JP2010206314A - 置局設計支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】セルラ移動通信システムにおいて、基地局連携通信を考慮する置局設計に対する支援能力の向上を図る。
【解決手段】置局設計条件を入力する入力部2と、置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定するシミュレーションモデル生成部5と、置局設計対象エリアの区画ごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定する通信方法決定部6と、置局設計対象エリアの区画ごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出する無線特性算出部7と、置局設計対象エリアの各区画の想定無線特性を出力する出力部3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、置局設計支援装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリア(セル)によって連続的な通信サービスエリアを構築するセルラ移動通信システムにおいて、基地局の置局設計を支援するための技術として、例えば特許文献1,2、非特許文献1が知られている。
特開2001−285923号公報 特表2004−513537号公報
エリクソン、"Planet EV"、[平成20年8月21日検索]、インターネット<URL:http://www.ericsson.com/solutions/tems/network_plan/planetev.shtml>
しかし、上述した従来の技術では、複数のアンテナを用いた伝送路マルチ化(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術などを用いることにより複数の基地局が連携して移動局と通信を行う基地局連携通信を考慮しないので、基地局連携通信を考慮する置局設計に対して十分な支援を行うことができない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、セルラ移動通信システムにおいて、基地局連携通信を考慮する置局設計に対する支援能力を向上させた置局設計支援装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る置局設計支援装置は、置局設計条件を入力する入力部と、置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定するシミュレーションモデル生成部と、置局設計対象エリアの区画ごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定する通信方法決定部と、置局設計対象エリアの区画ごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出する無線特性算出部と、置局設計対象エリアの各区画の想定無線特性を出力する出力部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る置局設計支援装置においては、前記通信方法決定部は、置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力との比(LAR)を算出するLAR算出手段と、置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、非連携基地局からの電波の想定総受信電力及び想定雑音電力との比(LFNR)を算出するLFNR算出手段と、を有し、前記置局設計支援装置は、LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報を格納する基地局連携通信特性データベースをさらに備える、ことを特徴とする。
本発明に係る置局設計支援装置においては、置局設計条件で指定された基地局配置の複数の組合せに対し、置局設計対象エリアにおいて想定無線特性の基準を満たす区画の数を最大化する最適化処理を行う最適化部をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、置局設計条件を入力するステップと、置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定するステップと、置局設計対象エリアの区画ごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定するステップと、置局設計対象エリアの区画ごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出するステップと、置局設計対象エリアの各区画の想定無線特性を出力するステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムにおいては、前記通信方法を決定するステップにおいて、置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力との比(LAR)を算出し、置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、非連携基地局からの電波の想定総受信電力及び想定雑音電力との比(LFNR)を算出し、LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報に基づいて、LARとLFNRに対応する周波数利用効率が最大である基地局連携通信の通信方法を選択する、ことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムにおいては、置局設計条件で指定された基地局配置の複数の組合せに対し、置局設計対象エリアにおいて想定無線特性の基準を満たす区画の数を最大化する最適化処理を行うステップをさらにコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
これにより、前述の置局設計支援装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、セルラ移動通信システムにおいて、基地局連携通信を考慮する置局設計に対する支援能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の構成を示すブロック図である。 置局設計対象エリアの区分けの例である。 所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の例である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の構成を示すブロック図である。図1において、置局設計支援装置1は、入力部2、出力部3、データベース部4、シミュレーションモデル生成部5、通信方法決定部6、無線特性算出部7、シミュレーションデータ記憶部8及び最適化部9を有する。データベース部4は、地図データベース21と建物データベース22と基地局連携通信特性データベース23を有する。
[地図データベース、建物データベース]
地図データベース21は、セルラ移動通信システムのサービスエリアの地図データを格納する。建物データベース22は、セルラ移動通信システムのサービスエリア内の建物の情報を格納する。
なお、必要な地図データ及び建物情報を置局設計条件に含めて、後述の入力部2から入力する場合には、地図データベース21及び建物データベース22は不要である。
[入力部]
入力部2は置局設計条件を入力する。置局設計条件は、置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境を指定するものである。置局設計対象エリアは、セルラ移動通信システムのサービスエリアの地図データ(以下、単に地図データと称する)において、置局設計の対象とするエリアが選択される。基地局配置は、セルラ移動通信システムのサービスエリアの地図データにおいて、基地局を設置する場所が選択される。電波伝搬環境は、基地局が発信する電波の伝搬状態を表す。電波伝搬環境としては、基地局のアンテナ本数、アンテナ高、指向性パターン及びチルト角などの基地局情報、建物の配置及び建物高などの障害物情報、パスロスモデルデータなどが挙げられる。
[シミュレーションデータ記憶部]
シミュレーションデータ記憶部8は、シミュレーションモデル生成部5、通信方法決定部6、無線特性算出部7及び最適化部9の各データを格納する。シミュレーションデータ記憶部8は、シミュレーションモデル生成部5、通信方法決定部6、無線特性算出部7、最適化部9及び出力部3から適宜、データが読み出される。
[シミュレーションモデル生成部]
シミュレーションモデル生成部5は、置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定する。以下、このシミュレーションモデル生成方法を説明する。
まず、地図データ上で置局設計対象エリアを区分けする。図2は置局設計対象エリアの区分けの例である。以降、置局設計対象エリアの区画をSTP(Service Test Point)と称する。STPのサイズは置局設計条件に含まれる。以下、一STPについての処理を説明するが、全てのSTPについて該処理を行う。
次いで、STPの中心位置における、周辺の各基地局からの想定の受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)を算出する。ある基地局からの想定RSSIは、該基地局の電波伝搬環境に基づいて算出することができる。
次いで、各基地局の想定RSSIに基づいて、当該STPにおける所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定する。所属基地局には、想定RSSIが最大である基地局を一つだけ選択する。所属基地局とは、当該STPの主たる接続相手の基地局である。連携可能基地局には、所属基地局の想定RSSIとの差が基準値以上である想定RSSIを有する基地局を全て選択する。従って、連携可能基地局は複数存在する場合がある。連携可能基地局とは、当該STPに対し、所属基地局と連携して通信を行うことが可能な基地局である。非連携基地局には、所属基地局の想定RSSIとの差が基準値未満である想定RSSIを有する基地局を全て選択する。従って、非連携基地局は複数存在する場合がある。非連携基地局とは、当該STPに対し、所属基地局と連携した通信さえも行わない基地局である。但し、所属基地局の想定RSSIとの差が当該STPに対する干渉の影響が無視できる程に小さい想定RSSIである基地局は、非連携基地局に含めないようにしてもよい。これにより、精度劣化を起こすことなく、計算量を削減できる。
[通信方法決定部、基地局連携通信特性データベース]
通信方法決定部6は、STPごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定する。以下、この通信方法決定方法を説明する。なお、基地局連携通信の通信方法には、複数の基地局が連携して移動局と通信を行うか否かも含むものとする。
まず、STPの中心位置における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力との比(LAR)を算出する。LARは次式で表される。
LAR=L/A
但し、Lは所属基地局からの電波の想定受信電力である。Aは連携可能基地局からの電波の想定総受信電力である。
図3の例では、あるSTPに対し、所属基地局(BS0)と2つの連携可能基地局(BSA1,BSA2)が存在する。所属基地局(BS0)の想定受信電力(L)、連携可能基地局(BSA1)の想定受信電力(A)、連携可能基地局(BSA2)の想定受信電力(A)である。これにより、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力(A)は、「想定受信電力(A)+想定受信電力(A)」である。従って、
LAR=L/(A+A
である。
次いで、STPの中心位置における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、非連携基地局からの電波の想定総受信電力及び想定雑音電力との比(LFNR)を算出する。LFNRは次式で表される。
LFNR=L/(F+N)
但し、Lは所属基地局からの電波の想定受信電力である。Fは非連携基地局からの電波の想定総受信電力である。Nは想定雑音電力である。
図3の例では、あるSTPに対し、所属基地局(BS0)と2つの非連携基地局(BSF1,BSF2)が存在する。所属基地局(BS0)の想定受信電力(L)、非連携基地局(BSF1)の想定受信電力(F)、非連携基地局(BSF2)の想定受信電力(F)である。これにより、非連携基地局からの電波の想定総受信電力(F)は、「想定受信電力(F)+想定受信電力(F)」である。従って、
LFNR=L/(F+F+N)
である。
次いで、LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報に基づいて、LARとLFNRに対応する周波数利用効率が最大である基地局連携通信の通信方法を選択する。このとき、基地局連携通信特性データベース23を利用する。
基地局連携通信特性データベース23は、LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報を格納する。基地局連携通信特性データベース23に格納される情報は、LARとLFNRの組ごとに、あるLARとあるLFNRの組に対応する基地局連携通信の通信方法と、そのときの周波数利用効率である。従って、LARとLFNRが分かれば、基地局連携通信特性データベース23から該LARとLFNRの組に対応する基地局連携通信の通信方法と周波数利用効率を取得することができる。これにより、基地局連携通信特性データベース23を参照し、LARとLFNRの組に対応する全ての基地局連携通信の通信方法と周波数利用効率の中から、周波数利用効率が最大である基地局連携通信の通信方法を探索し、その探索結果である基地局連携通信の通信方法を採用する。このとき、探索結果である基地局連携通信の通信方法と共に該当の周波数利用効率をシミュレーションデータ記憶部8に保存する。
基地局連携通信の通信方法としては、
(1)一移動局と一基地局で1対1の通信を行うもの(「シングルサイト接続」と称する)と、
(2)一移動局と複数の基地局で1対多の通信を行うもの(「マルチサイト接続」と称する)と、
がある。
さらに、MIMOにおける設定として、送信アンテナ数と受信アンテナ数の組合せが設定される。例えば、送信アンテナ1本と受信アンテナ1本(1×1 MIMO(これは、SISO(Single Input Single Output)に相当))、送信アンテナ2本と受信アンテナ2本(2×2 MIMO)、送信アンテナ4本と受信アンテナ4本(4×4 MIMO)、送信アンテナ6本と受信アンテナ6本(6×6 MIMO)などが挙げられる。
[無線特性算出部]
無線特性算出部7は、STPごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出する。ここで算出する想定無線特性としては、例えば、搬送波対干渉波及び雑音電力比(Carrier to Interference and Noise power Ratio:CINR)、電界強度、スループットなどが挙げられる。なお、想定無線特性には周波数利用効率も含まれるが、周波数利用効率については通信方法決定部6によってシミュレーションデータ記憶部8に保存されているので、ここでは算出不要である。
また、CINRの算出では、各STPにおいて、基地局連携通信を行う基地局を所望基地局とし、所望基地局とそれ以外の基地局の組毎にCINRの算出を行う。
また、スループットの算出では、置局設計条件に含まれる周波数帯域幅に基づいてスループットの計算を行う。また、置局設計条件にアクティブな移動局の密度を含め、移動局の分布を考慮して各STPで得られるスループットの期待値を求めてもよい。
[出力部]
出力部3は、各STPの想定無線特性を出力する。出力部3は、シミュレーションデータ記憶部8に格納されるデータに基づいて、出力データを生成する。具体的には、各STPにおける、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の情報、基地局連携通信の通信方法、周波数利用効率、CINR、電界強度、スループットなどの情報を提示するための出力データを生成する。例えば、地図上に、それらの情報を表示させる出力データを生成する。周波数利用効率、CINR、電界強度及びスループットについては、色分けにより度合いを表現するようにしてもよい。
[最適化部]
最適化部9は、置局設計条件で指定された基地局配置の複数の組合せに対し、置局設計対象エリアにおいて想定無線特性の基準を満たすSTPの数を最大化する最適化処理を行う。例えば、基地局配置の複数の組合せのうち、置局設計対象エリア全体として、周波数利用効率の基準値を満たすSTPの数が最大となる組合せを求める。さらには、基地局の設置費用の効率を最大化する組合せを求めるようにしてもよい。その最適化手法としては、線形計画法や、焼きなまし法等のヒューリスティックな手法等、さまざまな最適化手法を用いることができる。
最適化の一例を以下に示す。
(1)式は、所要の周波数利用効率を満たすSTPの数を最大化する場合の評価関数Fの例である。
Figure 2010206314
但し、「SpectralEff(STP)」は、あるSTPにおける周波数利用効率を表す。Areaは、置局設計対象エリア内のSTPの集合を表す。#{・}は、集合・の要素数(ここでは、置局設計対象エリア内のSTPの総数)を表す。
(2)式は、さらに、基地局の設置費用の効率を最大化する場合の評価関数Fの例である。
Figure 2010206314
但し、Cmaxは基地局設置費用の最大値を表す。Cは、ある基地局配置の組合せにおける基地局iの設置費用を表す。ρ(cost)の式に含まれる分数において、分母は全ての基地局設置場所の候補に最も高い設置費用で基地局を設置した場合の総額を表し、分子は基地局配置の組合せに対する基地局設置費用の総額を表す。
上述したように本実施形態によれば、基地局連携通信を考慮した置局設計の支援を行うことが可能となる。
なお、本実施形態に係る置局設計支援装置1は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムにより構成され、図1に示される置局設計支援装置1の各部の機能を実現するためのプログラムを実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、その置局設計支援装置1には、周辺機器として入力装置、出力装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスや、記録媒体からデータを読み出す読み出し装置等のことをいう。出力装置としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等の表示装置、記録媒体への記録装置、印字装置などが挙げられる。
また、上記周辺機器については、置局設計支援装置1に直接接続するものであってもよく、あるいは通信回線を介して接続するようにしてもよい。
また、図1に示す置局設計支援装置1が行う各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、置局設計支援処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本発明が適用されるセルラ移動通信システムとして、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)方式とMIMO技術を組み合わせたものが挙げられる。
1…置局設計支援装置、2…入力部、3…出力部、4…データベース部、5…シミュレーションモデル生成部、6…通信方法決定部、7…無線特性算出部、8…シミュレーションデータ記憶部、9…最適化部、21…地図データベース、22…建物データベース、23…基地局連携通信特性データベース

Claims (6)

  1. 置局設計条件を入力する入力部と、
    置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定するシミュレーションモデル生成部と、
    置局設計対象エリアの区画ごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定する通信方法決定部と、
    置局設計対象エリアの区画ごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出する無線特性算出部と、
    置局設計対象エリアの各区画の想定無線特性を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする置局設計支援装置。
  2. 前記通信方法決定部は、
    置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力との比(LAR)を算出するLAR算出手段と、
    置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、非連携基地局からの電波の想定総受信電力及び想定雑音電力との比(LFNR)を算出するLFNR算出手段と、を有し、
    前記置局設計支援装置は、
    LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報を格納する基地局連携通信特性データベースをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の置局設計支援装置。
  3. 置局設計条件で指定された基地局配置の複数の組合せに対し、置局設計対象エリアにおいて想定無線特性の基準を満たす区画の数を最大化する最適化処理を行う最適化部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の置局設計支援装置。
  4. 置局設計条件を入力するステップと、
    置局設計条件で指定された置局設計対象エリア内の基地局配置及び各基地局の電波伝搬環境に基づいて、置局設計対象エリアの区画ごとに所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局を決定するステップと、
    置局設計対象エリアの区画ごとに、所属基地局、連携可能基地局及び非連携基地局の間の想定電波状態に基づいて基地局連携通信の通信方法を決定するステップと、
    置局設計対象エリアの区画ごとに、基地局連携通信の通信方法に基づいて想定無線特性を算出するステップと、
    置局設計対象エリアの各区画の想定無線特性を出力するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  5. 前記通信方法を決定するステップにおいて、
    置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、連携可能基地局からの電波の想定総受信電力との比(LAR)を算出し、
    置局設計対象エリアの各区画における、所属基地局からの電波の想定受信電力と、非連携基地局からの電波の想定総受信電力及び想定雑音電力との比(LFNR)を算出し、
    LARとLFNRと周波数利用効率と基地局連携通信の通信方法の組の情報に基づいて、LARとLFNRに対応する周波数利用効率が最大である基地局連携通信の通信方法を選択する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 置局設計条件で指定された基地局配置の複数の組合せに対し、置局設計対象エリアにおいて想定無線特性の基準を満たす区画の数を最大化する最適化処理を行うステップをさらにコンピュータに実行させるための請求項4又は請求項5に記載のコンピュータプログラム。
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