JP2010258850A - 映像伝送システム及び映像伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線LAN上で、無線リンク状態の激しい変動に対しても、映像劣化の少ない映像伝送システム及び映像伝送方法を提供する。
【解決手段】映像受信端末200がパケットロス率を計測して映像送信端末100にフィードバックし、映像送信端末100が、使用可能なネットワーク帯域を推定するとともに、無線LANのリンク状態を計測して、無線LAN上での無線伝送帯域を推定する。また、映像送信端末100が、コーデックの映像符号化レートと無線伝送帯域を比較し、IPヘッダ及びRTPデータの圧縮率、アルゴリズムを決定してデータの圧縮率を可変する。これにより、コーデックの映像符号化レートの変動幅及び変動周期を抑えることができるため、映像劣化の少ない映像伝送システムを実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネット等のIP(Internet Protocol)プロトコル上でRTP(Real-time Transport Protocol)を用いたリアルタイム映像伝送を行う映像伝送システム及び映像伝送方法に関する。
従来、インターネットを経由して映像伝送を行う際にリアルタイムな映像伝送を行おうとすると、遅延やパケットロスによって映像が遅延したり、映像が揺らいだり、あるいはパケットロスのために映像のブロックノイズや映像の停止が発生してしまう。そこで、映像受信端末側で、映像パケットから伝送路の障害発生状態を検出して映像送信端末にフィードバックし、映像送信端末側で、映像受信端末側からフィードバックされた伝送路の障害状態に応じて動的な映像符号化レートの制御を行うことで、映像の劣化や乱れ、停止を削減するようにしている。このような対策を施した映像伝送システムとして特許文献1で開示されたものが知られている。
特許文献1で開示された映像伝送システムは、映像受信端末側で、映像送信端末側から送信された映像パケットのパケットロス及び到着遅延時間を計測して、その結果を映像送信側にフィードバックする。映像送信端末側では、フィードバックされたパケットロス率及び到着遅延時間からロス率の悪化や到着遅延時間が大きくなれば、伝送路の障害状態が悪化しているため、送信する映像の符号化レートを低下させて障害路に適応した通信を行う。
図14は、映像送信端末及び映像受信端末を有する従来の映像伝送システムの概略構成を示すブロック図である。図14において、映像送信端末10000と映像受信端末20000が伝送路であるIPネットワーク5000に接続されている。映像受信端末20000において、伝送路インタフェース制御部20300は、IPネットワーク5000から映像パケット(符号化された映像パケット)を受信し、受信パケットヘッダ処理部20200に入力する。受信パケットヘッダ処理部20200は、入力された映像パケットの順序番号からパケットの廃棄を検出する。パケットの廃棄を検出した場合、廃棄通知パケット生成部20100は廃棄通知パケットを生成し、伝送路インタフェース制御部20300に入力する。伝送路インタフェース制御部20300は、入力された廃棄通知パケットを映像送信端末10000に送信する。
映像送信端末10000において、伝送路インタフェース制御部10800は、映像受信端末20000から送信された廃棄通知パケットを、IPネットワーク5000を介して受信し、廃棄通知パケット受信処理部10700に入力する。廃棄通知パケット受信処理部10700は、廃棄通知パケットが入力されると、映像ビットレート制御部10200に制御信号を入力する。映像ビットレート制御部10200は、廃棄通知パケット受信処理部10700から入力された制御信号に従い映像ビットレートの量子化幅を変化させたり、コマ落ちを発生させたりして映像ビットレートを変化させる。
この従来の映像伝送システムは、伝送路であるIPネットワーク5000の障害状態を検出することができ、その障害状態に合わせて動的に映像の符号化レートを制御することで、劣化の少ない映像を伝送することができる(特許文献1参照)。なお、この映像送信端末10000では、映像を符号化し、パケットを生成して送信する手段として、映像符号化器10100、映像パケット組み立て部10300、送信パケットヘッダ処理部10400及び送信パケットヘッダ処理部10600を有する。
特開平5−260090号公報
しかしながら、このような従来の映像伝送システムでは、イーサネット(Ethernet)(登録商標)や光ファイバのような有線のネットワークを想定したものであり、無線LANのような非常に干渉や衝突の発生しやすい媒体上では、符号化レートが大きく低下し、最悪の場合、静止状態になり動画像を表示することができなくなってしまうか、あるいは動画を送信できても画像が非常に粗くなり、用途が限定されてしまう問題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、無線LAN上で無線リンク状態の激しい変動に対しても映像劣化の少ない映像伝送システム及び映像伝送方法を提供することを目的とする。
本発明の映像伝送システムは、無線LANを介して接続される映像送信端末及び映像受信端末を有し、映像送信端末から送信した映像データを映像受信端末で受信する映像伝送システムであって、前記映像受信端末は、受信したIPパケットのパケットロス率を計測するパケットロス計測手段と、前記パケットロス計測手段で計測されたパケットロス率を前記映像送信端末にフィードバックするフィードバック送信手段と、を備え、前記映像送信端末は、前記無線LANへのリンク状態を計測し無線リンク情報を得る無線状態計測手段と、前記映像受信端末からフィードバックされたパケットロス率を受信するフィードバック受信手段と、前記無線状態計測手段で得られた無線リンク情報及び前記フィードバック受信手段で受信されたパケットロス率より前記無線LANに送信できるネットワーク伝送帯域を推定する帯域推定手段と、前記帯域推定手段で推定されたネットワーク伝送帯域に基づいて送信する映像のデータ量を計測しエンコードレートを決定するエンコードレート決定手段と、前記エンコードレート決定手段で決定されたエンコードレートに基づいてIPパケットのペイロード圧縮率とIPパケットヘッダの圧縮率を決定する圧縮率決定手段と、前記エンコードレート決定手段で決定されたエンコードレートに従ってエンコードを行った映像データからRTPパケットを生成するRTPパケッタイズ手段と、前記RTPパケッタイズ手段で生成されたRTPパケットを前記圧縮率決定手段で決定されたペイロード圧縮率に従ってパケット圧縮及びヘッダ圧縮を行うパケット圧縮手段と、を備えた。
上記構成によれば、無線LANの伝送帯域を無線LANへのリンク状態を監視することにより、送信可能な伝送帯域を推定するとともに、送信可能な伝送帯域に合わせた映像符号化レートの動的制御を行う際に、IPのペイロード圧縮及びIPヘッダ圧縮を組み合わせることにより映像符号化レートが低下することを防ぐことができ、映像のレート変動による品質劣化やレート変動を最小限に抑えることにより、効果的に映像伝送を行うことができる。
上記構成において、前記無線状態計測手段が、パケット送信時に無線LANの電界強度及び無線フレームの再送回数を計測し、一定時間間隔で加重平均する。
上記構成において、前記フィードバック送信手段が、RTPパケットのタイムスタンプと現在の時刻との差から往復伝搬遅延時間を計算し、さらに、計算した往復伝搬遅延時間と受信した映像データパケットのパケットロス率からネットワーク伝送帯域を計算し、その結果を前記往復伝搬遅延時間とともに前記映像送信端末に送信する。
上記構成において、前記帯域推定手段が、電界強度とフレーム再送回数から決定する無線伝送帯域が記録された無線伝送帯域テーブルを有し、前記フィードバック受信手段で受信された前記パケットロス率と前記往復伝搬遅延時間からネットワーク伝送帯域を計算するとともに前記無線伝送帯域テーブルから導出される無線伝送帯域と比較して、小さい方の値を次に送信する無線伝送帯域として採用する。
上記構成において、前記圧縮率決定手段が、映像データ量と送信可能なネットワーク帯域の比からエンコードレート及びパケット圧縮率及びパケット圧縮アルゴリズムを決定する。
上記構成において、前記RTPパケッタイズ手段が、エンコードされた映像データをRTPパケット化し、前記パケット圧縮手段は、前記RTPパケッタイズ手段で得られたRTPパケットの圧縮を行う。
上記構成によれば、映像送信端末と映像受信端末との間でパケットロス率の他に、往復伝搬遅延時間を計測し、この計測結果からネットワーク伝送帯域値を推定するとともに、無線LANの電界強度やフレーム再送回数を計測して無線LANのリンク状態を推定することで、最終的な無線LANに送信できる伝送帯域を推定することができ、精度の高いネットワーク伝送帯域を決定することができる。また、無線LANのネットワーク伝送帯域の変動周期は時間変動が激しいため、パケット圧縮アルゴリズムと圧縮率を動的に変更することにより、コーデックの符号化レートの時間変動を極力抑えることにより、映像劣化の少ない無線映像伝送システムを実現することが可能となる。
本発明の映像伝送方法は、無線LANを介して接続される映像送信端末及び映像受信端末を有し、映像送信端末から送信した映像データを映像受信端末で受信する映像伝送方法であって、前記映像受信端末において、受信したIPパケットのパケットロス率を計測するパケットロス計測工程と、前記パケットロス計測工程で計測されたパケットロス率を前記映像送信端末にフィードバックするフィードバック送信工程と、を備え、前記映像送信端末において、前記無線LANへのリンク状態を計測し無線リンク情報を得る無線状態計測工程と、前記映像受信端末からフィードバックされたパケットロス率を受信するフィードバック受信工程と、前記無線状態計測工程で得られた無線リンク情報及び前記フィードバック受信工程で受信されたパケットロス率より前記無線LANに送信できるネットワーク伝送帯域を推定する帯域推定工程と、前記帯域推定工程で推定されたネットワーク伝送帯域に基づいて送信する映像のデータ量を計測しエンコードレートを決定するエンコードレート決定工程と、前記エンコードレート決定工程で決定されたエンコードレートに基づいてIPパケットのペイロード圧縮率とIPパケットヘッダの圧縮率を決定する圧縮率決定工程と、前記エンコードレート決定工程で決定されたエンコードレートに従ってエンコードを行った映像データからRTPパケットを生成するRTPパケッタイズ工程と、前記RTPパケッタイズ工程で生成されたRTPパケットを前記圧縮率決定工程で決定されたペイロード圧縮率に従ってパケット圧縮及びヘッダ圧縮を行うパケット圧縮工程と、を備えた。
上記方法によれば、無線LANの伝送帯域を無線LANへのリンク状態を監視することにより、送信可能な伝送帯域を推定するとともに、送信可能な伝送帯域に合わせた映像符号化レートの動的制御を行う際に、IPのペイロード圧縮及びIPヘッダ圧縮を組み合わせることにより映像符号化レートが低下することを防ぐことができ、映像のレート変動による品質劣化やレート変動を最小限に抑えることにより、効果的に映像伝送を行うことができる。
本発明は、無線LANの伝送帯域を無線LANへのリンク状態を監視することにより、送信可能な伝送帯域を推定するとともに、送信可能な伝送帯域に合わせた映像符号化レートの動的制御を行う際に、IPのペイロード圧縮及びIPヘッダ圧縮を組み合わせることにより映像符号化レートが低下することを防ぐことができ、映像のレート変動による品質劣化やレート変動を最小限に抑えることにより、効果的に映像伝送を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る映像伝送システムの映像送信端末の概略構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る映像伝送システムの映像受信端末の概略構成を示すブロック図 図1の映像送信端末の無線状態計測部で用いられる無線転送帯域テーブルを示す図 図1の映像送信端末の圧縮決定部で用いられる圧縮率テーブルを示す図 図1の映像送信端末の圧縮アルゴリズム決定部で用いられる圧縮アルゴリズムテーブルを示す図 図1の映像送信端末の無線状態計測処理を説明するためのフローチャート 図1の映像送信端末の帯域推定処理を説明するためのフローチャート 図1の映像送信端末のエンコードレート決定処理を説明するためのフローチャート 図1の映像送信端末の圧縮率決定処理を説明するためのフローチャート 図1の映像送信端末の圧縮アルゴリズム決定処理を説明するためのフローチャート 図1の映像送信端末の映像送信処理を説明するためのフローチャート 図2の映像受信端末の映像受信処理を説明するためのフローチャート 図2の映像受信端末のフィードバック処理を説明するためのフローチャート 従来の映像伝送システムの概略構成を示すブロック図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る映像伝送システムの映像送信端末の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係る映像伝送システムの映像受信端末の概略構成を示すブロック図である。
図1及び図2において、映像送信端末100と映像受信端末200は、無線により無線LAN経由で接続されて映像の送受信を行う。図1において、映像送信端末100は、無線状態計測部1001と、フィードバック受信部1002と、帯域推定部1003と、エンコードレート決定部1004と、圧縮率決定部1005と、圧縮アルゴリズム決定部1006と、エンコーダ1007と、RTPパケッタイズ部1008と、パケット圧縮部1009と、パケット送信部1010とを備えて構成される。
無線状態計測部1001は、無線LANへのリンク状態を計測し無線リンク情報を得る。無線状態計測部1001は、無線LANのインタフェースから無線電界強度を測定し、さらに無線LANのインタフェースから無線フレームの再送回数の測定を行う。そして、測定した無線電界強度と無線フレーム再送回数を元に図3に示す無線伝送帯域テーブル1100から送信可能な無線伝送帯域を導出する。無線伝送帯域テーブル1100は、予め無線伝送帯域を無線電界強度と無線フレームの再送回数の相関関係を測定したものを保持する。
フィードバック受信部1002は、映像受信端末200からフィードバックされたパケットロス率を受信する。帯域推定部1003は、無線状態計測部1001で得られた無線リンク情報及びフィードバック受信部1002で受信されたパケットロス率より無線LANに送信できるネットワーク伝送帯域を推定する。エンコードレート決定部1004は、帯域推定部1003で推定されたネットワーク伝送帯域に基づいて送信する映像のデータ量を計測し、エンコードレートを決定する。圧縮率決定部1005は、図4に示す圧縮率テーブル1200を使用し、エンコードレート決定部1004で決定されたエンコードレートに基づき圧縮率を決定する。圧縮アルゴリズム決定部1006は、図5に示す圧縮アルゴリズムテーブル1300を使用し、圧縮率決定部1005で決定された圧縮率に基づき圧縮アルゴリズムを決定する。
エンコーダ1007は、エンコードレート決定部1004で決定されたエンコードレートに従って映像データのエンコードを行う。RTPパケッタイズ部1008は、エンコーダ1007でエンコードされた映像データからRTPパケットを生成する。パケット圧縮部1009は、RTPパケッタイズ部1008で生成されたRTPパケットを圧縮アルゴリズム決定部1006で決定された圧縮アルゴリズムに従ってパケット圧縮及びヘッダ圧縮を行う。パケット送信部1010は、パケット圧縮部1009で圧縮されたRTPパケットを無線にて送信する。
図2において、映像受信端末200は、パケット受信部2001と、パケットロス計測部2002と、フィードバック送信部2003と、圧縮アルゴリズム抽出部2004と、パケット伸張部2005と、RTPデパケッタイズ部2006と、デコーダ2007と、映像データ表示部2008とを備えている。
パケット受信部2001は、映像送信端末100から送信されたRTPパケットを受信する。パケットロス計測部2002は、受信したIPパケットのパケットロス率を計測する。フィードバック送信部2003は、パケットロス計測部2002で計測されたパケットロス率を映像送信端末100にフィードバックする。圧縮アルゴリズム抽出部2004は、RTPヘッダに記載された圧縮アルゴリズムを抽出し、パケット伸張部2005に設定する。パケット伸張部2005は、圧縮アルゴリズム抽出部2004で設定された圧縮アルゴリズムを用いて、IPヘッダ及びRTPデータの伸張を行う。RTPデパケッタイズ部2006は、RTPデータから映像符号化データを取り出し、デコーダ2007に渡す。デコーダ2007は、入力された映像符号化データの復号化を行う。映像データ表示部2008は、映像表示器2100に映像データの表示を行う。
次に、図6〜図10に示すフローチャートを参照して、本実施の形態の映像伝送システムの映像送信端末100及び映像受信端末200それぞれの動作を説明する。
図6は、映像送信端末100の無線状態計測処理を説明するためのフローチャートである。図6において、まず無線LANのインタフェースから無線電界強度を測定する(ステップS601)。次いで、無線LANのインタフェースから無線フレームの再送回数の測定を行う(ステップS602)。次いで、ステップS601で測定した無線電界強度及びステップS602で測定した無線フレーム再送回数を元に図3に示す無線伝送帯域テーブル1100から送信可能な無線伝送帯域を導出する(ステップS603)。最後に無線送信可能帯域値を図示せぬメモリに記録する(ステップS604)。
図7は、映像送信端末100の帯域推定処理を説明するためのフローチャートである。図7において、帯域推定部1005は、現在の送信帯域TxをOld_Txに保存する(ステップS701)。次いで、Tx_lにフィードバック受信部1002にて映像送信端末100からフィードバック送信されたネットワーク伝送帯域値を設定する(ステップS702)。次いで、Tx_rにステップS604で図示せぬメモリに記録した無線送信可能帯域値を設定する(ステップS703)。次いで、Txにネットワーク伝送帯域Tx_lと無線送信可能帯域Tx_rの小さい方を設定する(ステップS704)。最後にTxを送信可能帯域に設定する(ステップS705)。
図8は、映像送信端末100のエンコードレート決定処理を説明するためのフローチャートである。図8において、エンコードレート決定部1004は、ステップS705で設定されたTxから{Ratio=Tx÷現在のエンコードレート}を計算する(ステップS801)。次いで、予め設定された上限閾値と下限閾値を元に、ステップS801にて算出したRatioから条件分岐する(ステップS802)。Ratioが上限閾値以上であった場合はエンコードレートを上昇させる(ステップS803)。Ratioが下限閾値以下であった場合はエンコードレートを低下させる(ステップS804)。Ratioが上限閾値以上でも下限閾値以下でもない場合はエンコードレートの変更は行わない(ステップS805)。最後にエンコードレート決定部1004は、Txと新しく設定したエンコードレート(新エンコードレート)の差をとることでΔTxを算出する(ステップS806)。
図9は、映像送信端末100の圧縮率決定処理を説明するためのフローチャートである。また、図10は、映像送信端末100の圧縮アルゴリズム決定処理を説明するためのフローチャートである。図9において、圧縮率決定部1005は、図4に示すように圧縮率テーブル1200に予め登録されたΔTxと圧縮率の相関テーブルから、ステップS806で算出されたΔTxを元に圧縮率を決定する(ステップS901)。図10において、圧縮アルゴリズム決定部1006は、図5に示す圧縮アルゴリズムテーブル1300から、予め登録された圧縮アルゴリズムと圧縮率の相関関係から、ステップS901で導出された圧縮率を元に圧縮アルゴリズムを決定する(ステップS1001)。
図11は、映像送信端末100の映像送信処理を説明するためのフローチャートである。図11において、エンコーダ1007が、エンコードレート決定部1004にて決定されたエンコードレートを設定し(ステップS1101)、映像の符号化を行う(ステップS1102)。次いで、RTPパケッタイズ部1008が、エンコーダ1007から出力された映像符号化データをRTPパケットのペイロードに設定し、RTPヘッダを生成する(ステップS1103)。次いで、パケット圧縮部1009が、圧縮率決定部1005及び圧縮アルゴリズム決定部1006にて決定された圧縮強度及び圧縮アルゴリズムをRTPヘッダに設定するとともに、決定された圧縮強度及び圧縮アルゴリズムに従って、RTPデータ及びIPヘッダの圧縮を行う(ステップS1104)。最後に、パケット送信部1010が、RTPパケットの送信を行う(ステップS1105)。
図12は、映像受信端末200の映像受信処理を説明するためのフローチャートである。図12において、パケット受信部2001が、映像送信端末100から送信されたRTPパケットを受信する(ステップS1201)。圧縮アルゴリズム抽出部2004が、RTPヘッダに記載された圧縮アルゴリズムを抽出し、パケット伸張部2005に設定する(ステップS1202)。パケット伸張部2005が、ステップS1202で設定された圧縮アルゴリズムを用いて、IPヘッダ及びRTPデータの伸張を行う(ステップS1203)。次いで、RTPデパケッタイズ部2006が、RTPデータから映像符号化データを取り出し、デコーダに渡す(ステップS1204)。デコーダ2007が、入力された映像符号化データの復号化を行う(ステップS1205)。最後に映像データ表示部2008が、映像データの表示を行う(ステップS1206)。
図13は、映像送信端末200のフィードバック処理を説明するためのフローチャートである。図13において、パケットロス計測部2002が、パケット受信部2001にて受信されたRTPパケットに記録されているシーケンス番号を抽出する(ステップS1301)。そして、シーケンス番号が飛んでいるか否かによってパケットロスが発生したかどうかを判定し、ロスしたパケット数を加算していく(ステップS1302)。パケットロス計測部2002が、一定間隔おきに、受信されたトータルのRTPパケット数とステップS1302で計算されたパケットロス数からパケットロス率を計算する(ステップS1303)。次いで、フィードバック送信部2003が、RTPのタイムスタンプと現在の時刻との差から往復伝搬遅延時間(RTT)を計算する(ステップS1304)。最後にフィードバック送信部2003が、映像送信端末200にパケットロス率と往復伝搬遅延時間からネットワーク伝送帯域値を計算する。ネットワーク伝送帯域値の計算方法はいくつか考えられるが、ここでは以下の計算式を用いる。1個のパケットの平均サイズS、パケットロス率P、現在のRTTの加重平均をRとすると、
ネットワーク伝送帯域値=S/(P×R)
として求めることができる。最後にフィードバック送信部2003が、計算されたネットワーク伝送帯域値をフィードバック送信する(ステップS1305)。
以上のように、本実施の形態の映像伝送システムによれば、映像受信端末200がパケットロス率を計測して映像送信端末100にフィードバックし、映像送信端末100が、使用可能なネットワーク帯域を推定するとともに、無線LANのリンク状態を計測して、無線LAN上での無線伝送帯域を推定する。また、映像送信端末100が、コーデックの映像符号化レートと無線伝送帯域を比較し、IPヘッダ及びRTPデータの圧縮率、アルゴリズムを決定してデータの圧縮率を可変する。これにより、コーデックの映像符号化レートの変動幅及び変動周期を抑えることができるため、映像劣化の少ない映像伝送システムを実現することができる。
また、映像送信端末100と映像受信端末200との間でパケットロス率の他に、往復伝搬遅延時間を計測し、この計測結果からネットワーク伝送帯域値を推定するとともに、無線LANの電界強度やフレーム再送回数を計測して無線LANのリンク状態を推定することで、最終的な無線LANに送信できる伝送帯域を推定することができ、精度の高いネットワーク伝送帯域を決定することができる。また、無線LANのネットワーク伝送帯域の変動周期は時間変動が激しいため、パケット圧縮アルゴリズムと圧縮率を動的に変更することにより、コーデックの符号化レートの時間変動を極力抑えることにより、映像劣化の少ない映像伝送システムを実現することが可能となる。
本発明は、簡単な構成で、無線LANにおいても映像の劣化の少ない映像伝送ができるといった効果を有し、無線LANを使用したネットワーク上に、映像伝送を行うアプリケーションサービスに効果的に展開することができる映像伝送システムとして有用である。
100 映像送信端末
200 映像受信端末
1001 無線状態計測部
1002 フィードバック受信部
1003 帯域推定部
1004 エンコードレート決定部
1005 圧縮率決定部
1006 圧縮アルゴリズム決定部
1007 エンコーダ
1008 RTPパケッタイズ部
1009 パケット圧縮部
1010 パケット送信部
1100 無線伝送帯域テーブル
1200 圧縮率テーブル
1300 圧縮アルゴリズムテーブル
2001 パケット受信部
2002 パケットロス計測部
2003 フィードバック送信部
2004 圧縮アルゴリズム抽出部
2005 パケット伸張部
2006 RTPデパケッタイズ部
2007 デコーダ
2008 映像データ表示部
2100 映像表示器

Claims (7)

  1. 無線LANを介して接続される映像送信端末及び映像受信端末を有し、映像送信端末から送信した映像データを映像受信端末で受信する映像伝送システムであって、
    前記映像受信端末は、
    受信したIPパケットのパケットロス率を計測するパケットロス計測手段と、
    前記パケットロス計測手段で計測されたパケットロス率を前記映像送信端末にフィードバックするフィードバック送信手段と、
    を備え、
    前記映像送信端末は、
    前記無線LANへのリンク状態を計測し無線リンク情報を得る無線状態計測手段と、
    前記映像受信端末からフィードバックされたパケットロス率を受信するフィードバック受信手段と、
    前記無線状態計測手段で得られた無線リンク情報及び前記フィードバック受信手段で受信されたパケットロス率より前記無線LANに送信できるネットワーク伝送帯域を推定する帯域推定手段と、
    前記帯域推定手段で推定されたネットワーク伝送帯域に基づいて送信する映像のデータ量を計測しエンコードレートを決定するエンコードレート決定手段と、
    前記エンコードレート決定手段で決定されたエンコードレートに基づいてIPパケットのペイロード圧縮率とIPパケットヘッダの圧縮率を決定する圧縮率決定手段と、
    前記エンコードレート決定手段で決定されたエンコードレートに従ってエンコードを行った映像データからRTPパケットを生成するRTPパケッタイズ手段と、
    前記RTPパケッタイズ手段で生成されたRTPパケットを前記圧縮率決定手段で決定されたペイロード圧縮率に従ってパケット圧縮及びヘッダ圧縮を行うパケット圧縮手段と、
    を備えた映像伝送システム。
  2. 前記無線状態計測手段は、パケット送信時に無線LANの電界強度及び無線フレームの再送回数を計測し、一定時間間隔で加重平均する請求項1に記載の映像伝送システム。
  3. 前記フィードバック送信手段は、RTPパケットのタイムスタンプと現在の時刻との差から往復伝搬遅延時間を計算し、さらに、計算した往復伝搬遅延時間と受信した映像データパケットのパケットロス率からネットワーク伝送帯域を計算し、その結果を前記往復伝搬遅延時間とともに前記映像送信端末に送信する請求項1又は請求項2に記載の映像伝送システム。
  4. 前記帯域推定手段は、電界強度とフレーム再送回数から決定する無線伝送帯域が記録された無線伝送帯域テーブルを有し、前記フィードバック受信手段で受信された前記パケットロス率と前記往復伝搬遅延時間からネットワーク伝送帯域を計算するとともに前記無線伝送帯域テーブルから導出される無線伝送帯域と比較して、小さい方の値を次に送信する無線伝送帯域として採用する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像伝送システム。
  5. 前記圧縮率決定手段は、映像データ量と送信可能なネットワーク帯域の比からエンコードレート及びパケット圧縮率及びパケット圧縮アルゴリズムを決定する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の映像伝送システム。
  6. 前記RTPパケッタイズ手段は、エンコードされた映像データをRTPパケット化し、
    前記パケット圧縮手段は、前記RTPパケッタイズ手段で得られたRTPパケットの圧縮を行う請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の映像伝送システム。
  7. 無線LANを介して接続される映像送信端末及び映像受信端末を有し、映像送信端末から送信した映像データを映像受信端末で受信する映像伝送方法であって、
    前記映像受信端末において、
    受信したIPパケットのパケットロス率を計測するパケットロス計測工程と、
    前記パケットロス計測工程で計測されたパケットロス率を前記映像送信端末にフィードバックするフィードバック送信工程と、
    を備え、
    前記映像送信端末において、
    前記無線LANへのリンク状態を計測し無線リンク情報を得る無線状態計測工程と、
    前記映像受信端末からフィードバックされたパケットロス率を受信するフィードバック受信工程と、
    前記無線状態計測工程で得られた無線リンク情報及び前記フィードバック受信工程で受信されたパケットロス率より前記無線LANに送信できるネットワーク伝送帯域を推定する帯域推定工程と、
    前記帯域推定工程で推定されたネットワーク伝送帯域に基づいて送信する映像のデータ量を計測しエンコードレートを決定するエンコードレート決定工程と、
    前記エンコードレート決定工程で決定されたエンコードレートに基づいてIPパケットのペイロード圧縮率とIPパケットヘッダの圧縮率を決定する圧縮率決定工程と、
    前記エンコードレート決定工程で決定されたエンコードレートに従ってエンコードを行った映像データからRTPパケットを生成するRTPパケッタイズ工程と、
    前記RTPパケッタイズ工程で生成されたRTPパケットを前記圧縮率決定工程で決定されたペイロード圧縮率に従ってパケット圧縮及びヘッダ圧縮を行うパケット圧縮工程と、
    を備えた映像伝送方法。
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