JP2010231256A - データ認識装置、データ認識方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データの認識処理に必要なデータを記憶する。そして、入力した認識対象となるデータの解析を行って、記憶されたデータを参照して入力したデータの認識を行う。さらに、認識対象に関連した動作のデータを得て、認識結果の正誤判定を行う。その判定で、認識処理結果が誤りであると判定した場合に、警告を行う。また、認識処理に必要なデータを更新させる。
【選択図】図4
Description
例えば特許文献1には、多次元成分データを用いて入力信号を認識する処理の例についての記載がある。この特許文献1に記載される技術では、入力された顔画像のデータから特徴ベクトルを抽出し、登録されている特徴ベクトルとの類似度を計算する。そして、認識対象者の確認を得ながら、入力された顔画像のデータが登録者の場合には、必要な環境設定を行い、入力された顔画像のデータが未登録者の場合には、登録することが記載されている。
このため、従来の認識システムにおいては、入力データが登録されていないと判定された場合であっても、使用者の確認を経て入力データを登録するため、認識に人手と時間を要し、成分データの登録が難しく適用できる用途が限られていた。
まず、図2を参照して本システムの概要を説明する。本実施の形態においては、ある建物のドア15の近傍を監視する監視カメラ11を設置し、その監視カメラ11で監視場所に近づいた人物mや物体の監視を行う認識システム10としてある。監視カメラ11としては、動画像の撮影を行うカメラと、一定の時間間隔ごとに静止画像の撮影を行うカメラのいずれでもよい。ドア15の開閉があったことは、検出装置12で検出する構成としてある。
また、カードリーダ16などの認証を行うための装置を設置して、その認証装置で特定の認証処理で認証が行われた上で、ドア15を開けさせる(或いは施錠の解除)を行う構成としてもよい。
また、本実施の形態の画像処理装置21には、検出装置12からのドアの開閉の検出情報についても供給される。この検出装置12からのドアの開閉の検出情報を使って、画像処理装置21での識別結果を修正するようにしてある。この修正処理の詳細についても後述する。
まず、メモリ25に記憶される成分ベクトルについて、図3を参照して説明する。
ここでは図3に示すように、例えば、車の形状(湾曲度)及び色(明度)をパラメータとした成分ベクトルC1、人間の形状(湾曲度)及び色(明度)をパラメータとした成分ベクトルC2、植物の形状(湾曲度)及び色(明度)をパラメータとした成分ベクトルC3、建物の形状(湾曲度)及び色(明度)をパラメータとした成分ベクトルC4を格納しているマップ(M)を、メモリ25に記憶させてある。
図3の例では、植物の群C30の成分ベクトルC3とのユークリッド距離D3が最小であるとなった場合の例である。なお、図3に示した成分データは、説明のための一例であり、例えば、人が着用している衣服の色彩、模様、車の色彩、模様を成分データとしても良い。
ここでは、監視カメラ11で撮影して得た画像データとして、緑色の迷彩服を着た人を撮影して得た画像データとしての入力データEが画像処理装置21に得られたとする。このとき、画像処理装置21では、入力データEから、入力データEに関する物体の明度と湾曲度の情報が求められる(ステップS1)。なお、入力データEとして、画像全体から得るのではなく、動く物体、動く物体、すなわち時間的に変化する画像部分を検出し、その検出した動く物体の部分の画像データだけを抽出して、入力データEとしてもよい。
この図5は、図3のマップMを更新させた例を示した図である。図5に示すように、今回の入力データEのベクトル位置についても、人間の範囲C20′となり、その更新位置まで含めた平均のベクトル位置C2′が得られる。このように更新処理を行うことで、次回以降に、同じようなベクトル位置の入力データEがある場合には、被写体が人間であると判断されて、正しい警報処理が行えるようになる。
なお、図5の例では、人間と判断される群C20′を更新で変化させるようにしたが、例えば迷彩服を着た人間のベクトル位置をメモリマップ上に登録して、画像データから該当するベクトル位置に近い画像を検出したとき、迷彩服を着た人間と特定するようにしてもよい。
Claims (9)
- 認識対象となるデータの入力手段と、
前記入力手段に入力したデータの認識処理に必要なデータを記憶する記憶手段と、
前記入力手段で入力したデータの解析を行って、前記記憶手段に記憶されたデータを参照して入力したデータの認識を行う認識処理手段と、
前記認識対象に関連した動作のデータを得て、前記認識処理手段の認識処理結果の正誤判定を行う判定手段と、
前記判定手段で認識処理結果が誤りであると判定した場合に、警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする認識処理装置。 - 請求項1記載の認識処理装置において、
前記判定手段での判定結果が誤りであると判定した場合、前記記憶手段が記憶する認識処理に必要なデータを修正することを特徴とする認識処理装置。 - 請求項2記載の認識処理装置において、
前記入力手段に入力するデータは画像データであり、
前記認識処理手段は、入力した画像データから被写体を特定する画像認識処理を行うことを特徴とする認識処理装置。 - 請求項3記載の認識処理装置において、
前記認識処理手段は、入力手段に入力した画像データを解析して得た記憶成分ベクトルと、前記記憶手段に記憶された入力成分ベクトルとの距離を算出し、入力成分ベクトルとユークリッド距離が最少になる記憶成分ベクトルに与えられた被写体情報から、入力手段に入力した画像データで示される被写体を特定する認識処理を行うと共に、
その認識結果で特定された被写体を前記判定手段で誤りと判定した場合に、前記入力成分ベクトルに基づいて、前記記憶手段に記憶されたデータを修正することを特徴とする認識処理装置。 - データの認識処理に必要なデータを記憶する記憶処理ステップと、
入力した認識対象となるデータの解析を行って、前記記憶処理ステップで記憶されたデータを参照して入力したデータの認識を行う認識処理ステップと、
前記認識対象に関連した動作のデータを得て、前記認識処理ステップの結果の正誤判定を行う判定処理ステップと、
前記判定処理ステップで認識処理結果が誤りであると判定した場合に、警告を行う警告処理ステップとを行うことを特徴とする認識処理方法。 - 請求項5記載の認識処理方法において、
前記判定処理ステップでの判定結果が誤りであると判定した場合、前記記憶処理ステップで記憶された認識処理に必要なデータを修正することを特徴とする認識処理方法。 - 請求項6記載の認識処理方法において、
前記入力した認識対象となるデータは画像データであり、
前記認識処理ステップは、入力した画像データから被写体を特定する画像認識処理を行うことを特徴とする認識処理方法。 - 請求項7記載の認識処理方法において、
前記認識処理ステップは、入力した画像データを解析して得た記憶成分ベクトルと、前記記憶処理で記憶された入力成分ベクトルとの距離を算出し、入力成分ベクトルとユークリッド距離が最少になる記憶成分ベクトルに与えられた被写体情報から、入力した画像データで示される被写体を特定する認識処理を行うと共に、
その認識結果で特定された被写体を前記判定処理ステップで誤りと判定した場合に、前記入力成分ベクトルに基づいて、前記記憶処理ステップで記憶されたデータを修正することを特徴とする認識処理方法。 - 情報処理装置に実装して処理を実行させるプログラムにおいて、
データの認識処理に必要なデータを記憶する記憶手順と、
入力した認識対象となるデータの解析を行って、前記記憶手順で記憶されたデータを参照して入力したデータの認識を行う認識手順と、
前記認識対象に関連した動作のデータを得て、前記認識手順の結果の正誤判定を行う判定手順と、
前記判定手順で認識処理結果が誤りであると判定した場合に、警告を行う警告手順を情報処理装置に実行させるプログラム。
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JP2009074844A JP2010231256A (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | データ認識装置、データ認識方法及びプログラム |
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