JP2010190547A - 銃に用いる可変ベンド並びにそれを用いた銃 - Google Patents

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Abstract

【課題】銃床を傷付けることなく、かつ正確に頬付け部を調整して確りと銃床に固定できる可変ベンドを提供する。
【解決手段】銃床6の基端面6aと肩パッド7との間に、パッドベース9を固定する。銃床6の上部分6bの形状に合せて接合部15を塑性変形し、該接合部を銃床上部分に接着すると共に、パッドベース9の連結部13に取付けプレート16を固定して、ベンドフレーム10を銃床に固定する。該ベンドフレームにチィークピース11を高さ調整自在に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、射撃競技用、狩猟用の銃に係り、詳しくは、頬付けを適合するために銃床に付設する可変ベンド、特にハイリブを用いた銃に適用して好適な可変ベンド並びにそれを用いた銃に関する。
一般に、射撃競技(トラップ、スキート、ダブルトラップ等)用及び狩猟用銃、特に散弾銃を用いる場合にあっては、射撃はほんの一瞬で勝負が決まってしまい、射撃姿勢をとったときの頬付け、肩付けは、無理なく狙い線にのせるために重要な意味を有する。射手の個人個人に体格の相違があり、顔の違い、射撃姿勢の個々の癖、好みの違いがあるが、一般の既製銃では、銃床は、ユーザの最大公約数的な、いわゆる規格寸法からなっていた。
近時、照準視界が広くなり、特にクレー射撃等の競技用銃として有利に機能するとして、ハイリブが用いられており、ハイリブ構造の中には通常のリブに後付けでハイリブを付設するものも案出されている。
従来、銃床の上部分を切断して、該切断部分に上下方向に移動可能でかつ固定自在にチィークピース又は肩パッドと一体のチィークピースを設けた銃床が案出されている(特許文献1,2,3参照)。また、銃床の基端に凹所を形成し、該凹所にスライド受けを嵌込み、該スライド受けに、肩パッドを有するスライダを上下方向移動自在に係合し、該肩パッド及びスライダからなる床尾板をねじ止めした銃床が案出されている(特許文献4)。
特開平5−215498号公報 特開平8−121994号公報 米国特許第5,392,553号公報 特開2003−322497号公報
上記従来の技術のものは、チィークピース、チィークピースと肩パッド又は肩パッドを銃床に取付けるため、銃床の上部分及び/又は基端面部分を切り取って、該切り取った部分を加工する必要があり、射撃手又は対象競技に合せたカスタム化された銃となり、かつ一度加工すると元に戻すことはできない。このため、個人の専用となって、銃としての商品価値を低下すると共に、大事な銃を傷付けてしまうとの心情的躊躇から、少数の競技選手にしか普及していない。
また、上記取外し自在なハイリブを取付けた場合、該高くなったリブに合せて、頬付け部も高くする(ハイベンド)必要があるが、ハイリブが取り外し自在である以上、上記元に戻せない銃床部分のカスタマイズとはマッチングせず、軽量で銃身自身をハイリブとしたものと同等の性能を有するアタッチメントハイリブを開発しても、普及の妨げとなってしまう。
また、伸縮性の材料からなる輪状のストックガードを銃床に巻付け、銃床上部との間にスポンジからなる間材を入れてベンド調整するものもあるが、これではベンド位置が安定せず、正確な弾着を得ることができない。
そこで、本発明は、銃床を傷付けることなく、かつ正確に頬付け部(ベンド)を調整して確りと銃床に固定でき、もって上述した課題を解決した可変ベンド並びにそれを用いた銃を提供することを目的とするものである。
本発明は、銃身(5)及び銃床(6)を有する銃(1)の銃床に取付けられる可変ベンド(2)であって、
前記銃床(6)の基端面(6a)と肩パッド(7)との間に挟持され得る挟持部(12)、及び該挟持部の上端に形成され、連結用の溝(13d)を有する連結部(13)を備えたパッドベース(9)と、
前記銃床(6)の上部分(6b)に接合し得る接合部(15)、及び該接合部の幅方向中央部にて上方に立上るように形成され、複数の長孔(29)を有する取付けプレート(16)を備えたベンドフレーム(10)と、
前記取付けプレート(16)に嵌合し得る溝(41)を有するチィークピース(11)と、を備え、
前記パッドベース(9)の挟持部(12)を前記銃床(6)の基端面(6a)と前記肩パッド(7)との間に固定し、前記連結部(13)の溝(13d)に前記取付けプレート(16)を嵌合して固定すると共に前記接合部(15)を前記銃床上部分(6b)に固定して、前記ベンドフレーム(10)を前記銃床(6)に取付け、前記チィークピース(11)を、前記溝(41)に前記ベンドフレーム(10)の取付けフレーム(16)を嵌合して前記長孔(29)及びねじにより高さ調整して固定する、
ことを特徴とする銃に用いる可変ベンドにある。
前記ベンドフレーム(10)の接合部(15)は、幅方向外側から前記取付けプレート(16)に向って延びる多数の溝(26)を形成して、長手方向に対して多数に分割された分割片(15a)からなり、
これら各分割片(15a)を、銃床上部分(6b)の形状に合せて塑性変形可能に構成した。
前記パッドベース(9)の挟持部(12)に、上下方向の凹溝(22)付き長孔(21)を形成し、該凹溝付き長孔にスライド自在にスライドナット(23)を嵌挿し、
前記パッドベースの連結部(13)を、前記ベンドフレーム(10)の取付けプレート(16)に長孔(27)及びねじにより上下方向に調整自在に固定し、
前記パッドベース(9)の挟持部(12)を前記銃床(6)の基端面(6a)に固定し、該挟持部(12)に、前記スライドナット(23)にねじを螺着することにより前記肩パッド(7)を上下方向に調整自在に固定してなる。
前記ベンドフレーム(10)の取付けプレート(16)における前記パッドベース(9)との連結部反対側端部分に、前記銃床との間で紐、バンド等を巻締め得る凹部(30)を形成してなる。
本発明は、前記可変ベンド(2)を前記銃床(6)に取付け、
銃身(5)に、該銃身より所定高さ位置にて該銃身に沿って延びる着脱自在なハイリブ(3)を取付けてなる、ことを特徴とする銃(1)にある。
前記ハイリブ(3)は、前記銃身(5)に形成されたリブ(5a)を挟んで該銃身に固定される複数のマウント部(17a,17b,17c)と、
前記マウント部の上部に長孔(57)及びねじにより上下方向に調整自在に固定されるトップリブ部(19)と、を備え、
前記複数のマウント部(17…)を幅方向に2分割されたプラスチック材料で成形し、前記トップリブ部(19)を断面T字状のアルミ材料にて形成し、
前記2分割された各マウント部が、前記銃身のリブ(5a)及び前記トップリブの下方向に形成されたフレーム(19b)を挟持して固定されてなる。
前記複数のマウント部の内の先端側のマウント部(17a)に、銃を地面に置く際に接地し得る座部材(60)を突出して固定してなる。
前記トップリブ部(19)の上面(U)は、艶消し処理が施されてなる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、ベンドフレームは、その取付けプレートの後端部分をパッドベースの連結部に、その接合部を銃床の上部分に固定して銃床に確実に固定され、該ベンドフレームの取付けプレートに嵌合して、長孔及びねじにより高さを調整してチィークピースが固定されるので、容易に本可変ベンドを銃床に取付けることにより、射手及び銃に適合した頬付け位置を設定することができ、一般の銃が安価にカスタム銃と同様な性能、特に射撃競技用銃としての性能を有す銃とすることができる。
そして、パッドベースは、銃床の基端面と肩パッドとの間に挟んで固定され、ベンドフレームの接合部は、銃床の上部分に接合して接着等により固定されるので、銃床に特別な加工を施すことなく、可変ベンドを取付けることができ、かつ可変ベンドが不要になった場合、可変ベンドを取外して元の銃に戻すことができる。
請求項2に係る本発明によると、ベンドフレームの接合部は、分割片からなり、人力により銃床上部分の形状に合せて容易に塑性変形することができ、銃の相違に拘らず、接合部を銃床上部分の形状に適合して密着することができ、接着等により銃床に容易かつ確実に固定することができる。
請求項3に係る本発明によると、スライドナットを有するパッドベースの挟持部を銃床基端面に固定し、上記スライドナットにより上下方向自在に肩パッドを固定し得るので、肩パッドの位置を射手の体格、銃の種類及び上記可変ベンドの位置等に合せて容易に調整することができ、肩パッドを射手の肩位置に適合して射撃性能を向上することができる。
また、一般に、肩パッドは、2個の木ねじにより銃床基端面に固定されているが、その取付け位置は、メーカ、国等によりまちまちであり、上記スライドナットにより肩パッド本来の木ねじ位置に合せて、該肩パッドに新たな孔をあけることなくそのまま用いることができ、肩パッドを含めて銃床を傷付けることなく本可変ベンドを取付け、かつ取外すことにより元の銃に戻すことができる。
請求項4に係る本発明によると、ベンドフレームに凹部を形成して、該凹部を用いて紐、バンドを銃床に巻締めることにより、ベンドフレームを、接合部の接着に際しての仮止めとして、又は接合部の接着と共に又は該巻締め単独にて銃床に固定することができる。
請求項5に係る本発明によると、着脱自在なハイリブを銃身に取付けた銃の銃床に、本可変ベンドを着脱自在に取付けたので、ハイリブによる視界の広がりにより、射撃性能、特にクレー射撃の性能を向上することができるものでありながら、一般の銃に戻す場合は、上記可変ベンド及びハイリブを取外すだけで、銃に傷を残すことなく元の銃に戻すことができる。
請求項6に係る本発明によると、ハイリブは、例えばガラス繊維入りのポリカーボネート等のプラスチックからなる複数のマウント部と、アルミ製のトップリブ部からなるので、必要な強度を保持しつつ軽量化を実現することができ、該ハイリブを取付けた銃の発射時の慣性負荷を大幅に軽減することができ、かつトップリブの上下方向位置が調整自在となっているので、前記可変ベンドによるベンド調整と相俟って、正確かつ容易に狙い線の調整及び着弾点調整を行うことができ、これらにより、安価なアタッチメントを、銃本体を加工することなく銃に付設することができ、高価なカスタム銃と同等な性能を得ることができる。
また、各マウント部は、2分割されており、それらを銃身のリブに挟むことにより取付けると共に、プラスチックの可撓性によりトップリブ部のフレームにも容易に挟むことができ、銃身リブの幅が相違していても、本ハイリブを容易に取付けることができる。
請求項7に係る本発明によると、射撃待ち等により銃を置く際、ハイリブ先端に突出して取付けた座部材が接地するので、銃口部分を汚したり傷付けたりすることを防止できる。
請求項8に係る本発明によると、ハイリブのトップリブ部上面は、ショットブラスト、サンドブラスト等の艶消し処理が施されているので、狙う際の反射が妨げられ、狙い性能を向上することができる。
本発明に係る可変ベンド及びハイリブを分解した状態の銃を示す正面図。 可変ベンド及びハイリブを装着した状態の銃を示す正面図。 可変ベンドのパッドベースを示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図。 可変ベンドのベンドフレームを示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図。 可変ベンドのチィークピースを示す図で、(A)は(B)のA−A線による断面図、(B)は底面図、(C)は側面図。 ハイリブ全体を示す正面図。 ハイリブのフロントマウント部を示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図。 ハイリブのミドルマウント部を示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図。 ハイリブのリヤマウント部を示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図。 ハイリブのトップリブ部を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は拡大側面図。 座部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)は右側面図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態を説明する。図1は、既製の銃1に着脱自在に取付け得る可変ベンド2、ハイリブ3を取外した状態を示す図であり、図2は、可変ベンド2及びハイリブ3を組付けた状態の銃1’を示す。
既製の銃(上下二連銃)1は、銃身5と銃床6と図示しない機関部を有し、図1は、銃床6の基端面6aから肩パッド7を取外した状態を示す。可変ベンド2は、パッドベース9とベンドフレーム10とチィークピース11とからなり、パッドベース9は、銃床の基端面6aと肩パッド7との間に挟まれて固定される挟持部12と、該挟持部上端に一体に形成される連結部13とを有する。ベンドフレーム10は、銃床6の上部分6bに接合し得る接合部15と、該接合部と一体に形成される取付けプレート16とを有し、チィークピース11は、前記取付けプレート16に上下方向調整自在に固定される。
ハイリブ3は、フロントマウント部17a、リヤマウント部17b及び3個のミドルマウント部17cと、これらマウント部の上端に亘って固定されるトップリブ部19とを有し、前記各マウント部17a,17b,17cは、それぞれ銃身5に形成されているリブ5aに固定される。トップリブ部19の先端には、本出願と同一発明(考案)者及び同一出願人よる照準装置20(実用新案登録第3043520号参照)が取付けられている。該照準装置20は、アクリル材等の着色された透光性部材を後方の筒部から覗くことにより、移動する目標に照準する。なお、該照準装置20は、それを取付けることにより照準精度が向上して好ましいが、取付けなくてもよい。
前記パッドベース9は、図3に示すように、銃床6の基端面6aと平面視[(B)参照]略々同じ形状の挟持部12と、該挟持部の上端部において正面視[(A)参照]前方に延びる連結部13とからなり、前記挟持部12には上下に2個の長孔21,21と、これら長孔の前方側周囲に形成される凹溝22,22とを有している。該凹溝22及び長孔21には、それぞれスライドナット23,23が嵌挿されている。スライドナット23は、長円形状のカラー23aと、円筒形状の雌ねじ部23bとを有し、カラー23aが凹溝22に嵌合すると共に雌ねじ部23bが長孔21に嵌合して、前記挟持部12に上下方向スライド自在に嵌込まれている。
前記連結部13は、上部の左右側面がテーパ面13a,13aとなっていると共に、下面が銃床上部分に沿うようにアール面13bとなっており、幅方向中央部に上側平坦面13cから下側アール面に抜ける切り溝13dが形成されている。更に、左右側面13eに貫通して孔が形成されており、該孔の一方がねじ孔13fであり、他方が6角棒スパナ用の孔を有するボルト頭を嵌入し得る段付き孔13fになっている。
そして、前記パッドベース9の挟持部12は、前記スライドナット23を上下の凹溝付き長孔21に嵌込んだ状態で、該凹溝22側を銃床側にして基端面6aに両面粘着テープ及び/又は木ねじにより固定される。該銃床6に固定された挟持部12の銃床基端面6aの反対側面に肩パッド7がボルト25,25をスライドナット23,23に螺着することにより固定される。この際、スライドナット23,23は、上下の長孔21及び凹溝22に沿って上下方向に調整自在であり、肩パッド7は、ボルト25,25をスライドナット23,23に螺合して、射撃手の体型、好み、癖、並びに後述するチィークピース11の高さ(可変ベンドの調整)及びハイリブ3の有無等によりその位置を調整し、適合した位置にてボルト25を締付けることにより銃床6に固定される。また、一般に、肩パッド7の銃床基端面6aへの固定は、上下2本の木ねじにより固定されており、かつヨーロッパタイプ、アメリカタイプ又はメーカにより上記木ねじの間隔が異なるが、上記パッドベース9は、上下2個のスライドナット23,23がそれぞれ移動自在であるので、木ねじ間隔がどのような銃であっても、本来の肩パッド7をそのまま用いて、かつその木ねじの孔に上記ボルト25,25を差込んで、そのままの状態で(何等加工を施さず)肩パッド7を上下高さ位置を調整して固定し得る。
ベンドフレーム10は、図4に示すように、アルミ材料からなり、アール状に左右幅方向に延びる接合部15と、該接合部の幅方向中央にて立上る取付けプレート16とからなる。接合部15は、中央部分から左右幅方向外側に向って多数の切り溝26…が形成されており、長手方向に対して多数に分割された分割片15a…からなる。これら分割片15aは、アルミ等の金属材料の薄片により形成されることと相俟って、手指で容易に塑性変形され、銃床6の上部分6bのアール形状に合せて変形し得る。取付けプレート16は、後端部分上面がテーパ面16aとなっていると共に、上下方向の長孔27が形成されており、かつ所定間隔離れて2個の上下方向の長孔29,29が形成されている。更に、先端側上面に凹部30が形成されている。
前記ベンドフレーム10は、接合部15の分割片15aを銃床の上部分アール面6bに合せて塑性変形し、該接合部15を銃床上部分6bに両面粘着テープ等で接着固定される。なおこの際、凹部30に、銃床との間に紐、バンド、ゴムバンド等を巻締めて、接着時の仮止めをすることにより、正確かつ確実に銃床6の適正位置にベンドフレーム10を固定することができる。この場合、上記接合部の接着完了後、バンド等の巻締め部材は取外される。また、仮使用又は銃床に接着痕を残したくない等の理由により、両面テープ等による接着をしないで、上記凹部30により銃床6との間でしっかりとバンド等を巻締めて、ベンドフレーム10の前部を銃床に固定して用いることも可能である。
一方、前記ベンドフレーム10の取付けプレート16の後端部分は、前記パッドベース連結部13の切り溝13dに嵌込まれ、ボルト(図示せず)を後部長孔27に貫通して、ねじ孔13f及び段付き孔13fに螺合して固定される。これにより、ベンドフレーム10の後端部分が、前記銃床基端面に固定したパッドベース9に固定される。従って、ベンドフレーム10は、接合部15が銃床の上部分アール面6bに合せて塑性変形すると共に固定され、かつパッドベース9にボルトにより固定される。この際、取付けプレート16の後部長孔27は、幅広になっており、銃の違いにより、銃床基端面に固定されるパッドベース9との間隔に微妙なズレを生じるが、上記長孔27により上記ズレを融通し、かつ接合部15が分割片15aに基づく塑性変形により銃床上部分に整合することが相俟って、どのような銃にでも、確実にベンドフレーム10を銃床の適正位置に確りと固定することができる。
チィークピース11は、図5に示すように、プラスチックス又は木材からなり、断面が略々半円形状からなり、かつ先端側両側面が先細状となるようにテーパ面11a,11aとなっている。更に、下面側中央部分は、刳り貫かれて空洞部32,33,35になっており、先端側が中実部36になっていると共に、後端面及び中間2箇所が左右側面11c,11cを結ぶ橋絡中実部37,39,40になっている。そして、上記橋絡中実部の中央部分には切り溝41が形成されており、かつ中間の2箇所の橋絡中実部39,40には6角孔頭部を有するボルト用のねじ孔39a,40a、及び段付き孔39b,40bが形成されている。
前記チィークピース11は、切り溝41を前記ベンドフレーム10の取付けプレート16に嵌込み、その長孔29,29を貫通するようにしてボルトを前記ねじ孔39a,40a、段付き孔39b,40bに螺合して、ベンドフレーム10に固定される。この際、前記長孔29,29により、チィークピース11の高さ及び前後方向角度が調整され、ボルトを6角棒スパナで締付けることにより固定される。これにより、確りと銃床に固定されるベンドフレーム10に適正な形状のチィークピース11が頬付け位置及び狙い線を調整されて確実に固定され、素速い操作でチィークピース11に頬付けしても、チィークピースが倒れたりズレたりすることはなく、正確な狙い線及び適正な肩パッド7の密着により、正確で素速い射撃が可能となる。
ついで、上述した本可変ベンド2と適正にマッチングしたハイリブについて、図6〜図10に沿って説明する。
ハイリブ3は、図6に示すように、ガラス入りポリカーボネート製のマウント部とアルミ製のトップリブ部とからなり、マウント部は、フロントマウント部17a、リヤマウント部17b及び3個のミドルマウント部17c,17c,17cからなる。上記各マウント部は、左右鏡面対称からなる2個の半片からなり、これら半片を合せて銃のリブ5aとトップリブ部19のフレーム19bを挟み込んで、ハイリブ3が銃身5に固定される。
フロントマウント部17aは、図7に示すように、下連結部42、上連結部43、前後の柱部45,46及び中間柱部47からなり、正面視[(A)参照]4角形及び3角形を合せた形状からなる。下部連結部42は、鉤状からなり、左右の半片を合せて銃身のリムを挟持し得るアリ溝形状となる。また、下部連結部42及び上部連結部43は、ボルト及びナット用の座48…及び孔49…が形成されている。なお、図7〜図9は、各マウント部の右半片のみを示し、左半片は鏡面対象からなるので省略する。
3個のミドルマウント部17cは、図8に示すように、正面視[(A)参照]3角形状からなり、同様の鉤状の下部連結部50及び前後の柱部51,52及びボルト、ナット用の座48及び孔49を有する。リヤマウント部17bは、図9に示すように、正面視[(A)参照]斜面の長い3角形状からなり、同様の鉤状の下部連結部53、小さな勾配の後柱部55及び垂直状の前柱部56及びボルト、ナット用の座48及び孔49を有する。
トップリブ部19は、図10に示すように、側面視[(C)参照]T字状からなり、トップリブ19aの上面Uは、ショットブラスト又はサンドブラスト等の艶消し処理が施されており、フレーム19bには複数個の長孔57…が形成されている。前記各マウント部17a,17b,17cは、それぞれ半片を合せて、その上部の取付け部にフレーム19bを、挟むようにしてボルトを各長孔57に貫通させてナットで締付けてトップリブ部19を連結する。そして、各マウント部の下連結部42,50,53の左右半片により銃身のリブを挟んで、ボルト及びナットを締付けることにより、ハイリブ3が銃身5に固定される。この際、トップリブ部19は長孔57により高さ及び前後方向角度が調整され、担点調整及び着弾調整が可能となる。また、各マウント部17a,17b,17cは、可撓性を有するプラスチックからなり、各柱部が弾性変形して、トップリブ部19のフレーム19bを挟持すると共に、銃身のリブ幅が相違してもリブ5aを挟持して固定することができ、大部分の銃に本ハイリブ3を取付けることが可能である。
トップリブ部19の先端には、前述した本発明者考案による照準装置20を取付けてもよく、またフロントマウント部17aの先端に、図11に示す座部材60を取付けることが可能である。座部材60は、プラスチックからなり、一端に長円状の接地部61を有し、他端に抜止め用の膨出部62を有し、それらの間に薄肉の挟持部63を有する。該座部材60は、フロントマウント部17aの前柱部45の両半片の間にその挟持部63が挟まれ、膨出部62及び接地部61により抜止めされて装着される。接地部61は、銃身より突出した状態となり、待ち時間等で銃身を下にして置く際に、座部材60の接地部61が接地して銃を支える。
前記可変ベンド2及び前記ハイリブ3を銃1に取付けることにより、ハイリブ及びハイベンドが施されたカスタム銃と同等な性能を有する銃1’(図2参照)となる。ハイリブ3は、プラスチック製の複数のマウント部及びアルミ製のトップリブ部からなり、軽量で銃のバランスを変えることなく、かつ各マウント部は、適度の弾力性があり、発射時の衝撃を吸収し、発射時の貫性負荷を減少することができる。また、トップリブ部は、各マウント部に対して上下方向の調整でき、担点及び着弾点の微調整が可能であり、射撃精度を向上することができる。
前記可変ベンド2は、上記ハイリブ3にマッチングしてハイベンド位置にあって、かつその高さ及び狙い線を調整可能であり、またチィークピース11は、素速くかつ比較的荒い頬付け操作であっても倒れたりズレたりすることがなく、射撃手に合った適正な頬付け位置を常に確保することができる。また、前記可変ベンド2は、銃本体に傷付けることなく取付けることができ、上記取付け取外し可能なハイリブ3と相俟って、不要な場合、元の銃1(図1参照)に戻すことができる。
なお、本可変ベンドは、上記ハイリブと共に用いることにより好適であるが、必ずしもハイリブと共に用いる必要はなく、例えばスコープ装着銃や各種光学照準装着銃に用いてもよく、また通常の銃に、本可変ベンドのみを用いてもよい。
1 銃
1’ 可変ベンド及びハイリブを取付けた銃
2 可変ベンド
3 ハイリブ
6 銃床
6a 基端面
6b 上部分
7 肩パッド
9 パッドベース
10 ベンドフレーム
11 チィークピース
12 挟持部
13 連結部
13d (切り)溝
15 接合部
15a 分割片
16 取付けプレート
17a フロントマウント部
17b リヤマウント部
17c ミドルマウント部
19 トップリブ部
21 長孔
22 凹溝
23 スライドナット
27 長孔
29 長孔
30 凹部
41 (切り)溝
57 長孔
60 座部材

Claims (8)

  1. 銃身及び銃床を有する銃の銃床に取付けられる可変ベンドであって、
    前記銃床の基端面と肩パッドとの間に挟持され得る挟持部、及び該挟持部の上端に形成され、連結用の溝を有する連結部を備えたパッドベースと、
    前記銃床の上部分に接合し得る接合部、及び該接合部の幅方向中央部にて上方に立上るように形成され、複数の長孔を有する取付けプレートを備えたベンドフレームと、
    前記取付けプレートに嵌合し得る溝を有するチィークピースと、を備え、
    前記パッドベースの挟持部を前記銃床の基端面と前記肩パッドとの間に固定し、前記連結部の溝に前記取付けプレートを嵌合して固定すると共に前記接合部を前記銃床上部分に固定して、前記ベンドフレームを前記銃床に取付け、前記チィークピースを、前記溝に前記ベンドフレームの取付けフレームを嵌合して前記長孔及びねじにより高さ調整して固定する、
    ことを特徴とする銃に用いる可変ベンド。
  2. 前記ベンドフレームの接合部は、幅方向外側から前記取付けプレートに向って延びる多数の溝を形成して、長手方向に対して多数に分割された分割片からなり、
    これら各分割片を、銃床上部分の形状に合せて塑性変形可能に構成した、
    請求項1記載の銃に用いる可変ベンド。
  3. 前記パッドベースの挟持部に、上下方向の凹溝付き長孔を形成し、該凹溝付き長孔にスライド自在にスライドナットを嵌挿し、
    前記パッドベースの連結部を、前記ベンドフレームの取付けプレートに長孔及びねじにより上下方向に調整自在に固定し、
    前記パッドベースの挟持部を前記銃床の基端面に固定し、該挟持部に、前記スライドナットにねじを螺着することにより前記肩パッドを上下方向に調整自在に固定してなる、
    請求項1又は2記載の銃に用いる可変ベンド。
  4. 前記ベンドフレームの取付けプレートにおける前記パッドベースとの連結部反対側端部分に、前記銃床との間で紐、バンド等を巻締め得る凹部を形成してなる、
    請求項1ないし3のいずれか記載の銃に用いる可変ベンド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の可変ベンドを前記銃床に取付け、
    銃身に、該銃身より所定高さ位置にて該銃身に沿って延びる着脱自在なハイリブを取付けてなる、銃。
  6. 前記ハイリブは、前記銃身に形成されたリブを挟んで該銃身に固定される複数のマウント部と、
    前記マウント部の上部に長孔及びねじにより上下方向に調整自在に固定されるトップリブ部と、を備え、
    前記複数のマウント部を幅方向に2分割されたプラスチック材料で成形し、前記トップリブ部を断面T字状のアルミ材料にて形成し、
    前記2分割された各マウント部が、前記銃身のリブ及び前記トップリブの下方向に形成されたフレームを挟持して固定されてなる、
    請求項5記載の銃。
  7. 前記複数のマウント部の内の先端側のマウント部に、銃を地面に置く際に接地し得る座部材を突出して固定してなる、
    請求項5又は6記載の銃。
  8. 前記トップリブ部の上面は、艶消し処理が施されてなる、
    請求項5ないし7のいずれか記載の銃。
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