNA)と受信用ADCの動作クロックの高調波が受信帯域に干渉することによる特性悪化。
2)送信用DACのクロック高調波が受信帯域に干渉することによる特性悪化。
3)DigRF(デジタル通信)インターフェースに関わる動作クロックの高調波が受信帯域や内蔵RFVCO(Radio Frequency Voltage Control Oscillator)と干渉。
その原因はADCやDACの動作クロックの高調波が受信あるいは送信周波数帯域と近接・重畳する場合に妨害波やスプリアスとなり受信もしくは送信回路特性を悪化させることが理由となる。
特にベースバンドLSIとRFIC間の動作クロック(矩形波)の高調波成分のエネルギーは、一般的に次数が低いほうがエネルギーが高く、次数が高いほうが低くなる。高周波で動作するLTEの信号を処理する場合、LTE向けのベースバンドLSIとRFICとの接続インターフェースで用いられるADC、DAC、LVDS(Low Voltage Differential Signal:小振幅差動信号)は、GSMやW−CDMA用のベースバンドLSIとRFICとの接続インターフェースのそれらより高速に動作する必要がある。そのために、例えばGSMやW−CDMAのADCは、ΔΣ型を用い、LTEのADCは、広帯域の信号帯域に対応したNyquist型を用いることが検討されている。すなわち、より高周波で動作するLTE向けチップセット間のインターフェースで用いられるクロックの高調波成分がそれより低い周波数で動作するチップセット間のインターフェースの動作周波数と近接・重畳し妨害波・スプリアスとして干渉する可能性がある。
本発明の目的は、異なる周波数を用いる2つのデジタル回路間の干渉を物理的に離隔することで、n次高調波の影響を低減する手段を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
すなわち、異なる周波数を用いるデジタル通信路を物理的に離隔するようにするものである。
例えば、代表的な実施の形態に関わる無線通信器は、第1の周波数信号で動作する第1の通信プロトコル用の第1のモジュールと、第2の周波数信号で動作する第2の通信プロトコルとに対応した第2のモジュールと、第1のモジュールに対応し、外部との間で第1のデジタルベースバンド信号の送受信を行う第1のインターフェースモジュールと、を有する第1の無線チップと、第2のモジュールに対応し、外部との間で第2のデジタルベースバンド信号の送受信を行う第2のインターフェースモジュールを有する第2の無線チップと、を含み、第1の無線チップと、第2の無線チップとの間をアナログベースバンド信号で接続する。
この無線通信器において、第1のデジタルベースバンド信号及び第2のデジタルベースバンド信号に小振幅差動信号を用いるようにしてもよい。
他の代表的な実施の形態に関わる無線チップは、可変増幅器と、この可変増幅器の出力信号を一定の周波数成分に制限するバンドパスフィルタと、を含んで構成される第1の受信モジュールと、バンドパスフィルタから出力されるアナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADCと、を含み、可変増幅器とバンドパスフィルタの接続点からアナログベースバンド信号を出力する外部接続用のインターフェースを有する。
さらに他の代表的な実施の形態に関わる別の無線チップは、DACが出力するアナログベースバンド信号の周波数成分を制限するローパスフィルタと、このローパスフィルタの出力を周波数変換するミキサ回路と、を含み、ミキサ回路に該無線チップ外部からのアナログベースバンド信号の入力が可能にするものである。
上記の無線通信器または上記の無線チップを有することを特徴とする携帯端末装置も本発明の射程に入る。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
すなわち、異なる周波数を用いる2つのデジタル通信路を物理的に離隔することにより、干渉の影響を低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に関わるW−CDMA/GSM/LTE用送受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる別のW−CDMA/GSM/LTE用送受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる別のW−CDMA/GSM/LTE用送受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる第1RFチップの構成を表すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる別の第1RFチップの構成を表すブロック図である。
以下、図を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に関わるW−CDMA/GSM/LTE用送受信器1の構成を示すブロック図である。
W−CDMA/GSM/LTE用送受信器1は、第1RF(Radio Frequency:無線周波数)チップ11、第1ベースバンドチップ12、第2RFチップ21、第2ベースバンドチップ22を中心に構成される。第1RFチップ11にはFEM13を介して送受信用のアンテナを含むアンテナ群16が接続され、構成されている。
第1RFチップ11はFEM13、アンテナ群16を介して得られる無線区間の信号を復調する、あるいはベースバンド信号を変調し無線区間の信号として出力する変復調回路である。
第1RFチップ11はW−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111、W−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112、ベースバンドチップ向けインターフェース113、第1VCO114、第2RFチップ向けインターフェース116_1を含んで1つの半導体集積回路装置で構成されている。
W−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111は、バンドパスフィルタ、低雑音増幅器、IQ成分分離のための90度位相器、ミキサ回路及びローカル発信器、増幅器、バンドパスフィルタより構成されるアンテナからの無線信号を受信するためのアナログ回路である。
また、W−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112は、後述するDAコンバータからの信号を減衰するアッテネータ、ローパスフィルタ、IQ成分合成のための90度位相器、ミキサ回路及びローカル発信器、増幅アンプよりなる送信用のアナログ信号を生成するためのアナログ回路である。
ベースバンドチップ向けインターフェース113は、デジタル通信を行う第1ベースバンドチップ12側とアナログで処理されるW−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111及びW−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112との間をつなぐインターフェース回路である。ベースバンドチップ向けインターフェース113中には第1ベースバンドチップ12側とのデジタル送受信を行う第1RF−LVDS(小振幅差動信号)113a、受信用のADC(アナログ・デジタル変換回路)113b、送信用のDAC(デジタル・アナログ変換回路)113cより構成される。
第1RF−LVDS113aは、小振幅差動信号を用いて第1ベースバンドチップ12と通信を行うためのデジタル通信回路である。
ADC113bは受信用のアナログ・デジタル変換回路である。このADC113bには多重化されたI成分及びQ成分の2系統のアナログ信号が入力され、本回路上でデジタルデータに変換された後、利用可能な形にまとめて第1RF−LVDS113aに出力される。
なお、本図においては、ADC113bは一つ存在している。しかし、W−CDMA/GSMのように二つのプロトコルに対応しているものであれば、ADCもそのプロトコルに対応した数が用意される。また、W−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111の内部構造もADC毎に対応した信号系統が用意される。第1RFチップ11は第2の実施の形態で説明するため、本図では簡略化して記載する。
DAC113cは送信用のデジタル・アナログ変換回路である。DAC113cは第1RF−LVDS113aから送信されるデジタルデータをアナログ形式に変換して、W−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112に送信する。
なお、本図におけるDAC113cは多重化に関する回路も有している。従って、図上では2本の信号線がW−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112に接続されている。これらを一つのモジュールとして構成してもよく、また二つの別個のモジュールとして構成してもよい。
第1VCO114は、水晶発振子115からの周波数信号を受けて、第1RFチップ11が動作するための基準周波数信号を生成するための電圧制御発信器である。
第2RFチップ向けインターフェース116_1は、第2RFチップ21と通信を行うためのIQベースバンド信号通信用のインターフェースである。チップ間接続のためのインターフェースで接続するようにしているが、増幅器などを第1RFチップ11と第2RFチップ21との間に挟んでも良い。
第2RFチップ向けインターフェース116_1でやり取りされる信号はアナログIQベースバンド信号である。このようにアナログ信号を用いるのは、n次高調波成分を含むデジタル通信を第1RFチップ11で行うことで、ベースバンドチップ向けインターフェース211に高調波の影響を与えることを防ぐためである。
第1ベースバンドチップ12はW−CDMA/GSM向けベースバンド信号を生成するためのデジタル回路であり、一つの半導体集積回路装置で構成される。第2ベースバンドチップ22とのチップ間制御を行うための制御部121が含まれる。また、第1ベースバンドチップ12には、第1RFチップ11との通信のための第1BB−LVDS122が含まれる。
制御部121は、第2ベースバンドチップ22との間で、W−CDMA/GSM/LTE用送受信器の使用権限をどちらの通信方式で動かすか、すなわち、W−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111とW−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112をどちらのベースバンドチップが動かすか、を調整する制御回路である。
第1BB−LVDS122は、第1RF−LVDS113aとの間で双方向通信を行うデジタル通信回路である。本実施の形態では、第1BB−LVDS122と第1RF−LVDS113aとの間の通信速度は312Mbpsである。
第2RFチップ21はベースバンドチップ向けインターフェース211、第2VCO212、第1RFチップ向けインターフェース116_2を含んで一つの半導体集積回路装置で構成される。
ベースバンドチップ向けインターフェース211は、アナログで処理されるW−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111及びW−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112と、デジタル通信を行う第2ベースバンドチップ22との間をつなぐインターフェース回路である。ベースバンドチップ向けインターフェース211中には第2ベースバンドチップ22側とのデジタル送受信を行う第2RF−LVDS(小振幅差動信号)211a、受信用のADC(アナログ・デジタル変換回路)211b、送信用のDAC(デジタル・アナログ変換回路)211cより構成される。
第2RF−LVDS211aは、第2BB−LVDS222と小振幅差動信号を用いて通信を行うためのデジタル通信回路である。
ADC211bは受信用のアナログ・デジタル変換回路である。ADC113b同様に多重化されたI成分及びQ成分の2系統のアナログ信号が入力され、本回路上で利用可能な形にまとめて第2RF−LVDS211aに出力される。
DAC211cは送信用のデジタル・アナログ変換回路である。DAC211cは第2RF−LVDS211aから送信されるデジタルデータをアナログ形式に変換して、第1RFチップ向けインターフェース116_2、第2RFチップ向けインターフェース116_1を介してW−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112に送信する。
第2VCO212は、水晶発振子213からの周波数信号を受けて、第2RFチップ21が動作するための基準周波数信号を生成するための電圧制御発信器である。
第2ベースバンドチップ22は、LTE向けベースバンド信号を生成するためのデジタル回路である。第1ベースバンドチップ12とのチップ間制御を行うための制御部221が含まれる。第2ベースバンドチップ22には、第2RFチップ21との通信のための第2BB−LVDS222が含まれる。第2BB−LVDS222と第2RF−LVDS211aとの間の通信速度は2.9Gbpsである。
これらのほかに、W−CDMA/GSM/LTE用送受信器1内には、FEM13と第1RFチップ11の間に、デュアルモードHPA14とシングルモードHPA15a、15bのパワーアンプが存在する。これらのパワーアンプは、たとえば図示しないDC−DCコンバータを直流電源として動作する。
FEM13は送信及び受信を切り替えるスイッチ回路である。
デュアルモードHPA14はLTE以外のW−CDMA/GSMに用いるパワーアンプモジュールである。デュアルモードHPA14中には、W−CDMA向けのパワーアンプとGSM向けのパワーアンプが含まれる。対応する通信プロトコルが増えれば、デュアルモードHPA14内に増えた通信プロトコルに対応するパワーアンプがさらに含まれる。
シングルモードHPA15a、15bは、MIMO(Multi Input Multi Output)に対応するため、複数本存在する個々のアンテナの出力を増幅するためのパワーアンプである。なお、本図においては2×2MIMOを想定しているためシングルモードHPAも2つだが、より大規模化した4×4MIMOを採用する際には4つ存在することとなる。逆にアンテナが一本で良い場合(1×2MIMO)には、シングルモードHPAも一つで済む。
このようにLTEに対応した第2RFチップ21と第2ベースバンドチップ22間のデジタル通信(DigRF)とそれ以外の第1RFチップ11と第1ベースバンドチップ12間のデジタル通信(DigRF)を別個独立にする。そして第1RFチップ11及び第2のRFチップ21との間をアナログ信号で接続する。合わせて、2つのデジタル通信用の配線を分離し距離を取る。これらの施策により、これらの回路で使用されているクロックの高調波による干渉の低減が期待できる。これは、LTE信号処理用の回路及びその他の通信プロトコル処理用の回路が同一のLSIに実装される場合と比較し、回路間の物理的距離を離すことが可能になるためである。従って、第1RFチップ11と第2RFチップ21が、第1ベースバンドチップと第2ベースバンドチップに比べて小さいために、LTEに対応した第2RFチップ21と第2ベースバンドチップ22間のデジタル通信(DigRF)とそれ以外の第1RFチップ11と第1ベースバンドチップ12間のデジタル通信(DigRF)の配線間の物理的距離を離せないということもない。
次に本実施の形態の変形例について説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に関わる別のW−CDMA/GSM/LTE用送受信器1−2の構成を示すブロック図である。
この変形例は第1の実施の形態同様、このW−CDMA/GSM/LTE用送受信器1−2は、第1RFチップ11−2、第1ベースバンドチップ12−2、第2RFチップ21−2、第2ベースバンドチップ22−2を中心に構成される。第1RFチップ11−2にはFEM13を介して送受信用のアンテナを含むアンテナ群16が接続され、構成されている。
ただし、第1の実施の形態では、W−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111、W−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112の使用権限の調停を第1ベースバンドチップ12の制御部121と第2ベースバンドチップ22の制御部221との間で行われていた。
これに対し本図のW−CDMA/GSM/LTE用送受信器の構成では、調停用の制御部117を第1RFチップ11−2内部に、制御部214を第2RFチップ21−2内部に設ける。
このようにRF側に調停用の制御部を設けても図1同様の機能を担保することができる。
また図3は、本発明の第1の実施の形態に関わる別のW−CDMA/GSM/LTE用送受信器1−3の構成を示すブロック図である。
上述したとおり、LTEなどの高速プロトコル用のデジタル通信(DigRF)区間とW−CDMAなどのデジタル通信(DigRF)区間が分離されていればよい。従って、図3のようにベースバンドチップを一つの半導体集積回路装置31で構成し、デジタル通信(DigRF)区間を分離しても同様の効果が得られる。
第1の実施の形態に関わる信号処理用の回路では、LTE向けのチップセットとそれ以外の無線プロトコル向けのチップセットを分離することで、受信及び送信特性を悪化させること無くGSM、EDGE、W−CDMAとLTEを並存させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態に関わる第1RFチップ11の構成を表すブロック図である。また、図5は本発明の第2の実施の形態に関わる第1RFチップ11の構成を表す別のブロック図である。図1などでは第1RFチップ11の内部構成は簡略化していたが、本図ではより詳細なものとなっている。
第1RFチップ11がW−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111、W−CDMA/GSM/LTE送信モジュール112、ベースバンドチップ向けインターフェース113、第1VCO114、第2RFチップ向けインターフェース116_1を含んで構成されているのは第1の実施の形態で述べた通りである。なお、本図では第1VCO114は図示していない。
W−CDMA/GSM/LTE受信モジュール111は、低ノイズ増幅器111a、ミキサ111b、LPF111c、可変増幅器111d、LPF111eより構成される。
低ノイズ増幅器111aは、アンテナから受信した無線信号を低雑音で増幅するための増幅器である。
ミキサ111bは、低ノイズ増幅器111aによる増幅後の受信信号とローカル信号を乗算するダウンミキサである。
LPF111cは、ミキサ111bの出力から低周波成分を取り出すことを目的としたフィルタ回路である。
可変増幅器111dはLPF111cの出力をI成分及びQ成分のバランスをとりつつ適宜増幅することを目的とした可変増幅回路である。
LPF111eは増幅後の信号から、利用を想定する周波数のみを取り出すことを目的としたバンドパスフィルタである。
低ノイズ増幅器111a、ミキサ111b、LPF111c、可変増幅器111d、LPF111eが、W−CDMA及びGSMそれぞれに1組ずつ用意されている。これは、GSM、W−CDMAとLTEでは信号帯域が異なるため、全てのフィルタを共用することができないためである。
一方、WCDMA/GSM/LTE送信モジュール112は、LPF112a、ミキサ112b、増幅器112cより構成される。
LPF112aは、DAC113cより送られるアナログ信号からノイズを除去するためのローパスフィルタである。
ミキサ112bは、ノイズが除去されたアナログ信号にローカル信号を乗算するアップミキサである。
増幅器112cは、ローカル信号乗算後の信号を増幅する増幅器である。この増幅後の信号がパワーアンプHPA(図1デュアルモードHPA14など)によってさらに増幅された後、アンテナを介して端末外部に出力される。
なおローカル信号の信号源となるPLLなども実際の回路には含まれるが、ここではそれらの回路は省略する。
既述の通り、GSM、W−CDMAとLTEでは信号帯域が異なるため、全てのフィルタを共用することはできない。本発明においては、共用できる範囲でLTEとそれ以外との部品の共用を提案する。
まず、受信側においては、図4に示すように可変増幅器111dとLPF111eの接続点から第2RFチップ向けインターフェース116_1へ信号線を配する。このようにすることで可変増幅器111dまでの部品を共用することが可能となる。結果第2RFチップ21の規模が縮小できる利点がある。
また別の形態として、図5のようにミキサ111bとLPF111cの接続点から第2RFチップ向けインターフェース116_1へ信号線を配することも可能である。
一方、送信側はLPF112aとミキサ112bの接続点へ第2RFチップ向けインターフェース116_1から信号線を接続する。
このようにすることで、可能な限りLPFなどの構成部材を共用でき結果、回路構成を小さなものにすることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
一例としては、W―CDMA/GSM/LTE受信モジュール111に含めて説明していた低ノイズ増幅器111a、ミキサ111bをW―CDMA/GSM/LTE受信モジュール111外部に配置することも本実施の形態では想定する。同様にW―CDMA/GSM/LTE送信モジュール112内部に含まれるミキサ112b、増幅器112cを外部に配置してもよい。
また、第1の実施の形態では、第1RFチップ11外部に配置したデュアルモードHPA14、シングルモードHPA15a、15bを第1RFチップ11内に含めても権利範囲は及ぶものとする。
上記では、LTEなどの高速なプロトコルと、W−CDMA、GSMなどのLTEに比べて相対的に低速なプロトコルの組み合わせで説明した。しかし、必ずしも低速なプロトコルと高速なプロトコルとの組み合わせに限定されるものではない(事実LTE自体は専用チャンネル(Dedicated Channel)がないものの、基本的にはCDMA方式を用いている)。異なる周波数帯域を使い、n次高調波が他のプロトコルの使用周波数と重畳または近接する場合、適用可能である。
11…第1RFチップ、12…第1ベースバンドチップ、13…FEM、
14…デュアルモードHPA、15a、15b…シングルモードHPA、
16…アンテナ群、
21…第2RFチップ、22…第2ベースバンドチップ、
111…WCDMA/GSM/LTE受信モジュール、
111a…低ノイズ増幅器、111b…ミキサ、111c…LPF、
111d…可変増幅器、111e…LPF、
112…WCDMA/GSM/LTE送信モジュール、
112a…LPF、112b…ミキサ、112c…増幅器、
113…ベースバンドチップ向けインターフェース、
113a…第1RF−LVDS、113b…ADC、
113c…DAC、114…第1VCO、
115…水晶発振子、116_1…第2RFチップ向けインターフェース、
116_2…第1RFチップ向けインターフェース、
117、121、214、221、…制御部、
122…第1BB−LVDS、211…ベースバンドチップ向けインターフェース、
211a…第2BB−LVDS、211b…ADC、211c…DAC、
212…第2VCO、213…水晶発振子、222…第2BB−LVDS。

Claims (7)

  1. 第1の周波数信号で動作する第1の通信プロトコル用の第1のモジュールと、第2の周波数信号で動作する第2の通信プロトコルに対応した第2のモジュールと、前記第1のモジュールに対応し、外部との間で第1のデジタルベースバンド信号の送受信を行う第1のインターフェースモジュールと、を有する第1の半導体集積回路装置と、
    前記第2のモジュールに対応し、外部との間で第2のデジタルベースバンド信号の送受信を行う第2のインターフェースモジュールを有する第2の半導体集積回路装置と、を含む無線通信器であって、
    前記第1の半導体集積回路装置と、前記第2の半導体集積回路装置との間をアナログベースバンド信号で接続する。
  2. 請求項1記載の無線通信器において、前記第1のデジタルベースバンド信号及び前記第2のデジタルベースバンド信号に小振幅差動信号を用いる。
  3. 可変増幅器と、前記可変増幅器の出力信号を一定の周波数成分に制限するバンドパスフィルタと、を含んで構成される第1の受信モジュールと、前記バンドパスフィルタから出力されるアナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、を含む半導体集積回路装置であって、
    前記可変増幅器と前記バンドパスフィルタの接続点から前記アナログベースバンド信号を出力する外部接続用のインターフェースを有する。
  4. デジタル・アナログ変換回路が出力するアナログベースバンド信号の周波数成分を制限するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力を周波数変換するミキサ回路と、を含む半導体集積回路装置であって、
    前記ミキサ回路に該半導体集積回路外部からの前記アナログベースバンド信号の入力が可能である。
  5. 請求項1又は2に記載の無線通信器を有することを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項3又は4に記載の半導体集積回路装置を有することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 請求項5記載の携帯端末装置は、前記第1のインターフェースモジュールと接続され、前記第1のデジタルベースバンド信号を生成する第1ベースバンドチップと、
    前記第2のインターフェースモジュールと接続され、前記第2のデジタルベースバンド信号を生成する第2のベースバンドチップとを有する。
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