JP2010206587A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010206587A JP2010206587A JP2009050379A JP2009050379A JP2010206587A JP 2010206587 A JP2010206587 A JP 2010206587A JP 2009050379 A JP2009050379 A JP 2009050379A JP 2009050379 A JP2009050379 A JP 2009050379A JP 2010206587 A JP2010206587 A JP 2010206587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- movie
- signal
- image signal
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
【課題】コピープロテクト情報が挿入されていない映画の画像信号を記録した記録媒体に対しても、コピープロテクトを実現する。
【解決手段】映画画像判定部3は、カメラ信号処理部2からの画像信号の輝度レベルの変化の有無に基づいて、輝度レベルが変化する部分は画像101と判定し、輝度レベルが変化しない部分は撮影対象範囲100内の画像101以外の部分であると判定する。次に、映画画像判定部3は、画像101とそれ以外の撮影対象範囲100内の部分の境界部分が、映画の画像の輪郭を示す長方形に近似されているときは、その長方形の縦横比が映画の画像の縦横比と一致するかどうかを判定することで画像101が映画の画像であるか否かを判定する。著作権保護有りエンコード部6は、映画の画像に対して著作権保護のための信号処理を施す。
【選択図】図1
【解決手段】映画画像判定部3は、カメラ信号処理部2からの画像信号の輝度レベルの変化の有無に基づいて、輝度レベルが変化する部分は画像101と判定し、輝度レベルが変化しない部分は撮影対象範囲100内の画像101以外の部分であると判定する。次に、映画画像判定部3は、画像101とそれ以外の撮影対象範囲100内の部分の境界部分が、映画の画像の輪郭を示す長方形に近似されているときは、その長方形の縦横比が映画の画像の縦横比と一致するかどうかを判定することで画像101が映画の画像であるか否かを判定する。著作権保護有りエンコード部6は、映画の画像に対して著作権保護のための信号処理を施す。
【選択図】図1
Description
本発明は撮像装置に係り、特に撮像した画像信号を、ハードディスク、不揮発性メモリ、光ディスクなどの記録媒体にデジタル記録方式で記録する機能を備えた撮像装置に関する。
従来、画面に映し出された音声や画像(第一次ソフト)をそのままビデオカメラで撮影するような複製行為を禁止し、あるいはまた、そのような複製行為により作成された第二次ソフトを再生・利用することを禁止するコピープロテクション方式として、予め、前記映像情報や音声情報の各信号中にウォーターマークと呼ばれるコピープロテクト信号を挿入記録しておく方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載のコピープロテクション方式では、コピープロテクト信号が人間の知覚閾値以下の期間とサイクルで映像信号に挿入して記録媒体に記録されているので、受像機の画面に映し出された映像は、人間の目ではコピープロテクト信号を視認することができず正常に再生映像を鑑賞することができる。
一方、受像機などで表示されている、コピープロテクト信号が挿入された映像をビデオカメラで直接撮像して記録媒体に記録しようとした場合は、ビデオカメラに設けられたコピープロテクト信号検出装置によりコピープロテクト信号を検出して自動的に撮影及び録画を強制的に中止することでコピープロテクトを実現できる。また、ビデオカメラにコピープロテクト信号検出装置が設けられていなくても、再生装置にコピープロテクト信号検出装置が設けられているので、記録媒体から再生された映像信号からコピープロテクト信号が検出され、その検出結果に基づき再生を強制的に中止させることができる。
また、他のコピープロテクション方式として、米国のマクロビジョン社が開発したマクロビジョン方式も知られている。このマクロビジョン方式は、家庭用VTRなどに用いられており、映像信号の垂直ブランキング期間にマクロビジョン信号と呼ぶパルス信号を挿入したものである。
このマクロビジョン方式によれば、マクロビジョン信号を挿入した映像信号が記録された記録済みのビデオテープをVTRで再生してテレビジョン受像機で表示させた場合、テレビジョン受像機では自動利得制御(AGC)動作を行わないので、マクロビジョン信号に関係なく正常に画像を表示できる。
これに対し、上記のマクロビジョン信号を挿入した映像信号が記録された記録済みのビデオテープをVTRで複写記録した場合、VTR内に設けられているAGC回路がマクロビジョン信号で誤動作して記録を行う。その結果、その複写記録したビデオテープを再生してテレビジョン受像機で表示させると、テレビジョン画面の再生画像が、明るさのふらつきなどの画面劣化を引き起こすため、コピープロテクトを実現できる。
ところで、映像情報の著作物、特に映画を例えば劇場内で上映した場合に、その映画を撮像装置で盗撮し、盗撮した映画を記録媒体に複製して映像の著作権者に無断で海賊版映像ソフトウェアとして流布されることを防止することも必要とされている。そこで、上記の複製行為を防止するために、特許文献1記載のコピープロテクション方式やマクロビジョン方式を映画フィルムに適用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1記載のコピープロテクション方式やマクロビジョン方式によりコピープロテクトを実現するためには、コピープロテクト信号やマクロビジョン信号を所定期間に挿入した映像信号を予め記録媒体に記録しておく必要があるため、現在、市場に普及しているプロテクション処理を施していない既存の映画フィルム等には上記の方式を適用することができない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、撮像信号の撮影対象範囲内に映画の画像が存在するか否かを自動判別し、映画の画像が存在すると判断した場合は撮像信号に対して著作権保護のための信号処理を行って記録媒体に記録することにより、コピープロテクト情報が挿入されていない映画の画像信号を記録した記録媒体に対しても、コピープロテクトを実現し得る撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、撮像手段と、撮像手段により撮像して得られた画像信号に基づいて、撮像画像に映画の画像が含まれているか否かを判定する映画画像判定手段と、映画画像判定手段により映画の画像が含まれていると判定された、画像信号に対して、他の記録媒体への複写を禁止する著作権保護規格に準拠したエンコード処理を行うエンコード手段と、エンコード手段によりエンコード処理された映画の画像が含まれていると判定された画像信号を記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記の映画画像判定手段は、
撮像手段から入力される画像信号のフレームを映画フィルムの画像と同じフレーム単位に変換する変換手段と、変換手段で変換した画像信号の1フレーム毎に1フレーム前後の輝度レベルを比較することで、撮像手段から入力される画像信号の撮影対象範囲内に輝度レベルの変化のある領域と変化の無い領域との境界を抽出する境界抽出手段と、抽出された境界の形状が長方形に近似し、かつ、境界の形状の縦横比が、映画画像を示す特定の比率又はその比率に近似した値であるとき、画像信号に映画の画像が含まれているであると判定する形状判定手段とを有する構成であってよい。
撮像手段から入力される画像信号のフレームを映画フィルムの画像と同じフレーム単位に変換する変換手段と、変換手段で変換した画像信号の1フレーム毎に1フレーム前後の輝度レベルを比較することで、撮像手段から入力される画像信号の撮影対象範囲内に輝度レベルの変化のある領域と変化の無い領域との境界を抽出する境界抽出手段と、抽出された境界の形状が長方形に近似し、かつ、境界の形状の縦横比が、映画画像を示す特定の比率又はその比率に近似した値であるとき、画像信号に映画の画像が含まれているであると判定する形状判定手段とを有する構成であってよい。
また、上記の目的を達成するため、本発明は記録媒体からエンコードされた画像信号を再生してデコードする再生手段と、再生手段により再生される画像信号が、著作権保護規格に準拠したエンコード処理された信号であることを示す識別子が記録媒体の再生信号に含まれているか否かを検出する著作権保護有無検出手段と、著作権保護有無検出手段により識別子が再生信号に含まれていることを検出したときは、再生手段から出力されるデコードされた画像信号の外部への出力を禁止する出力禁止手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像信号の撮影対象範囲内に映画の画像が存在するか否かを自動判別し、映画の画像が存在すると判断した場合は撮像画像信号に対して著作権保護のための信号処理を行って記録媒体に記録することにより、コピープロテクト情報が挿入されていない映画の画像信号を記録した記録媒体に対しても、コピープロテクトを実現することができ、より多くの不法複製行為を防ぐことができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明になる撮像装置の一実施の形態のブロック図を示す。撮像装置1は、カメラ信号処理部2、映画画像判定部3、切り替えスイッチ4、著作権保護無しエンコード部5、著作権保護有りエンコード部6、切り替えスイッチ7及び記録制御部8からなる記録媒体9の記録系を有する。また、撮像装置1は、信号デコード再生部10、著作権保護有無検出部11、信号出力部12、信号出力可否選択スイッチ13及び外部インターフェース14からなる記録媒体9の再生系と、カメラ部15とを有する。この撮像装置1は、カメラ部15で撮像した画像信号を記録媒体9にデジタル記録方式で記録する機能を備えた撮像装置である。
カメラ部15は、被写体からの入射光を光電変換し、被写体の画像信号を出力する公知の構成である。カメラ信号処理部2は、カメラ部15から出力された画像信号を取り込み、所定の信号処理を施す。映画画像判定部3は、本実施の形態の要部の構成部で、入力された画像信号の輝度を示す情報に基づいて、後述するアルゴリズムにより一画面内の画像信号に映画の画像が含まれているか否か、換言すると現在撮像している画像が映画フィルムの画像であるか否かを判定する。
切り替えスイッチ4は、切替端子A及びBと共通端子Cとを有し、映画画像判定部3からの判定結果に基づいて、カメラ信号処理部2から出力された画像信号を著作権保護無しエンコード部5又は著作権保護有りエンコード部6にそれぞれ供給する。切り替えスイッチ7は、切替端子A及びBと共通端子Cとを有し、映画画像判定部3からの判定結果に基づいて、著作権保護無しエンコード部5又は著作権保護有りエンコード部6から出力されたエンコード後の画像信号を選択して記録制御部8に供給する。
著作権保護無しエンコード部5及び著作権保護有りエンコード部6は、それぞれ入力された画像信号に対して記録媒体9に記録再生するための所定の信号形態に変換するエンコード処理を行う。ただし、著作権保護有りエンコード部6は、入力画像信号に対して更に例えば公知の著作権保護規格であるCPRM(Content Protection for Recordable Media)規格に従ったエンコード処理を行う。
記録制御部8は入力された画像信号を記録媒体9に記録するための所定の処理を行う。記録媒体9は、本実施の形態ではDVD(Digital Versatile Disc)であるが、著作権保護有りエンコード部6の構成によっては、記録媒体9はハードディスク、不揮発性メモリ、あるいは磁気テープなども使用可能である。
信号デコード再生部10は、記録媒体9から読み取った信号を再生して画像信号を得る。著作権保護有無検出部11は、記録媒体9から読み取った信号中の所定の識別子の有無に基づいて、読み取った信号が著作権保護有りのエンコードが行われた画像信号であるか否かを判定する。信号出力可否選択スイッチ13は、著作権保護有無検出部11からの判定結果に基づいて、端子A又はBに接続され、信号出力部12から出力された再生画像信号を外部インターフェース14へ出力するか、又は何も出力しないようにする。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
映画館等の室内で映画が上映される場合、室内が暗い状態で画像101がプロジェクタ等によって壁やスクリーンに投影される。撮像装置1は、この壁やスクリーンを含む撮影対象範囲100をカメラ部15で撮影するものとする。撮影対象範囲100は壁やスクリーンを全て含んでいる必要はなく、画像101が含まれていればよい。カメラ部15は、撮影対象範囲100を撮影対象範囲100内に存在する画像101を含めて撮影し、それにより得た画像信号をカメラ信号処理部2に供給する。カメラ信号処理部2は、カメラ部15からの画像信号を取り込み、所定の信号処理を施して映画画像判定部3に供給する。
映画画像判定部3は、撮影対象範囲100の画像信号の輝度を示す信号を手掛かりに一画面内の画像信号の内容判定を以下のように開始する。撮影対象範囲100の一画面は映画館内で上映中に撮影されていると考えると、撮影対象範囲100の画像101以外の部分は一定の明るさ以下の明度で変化しないと考えられる。これに対し、画像101の画像信号は、映画の場面によって輝度が低い信号から高い信号まで変化すると考えられる。
そこで、映画画像判定部3は、カメラ信号処理部2から供給された画像信号を、まず映画の一画面の更新単位である24フレーム/秒の単位に変換し、変換後の1フレーム毎に前後の画像信号の輝度レベルと比較し、それを一定の時間続けることによって輝度レベルの変化の有無を検出し、輝度レベルが変化する部分は画像101と判定し、輝度レベルが変化しない部分は撮影対象範囲100内の画像101以外の部分であると判定する。
次に、映画画像判定部3は、抽出した画像101とそれ以外の撮影対象範囲100内の部分の境界部分が、映画の画像の輪郭を示す長方形に近似されているときは、その長方形の縦横比が映画の画像の縦横比と一致するかどうかを判定することで画像101が映画の画像であるか否かを判定する。
図2は、上記の映画の画像の輪郭の説明図を示す。映画の画像の輪郭は長方形であり、その縦横比は、いくつか存在する画像サイズ規格で定められていることが知られている。図2は、4つの画像サイズ(スタンダード、ヨーロピアン・ビスタ、アメリカン・ビスタ、シネマスコープ)の縦(Y)と横(X)の比率を示す。従って、スクリーンの輪郭の縦横比(Y:X)が、これらの4つの画像サイズのいずれかに近似される場合、撮影対象範囲内に映画の画像が存在すると判定することができる。
この判定アルゴリズムについて、図3のフローチャートと共に説明する。映画画像判定部3は、判定を開始すると(ステップS1)、まず、画像101の輪郭の縦横比(Y:X)が1:1.2〜1:1.5の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS2)。縦横比(Y:X)がこの範囲内であれば、映画画像判定部3は、現在撮影中の画像101はスタンダードサイズの映画の画像であると判断し(ステップS3)、その範囲内にないときは、縦横比(Y:X)が1:1.5〜1:1.8の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS4)。映画画像判定部3は、縦横比(Y:X)がステップS4で判定した範囲内であれば、現在撮影中の画像101はヨーロピアン・ビスタサイズの映画の画像であると判断し(ステップS5)、その範囲内にないときは、縦横比(Y:X)が1:1.8〜1:2.0の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS6)。
映画画像判定部3は、縦横比(Y:X)がステップS6で判定した範囲内であれば、現在撮影中の画像101はアメリカン・ビスタサイズの映画の画像であると判断し(ステップS7)、その範囲内にないときは、縦横比(Y:X)が1:2.1〜1:2.5の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS8)。映画画像判定部3は、縦横比(Y:X)がステップS8で判定した範囲内であれば、現在撮影中の画像101はシネマスコープサイズの映画の画像であると判断する(ステップS9)。そして、映画画像判定部3は、ステップS3、S5、S7、S9のいずれかにより、現在撮影中の画像101を映画の画像であると判断したときは、入力画像信号に映画の画像が含まれていると判定し(ステップS10)、ステップS8で縦横比(Y:X)が1:2.1〜1:2.5の範囲内にないと判定したときは、図2に示した4つの画像サイズのいずれでもないので、画像101は映画の画像ではないと判定する(ステップS11)。
なお、各画像サイズは、厳密には小数点以下2桁までその比率が規定されているが、本実施の形態では画像を読み取る際の丸め誤差が存在することを考慮して、判定比率に幅を持たせることにより検出精度を向上させている。
映画画像判定部3は、以上の判定アルゴリズムにより、現在撮像している画像を映画フィルムの画像であると判断した場合、著作権保護の処理を行うために切り替えスイッチ4及び7をそれぞれ端子B側に切り替える。これにより、切り替えスイッチ4は、カメラ信号処理部2から出力された画像信号を著作権保護有りエンコード部6に供給する。また、切り替えスイッチ7は、著作権保護有りエンコード部6から出力されたエンコード済みの画像信号を記録制御部8に供給する。
著作権保護有りエンコード部6は、カメラ信号処理部2から出力された画像信号に対して、例えばCPRM規格に従ったエンコード処理を行い、得られたエンコード済みの映画画像が含まれる画像信号を、切り替えスイッチ7を通して記録制御部8に供給する。記録制御部8は入力された映画画像が含まれる画像信号をCPRM規格に従って記録媒体9に記録する。
CPRM規格自体は公知であるのでその詳細な説明は省略するが、記録媒体9がDVDの場合、記録制御部8は予め定めたコピー回数を示すコピー制御情報(CCI:Copy Control Information)と、記録するDVDから取得したDVDの所定の領域に予め記録されている、そのDVD固有の識別情報などを用いてコンテンツキーを生成し、そのコンテンツキーで画像信号を暗号化して記録媒体(ここではDVD)9に、CPRM対応信号であることを示す識別子(フラグの一種)と共にDVDのデータ領域に記録する。ここでは、CCIは記録媒体9への画像信号の記録は1回のみを示している。これにより、記録媒体9に記録された映画画像(すなわち盗撮された映画の画像)が含まれる画像信号は他の記録媒体への複写記録が禁止される。
記録媒体9がDVDのような撮像装置1から取り外して他のレコーダにより、その記録画像信号を複写記録できるような、着脱自在な可搬型記録媒体の場合は、記録媒体9の記録画像信号が他の記録媒体に複写記録される可能性がある。しかし、CPRM規格で記録された記録媒体9から暗号化された画像信号を再生して復号するには、復号に必要なコンテンツキーを得る必要がある。このコンテンツキーを得るには、CCIと共に記録媒体9に固有の識別情報を取得する必要があるため、たとえ記録媒体9の記録画像信号が忠実に他の記録媒体に複写記録されたとしても、他の記録媒体の固有の識別情報が記録媒体9に固有の識別情報と異なるために、復号のためのコンテンツキーが得られず、そのため複写記録された画像信号を復号することができない。これにより、著作権の保護を図ることができる。
なお、映画画像判定部3は、現在撮像している画像101が映画の画像ではないと判断した場合、切り替えスイッチ4及び7をそれぞれ端子A側に切り替える。これにより、切り替えスイッチ4は、カメラ信号処理部2から出力された画像信号を著作権保護無しエンコード部5に供給する。また、切り替えスイッチ7は、著作権保護無しエンコード部5から出力されたエンコード済みの画像信号を記録制御部8に供給する。
著作権保護無しエンコード部7は、カメラ信号処理部2から出力された画像信号に対して公知のエンコード処理を行い、得られたエンコード済みの画像信号を、切り替えスイッチ7を通して記録制御部8に供給する。記録制御部8は入力された画像信号を記録媒体9に記録する。
以上の手順により、撮影対象範囲100の画像101が映画の画像であった場合のみ、著作権保護有りのエンコード処理された信号を記録媒体9に記録することができる。
次に、記録媒体9に記録された信号を再生する場合について説明する。記録媒体9から読み出された信号は、信号デコード再生部10及び著作権保護有無検出部11に供給される。ここで、記録媒体9に記録されている画像信号が、CPRM規格に従い暗号化されて記録されている映画の画像を含む画像信号であっても、記録媒体9はオリジナルの記録媒体であるので、信号デコード再生部10は復号のためのコンテンツキーを正常に生成することができ、その結果、暗号化された映画の画像を含む画像信号を正常に復号することができる。
勿論、信号デコード再生部10は記録媒体9に記録されている画像信号が著作権保護無しエンコード部5によりエンコードされた画像信号も、正常に再生することができる。信号出力部12は、信号デコード再生部10から復号再生されて取り出された画像信号に対して所定の処理を行って信号出力可否選択スイッチ13の端子Bへ出力する。
一方、著作権保護有無検出部11は記録媒体9から読み出された信号にCPRM対応データであることを示す識別子が含まれているかどうかを検出し、識別子が含まれていることを検出した場合は著作権保護有りと判定して信号出力可否選択スイッチ13を端子A側に切り替える。端子Aは何のブロックも接続されていない空端子であるので、これにより撮像装置1は外部インターフェース14へは何も信号を出力しない状態となる。この結果、記録媒体9から再生された映画の画像を含む画像信号が外部へ出力されて表示されたり、他の記録媒体に複写記録されることはなく、著作権保護を実現できる。
また、著作権保護有無検出部11は、記録媒体9から読み出された信号にCPRM対応データであることを示す識別子が含まれていないことを検出した場合は著作権保護無しと判定して信号出力可否選択スイッチ13を端子B側に切り替える。この処理によって信号デコード再生部10で、デコードされた再生画像信号が、信号出力部12及び信号出力可否選択スイッチ13をそれぞれ介して外部インターフェース14に供給され、外部へ出力することが可能となる。
以上の処理によって、本実施の形態の撮像装置1によれば、著作権保護有りの記録画像信号は外部出力不可能となり、著作権保護無しの記録画像信号は外部出力可能とすることができる。
このように、本実施の形態の撮像装置1によれば、撮像信号の撮影対象範囲内に映画の画像が存在するか否かを自動判別して、映画の画像が存在するときは、その撮像画像信号に対して著作権保護のための信号処理を行って記録媒体9に記録するようにしたため、コピープロテクション情報の挿入されていない既存の映画フィルムの画像信号を記録媒体9に記録した場合であっても、その記録媒体9の再生画像信号を他の記録媒体に複製して映像の著作権者に無断で海賊版映像ソフトウェアとして流布されることを防ぐことができ、より多くの不法複製行為を防ぐことができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば著作権保護のための規格はCPRM規格に限定されるものではなく、その他の公知の規格も使用可能である。
また、映画を盗撮した画像の複写記録を防止するためには、上記の実施の形態とは異なり、映画画像判定部3が映画の画像を含んでいると判定した画像信号の記録媒体9への記録を強制的に停止したり、警告表示を行うことも考えられる。しかし、本発明の対象となる撮像装置は、カムコーダー等の撮像画像信号の記録再生機能を備えた撮像装置であるため、上記の実施の形態のように、如何なる画像を撮像した場合でも、取り敢えずは記録媒体に撮像した画像信号を記録することが撮像装置本来の機能を活かし、またユーザに違和感を与えないので望ましい。
1 撮像装置
2 カメラ信号処理部
3 映画画像判定部
4、7 切り替えスイッチ
5 著作権保護無しエンコード部
6 著作権保護有りエンコード部
8 記録制御部
9 記録媒体
10 信号デコード再生部
11 著作権保護有無検出部
12 信号出力部
13 信号出力可否選択スイッチ
14 外部インターフェース
2 カメラ信号処理部
3 映画画像判定部
4、7 切り替えスイッチ
5 著作権保護無しエンコード部
6 著作権保護有りエンコード部
8 記録制御部
9 記録媒体
10 信号デコード再生部
11 著作権保護有無検出部
12 信号出力部
13 信号出力可否選択スイッチ
14 外部インターフェース
Claims (3)
- 撮像手段と、
前記撮像手段により撮像して得られた画像信号に基づいて、撮像画像に映画の画像が含まれているか否かを判定する映画画像判定手段と、
前記映画画像判定手段により映画の画像が含まれていると判定された、前記画像信号に対して、他の記録媒体への複写を禁止する著作権保護規格に準拠したエンコード処理を行うエンコード手段と、
前記エンコード手段によりエンコード処理された前記映画の画像が含まれていると判定された画像信号を記録媒体に記録する記録手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記映画画像判定手段は、
前記撮像手段から入力される画像信号のフレームを映画フィルムの画像と同じフレーム単位に変換する変換手段と、
前記変換手段で変換した画像信号の1フレーム毎に1フレーム前後の輝度レベルを比較することで、前記撮像手段から入力される画像信号の撮影対象範囲内に輝度レベルの変化のある領域と変化の無い領域との境界を抽出する境界抽出手段と、
抽出された前記境界の形状が長方形に近似し、かつ、前記境界の形状の縦横比が、映画画像を示す特定の比率又はその比率に近似した値であるとき、前記画像信号に映画の画像が含まれているであると判定する形状判定手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記記録媒体からエンコードされた画像信号を再生してデコードする再生手段と、
前記再生手段により再生される前記画像信号が、前記著作権保護規格に準拠したエンコード処理された信号であることを示す識別子が前記記録媒体の再生信号に含まれているか否かを検出する著作権保護有無検出手段と、
前記著作権保護有無検出手段により前記識別子が前記再生信号に含まれていることを検出したときは、前記再生手段から出力されるデコードされた画像信号の外部への出力を禁止する出力禁止手段と
を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009050379A JP2010206587A (ja) | 2009-03-04 | 2009-03-04 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009050379A JP2010206587A (ja) | 2009-03-04 | 2009-03-04 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010206587A true JP2010206587A (ja) | 2010-09-16 |
Family
ID=42967597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009050379A Pending JP2010206587A (ja) | 2009-03-04 | 2009-03-04 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010206587A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015170409A1 (ja) * | 2014-05-09 | 2015-11-12 | 日立マクセル株式会社 | 撮像装置及び撮像システム |
-
2009
- 2009-03-04 JP JP2009050379A patent/JP2010206587A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015170409A1 (ja) * | 2014-05-09 | 2015-11-12 | 日立マクセル株式会社 | 撮像装置及び撮像システム |
CN106464794A (zh) * | 2014-05-09 | 2017-02-22 | 日立麦克赛尔株式会社 | 摄像装置和摄像系统 |
JPWO2015170409A1 (ja) * | 2014-05-09 | 2017-04-20 | 日立マクセル株式会社 | 撮像装置及び撮像システム |
US10187606B2 (en) | 2014-05-09 | 2019-01-22 | Maxell, Ltd. | Image pickup apparatus and system that may restrict or permit image pickup or storage |
CN106464794B (zh) * | 2014-05-09 | 2019-05-28 | 麦克赛尔株式会社 | 摄像装置和摄像系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW502540B (en) | A scaling independent technique for watermarking images | |
CA2428410C (en) | Video signal processing apparatus, video signal reproduction apparatus, and video signal recording apparatus | |
KR20090012152A (ko) | 기록 장치, 재생 장치, 기록 재생 장치, 촬상 장치, 기록방법 및 프로그램 | |
US7814563B2 (en) | Recording/playback system for medium compliant to copy control | |
JP2009027257A (ja) | ビデオカメラ装置 | |
KR101341983B1 (ko) | 화상 처리장치, 촬상 장치 및 화상 처리방법과 컴퓨터 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독 가능한 기록매체 | |
US20110019024A1 (en) | Apparatus for recording and reproducing video images | |
US20050111832A1 (en) | Data processing apparatus for controlling video recording and video quality | |
JP4901215B2 (ja) | データ処理装置 | |
JP2010206587A (ja) | 撮像装置 | |
WO2004025955A1 (ja) | 情報生成装置、情報再生装置及び情報記録装置 | |
JP5602562B2 (ja) | 画像生成装置、再生装置、再生システム、画像生成方法および再生方法 | |
JP4520809B2 (ja) | 映像の記録および品質を制御するデータ処理装置 | |
KR100671550B1 (ko) | 디브이디 및 그의 복사 방법 | |
JP4065184B2 (ja) | ディジタル・カメラおよびその制御方法 | |
US20030063746A1 (en) | Signal, storage medium, method and device for recording signal; method and device for reproducing signal | |
JP2004080153A (ja) | 情報重畳装置、情報重畳方法、情報検出装置、情報検出方法および重畳情報検出システム | |
Kalker | Digital video watermarking for DVD copy protection | |
JP2013127836A (ja) | 検証装置、検証機能を備える撮像装置、および検証方法 | |
JP2008294595A (ja) | 映像音声記録再生装置 | |
JP4406672B2 (ja) | コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 | |
JP2001145055A (ja) | 記録装置及び再生装置 | |
JP2007300459A (ja) | 録画編集装置 | |
KR20060075034A (ko) | 디지털 영상 재생 시스템 및 그 디지털 영상 재생 관리 방법 | |
KR20160053903A (ko) | 동영상 처리 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20111012 |