JP2010218157A - ソフトウェア資産の分析システム及び分析方法 - Google Patents

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祐一 清水
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
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Abstract

【課題】業務プログラムの実行状態を実行ログファイルに蓄積することにより、コンピュータシステムの移行に必要なソフトウェア資産を自動的に選別することを可能とする。
【解決手段】コンピュータシステムで業務プログラムの実行状態をプログラムのログ情報収集処理部104によって実行ログファイル110に蓄積し、プログラム管理DBの作成処理部105は、実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名の関係を明確化するプログラム管理DB113を作成する。ソフトウェア資産の分析処理部106は、前述の実行ログファイル110とプログラム管理DB113とを使用してソフトウェア資産を分析し、実際の業務システムで使用しているプログラムの情報を分析結果ファイル115に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェア資産の分析システム及び分析方法に係り、特に、コンピュータシステムの移行に伴い、ソフトウェア資産を自動的に分析するソフトウェア資産の分析システム及び分析方法に関する。
コンピュータシステムを移行する際、現在のソフトウェア資産を調査、分析して、移行が必要なソフトウェア資産を選別する必要がある。この選別作業は、コンピュータシステムの移行に必要な工数、費用、期間を決定する重要な作業である。
一般に、ソフトウェア資産の調査、分析は、人手の作業であり、人的ミスによる誤りが発生し易く、選別したソフトウェア資産に過不足が発生する。このため、システム移行の作業に手戻りが発生し、工数の増大や移行期間の長期化などの要因になる。
このような問題を解決するための実施形態として、例えば、特許文献1等に記載された技術が提案されている。この従来技術は、プログラムと関連するサブルーチン及びJCLを分析しプログラム管理台帳を作成・更新することにより、プログラムの移行漏れを防止することができるようにしたものである。
特開2008−33556号公報
前述した従来技術は、プログラムライブラリDB及びJCLライブラリを利用してプログラム管理台帳を作成・更新するものであるが、コンピュータシステムに格納されている全てのソフトウェア資産を対象とするものであり、移行に必要なソフトウェア資産を自動的に選別することができるものではなく、人手の作業が必要となるという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、業務プログラムの実行状態を実行ログファイルに蓄積することにより、コンピュータシステムの移行に必要なソフトウェア資産を自動的に選別することを可能としたソフトウェア資産の分析システム及び分析方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、コンピュータシステムで使用されているソフトウェア資産を分析するソフトウェア資産の分析システムであって、前記コンピュータシステム内に、プログラムのログ情報収集処理手段と、プログラム管理DBの作成手段と、ソフトウェア資産の分析処理手段とを備え、前記プログラムのログ情報収集処理手段は、前記コンピュータでの業務プログラムの実行状態をプログラムのログ情報として収集し、実行ログファイルに蓄積し、前記プログラム管理DBの作成手段は、JCLライブライとプログラムライブラリとから実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名との関係性を決定するプログラム管理DBを作成し、前記ソフトウェア資産の分析処理手段は、ソフトウェア資産分析指定ファイル内に用意された分析パラメタにより、前記実行ログファイルに格納された実行ログを特定し、実行ログに格納された実行形式プログラム名によりプログラム管理DBファイルから該当するデータを読み込み、実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名とを決定し、分析結果ファイルに格納することにより達成される。
本発明によれば、コンピュータシステムを移行する際に、ユーザの業務に必要なソフトウェア資産を自動的に正確に選別することができ、移行作業量の見積もり誤り等の人的ミスを防止することができる。
本発明の一実施形態によるソフトウェア資産の分析システムの構成を示すブロック図である。 プログラムのログ情報収集処理部の構成を示すブロック図である。 プログラム管理DBの作成処理部の構成を示すブロック図である。 ソフトウェア資産の分析処理部の構成を示すブロック図である。 プログラムのログ情報収集処理部での処理動作を説明するフローチャートである。 プログラム管理DBの作成処理部での処理動作を説明するフローチャートである。 ソフトウェア資産の分析処理部での処理動作を説明するフローチャートである。 プログラムのログ情報収集処理部の実行ログ領域のデータの例を説明する図である。 プログラム管理DBの作成処理部のプログラム管理DBの登録領域のデータ例を説明する図である。 ソフトウェア資産分析指定ファイルのデータの例を説明する図である。 ソフトウェア資産の分析処理部の分析パラメタ領域のデータ例を説明する図である。 ソフトウェア資産の分析処理部の分析処理領域のデータ例を説明する図である。
以下、本発明によるソフトウェア資産の分析システム及び分析方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるソフトウェア資産の分析システムの構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態によるソフトウェア資産の自動分析システム103は、コンピュータシステム100の主記憶装置102上に格納されるプログラムにより構築される。そして、ソフトウェア資産の自動分析システム103は、それぞれがプログラムにより構成されるプログラムのログ情報収集処理部104と、プログラム管理DBの作成処理部105と、ソフトウェア資産の分析処理部106との3つの処理部を備えて構成されている。これらの3つの処理部は、コンピュータシステム100に含まれるCPU101により実行されることによりそれぞれの処理部としての機能が構築される。また、ソフトウェア資産の自動分析システム103は、予め用意されている、あるいは、処理の中で作成、更新する情報として、実行ログファイル110、JCL(ジョブ制御言語)ライブラリ111、プログラムライブラリ112、プログラム管理DB113、ソフトウェア資産分析指定ファイル114、分析結果ファイル115を有する。
前述において、プログラムのログ情報収集処理部104は、プログラムの実行情報を実行ログファイル110に蓄積する。プログラム管理DBの作成処理部105は、JCLライブラリ111とプログラムライブラリ112とにより、実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名との関係を明確化するプログラム管理DB113を作成する。また、ソフトウェア資産の分析処理部106は、ソフトウェア資産分析指定ファイル114から指定パラメタを読み込み、実行ログファイル110から実行ログを読み込み、プログラム管理DB113から関連性データを読み込んで、ソフトウェア資産を分析し、その結果を分析結果ファイル115へ書き込む。
実行ログファイル110は、実行ログのデータを蓄積するファイルであり、ファイルを構成する複数のレコードのそれぞれは、データ項目として、図8に実行ログのデータの一例について示しているように、実行/終了状態500と、実行形式プログラム名503と、ユーザID504と、実行日505と、実行時間とを有している。
JCLライブラリ111は、コンピュータシステム100で使用される全てのJCLが格納されているファイルである。
プログラムライブラリ112は、コンピュータシステム100で使用される全てのソースプログラムと、オブジェクトプログラムと、実行形式プログラムが格納されているファイルである。
プログラム管理DB113は、ソースプログラムをコンパイルしてオブジェクトプログラムを生成し、オブジェクトプログラムをリンケージして実行形式プログラムを生成する場合の関係性データが登録されるファイルであり、ファイルを構成する複数のレコードのそれぞれは、データ項目として、図9にプログラム管理DB113の関連性データの一例について示しているように、実行形式プログラム名510と、オブジェクトプログラム名511と、ソースプログラム名512とを有している。
ソフトウェア資産分析指定ファイル114は、分析パラメタを格納するファイルであり、コンピュータシステムを利用しているどのようなソフトウェア資産を別のコンピュータシステムに移行させるかを決めるパラメタを分析パラメタとして格納したファイルである。
分析パラメタのデータとしては、コンピュータシステムを利用している特定のユーザ使用するソフトウェアを別のコンピュータシステムに移行させたい場合、例えば、ユーザIDが分析パラメタとなる。本発明の実施形態では、分析範囲の日付等を指定することもできる。分析パラメタの例については図10に示している。
分析結果ファイル115は、ソフトウェア資産を分析パラメタにより分析した結果を格納するファイルである。
図2はプログラムのログ情報収集処理部104の構成を示すブロック図である。プログラムのログ情報収集処理部104は、実行形式のローディング処理部121と、ユーザ管理処理部122と、実行状態の収集処理部123と、情報の出力処理部124と、前述のそれぞれの処理部を制御する制御部120と、実行ログ領域125とを備えて構成されている。
実行形式のローディング処理部121は、プログラムが起動されると、その実行に先立ち、実行形式プログラムを主記憶装置に格納する。その後、プログラムが実行され、プログラムの実行が終了すると、使用していた主記憶装置を開放する。このとき、実行形式のローディング処理部121は、実行したプログラム名と、プログラムの実行時か終了時かを示すデータとを、実行状態の収集処理部123を経由して実行ログ領域125へ格納する。
ユーザ管理処理部122は、プログラムの実行に際し、プログラムを実行したユーザがコンピュータシステム100にログオンするときにユーザに割り当てられた記号名称のユーザIDを、実行状態の収集処理部123を経由して実行ログ領域125へ格納する。
実行状態の収集処理部123は、実行形式のローディング処理部121と、ユーザ管理処理部122とから、実行ログデータを受け取り、その実行ログデータを実行ログ領域125へ格納する。実行状態の収集処理部123は、実行ログデータを実行ログ領域125に格納する際、実行ログ領域125が満杯になった場合、実行ログファイル110へ実行ログ領域125の情報を格納する。
情報の出力処理部124は、実行ログ領域125が満杯になった場合、実行状態の収集処理部123からの指示によって、実行ログ領域125の情報を実行ログファイル110へ格納する。
制御部120は、図2に示している4つの処理部での実行順序と、実行ログ領域125への格納処理と、実行ログ領域125の満杯時の処理とを制御して、プログラム実行のログ情報収集処理部104全体の実行を制御する。
実行ログ領域125は、プログラムの実行時や終了時の、実行ログを一時的に蓄積しておき、領域が満杯になったら、実行ログファイル110へ蓄積した実行ログを全て格納し、領域のデータを全て消去して、次の実行ログを蓄積できるように制御される。
図3はプログラム管理DBの作成処理部105の構成を示すブロック図である。プログラム管理DBの作成処理部105は、JCL入力処理部131と、JCL解析処理部132と、情報の出力処理部133と、これらの処理部のそれぞれを制御する制御部130と、プログラム管理DBの登録領域134とを備えて構成されてい。
JCL入力処理部131は、JCLライブラリ111からJCLファイルを読み込み、JCL解析処理部132で、読み込んだJCLの内容を解析してもらい、実行形式プログラム名と、オブジェクトプログラム名と、ソースプログラム名とをプログラムの関連性データとして作成してプログラム管理DBの登録領域134へ格納する。
情報の出力処理部133は、プログラム管理DBの登録領域134に格納されている関連性データをプログラム管理DB113へ登録する。
制御部130は、図3に示している3つの処理部での実行順序と、プログラム管理DBの作成処理部105全体の実行を制御する。
プログラム管理DBの登録領域134は、プログラムの関連性データを一時的に格納しておく領域である。
図4はソフトウェア資産の分析処理部106の構成を示すブロック図である。ソフトウェア資産の分析処理部106は、分析パラメタの入力処理部141と、実行ログの解析処理部142と、プログラム関連性の解析処理部143と、分析結果の出力処理部144と、これらの処理部のそれぞれを制御する制御部140と、分析パラメタ領域145と、分析結果の出力領域としての分析処理領域146とを備えて構成されている。
分析パラメタの入力処理部141は、ソフトウェア資産分析指定ファイル114より分析パラメタを読み込み、読み込んだ分析パラメタを分析パラメタ領域145へ格納する。
実行ログの解析処理部142は、実行ログファイル110から実行ログを読み取り、実行ログを1レコード毎に解析を実行する。この実行ログの解析処理は、実行ログファイル110に格納される実行ログの全件を処理対象として行われる。
実行ログファイル110から読み込んだ実行ログは、分析パラメタ領域145に格納されている分析パラメタに一致するデータか否かが判断され、一致する場合、実行形式プログラム名が分析処理領域146へ格納され、既に登録済みの実行形式プログラム名の場合、分析処理領域146への格納は行われない。また、実行ログファイル110から読み込んだ実行ログが分析パラメタに一致しない場合、次のレコードが読み込まれる。
プログラム関連性の解析処理部143は、分析処理領域146へ格納された実行形式プログラム名の全件を処理対象とし、分析処理領域146へ格納された実行形式プログラム名をキーとして、プログラム管理DB113からプログラムの関連性データを読み込み、オブジェクトプログラム名とソースプログラム名とを分析処理領域146へ格納する。
分析結果の出力処理部144は、分析処理領域146へ格納されたデータを全件分析結果ファイル115へ格納する。
制御部140は、図4に示している4つの処理部ての実行順序と、ソフトウェア資産の分析処理部106全体の実行を制御する。
分析パラメタ領域145は、ソフトウェア資産分析指定ファイル114に格納された分析パラメタを格納する領域であり、また、分析処理領域146は、実行ログファイル110に格納された実行ログと、プログラム管理DB113に登録されたプログラム関連性データとが分析パラメタに一致するデータを格納する領域である。
図5はプログラムのログ情報収集処理部104での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)処理が開始されると、まず、実行形式のローディング処理部121は、プログラムの実行や終了時に実行ログを実行ログ領域125へ格納する。実行ログのデータの格納の処理は、図8に示しているように、プログラムの実行/終了状態500に、実行の場合にGET501を、終了時にFREE502を格納し、実行形式プログラム名503に実行または終了した実行形式プログラム名を格納し、実行日505と実行時間506とを格納する処理である(ステップS200)。
(2)次に、ユーザ管理処理部122は、プログラムを実行したユーザ情報を実行ログへ格納する。ここでのユーザ情報の格納処理は、図8に示しているように、プログラムを実行またはプログラムを終了したユーザIDを実行ログ領域125のユーザIDの欄504に格納する処理である(ステップS201)。
(3)実行状態の収集処理部123は、実行形式のローディング処理部121と、ユーザ管理処理部122とからの実行ログ格納時に要求を受け付けて、実行ログ領域125への各種の情報の格納を実行する(ステップS202)。
(4)情報の出力処理部124は、実行ログ領域125の状態を確認し、実行ログ領域125が実行ログで満杯になってるか否かを判定し、実行ログ領域125が実行ログで満杯になっていなかった場合、ここでの処理を終了する(ステップS203)。
(5)ステップS203の判定で、実行ログ領域125が実行ログで満杯になっていた場合、実行ログ領域125に格納されている全てのデータを実行ログファイル110へ書き込む。実行ログ領域125に格納されるデータの例については図8に示したようなものである(ステップS204)。
図6はプログラム管理DBの作成処理部105での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)処理が開始されると、まず、JCL入力処理部131は、JCLライブラリ111からリンケージ用のJCLを読み込み、JCLライブラリ111から読み込みができたか否かを判定し、JCLライブラリ111から読み込みができなかった場合、全てのデータが処理済であり、ここでの処理を終了する(ステップS300、S301)。
(2)ステップS301の判定で、JCLライブラリ111からリンケージ用のJCLを読み込むことができた場合、JCL解析処理部132は、読み込んだリンケージ用JCLから実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とをプログラム管理DBの登録領域134へ格納する。また、JCL解析処理部132は、リンケージ用のJCLからリンケージ実行するプログラムの出力側のファイル名を実行形式プログラム名として、図9に示しているプログラム管理DBの登録領域134の実行形式プログラム名510の領域へ格納し、リンケージ実行するプログラムの入力側のファイル名をオブジェクトプログラム名として、プログラム管理DBの登録領域134のオブジェクトプログラム名511の領域へ格納する(ステップS302)。
(3)次に、JCL解析処理部132は、プログラムライブラリ112からオブジェクトプログラム名でソースプログラムを読み込み、オブジェクトプログラム名と同一名のソースプログラムが存在するか否かを判定する(ステップS303、S304)。
(4)ステップS304の判定で、オブジェクトプログラム名と同一名のソースプログラムが存在していた場合、ソースプログラム名を図9に示しているプログラム管理DBの登録領域134のソースプログラム名512の領域へ格納し、また、ソースプログラム名が存在した格納先のデータファイルの名称をプログラム管理DBの登録領域134の格納先情報513へ格納する(ステップS305)。
(5)ステップS305の処理後、あるいは、ステップS304の判定で、オブジェクトプログラム名と同一名のソースプログラムが存在していなかった場合、情報の出力処理部133は、プログラム管理DBの登録領域134の情報をプログラム管理DB113へ登録し、その後、ステップS300からの処理に戻って、JCL入力処理部131でのJCLライブラリ111からリンケージ用のJCL読み込みからの処理により次のプログラム管理DBの作成処理を実行する(ステップS306)。
図7はソフトウェア資産の分析処理部106での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)処理が開始されると、まず、分析パラメタの入力処理部141は、ソフトウェア資産分析指定ファイル114から分析パラメタを読み込み、分析パラメタ領域145へ読み込んだ分析パラメタを格納する。分析パラメタは、実行ログファイル110から読み込んだ実行ログを分析処理の対象データとするかどうかを特定するために指定される。分析パラメタの指定方法は、ユーザIDによる指定の方法と、分析範囲として開始日時:終了日時の形式で指定する方法とがある。図10には、ソフトウェア資産分析指定ファイル114を示しており、指定方法の例として、1人のユーザIDを指定する方法520と、複数人のユーザIDを指定する方法521と、分析範囲として開始日時と終了日時とを指定する方法522と、ユーザIDと分析範囲とによる指定方法523とを示しており、パラメタの指定として、これらの指定方法と、分析パラメタ指定なしとから選択して指定することができる。分析パラメタは、分析分析パラメタ領域145へ格納されるが、分析パラメタ領域145のデータ例は、図11に示しているように、ユーザID530と、分析範囲の開始日時531及び終了日時532による分析範囲のデータとである(ステップS400)。
(2)次に、実行ログの解析処理部142は、実行ログファイル110から実行ログを1レコードずつ、実行ログファイル110に格納された全てのレコードを順番に読み込み、実行ログを読み込むことができたか否かを判定する(ステップS401、S402)。
(3)ステップS402の判定で、実行ログの読み込みができなかった(YES)場合、分析パラメタ領域145に格納した分析パラメタを参照して、次に処理対象を特定するための分析パラメタが格納されているか否かを判定し、格納されていた場合、次の分析パラメタにより、処理を継続するため、実行ログファイルを先頭から読み込む処理を行うこととして、ステップS401からの処理に戻って処理を続ける(ステップS403、S404)。
(4)ステップS402の判定で、実行ログの読み込みができた(NO)場合、分析パラメタに指定されたデータと読み込んだ実行ログとが一致するか否かを判定し、一致しなかった場合、ステップS401からの処理に戻って、次の実行ログを読み込む処理からの処理を続ける(ステップS405)。
(5)ステップS405の判定で、分析パラメタに指定されたデータと読み込んだ実行ログとが一致した場合、実行ログの実行形式プログラム名が分析処理領域146に格納されている全ての実行形式プログラム名と一致したものとして格納されているか否かを判定し、格納されていた場合、ステップS401からの処理に戻って、次の実行ログを読み込む処理からの処理を続ける(ステップS406)。
(6)ステップS406の判定で、実行ログの実行形式プログラム名が分析処理領域146に格納されている全ての実行形式プログラム名と一致しなかった場合、実行ログのユーザID504と、実行形式プログラム名503とを、図12により後述する分析処理領域146のユーザID540と、実行形式プログラム名541とに格納する(ステップS407)。
(7)次に、プログラム関連性の解析処理部143は、プログラム管理DB113から実行ログの実行形式プログラム名に該当するデータを読み込み、図9に示しているプログラム管理領域の実行ログのプロジェクトプログラム名511と、ソースプログラム名512と、格納先情報513とを、図12により後述する分析処理領域146の実行形式プログラム名541と、オプジェクトプログラム名542と、ソースプログラム名543と、格納先544とのそれぞれに格納し、ステップS401からの処理に戻って、次の実行ログを読み込む処理からの処理を続ける(ステップS408、S409)。
(8)ステップS403の判定で、分析パラメタ領域145に、次に処理対象を特定するための分析パラメタが格納されていなかった場合、分析パラメタに指定された対象のデータ分析処理が終了していることになるので、分析結果の出力処理部144は、分析処理領域146に格納されたデータを全て分析結果ファイル115へ書き込んで、ここでの処理を終了する。なお、分析処理領域146に格納されている分析結果のデータ例については、図12により後述する(ステップS410)。
前述したステップS405〜S407での処理を図8、図10及び図12を使用して具体的に説明する。
例えば、実行ログが、図8に示している実行ログファイルのデータ例における507の行であって、分析パラメタが、図10に示しているソフトウェア資産分析指定ファイルの520であるものとする。この場合、ステップS405〜S407の処理は、ステップS405の判定で、ユーザIDがSHIZAI01で一致するが、次に、実行ログの実行形式プログラム名であるSUBSZAI4が、ステップS406の判定で、図12に示している分析処理領域のデータ例における実行形式プログラム名541に格納されていないため、ステップ407の処理で、実行ログの507の行の実行形式プログラム名であるSUBSZAI4を分析処理領域146に格納するという処理になる。
前述したような処理により、図12に示している分析処理領域のデータが得られることになり、このデータは、図10に示したソフトウェア資産分析指定ファイルで指定されたものに合致するデータとなり、移行すべきソフトウェアに関するデータである。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、コンピュータシステムを移行する際に、ユーザの業務に必要なソフトウェア資産を自動的に正確に選別することができ、移行作業量の見積もり誤り等の人的ミスを防止することができる。
また、本発明の実施形態によれば、業務システムが複数のサブシステム的な体系にあるプログラム構造の場合、サブシステムを使用する部門毎に複数ユーザのユーザIDにより、分析パラメタに指定して分析することで、サブシステム毎に必要となるソフトウェア資産を自動的に選別することができ、これにより、大規模なユーザの業務システムの場合、サブシステム毎に移行を検討する調査・分析にも使用することができる。
100 コンピュータシステム
101 CPU
102 主記憶装置
103 ソフトウェア資産の自動分析システム
104 プログラムのログ情報収集処理部
105 プログラム管理DBの作成処理部
106 ソフトウェア資産の分析処理部
110 実行ログファイル
111 JCLライブラリ
112 プログラムライブラリ
113 プログラム管理DB
114 ソフトウェア資産分析指定ファイル
115 分析結果ファイル
120、130、140 制御部
121 実行形式のローディング処理部
122 ユーザ管理処理部
123 実行状態の収集処理部
124、133 情報の出力処理部
125 実行ログ領域
131 JCL入力処理部
132 JCL解析処理部
134 プログラム管理DBの登録領域
141 分析パラメタの入力処理部
142 実行ログの解析処理部
143 プログラム関連性の解析処理部
144 分析結果の出力処理部
145 分析パラメタ領域
146 分析処理領域

Claims (3)

  1. コンピュータシステムで使用されているソフトウェア資産を分析するソフトウェア資産の分析システムであって、
    前記コンピュータシステム内に、プログラムのログ情報収集処理手段と、プログラム管理DBの作成手段と、ソフトウェア資産の分析処理手段とを備え、
    前記プログラムのログ情報収集処理手段は、前記コンピュータでの業務プログラムの実行状態をプログラムのログ情報として収集し、実行ログファイルに蓄積し、
    前記プログラム管理DBの作成手段は、JCLライブライとプログラムライブラリとから実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名との関係性を決定するプログラム管理DBを作成し、
    前記ソフトウェア資産の分析処理手段は、ソフトウェア資産分析指定ファイル内に用意された分析パラメタにより、前記実行ログファイルに格納された実行ログを特定し、実行ログに格納された実行形式プログラム名によりプログラム管理DBファイルから該当するデータを読み込み、実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名とを決定し、分析結果ファイルに格納することを特徴とするソフトウェア資産の分析システム。
  2. 前記分析パラメタは、分析すべきソフトウェアを特定するパラメタであり、1または複数のユーザID、分析範囲、あるいは、これらの組み合わせであることを特徴とする請求項1記載のソフトウェア資産の分析システム。
  3. コンピュータシステムで使用されているソフトウェア資産を分析するソフトウェア資産の分析方法であって、
    前記コンピュータシステム内に、プログラムのログ情報収集処理手段と、プログラム管理DBの作成手段と、ソフトウェア資産の分析処理手段とを備え、
    前記プログラムのログ情報収集処理手段は、前記コンピュータでの業務プログラムの実行状態をプログラムのログ情報として収集し、実行ログファイルに蓄積し、
    前記プログラム管理DBの作成手段は、JCLライブライとプログラムライブラリとから実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名との関係性を決定するプログラム管理DBを作成し、
    前記ソフトウェア資産の分析処理手段は、ソフトウェア資産分析指定ファイル内に用意された分析パラメタ(ユーザIDと分析範囲)により、前記実行ログファイルに格納された実行ログを特定し、実行ログに格納された実行形式プログラム名によりプログラム管理DBファイルから該当するデータを読み込み、実行形式プログラム名とオブジェクトプログラム名とソースプログラム名とを決定し、分析結果ファイルに格納することを特徴とするソフトウェア資産の分析方法。
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