JP2010196682A - Vane pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ベーンポンプに関するものであり、特には、ベーンポンプから油圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁を備えるベーンポンプに関するものである。 The present invention relates to a vane pump, and more particularly, to a vane pump including a flow control valve that controls a flow rate of a working fluid supplied from a vane pump to a hydraulic device.
従来のベーンポンプとして、油圧機器に供給される作動油の流量を制御する流量制御弁を備えるものが知られている。 As a conventional vane pump, one having a flow control valve for controlling the flow rate of hydraulic oil supplied to a hydraulic device is known.
特許文献1には、可変絞りの前後差圧に応じて高圧室から吐出される作動油をポンプ吸込側に戻す流量制御弁が開示されている。 Patent Document 1 discloses a flow control valve that returns hydraulic oil discharged from a high-pressure chamber to the pump suction side in accordance with the differential pressure across the variable throttle.
特許文献1に記載の流量制御弁においては、スプールの背圧室に導かれる可変絞り下流の作動油は、高圧室から油圧機器へと作動油を導くメイン通路から分岐した通路を通じて導かれる。 In the flow control valve described in Patent Document 1, the hydraulic oil downstream of the variable throttle that is guided to the back pressure chamber of the spool is guided through a passage branched from the main passage that guides the hydraulic fluid from the high pressure chamber to the hydraulic equipment.
このように、スプールの背圧室に作動油を導く通路が分岐して形成される場合、その分岐通路の長さは長くなるため、作動油の圧力損失が大きくなり、可変絞りの前後差圧がスプールの両端に正確に作用しない。この場合、流量制御弁の制御性に悪影響を及ぼすおそれがある。 In this way, when the passage for guiding the hydraulic oil to the back pressure chamber of the spool is branched and formed, the length of the branch passage becomes long, so the pressure loss of the hydraulic oil increases, and the differential pressure across the variable throttle Does not act correctly on both ends of the spool. In this case, the controllability of the flow control valve may be adversely affected.
また、分岐通路を加工する際には、ボディには外部に開口する開口部が形成されるため、その開口部を封止するための部材が必要となり、構造が複雑となる。 Further, when the branch passage is processed, since an opening that opens to the outside is formed in the body, a member for sealing the opening is required, and the structure becomes complicated.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、制御性が良く、かつ簡便な構造の流量制御弁を備えるベーンポンプを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a vane pump having a flow rate control valve with good controllability and a simple structure.
本発明は、高圧室から油圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁を備えるベーンポンプであって、前記流量制御弁は、絞りの前後差圧に応じて移動し、前記高圧室から吐出される作動流体をポンプ吸込側に戻すスプールを備え、前記高圧室に直接連通し、当該高圧室から吐出される作動油を前記スプールの先端側に画成された圧力室に導く第1高圧通路と、前記絞りが介装されると共に、前記高圧室に直接連通し、当該高圧室から吐出される作動油を前記スプールの背面側に画成された背圧室に導く第2高圧通路と、を備えることを特徴とする。 The present invention is a vane pump including a flow control valve that controls a flow rate of a working fluid supplied from a high pressure chamber to a hydraulic device, and the flow control valve moves according to a differential pressure before and after a throttle, and the high pressure chamber And a spool that returns the working fluid discharged from the pump to the pump suction side, communicates directly with the high-pressure chamber, and guides hydraulic oil discharged from the high-pressure chamber to a pressure chamber defined on the tip side of the spool. A high-pressure passage and a second high-pressure passage that is directly connected to the high-pressure chamber and guides hydraulic oil discharged from the high-pressure chamber to a back pressure chamber defined on the back side of the spool. And.
本発明によれば、スプールの背面側の背圧室に絞り下流の作動油を導く第2高圧通路は高圧室に直接連通して形成されるため、第2高圧通路の長さを短くすることができる。したがって、第2高圧通路における作動流体の圧力損失を小さくすることができるため、流量制御弁の制御性が良好となる。また、第2高圧通路を加工する際には、高圧室と背圧室を直接連通させるように加工することができ、第2高圧通路を簡便な構造とすることができる。 According to the present invention, since the second high pressure passage for guiding the hydraulic oil downstream of the throttle to the back pressure chamber on the back side of the spool is formed in direct communication with the high pressure chamber, the length of the second high pressure passage is shortened. Can do. Therefore, the pressure loss of the working fluid in the second high-pressure passage can be reduced, and the controllability of the flow rate control valve is improved. Further, when processing the second high-pressure passage, it can be processed so that the high-pressure chamber and the back pressure chamber are in direct communication, and the second high-pressure passage can have a simple structure.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係るベーンポンプ100について説明する。
With reference to FIG.1 and FIG.2, the
ベーンポンプ100は、車両に搭載される油圧機器、例えば、パワーステアリング装置や無段変速機等の油圧供給源として用いられるものである。
The
図1に示すように、ベーンポンプ100は、作動油(作動流体)を吐出するポンプカートリッジ101と、ポンプカートリッジ101から吐出され油圧機器(図示せず)に供給される作動油の流量を制御する流量制御弁102とを備える。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、ポンプカートリッジ101は、駆動軸1の端部に動力源としてのエンジン(図示せず)の動力が伝達され、駆動軸1に連結されたロータ2が回転するものである。
As shown in FIG. 2, the
ポンプカートリッジ101は、ロータ2に対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーン3と、ロータ2を収容すると共にロータ2の回転に伴って内周のカム面4aにベーン3の先端部が摺動するカムリング4とを備える。
The
ロータ2には、外周面に開口部を有するスリット16が所定間隔をおいて放射状に形成され、スリット16にはベーン3が摺動自在に挿入される。
In the rotor 2, slits 16 having openings on the outer peripheral surface are radially formed at predetermined intervals, and the
スリット16の基端側には、ポンプ吐出圧が導かれる背圧室17が画成される。隣り合う背圧室17は、ロータ2に形成された円弧状の溝2aによって連通し、この溝2aにはポンプ吐出圧が常時導かれている。ベーン3は、背圧室17の圧力によってスリット16から飛び出る方向に押圧され、先端部がカムリング4の内周のカム面4aに当接する。これにより、カムリング4の内部には、ロータ2の外周面、カムリングのカム面4a、及び隣り合うベーン3によって複数のポンプ室7が画成される。
A
カムリング4は、内周のカム面4aが楕円形状をした環状の部材であり、ポンプ室7の容積を拡張する吸込領域と、ポンプ室7の容積を収縮する吐出領域とを有する。本実施の形態では、カムリング4は、2つの吸込領域と2つの吐出領域とを有する。
The cam ring 4 is an annular member having an inner
ロータ2及びカムリング4の一側面にはポンプカバー(図示せず)が当接して配置され、他側面にはサイドプレート6が当接して配置される。このように、ポンプカバーとサイドプレート6は、ロータ2及びカムリング4の両側面を挟んだ状態で配置され、ポンプ室7を密閉する。
A pump cover (not shown) is disposed in contact with one side of the rotor 2 and the cam ring 4, and a side plate 6 is disposed in contact with the other side. In this way, the pump cover and the side plate 6 are arranged with both side surfaces of the rotor 2 and the cam ring 4 being sandwiched, and seal the
ポンプカバーにおけるロータ2が摺動する面には、カムリング4の吸込領域に対応して開口し、ポンプ室7に作動油を導く円弧状の2つの吸込ポートが溝状に形成される。
On the surface of the pump cover where the rotor 2 slides, two arc-shaped suction ports that open to correspond to the suction region of the cam ring 4 and guide the hydraulic oil to the
サイドプレート6には、カムリング4の吐出領域に対応して開口し、ポンプ室7が吐出する作動油を高圧室14へと導く円弧状の2つの吐出ポート9が貫通して形成される。
The side plate 6 is formed with two arc-shaped discharge ports 9 that open corresponding to the discharge region of the cam ring 4 and guide the hydraulic oil discharged from the
各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴って、カムリング4の吸込領域にて吸込ポートを通じて作動油を吸込み、カムリング4の吐出領域にて吐出ポート9を通じて作動油を吐出する。このように、各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴う拡縮によって作動油を給排する。
Each
駆動軸1は、ポンプボディ10に回転自在に支持される。図1に示すように、ポンプボディ10には、サイドプレート6及びポンプカートリッジ101が積層して収容されるポンプ収容凹部10aが形成される。なお、図1において、境界線Xの上方は平面図、下方が断面図であり、平面図では、ポンプ収容凹部10aに何も収容されていない状態を示す。
The drive shaft 1 is rotatably supported by the
ポンプ収容凹部10aの底部には環状溝15が形成され、その環状溝15がポンプ収容凹部10aの底部に配置されるサイドプレート6にて閉塞されることによって高圧室14が画成される。高圧室14には、ポンプ室7から吐出される作動油がサイドプレート6に貫通して形成された吐出ポート9を通じて導かれる。
An
ポンプ収容凹部10aは、ポンプボディ10の端面10bにポンプカバーが締結されることによって封止される。
The pump housing recess 10 a is sealed by fastening a pump cover to the
次に、図1を参照して、流量制御弁102について説明する。 Next, the flow control valve 102 will be described with reference to FIG.
流量制御弁102は、ポンプボディ10に形成された組み付け穴10cに収装される。
The flow control valve 102 is accommodated in an
組み付け穴10cにはスプール20が摺動自在に挿入され、組み付け穴10cの開口部にはキャップ30が螺着される。
The
スプール20の先端側には、第1高圧通路21を通じて高圧室14から吐出される作動油が直接導かれる圧力室23が画成される。また、スプール20の背面側には、第2高圧通路22を通じて高圧室14から吐出される作動油が直接導かれる背圧室24が画成される。背圧室24には、背圧室24の容積を拡張する方向にスプール20を付勢するスプリング28が収装される。
A pressure chamber 23 into which hydraulic oil discharged from the
組み付け穴10cには、作動油を油圧機器へと供給するための供給通路(図示せず)と圧力室23とを連通する吐出ポート26と、作動油をポンプ吸込側に戻す戻り通路(図示せず)に連通する戻りポート27とが形成される。吐出ポート26にはスプール20の先端に形成されたロッド部20aが挿通し、吐出ポート26とロッド部20aによって絞りが構成される。
The
第2高圧通路22には、作動油の流れに抵抗を付与する絞り(図示せず)が介装される。したがって、背圧室24には、絞り下流の作動油が導かれ、高圧室14の圧力が減圧されて導かれる。これに対して、第1高圧通路21には絞りが介装されていないため、圧力室23には高圧室14の圧力が減圧されずに導かれる。このように、スプール20の両端のそれぞれには、別通路で構成された第1高圧通路21及び第2高圧通路22を通じて絞りの前後差圧が作用する。スプール20は、絞りの前後差圧に応じて移動し、絞りの前後差圧に基づく荷重とスプリング28の付勢力とが釣り合った位置にてバランスする。
The second high-pressure passage 22 is provided with a throttle (not shown) that provides resistance to the flow of hydraulic oil. Therefore, the hydraulic oil downstream of the throttle is guided to the
流量制御弁102の動作について説明すると、ポンプ回転数が低くポンプ室7から吐出される作動油の流量が少ない場合には、第2高圧通路22の絞りでの圧力損失は小さいため、圧力室23と背圧室24との圧力差は小さい。そのため、スプール20はスプリング28の付勢力によって付勢されて、戻りポート27はスプール20のランド部20bにて閉塞された状態となる(図1に示す状態)。これにより、高圧室14から第1高圧通路21を通じて圧力室23に導かれた作動油は、全量吐出ポート26から供給通路へと導かれて油圧機器に供給される。このため、ポンプ回転数に比例した作動油が油圧機器へと供給される。
The operation of the flow control valve 102 will be described. When the pump rotational speed is low and the flow rate of the hydraulic oil discharged from the
図1に示す状態から、ポンプ回転数が高くなりポンプ室7から吐出される作動油の流量が多くなれば、第2高圧通路22の絞りでの圧力損失が大きくなるため、圧力室23と背圧室24との圧力差は大きくなる。そのため、スプール20はスプリング28を圧縮しながら移動し、戻りポート27が圧力室23に連通する。これにより、高圧室14から第1高圧通路21を通じて圧力室23に導かれた作動油の一部は、戻りポート27を通じて戻り通路へと還流する。
From the state shown in FIG. 1, if the pump rotational speed increases and the flow rate of hydraulic oil discharged from the
ポンプ室7から吐出される作動油の流量が多い程、第2高圧通路22の絞りでの圧力損失が大きくなるため、スプール20の移動量が多くなり、戻りポート27の開口面積が大きくなる。したがって、戻り通路へと還流する作動油の流量は、ポンプ室7から吐出される作動油の流量が多い程多くなる。このため、戻りポート27が圧力室23に連通した後は、吐出ポート26を通じて油圧機器に供給される作動油の流量は略一定に保たれる。
As the flow rate of hydraulic oil discharged from the
次に、第1高圧通路21及び第2高圧通路22について説明する。
Next, the first
上述のように、第1高圧通路21及び第2高圧通路22は、それぞれ高圧室14に直接連通して形成され、高圧室14の作動油をそれぞれ圧力室23と背圧室24へと別々に導くものである。
As described above, the first high-
第2高圧通路22は、第1高圧通路21とは独立し、高圧室14に直接連通して形成されるため、高圧室14と背圧室24は第2高圧通路22を通じて直接つながれる。したがって、第2高圧通路22の長さを短くすることができるため、第2高圧通路22での作動油の圧力損失は小さくなる。このため、高圧室14から背圧室24に導かれる作動油の圧力は、第2高圧通路22に介装された絞りによる減圧の影響のみを受けることになる。これにより、スプール20の両端には、絞りの前後差圧が正確に作用することとなり、流量制御弁102の制御性は良好となる。
The second high pressure passage 22 is formed independently of the first
第2高圧通路22は、高圧室14と背圧室24とを直線状につなぐように形成してもよいが、図1に示すように、途中に少なくとも一つの屈曲部31を設けるのが望ましい。
The second high-pressure passage 22 may be formed so as to connect the high-
これは、第2高圧通路22の絞りを作動油が通過した際には、噴流が生じることによって作動油に溶け込んでいた空気が気泡となって発生するが、第2高圧通路22を直線状に形成した場合には、発生した気泡が背圧室24に直接導かれ、スプール20やキャップ30にエロージョンが発生するおそれがあるためである。
This is because when the hydraulic oil passes through the throttle of the second high-pressure passage 22, the air dissolved in the hydraulic oil is generated as a bubble due to a jet flow, but the second high-pressure passage 22 is linearly formed. This is because, if formed, the generated bubbles are directly guided to the
第2高圧通路22に屈曲部31を設けることによって、作動油が絞りを通過した際に発生する気泡は、背圧室24に到達する前に屈曲部31に当接するため、背圧室24に直接導かれることがない。したがって、スプール20やキャップ30へのエロージョンの発生を防止することができる。
By providing the
ここで、無段変速機ではギアケース内の油が内部の機器によって攪拌されるため、作動油中に空気が多く溶け込んでいる。そのため、ベーンポンプ100を無段変速機の油圧供給源として用いた場合、作動油が第2高圧通路22の絞りを通過した際に気泡が発生し易く、エロージョンが発生し易い。このことから、屈曲部31は、ベーンポンプ100を無段変速機の油圧供給源として用いた場合に特に効果を発揮する。
Here, in the continuously variable transmission, since the oil in the gear case is agitated by the internal equipment, a large amount of air is dissolved in the hydraulic oil. Therefore, when the
具体的には、第2高圧通路22は、高圧室14に連通する第1通路32と、背圧室24に連通する第2通路33とからなり、屈曲部31は、第1通路32と第2通路33とを所定角度を持って接続することによって形成される。
Specifically, the second high-pressure passage 22 includes a first passage 32 that communicates with the high-
上流側の第1通路32は、下流側の第2通路33と比較して径が大きく形成される。通路の径をこのように設定することによって、作動油の流れを安定させることができる。また、スプール20側である下流側の第2通路33を小径に形成することによって、組み付け穴10cに流れ込む作動油を、組み付け穴10c内で構造的に最もエロージョンが発生し難い位置に正確に導くことができる。そのため、スプール20、キャップ30、及び組み付け穴10cへのエロージョンの発生をより防止することができる。
The first passage 32 on the upstream side is formed with a larger diameter than the
なお、第2高圧通路22を3つ以上の通路を接続することによって構成してもよい。その場合には、上流側の通路の径を下流側の通路の径と比較して大きく形成する。 The second high-pressure passage 22 may be configured by connecting three or more passages. In that case, the diameter of the upstream passage is formed larger than the diameter of the downstream passage.
第2高圧通路22は、第1高圧通路21とは独立し、高圧室14に直接連通して形成されるため、第2高圧通路22を加工する際には、高圧室14と背圧室24を直接連通させるように加工することができる。具体的には、高圧室14内にドリルを挿入して組み付け穴10cに向けて第1通路32を加工すると共に、組み付け穴10cにドリルを挿入して高圧室14に向けて第2通路33を加工して、第1通路32と第2通路33を接続する。このようにして第2高圧通路22を加工することによって、ポンプボディ10には外部に開口する開口部が形成されないため、開口部を封止するための部材が不要となる。このように、第2高圧通路22を簡便な構造とすることができる。
Since the second high-pressure passage 22 is formed independently of the first high-
また、第2通路33は、図1に示すように、第1通路32の側部に開口して形成するのが望ましい。これにより、第1通路32の下流端には、作動油が溜まる袋部34が形成される。このように、第2高圧通路22の途中に袋部34を形成することによって、作動油が第2高圧通路22の絞りを通過した際に発生する気泡が袋部34に溜まり易くなるため、スプール20やキャップ30へのエロージョンの発生をより防止することができる。
Moreover, as shown in FIG. 1, the
以上の本実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。 According to the above embodiment, the following operational effects are obtained.
スプール20の背面側の背圧室24に絞り下流の作動油を導く第2高圧通路22は高圧室14に直接連通して形成されるため、第2高圧通路22の長さを短くすることができる。したがって、第2高圧通路22における作動油の圧力損失を小さくすることができるため、流量制御弁102の制御性が良好となる。また、第2高圧通路22を加工する際には、高圧室14と背圧室23を直接連通させるように加工することができ、第2高圧通路22を簡便な構造とすることができる。
Since the second high pressure passage 22 that guides hydraulic oil downstream of the throttle to the
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
本発明に係るベーンポンプは、車両用のパワーステアリング装置や変速機等の油圧供給源に適用することができる。 The vane pump according to the present invention can be applied to a hydraulic power supply source such as a power steering device or a transmission for a vehicle.
1 駆動軸
2 ロータ
4 カムリング
7 ポンプ室
10c 組み付け穴
14 高圧室
20 スプール
21 第1高圧通路
22 第2高圧通路
23 圧力室
24 背圧室
26 吐出ポート
27 戻りポート
31 屈曲部
100 ベーンポンプ
101 ポンプカートリッジ
102 流量制御弁
1 Drive shaft 2 Rotor 4
Claims (4)
前記流量制御弁は、絞りの前後差圧に応じて移動し、前記高圧室から吐出される作動流体をポンプ吸込側に戻すスプールを備え、
前記高圧室に直接連通し、当該高圧室から吐出される作動油を前記スプールの先端側に画成された圧力室に導く第1高圧通路と、
前記絞りが介装されると共に、前記高圧室に直接連通し、当該高圧室から吐出される作動油を前記スプールの背面側に画成された背圧室に導く第2高圧通路と、
を備えることを特徴とするベーンポンプ。 A vane pump including a flow rate control valve for controlling a flow rate of a working fluid supplied from a high pressure chamber to a hydraulic device,
The flow rate control valve includes a spool that moves according to the differential pressure across the throttle and returns the working fluid discharged from the high pressure chamber to the pump suction side,
A first high-pressure passage that communicates directly with the high-pressure chamber and guides the hydraulic oil discharged from the high-pressure chamber to a pressure chamber defined on the front end side of the spool;
A second high-pressure passage that is directly connected to the high-pressure chamber and that guides hydraulic oil discharged from the high-pressure chamber to a back pressure chamber defined on the back side of the spool;
A vane pump comprising:
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Citations (1)
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JPS6282389U (en) * | 1985-11-12 | 1987-05-26 |
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