JP2010249775A - 液面温度測定装置 - Google Patents

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広久 今口
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Abstract

【課題】 水位が変化する液体であっても、簡易な構造で液面温度の誤検出の把握が可能な液面温度測定装置を提供する。
【解決手段】 海水S中に浸漬された筒状のサポート4の内側に海水Sの海水面Saの変位に伴って上下方向に移動可能に収納され、海水Sの温度を測定する温度測定部10と、温度測定部10が海水面Saと接触している状態では浮力により温度測定部10側に保持され、温度測定部10が海水面Saから離れた際には自重によって降下する検知用錘15と、検知用錘15の降下によって動作し温度誤検出信号を出力する誤検出手段20とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、液面が変位する液体の液面温度の誤検出の把握が可能な液面温度測定装置に関する。
火力発電所では、復水器の冷却水として海水が使用されており、この海水は使用前後で温度差に環境規制がかけられていることから、海水を取り入れる取水口の近傍では常に海水の温度測定が行われている。海水の温度測定は海水面で行う必要があり、海水面は潮の干満によって変化するので、温度測定部も海水面の変位に伴って上下方向に移動可能となっている。温度測定部は、潮に流されないように筒状のサポート内に収納されており、温度測定部の外周面とサポートの内面との間には、温度測定部が上下方向に円滑に移動できるように隙間が形成されている。
従来から海水に浸漬される構造物について、微生物などの付着を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、構造物の壁面に施されたチタン膜に直流電流を流すことにより、微生物などが構造物へ付着するのを防止するようにしている。
特開2007−186933号公報
しかし、長期間の使用により、サポートの内面に微生物などの異物が多量に付着した場合は、温度測定部がサポート内面の異物と干渉し、温度測定部が海水面の変位に伴って移動できなくなる。これにより、海水面が低下した場合は、温度測定部が海水面から離れたた状態となり、温度測定部は外気の温度を測定することになる。潮の干満の変化は緩やかであるため、従来は温度記録計のデータからは温度測定部が外気温の測定をしていることに気がつかず、誤検出を直ちに把握することが困難であった。
また、上記特許文献1のような構造物の表面に直流電流を流し微生物の付着を防止する技術を、温度測定部が常時移動する液面温度測定装置に採用することは、装置の構造が著しく複雑になるとともに、微生物以外の異物がサポートの内面と温度測定部の間に侵入した場合は、上記と同様に温度測定部が上下方向に移動することができず、海水面の温度測定ができなくなる。このような誤検出は、海水面の温度測定に限られず、水位が変化する貯水池などの水面温度を測定する場合にも生ずる。
そこでこの発明は、水位が変化する液体であっても、簡易な構造で液面温度の誤検出の把握が可能な液面温度測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、液体中に浸漬された筒状のサポートの内側に前記液体の液面の変位に伴って上下方向に移動可能に収納され、前記液体の温度を測定する温度測定部と、前記温度測定部が液面と接触している状態では浮力により前記温度測定部側に保持され、前記温度測定部が前記液面から離れた際には自重によって降下する検知用錘と、前記検知用錘の降下によって動作し温度誤検出信号を出力する誤検出手段と、を備えたことを特徴とする液面温度測定装置である。
この発明によれば、温度測定部が正常に上下動している時には、検知用錘が浮力によって温度測定部側に保持されており、温度測定部が異物との干渉によって液面から離れた状態となった際は、検知用錘が自重によって降下し、誤検出手段を動作させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液面温度測定装置において、前記温度測定部は、火力発電所の取水口近傍の海水面の温度を測定することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、温度測定部が異物との干渉によって液面から離れた状態となった際は、検知用錘の降下により誤検出手段から温度誤検出信号が出力されるので、従来の温度記録計によるデータから液面温度の誤検出を把握する場合に比べて、液面温度の誤検出の把握が著しく迅速かつ容易となる。また、液面温度の誤検出には、浮力を利用した検知用錘を採用しているので、構造物の表面に直流電流を流し微生物の付着を防止する従来技術に比べて、装置の構造を簡素化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、火力発電所における復水器の冷却水として用いられている取水口近傍の海水の温度を正確に把握することが可能となり、環境規制を遵守することができる。
本発明の実施の形態に係わる液面温度測定装置におけるフロートの正常動作時の状態を示す断面図である。 図1の液面温度測定装置が使用される火力発電所の取水口近傍を示す断面図である。 図1の液面温度測定装置における液面温度の誤検出時の状態を示す断面図である。 図1の液面温度測定装置の変形例を示す断面図である。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1ないし図3は、この発明の実施の形態を示している。図2に示すように、火力発電所における冷却水の取水口の近傍の岸壁1には、測定用足場2が岸壁1から海側に張り出すように設けられている。測定用足場2の外周部は、安全柵3によって包囲されている。測定用足場2には、上下方向に延びる円筒状のサポート4が固定されている。サポート4の下方は、海水面Saに向かって延びており、下端部は常時海水S中に浸漬している。サポート4の上部は、安全柵3と同じ高さまで延びており、上端部には計測用ケース5が取付けられている。計測用ケース5内には、後述するフロート11に連動して海水面Saの変位を測定する液面計6が収納されている。
サポート4の内側には、液面温度測定装置8が収納されている。液面温度測定装置8は、主として温度測定部10と、検知用錘15と、誤検出手段20とを有している。温度測定部10は、フロート11と温度センサ12とを有しており、フロート11はサポート4の内側に海水Sの海水面Saの変位に伴って上下方向に移動可能に収納されている。フロート11は、サポート4の軸方向に延びる円柱状をしており、海水面Saに浮かぶように内部が中空状に形成されている。サポート4の内側には、液面計6とフロート11とを連動させるためのワイヤ7が延びている。ワイヤ7の下端部7aは、フロート11の上面11aと連結されている。フロート11の外周面11bは、サポート4の内面4aと対向している。サポート4の内面4aとフロート11の外周面11bとの間には、フロート11が上下方向に移動するための隙間Aが形成されている。
フロート11の下面11cには、温度センサ12が取付けられている。温度センサ12は、固定ネジ12bによってフロート11の下面11cに固定されており、温度検出部12aがフロート11の下面11cから下方に延びている。温度センサ12は、海水Sの海水面Saの温度を電気信号に変換する機能を有しており、温度センサ12からの電気信号は有線または無線によって制御装置(図示略)に入力されている。温度センサ12は、フロート11が海水面Saの変位に伴って正常に上下動している場合には、常に海水Sに浸漬しており、海水面Saの温度測定が可能となっている。
フロート11の下面11c側には、検知用錘15が設けられている。検知用錘15は、後述するマイクロスイッチ22を動作させるための適度な重量を有しており、かつ海水Sに浮かぶように構成されている。すなわち、フロート11が正常に上下動している時には、検知用錘15は常に海水S中に位置しており、浮力によってフロート11の下面11c側に保持されている。そして、フロート11がサポート4の内面4aとフロート11の外周面11bとの間に存在する異物G1、G2との干渉により上下方向に移動できなくなり、海水面Saからフロート11が離れた際には自重によってフロート11の下面11cから離れ降下するようになっている。
フロート11の内部には、検知用錘15の降下により動作し温度誤検出信号を出力する誤検出手段20が設けられている。誤検出手段20は、操作レバー21、マイクロスイッチ22、連結ワイヤ23、検出回路30を有している。操作レバー21は、支点21aを中心として左右方向に回動可能に構成されており、一方に力点部21bが形成されている。力点部21bには、フロート11の下面11cを貫通する連結ワイヤ23を介して検知用錘15に連結されている。操作レバー21の他方には、検出回路30に設けられたマイクロスイッチ22の接点22aと対向する操作端部21cが形成されている。フロート11の正常動作時には、図1に示すように、マイクロスイッチ22の接点22aは常時閉じており、検出回路30は正常動作の旨の信号を出力するようになっている。フロート11の内面側には、連結ワイヤ23の貫通部からフロート11内への海水Sの浸入を防止するシール部材16が設けられている。検出回路30の電線は、フロート11の上面11aを貫通して上方に延びている。フロート11の内面側には、検出回路30の電線の貫通部からフロート11内部への海水Sの浸入を防止するシール部材17が設けられている。
誤検出手段20は、検知用錘15がフロート11の下面11cから離れて降下した際には、マイクロスイッチ22の接点22aが操作レバー21の操作端部21cによって押圧され、マイクロスイッチ22がオフとなるように構成されている。誤検出手段20は、マイクロスイッチ22がオフの状態では、検出回路30を介して制御装置(図示略)へ温度誤検出信号を出力するようになっている。すなわち、フロート11が正常に上下動している場合は、検出回路30からはオン信号が制御装置に出力され、フロート11が海水面Saから離れた際には、検知用錘15の下降により、検出回路30からはオフ信号が制御装置に出力される。
つぎに、液面温度測定装置8における作用について説明する。
火力発電所における復水器の冷却水に使用される海水Sの温度については、使用前後で温度差に環境規制がかけられており、取水口の近傍の海水面Saの温度測定は液面温度測定装置8によって常時監視されている。海水面Saは、潮の干満によって変化しており、サポート4の内側に収納されたフロート11は、海水面Saの変位に伴って上下方向に移動している。ここで、フロート11が海水面Saの変位に伴って正常に上下動している場合には、温度センサ12は常に海水Sに浸漬された状態であるので、復水器の冷却水として用いられている海水Sの温度を正確に測定することが可能となる。これにより、火力発電所における復水器の冷却水として用いられている取水口近傍の海水Sの温度を正確に把握することが可能となり、環境規制を遵守することができる。
フロート11が収納されているサポート4の下方は、常時海水Sに浸漬されていることから、長期にわたるサポート4の使用によりサポート4の内面4aに海水S中の微生物などが付着し、増殖によってサポート4の内面4aに硬い塊などの異物G1、G2が形成される場合がある。そのため、フロート11が異物G1、G2との干渉により、上下方向に移動できなくなり、海水面Saが低下するとフロート11が海水面Saから離れることになる。フロート11が海水面Saから離れた際は、検知用錘15に浮力が作用しなくなり、検知用錘15は自重によって降下する。検知用錘15が降下すると、マイクロスイッチ22の接点22aが操作レバー21の操作端部21cによって押圧され、マイクロスイッチ22がオフとなる。マイクロスイッチ22がオフの状態では、検出回路30を介して制御装置(図示略)へ温度誤検出信号(オフ信号)が出力されるので、温度測定部10が外気の温度を測定するという誤作動を容易に把握することが可能となる。これにより、従来の温度記録計によるデータから液面温度の誤検出を把握する場合に比べて、海水面Saの温度誤検出の把握が著しく迅速かつ容易となる。
また、海水面Saの変位は、フロート11と連結されるワイヤ7を介して液面計6に伝達されるので、温度誤検出信号によって液面計6も正常に動作していないことが把握でき、海水面Saの変位の誤検出も誤検出手段20から出力される温度誤検出信号によって同時に把握可能となる。さらに、この実施の形態においては、サポート4の内面4aに微生物など異物G1、G2が付着し、フロート11が上下方向に移動できなくなる場合を説明したが、例えばサポート4内に異物G1、G2が浸入し、サポート4の内面4aとフロート11の外周面11bとの間に異物G1、G2が挟まってフロート11が上下動できなくなった場合でも、温度誤検出を把握することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態においては、検知用錘15の降下によって操作レバー21を回動させ、マイクロスイッチ22の接点22aを押圧する構成としているが、ラックとピニオンとを利用して回動させる構成としてもよい。また、マイクロスイッチ22に代えて無接点のスイッチを利用した検出構成としてもよい。この場合は、図4に示すように、検知用錘15にロッド26を介して鉄片25を取付け、鉄片25に対向するように近接スイッチ24を設けることにより、検知用錘15の降下を検知することが可能となる。
さらに、この発明の実施の形態では、火力発電所における取水口近傍の海水面Saの温度測定を対象としているが、測定対象となる液体は海水Sに限られず、水位が変化する貯水池などの水面温度の測定にも利用可能である。
4 サポート
6 液面計
7 ワイヤ
8 液面温度測定装置
10 温度測定部
11 フロート
12 温度センサ
15 検知用錘
20 誤検出手段
21 操作レバー
22 マイクロスイッチ
24 近接スイッチ
S 海水
Sa 海水面
G1、G2 異物

Claims (2)

  1. 液体中に浸漬された筒状のサポートの内側に前記液体の液面の変位に伴って上下方向に移動可能に収納され、前記液体の温度を測定する温度測定部と、
    前記温度測定部が液面と接触している状態では浮力により前記温度測定部側に保持され、前記温度測定部が前記液面から離れた際には自重によって降下する検知用錘と、
    前記検知用錘の降下によって動作し温度誤検出信号を出力する誤検出手段と、
    を備えたことを特徴とする液面温度測定装置。
  2. 前記温度測定部は、火力発電所の取水口近傍の海水面の温度を測定することを特徴とする請求項1に記載の液面温度測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008046A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Jvc Kenwood Corp 水温測定装置
JP2012058142A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 水温測定システム

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