JP2010266182A - 太陽熱コレクター - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、透明カバーの破損を防止することのできる太陽熱コレクターを提供する。
【解決手段】集熱板14と箱12Aの底面との間、及び集熱板14と透明カバーとの間に、複数個の微小球26を配置し、集熱板14と箱12Aの底面との間、及び集熱板14と透明カバーとの間に隙間を設け、箱内部を真空にする。透明カバーは、大気圧により箱内側へ変形するように力を受けるが、複数の微小球26を介して透明カバーよりも剛性の高い銅板からなる集熱板14に支持されるので、透明カバー自身の厚みを厚くする、補強の桟を設置する等を行う必要なく、厚みが薄くても大気圧による変形が抑えられ、太陽熱コレクターを構成する材料の使用量が抑えられ、太陽熱コレクターを低コストで構成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽熱によって水等の媒体を加熱する太陽熱コレクターに関する。
従来、集熱板を、内部を真空とした箱の内部に配置したタイプの太陽熱コレクターがある。箱には、太陽光を集熱板に照射させるため、片面にガラス板等からなる透明カバーが設けられている。
特開2005−265251号公報
箱内を真空とすることで、透明カバーには常に大気圧がかかる。したがって、透明カバーは、大気圧がかからない場合に比較して破損に対して弱い。なお、透明カバーにガラス板を用いる場合、ガラス板が破損した際に飛散しない様に、ガラス板に飛散防止フィルムを貼り付けている。
透明カバーの破損を防ぐには、透明カバーが大気圧によって変形しない様に透明カバーを厚くしたり、強度の高い特殊な材料からなる透明カバーを用いたり、透明カバーの内側に桟等を配置して透明カバーを補強せざるを得ず、重量、及びコストの増加を招く問題があった。
また、透明カバーを厚くすると、光の透過率が低下し、桟等を配置すると影ができて効率が落ちる問題もある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、簡単な構造で、透明カバーの破損を防止することのできる太陽熱コレクターを提供することが目的である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであって、請求項1に記載の太陽熱コレクターは、太陽光を透過する光透過性部材からなる板状の窓部材と、前記窓部材に開口部が覆われ内部が真空とされた箱体と、前記箱体の内部に設けられ、前記窓部材を透過した太陽光が照射される集熱板と、前記集熱板と前記箱体との間、及び前記集熱板と前記窓部材との間に配置され、前記集熱板、前記箱体、及び前記窓部材に点接触して前記集熱板と前記箱体との間、及び前記集熱板と前記窓部材との間に間隙を形成する複数の微小間隙形成体と、を有する。
次に、請求項1に記載の太陽熱コレクターの作用を説明する。
請求項1に記載の太陽熱コレクターでは、集熱板が窓部材を透過した太陽光を受けることで集熱板が加熱される。
集熱板は、真空の箱内に配置されると共に、複数の微小間隙形成体と点接触して箱内に支持されているため、集熱板の熱が箱体、及び窓部材の外へ伝達する経路は、微小間隙形成体との点接触部分のみとなり、集熱板の熱が箱体、及び窓部材の外へ逃げることが抑えられる。
また、箱内部は真空にされているため、窓部材には大気圧が作用して箱内側へ向けて変形しようとするが、窓部材と集熱板との間に複数の微小間隙形成体が配置されているため、複数の微小間隙形成体により大気圧による窓部材の変形が抑えられて窓部材の破損が抑えられる。
なお、ここでの「点接触」とは、接触面積が1mm以下のことを意味している。接触面積が大きくなると、集熱板の熱が微小間隙形成体を介して箱外へ逃げ易くなる。接触面積は、0.5mm以下とすることが更に好ましい。
また、微小間隙形成体の配置密度、即ち、単位面積当たりの微小間隔形成体の接触面積が大きくなり過ぎると、集熱板から箱体へ熱が伝達し易くなる。
したがって、集熱板の面積に対する微小間隙形成体の総接触面積の割合を、10%以下に設定することが好ましい。
なお、微小間隔形成体は、集熱板と箱体の両方に接触しているが、上記総接触面積は、集熱板と微小間隔形成体との接触面積、及び集熱板と箱体との接触面積の何れか大きい方を選択して求める。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の太陽熱コレクターにおいて、前記微小間隙形成体は、柱体である。
次に、請求項2に記載の太陽熱コレクターの作用を説明する。
請求項2に記載の太陽熱コレクターでは、窓部材と集熱板との間に配置された複数の柱体により、大気圧による窓部材の変形が抑えられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の太陽熱コレクターにおいて、前記微小間隙形成体は、直径が1〜100μmの球体である。
球体の直径が1μm未満になると、大気圧による窓部材の変形で、窓部材が集熱板に接触する虞がある。
一方、球体の直径が100μmを超えると、箱体内部を真空化するのに手間がかかる、窓部材の変形が大きくなる等の問題が生ずる。
したがって、実用的には、球体の直径は1〜100μmの範囲内が好ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の太陽熱コレクターにおいて、前記球体は、セラミックで形成されている。
荷重による変形(潰れ)、強度、熱伝導率等を考慮すると、球体の材質は、合成樹脂、ガラス、金属等よりもセラミックが好ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の太陽熱コレクターにおいて、前記集熱板は、端縁から内方に向けて延びるスリットと、内部に設けられ流体が通過する流路と、前記スリットを挟んで一方の側の第1領域に接続され前記流路の一端が連結されて前記流路内に外部から流体を供給するための第1の配管と、前記スリットを挟んで他方の側の第2領域に接続され前記流路の他端が連結されて加熱された前記流体を排出するための第2の配管と、を備え、前記箱体は、前記第1の配管が貫通する第1の孔と、前記第1の配管と前記第1の孔との間をシールする第1のシール部材と、前記第2の配管が貫通する第2の孔と、前記第2の配管と前記第2の孔との間をシールする第2のシール部材と、を備え、前記第1の配管は前記第1領域のスリット側に接続され、前記第2の配管は前記第2領域のスリット側に接続されている。
次に、請求項5に記載の太陽熱コレクターの作用を説明する。
集熱板において、例えば、日中に、冷たい水を加熱してお湯にする場合、お湯が流出される第2の配管は、加熱される前の冷たい水が流入する第1の配管よりも高温となり、箱体においても、第2の配管の貫通している部分は、第1の配管の貫通している部分よりも高温となり、大きく膨張する。また、夕刻、夜間等では、日中に高温となっていた部分が冷えて収縮する。このため、温度変化が大きい部分では、当然ながら部材の寸法差も大きくなる。部材の寸法が変化することは、シール部分にとってシール性の低下を招く方向となり好ましくなく、万が一隙間が形成されると、箱内に空気が流入し、真空状態を維持できなくなる。
請求項5に記載の太陽熱コレクターの集熱板では、第1の配管が第1領域のスリット側に接続され、第2の配管が第2領域のスリット側に接続されているため、第1の配管(低温)、及び第2の配管(高温)が接近することとなり、箱の第1の孔、及び第2の孔の周辺の温度が平均化(低温+高温)されるので、例えば、第2の孔の周辺の温度上昇が抑えられ、部材の寸法変化が抑えられるので、シール性にとって良い方向となり、高いシール性能が維持可能となる。
また、集熱板において、第1の配管と第2の配管とを単に接近させて配置すると、第2の配管周辺の温度が、第1の配管から流入される冷たい水によって冷却されてしまい(第2の配管側から第1の配管側へ熱が逃げる。)、排出されるお湯の温度低下を招く方向となるが、請求項4に記載の太陽熱コレクターでは、第1の配管の接続部分と第2の配管の接続部分との間にスリット(隙間)が形成されており、スリット部分で熱伝達が遮断されているので、集熱板に第1の配管と第2の配管とを接近させて接続しても、上記温度低下を抑制することが出来る。
以上説明したように本発明の太陽熱コレクターによれば、簡単な構造で、特殊で高価な材料を用いることなく、透明カバーの破損を防止することができる。
(A)は太陽熱コレクターの断面図であり、(B)は集熱板の断面図(図1(A)の1B−1B線断面図)である。 太陽熱コレクターの全体を表した斜視図である。 太陽熱コレクターの縦断面図(図1(A)の3−3線断面図)である。 第2の実施形態に係る太陽熱コレクターの要部の断面図である。 他の実施形態に係る太陽熱コレクターの要部の断面図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態に係る太陽熱コレクター10を図1乃至図3にしたがって説明する。
図2、及び図3に示すように、本実施形態の太陽熱コレクター10は、内部を真空状態とした矩形のケース12の内部に集熱板14を配置したものである。
ケース12は、太陽に面する側が開口した箱12Aと、箱12Aの開口部分全体を覆う透明カバー12Bとから構成されている。
なお、箱12Aと透明カバー12Bとの間は接着剤、あるいは弾性体からなるパッキンでシールされている。
箱12Aは、耐候性に優れ、強度が得られれば材料の種類は問わず、金属や合成樹脂等の金属以外の材料で形成することができる。本実施形態の箱12Aは、光沢ニッケルクロムメッキの施された鋼板で形成されている。
透明カバー12Bは、光の透過率に優れ、強度が得られれば材料の種類は問わず、ガラス、合成樹脂等で形成することができる。本実施形態の透明カバー12Bには、厚さ3mmのガラス板(例えば、一般に市販されている、窓ガラス)が用いられている。また、本実施形態の透明カバー12Bの表面には、万が一ガラス板が破損した際に、ガラス片が飛散しないようにするための飛散防止フィルム(図示せず)が貼り付けられている。
本実施形態の集熱板14は、全体が矩形に形成されており、片面に溝状の流路16が形成された集熱板本体14Aと、集熱板本体14Aの片面全体に密着する蓋板14Bとから形成されている。
集熱板本体14Aには、一辺14Aaの中央部分から、一辺と直交する方向に延びる切り込み状のスリット18が形成されている。なお、スリット18を境にして一方側(例えば図面左側)が第1領域20L、他方側(例えば、図面右側)が第2領域20Rとされている。
集熱板本体14A、及び蓋板14Bには、錆びず、熱伝達率に優れた金属材料を用いることが好ましい。本実施形態の集熱板本体14Aには、500mm×500mm×5mmの銅板が用いられている。また、本実施形態の蓋板14Bには、500mm×500mm×0.5mmの銅板が用いられている。なお、蓋板14Bの表面には、選択吸収膜が蒸着されている。
図1(A)に示すように、流路16は、各領域内でジグザグ状に形成されており、流路16の一端は第1領域20Lの一辺14Aaのスリット18の近傍に接続された第1の配管22に接続されており、流路16の他端は第2領域20Rの一辺14Aaのスリット18の近傍に接続された第2の配管24に接続されている。
図1(B)に示すように、本実施形態の流路16は、断面矩形状に形成され、幅が2mm、深さが4mmである。なお、流路16は、エンドミル等で加工することが出来る。
本実施形態の第1の配管22、及び第2の配管24は、共に銅パイプ(直径4mm、厚さ1mm)であり、集熱板本体14Aに対してロー付けされている。
図1(A)に示すように、箱12Aには、第1の配管22が貫通する第1の孔25A、及び第2の配管24の貫通する第2の孔25Bが形成されおり、第1の配管22と第1の孔25Aの間、及び第2の配管24と第2の孔25Bの間は図示しないシール部材、接着剤等でシールされている。
図3に示すように、集熱板14と箱12Aの底面12Aaとの間、及び集熱板14と透明カバー12Bとの間には、複数個の微小球26が配置されており、集熱板14と箱12Aの底面12Aaとの間、及び集熱板14と透明カバー12Bとの間に隙間を設けている。
なお、微小球26は、動かないように集熱板14、及び箱12Aの少なくとも一方に接着することが好ましい。
本実施形態の微小球26は、直径100μmで、材質はセラミック(ジルコニア)である。また、本実施形態では、微小球26を4mm間隔でマトリクス状に配置している。
これにより、集熱板14の裏表面は、箱12A、及び透明カバー12Bに密着することなく、複数個の微小球26に対して点接触するのみとなる。
本実施形態の微小球26の直径は100μmであるが、100μmに限定されず、1〜100μmの範囲内であれば良い。また、本実施形態の微小球26の材質はセラミックであるが、セラミック以外の材質であっても良い。
なお、箱12Aには、内部を真空にする際に真空ポンプと接続するための空気吸引孔28が形成されており、空気吸引孔28は栓30で塞がれている。
(作用)
次に、本実施形態の太陽熱コレクター10の作用を説明する。
本実施形態の太陽熱コレクター10は、例えば、図2に示すように屋外に設置し、第1の配管22を水等の媒体を貯留したタンク32に接続し、媒体を集熱板14に供給する。集熱板14が太陽34の熱で加熱されることで、集熱板14の流路16を通過する水は加熱されてお湯となり、第2の配管24を介して外部へ排出される。
本実施形態の太陽熱コレクター10では、ケース12の内部が真空にされており、しかも集熱板14の裏表面が複数の微小球26で点当たりで支持されているので、集熱板14のケース12への熱伝達が最小限に抑えられる。
また、透明カバー12Bは、大気圧により箱内側へ変形するように力を受けるが、マトリクス状に配置された複数の微小球26を介して透明カバー12Bよりも剛性の高い銅板からなる集熱板14に支持されるので、透明カバー自身の厚みを厚くする、補強の桟を設置する等を行う必要なく、厚みが薄くても大気圧による変形が抑えられ、太陽熱コレクター10を構成する材料の使用量が抑えられ、太陽熱コレクター10を低コストで構成することができる。
また、日中に冷たい水を加熱してお湯にする場合、お湯が流出される第2の配管24は、加熱される前の冷たい水が流入する第1の配管22よりも高温となるが、第1の配管22と第2の配管24とがスリット18を介して接近して配置されているので、これら配管の貫通している部分の温度上昇が第2の配管24単独の場合に比較して抑えられ、熱による寸法変化が抑えられるのでシール性にとって良い方向となり、高いシール性能が維持可能となる。
さらに、本実施形態の集熱板14では、第1の配管22が接続されている部分と、第2の配管24が接続されている部分との間にスリット18が形成されており、スリット部分で熱伝達が遮断されているので、第1の配管22の接続されている接続部分と第2の配管24が接続されている接続部分とが接近していても、第2の配管の接続部分周辺の温度が、相対的に低温となっている第1の配管の接続部分の影響を受けて低下することは無い。
このように、本実施形態の太陽熱コレクター10では、集熱板14と透明カバー12Bとの間、及び集熱板14とケース12との間に微小球26を複数個配置するという、簡単な構成で、かつ材料使用量も極小な構成でもって、透明カバー12Bの変形を抑えることができ、また、集熱板14からケース12へ、及び集熱板14から透明カバー12Bへの熱伝達を最小限に抑えることができる。また、透明カバー12Bの厚みを薄くすることができるので、軽量化、低コスト化となる。
なお、本実施形態では、集熱板14に媒体として水を供給したが、水以外の、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール等の他の種類の液体や、気体等を供給するようにしても良い。
本実施形態では、微小球26を4mm間隔でマトリクス状に配置したが、間隔は4mmに限らず、また、配置形態もマトリクス状でなくても良く、ランダムに配置しても良い。
微小球26の配置個数が極端に少ないと、微小球26の1個当たりに作用する荷重が増大し、微小球26からの反力により透明カバー12Bに応力が集中し、好ましくない。このため、大気圧を受ける透明カバー12Bの面積に応じて微小球26の配置個数、及び配置形態を設定することが好ましい。
また、本実施形態では、集熱板14と透明カバー12Bとの間、及び集熱板14とケース12との間に微小球26を配置したが、集熱板14と透明カバー12B、及び集熱板14とケース12は、各々点接触していれば良く、微小球26に代えて球形以外の粒体を用いても良い。
ちなみに、本実施形態では、複数の微小球26を集熱板14とケース12に接触させているが、集熱板14の面積に対する複数の微小球26の総接触面積の割合は10%以下であり、グラスウール等の繊維系の断熱材に比較して接触面積は極めて小さくなっている。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る太陽熱コレクター10を図4にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符合を付し、その説明は省略する。
第1の実施形態では、集熱板14と透明カバー12Bとの間、及び集熱板14とケース12との間に微小球26を配置したが、図4に示すように、本実施形態の太陽熱コレクター10では、微小柱体36が用いられている。
微小柱体36は、例えば、エポキシ樹脂を含む高粘度のインクを用いてシルク印刷にて微小のドットを集熱板14の表面に複数印刷し、印刷したエポキシ樹脂のドットを集熱板14の表面で固化させることで形成することができる。
なお、この微小柱体36の大きさは、径がφ10〜100μm、高さが1μm〜100μmの範囲内が好ましい。微小柱体36の径が上記範囲よりも小さいと強度不足となる場合があり、微小柱体36の径が上記範囲よりも大きいと微小柱体36を介して外側ケース12へ熱が逃げ易くなる。
また、微小柱体36の高さが上記範囲よりも小さいと、間隙寸法が少なくなりすぎ、箱12A、及び透明カバー12Bが集熱板14に接触する虞がある。一方、微小柱体36の高さが上記範囲よりも高いと、間隙寸法が大きくなりすぎ、箱体内部を真空化するのに手間がかかる、微小柱体36が座屈し易くなる等の問題を生ずる虞がある。
なお、微小柱体36を形成するインクは、印刷後に硬化して固化するものであればエポキシ樹脂以外の材料から構成されていても良い。
また、微小柱体36は、集熱板14、箱12A、及び透明カバー12Bの何れに形成しても良い。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、微小間隙形成体が球形状または柱形状であったが、微小間隙形成体の形状はこれらに限定されない。例えば、図5に示すような山形状の微小間隙形成体38であっても良い。
10 太陽熱コレクター
12 ケース
12A 箱
12B 透明カバー(窓部材)
14 集熱板
26 微小球(球体:微小間隙形成体)
16 流路
18 スリット
20L 第1領域
20R 第2領域
22 第1の配管
24 第2の配管
25A 第1の孔
25B 第2の孔
36 微小柱体(微小間隙形成体)
38 微小間隙形成体

Claims (5)

  1. 太陽光を透過する光透過性部材からなる板状の窓部材と、
    前記窓部材に開口部が覆われ内部が真空とされた箱体と、
    前記箱体の内部に設けられ、前記窓部材を透過した太陽光が照射される集熱板と、
    前記集熱板と前記箱体との間、及び前記集熱板と前記窓部材との間に配置され、前記集熱板、前記箱体、及び前記窓部材に点接触して前記集熱板と前記箱体との間、及び前記集熱板と前記窓部材との間に間隙を形成する複数の微小間隙形成体と、
    を有する太陽熱コレクター。
  2. 前記微小間隙形成体は、柱体である、請求項1に記載の太陽熱コレクター。
  3. 前記微小間隙形成体は、直径が1〜100μmの球体である、請求項1に記載の太陽熱コレクター。
  4. 前記球体は、セラミックで形成されている、請求項2に記載の太陽熱コレクター。
  5. 前記集熱板は、端縁から内方に向けて延びるスリットと、内部に設けられ流体が通過する流路と、前記スリットを挟んで一方の側の第1領域に接続され前記流路の一端が連結されて前記流路内に外部から流体を供給するための第1の配管と、前記スリットを挟んで他方の側の第2領域に接続され前記流路の他端が連結されて加熱された前記流体を排出するための第2の配管と、を備え、
    前記箱体は、前記第1の配管が貫通する第1の孔と、前記第1の配管と前記第1の孔との間をシールする第1のシール部材と、前記第2の配管が貫通する第2の孔と、前記第2の配管と前記第2の孔との間をシールする第2のシール部材と、を備え、
    前記第1の配管は前記第1領域のスリット側に接続され、前記第2の配管は前記第2領域のスリット側に接続されている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の太陽熱コレクター。
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