JP2010233786A - 調剤支援システム - Google Patents

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Yoshihiko Matsukawa
善彦 松川
Takanobu Tanimoto
貴頌 谷本
Toru Nakamura
徹 中村
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Abstract

【課題】搬送用の薬剤収納体毎に薬剤の取り揃えと調剤作業管理を行える調剤支援システムを提供すること。
【解決手段】調剤支援システムとして、処方発生部101と薬剤払出部103と薬剤補充部104を備え、処方発生部101での処方発生ステップと、薬剤払出部103での薬剤払出ステップ,払出記録ステップと、薬剤補充部104での取揃人認証ステップ,取揃提示ステップ,取揃記録ステップ,取揃監査人認証ステップ,取揃監査提示ステップ,取揃監査記録ステップ、を含んで構成することにより、薬剤搬送に用いる薬剤収納体毎に調剤作業管理を行いながら直接的に薬剤を取り揃えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者への医療薬剤を準備する調剤を支援するシステムに関するものである。
従来の調剤支援システムとしては、処方箋に対応した薬品を取り揃えることを支援する薬品設置システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の薬品設置システムについて、図16,17を用いて説明する。図16において、バーコードリーダ14により注射箋15のバーコードを読み取る。そして、読み取ったバーコード情報に基づいて、情報処理装置12はサーバ装置11に検索に行く。サーバ装置11は、バーコード情報を受信し、予め保存された薬品情報管理表を検索し、薬品情報を情報処理装置12に送る。図17の情報処理装置12は、送られた薬品情報を受信し、分割されたウィンドウに薬品情報を表示する。トレイ13は、薬品情報の表示に対応して区切られている。具体的には、情報処理装置12は9個の領域に分割表示されており、トレイ13はそれに対応して9個の領域に区分されている。
以上の状況において、画面上の薬品情報の表示を見ながら、看護師が薬品を持参して、画面上に表示されているウィンドウ領域に対応するトレイの領域に設置する。情報処理装置12の分割表示された各領域にはそれぞれ1個の薬品情報が表示され、対応するトレイ13の各領域には1個の薬品を設置するようにされている。看護師がトレイの領域に1個の薬品を設置すると、トレイ13のタグリーダは薬品の瓶等に貼付されたタグを読み取る。情報処理装置12は、トレイ13の各領域に設置されたそれぞれの薬品が正しい薬品であるか、有効期限が過ぎてないか、を判断して表示する。
特開2004−70803号公報
しかしながら、上述の従来の構成では、トレイ13は薬品を集めるための一時的な置場でしかなく、病棟の患者に届けるためにトレイ13の薬品を搬送用の別容器に移し替える必要がある。この移し替え作業は煩雑であり、看護師の仕事を増やすことになる。また、移し替えを慎重に行わないと、薬品容器(瓶やアンプルやバイアルなど)の衝突が生じ、薬品容器の割れや欠けなどの破損の原因になっている。
さらに、上述の従来の構成では、患者毎の調剤作業の管理が不十分であり、調剤作業の情報管理や進行管理が十分にできていない。
本発明は、これらの課題を解決するものであり、薬剤(薬品)を搬送するための薬剤収納体毎に調剤作業管理を行うことを可能にした調剤支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の調剤支援システムは、調剤指示情報を含む処方指示を発生させる処方発生部と、情報保存デバイスを有する薬剤収納体に前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から取り出した払出薬剤を入れる薬剤払出手段と、前記情報保存デバイスに前記調剤指示情報と前記払出薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録手段と、を備える薬剤払出部と、取揃人を認証する取揃人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示手段と、取揃人情報を含む取揃情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃記録手段と、取揃監査人を認証する取揃監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示手段と、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃監査記録手段と、を備える薬剤補充部と、から構成されることを特徴とする。
以上のように、本発明の調剤支援システムによれば、薬剤収納体毎に調剤作業と進行管理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては同じ構成には同じ符号を付して説明を省略している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における調剤支援システムの構成図である。
図1において、処方発生部101は、患者に対する医師の処方に基づいて処方コードを有する調剤指示情報を作成し、調剤指示情報を含んだ処方指示を発生させる構成である。処方発生部101は、調剤指示情報を含んだ処方指示を薬剤払出部103に通信する。調剤指示情報は、医師の処方箋に対応した処方コードと処方箋に基づいた患者への施薬情報を含んだ情報であり、薬剤名やその個数や薬剤混合処理内容などの調剤に関係する情報である。調剤指示情報に患者名や患者毎の薬歴などの患者情報を必要に応じて含ませても良い。なお、本実施の形態においては、薬剤の個数は薬剤の分量を含んだ意味で使用し、薬剤は薬品を含んだ意味で使用する。
図7に実施の形態1における処方発生部101でのフローチャートを示す。処方発生部101では、
(ステップS1)調剤指示情報を含んだ処方指示を発生する処方発生ステップ、
(ステップS2)処方指示を薬剤払出部103に通信する処方通信ステップ、
が行なわれる。
薬剤払出部103は、所定種類の薬剤を、所定の払出薬剤収納器1101に瓶、ボトル、アンプル、バイアルなどの形で保管収納している構成である。薬剤払出部103は、処方発生部101の処方指示に応じて払出薬剤収納器1101から薬剤を払出して薬剤収納体120に入れる。薬剤収納体120は固有のIDコード(識別コード)を有するRFIDタグ121(情報保存デバイス)が取り付けられている。
薬剤払出部103では、薬剤収納体120が外から運び込まれる際(薬剤収納体120に薬剤を払出す前)に、薬剤収納体120のRFIDタグ121に所要のダミー情報を記録して、IDコード以外の不要な保存情報をクリアする(不要情報クリア)。
その後、薬剤払出部103は払出薬剤名とその個数の払出情報と調剤指示情報とに関連する管理情報を、薬剤収納体120のRFIDタグ121に記録する。なお、薬剤収納体120は、搬送用のトレイとして図示および説明するが、薬剤を収納して搬送する収納体であれば使用可能であり、例えば搬送用の薬袋や搬送用のボックスであっても良い。なお、薬剤払出部103は、調剤指示情報と払出情報とに関連する管理情報を記録すると同時またはその後にダミー情報を記録して、RFIDタグ121の不要な保存情報をクリアしてもよい。
図2に薬剤払出部103の主要部分の構成図を示す。薬剤払出部103の払出動作器1100は、払出薬剤収納器1101を6個有し、各払出薬剤収納器には同一の薬剤(例えば、注射用の薬剤)が複数個収納されている。ベルトコンベア1102は、コンベア上に置かれた薬剤収納体120を薬剤払出部103の払出動作器1100に取り込む(以下、これを薬剤収納体取込と称す。)。薬剤収納体120に取り付けられたRFIDタグ121は薬剤収納体毎に付与されたIDコードを記録保持している。薬剤払出部103の払出通信器1103は処方発生部101より処方指示情報を受け取る。そして、払出動作器1100は、処方指示情報に基づいて、保管されている薬剤の払出を行う。払出動作器1100は、RFIDタグ121にダミー情報を記録し、IDコード以外の不要な保存情報をクリアする。その後に、払出動作器1100は、払出情報と処方指示情報とに関連する管理情報をRFIDタグ121に記録する。ベルトコンベア1102は、払出後の薬剤収納体120を払出動作器1100から取り出す(以下、これを薬剤収納体取出と称す。)。
図3に薬剤払出部103の薬剤払出し方法の説明図を示す。ロボットアーム1106は、処方指示情報に応じて、払出薬剤収納器1101aに収納されている薬剤1130を1個取り出して薬剤収納体120に入れ、払出薬剤収納器1101bに収納されている薬剤1131を1個取り出して薬剤収納体120に入れる。RFIDリーダライタ1107(情報保存デバイスの読取書込器)は、薬剤収納体120のRFIDタグ121に払出薬剤名とその個数の払出情報と処方指示情報とに関連する薬剤収納体120の管理情報を記録する。ここで、薬剤収納体120のRFIDタグ121は管理情報を記録・再生・保存する情報保存デバイスである。また、RFIDリーダライタ1107は薬剤収納体120のRFID121の情報を読み取るデバイス読取器であると共にRFIDタグ121に情報を記録するデバイス記録器である。薬剤収納体120の情報保存デバイスには、非接触式のRFIDタグに限らず、接触式のIDタグなどの情報を記録・再生・保存できるデバイスを使用することが可能であり、本発明に含まれる。また、多関節型のロボットアーム1106によって払出薬剤収納器から払出薬剤を払い出す場合に限らず、直交型のロボットなど他の払出し機構を用いても良い。
ここで、RFIDタグ121とRFIDリーダライタ1160とを詳しく説明するために、図12に非接触式のRFIDタグの構成例を示す。RFIDタグ121のアンテナ回路1171はRFIDリーダライタ1160の電磁波を受け取り、整流電源回路1173が受信電磁波を整流平滑してRFIDタグ121内で使用する電源電圧を作り出す。RFIDタグ121に情報を書き込む場合に、変調復調回路1174はアンテナ回路1171の受信電磁波から信号復調し、記録情報信号をメモリ制御回路1175に伝える。メモリ制御回路1175は記録情報信号を不揮発性メモリ1180の所要の格納エリアに記録する。これにより、不揮発性メモリ1180はRFIDリーダライタ1160から送られたデジタル情報を記録され、管理情報として保存する。
RFIDタグ121から情報を読み取る場合に、RFIDリーダライタ1160からの受信電磁波により、整流電源回路1173は所要の電力を発生させる。変調復調回路1174はRFIDリーダライタ1160からの受信電磁波に含まれる読取要求信号を復調し、メモリ制御回路1175に伝える。読取要求信号に応じて、メモリ制御回路1175は不揮発性メモリ1180に保存されている所要の管理情報を読み出し、変調復調回路1174に出力する。変調復調回路1174は所要の管理情報を高周波信号に変調し、アンテナ回路1171から電磁波信号として発信する。RFIDリーダライタ1160はRFIDタグ121から発信された電磁波信号を受信し、復調して必要な情報を読み取る。これにより、RFIDリーダライタ1160は不揮発性メモリ1180に保存されているデジタル情報を読み取ることができる。
続いて、図8に薬剤払出部103でのフローチャートを示す。薬剤払出部103では、
(ステップA1)RFIDタグ121(情報保存デバイス)を有する薬剤収納体120を使用し、処方指示(処方指示情報)に応じて払出薬剤収納器1101から払出薬剤を払出して薬剤収納体120に入れる薬剤払出ステップ、
(ステップA2)薬剤収納体120のRFIDタグ121(情報保存デバイス)に、ダミー情報を記録して不要な保存情報をクリアする不要情報クリアステップ、
(ステップA3)薬剤収納体120のRFIDタグ121(情報保存デバイス)に、処方指示の処方指示情報と薬剤収納体120に入れた薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録ステップ、
が行なわれる。ここで、不要情報クリアステップ(ステップA2)は、払出記録ステップ(ステップA3)で記録した管理情報を保持しながら、ダミー情報の記録により不要な保存情報をクリアすることもできる。それにより、不要情報クリアステップを払出記録ステップの後に行なうこともできる。
図1の薬剤補充部104において、薬剤払出部103から取り出された薬剤収納体120に不足薬剤を補充する。処方指示の調剤指示情報には、劇薬(激しい薬理作用を持つ薬剤)などに該当する薬剤が含まれているが、これらは厳重な管理が必要な管理薬であり、薬剤払出部103により簡易に払い出すことが出来ない。そのため、薬剤補充部104において厳重な管理を行いながら、限られた薬剤師や看護師によって補充取揃される必要がある。また、保冷の必要な輸液パック薬も薬剤補充部104において補充取揃される。
図4に薬剤補充部104で使用する薬剤補充棚1200の構成図を示す。薬剤搬送体120は取揃人によって薬剤補充棚1200に運ばれる。取揃人は虹彩認証を行う人認証器1202によって認証を行う。人認証器1202は取揃人の認証情報を登録者情報と比較し、補充取揃を許可されているか否かをチェックする。登録者情報には、作業許可されている薬剤師や看護師の虹彩情報と所属や氏名などが登録されている。登録されていない人が認証動作を行った場合には、「不許可」を取揃表示器1203に表示する。登録されている人が認証動作を行った場合には、「許可」を取揃表示器1203に表示し、以下の作業を許可する。ここで、人認証器1202の認証方法は、虹彩認証に限らず、指紋認証や静脈認証などを用いても良い。また、セキュリティカードによる人認証も可能であり、本発明に含まれる。
作業が許可された取揃人は、薬剤収納体120を所定の置き場所(図4の破線部分)に置く。RFIDリーダライタ1201は薬剤収納体120のRFIDタグ121の保存している管理情報を読み取る。RFIDタグ121の保存する管理情報に基づいて、所定の置き場所に置かれている薬剤収納体120の補充薬剤情報を取揃表示器1203に表示する。図13に取揃表示器1203での補充薬剤情報の提示画面1951を示す。図13に示す状態では、補充すべき薬剤は、薬剤Cが1個と薬剤Dが1個と輸液パックEが1個である。
人認証器1202によって取揃人の作業が許可されると、管理薬剤棚ケース1206と保冷棚ケース1207はロックを解除される。取揃人は、取揃表示器1203の表示を参照しながら、まず、管理薬剤棚ケース1206や保冷棚ケース1207から必要な薬剤を取り出す。取揃人は、取り出した薬剤をバーコードリーダ1208に通して正しい補充薬剤であるか否かをチェックする。取揃表示器1203は、バーコードリーダ1208を通した薬剤が補充薬剤に該当していれば「OK」を表示し、補充薬剤に該当していなければ「NG」を表示する。取揃人は、「OK」の場合に取り出した薬剤を薬剤収納体120に入れる。薬剤の補充をすべて終えると、取揃人はボタン1209を押し、補充取揃を終了する。RFIDリーダライタ1201は、取揃人情報を含む取揃情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に管理情報として記録保存する。ここで、取揃人情報を含む取揃情報に、補充薬剤名やその個数やその取揃日時などを必要に応じて含めて記録保存する。また、バーコードリーダ1208は薬剤のコードを読み取る薬剤コード読取器である。薬剤の薬剤コードは、薬剤の瓶などにバーコードを貼り付けた形式に限らず、RFIDタグなど別の記録体に記録して薬剤の瓶などに貼り付けてもよく、本発明に含まれる。
次に、取揃監査作業に移る。取揃監査人は、虹彩認証を行う人認証器1202によって認証を行う。人認証器1202は取揃監査人の認証情報を登録者情報と比較し、取揃監査を許可されているか否かをチェックする。登録されていない人が認証動作を行った場合には、「不許可」を取揃表示器1203に表示する。登録されている人が認証動作を行った場合には、「許可」を取揃表示器1203に表示し、以下の監査作業を許可する。
作業許可された取揃監査人の場合には、RFIDリーダライタ1201は薬剤収納体120のRFIDタグ121の保存している管理情報を取得する。RFIDタグ121の管理情報に基づいて、置かれている薬剤収納体120の取揃薬剤情報を取揃表示器1203に表示する。
図14に取揃表示器1203への取揃薬剤情報の提示画面1955を示す。取揃えられるべき薬剤は、薬剤Aが1個と薬剤Bが1個と薬剤Cが1個と薬剤Dが1個と輸液パックEが1個である。
図15に薬剤収納体120の薬剤取り揃えの一例を示す。薬剤収納体120には、薬剤払出部103において払い出された払出薬剤1901、1902と薬剤補充部104において補充された劇薬1905、1906と輸液パック1909が収納されている。払出薬剤1901は薬剤Aに相当し、払出薬剤1902は薬剤Bに相当し、劇薬1905は薬剤Cに相当し、劇薬1906は薬剤Dに相当し、輸液パック1909は輸液パックEに相当する。
このようにして薬剤が取り揃えられた後に、取揃監査人は、取揃表示器1203の表示と薬剤収納体120の取揃薬剤とを照合する。照合がOKの場合に、取揃監査人はボタン1209を押し、取揃監査を終了する。RFIDリーダライタ1201は、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に管理情報として記録する。ここで、取揃監査人情報を含む取揃監査情報に、取揃薬剤名やその個数やその取揃監査日時などを必要に応じて含めて記録保存する。ここで、取揃人と取揃監査人が同一人の場合には取揃監査人の人認証は不要であるが、作業を区切る意味から再度の人認証動作を入れることが好ましい。また、取揃間違いを低減させるために、取揃人と取揃監査人を変えることが好ましい。
図9に薬剤補充部104でのフローチャートを示す。薬剤補充部104では、
(ステップB1)取揃人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃人認証ステップ、
(ステップB2)薬剤収納体120のRFIDタグ121(情報保存デバイス)に保存されている管理情報(保存情報)に基づいて、薬剤収納体120の補充薬剤情報を提示する取揃提示ステップ、
(ステップB3)取揃人情報を含む取揃情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に記録する取揃記録ステップ、
(ステップB4)取揃監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃監査人認証ステップ、
(ステップB5)薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報(保存情報)に基づいて、薬剤収納体120に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示ステップ、
(ステップB6)取揃監査人情報を含む取揃監査情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に記録する取揃監査記録ステップ、
が行なわれる。ここで、取揃記録ステップ(ステップB3)は取揃監査記録ステップ(ステップB6)と同時に行っても良い。取揃人と取揃監査人が同一の場合には、取揃監査人認証ステップ(ステップB4)は省略できる。
図1の薬剤混合部105において、薬剤収納体120に取り揃えられた薬剤を必要に応じて混合する。処方指示の調剤指示情報には、混合する薬剤名とその分量が含まれている。例えば、輸液パックに所要分量の劇薬を混入させるといった情報である。図15に示した薬剤収納体120には、薬剤払出部103において払い出された払出薬剤1901、1902と薬剤補充部104において補充された劇薬1905、1906と輸液パック1909が収納されている。ここでは、処方指示の調剤指示情報が、輸液パック1909に所要分量の劇薬1906を混合させることを指示しているものとする。
図5に薬剤混合部105で使用する薬剤混合棚1300の構成図を示す。薬剤搬送体120は混合人によって薬剤混合棚1300に運ばれる。混合人は虹彩認証を行う人認証器1302によって認証を行う。人認証器1302は混合人の認証情報を登録者情報と比較し、混合作業を許可されているか否かをチェックする。登録者情報には、作業許可されている薬剤師や看護師の虹彩情報と所属や氏名などが登録されている。登録されていない人が認証動作を行った場合には、「不許可」を混合表示器1303に表示する。登録されている人が認証動作を行った場合には、「許可」を混合揃表示器1303に表示し、以下の作業を許可する。
作業を許可された混合人は、薬剤収納体120を所定の置き場所(図5の破線部分)に置く。RFIDリーダライタ1301は薬剤収納体120のRFIDタグ121を読み取り、RFIDタグ121の管理情報を取得する。RFIDタグ121に保存されている管理情報に基づいて、置かれている薬剤収納体120の混合薬剤情報を混合表示器1303に表示する。ここで、表示される混合薬剤情報は、混合する薬剤名やその分量やその混合手順などである。
混合人は、混合表示器1303に提示された混合薬剤情報に従って作業する。混合人は、薬剤収納体120から劇薬1906を取り出して、バーコードリーダ1308で薬剤名をチェックし、混合薬剤情報に示された所要分量を例えば注射器(図示せず)に吸引させる。続いて、混合人は、薬剤収納体120から輸液パック1909を取り出して、バーコードリーダ1308で薬剤名をチェックし、注射器内の劇薬1906を輸液パック1909に注入する。これにより、輸液パック1909に劇薬1906が混合される。混合人は、混合された輸液パック1909を薬剤収納体120に戻し、残った劇薬1906は廃棄する。このようにして薬剤の混合を終えると、混合人はボタン1309を押し、混合作業を終了する。RFIDリーダライタ1301は、混合人情報を含む混合情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に管理情報として記録する。ここで、混合人情報を含む混合情報に、混合薬剤名やその個数(分量)やその混合日時などを必要に応じて含めて記録保存する。
次に、混合監査作業に移る。混合監査人は、虹彩認証を行う人認証器1302によって認証を行う。人認証器1302は混合監査人の認証情報を登録者情報と比較し、混合監査を許可されているか否かをチェックする。登録されていない人が認証動作を行った場合には、「不許可」を混合表示器1303に表示する。登録されている人が認証動作を行った場合には、「許可」を混合表示器1303に表示し、以下の混合監査作業を許可する。
作業許可された混合監査人の場合には、RFIDリーダライタ1301は、薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報を取得する。RFIDタグ121の管理情報に基づいて、置かれている薬剤収納体120の混合監査薬剤情報を混合表示器1303に表示する。混合監査人は、混合表示器1303の混合監査薬剤情報を参照して薬剤収納体120の混合薬剤をチェックする。混合監査がOKの場合に、混合監査人はボタン1309を押し、混合監査作業を終了する。RFIDリーダライタ1301は、混合監査人情報を含む混合監査情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に管理情報として記録する。ここで、混合監査人情報を含む混合監査情報に、混合薬剤名やチェック箇所や混合監査日時などを必要に応じて含めて記録保存する。ここで、混合人と混合監査人が同一人の場合には混合監査人の人認証は不要であるが、作業を区切る意味から再度の人認証動作を入れることが好ましい。また、混合間違いを低減させるために、混合人と混合監査人を変えることが好ましい。また、混合監査薬剤情報は必要に応じて提示すればよいが、混合監査薬剤情報としてチェック項目やチェックポイントを表示させれば混合監査の抜けを防ぐことができるので、表示させるのが好ましい。
図10に薬剤混合部105でのフローチャートを示す。薬剤混合部105では、
(ステップC1)混合人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合人認証ステップ、
(ステップC2)薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報に基づいて、薬剤収納体120の混合薬剤情報を提示する混合提示ステップ、
(ステップC3)混合人情報を含む混合情報を前記薬剤収納体120のRFIDタグ121に記録する混合記録ステップ、
(ステップC4)混合監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合監査人認証ステップ、
(ステップC5)薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報に基づいて、薬剤収納体120の混合薬剤の混合監査薬剤情報を提示する混合監査提示ステップ、
(ステップC6)混合監査人情報を含む混合監査情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に記録する混合監査記録ステップ、
が行なわれる。ここで、混合記録ステップ(ステップC3)は混合監査記録ステップ(ステップC6)と同時に行っても良い。混合人と混合監査人が同一の場合には、混合監査人認証ステップ(ステップC4)は省略できる。
図1の薬剤搬送部110において、薬剤収納体120は搬送カート1800に載せて病棟に運ばれる。ここで、搬送カート1800に載せられて病棟に運ばれる薬剤搬送体120は、薬剤混合部105から出力された薬剤搬送体に限定されるものではない。混合作業が不要な薬剤収納体120は、薬剤補充部104から直接に薬剤搬送部110に移される。また、取揃補充作業と混合作業が不要な薬剤収納体120は、薬剤払出部103から直接に薬剤搬送部110に移される。これらの薬剤収納体120が混在して薬剤搬送部110に存在し、1台の搬送カート1800に載せられて病棟に運ばれる。
図6に薬剤搬送部110で使用する搬送カート1800の構成図を示す。搬送人は、薬剤収納体120を搬送カート1800の取手部分に設けられたRFIDリーダライタ1801に近接させる。RFIDリーダライタ1801は、薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報を取得する。RFIDタグ121に保存されている管理情報に基づいて、薬剤収納体120の搬送可否情報を搬送表示器1803に表示する。ここで、搬送可否情報としては、搬送カート1800に載せられた薬剤収納体120が搬送許可であるか不許可であるかを示す情報である。搬送不許可の場合には、どの作業が未実施であるかも同時に表示される。搬送不許可の薬剤搬送体は、その未実施作業の場所(例えば、薬剤混合部105)に戻される。搬送許可の薬剤収納体120は、搬送カート1800の搬送棚1805に収納される。
搬送人は、虹彩認証を行う人認証器1802によって認証を行う。人認証器1802は搬送人の認証情報を登録者情報と比較し、搬送作業を許可されているか否かをチェックする。登録者情報には、作業許可されている搬送人の虹彩情報と所属や氏名などが登録されている。搬送カート1800はブレーキをかけて停止状態にある。登録されていない人が認証動作を行った場合には、「不許可」を搬送表示器1803に表示すると共に、搬送カート1800はブレーキをかけて停止状態(ブレーキのロック状態)を保持する。登録されている人が認証動作を行った場合には、「許可」を搬送表示器1803に表示し、ブレーキのロックが解除され、搬送カート1800は搬送人によって移動可能になる。所定個数の薬剤収納体120が載せられると、搬送人は搬送カート1800を病棟に搬送する。また、搬送不許可の薬剤収納体120を一度でも検知した場合には、人認証器1802によって搬送作業を許可された後に、搬送人がリセットボタン1809を押さなければ搬送カート1800はブレーキをかけた停止状態を保持する。なお、RFIDリーダライタ1801や搬送表示器1803は、搬送カート1800に取り付けられている必要性は無く、別の作業台に設置されていても良い。
図11に薬剤搬送部110でのフローチャートを示す。薬剤搬送部110では、
(ステップF1)薬剤収納体120のRFIDタグ121に保存されている管理情報に基づいて、薬剤収納体120の搬送可否情報を提示する搬送提示ステップ、
(ステップF2)搬送人を認証し、登録者情報と比較チェックする搬送人認証ステップ、
(ステップF3)搬送許可の場合に、搬送カート1800のブレーキのロックを解除する搬送ブレーキ解除ステップ、
が行なわれる。ここで、搬送提示ステップ(ステップF1)を所要個数の薬剤搬送体120を搬送カート1800に載せるまで繰り返して行ない、その後に、搬送人認証ステップ(ステップF2)と搬送ブレーキ解除ステップ(ステップF3)を行うようにして良い。
なお、医師の判断によって患者への処方の全部または一部がキャンセルされた場合には、薬剤収納体120に取り揃えられた薬剤の全部または一部が払戻処理される。そして、払い戻された薬剤に関する払戻情報を薬剤収納体120のRFIDタグ121に管理情報として記録させる。これにより、薬剤収納体120のRFIDタグ121には、キャンセル状態も含む調剤作業に関する一連の経過情報が記録保存される。調剤作業の終わった薬剤収納体120のRFIDタグ121の管理情報(保存情報)は、処方指示に対する調剤作業管理情報として一括して読み取られ、病院の集中管理された別の記録媒体に記録保持される。これらの調剤作業管理情報は、目的に応じて適時参照して利用される。また、患者への投与の終わった薬剤収納体120に対して、ダミーデータを上書き記録することにより、RFIDタグ121の管理情報を一括して消去することができる。本実施の形態では、薬剤払出部103において薬剤の払い出しの前にRFIDタグ121の不要情報クリアステップを行わせ、古い管理情報を消去している。これにより、看護師や薬剤師によってRFIDタグ121の管理情報のクリア作業を行う必要が無くなり、労力を低減することができる。
本実施の形態に示した調剤支援システムでは、処方発生部と薬剤払出部と薬剤補充部を有する調剤支援システムであって、
前記処方発生部は、
(As1)調剤指示情報を含んだ処方指示を発生する処方発生ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤払出部は、
(Aa1)情報保存デバイスを有する薬剤収納体を使用し、前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から払出薬剤を取り出して前記薬剤収納体に入れる薬剤払出ステップ、
(Aa2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスに、前記処方指示の調剤指示情報と前記薬剤収納体に入れた薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤補充部は、
(Ab1)取揃人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃人認証ステップ、
(Ab2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示ステップ、
(Ab3)取揃人情報を含む取揃情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃記録ステップ、
(Ab4)取揃監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃監査人認証ステップ、
(Ab5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示ステップ、
(Ab6)取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃監査記録ステップ、
を含んで構成されている。
このように構成することにより、薬剤搬送に用いる薬剤収納体に直接薬剤を取り揃えることができ、薬剤の移し替え作業は不要になる。また、薬剤収納体毎に調剤作業管理が可能になる。すなわち、薬剤収納体に対応した補充薬剤情報を提示でき、取揃間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃薬剤情報を提示でき、取揃監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃情報や取揃監査情報を記録保全できる。
本実施の形態に示した調剤支援システムでは、処方発生部と薬剤払出部と薬剤補充部と薬剤混合部を有する調剤支援システムであって、
前記処方発生部は、
(Bs1)調剤指示情報を含んだ処方指示を発生する処方発生ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤払出部は、
(Ba1)情報保存デバイスを有する薬剤収納体を使用し、前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から払出薬剤を取り出して前記薬剤収納体に入れる薬剤払出ステップ、
(Ba2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスに、前記処方指示の調剤指示情報と前記薬剤収納体に入れた薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤補充部は、
(Bb1)取揃人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃人認証ステップ、
(Bb2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示ステップ、
(Bb3)取揃人情報を含む取揃情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃記録ステップ、
(Bb4)取揃監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃監査人認証ステップ、
(Bb5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示ステップ、
(Bb6)取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃監査記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤混合部は、
(Bc1)混合人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合人認証ステップ、
(Bc2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の混合薬剤情報を提示する混合提示ステップ、
(Bc3)混合人情報を含む混合情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する混合記録ステップ、
(Bc4)混合監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合監査人認証ステップ、
(Bc5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の混合薬剤の混合監査薬剤情報を提示する混合監査提示ステップ、
(Bc6)混合監査人情報を含む混合監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する混合監査記録ステップ、
を含んで構成されている。
このように構成することによって、薬剤搬送に用いる薬剤収納体に直接薬剤を取り揃えることができ、薬剤の移し替え作業は不要になる。また、薬剤収納体毎に調剤作業管理が可能になる。すなわち、薬剤収納体に対応した補充薬剤情報を提示でき、取揃間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃薬剤情報を提示でき、取揃監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した混合薬剤情報を提示でき、混合間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した混合薬剤の混合監査情報を提示でき、混合監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃情報や取揃監査情報や混合情報や混合監査情報を記録保全できる。
本実施の形態に示した調剤支援システムでは、処方発生部と薬剤払出部と薬剤補充部と薬剤搬送部を有する調剤支援システムであって、
前記処方発生部は、
(Cs1)調剤指示情報を含んだ処方指示を発生する処方発生ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤払出部は、
(Ca1)情報保存デバイスを有する薬剤収納体を使用し、前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から払出薬剤を取り出して前記薬剤収納体に入れる薬剤払出ステップ、
(Ca2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスに、前記処方指示の調剤指示情報と前記薬剤収納体に入れた薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤補充部は、
(Cb1)取揃人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃人認証ステップ、
(Cb2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示ステップ、
(Cb3)取揃人情報を含む取揃情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃記録ステップ、
(Cb4)取揃監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃監査人認証ステップ、
(Cb5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示ステップ、
(Cb6)取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃監査記録ステップ、
前記薬剤搬送部は、
(Cf1)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の搬送可否情報を提示する搬送提示ステップ、
を含んで構成されている。
このように構成することによって、薬剤搬送に用いる薬剤収納体に直接薬剤を取り揃えることができ、薬剤の移し替え作業は不要になる。また、薬剤収納体毎に調剤作業管理が可能になる。すなわち、薬剤収納体に対応した補充薬剤情報を提示でき、取揃間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃薬剤情報を提示でき、取揃監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃情報や取揃監査情報を記録保全できる。薬剤収納体の搬送可否がチェックできるので、調剤未処理の薬剤収納体を病棟へ搬送する間違いを低減できる。
本実施の形態に示した調剤支援システムでは、処方発生部と薬剤払出部と薬剤補充部と薬剤混合部と薬剤搬送部を有する調剤支援システムであって、
前記処方発生部は、
(Ds1)調剤指示情報を含んだ処方指示を発生する処方発生ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤払出部は、
(Da1)情報保存デバイスを有する薬剤収納体を使用し、前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から払出薬剤を取り出して前記薬剤収納体に入れる薬剤払出ステップ、
(Da2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスに、前記処方指示の調剤指示情報と前記薬剤収納体に入れた薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤補充部は、
(Db1)取揃人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃人認証ステップ、
(Db2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示ステップ、
(Db3)取揃人情報を含む取揃情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃記録ステップ、
(Db4)取揃監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする取揃監査人認証ステップ、
(Db5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示ステップ、
(Db6)取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する取揃監査記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤混合部は、
(Dc1)混合人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合人認証ステップ、
(Dc2)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の混合薬剤情報を提示する混合提示ステップ、
(Dc3)混合人情報を含む混合情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する混合記録ステップ、
(Dc4)混合監査人を認証し、登録者情報と比較チェックする混合監査人認証ステップ、
(Dc5)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の混合薬剤の混合監査薬剤情報を提示する混合監査提示ステップ、
(Dc6)混合監査人情報を含む混合監査情報を前記薬剤収納体の情報保存デバイスに記録する混合監査記録ステップ、
を含んで構成され、
前記薬剤搬送部は、
(Df1)前記薬剤収納体の情報保存デバイスの保存情報に基づいて、前記薬剤収納体の搬送可否情報を提示する搬送提示ステップ、
を含んで構成され、ている。
このように構成することによって、薬剤搬送に用いる薬剤収納体に直接薬剤を取り揃えることができ、薬剤の移し替え作業は不要になる。また、薬剤収納体毎に調剤作業管理が可能になる。すなわち、薬剤収納体に対応した補充薬剤情報を提示でき、取揃間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃薬剤情報を提示でき、取揃監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した混合薬剤情報を提示でき、混合間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した混合薬剤の混合監査情報を提示でき、混合監査の間違いを低減できる。薬剤収納体に対応した取揃情報や取揃監査情報や混合情報や混合監査情報を記録保全できる。薬剤収納体の搬送可否がチェックできるので、調剤未処理の薬剤収納体を病棟へ搬送する間違いを低減できる。
本発明の調剤支援システムは、搬送用の薬剤収納体に薬剤を取り揃え、正確な調剤作業管理を行うことができるので、病院での調剤作業を支援するシステムとして利用できる。
本発明の実施の形態1における調剤支援システムの構成図 本発明の実施の形態1における薬剤払出部103の主要部分の構成図 本発明の実施の形態1における薬剤払出部103の薬剤払出し方法の説明図 本発明の実施の形態1における薬剤補充部104で使用する薬剤補充棚1200の構成図 本発明の実施の形態1における薬剤混合部105で使用する薬剤混合棚1300の構成図 本発明の実施の形態1における薬剤搬送部110で使用する搬送カート1800の構成図 実施の形態1における処方発生部101でのフローチャート 本発明の実施の形態1における薬剤払出部103でのフローチャート 本発明の実施の形態1における薬剤補充部104でのフローチャート 本発明の実施の形態1における薬剤混合部105でのフローチャート 本発明の実施の形態1における薬剤搬送部110でのフローチャート 本発明の実施の形態1におけるRFIDタグ121の構成例を示す図 本発明の実施の形態1における薬剤補充部104の補充薬剤情報の提示例を示す図 本発明の実施の形態1における薬剤補充部104の取揃薬剤情報の提示例を示す図 本発明の実施の形態1における薬剤収納体120に取り揃えられる薬剤の例を示す図 従来の薬品設置システムの外観を示す図 従来の薬品設置システムの情報処理装置の表示例を示す図
101 処方発生部
103 薬剤払出部
104 薬剤補充部
105 薬剤混合部
110 薬剤搬送部
120 薬剤収納体
121 RFIDタグ
1100 払出動作器
1101 払出薬剤収納器
1102 ベルトコンベア
1103 払出通信器
1200 薬剤補充棚
1201 RFIDリーダライタ
1202 人認証器
1203 取揃表示器
1208 バーコードリーダ
1300 薬剤混合棚
1301 RFIDリーダライタ
1302 人認証器
1303 混合表示器
1308 バーコードリーダ
1800 搬送カート
1801 RFIDリーダライタ
1802 人認証器
1803 搬送表示器

Claims (7)

  1. 調剤指示情報を含む処方指示を発生させる処方発生部と、
    情報保存デバイスを有する薬剤収納体に前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から取り出した払出薬剤を入れる薬剤払出手段と、前記情報保存デバイスに前記調剤指示情報と前記払出薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録手段と、を備える薬剤払出部と、
    取揃人を認証する取揃人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示手段と、取揃人情報を含む取揃情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃記録手段と、取揃監査人を認証する取揃監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示手段と、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃監査記録手段と、を備える薬剤補充部と、
    から構成されることを特徴とする調剤支援システム。
  2. 調剤指示情報を含む処方指示を発生させる処方発生部と、
    情報保存デバイスを有する薬剤収納体に前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から取り出した払出薬剤を入れる薬剤払出手段と、前記情報保存デバイスに前記調剤指示情報と前記払出薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録手段と、を備える薬剤払出部と、
    取揃人を認証する取揃人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示手段と、取揃人情報を含む取揃情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃記録手段と、取揃監査人を認証する取揃監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示手段と、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃監査記録手段と、を備える薬剤補充部と、
    混合人を認証して登録者情報と比較チェックする混合人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の混合薬剤情報を提示する混合提示手段と、混合人情報を含む混合情報を前記情報保存デバイスに記録する混合記録手段と、混合監査人を認証する混合監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の混合薬剤の混合監査薬剤情報を提示する混合監査提示手段と、混合監査人情報を含む混合監査情報を前記情報保存デバイスに記録する混合監査記録手段と、を備える薬剤混合部と、
    から構成されることを特徴とする調剤支援システム。
  3. 調剤指示情報を含む処方指示を発生させる処方発生部と、
    情報保存デバイスを有する薬剤収納体に前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から取り出した払出薬剤を入れる薬剤払出手段と、前記情報保存デバイスに前記調剤指示情報と前記払出薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録手段と、を備える薬剤払出部と、
    取揃人を認証して登録者情報と比較チェックする取揃人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示手段と、取揃人情報を含む取揃情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃記録手段と、取揃監査人を認証する取揃監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示手段と、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃監査記録手段と、を備える薬剤補充部と、
    前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の搬送可否情報を提示する搬送提示手段を備える薬剤搬送部と、
    から構成されることを特徴とする調剤支援システム。
  4. 調剤指示情報を含む処方指示を発生させる処方発生部と、
    情報保存デバイスを有する薬剤収納体に前記処方指示に応じて払出薬剤収納器から取り出した払出薬剤を入れる薬剤払出手段と、前記情報保存デバイスに前記調剤指示情報と前記払出薬剤の払出情報とに関係する管理情報を記録する払出記録手段と、を備える薬剤払出部と、
    取揃人を認証する取揃人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の補充薬剤情報を提示する取揃提示手段と、取揃人情報を含む取揃情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃記録手段と、取揃監査人を認証する取揃監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体に取り揃える取揃薬剤情報を提示する取揃監査提示手段と、取揃監査人情報を含む取揃監査情報を前記情報保存デバイスに記録する取揃監査記録手段と、を備える薬剤補充部と、
    混合人を認証する混合人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の混合薬剤情報を提示する混合提示手段と、混合人情報を含む混合情報を前記情報保存デバイスに記録する混合記録手段と、混合監査人を認証する混合監査人認証手段と、前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の混合薬剤の混合監査薬剤情報を提示する混合監査提示手段と、混合監査人情報を含む混合監査情報を前記情報保存デバイスに記録する混合監査記録手段と、
    を備える薬剤混合部と、
    前記情報保存デバイスの保存情報に基づいて前記薬剤収納体の搬送可否情報を提示する搬送提示手段を備える薬剤搬送部と、
    から構成されることを特徴とする調剤支援システム。
  5. 前記薬剤収納体は、薬剤を収納して搬送可能なトレイであること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の調剤支援システム。
  6. 前記薬剤収納体の情報保存デバイスは、RFIDタグであること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の調剤支援システム。
  7. 前記取揃人認証手段、前記取揃監査人認証手段、前記混合人認証手段、前記混合監査人認証手段の少なくとも1つが虹彩認証を用いた認証手段であること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の調剤支援システム。
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