JP2010203260A - 風力発電装置のピッチ駆動装置および風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置のピッチ駆動装置および風力発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単で安価な構造で、ピッチ駆動装置の信頼性が損なわれることを防止することができる風力発電装置のピッチ駆動装置および風力発電装置を提供する。
【解決手段】ロータヘッド4に対して翼長方向に延在する翼軸線回りに回動可能に取り付けられた風車翼6と、伸縮することによって風車翼6を翼軸線回りに回動駆動し、風車翼6のピッチ角を変更するシリンダ12と、シリンダ12に取り付けられ、軸線が翼軸線と略平行に延びるトラニオン16と、トラニオン16を回動可能に支持するロータヘッド4に支持されたシリンダ軸受14と、ロータヘッド4からシリンダ12までのシリンダ12を支持する部分に介装される薄い板材を積層した積層体25と、が備えられ、積層体25は、積層方向がトラニオン16の軸線に沿うようにされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、風力発電装置のピッチ駆動装置および風力発電装置に関する。
風力発電装置に用いられる風車には、風車翼のピッチ角が固定された風車と、ピッチ角が可変の風車とが知られている。
上述の風車翼のピッチ角を変更させる機構としては、たとえば、油圧シリンダにおけるロッドの直線移動を、風車翼の軸線回りの回転に変換する機構が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1に記載された機構の他にも、油圧シリンダをロータヘッドにトラニオン構造により1軸回りに回転可能に支持するとともに、ロッドの端部を風車翼に1軸回りに回転可能に支持するピッチ可変構成が知られている。
このピッチ可変構成によれば、油圧シリンダおよびロッドが、風車翼の軸線に対して垂直な面内で、トラニオン構造を中心に回動可能に保持される、すなわち、1軸の揺動運動を可能とされる。ロッドの端部が風車翼の軸線から離れた位置で支持されているため、ロッドの直線移動が、風車翼の軸線回りの回転に変換されていた。
特開平5−149237号公報
しかしながら、このような1軸の揺動運動を可能としたピッチ駆動機構においては、風力発電設備が大型化する等の理由により、油圧シリンダおよびロッドのストロークが長くなった場合、トラニオン構造と油圧シリンダとの間の取り付け部の構造が変形しやすくなり、トラニオン構造の回転軸線と直交する軸線回りに働く負荷が大きくなる恐れがあった。
さらに、大型化した風車翼に働く力により、風車翼の付け根やロータヘッド自体が変形を起こす可能性があり、トラニオン構造の回転軸線と直交する軸線回りに働く負荷が大きくなる恐れがあった。
このような負荷が大きくなると、油圧シリンダのシールが磨耗したり、トラニオン構造にかかる構造負担が大きくなったりして、ピッチ駆動機構の長期にわたる信頼性が損なわれる恐れがあった。
上述の点以外にもピッチ駆動機構においては、油圧シリンダのシールの磨耗等を防止するため、風車翼の回転面に対する平行度の要求が厳しく、ピッチ駆動機構の組み立て作業には注意を払う必要があった。
これを抑制するものとして、風車翼の軸線に対して垂直な面内にトラニオン構造を中心に回動可能に保持されるとともに風車翼の軸線に平行な面内でも、追加のトラニオン構造を中心に回動可能に保持される、すなわち、2軸の揺動運動を可能とすることが考えられる。
この場合、2軸のうち一方は風車翼の付け根やロータヘッド自体の変形による回転のため角度は微少である。このため、軸受けの摺動ストロークが小さくなるので、潤滑油膜の維持が難しくなり、摩擦抵抗力が大きくなる。摩擦抵抗力が大きくなると、シリンダの曲げモーメントとして作用するので、シリンダをこじって油圧のシールを破損したりし、シリンダの寿命を低下させる。
また、2軸トラニオンは片方の軸の必要な回転角が小さいにもかかわらず大回転の機能を有するので、過剰品質となっており無駄なコストが生じている。
本発明は、上記の課題に鑑み、簡単で安価な構造で、ピッチ駆動装置の信頼性が損なわれることを防止することができる風力発電装置のピッチ駆動装置および風力発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の第1態様は、ロータヘッドに対して翼長方向に延在する翼軸線回りに回動可能に取り付けられた風車翼と、伸縮することによって該風車翼を前記翼軸線回りに回動駆動し、前記風車翼のピッチ角を変更するシリンダと、前記シリンダに取り付けられ、軸線が前記翼軸線と略平行に延びるトラニオンと、該トラニオンを回動可能に支持する前記ロータヘッドに支持されたシリンダ軸受と、前記ロータヘッドから前記シリンダまでの前記シリンダを支持する部分に介装される薄い板材を積層した積層体と、が備えられ、該積層体は、積層方向が前記トラニオンの軸線に沿うようにされている風力発電装置のピッチ駆動装置である。
本態様によれば、シリンダには、軸線が翼軸線と略平行に延びるトラニオンが取り付けられるとともにトラニオンはロータヘッドに支持されたシリンダ軸受によって回動可能に支持されている。言い換えると、シリンダは風車翼の軸線と略平行な回動軸線回りに回動可能に支持されている。シリンダは伸縮する構造、たとえば、伸縮するロッドを備えている構造であるので、このシリンダ(ロッド)の端部が翼軸線から離れた位置で支持されているため、ロッドの直線移動(ロッドの伸縮)が、風車翼の軸線回りの回転に変換され、風車翼のピッチ角を変更、すなわち調整することができる。
このとき、シリンダは翼軸線に対して垂直な面内で比較的大きく揺動するが、この揺動はシリンダ軸受に回転可能に支持されたトラニオンの回転によって吸収される。
また、ロータヘッドからシリンダまでのシリンダを支持する部分に薄い板材を積層した積層体が介装されている。この積層体は、同体積のブロックに対して板材の面内方向の剛性および強度が同程度に維持されるが、積層方向への曲げおよび圧縮に対する剛性および強度は低減される。すなわち、積層体は、支持する部分としての強度を維持しつつ、積層方向へ変形を許容し易くなる。
この積層体は積層方向がトラニオンの軸線に沿うようにされているので、たとえば、風車翼が風力を受け、ロータヘッドと風車翼との取り付け部に発生する歪みによるシリンダの移動に伴うトラニオンの軸線に交差する方向の力は、積層体が変形することにより吸収できる。
このように、シリンダに対して曲げ方向に働く力は積層体によって吸収できるので、シリンダのシール部等の磨耗促進を防止でき、ピッチ駆動装置の信頼性が損なわれることを防止することができる。
また、積層体では積極的な摺動面がないため、磨耗による故障、潤滑油膜が切れて摩擦抵抗の増大による駆動抵抗増大、摩擦熱による温度上昇に伴うトラブル等が抑制できる。
しかも、シリンダを支持する部分に、積層体を介装するだけであるので、2組のトラニオンを用いるものに比べて構造を簡素化および小型化でき、製造コストを安価とすることができる。
上記態様においては、前記積層体は複数とされ、それぞれ前記シリンダを挟んで両側に装着されている構成としてもよい。
上記構成においては、複数の前記積層体は、共通のフレーム部材に取り付けられていてもよい。
このようにすると、シリンダは、その移動に伴い両側から同時に反力を受けることになるので、シリンダの動きを略平行移動とすることができる。
シリンダの動きが略平行移動とできると、たとえば、一方の支点であるロッドエンド側の支持は回転の自由度が1軸のみでよくなり、単純なブッシュ軸受けが使えるようにすることもできる。
上記態様においては、前記積層体は、前記ロータヘッドと前記シリンダ軸受との間に装着されるようにしてもよい。
このようにすると、シリンダとトラニオンとは一体的に構成することができるので、一般にシリンダの両側に設けられるトラニオンの軸線を容易に合わせることができる。
上記態様においては、前記積層体は、前記シリンダと前記トラニオンとの間に装着されるようにしてもよい。
このようにすると、積層体はよりシリンダに近い部分に設置されることになるので、それが支持する荷重を低減できる。これにより、積層体を比較的小型化することができる。
本発明の第2態様は、風力を受ける複数の風車翼と、該風車翼を前記風車翼の軸線回りに回動可能に支持するとともに、前記風車翼により回転駆動されるロータヘッドと、前記第1態様にかかるピッチ駆動装置と、前記ロータヘッドの回転により発電を行う発電設備と、が設けられている風力発電装置である。
本態様によれば、前記第1態様のピッチ駆動装置を用いることにより、ピッチ駆動装置の信頼性が損なわれることが防止されるので、風力発電装置としての信頼性が損なわれることを防止することができる。
本発明によれば、ロータヘッドからシリンダまでのシリンダを支持する部分に薄い板材を積層した積層体が介装されているので、シリンダに対して曲げ方向に働く力は積層体によって吸収できる。これにより、ピッチ駆動装置の信頼性が損なわれることを防止することができる。
また、シリンダを支持する部分に、積層体を介装するだけであるので、2組のトラニオンを用いるものに比べて構造を簡素化および小型化でき、製造コストを安価とすることができる。
本発明の第1実施形態にかかる風力発電装置の構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態にかかるピッチ駆動装置および風車翼の位置関係を説明する模式図である。 図2の一部を破断して示すU視図である。 本発明の第1実施形態にかかるピッチ駆動装置の概略構成を示す斜視図である。 図4のV−V断面図である。 図4のW−W断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるピッチ駆動装置の概略構成を示す斜視図である。 図7のQ−Q断面図である。 参考例にかかるシリンダ軸受の正面図である。 図9のR部を拡大して示す断面図である。 図9のS−S断面図である。
この発明の実施形態について、図を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態にかかる風力発電装置について図1から図6に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかる風力発電装置1の全体概略構成を示す側面図である。
風力発電装置1には、基礎B上に立設された支柱2と、支柱2の上端に設置されたナセル3と、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセル3に設けられたロータヘッド4と、ロータヘッド4を覆う頭部カプセル5と、ロータヘッド4の回転軸線周りに放射状に取り付けられる複数枚の風車翼6と、ロータヘッド4の回転により発電を行う発電設備7と、が設けられている。
支柱2は、図1に示すように、基礎Bから上方(図1の上方)に延びる柱状の構成とされ、たとえば、複数のユニットを上下方向に連結した構成とされている。
支柱2の最上部には、ナセル3が設けられている。支柱2が複数のユニットから構成されている場合には、最上部に設けられたユニットの上にナセル3が設置されている。
ナセル3は、図1に示すように、ロータヘッド4を回転可能に支持するとともに、内部にロータヘッド4の回転により発電を行う発電設備7が収納されている。
ロータヘッド4には、その回転軸線周りに放射状に複数枚の風車翼6が取り付けられ、その周囲は頭部カプセル5により覆われている。
これにより、風車翼6にロータヘッド4の回転軸線方向から風が当たると、風車翼6にロータヘッド4を回転軸線回りに回転させる力が発生し、ロータヘッド4が回転駆動される。
なお、本実施形態では、3枚の風車翼6が設けられた例に適用して説明するが、風車翼6の数は3枚に限られることなく、2枚の場合や、3枚より多い場合に適用してもよく、特に限定するものではない。
図2は、1個のピッチ駆動装置11および風車翼6の位置関係を説明する模式図である。図3は、図2の一部を破断して示すU視図である。図4は、ピッチ駆動装置11の概略構成を示す斜視図である。図5は、図4のV−V断面図である。図6は、図4のW−W断面図である。
ロータヘッド4には、風車翼6の軸線中心C1(翼軸線)回りに風車翼6を回転させて、風車翼6のピッチ角を変更するピッチ駆動装置11が各風車翼6に対応して1対1に設けられている。
ピッチ駆動装置11には、シリンダ12と、シリンダ12から伸縮するロッド13と、シリンダ12を支持するシリンダ軸受(フレーム部材)14と、ロータヘッド4とシリンダ軸受14との間に配置された軸受支持部15と、風車翼6とロッド13との間に配置されたロッド軸受17と、が設けられている。
シリンダ12は、内部にロッド13が配置された円筒状の部材であって、内部に油などの加圧された流体が供給されることにより、ロッド13をシリンダ12の軸線に沿って押し出したり、引き入れたりするものである。
シリンダ12には、その円筒面から、風車翼6の軸線方向、つまりZ軸線方向沿って延びる円筒状の部材である一対のトラニオン16が一体的に設けられている。シリンダ12とトラニオン16とは一体的に構成されているので、シリンダ12の両側に設けられるトラニオン16の軸線を容易に合わせることができる。
シリンダ12はロッド13とともに、風車翼6の端面19と略平行な面、つまり、X−Y平面と略平行に延びるように配置されている。
ロッド13は、円柱状に形成された部材であって、シリンダ12の軸線と略同軸に配置され、当該軸線に沿って直線移動可能に配置されたものである。
ロッド13の先端にはロッド軸受17が配置されている。端面19には、その軸線中心C1から間隔を空けて支柱18が立設されている。ロッド軸受17は、球面軸受とされ、支柱18に設けられた図示しない球状部を保持する。ロッド軸受17は、X軸線、Y軸線および、Z軸線回りの回動を吸収できるようにされている。
シリンダ軸受14は、シリンダ12の一対のトラニオン16を回動可能に支持する軸受である。
シリンダ軸受14は、図4および図5に示されるように鋼製の略矩形状をした中空の管状部材である。シリンダ軸受14は、図4に示されるようにシリンダ12の側面の一部を間隔を空けて覆うように配置されている。シリンダ軸受14の対向する両側面には、トラニオン16を支持する支持部19が設けられている。支持部19の内側とトラニオン16との間には、潤滑部材が介装される。
軸受支持部15には、支持部本体(フレーム部材)21と、取付用フランジ23と、積層体25と、が備えられている。
支持部本体21は、図4および図6に示されるように鋼製の略矩形状をした中空の管状部材である。支持部本体21は、図4に示されるようにシリンダ軸受14のロッド軸受17側にシリンダ軸受14から間隔を空け、シリンダ12の側面の一部を間隔を空けて覆うように配置されている。支持部本体21の対向する両側面でトラニオン16が配置される側の面には、一対の取付用フランジ23が設けられている。
取付用フランジ23は、略L字形断面をした鋼製のアングル材であり、短辺部がシリンダ軸受14側で、かつ、外側を向くように配置されている。
取付用フランジ23は、長辺部の下端近傍が、ボルト27によって支持部本体21に固定して取り付けられている。
取付用フランジ23の短辺部には、複数の貫通孔が列状に形成されており、図3に示されるようにロータヘッド4にボルトによって固定して取り付けられる。
積層体25は、ばね鋼製の薄板(板材)29が積層されたものである。薄板29は、たとえば、幅100mm×長さ150mm×厚さ1mmとされる。積層体25は、薄板29が、たとえば、30枚積層され、略直方体形状とされている。
薄板29は、ばね鋼製に限らず、たとえば、焼入れされたクロームモリブデン鋼(SCM)等の低合金鋼等の適宜な鋼材が用いられる。また、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂を用いてもよい。
このような材料を用いているので、たとえば、ゴム製の部材と比較して経年変化がほとんどなく、特に鋼製のものは風力発電装置1に求められる、たとえば、20年という寿命の間交換することなく用いることができる。
薄板29と薄板との間には、摩擦抵抗を低減させつつ間隔を調整するために、グリース、ゴム等が装着されるようにしてもよい。この場合、経年変化を考慮すると、たとえば、アルミ箔等の軟質の金属を介在させるようにしてもよい。
2個の積層体25は、積層方向、すなわち、薄板29の面に直交する方向がトラニオン16の軸線と略同方向となるようにされて、それぞれトラニオン16が配置される側の面の内側に、支持部本体21からシリンダ軸受14にかけて配置されている。
積層体25の一端部は、ボルト27によって取付用フランジ23とともに支持部本体21に固定して取り付けられている。積層体25の他端部は、トラニオン16の近傍位置でシリンダ軸受14の内面にボルト31によって固定して取り付けられている。すなわち、2個の積層体25は、シリンダ12を挟んで同じ部材に取り付けられていることになる。
このように、積層体25はロータヘッド4に取付用フランジ23を介して支持されている支持部本体21とシリンダ12を支持しているシリンダ軸受14とを接続させているので、積層体25はロータヘッド4からシリンダ12までのシリンダ12を支持する部分に介装されていることになる。
積層体25は、同体積のブロックに対して薄板29の面内方向の剛性および強度が同程度に維持される一方で、積層方向への曲げおよび圧縮に対する剛性および強度は低減される。すなわち、積層体25は、シリンダ12を支持する部分としての強度を維持しつつ、積層方向へ変形を許容し易くなる。言い換えると、トラニオン16、すなわち、シリンダ12のトラニオン16の軸線に沿った動きに対しては変形し易くされている。この変形によって、トラニオン16、すなわち、シリンダ12のトラニオン16の軸線に沿った動きを吸収することができる。
発電設備7としては、たとえば、図1に示すように、ロータヘッド4の回転駆動力が伝達され発電を行う発電機と、発電機により発電された電力を所定の電圧に変換するトランスと、が設けられているものを挙げることができる。
次に、上記の構成からなる風力発電装置1における発電方法についてその概略を説明する。
風力発電装置1においては、ロータヘッド4の回転軸線方向から風車翼6に当たった風の力が、ロータヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変換される。
このロータヘッド4の回転は発電設備7に伝達され、発電設備7において、電力の供給対象に合わせた電力、たとえば、周波数が50Hzまたは60Hzの交流電力が発電される。
ここで、少なくとも発電を行っている間は、風の力を風車翼6に効果的に作用させるため、適宜ナセル3を水平面上で回転させることにより、ロータヘッド4は風上に向けられている。
次に、ピッチ駆動装置11による風車翼6のピッチ角の制御について説明する。
ピッチ駆動装置11は、図2に示すように、ロッド13をシリンダ12から伸ばしたり、引き込んだりすることにより、風車翼6を軸線中心C1回りに回動させ、そのピッチ角を変更させている。
たとえば、ロッド13がシリンダ12から伸ばされた場合には、ロッド13の端部は風車翼6の軸線中心C1から離れた位置に固定されているため、風車翼6に軸線回りに回転する力が働く。
風車翼6が軸線中心C1回りに回転すると、図2に二点鎖線で示すようにロッド13の先端位置が端面19内で移動するので、シリンダ12およびロッド13はシリンダ軸受14によりトラニオン16の軸線回りに回動する。
同時に、ロッド軸受17においても、ロッド13と風車翼6とが、Z軸と略平行な軸線回りに相対的に回動する。
一方、ロッド13がシリンダ12に引き込まれた場合にも、上述の場合と同様にして、風車翼6が軸線C1回りに回動し、シリンダ12およびロッド13がシリンダ軸受14によりトラニオン16の軸線回りに回動する。
このとき、シリンダ12は比較的大きく揺動するが、この揺動はシリンダ軸受14に回転可能に支持されたトラニオン16の回転によって吸収される。
次に、本実施形態の特徴であるピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4の間の相対的な変形の吸収について説明する。
たとえば、風力が強い場合など、風車翼6にかかる負荷が高くなると、図3の二点鎖線で示すように、風車翼6の付け根やロータヘッド4などに変形が発生する。この場合、風車翼6の端面19がY軸回りに回転する変形が発生する。
すると、シリンダ12およびロッド13、すなわち、トラニオン16は、その軸線とシリンダ12の軸線との交点である仮想の中心点C2を中心としてY軸回りに揺動する。
この揺動は、ロッド13の軸線と支柱18との軸線が交差する点C3が中心点C2回りに移動する範囲が±0.1度以内と微小である。
このトラニオン16の移動は、シリンダ軸受14に伝えられ、シリンダ軸受14をトラニオン16の軸線回りに移動させる。
このシリンダ軸受14の移動は、シリンダ軸受14と積層体25との接続部に伝えられる。積層体25は、シリンダ軸受14との接続部が支持部本体21との接続部を中心に撓む、すなわち、変形することにより吸収される。
積層体25とシリンダ軸受14との接続部は、積層体25と支持部本体21との接続部から隔たっているので、積層体25は撓み易い。
撓んだ積層体25は、元に戻ろうとするので、シリンダ軸受14を反対方向に移動させようとする。本実施形態では、積層体25はシリンダ12を挟んでシリンダ12の両側、言い換えると、シリンダ軸受14の対向する端部に取り付けられているので、これらの力が相互に関連してシリンダ12の動きを略平行移動とすることができる。
シリンダ12の動きが略平行移動とできると、たとえば、支柱18を支持するロッド軸受17は回転の自由度が1軸のみでよくなるので、球面軸受でなく単純なブッシュ軸受けが使えるようにすることもできる。したがって、ロッド軸受17が簡素化され、その分製造コストを低減できる。
このように、シリンダ12に対して曲げ方向に働く力は積層体25によって吸収できるので、シリンダ12のシール部等の磨耗促進を防止でき、ピッチ駆動装置1の信頼性が損なわれることを防止することができる。
また、積層体25では積極的な摺動面がないため、磨耗による故障、潤滑油膜が切れて摩擦抵抗の増大による駆動抵抗増大、摩擦熱による温度上昇に伴うトラブル等が抑制できる。
しかも、シリンダ12を支持する部分に、積層体25を介装するだけであるので、2組の各一対のトラニオン16を用いるものに比べて構造を簡素化および小型化でき、製造コストを安価とすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる風力発電装置1について、図7および図8を用いて説明する。
本実施形態は、ピッチ駆動装置1の構成が第1実施形態のものと異なるので、ここではこの異なる部分について主として説明し、前述した第1実施形態のものと同じ部分については重複した説明を省略する。
なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付している。
図7は、ピッチ駆動装置11の概略構成を示す斜視図である。図8は、図7のQ−Q断面図である。
本実施形態では、トラニオン16は、シリンダ12とは別体とされている。一対のトラニオン16は、略直方体をした取付ボックス(フレーム部材)33の対向する両面の外側に軸線が一致するように固定して取り付けられている。
トラニオン16の軸線と交差する面の、一面は開放され、この一面に対抗する面にはシリンダ12が余裕を持って挿入できる貫通孔35が設けられている。
取付ボックス33は、図7に示されるように、開放された面がロッド13側に位置し、シリンダ12を貫通孔35に挿通させるようにして配置される。
取付ボックス33のロッド13側には、間隔を空けて積層体取付部材(フレーム部材)37が配置されている。
積層体取付部材37は、略直方体形状をし、略中央部に設けられた貫通孔を挿通したシリンダ12に固定して取り付けられている。
積層体取付部材37の取付ボックス33側の面には、取付ボックス33のトラニオン16が設置された面に対応する位置に積層体25が取り付けられる溝を構成する突起部39が形成されている。
積層体25の一端部は、突起部39で形成される溝に挿入され、ボルト41によって積層体取付部材37に固定して取り付けられている。積層体25の他端部は、取付ボックス33の内面にボルト43によって固定して取り付けられている。すなわち、2個の積層体25は、シリンダ12を挟んで同じ部材に取り付けられていることになる。
また、2個の積層体25は、積層方向、すなわち、薄板29の面に直交する方向がトラニオン16の軸線と略同方向となるようにされている。
図示を省略しているが、トラニオン16はロータヘッド4に固定して取り付けられたシリンダ軸受によって回転可能に支持されている。
このように、積層体25は、トラニオンを介してロータヘッド4のシリンダ軸受に支持されている取付ボックス33と、シリンダ12に固定されている積層体取付部材37とを接続させているので、積層体25はロータヘッド4からシリンダ12までのシリンダ12を支持する部分に介装されていることになる。
このように構成された風力発電装置1における発電方法、風車翼6のピッチ角の制御およびピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4との間の相対的な変形の吸収については第1実施形態と同様であるので、ここでは重複した説明を省略する。
ピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4の間の相対的な変形により、シリンダ12は中心点C2を中心として傾斜するように移動する。
このシリンダ12の移動は、積層体取付部材37に伝えられる。積層体取付部材37が移動すると、積層体25は、積層体取付部材37との接続部が取付ボックス33との接続部を中心に撓む、すなわち、変形することにより吸収される。
積層体25と積層体取付部材37との接続部は、積層体25と取付ボックス33との接続部から隔たっているので、積層体25は撓み易い。
撓んだ積層体25は、元に戻ろうとするので、シリンダ軸受14を反対方向に移動させようとする。本実施形態では、積層体25はシリンダ12を挟んでシリンダ12の両側、言い換えると、シリンダ軸受14の対向する端部に取り付けられているので、これらの力が相互に関連してシリンダ12の動きを略平行移動とすることができる。
シリンダ12の動きが略平行移動とできると、たとえば、支柱18を支持するロッド軸受17は回転の自由度が1軸のみでよくなるので、球面軸受でなく単純なブッシュ軸受けが使えるようにすることもできる。したがって、ロッド軸受17が簡素化され、その分製造コストを低減できる。
このように、シリンダ12に対して曲げ方向に働く力は積層体25によって吸収できるので、シリンダ12のシール部等の磨耗促進を防止でき、ピッチ駆動装置1の信頼性が損なわれることを防止することができる。
また、積層体25では積極的な摺動面がないため、磨耗による故障、潤滑油膜が切れて摩擦抵抗の増大による駆動抵抗増大、摩擦熱による温度上昇に伴うトラブル等が抑制できる。
しかも、シリンダ12を支持する部分に、積層体25を介装するだけであるので、2組の各一対のトラニオン16を用いるものに比べて構造を簡素化および小型化でき、製造コストを安価とすることができる。
次に、参考例としてシリンダ軸受45のロータヘッド4への取付構造を工夫してシリンダ12に対して曲げ方向に働く力を吸収させるものについて図9〜図11により説明する。
なお、本参考例は、ピッチ駆動装置1の構成が第1実施形態のものと異なるので、ここではこの異なる部分について主として説明し、前述した第1実施形態のものと同じ部分については重複した説明を省略する。
なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付している。
図9は、シリンダ軸受45の正面図である。図10は、図9のR部を拡大して示す断面図である。図11は、図9のS−S断面図である。
シリンダ軸受45は、図11に示されるようにシリンダ12の周囲を覆うように構成されている。シリンダ軸受45には、シリンダ12に略同一軸線中心をもつように取り付けられた一対のトラニオン16が回動可能に支持されている。
シリンダ軸受45のロータヘッド4側のフレーム47に支持される面には、トラニオン16の軸線と略直交する方向に延在する突起部49が形成されている。
シリンダ軸受45はフレーム47に突起部49が当接された状態で、当該部分が複数のボルト51によってフレーム47に取り付けられている。
シリンダ軸受45は、フレーム47に略線接触支持されていることになる。したがって、シリンダ軸受45は、突起部49を軸線としてシーソーのように揺動することが可能である。
突起部49およびフレーム47の表面は、焼き入れによって硬度が高められている。
ボルト51による取り付けは、シリンダ軸受45がフレーム47から離隔する、言い換えると浮き上がるのを抑制するものである。
シリンダ軸受45とボルト51との間には、シリンダ軸受45が傾斜する際、ボルト51の頭部でその動きが拘束されないようにするため、弾性体、たとえば、皿ばね53が介装されている。
このように構成された風力発電装置1における発電方法、風車翼6のピッチ角の制御およびピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4との間の相対的な変形の吸収については第1実施形態と同様であるので、ここでは重複した説明を省略する。
ピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4の間の相対的な変形により、シリンダ12は中心点C2を中心として傾斜するように移動する。
ピッチ駆動装置11における風車翼6の付け根とロータヘッド4の間の相対的な変形により、シリンダ12は中心点C2を中心として傾斜するように移動する。
このシリンダ12の移動は、トラニオン16を介してシリンダ軸受45に伝えられると、シリンダ軸受45は突起部49を中心に揺動する。
このように、シリンダ12に対して曲げ方向に働く力はシリンダ軸受45の揺動によって吸収できるので、シリンダ12のシール部等の磨耗促進を防止でき、ピッチ駆動装置1の信頼性が損なわれることを防止することができる。
また、突起部49では積極的な摺動面がないため、磨耗による故障、潤滑油膜が切れて摩擦抵抗の増大による駆動抵抗増大、摩擦熱による温度上昇に伴うトラブル等が抑制できる。
しかも、シリンダ軸受45を保持するフレーム47は構造が単純となるので、製造コストを安価とすることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 風力発電装置
4 ロータヘッド
6 風車翼
7 発電設備
11 ピッチ駆動装置
12 シリンダ
13 ロッド
14 シリンダ軸受
16 トラニオン
21 支持部本体
25 積層体
29 薄板
C1 軸線

Claims (6)

  1. ロータヘッドに対して翼長方向に延在する翼軸線回りに回動可能に取り付けられた風車翼と、
    伸縮することによって該風車翼を前記翼軸線回りに回動駆動し、前記風車翼のピッチ角を変更するシリンダと、
    前記シリンダに取り付けられ、軸線が前記翼軸線と略平行に延びるトラニオンと、
    該トラニオンを回動可能に支持する前記ロータヘッドに支持されたシリンダ軸受と、
    前記ロータヘッドから前記シリンダまでの前記シリンダを支持する部分に介装される薄い板材を積層した積層体と、が備えられ、
    該積層体は、積層方向が前記トラニオンの軸線に沿うようにされている風力発電装置のピッチ駆動装置。
  2. 前記積層体は複数とされ、それぞれ前記シリンダを挟んで両側に装着されている請求項1に記載された風力発電装置のピッチ駆動装置。
  3. 複数の前記積層体は、共通のフレーム部材に取り付けられている請求項2に記載された風力発電装置のピッチ駆動装置。
  4. 前記積層体は、前記ロータヘッドと前記シリンダ軸受との間に装着されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された風力発電装置のピッチ駆動装置。
  5. 前記積層体は、前記シリンダと前記トラニオンとの間に装着されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された風力発電装置のピッチ駆動装置。
  6. 風力を受ける複数の風車翼と、
    該風車翼を前記風車翼の軸線回りに回動可能に支持するとともに、前記風車翼により回転駆動されるロータヘッドと、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたピッチ駆動装置と、
    前記ロータヘッドの回転により発電を行う発電設備と、
    が設けられている風力発電装置。
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