JP2010258495A - 平面型スピーカ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 平面型スピーカ(1)を横置きに設置した場合、平面型スピーカの横方向(X方向)に長い概して楕円形状のフレキシブルプリント基板で形成された振動板(10)と、振動板に接近して、横方向(X方向)に延在する複数本のマグネット(14)を備え、複数本のマグネット(1411〜1455)は、N極の棒状マグネットとS極の棒状マグネットが交互にほぼ並行に設置されて、平面型スピーカの縦方向(+Y方向又は−Y方向)の磁束を発生し、振動板に形成された導体パターン(9)は、螺旋状に形成されたコイル状の一本の導体パターンであって、隣接する棒状マグメット間毎に複数回延在するパターン束(9F1〜9F6,9B1〜9B6)を形成し、各パターン束では音響電流は同じ横方向(+X方向又は−X方向)に流れ、複数本のマグネットが発生する前記縦方向(+Y方向又は−Y方向)の磁束と前記パターン束に流れる横方向(+X方向又は−X方向)の音響電流との相互作用によって振動板を駆動する。
【選択図】 図1
Description
図1は、本実施形態に係る平面型スピーカ本体の各要素を別個に表示した分解斜視図である。図1に示す平面型スピーカ1の外形サイズは、例えば、利用時に横置き設置した場合、約153mm幅×約40mm高さ×約8.5mm厚さ(奥行き)程度の比較的小型のスピーカである。
図3は、図1に示す平面型スピーカの振動板10の導体パターン9を説明する図である。表面側導体パターン9Fを10F(表面)として、表面側から透過して見た裏面側導体パターン9Bを10B(裏面)として、夫々詳細に図示している。
次に、パターン形状について、表面側10F及び表面側から透過して見た裏面側10Bを夫々説明する。
図4は、図1に示す平面型スピーカのマグネット14の配置状況を説明する図である。マグネット14は、加工容易性及び所望の配置を容易に実現出来るように、棒状の複数個のマグネット小片から形成される。マグネット小片は、両端に配置された8個の比較的短いマグネット小片と、中央部に配置された15個の比較的長いマグネット小片とから成る。比較的短いマグネット小片は、長さ約6mm、幅約3mm、厚み約2.5mmであり、半数の3個がN極の磁性、残り半数の3個がS極の磁性を帯びている。比較的長いマグネット小片は、長さ約35mm、幅約3mm、厚み約2.5mmであり、6個がN極の磁性、9個がS極の磁性を帯びている。
図3に示すプリント基板10に形成された導体パターン9Fn,9Bn(n=1,2,…6)と、図4に示す第1列〜第5列のマグネット141m〜145m(m=1,2,…5)との位置関係について説明する。図1で説明したように、ネジ留めして組み立てた段階では、厚み方向(Z方向)に見て、第1列のマグネット141mの外側に沿って導体パターン束9F1,9B1が位置する。第1列〜第2列のマグネット141m,142mの間隙に沿って導体パターン束9F2,9B2が位置する。第2列〜第3列のマグネット142m,143mの間隙に沿って導体パターン束9F3,9B3が位置する。第3列〜第4列のマグネット143m〜144mの間隙に沿って導体パターン束9F4,9B4が位置する。第4列〜第5列のマグネット144m〜145mの間隙に沿って導体パターン束9F5,9B5位置する。第5列のマグネット145mの外側に沿って導体パターン束9F6,9B6が位置する。音響電流(交流電流)は、何時でも、9F1(9B1)、9F3(9B3)、9F5(PB5)には同じ方向に流れ、9F2(9B2)、9F4(9B4)、9F6(PB6)には反対方向に流れる。
図5Aは、図4のIV−IV'切断面から見た分解斜視図である。但し、図5Aには、図1に示す全ての要素を示している。図1に関連して説明したように、平面型スピーカ1は、パンチンググリル2と、ダンパ−B4と、スペーサ6と、ゴムエッジ8と、振動板10と、ダンパ−A12と、マグネット14と、フレーム16とを備えている。
図6Bは、図6Aに示す振動板とマグネットとの関係を説明する図である。図6Bに示す内容は、図5Bで説明した内容と技術的に同じ内容である。振動板10とマグネット14との間隙は、分かり易くするため拡大して広く描かれている。図3に示す振動板10から分かるように、プリント基板の表裏両面に形成された導体パターン9F,9Bは、Z方向に走行している。音響信号(交流電流)は、隣接する導体パターン9F,9Bを逆方向(+X方向又は−X方向)に向かって流れ、次の瞬間には流れる方向を逆方向に一斉に反転する。一方、フレーム16内に設置されたマグネット14は、±Y方向の磁束を発生している。
図7Aは、特開2007-201974号の図3を転記した図である。但し、XYZ方向を規定する軸が追記されている。図7Bは、特開2007-201974号の図4を転記した図である。但し、XYZ方向を規定する軸が追記されている。
本実施形態に係る平面型スピーカは、次のような利点・特徴・効果を有している。
以上、本実施形態に係る平面型スピーカの実施形態に関して説明したが、これらは例示であって、本発明はこれに限定されない。当業者が容易になし得る実施形態に対する不可・変更・削除・改良等は、本発明の範囲内である。
Claims (10)
- 平面型スピーカに於いて、
前記平面型スピーカを横置きに設置した場合、
前記平面型スピーカの横方向(X方向)に長い概して楕円形状に形成された振動板と、
前記振動板に接近して、横方向(X方向)に延在する複数本のマグネットを備え、
前記複数本のマグネットは、N極の棒状マグネットとS極の棒状マグネットが交互にほぼ並行に設置されて、前記平面型スピーカの縦方向(+Y方向又は−Y方向)の磁束を発生し、
前記振動板に形成された導体パターンは、螺旋状に形成されたコイル状の一本の導体パターンであって、前記隣接する棒状マグメット間毎に複数回延在するパターン束を形成し、各パターン束では音響電流は同じ横方向(+X方向又は−X方向)に流れ、
前記複数本のマグネットが発生する前記縦方向(+Y方向又は−Y方向)の磁束と前記パターン束に流れる横方向(+X方向又は−X方向)の音響電流との相互作用によって前記振動板を駆動する、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記振動板は、ほぼ全面に前記導体パターンが形成され、
前記導体パターン束に、前記平面型スピーカの奥行き方向(−Z方向)から近接しながら沿って、一方の側に前記N極の棒状マグネット他方の側にS極の棒状マグネットが配置されている、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記振動板は、フレキシブルプリント基板で形成されている、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記振動板は、液晶ポリマーを基材にした導体層が2層のフレキシブルプリント基板で形成されている、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記平面型スピーカは、横置きした場合に横長の小型平面型スピーカである、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記マグネットは、ネオジウム磁石から成る、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記棒状マグネットは、複数本のマグネット小片を連結して形成されている、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記楕円形状振動板は、その周辺部をゴムエッジで支持され、
前記ゴムエッジは、比較的薄く且つ断面を波状に形成した弾性体であり、支持系のスティフネスを低く抑えている、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記マグネットは、概して桶状のフレームの底部分に固定され、
前記フレームは、前記マグネットから発生する磁束の内、前記振動板に作用する有用な磁束以外の磁束を誘導するヨークとして機能している、平面型スピーカ。 - 請求項1に記載の平面型スピーカに於いて、
前記平面型スピーカの前面をパンチンググリル、側面をスペーサ、裏面を概して桶状のフレームで形成されたハウジングを構成し、
前記パンチンググリル及び前記フレームには複数個の開口が夫々形成され、前記ハウジング内の局部的に不均一な内部圧力が前記振動板に加わらないようにしている、平面型スピーカ。
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