JP2010272908A - イベント検知システム、イベント検知サーバ及びイベント検知方法 - Google Patents

イベント検知システム、イベント検知サーバ及びイベント検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を確実に検知すること。
【解決手段】移動通信端末及び当該移動通信端末と通信するイベント検知サーバ4を備えたイベント検知システムであって、移動通信端末は、当該移動通信端末の周囲の音量情報を含む音声信号を集音する集音手段と、集音した音声信号を前記イベント検知サーバ4に送信する音声信号送信手段と、を備え、イベント検知サーバ4は、移動通信端末が送信した音声信号を受信する音声信号受信手段41と、受信した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するイベント判定手段43と、を備えるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動通信端末が受信する音声信号に基づいて突発的に発生する異常事態(イベント)を検知するイベント検知システム、イベント検知サーバ及びイベント検知方法に関する。
従来、異常音声の有無から異常事態(イベント)を判定し、監視区域を監視する監視者の携帯電話宛てに異常事態を通知する監視システムが知られている(特許文献1)。この監視システムでは、監視装置に予め定められた監視区域の音を拾うマイクが設けられ、マイクで拾った音から音素を認識し警告すべき異常音声か否かを判別し、異常ありと判定した場合には、警告文字データを携帯電話に送信する。
特開2007−228459号公報
しかしながら、従来の監視システムにおいて、異常事態を検知するエリアは、監視装置が予め設置された監視区域内に限定されるため、当該監視区域以外のエリアでは異常事態を検知することができなかった。
また、この監視システムにおいて異常音声と判断されるものは、例えば、「火事だ」、「助けて」等の意味として理解可能な人の声に限定されるため、例えば、「悲鳴」や「鳴き声」等の意味を持たない人の声や物音は異常音声と判断されず、事件等のユーザに危険が迫るような同種の異常事態の発生を検知することができない問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を確実に検知することができるイベント検知システム、イベント検知サーバ及びイベント検知方法を提供することを目的とする。
本発明のイベント検知システムは、移動通信端末及び当該移動通信端末と通信するイベント検知サーバを備えたイベント検知システムであって、前記移動通信端末は、当該移動通信端末の周囲の音量情報を含む音声信号を集音する集音手段と、集音した音声信号を前記イベント検知サーバに送信する送信手段と、を備え、前記イベント検知サーバは、前記移動通信端末が送信した音声信号を受信する音声信号受信手段と、受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するイベント判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、移動通信端末の集音した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント(異常事態)発生の有無を判定するので、従来では異常音声と判断されない「悲鳴」、「鳴き声」等の音声信号であっても、イベント発生を確実に検知することができる。また、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するので、異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を検知することができる。
本発明は、上記イベント検知システムにおいて、前記イベント判定手段は、前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする。
この構成によれば、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいてイベント種別を判定するので、例えば、事件等のユーザに危険が迫るような異常事態(危険イベント)や、事前に周知されないライブ等のようにユーザの興味を引くような異常事態(興味イベント)を区別して検知することができる。従って、従来のようにこれら危険イベント及び興味イベントを同一イベントとして取り扱われることがないので、これらイベント種別に応じたイベント発生情報を効果的にユーザに通知することができる。ここで、例えば、興味イベントには事前に周知されないライブ・コンサートやバーゲン等のエンタテイメント関連イベントが、危険イベントには事件、事故及び災害等の緊急避難を要するようなイベントが挙げられる。
本発明は、上記イベント検知システムにおいて、前記イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知する通知手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知するので、発生したイベントに関与する可能性の高い移動通信端末ユーザに対して効果的にイベント発生情報を通知することができる。例えば、発生したイベントが興味イベントであれば、興味イベントの発生位置の周辺エリアを基準エリアとし、この基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知すれば、移動通信端末ユーザが興味イベントの発生位置に集まるように促すことが可能である。一方、発生したイベントが危険イベントであれば、危険イベントの発生位置に特に近いエリアを基準エリアとし、この基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知すれば、移動通信端末ユーザが危険イベントの発生位置から避難するように促すことが可能である。
本発明のイベント検知サーバは、移動通信端末から当該移動通信端末が集音した音量情報を含む音声信号を受信する音声信号受信手段と、受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するイベント判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、移動通信端末の集音した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント(異常事態)発生の有無を判定するので、従来では異常音声と判断されない「悲鳴」、「鳴き声」等の音声信号であっても、イベント発生を確実に検知することができる。また、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するので、異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を検知することができる。
本発明は、上記イベント検知サーバにおいて、前記イベント判定手段は、前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする。
この構成によれば、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいてイベント種別を判定するので、例えば、事件等のユーザに危険が迫るような異常事態(危険イベント)や、事前に周知されないライブ等のようにユーザの興味を引くような異常事態(興味イベント)を区別して検知することができるので、従来のようにこれら危険イベント及び興味イベントを同一イベントとして取り扱われることがない。
本発明は、上記イベント検知サーバにおいて、前記イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知する通知手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知するので、発生したイベントに関与する可能性の高い移動通信端末ユーザに対して効果的にイベント発生情報を通知することができる。
本発明は、上記イベント検知サーバにおいて、前記通知手段は、前記イベント発生位置の移動に追従して前記イベント発生情報を通知することを特徴とする。
この構成によれば、イベント発生位置の移動に追従してイベント発生情報を通知するので、イベント発生位置の移動に伴って変動する基準エリア内の移動通信端末ユーザに対して適切にイベント発生情報を通知することができる。すなわち、イベント発生位置が移動しても、当該イベントの影響を受ける可能性の高い移動通信端末ユーザにイベント発生情報を確実に提供することができる。
本発明のイベント検知方法は、移動通信端末から当該移動通信端末が集音した音量情報を含む音声信号を受信し、受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定する。
本発明は、上記イベント検知方法において、前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする。
本発明によれば、異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を確実に検知することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るイベント検知システムの概略構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る移動通信端末を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係るイベント検知サーバを示す機能ブロック図である。 判定用データベース内に格納される音量情報及び音質情報を説明するための図である。 イベント発生検出を説明するための模式図である。 イベント発生エリアの特定方法の一例を説明するための模式図である。 イベント発生種別判定を説明するための模式図である。 イベント発生位置が移動している場合におけるイベント発生情報の通知を説明するための模式図である。 第1の実施の形態に係るイベント検知システムのイベント検知動作を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るイベント検知サーバのイベント発生検出及びイベント種別判定動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係るイベント検知システムの概略構成を示す図である。 第2の実施の形態に係るイベント検知サーバを示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係るイベント検知システムのイベント検知動作を示すシーケンス図である。 危険イベントにおける問い合わせ画面の画面表示例を示す図である。 興味イベントにおける問い合わせ画面の画面表示例を示す図である。 危険イベントにおける詳細イベント発生情報及びイベント付加情報の画面表示例を示す図である。 興味イベントにおける詳細イベント発生情報及びイベント付加情報の画面表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態1に係るイベント検知システムを説明するための概略構成を示す図である。図1に示すイベント検知システム1は、複数の移動通信端末2(2A〜2D)と、移動通信網3を介して複数の移動通信端末2A〜2Dと接続されるイベント検知サーバ4と、を備えている。このイベント検知システム1は、移動通信端末2の集音する音量情報を含む音声信号及びこの移動通信端末2の位置情報に基づいてイベント発生の有無及びイベント発生場所を検知し、当該イベント発生場所近くの移動通信端末2に対してイベント発生情報を送るものである。なお、図1に示すイベント検知システム1では、説明を簡単にするために4つの移動通信端末2を示しているが、移動通信端末2の数はこれに限定されるものではない。
移動通信網3は、各移動通信端末2A〜2Dとイベント検知サーバ4との間のネットワークである。この移動通信網3には、通常の移動通信網に加えて移動パケット通信網や、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークも含まれる。
図2は、図1に示す各移動通信端末2(2A〜2D)の概略構成を示す機能ブロック図である。移動通信端末2は、例えば、携帯電話機等で構成され、オペレーティングシステム(移動機OS)上でブラウザ機能、ビューワ機能、アプリケーション管理機能等の機能が動作するように構成されている。これらアプリケーション機能等の各機能は、イベント情報収集サーバ4からアプリケーション起動信号を受信することにより起動され、移動通信端末2上の各アプリケーションとイベント情報収集サーバ4との間で通信が行われる。そして、移動通信端末2は、集音した音声信号及び自端末の位置情報等をイベント検知サーバ4に送信すると共に、イベント検知サーバ4からイベント発生情報等を受信する(詳細は後述する)。なお、図2に示す構成は、本発明を説明するために簡略化したものであり、携帯端末本来の機能を実現するその他の構成要素は備えているものとする。
移動通信端末2は、イベント検知サーバ4との間で通信を行う送受信部21と、装置を操作したり、種々のデータを入力したりする操作部22と、種々のデータやイベント発生情報等の各種情報を表示する表示部23と、装置に搭載され、あるいはダウンロードされた種々のアプリケーションを起動するアプリ制御部24と、端末の位置を測定する端末位置測定部25と、自端末周辺の音声信号を集音する集音部26と、装置全体を制御する制御部27と、を備えている。なお、送受信部21、操作部22、表示部23、アプリ制御部24、端末位置測定部25、集音部26、制御部27は、移動通信端末2内に組み込まれたCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)内の各種プログラムに従ってRAM(Random Access Memory)内のデータを演算し、各部と協働して集音処理、送受信処理及び表示処理等を実行するようになっている。
集音部26は、マイクにより構成され、自端末近くの音量情報を含む音声信号を集音し、集音した音声信号を送受信部21に送る。ここで、集音部26を構成するマイクは、電池の消費電力を抑えるため、一定の時間間隔を空けて自動起動され、間欠的に音声信号を集音するように設定されていることが好ましい。また、集音部26の集音時間は、任意の時間(例えば、1〜3秒)を設定可能である。送受信部21は、移動通信網3を介して、集音部26が集音した音声信号をイベント検知サーバ4に送信すると共に(音声信号送信手段)、イベント検知サーバ4から送られるイベント発生情報を受信する。
図3は、イベント検知サーバ4の概略構成を示す機能ブロック図である。イベント検知サーバ4は、受信部41と、イベント発生を判定するための判定用データベース(DB)42と、イベント発生検出部43と、イベント種別判定部44と、通知部45と、これら各部を制御する制御部46と、を備えている。このイベント検知サーバ4は、移動通信端末2から当該移動通信端末2の位置情報や音声信号を収集するため、予め移動通信端末2に対して、移動通信端末2に内蔵されたアプリケーション機能を実行するための起動信号を送っている。なお、イベント検知サーバ4内に組み込まれたCPUがROM内の各種プログラムに従ってRAM内のデータを演算し、各部と協働して音声信号収集処理、イベント発生検知処理、イベント種別判別処理及び通知処理等を実行するようになっている。
受信部41は、移動通信網3を複数の移動通信端末2と通信可能に構成されており、所定の監視エリア(例えば、半径200m)毎に移動通信端末2の音量情報を含む音声信号及び位置情報を継続的に監視し、この音声信号及び位置情報を収集してイベント発生検出部42に送る。
判定用DB42は、イベント発生有無の検出及びイベント種別の判定に用いるためのデータベースであり、例えば、図4に示すような音量情報及び音質情報が格納されている。図4(a)はイベント発生検出用データとして用いられる音量情報を示し、同図(b)はイベント種別判定用データとして用いられる音質情報を示している。
図4(a)に示す音量情報は、主要な音の種類(例えば「ささやき声」、「会話」、「大声」)と、この種類に対応した音圧レベルとから構成されている。例えば、収集した音声信号から読み取った音量情報の音圧レベルが、「大声」に対応した音圧レベル以上である場合、突発的に発生した異常事態(イベント)が発生したと判断される。なお、図4(a)に示す音量情報は、任意の範囲(周囲1m)における一般的な音の種類毎の音圧レベルから構成されているが、所定のエリア毎の音量情報を定期的に収集し、収集した音量情報の音圧レベルの平均値を用いることも可能である。この場合には、同一エリアであっても時期や時間帯によって通常時の音量情報が変動するような場合にも、通常時とイベント発生時とをより正確に区別することが可能である。また、所定のエリア毎に音圧レベルの平均値を変えてもよい。例えば、通常時の音量情報が高いことが想定される繁華街、デパート、コンサートホール、野球場などが存在するエリアでは、音圧レベルの平均値を高く設定しておくことで、イベント発生検出精度を向上させることができる。この場合、これらエリア内の建物等の営業時間情報を収集し、営業時間内の音圧レベルの平均値を高く設定してもよい。
一方、図4(b)に示す音質情報は、収集した音声信号から音質(声質)を識別するために音声周波数が用いられており、危険イベントや興味イベント等のイベント種別毎に、複数の音声周波数が対応付けられて構成されている。ここで、危険イベントは、例えば、事件や事故等のユーザに危険が迫るようなイベントを指し、興味イベントは事前に通知されないライブ等のエンタテイメント関連のイベントを指している。この音質情報は、予め網側で危険イベントを示す悲鳴や興味イベントを示す歓声等の音声周波数を経験的に蓄積しておくことが好ましいが、一般的な音声周波数(例えば、平常時の男性:略300〜550Hz、平常時の女性:略400〜700Hz、歓声:略600〜1000Hz、女性の悲鳴:略4000Hz)を用いることも可能である。
イベント発生検出部43は、受信部41から受け取った音声信号に含まれる音量情報を読み取り、この読み取った音量情報と判定用DB42内の音量情報とを比較し、読み取った音量情報がイベント発生を示す所定の音量(閾値)以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定する。そして、図5に示すように、継続的に収集する移動通信端末2からの音声信号に含まれる音量情報が閾値以上となった場合、当該音量情報からイベント発生有りと判定し、この時の移動通信端末2の現在位置情報からイベント発生位置を特定する。これにより、移動通信端末2の集音した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント(異常事態)発生の有無を判定するので、従来では異常音声と判断されない「悲鳴」、「鳴き声」等の音声信号であっても、イベント発生を確実に検知することができる。また、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するので、イベント検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を検知することができる。
ここで、イベント発生位置(エリア)の特定は、受信部41が監視する監視エリアを基準にして、当該監視エリア内において所定音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2が、所定の端末数以上となる集中エリアをイベント発生エリアとしてもよい。図6(a)は、イベント発生検出部43のイベント発生エリアの特定方法の一例を説明するための模式図である。図6(a)では、監視エリア内の移動通信端末2の半数(閾値50%)以上が所定音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した場合を例に説明する。図6(a)において、黒丸は所定音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2を示し、白丸は所定音量以上の音量情報を含む音声信号を集音していない移動通信端末2を示している。図6(a)に示すように、点線で示す監視エリア(例えば、半径200m)A1内においては、黒丸の数は8であり、当該監視エリアA1内における移動通信端末2の数(19)の半数以上でないので、黒丸の数が半数以上となるような実線で示すエリア(例えば、半径100m)A2まで絞り込んでいく。エリアA2内の黒丸の数は6であり、当該エリアA2内の総端末数10の半数以上になっているので、エリアA2を集中エリアとして特定する。すなわち、イベント発生検出部43は、所定音量以上の音量情報を集音した移動通信端末数が閾値以上となるようなエリアを見つけ出し、このエリアでのイベント発生を検出する。これにより、移動通信端末2の集中度の高いエリア(イベント発生位置により近いエリア)を集中エリアとして特定するので、イベント発生の検出精度を高めることができる。
また、図6(b)に示すように、イベント発生エリア内の移動通信端末2に対して、(1)イベント発生場所の近傍に存在し集音に適すると想定される端末、(2)通話・パケット通信等を行っていない端末、(3)電池残量が一定以上(例えば、50%以上)の端末等の条件を考慮して、集音に適する移動通信端末2を選別し、集音指示を送ることも可能である。この場合、イベント検知サーバ4は、集音に協力した移動通信端末2の端末識別IDを保持し、特定の端末に集音処理が偏らないように調整することが好ましい。
イベント種別判定部44は、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数と、図4(b)に示す判定用DB42内の周波数とを照合して、発生したイベント種別が危険イベントであるか、又は興味イベントであるか否かを判定し、イベント発生情報を生成する。例えば、図7に示すように、イベント発生有りと判断された音量情報を含む音声信号の音声周波数が、イベント種別を識別する閾値以上であれば危険イベントと、閾値未満であれば興味イベントと判断する。ここで、危険イベントには、例えば、事件、事故、災害等の緊急避難を要するようなイベントが、興味イベントには、例えば、事前に周知されないアーティストのゲリラ的ライブやバーゲン等のエンタテイメント関連イベントが挙げられる。このように、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいてイベント種別を判定するので、従来のように危険イベント及び興味イベントを同一イベントとして取り扱うことない。その結果、判定したイベント種別に応じて、効果的にイベント発生情報をユーザに通知することができる。
通知部45は、発生したイベントのイベント発生位置(エリア)を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末2にイベント発生情報を通知する。例えば、基準エリアは、イベント発生位置を含む集中エリア及びこの集中エリアの周辺エリアである。これにより、基準エリア内においてイベントに気付いていない移動通信端末ユーザにイベント発生を通知することができる。また、通知部45は、図8に示すように、イベント発生位置(実線で示す範囲)が移動している場合、このイベント発生位置の移動に基準エリア(点線で示す範囲)を追従させ、当該変化する基準エリア内の移動通信端末2に対して連続的にイベント発生情報を通知することが好ましい。これにより、イベント発生位置の移動に伴って基準エリアが変動するので、当該イベントの影響を受ける可能性の高い移動通信端末ユーザに対して、確実にイベント発生情報を通知することができる。ここで、イベント発生位置が移動するような場合としては、例えば、事件の犯人が逃走中である場合や災害等が拡大しているような場合が該当する。
次に、図9を用いて、イベント検知システム1のイベント発生検出動作を説明する。図9は、イベント検知システム1において、イベント発生を検知してからイベント発生情報を移動通信端末2に送るまでの動作を示すシーケンス図である。ここでは、図1に示す移動通信端末2A及び2Bが所定音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した場合を例に説明する。
イベント検知サーバ4は、継続的に複数の移動通信端末2A〜2Cから音声信号を受け付け(ステップS91)、複数の音声信号を収集する(ステップS92)。次に、イベント検知サーバ4は、収集した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生を検知し(ステップS93)、当該音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2A及び2Bの現在位置(エリアA)をイベント発生位置と特定する。そして、イベント検知サーバ4は、この移動通信端末2A及び2Bの集音した音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベント種別を判定する(ステップS94)。次に、イベント発生位置(エリアA)を基準にした基準エリア(エリアA及び周辺エリアB)内の移動通信端末2Cをイベント発生情報の通知先端末と決定し(ステップS95)、イベント発生情報を通知する(ステップS96)。そして、移動通信端末2Cの表示画面に、判定したイベント種別に対応したイベント発生情報が表示される(ステップS97)。
次に、図10を用いて、イベント検知サーバ4のイベント発生検出動作及び発生イベント種別の判定動作について詳細に説明する。図10は、イベント検知サーバ4のイベント発生検出動作及び発生イベント種別の判定動作を示すフロー図である。
イベント検知サーバ4は、複数の移動通信端末2の音声信号を受信すると、受信した音声信号から音量情報を読み出し(ステップS101)、読み出した音量情報が所定音量以上か否か判定する(ステップS102)。受信した音量情報が所定音量以上である場合(ステップS102:Yes)、イベント発生を検出すると共に当該音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2の現在位置をイベント発生エリアとして特定する(ステップS103)。受信した音量情報が所定の音量未満である場合(ステップS102:No)、当該イベント発生検出処理が繰り返し行われる。
次に、イベント発生有りと判断された音声信号の音声周波数が、判定用DB42内の周波数と照合し(ステップS104)、興味イベントに対応する周波数に該当する場合にはイベント種別が興味イベントであると判定され(ステップS105)、危険イベントに対応する周波数に該当する場合にはイベント種別が危険イベントであると判定される(ステップS106)。そして、イベント発生位置を基準に基準エリアを決定し(ステップS107)、当該基準エリア内の移動通信端末2に対してイベント発生情報を通知する(ステップS108)。
このように、本実施の形態では、網側で複数の移動通信端末2から当該移動通信端末2から音量情報を含む音声信号を収集し、所定音量以上の音量情報を集音した移動通信端末2からイベント発生及びイベント発生エリアを検出する。すなわち、本実施の形態は、従来では異常音声と判断されない「悲鳴」、「鳴き声」等の音声信号であっても、イベント発生を確実に検知することができると共に、所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2の位置情報からイベント発生位置を特定するので、異常事態(イベント)の検知エリアを予め定められたエリアに限定することなく、イベントの発生を検知することができる。
また、本実施の形態では、所定音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいてイベント種別を判定するので、例えば、事件等のユーザに危険が迫るような危険イベントや、事前に周知されないライブ等のようにユーザの興味を引くような興味イベントを区別して検知することができる。従って、従来のように危険イベント及び興味イベントが同一イベントとして取り扱われることがないので、これらイベント種別に応じたイベント発生情報を効果的にユーザに通知することができる。例えば、発生したイベントが興味イベントであれば、興味イベントの発生位置の周辺エリア内の移動通信端末2にイベント発生情報を通知し、ユーザが興味イベントの発生位置に集まるように促すことが可能である。一方、発生したイベントが危険イベントであれば、危険イベントの発生位置に特に近いエリア内の移動通信端末2にイベント発生情報を通知し、移動通信端末ユーザが危険イベントの発生位置から避難するように促すことが可能である。
なお、通常時の音量情報とイベント発生時の音量情報は、収集した音量情報が同一種類又は複数種類の声紋情報から構成されるものかに基づいて、識別するようにしてもよい。この場合、イベント検知サーバ4は、収集した音量情報を分析し、仮に所定の音量以上の音量情報であっても同一の声紋情報からなる場合には、イベント発生時の音量情報ではなく、例えば、街頭の宣伝広告に供される音量情報等の通常時の音量情報と判断する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態のイベント検知システムでは、所定の音量以上の音量情報を集音した移動通信端末2に対して発生したイベントに関する詳細情報の問い合わせを行い、応答結果基づいて詳細なイベント発生情報(詳細イベント発生情報)を生成すると共に、発生したイベントに関連するイベント付加情報を生成して基準エリア内の移動通信端末2に通知するものである。
図11は、第2の実施の形態に係るイベント検知システム11の概略構成を示す図である。図11に示すイベント検知システム11は、複数の移動通信端末2A〜2Dと、移動通信網3を介して複数の移動通信端末2A〜2Dと接続されるイベント検知サーバ4A及びコンテンツサーバ110と、を備えている。なお、図11において、図1に示すイベント検知システム1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
コンテンツサーバ110は、ニュース情報、地図情報及びアーティストに関連するエンタテイメント情報等の様々なコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバであり、イベント検知サーバ4Aからのコンテンツの取得要求に対応して、発生したイベントに関連する地図情報やエンタテイメント情報等のコンテンツをイベント検知サーバ4Aに提供する。
図12は、第2の実施の形態に係るイベント検知サーバ4Aの構成を示す機能ブロック図である。図12に示すイベント検知サーバ4Aは、図3に示すイベント検知サーバ4に、イベント付加情報生成部121が追加されている。
イベント種別判定部44Aは、イベント発生有りと判定された音声信号の音声周波数からイベント種別を判定すると共に、イベント発生エリア内の移動通信端末2に発生したイベントに関する問い合わせ情報を生成し、問い合わせ情報を通知部45に送る。通知部45は、イベント種別判定部44Aから受け取った問い合わせ情報をイベント発生エリア内の移動通信端末2に対して送信する。受信部41が移動通信端末2からの応答結果を受信すると、イベント種別判定部44Aは、この応答結果を加味して最終的なイベント種別を判定する。これにより、イベント発生エリア内の移動通信端末2からの応答結果から得られる詳細な情報に基づいて最終的なイベント種別を判定するので、イベント種別の判定精度をより高めることができる。イベント種別判定部44Aは、イベント種別の判定結果と共に、移動通信端末2から受け取った応答結果をイベント付加情報生成部121に送る。
イベント付加情報生成部121は、イベント種別判定部44Aから受け取ったイベント種別の判定結果及び移動通信端末2からの応答結果に基づいて、コンテンツサーバ110にアクセスし、発生したイベントに関連する詳細情報を取得してイベント付加情報を生成する。ここで、イベント付加情報としては、例えば、イベント発生位置を示す地図情報(URL)、アーティストの音楽・音楽のダウンロードサイト情報(URL)、イベントに関するニュース情報(URL)が挙げられる。通知部45は、イベント種別判定部44Aから受け取った詳細イベント発生情報と共に、イベント付加情報生成部121で生成されたイベント付加情報を移動通信端末2に通知する。これにより、移動通信端末ユーザに対して、さらに有益な情報(正確かつ詳細なイベント発生位置情報)を提供することができる。
次に、図13を用いて、イベント検知システム11のイベント検出動作を説明する。図13は、イベント検知システム11において、イベント発生を検出してから詳細イベント発生情報及びイベント付加情報を移動通信端末2に送るまでの動作を示すシーケンス図である。なお、図13において、図9と同じ処理については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
イベント検知サーバ4Aは、継続的に複数の移動通信端末2A〜2Cから音声信号を受け付け音声信号を収集する(ステップS91、S92)。そして、イベント検知サーバ4Aは、収集した音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生を検知し(ステップS93)、当該音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末2A及び2Bの現在位置をイベント発生位置と特定し、集音した音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベント種別を判定する(ステップS94)。そして、イベント検知サーバ4Aは、イベント発生エリア内において所定音量以上の音量情報を集音した移動通信端末2A及び2Bに対して、イベント種別の判定結果を加味し、発生したイベントに関する詳細情報の問い合わせを行う(ステップS131)。
問い合わせを受け付けた移動通信端末2A及び2Bには、発生したイベントの問い合わせ画面が表示される(ステップS132)。図14及び図15は、発生したイベントの問い合わせ画面の一例を示す図であり、図14は、イベント種別を危険イベントと判定した場合の問合せ画面例を示し、図15は、イベント種別を興味イベントと判定した場合の画面例を示している。図14(a)に示すように、問い合わせを受けた移動通信端末2A及び2Bの表示画面には、問い合わせ画面141がポップアップ表示され、当該画面141には「近くで何か事件がありましたか?」のメッセージが表示される。ユーザが「はい」ボタンを選択すると、図14(b)に示すように危険イベントの詳細内容問い合わせ画面142が表示される。詳細内容問い合わせ画面142には、「事件の内容を教えて下さい。」のメッセージが表示されると共に、複数の危険イベントの選択メニュー(例えば、「火事」、「交通事故」、「通り魔」、「喧嘩」、「泥棒」、「その他/詳細」)が表示される。ユーザは、これら複数の選択メニューから発生したイベントに関する報を入力し(ステップS133)、入力した詳細情報をイベント検知サーバ4Aに送る(ステップS134)。一方、イベント種別を興味イベントと判定した場合には、図15(a)に示すように、問い合わせ画面151はポップアップ表示され、当該画面151には「近くで何かイベントがありましたか?」のメッセージが表示されている。ユーザが「はい」ボタンを選択すると、図15(b)に示すように興味イベントの詳細内容問い合わせ画面152が表示される。詳細内容問い合わせ画面152には、「イベントの内容を教えて下さい。」のメッセージが表示されると共に、複数の興味イベントの選択メニュー(例えば、「芸能人のライブ・イベント」、「デパートやショップのバーゲン」、「有名人を発見」、「その他/詳細」)が表示され、これら複数の選択メニューから発生したイベントに関する報を入力する。
イベント検知サーバ4Aは、移動通信端末2A及び2Bから応答結果を受け付けると、上記イベント種別判定結果及び応答結果に基づいて詳細イベント発生情報を生成し(ステップS135)、イベント種別の判定結果及び応答結果に基づいて、発生したイベントに関連するコンテンツの取得要求を送る(ステップS136)。コンテンツサーバ110は、コンテンツ取得要求に従い、発生したイベントに関連するコンテンツをイベント検知サーバ4Aに送り(ステップS137)、イベント検知サーバ4Aは、受け取ったコンテンツに基づいてイベント付加情報を生成する(ステップS138)。そして、イベント発生位置を基準にした基準エリア内の移動通信端末2Cを通知先端末と決定し(ステップS95)、詳細イベント発生情報及びイベント付加情報を通知する(ステップS96)。ここで、イベント検知サーバ4Aは、移動通信端末2及びコンテンツサーバ110と協働しながら、イベントの状況に応じて詳細イベント発生情報及びイベント付加情報を生成(更新)し、基準エリア内の移動通信端末2Cに対してイベント付加情報を送ることも可能である。そして、移動通信端末2の表示画面には、図16及び図17に示すような詳細イベント発生情報及びイベント付加情報が表示される(ステップS139)。
図16及び図17は詳細イベント発生情報及びイベント付加情報の画面表示例を示す図であり、図16は、危険イベントが発生時の画面例を示し、図17は、興味イベントが発生時の画面例を示している。
危険イベント発生時の基準エリア内の移動通信端末2には、詳細な危険イベント内容及び発生位置を示すメッセージ「渋谷道玄坂3−1−1の近くで火事が発生しました。」が、詳細イベント発生情報として表示され(図16(a))、「地図を見る」ボタンを押すと、「事件発生場所」と移動通信端末2の「現在位置」がイベント付加情報として表示される(図16(b))。一定時間経過には、最新のイベント付加情報「ニュース情報が入りました」が表示され(図16(c))、「ニュース」ボタンを押すと、ニュースサイトにジャンプして詳細なニュース情報が表示される(図16(d))。
一方、興味イベント発生時の基準エリア内の移動通信端末2には、詳細な興味イベント内容及び発生位置を示すメッセージ「渋谷道玄坂3−1−1の近くで歌手Aが路上ゲリラライブをやっています。」が、詳細イベント発生情報として表示され(図17(a))、「地図を見る」ボタンを押すと、「イベント発生場所」と移動通信端末2の「現在位置」がイベント付加情報として表示される(図17(b))。一定時間経過には、最新のイベント付加情報「ニュース情報、コンテンツ情報が入りました」が表示され(図17(c))、「ニュース」ボタンを押すと、ニュースサイトにジャンプして詳細なニュース情報が表示され(図17(d))、「コンテンツをダウンロード」ボタンを押すと、コンテンツサイトにアクセスしてコンテンツ情報が表示される(図17(e))。
このように、本実施の形態では、所定音量以上の音量情報を集音した移動通信端末2にイベント種別に応じたイベントの詳細情報の問い合わせを行い、応答結果を加味した詳細イベント発生情報を、基準エリア内の移動通信端末2に通知するので、ユーザに対して正確なイベント発生位置や詳細なイベント内容を通知することができる。また、イベント種別の判定結果及び移動通信端末2からの応答結果に基づいて、発生したイベントに関連するイベント付加情報を移動通信端末2に通知するので、ユーザにとって有益なイベント関連情報を提供することができる。
また、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、処理部や処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態において、イベント発生情報及びイベント付加情報を通知する対象端末は、ユーザの端末利用履歴(例えば、Web閲覧、GPS行動履歴、音楽・映像再生履歴)を考慮して決定してもよい。この場合、予め上記利用履歴等からユーザ毎の嗜好情報(音楽、スポーツ、ファッション、飲食等)を収集して分析しておき、発生したイベント種別が興味イベントの場合、嗜好情報に基づいて発生した興味イベントに興味を持つ可能性が高いと判断された場合には、イベント発生情報及びイベント付加情報を通知する通知対象端末に決定する。また、ユーザの属性情報(年齢、性別、職業等)と発生したイベント種別との関連性に基づいて、通知対象端末を決定してもよい。
本発明は、移動通信端末の受信する音声信号に基づいて突発的に発生する異常事態(イベント)を検知するイベント検知システムに適用可能である。
1、11 イベント検知システム
2 移動通信端末
3 移動通信網
4、4A イベント検知サーバ
21 送受信部(音声信号送信手段)
26 集音部
41、41A 音声信号受信部
42 判定用DB
43 イベント発生検出部(イベント判定手段)
44 イベント種別判定部
45 通知部
110 コンテンツサーバ
121 イベント付加情報生成部

Claims (9)

  1. 移動通信端末及び当該移動通信端末と通信するイベント検知サーバを備えたイベント検知システムであって、
    前記移動通信端末は、
    当該移動通信端末の周囲の音量情報を含む音声信号を集音する集音手段と、
    集音した音声信号を前記イベント検知サーバに送信する音声信号送信手段と、を備え、
    前記イベント検知サーバは、
    前記移動通信端末が送信した音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するイベント判定手段と、を備えたことを特徴とするイベント検知システム。
  2. 前記イベント判定手段は、前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする請求項1に記載のイベント検知システム。
  3. 前記イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイベント検知システム。
  4. 移動通信端末から当該移動通信端末が集音した音量情報を含む音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定するイベント判定手段と、を備えたことを特徴とするイベント検知サーバ。
  5. 前記イベント判定手段は、前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする請求項4に記載のイベント検知サーバ。
  6. 前記イベント発生位置を基準にして決めた基準エリア内の移動通信端末にイベント発生情報を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のイベント検知サーバ。
  7. 前記通知手段は、前記イベント発生位置の移動に追従して前記イベント発生情報を通知することを特徴とする請求項6に記載のイベント検知サーバ。
  8. 移動通信端末から当該移動通信端末が集音した音量情報を含む音声信号を受信し、受信した前記音声信号に含まれる音量情報が所定の音量以上か否かに基づいてイベント発生の有無を判定すると共に前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号を集音した移動通信端末の位置情報からイベント発生位置を特定することを特徴とするイベント検知方法。
  9. 前記所定の音量以上の音量情報を含む音声信号の音声周波数に基づいて発生したイベントのイベント種別を判定することを特徴とする請求項8に記載のイベント検知方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102011087876A1 (de) 2010-12-07 2012-06-14 Toshiba Kikai K.K. Umrichter-Generator
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