JP2010199847A - メディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法 - Google Patents

メディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整合対象リストのレコード状態を早期かつ正確に回復し、誤合わせ込みを防止可能なメディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法を提供することを課題とする。
【解決手段】AddRequest信号の制御要求がメディアゲートウェイ500に既に送信されている場合に、メディアゲートウェイ500に対するターミネーションペアの状態の問い合わせ(AuditValueRequest信号)に対する応答(AuditValueReply信号)を受信してから、該制御要求に対する制御応答を受信するまでの時間として予め設定された応答待ち時間が経過した後に、応答待ち時間中に受信したAddReply信号の制御応答に含まれるターミネーションペアの状態に基づいて更新された記憶部33のターミネーション情報の状態を用いて、上記問い合わせに対する応答のターミネーションペアの有無と突き合わせを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、Next Generation Networkと称される次世代情報通信ネットワークにおいて、転送網に位置するメディアゲートウェイを制御する呼処理サーバで動作するメディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法の技術に関する。
現在、従来の電話網がもつ信頼性・安定性を確保しながら、IPネットワークの柔軟性や経済性を備えたNext Generation Network(一般的には「次世代電話網」や「次世代情報通信ネットワーク」等と称されている。以降、「次世代情報通信ネットワーク」と称する。)環境の実現に向けて、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)などを中心に国際的な標準化が進められている(非特許文献1参照)。
図7は、次世代情報通信ネットワークの通信ネットワーク構成を概略的に示す図である。この通信ネットワークは、ユーザが利用する複数のユーザ端末100と、ユーザ端末100から送信された呼接続要求等を制御する複数の呼処理サーバ300と、呼処理サーバ300からの要求に基づいて転送網内外のターミネーション(Termination)を結びつけるメディアゲートウェイ(MG:Media Gateway)500と、ユーザ端末100と呼処理サーバ300とメディアゲートウェイ500との間をそれぞれ通信可能に接続する複数のルータ(スイッチの概念も含む)200とで構成されている。
相手のユーザに対して通話を望む場合には、ユーザ端末100から他のユーザ端末(図示せず)に対してINVITE等の呼接続確立に要するSIP(Session Initiation Protocol)信号を送信し、該他のユーザ端末とのSIPネゴシエーションの結果がOKの場合にユーザ端末間でセッションが確立し、通話が可能となる。具体的には、ユーザ端末100からの上記SIP信号が呼処理サーバ300aに送信され、そのSIP信号を受け取った呼処理サーバ300aは近隣に接続されている他の呼処理サーバ300bや、更にその先の呼処理サーバ300cを経由して相手先のユーザ端末に対して呼の接続を要求する。そして、そのユーザ端末を所持しているユーザが接続要求に応答した場合には、SIP信号に対する応答信号が呼処理サーバ300c、呼処理サーバ300b、呼処理サーバ300aを経由してユーザ端末100に送信される。その後、ユーザ端末100と他のユーザ端末との間で音声等のメディアのセッションが確立する。このように、ユーザ端末100は図示しないユーザ端末との間で通信を行うことが可能であり、また、ユーザ端末100aとユーザ端末100b(又はユーザ端末100c〜ユーザ端末100e)との間で通信を行うことも可能である。更には、それぞれのユーザ端末100a〜ユーザ端末100eが図示しない他の複数のユーザ端末と通信を行うことも可能となっている。なお、図7に示す点線はSIP信号の流れを説明するものであるが、実際には実線を通って送受されることになる。また、呼処理サーバ300cは複数の他の転送網に接続されており、各転送網に接続された対向する呼処理サーバとSIP信号をやりとり可能となっている。
ここで、上記SIPネゴシエーションの結果はSDP(Session Description Protocol)に記載され、このSDPに含まれるメディア情報には、メディア種別、要求帯域、方向属性、転送品質クラス等が含まれている。呼処理サーバ300は、図8に示すように、上記SIP信号等の呼処理を行う呼処理機能部31と、呼処理機能部31からの要求に基づいてメディアゲートウェイ500を制御するリソース管理機能部(MGC:Media Gateway Controller、本発明の「メディアゲートウェイ制御装置」に相当)32と、リソース管理機能部32で管理されている様々なデータを記憶しておく記憶部33(以降、単に「メモリ」と称する)とで構成されている。
呼処理機能部31は、前述したメディア情報のメディア種別や方向属性から転送品質クラス等を決定し、リソース管理機能部32に対して帯域に関する制御要求(図9の点線で囲まれた帯域予約のAAR(authentication and/or authorization request)信号及びそのreplyであるAAA信号(authentication and/or authorization answer)、帯域確保のAAR(authentication and/or authorization request)信号及びそのreplyであるAAA(authentication and/or authorization answer)信号、帯域開放のSTR(Session Termination Request)信号及びそのreplyであるSTA信号(Session Termination Answer)等の帯域を制御する要求)を送信する。一方、リソース管理機能部32は、転送網の経路情報と各リンクの帯域を仮想的なリソース、仮想パスとして管理しており、その帯域制御要求で求められたメディアに必要な帯域が転送網で確保できるか否かを計算し、仮想パス内で帯域使用が可能な場合に、メディアゲートウェイ500に対してピンホール制御やポリシー設定(図9の点線で囲まれた帯域予約のAddRequest信号及びそのreplyであるAddReply信号、帯域確保のModifyRequest信号及びそのreplyであるModifyReply信号、帯域開放のSubtractRequest信号及びそのreplyであるSubtractReply信号等の制御要求)を行って帯域の予約や確保等を行う。その後、メディアゲートウェイ500は、呼処理サーバ300からの要求に基づいてターミネーションペアの新たな追加、変更、削除を行う。なお、図7に示す一点鎖線は、このようなピンホール制御の流れを示すものである。
呼処理サーバ300のリソース管理機能部32は、図10に示すように、帯域確保要求毎にセッション情報を生成し、メディアゲートウェイ500で生成されて付与されたターミネーションのID(同図に示す#1や#2)を用いて関連するターミネーションの組(ペア)をターミネーション情報とし、セッション情報とターミネーション情報とを関連付けて管理する。1つのセッション情報に対して複数のメディア(図9に示すユーザ端末間での通信)を結びつけることが可能であり、メディア毎に転送網の内側(BB側)と外側(AC側)とで区別された2つのターミネーションが結び付けられて管理される。なお、ターミネーション情報には、送信元のIPアドレス、送信元のポート番号、送信先のIPアドレス、送信先のポート番号等が含まれている。また、上記ターミネーションIDは文字列により形成されており、その文字列のうち殆どがリソース管理機能部32によって払い出され、メディアゲートウェイ500に対するターミネーション生成制御要求に対する結果の応答信号には、メディアゲートウェイ500で払い出された文字列が追加された形で含まれていて、これによってターミネーションIDが完成することになる。
このように、メディアゲートウェイ500からのターミネーション情報に基づくセッション情報をメモリに記憶して管理するが、メモリのターミネーション情報とメディアゲートウェイ500で管理されているターミネーション情報との状態(ターミネーション情報の有無)が一致しない場合があるため、リソース管理機能部32は、双方のターミネーション情報を突き合わせ、ターミネーション情報の状態の合わせ込みを行って状態を整合させるようになっている。
黒川 章、外1名、"グローバルスタンダード最前線 ETSI TISPANのNGN標準化動向"、2006年4月、NTT技術ジャーナル
しかしながら、リソース管理機能部32のメモリで管理しているセッション情報やターミネーション情報は、メディアゲートウェイ500への制御要求に対する応答が返却された後に更新されるため、例えば図11に示すように帯域を予約する(ターミネーションペアを新たに追加する)AddRequest信号に対する応答を受けていない状態でAuditValueReply信号を受信した場合には、メモリで管理されているセッション情報に基づいて生成された整合対象リストのターミネーション情報と、メディアゲートウェイ500から取得したメディアゲートウェイのターミネーション情報とが一致せず、「MGC=なし、MG=あり」の誤判断に基づく合わせ込みを行い、リソース管理機能部32で管理しているセッション情報に整合させる場合には、帯域を解放するSubtractRequest信号を送信してしまい、結果として誤切断となる問題がある。
また、例えば図12に示すように帯域を開放する(ターミネーションを削除する)SubtractRequest信号に対する応答を受けていない状態でAuditValueReply信号を受信した場合であっても、同様に、整合対象リストのターミネーション情報と取得したメディアゲートウェイのターミネーション情報とが一致せず、「MGC=あり、MG=なし」の誤判断に基づく合わせ込みを行い、リソース管理機能部32で管理しているセッション情報に整合させる場合には、既に切断された呼に対して切断(例えば、SIP信号のBYE)する処理を呼処理機能部31に促してしまい、結果として誤報告となる問題がある。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、整合対象リストのレコード状態を早期かつ正確に回復し、誤合わせ込みを防止可能なメディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、転送網に位置するメディアゲートウェイで保持されている転送網内外のターミネーションペアの有無に基づいて形成されたターミネーション情報を記憶手段に記憶している呼処理サーバで動作するメディアゲートウェイ制御装置において、ターミネーションペアの追加、変更、削除のうち少なくとも1つの制御要求に対する制御応答を受信するのに要する時間として事前に設定された応答待ち時間を格納しておく格納手段と、前記ターミネーション情報を前記記憶手段から読み出して、当該ターミネーション情報を含む整合対象リストを生成する生成手段と、前記メディアゲートウェイが現在保持している前記ターミネーションペアの有無を当該メディアゲートウェイに問い合わせる問い合わせ手段と、当該問い合わせにより返信されたターミネーションリストに含まれているターミネーションペアの有無と、前記整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせる突き合わせ手段と、を有し、前記突き合わせ手段は、前記突き合わせの結果不一致である前記ターミネーション情報については、前記問い合わせにより前記ターミネーションリストが返信されてから前記応答待ち時間が経過した後に、当該応答待ち時間中に受信した前記制御応答に基づいて更新された前記記憶手段のターミネーション情報を用いて、前記ターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを行うことを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、前記制御要求に対して前記制御応答を保留する保留要求を許容可能な保留要求許容数と、前記保留要求が前記メディアゲートウェイから返信された時から動作する保留タイマーの時間と、前記制御要求が送信された時から動作する制御要求タイマーの時間とを予め保持しておき、前記応答待ち時間は、前記保留タイマーの時間と前記保留要求許容数との積に、最初の前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前に前記保留要求を受信するまでの時間と、前記保留要求許容数番目の前記保留要求を受信する際に動作している前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前で前記制御応答を受信するまでの時間とを加算した時間であることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、転送網に位置するメディアゲートウェイで保持されている転送網内外のターミネーションペアの有無に基づいて形成されたターミネーション情報を記憶手段に記憶している呼処理サーバで動作するメディアゲートウェイ制御装置により、ターミネーションペアの追加、変更、削除のうち少なくとも1つの制御要求に対する制御応答を受信するのに要する時間として事前に設定された応答待ち時間を格納手段に格納しておくステップと、前記ターミネーション情報を前記記憶手段から読み出して、当該ターミネーション情報を含む整合対象リストを生成するステップと、前記メディアゲートウェイが現在保持している前記ターミネーションペアの有無を当該メディアゲートウェイに問い合わせるステップと、当該問い合わせにより返信されたターミネーションリストに含まれているターミネーションペアの有無と、前記整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせるステップと、前記突き合わせの結果不一致である前記ターミネーション情報については、前記問い合わせにより前記ターミネーションリストが返信されてから前記応答待ち時間が経過した後に、当該応答待ち時間中に受信した前記制御応答に基づいて更新された前記記憶手段のターミネーション情報を用いて、前記ターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを行うステップと、を有することを要旨とする。
請求項4に記載の本発明は、前記制御要求に対して前記制御応答を保留する保留要求を許容可能な保留要求許容数と、前記保留要求が前記メディアゲートウェイから返信された時から動作する保留タイマーの時間と、前記制御要求が送信された時から動作する制御要求タイマーの時間とを予め保持しておき、前記応答待ち時間は、前記保留タイマーの時間と前記保留要求許容数との積に、最初の前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前に前記保留要求を受信するまでの時間と、前記保留要求許容数番目の前記保留要求を受信する際に動作している前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前で前記制御応答を受信するまでの時間とを加算した時間であることを要旨とする。
本発明によれば、整合対象リストのレコード状態を早期かつ正確に回復し、誤合わせ込みを防止可能なメディアゲートウェイ制御装置及びメディアゲートウェイ制御方法を提供することができる。
メディアゲートウェイ制御装置の機能構成を示す図である。 メディアゲートウェイ制御装置の第1の処理フローを示す図である。 メディアゲートウェイ制御装置の第2の処理フローを示す図である。 状態整合の処理フローを示す図である。 メディアゲートウェイ制御装置とメディアゲートウェイとの間における制御要求に対する処理を説明するための図である。 正常な制御応答を期待する場合の応答待ち時間の一例を示す図である。 次世代情報通信ネットワークの通信ネットワーク構成を概略的に示す図である。 呼処理サーバの機能構成を示す図である。 帯域の制御要求に関するシーケンスを示す図である。 処理サーバとメディアゲートウェイとでそれぞれ保持されているターミネーションの関係性を説明するための図である。 リソース管理機能部の処理フロー(一例)を示す図である。 リソース管理機能部の処理フロー(他の一例)を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係るメディアゲートウェイ制御装置の機能構成を示す図である。このメディアゲートウェイ制御装置32は、SIP信号等の呼処理を行う呼処理機能部31と、次世代情報通信ネットワークの転送網に位置するメディアゲートウェイ500で保持されている転送網内外のターミネーションペアの有無をターミネーション情報としてセッション情報に関連付けて記憶しておく記憶部33(以降、単に「メモリ」と称する)とを備えた呼処理サーバ300で動作する装置であって、生成部301と、問い合わせ部302と、突き合わせ部303と、合わせ込み部304と、格納部305とを備えている。以下、各構成要素の機能について個別具体的に説明すると共に、各構成を備えることによる本発明の作用及び効果について説明する。
格納部305は、メディアゲートウェイ500に対するターミネーションペアの新たな追加、変更、削除の制御要求(図9の点線で囲まれた帯域予約のAddRequest信号、帯域確保のModifyRequest信号、帯域開放のSubtractRequest信号等の制御要求)に対する制御応答(図9の点線で囲まれた帯域予約のAddReply信号、帯域確保のModifyReply信号、帯域開放のSubtractReply信号等の制御応答)を、メディアゲートウェイ500から受信するまでの時間として事前に設定された応答待ち時間を格納しておく機能を備えている。なお、このような格納部305としては、例えばメモリ、ハードディスク等の記憶装置を用いることが一般的であり、メディアゲートウェイ制御装置32の内部のみならず、インターネットや電話回線等の通信ネットワークを介して電気的に接続可能な外部の記憶装置を用いることも可能である。
生成部301は、前述したセッション情報をメモリから読み出して、このセッション情報に関連付けられているターミネーション情報を用いて、突き合わせ部303での突き合わせる際に用いる整合対象リストを生成する機能を備えている。
問い合わせ部302は、メディアゲートウェイ500に現在保持されているターミネーションペアの有無(転送網の内側及び外側におけるターミネーションペアの有無)を、メディアゲートウェイ500に問い合わせる機能を備えている。
突き合わせ部303は、問い合わせ部302での問い合わせにより返信されたターミネーションリストに含まれているターミネーションペアの有無と、生成部301で生成された整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせ、突き合わせの結果不一致であるターミネーション情報については、制御要求がメディアゲートウェイ500に送信されてから、又は、問い合わせ部302での問い合わせに対する応答を受信してから、格納部305から読み出した応答待ち時間が経過した後に、この応答待ち時間中に受信した制御応答に含まれるターミネーションペアの有無に基づいて更新されたメモリのターミネーション情報を用いて、ターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを再度行う機能を備えている。
合わせ込み部304は、突き合わせ部303での突き合わせの結果に基づいて整合対象リストのレコードを更新し、この更新された整合対象リストの状態に沿って合わせ込みを行う機能を備えている。
なお、このようなメディアゲートウェイ制御装置32は、従来のリソース管理機能部(図8参照)に相当し、SIP等の呼処理制御によりIPベースの転送網でマルチメディアを実現するIMS(IP Multimedia Subsystem)のうち呼処理を司るCSCF(Call Session Control Function)と利用帯域積上積下や受付判定、メディアゲートウェイに対するピンホール制御やポリシー設定とを行うRACF(Resource and Admission Control Function)のうち、A−RACF(Resource and Admission Control Function)及びSPDF(Service Policy Decision Function)を有し、通常、メディアゲートウェイコントローラ(MGC:Media Gateway Controller)と称されている。
一方、メディアゲートウェイ500は、C−BGF(Core Border Gateway Function)、I−BGF(Interconnection Border Gateway Function)、RCEF(Resource Control Enforcement Function)を有し、前述したように呼処理サーバ300からの要求に基づいて転送網内外のターミネーションペアの生成、削除、結びつけ等を行う機能を備えている。
次に、本実施の形態に係るメディアゲートウェイ制御装置32の第1の処理フローについて説明する。図2は、本実施の形態に係るメディアゲートウェイ制御装置の第1の処理フローを示す図である。
最初に、生成部301が、メモリに記憶されているセッション情報を読み出して、このセッション情報に関連付けられているターミネーション情報を用いて整合対象リストを生成する(S101)。
次に、問い合わせ部302が、メディアゲートウェイで現在保持されているターミネーションペアの有無を問い合わせるため、AuditValueRequest信号を対象となるメディアゲートウェイ500に送信する(S102)。
ここで、メディアゲートウェイ制御装置32からメディアゲートウェイ500に対してターミネーションペアを新たに追加するAddRequest信号が送信されている場合(S103)には、この追加要求に従ってメディアゲートウェイ500で保持しているターミネーションペアが更新されることになる(S104)。
そして、S102での問い合わせに対する応答としてAuditValueReply信号を受信した後に、突き合わせ部302が、このAuditValueReply信号に含まれているターミネーションリストのターミネーションペアの有無と、S101で生成した整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせる(S105)。
S105での突き合わせの結果、不一致であるターミネーション情報については、S102でのAuditValueRequest信号に対する応答(AuditValueReply信号)を受信してから応答待ち時間が経過した後に、応答待ち時間中に受信した制御応答(AddReply信号)に含まれるターミネーションの情報に基づいて更新されたメモリのターミネーション情報(S106)を用いて、S105で用いたターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを再度行う(S107)。なお、この応答待ち時間はAddReply信号がメディアゲートウェイ制御装置32に返却されるまでの時間を考慮した十分大きな値であるため、S107で再度突き合わされるメモリのターミネーション情報は、AddReply信号に基づいて常に更新されたものとなっている。
ここで、S104においてメディアゲートウェイ500でターミネーションペアの更新が成功した場合には、MG側が有であるAddReply信号が送信され、MGC側を有としてメモリ上のターミネーション情報が更新される。一方、ターミネーションペアの更新が失敗した場合には、MG側が無であるAddReply信号が送信され、MGC側を無としてメモリ上のターミネーション情報が更新される。すなわち、メディアゲートウェイ500におけるターミネーションペアの更新の成功/失敗に基づいて、メディアゲートウェイ制御装置32のメモリ上のターミネーション情報が更新されることになる。そして、成功した場合に、ターミネーションを識別する識別子がメモリに追加されて、ターミネーションIDが完成することになる。
最後に、合わせ込み部304が、S107での突き合わせの結果に基づいて整合対象リストのレコードを書き換え、書き換えられた整合対象リストの状態に沿って合わせ込みを行う(S108)。
続いて、本実施の形態に係るメディアゲートウェイ制御装置の第2の処理フローについて説明する。図2は、本実施の形態に係るメディアゲートウェイ制御装置の第2処理フローを示す図である。第2の処理フローは、ターミネーションペアを削除するSubtractRequest信号を送信している場合について説明するものである。
最初に、生成部301が、メモリに記憶されているセッション情報を読み出して、このセッション情報に関連付けられているターミネーション情報を用いて整合対象リストを生成する(S201)。
次に、問い合わせ部302が、メディアゲートウェイで現在保持されているターミネーションペアの有無を問い合わせるため、AuditValueRequest信号を対象となるメディアゲートウェイ500に送信する(S202)。
ここで、メディアゲートウェイ制御装置32からメディアゲートウェイ500に対してターミネーションペアを削除するSubtractRequest信号が送信されている場合(S203)には、この削除要求に従ってメディアゲートウェイ500で保持しているターミネーションペアが更新されることになる(S204)。
そして、S202での問い合わせに対する応答としてAuditValueReply信号を受信した後に、突き合わせ部302が、このAuditValueReply信号に含まれているターミネーションリストのターミネーションペアの有無と、S201で生成した整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせる(S205)。
S205での突き合わせの結果、不一致であるターミネーション情報については、S202でのAuditValueRequest信号に対する応答(AuditValueReply信号)を受信してから応答待ち時間が経過した後に、応答待ち時間中に受信した制御応答(SubtractReply信号)に含まれるターミネーションの情報に基づいて更新されたメモリのターミネーション情報(S206)を用いて、S205で用いたターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを再度行う(S207)。
最後に、合わせ込み部304が、S207での突き合わせの結果に基づいて整合対象リストのレコードを書き換え、書き換えられた整合対象リストの状態に沿って合わせ込みを行う(S208)。
続いて、このような第1の処理フロー及び第2の処理フローにおける各処理動作のうち、合わせ込み部304において整合対象リストの状態を整合する状態整合処理フローについてより具体的に図4を用いて説明する。
最初に、整合対象毎に、整合開始を契機として整合フラグをオンとして整合中状態を保持し(S301)、メモリのセッション情報やターミネーション情報を用いて整合対象リストを生成する(S302)。そして、ターミネーションペアの有無を問い合わせるAuditValueRequest信号を整合対象のメディアゲートウェイ500に送信し、送信されたAuditValueRequest信号内で指定された範囲(例えば、ワイルドカードで指定可)に合致したターミネーションIDのターミネーションリストを含むAuditValueReply信号を該メディアゲートウェイ500から受信する(S303)。その後、AuditValueReply信号からターミネーションIDを1件取得し、整合対象リストのターミネーション情報と突き合わせる(S304)。突き合わせの結果、整合対象リストにあった場合(S305)には、整合対象リストのレコードを「MGC=あり、MG=あり」で上書きする(S306)。一方、整合対象リストにない場合には、整合対象リストのレコードを「MGC=なし、MG=あり」で上書きする(S307)。その後、整合対象リストの記載に従って同様の処理を繰り返した後、整合対象リストに残りのセッション情報やターミネーション情報の有無を確認し(S308)、整合対象リストに残っているものについては、整合対象リストのレコードを「MGC=あり、MG=なし」で上書きする(S309)。最後に、合わせ込み部304は、整合対象リストのレコードの状態(「MGC=あり、MG=なし」等)に沿って合わせ込みを行う(S310)。なお、S301〜S304の処理は、S101〜S108やS201〜S208の動作に相当するものである。
最後に、図2に示した第1の処理フローについて、図4に示した整合処理を加えた処理の流れについて説明しておく。なお、第2の処理フローについて整合処理を加えた場合であっても、基本的な処理フローは以下と同様である。
最初に、生成部301が、メモリに記憶されているセッション情報を読み出して、このセッション情報に関連付けられているターミネーション情報を用いて整合対象リストを生成する(S401(S101に相当))。具体的には、図2に示すような「セッション情報=無、ターミネーション情報=無」や、「MGC=(空文字又は所定のデフォルト値)、MG=(空文字又は所定のデフォルト値)」等が整合対象リストとして生成されることになる。
次に、問い合わせ部302が、メディアゲートウェイで現在保持されているターミネーションペアの有無を問い合わせるため、AuditValueRequest信号を対象となるメディアゲートウェイ500に送信する(S402(S102に相当))。
ここで、メディアゲートウェイ制御装置32からメディアゲートウェイ500に対してターミネーションペアを新たに追加するAddRequest信号が送信されている場合(S403(S103に相当))には、この追加要求に従ってメディアゲートウェイ500で保持しているターミネーションペアが更新されることになる(S404(S104に相当))。
そして、S402での問い合わせに対する応答としてAuditValueReply信号を受信した後に、突き合わせ部302が、このAuditValueReply信号に含まれているターミネーションリストのターミネーションペアの有無と、S401で生成した整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせる(S405(S105に相当))。なお、実際には、ターミネーションリストに含まれているのは「有」のターミネーションペアのみであって、「無」のターミネーションペアが含まれていないため、突き合わせ部302は、ターミネーションリストに含まれているターミネーションペアが、整合対象リストのターミネーション情報に含まれているか否かを判断する処理を行う。
S405での突き合わせの結果、受信したターミネーションリストに含まれているターミネーションペアが整合対象リストにない場合には、合わせ込み部304が、整合対象リストのレコードを「MGC=無、MG=有」で上書きする(S406(S307に相当))。
また、S405での突き合わせの結果、受信したターミネーションリストに記載されたターミネーションペアが整合対象リストに含まれているが不一致であるターミネーション情報については、S402でのAuditValueRequest信号に対する応答(AuditValueReply信号)を受信してから応答待ち時間が経過した後に、応答待ち時間中に受信した制御応答(AddReply信号)に含まれるターミネーションの情報に基づいて更新されたメモリのターミネーション情報(S407(S106に相当))を用いて、S405で用いたターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを再度行う(S408(S107に相当))。なお、この応答待ち時間はAddReply信号がメディアゲートウェイ制御装置32に返却されるまでの時間を考慮した十分大きな値であるため、S408で再度突き合わされるメモリのターミネーション情報は、AddReply信号に基づいて常に更新されたものとなっている。
そして、合わせ込み部304が、S408での突き合わせの結果に基づいて整合対象リストのレコードを書き換える(S409)。具体的には、整合対象リストのレコードを「MGC=有、MG=有」で上書きする(S410(S306に相当))。
その後、整合対象リストの記載に従って同様の処理を繰り返した後、整合対象リストに残りのセッション情報やターミネーション情報の有無を確認し(S411(S308に相当))、整合対象リストに残っているものについては、整合対象リストのレコードを「MGC=有、MG=無」で上書きする(S412(S309に相当))。
最後に、合わせ込み部304が、更新された整合対象リストのレコードの状態(「MGC=有、MG=無」等)に沿って合わせ込みを行う(S413)。
本実施の形態によれば、AddRequest信号やSubtractRequest信号等の制御要求がメディアゲートウェイ500に既に送信されている場合に、メディアゲートウェイ500に対するターミネーションペアの有無の問い合わせ(AuditValueRequest信号)に対する応答(AuditValueReply信号)を受信してから、該制御要求に対する制御応答を受信するまでの時間として予め設定された応答待ち時間が経過した後に、応答待ち時間中に受信したAddReply信号やSubtractReply信号等の制御応答に含まれるターミネーションペアの有無に基づいて更新されたメモリのターミネーション情報を用いて、問い合わせに対する応答のターミネーションペアの状態と突き合わせを行うので、整合対象リストのレコード状態を早期かつ正確に回復し、誤合わせ込みを防止可能なメディアゲートウェイ制御装置を提供することができる。
なお、本実施の形態では、AuditValueReply信号を受信してから応答待ち時間を開始するものとして説明したが、この応答待ち時間は制御応答を受信するのに要する時間として事前に設定された時間であって、少なくともその時間内に制御応答を受信可能な時間として設定されているので、各制御要求毎に応答待ち時間を設定しておくことも可能である。なお、メディアゲートウェイ制御装置32は、AuditValueReply信号を受信するまでの間に相当数の信号を送受信しているため、応答待ち時間を各制御要求を送信した時点から各制御要求毎に開始すると負荷が高くなる。そこで、第1の処理フロー及び第2の処理フローで説明したように、AuditValueReply信号を受信した時から応答待ち時間を開始し、より長い時間(最長時間)にすることで、メディアゲートウェイ制御装置32における処理性能の効率化を高くすることができる。
また、S106やS206でメモリから読み出されるセッション情報やターミネーション情報は、更新対象となる呼に関するターミネーション情報のみとしてもよく、S107やS207におけるターミネーション情報の突き合わせは、その呼に関するターミネーションのみを用いてもよい。
さらに、本実施の形態では、第1の処理フロー及び第2の処理フローにおいて、ターミネーションペアを新たに追加する制御要求(AddRequest信号)や削除する制御要求(SubtractRequest信号)がされた場合について説明したが、ターミネーションペアの状態を変更する制御要求(ModifyRequest信号)がされた場合であっても適応することが可能であり、同様の効果を得ることができる。S101やS201で生成される整合対象リストにはターミネーションのもつステータス、状態(INS/OUS)を示すステータスが含まれており、そのステータスを変更するタイミングで不一致となる場合にも本発明を適応することができる。
さらにまた、本実施の形態では、複数のメディアゲートウェイが存在する場合にも本発明を適用可能であることを付言しておく。
次に、応答待ち時間の決定方法について説明する。メディアゲートウェイ制御装置32は、制御応答の受信を期待して設定された時間であって制御要求が送信された時から動作する制御要求タイマーの時間と、制御要求に対して制御要求タイマーの時間内で応答が返せない場合に制御応答を保留する保留要求を許容可能な保留要求許容数と、保留要求がメディアゲートウェイ500から返信された時から動作する保留タイマーの時間とを予め格納部305に保持しておく。一方、メディアゲートウェイ500も、メディアゲートウェイ制御装置32との通信確立時に送信された保留要求許容数を記憶しておく。
最初に、メディアゲートウェイ制御装置32は、図5に示すように、制御要求をメディアゲートウェイ500に送信した際に制御要求タイマーを開始する。なお、制御要求タイマーの時間内で再送タイマの初期値を用いて制御要求の再送(リトライ)をすることも可能であり、その場合の再送時間は、制御要求タイマーの時間以内で指数関数的に増加させるようにしてもよい。
一方、メディアゲートウェイ500において様々な情報をシリアルに処理している場合には、メディアゲートウェイ制御装置32からの制御要求に対する制御応答を制御要求タイマーの時間内に返せない可能性が高いため、メディアゲートウェイ500は保留要求を送信する。
その後、保留要求を受信したメディアゲートウェイ制御装置32は、保留タイマーの動作を開始させ、この保留タイマーの時間が満了した後に、制御要求を再び送信する。その際、制御要求タイマーの動作を新たに開始させる。
以降、メディアゲートウェイ制御装置32は、メディアゲートウェイ500から保留要求を受け取った場合には、保留要求許容数(メディアゲートウェイ制御装置32が保留要求の受信を許容する最大回数に相当)に到達するまで制御要求の送信を行う。そして、メディアゲートウェイ500において保留要求許容数到達時の制御要求に対してもなお制御応答が返せない場合には、エラーを意味する制御応答や超過エラー、その他無応答等が送信されることになる。
そこで、メディアゲートウェイ500からの正常な制御応答を期待する場合には、図6に示すように、メディアゲートウェイ制御装置側の保留タイマーの時間と保留要求許容数との積に、最初の制御要求タイマーが動作してから制御要求タイマーの時間が満了する直前に保留要求を受信するまでの時間と、保留要求許容数番目の保留要求を受信する際に動作している制御要求タイマーが動作してから制御要求タイマーの時間が満了する直前で制御応答を受信するまでの時間とを加算した時間を応答待ち時間Xtとして設定することが可能である。また、より簡易的には、Xt=メディアゲートウェイ制御装置側の保留タイマーの時間×保留要求許容数+制御要求タイマーの時間×2として設定することも可能である。無論、応答待ち時間は、メディアゲートウェイ500からの制御応答を受信するまでに必要と想定される十分に長い時間であればよいため、上記各変数の値や数式を変更することで応答待ち時間の計算式を任意に変更することは可能である。また、各タイマーを複数のメディアゲートウェイ毎に設定しておくことも無論可能である。
最後に、各実施の形態で説明したメディアゲートウェイ制御装置32は、コンピュータで構成され、各機能ブロックの各処理はプログラムで実行されるようになっている。また、各実施の形態で説明したメディアゲートウェイ制御装置32の各処理動作をプログラムとして例えばコンパクトディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータに組み込んだり、若しくは記録媒体に記録されたプログラムを、任意の通信回線を介してコンピュータにダウンロードしたり、又は記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータを動作させることにより、上述した各処理動作をメディアゲートウェイ制御装置32として機能させることができるのは勿論である。
100…ユーザ端末
200…ルータ/スイッチ
300、300a〜300c…呼処理サーバ
31…呼処理機能部
32…メディアゲートウェイ制御装置(リソース管理機能部)
33…記憶部
301…生成部
302…問い合わせ部
303…突き合わせ部
304…合わせ込み部
305…格納部
500…メディアゲートウェイ
S101〜S108、S201〜S208、S301〜S310、S401〜S413…ステップ

Claims (4)

  1. 転送網に位置するメディアゲートウェイで保持されている転送網内外のターミネーションペアの有無に基づいて形成されたターミネーション情報を記憶手段に記憶している呼処理サーバで動作するメディアゲートウェイ制御装置において、
    ターミネーションペアの追加、変更、削除のうち少なくとも1つの制御要求に対する制御応答を受信するのに要する時間として事前に設定された応答待ち時間を格納しておく格納手段と、
    前記ターミネーション情報を前記記憶手段から読み出して、当該ターミネーション情報を含む整合対象リストを生成する生成手段と、
    前記メディアゲートウェイが現在保持している前記ターミネーションペアの有無を当該メディアゲートウェイに問い合わせる問い合わせ手段と、
    当該問い合わせにより返信されたターミネーションリストに含まれているターミネーションペアの有無と、前記整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせる突き合わせ手段と、を有し、
    前記突き合わせ手段は、
    前記突き合わせの結果不一致である前記ターミネーション情報については、前記問い合わせにより前記ターミネーションリストが返信されてから前記応答待ち時間が経過した後に、当該応答待ち時間中に受信した前記制御応答に基づいて更新された前記記憶手段のターミネーション情報を用いて、前記ターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを行うことを特徴とするメディアゲートウェイ制御装置。
  2. 前記制御要求に対して前記制御応答を保留する保留要求を許容可能な保留要求許容数と、前記保留要求が前記メディアゲートウェイから返信された時から動作する保留タイマーの時間と、前記制御要求が送信された時から動作する制御要求タイマーの時間とを予め保持しておき、
    前記応答待ち時間は、
    前記保留タイマーの時間と前記保留要求許容数との積に、最初の前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前に前記保留要求を受信するまでの時間と、前記保留要求許容数番目の前記保留要求を受信する際に動作している前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前で前記制御応答を受信するまでの時間とを加算した時間であることを特徴とする請求項1に記載のメディアゲートウェイ制御装置。
  3. 転送網に位置するメディアゲートウェイで保持されている転送網内外のターミネーションペアの有無に基づいて形成されたターミネーション情報を記憶手段に記憶している呼処理サーバで動作するメディアゲートウェイ制御装置により、
    ターミネーションペアの追加、変更、削除のうち少なくとも1つの制御要求に対する制御応答を受信するのに要する時間として事前に設定された応答待ち時間を格納手段に格納しておくステップと、
    前記ターミネーション情報を前記記憶手段から読み出して、当該ターミネーション情報を含む整合対象リストを生成するステップと、
    前記メディアゲートウェイが現在保持している前記ターミネーションペアの有無を当該メディアゲートウェイに問い合わせるステップと、
    当該問い合わせにより返信されたターミネーションリストに含まれているターミネーションペアの有無と、前記整合対象リストのターミネーション情報の有無とを突き合わせるステップと、
    前記突き合わせの結果不一致である前記ターミネーション情報については、前記問い合わせにより前記ターミネーションリストが返信されてから前記応答待ち時間が経過した後に、当該応答待ち時間中に受信した前記制御応答に基づいて更新された前記記憶手段のターミネーション情報を用いて、前記ターミネーションリストのターミネーションペアの有無と突き合わせを行うステップと、
    を有することを特徴とするメディアゲートウェイ制御方法。
  4. 前記制御要求に対して前記制御応答を保留する保留要求を許容可能な保留要求許容数と、前記保留要求が前記メディアゲートウェイから返信された時から動作する保留タイマーの時間と、前記制御要求が送信された時から動作する制御要求タイマーの時間とを予め保持しておき、
    前記応答待ち時間は、
    前記保留タイマーの時間と前記保留要求許容数との積に、最初の前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前に前記保留要求を受信するまでの時間と、前記保留要求許容数番目の前記保留要求を受信する際に動作している前記制御要求タイマーが動作してから当該制御要求タイマーの時間が満了する直前で前記制御応答を受信するまでの時間とを加算した時間であることを特徴とする請求項3に記載のメディアゲートウェイ制御方法。
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