JP2010257433A - 避難誘導標識柱の利用方法、避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】避難場所や避難設備等の避難誘導情報を表示した避難誘導標識板14を、道路や公共施設等の要所に立設した支柱12に設けてなる避難誘導標識柱10において、前記避難誘導標識柱に設けた避難誘導標識板に隣接して管理センター18により管理運営する液晶画面等からなる多目的情報表示板20を設け、通常時においては、単独ないし複数の協賛企業による有料の宣伝広告表示板として利用すると共に、災害発生時においては、災害警告、災害状況および避難場所等への誘導に関する公共広報表示板として利用する構成からなる。
【選択図】図1
Description
そして、この避難場所表示板には、「information(情報)」の「i」の絵文字からなる情報設備表示部、医師の絵文字からなる救護活動設備表示部、緑十字の絵文字からなる救急医療設備表示部、水道の絵文字からなる非常飲用水設備表示部、箸に椀の絵文字からなる非常食料設備表示部、男女の絵文字からなるトイレ設備表示部が設けられている。
また、前記避難場所表示板には、避難場所名、避難場所の方向、避難場所の距離などが表示され、さらには、このような避難誘導標識柱を各自治体の行政区域の適所に配置する運動に協賛する企業名を表示する協賛板や、自治体が広報用に利用するための自治体広報板が付設される。そして、この避難誘導標識柱には、視覚障害者のための点字による避難場所表示部も設けられることがそれぞれ開示されている。
また、前記自立式支柱には、制御ボックスが設けられ、これにより所定の範囲内に人体が存在しているときに、避難場所を案内する音声や災害放送の音声を発し、必要なときだけ効果的に案内することができ、従って、電力の供給を長持ちさせることができ、しかも外部からの電力の供給を必要とせずに夜間の表示灯としての機能と共に避難場所の案内誘導システムとしての機能も実現することができることが、それぞれ開示されている。
そして、本発明においては、前記避難誘導標識板に隣接して、各種の情報を表示することができる液晶画面などから構成される多目的情報表示板を設け、さらにこの多目的情報表示板に付随して、音声、映像、照明、通信等による情報収集管理提供機能を有するものであって、例えばカメラ、マイク、スピーカ、アンテナ、各種のセンサおよび非接触IC・IRリーダーライター、送受信機、電源、照明ランプ等の情報収集管理提供付帯設備が設けられる。
この多目的情報表示板は、管理センターを設置して、複数設置した避難誘導標識柱の相互間において無線による通信ネットワークを形成し、それぞれ通常時における宣伝広告表示を行う有料貸出利用スペースとしての円滑な運営管理を行うと共に災害発生時においては災害情報表示を行う自治体による公共広報利用スペースとして迅速に対応できるよう円滑な運営管理を行うように設定する。
図1は、本発明に係る避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供システムの全体的なシステム構成を示す説明図である。すなわち、図1において、参照符号10は、避難誘導標識柱を示し、この避難誘導標識柱10は、道路や公共施設等の要所に立設した支柱12に対し、図示のよう避難誘導標識板14が設けられている。
しかるに、この避難誘導標識板14には、災害発生時に羅災者に対し避難情報を提供するための避難場所名や避難場所の方向を記載すると共にその非難場所における救護活動、救急医療、非常飲用水、非常食料、トイレ設備等の内容が絵文字等で表示されている。このような構成からなる避難誘導標識柱10は、従来において提案されている避難誘導標識柱と基本的に同じである。
これにより、前記多目的情報表示板20において、前述したように、それぞれ通常時においては有料の宣伝広告表示板20Aとして利用し、災害発生時においては公共広報表示板20Bとして利用する場合における、管理センター18による管理運営を容易かつ円滑に達成することが可能となる。
図2は、図1に示す多目的情報収集管理提供システムを実行するための多目的情報収集管理提供プログラムのうち通常時と災害発生時とにおける基本的な実行プログラムの実施態様を示すフローチャート図である。
基本的に、管理センター18においては、通常時においては、所定の避難誘導標識柱10を指定して、その多目的情報表示板20を有料の宣伝広告表示板20Aとして利用し、前記多目的情報表示板20に対して協賛企業の宣伝広告表示を行うように設定する。
図3は、図1に示す多目的情報収集管理提供システムを実行するための多目的情報収集管理提供プログラムうち災害発生時における詳細な実行プログラムの実施態様を示すフローチャート図である。
図3においては、前述したように、管理センター18において、通常時において、所定の避難誘導標識柱10を指定して、その多目的情報表示板20を有料の宣伝広告表示板20Aとして利用し、前記多目的情報表示板20に対して協賛企業の宣伝広告表示を行っている場合において(STEP−11)、災害発生情報を受信すると(STEP−12)、管理センター18において管理対象となっている避難誘導標識柱10が災害発生エリアに該当しているかの判定が行われる(STEP−13)。この場合、該当する避難誘導標識柱10がない場合は、協賛企業の宣伝広告表示がそのまま行われる(STEP−11)。
図4は、図1に示す多目的情報収集管理提供システムを実行するための多目的情報収集管理提供プログラムのうち特定用途への実行プログラムの実施態様を示すフローチャート図である。
図4においては、避難誘導標識柱10に設けられた多機能化のための情報収集管理提供付帯設備30を活用すると共に、前記避難誘導標識柱10の定点監視機能を利用して、地域における通学児童の安全管理、徘徊老人に対する安全管理、身障者の安全管理、バス運行情報の提供を行う場合の実施態様を示すものである。
この場合、避難誘導標識柱10に設けた情報収集管理提供付帯設備30としての非接触IC・IRリーダーライター35を利用して、通学児童の所在情報、徘徊老人の所在情報、身障者の所在情報、バスの運行情報に関するデータを収集し(STEP−21)、収集されたデータは管理センター18における定点監視データベースに格納され、蓄積されるように設定される(STEP−22)。
このような情報の開示(STEP−24)は、それぞれ災害警報等の解除が確認されるまで継続され(STEP−21またはSTEP−27)、災害警報などの解除が確認された際に終了する。
図5は、図1に示す多目的情報収集管理提供システムを実行するための多目的情報収集管理提供プログラムのうちさらに別の用途への実行プログラムの実施態様を示すフローチャート図である。
図5においては、避難誘導標識柱10に設けられた多機能化のための情報収集管理提供付帯設備30を活用すると共に、前記避難誘導標識柱10の定点監視機能を利用して、地域における防犯や災害における安全管理を行う場合の実施態様を示すものである。
そこで、前記の常時監視している映像データについて、過去または将来においての映像データの検索または確認の依頼がある時には(STEP−33)、前記録画データベースに対して映像データの検索、確認照合または録画の格納および蓄積のためのアクセスが行われる(STEP−32)。
そこで、災害発生エリアに該当する避難誘導標識柱10が確認された際には(STEP−35)、管理センター18における録画データベースに対して、格納および蓄積される映像データの取り扱いに関し、所要の制限が設定され(STEP−36)、災害情報録画データベースにおいて映像データの格納および蓄積が行われる(STEP−37)。
なお、災害発生エリアに該当する避難誘導標識柱10が確認されない場合には(STEP−35)、前述した地域の状況を常時映像データとして監視するように設定される(STEP−31)。
12 支柱
14 避難誘導標識板
16 通信ネットワーク
18 管理センター
20 多目的情報表示板(液晶画面)
30 情報収集管理提供付帯設備
31 カメラ
32 マイク
33 スピーカ
34 アンテナ
35 各種のセンサおよびIC・IRリーダーライター
36 送受信機
37 電源
38 照明ランプ
Claims (6)
- 避難場所や避難設備等の避難誘導情報を表示した避難誘導標識板を、道路や公共施設等の要所に立設した支柱に設けてなる避難誘導標識柱において、前記避難誘導標識柱に設けた避難誘導標識板に隣接して管理センターにより管理運営する液晶画面等からなる多目的情報表示板を併設し、この多目的情報表示板を、通常時においては単独ないし複数の協賛企業による有料の宣伝広告表示板として利用すると共に、災害発生時においては災害警告、災害状況および避難場所等への誘導に関する公共広報表示板として利用することを特徴とする避難誘導標識柱の利用方法。
- 多目的情報表示板に対する多機能化のための情報収集管理提供付帯設備を設け、避難誘導標識柱の相互間において通信ネットワークを形成して、各避難誘導標識柱に定点監視機能を設定し、通学児童、徘徊老人、身障者、その他防犯や災害等に関する情報の収集、管理および提供、バス運行状況等に関する情報の収集、管理および提供、さらにはさらには携帯電話、モバイル情報端末機器やICカードおよびチップ等を搭載した情報端末機器及びIR通信機能搭載情報端末機器による相互通信を可能とし、前記多目的情報表示板の有効利用についての管理運営を行うことを特徴とする請求項1記載の避難誘導標識柱の利用方法。
- 避難場所や避難設備等の避難誘導情報を表示した避難誘導標識板を、道路や公共施設等の要所に立設した支柱に設けてなる避難誘導標識柱からなり、前記避難誘導標識柱に設けた避難誘導標識板に対し、通常時においては単独ないし複数の協賛企業による有料の宣伝広告表示板として機能すると共に、災害発生時においては災害警告、災害状況および避難場所等への誘導に関する公共広報表示板として機能するように構成した、管理センターにより管理運営する液晶画面等からなる多目的情報表示板を併設したことを特徴とする避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供システム。
- 前記避難誘導標識柱の相互間において通信ネットワークを形成し、各避難誘導標識柱に定点監視機能を設定して、通学児童、徘徊老人、身障者、その他防犯や災害等に関する情報の収集、管理および提供、バス運行状況等に関する情報の収集、管理および提供、さらには携帯電話、モバイル情報端末機器やICカードおよびチップ等を搭載した情報端末機器及びIR通信機能搭載情報端末機器による相互通信を可能とし、前記多目的情報表示板を有効利用できる管理運営を行うことができるように前記多目的情報表示板を多機能化するための情報収集管理提供付帯設備を設けたことを特徴とする請求項3記載の避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供システム。
- 避難場所や避難設備等の避難誘導情報を表示した避難誘導標識板を、道路や公共施設等の要所に立設した支柱に設けてなる避難誘導標識柱において、前記避難誘導標識柱に設けた避難誘導標識板に隣接して併設した液晶画面等からなる多目的情報表示板を、管理センターにより管理運営するための多目的情報収集管理提供プログラムであって、通常時においては単独ないし複数の協賛企業による有料の宣伝広告表示板として機能するステップと、災害発生時においては災害警告、災害状況および避難場所等への誘導に関する公共広報表示板として機能するステップとを有すること特徴とする避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供プログラム。
- 前記多目的情報表示板に対する多機能化のための情報収集管理提供付帯設備を設け、前記避難誘導標識柱の相互間において通信ネットワークを形成して、各避難誘導標識柱に定点監視機能を設定し、前記多目的情報表示板の有効利用についての管理運営を行うための多目的情報収集管理提供プログラムであって、通学児童、徘徊老人、その他防犯や災害等に関する情報の収集、管理および提供を行うステップ、バス運行状況等に関する情報の収集、管理および提供を行うステップ、さらには携帯電話、モバイル情報端末機器やICカードおよびチップ等を搭載した情報端末機器及びIR通信機能搭載情報端末機器による相互通信を可能とするステップを有することを特徴とする請求項5記載の避難誘導標識柱を利用する多目的情報収集管理提供プログラム。
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