JP2010187265A - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた操作性を有するアスペクト比切り換え可能な撮像装置および撮像装置の制御方法を提供する。
【解決手段】被写体像を画像データとして出力する撮像素子と、画像データのアスペクト比を略無段階に指示する前ダイアル、後ダイアル、十字釦等の操作部を有し、アスペクト比変更の指示に応じて(#101、#103)、撮像素子の画像データ出力領域のアスペクト比を略無段階に制御すると共に(#105)、ファインダ中の全面LCDによって被写体像の視野枠も略無段階で変更する(#107)。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮像装置および撮像装置の制御方法に関し、詳しくは、撮影画面を異なるアスペクト比に変更可能な撮像装置および撮像装置の制御方法に関する。
従来より、撮影画像のアスペクト比の変更に応じて、ファインダの視野枠を切り換えることは種々提案されている。例えば、特許文献1には、伸縮自在の遮光部材を用いることにより、複数の画面サイズに応じた視野を形成するようにしたカメラのファインダ装置が開示されている。このファインダ装置では、標準サイズ(ハイビジョン)、パノラマサイズ、クラシックサイズの3つのサイズに切り換え可能である。また、特許文献2には、CCD内蔵レンズユニットを交換した場合でも、カメラ本体ユニットの透視ファインダによって撮影範囲と同じ範囲を見ることのできるようにした電子カメラシステムが開示されている。この電子カメラシステムでは、画角やCCDのアスペクト比が変化すると、透視ファインダの画角やアスペクト比が変化する。
また、特許文献3には、ファインダ視野について、縦横の変更と同時にアスペクト比の変更も可能とした光学ファインダ装置が開示されている。この光学ファインダ装置では、縦方向に間隔を変更できる第1のマスクと、横方向に間隔を変更できる第2のマスクが設けられており、両者を同時に移動させることが可能である。さらに、特許文献4には、視野枠を複数の移動に応じて観察範囲を変更するにあたり、装置全体を小型化した光学ファインダ装置が開示されている。この光学ファインダ装置では、二次像の形成面に可変開口により二次像を規制することにより、観察範囲を変更するようにしている。
特開平11−119299号公報 特開2000−152040号公報 特開2006−285009号公報 特開2007−233295号公報
このように、ファインダの視野枠を切り換えるにあたって種々の機構が開示されているが、切り換えの操作性まで考慮されていない。すなわち、アスペクト比を無段階に変更することまでは考慮されていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、優れた操作性を有するアスペクト比切り換え可能な撮像装置および撮像装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる撮像装置は、被写体像を画像データとして出力する撮像部と、上記画像データのアスペクト比を略無段階に指示する操作部と、上記指示に応じて、上記撮像部の画像データ出力領域のアスペクト比を略無段階に制御する撮像領域制御部と、を有する。
第2の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記被写体像を光学的に表示するファインダ表示部と、上記指示に応じて、上記ファインダ表示部の被写体像表示部のアスペクト比を、上記画像データ出力領域のアスペクト比に一致するように、無段階に制御するファインダ制御部と、を更に有する。
第3の発明に係わる撮像装置は、上記第2の発明において、上記ファインダ表示部は、被写体像表示部の少なくとも一部に、各部分毎に透過状態と遮光状態とを切り換え可能な第1の視野枠部材を有し、上記ファインダ制御部は、上記第1の視野枠部材の透過状態と遮光状態とを切り換えることにより、上記被写体像表示部のアスペクト比を無段階に制御する。
第4の発明に係わる撮像装置は、上記第2の発明において、上記ファインダ表示部は、ファインダ光軸と直交する方向に移動可能な第2の視野枠部材を有し、上記ファインダ制御部は、上記第2の視野枠部材を移動させることにより、上記被写体像表示部のアスペクト比を略無段階に制御する。
第5の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記画像データを表示するライブビュー表示部と、上記指示に応じて、上記ライブビュー表示部の画像データ表示部のアスペクト比を、上記画像データ出力領域のアスペクト比に一致するように、略無段階に制御するライブビュー制御部と、を更に有する。
第6の発明に係わる撮像装置は、上記第1ないし第5の発明において、上記操作部は回転ダイアル態様の操作部材である、又は、上下左右に配置された4つの釦からなる操作部材である。
第7の発明に係わる撮像装置は、被写体像を光電変換し、画像データを出力する撮像部と、上記被写体像の撮影領域のアスペクト比を略無段階で設定するための操作部材と、上記被写体像を表示するための被写体像表示部と、上記操作部材によって設定された上記アスペクト比に応じて、上記画像データの画像データ出力領域を略無段階で制御する画像データ出力領域制御部と、上記操作部材によって設定された上記アスペクト比に応じて、上記被写体像表示部に表示する上記被写体像の視野を略無段階で制御する視野制御部と、上記画像データ出力領域の画像データを記録する記録部と、を有する。
第8の発明に係わる撮像装置は、上記第7の発明において、上記被写体像表示部は、撮影レンズを通った被写体光束に基づいて被写体像を観察する光学ファインダであり、上記視野制御部は、上記光学ファインダ中の被写体像の結像面近傍に配置され、上記操作部材によって無段階で設定された上記アスペクト比に応じて視野枠を制限する。
第9の発明に係わる撮像装置は、上記第7の発明において、上記被写体像表示部は、上記画像データに基づいて上記被写体像をライブビュー表示し、上記視野制御部は、上記操作部材によって無段階で設定された上記アスペクト比に応じた領域の画像データ出力領域の画像データを表示する。
第10の発明に係わる撮像装置の制御方法は、被写体像を画像データとして出力し、上記画像データのアスペクト比の変更指示を無段階で検出し、上記指示に応じたアスペクト比で、画像データ出力領域の画像データを出力する。
本発明によれば、アスペクト比を無段階に変更することができ、優れた操作性を有するアスペクト比切り換え可能な撮像装置および撮像装置の制御方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラの正面側からみた外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの背面側から見た外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおける要部断面図であり、(a)はカメラ本体の長手方向に沿った要部断面図であり、(b)はカメラ本体について撮影光学系の光軸方向に沿った要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおいて電気回路を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおいて撮像素子と撮影画面の関係を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおいて光学ファインダ内の液晶表示の全表示素子を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおいて光学ファインダ内の液晶表示の使用状態を示す図であり、(a)は横長画面の場合、(b)は正方形画面の場合、(c)は縦長画面の場合を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラにおいて背面液晶モニタにおけるライブビュー表示状態を示す図であり、(a)は横長画面の場合、(b)は正方形画面の場合、(c)は縦長画面の場合を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるデジタルカメラにおいて、設定変更の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるデジタルカメラにおいて、設定変更の動作を示すフローチャートの変形例である。 本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラにおける要部断面図であり、(a)はカメラ本体の長手方向に沿った要部断面図であり、(b)はカメラ本体について撮影光学系の光軸方向に沿った要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラにおけるファインダ視野枠の機構を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラにおいて光学ファインダ内の視野枠の使用状態を示す図であり、(a)は横長画面の場合、(b)は正方形画面の場合、(c)は縦長画面の場合を示す図である。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタルカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフレックスカメラの正面から見た外観図であり、図2は、このデジタル一眼レフレックスカメラの背面側から見た外観斜視図である。
図1に示すカメラ本体200の前面の略中央には、着脱可能なレンズ鏡筒100を装着している。カメラ本体200の正面左側のグリップ部の上部には、レリーズ釦21が配置されている。レリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピント合わせ、被写体輝度の測光等の撮影動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子211(図4参照)の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う露光動作を実行する。
また、カメラ本体200の正面左側グリップ部には、前ダイアル22が配置されている。この前ダイアル22は、時計方向および反時計方向に回転自在であり、その回転方向と回転量が検知され出力される。
図2に示すように、カメラ本体200の背面の右上には、後ダイアル23が配置されている。後ダイアル23も、前ダイアル22と同様、時計方向および反時計方向に回転自在であり、その回転方向と回転量が検知され出力される。また、後ダイアル23の近傍には、2つの操作釦からなる背面操作部材24が配置されている。
後ダイアル23の下側に、十字釦32が配置されている。この十字釦32は上側十字釦32a、下側十字釦32b、右側十字釦32c、左側十字釦32dの4つの釦からなり、背面液晶モニタ39上にカーソルが表示されている場合に、このカーソルの移動等に用いる。また、後述するように、本実施形態の変形例においては、十字釦32のいずれかの釦を操作することによりアスペクト比を変更することができる。
カメラ本体200の背面の略中央の上部には、接眼部38が設けられており、この中に接眼レンズ206が配置されている。カメラ本体200は一眼レフレックスカメラであり、内部には、可動ミラー201やペンタプリズム205等のファインダ光学系(図4参照)が配置され、このファインダ光学系を通過した被写体光束が、この接眼レンズ206より出射する。撮影者は接眼レンズ206を介して、光学的に被写体像を観察することができる。
接眼部38の下側には、背面液晶モニタ(以下、背面LCDと称す)39が配置されている。背面LCD39は、ライブビュー表示を行い、また、記録済みの被写体像を再生表示し、撮影情報やメニューを表示するための表示装置である。これらの表示を行うことができるものであれば、液晶表示装置に限らない。また、本実施形態においては、カメラ本体200の背面に配置しているが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限られない。
次に、図3(a)(b)を用いて、本実施形態における光学ファインダの構成について説明する。カメラ本体200内には、ミラーボックスを構成する固定枠25が配置されている。この固定枠25の前側であって、レンズ鏡筒100内の撮影光学系101(図4参照)による被写体光束通過用の開口部の周囲には、ボディマウント24が配置されている。ミラーボックス内には、可動反射ミラー201が回動自在に配置されており、また、可動ミラー201の裏面側には、回動自在に取り付けられたサブミラー202が配置されている。可動ミラー201の背後であって、撮影光学系101の光路上には、フォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置され、さらにその背後には、撮像素子211が配置されている。
可動反射ミラー201の反射光路上であって、可動反射ミラー201から撮像素子211までの距離と等価な位置に、フォーカシングスクリーン203が固定枠25に固定されている。このフォーカシングスクリーン203の上側には、全面液晶板(以下、全面LCDと称す)204が固定枠25に固定されている。この全面LCD204は、全面が液晶板で構成され、後述するように、光学ファインダ中に撮影情報を表示すると共に、アスペクト比変更に応じた被写体像を透過し、その周囲に視野枠を表示する。なお、全面LCD204は、透過領域と遮光領域に切り替え制御可能であり、また、撮影情報等の情報表示が可能であれば、液晶以外の素子であっても構わない。
全面LCD204の側面には、照明用LED208が配置されており、撮影情報を表示する際に照明を行う。また、全面LCD204の上面の周囲には遮光用の遮光板27が配置されており、また、撮影情報を表示する部分(以下、撮影情報表示部204b、図6参照)に対応する下面にも遮光用の遮光板26が配置されている。全面LCD204の一端には、フレキシブル基板28が接続されており、このフレキシブル基板28を通じて液晶駆動回路210(図4参照)に接続されている。また、図示しないが、照明用LED208もフレキシブル基板28を通じてLED駆動回路209(図4参照)に接続されている。全面LCD204の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム205が配置されている。ペンタプリズム205の出射側(図3(b)で右側)には被写体像観察用の接眼レンズ206が配置されている。
本実施形態においては、このように光学ファインダが構成されているので、レンズ鏡筒100内の撮影光学系101による被写体光束は、可動ミラー201が下降状態にある場合には反射され、フォーカシングスクリーン203上に結像する。フォーカシングスクリーン203上に形成された被写体像は、図中、被写体画像光線31aに示すように、全面LCD204、ペンタプリズム205、接眼レンズ206を通過し、撮影者によって観察される。また、全面LCD204の撮影情報表示部204bに表示される文字・記号等で表わされる撮影情報は、図中、撮影情報光線31bに示すように、ペンタプリズム205、接眼レンズ206を通過し、撮影者によって観察される。
次に、図4を用いて、本実施形態におけるデジタルカメラの電気回路について説明する。レンズ鏡筒100の内部には、焦点調節および焦点距離調節用の撮影光学系101を構成するレンズ101a、101bと、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101a、101bの内のフォーカスレンズやズームレンズは光学系駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動される。
光学系駆動機構107および絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体200に接続されている。レンズCPU111はレンズ鏡筒100内の制御を行うものであり、光学系駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体200内には、前述したように、被写体像を観察光学系に反射するために撮影光学系101の光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子211に導くために跳ね上がった位置との間で、回動可能な可動反射ミラー201が設けられている。この可動反射ミラー201の上方には、フォーカシングスクリーン203が配置され、このフォーカシングスクリーン203の上方には、全面LCD204が配置され、さらにその上方にはペンタプリズム205が配置されている。全面LCD204は、液晶駆動回路210に接続されており、この液晶駆動回路210は、全面LCD204の駆動制御を行う。液晶駆動回路210は、設定されたアスペクト比に応じて、後述する図7に示すような視野となるように全面LCD204の制御を行う。また、全面LCD204の両側面には照明用LED208がそれぞれ配置されており、この照明用LED208は、LED駆動回路209に接続されている。
ペンタプリズム205の出射側には被写体像観察用の接眼レンズ206が配置され、この脇であって被写体像の観察に邪魔にならない位置に測光センサ207が配置されている。測光センサ207の出力は、測光処理回路212に接続されており、測光処理回路212は測光センサ207の出力に基づいて、被写体輝度に応じた被写体輝度信号を出力する。
上述の可動反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー201の背面には、前述したように回動可能なサブミラー202が設けられている。可動反射ミラー201は可動ミラー駆動機構222によって駆動される。サブミラー202の下方には測距センサ218が配置されており、この測距センサ218には測距回路219が接続されている。測距センサ218および測距回路219によって、撮影光学系101によって結像される被写体像の焦点ズレ方向と焦点ズレ量を、所謂位相差法によって測定することができる。
可動反射ミラー201の後方には、前述したように、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構221によって駆動制御される。シャッタ213の後方には撮像素子211が配置されており、撮影光学系101によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、撮像素子211としては、CCD(Charge Coupled Devices)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の二次元固体撮像素子を使用することができる。
撮像素子211は撮像素子駆動回路223に接続され、入出力回路239からの制御信号によって駆動制御される。撮像素子駆動回路223によって、撮像素子211から出力された光電アナログ信号が増幅され、アナログデジタル変換(AD変換)される。撮像素子駆動回路223はASIC(Application Specific Integrated Circuit 特定用途向け集積回路)262内の画像処理回路227に接続され、この画像処理回路227によってデジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、ライブビュー画像処理といった各種の画像処理がなされる。
画像処理回路227は、データバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、後述するシーケンスコントローラ(以下、「ボディCPU」と称す)229、圧縮伸張回路231、ビデオ信号出力回路233、SDRAM制御回路237、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、フラッシュメモリ制御回路247、操作部材検知回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタルカメラの動作を制御するものであり、フラッシュメモリ249に記憶されているプログラムに従って制御を行う。またデータバス261に接続されている圧縮伸張回路231はSDRAM238に記憶された画像データをJPEG等の静止画用の圧縮形式で圧縮し、また画像再生時に伸張するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGに限らず、他の圧縮方法も適用できる。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路233は液晶モニタ駆動回路235を介して背面LCD39に接続される。ビデオ信号出力回路233は、SDRAM238、または記録媒体245に記憶された画像データを、背面LCD39に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。また、液晶モニタ駆動回路235において、後述する図8に示すように、設定されたアスペクト比に応じた視野になるように制御する。
背面LCD39はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。SDRAM238は、SDRAM制御回路237を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM238は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮伸張回路231によって圧縮された画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
上述のLED駆動回路209、液晶駆動回路210、測光処理回路212、測距回路219、シャッタ駆動機構221、可動ミラー駆動機構222、撮像素子駆動回路223に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。
データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路247は、フラッシュメモリ(Flash Memory)249に接続され、このフラッシュメモリ249は、カメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されている。ボディCPU229はこのフラッシュメモリ249に記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ249は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。
前述の前ダイアル22と、後ダイアル23と、十字釦32は、操作部材検知回路253に接続されている。操作部材検知回路253は、前ダイアル22および後ダイアル23が回転操作された場合には、その回転方向および回転量を検知する。また、十字釦32の内の上側十字釦32a等の4つの釦が操作された場合には、いずれの釦が操作されたかを検知する。また、操作部材検知回路253には、前述のレリーズ釦21の他、図示しないパワースイッチ等を含むその他のスイッチ255に接続されており、これらの種々の操作部材の操作状態や、検知スイッチ等の状態を検知する。
次に、光学ファインダの視野枠、背面LCD39の視野枠、および撮像素子211の撮影画面との関係について、図5ないし図8を用いて説明する。図5は、撮像素子211と撮影画面との関係を示す図である。撮像素子211上のイメージサークル120内に、撮影光学系101によって被写体像が形成され、撮像素子211の各画素から画素信号が出力される。撮影時に横長画面121で画像を記録する場合には、撮影前に被写体像を光学ファインダによって観察する際に、横長画面121に対応する被写体像を観察できるように、光学ファインダの視野枠を設定する。
また、撮影時に、正方形画面122で画像を記録する場合には、撮影前に被写体像を光学ファインダによって観察する際に、横長画面122に対応する被写体像を観察できるように、光学ファインダの視野枠を設定する。同様に、縦長画面123で画像記録する場合には、光学ファインダに縦長画面123に対応する被写体像を観察できるように、光学ファインダの視野枠を設定する。
なお、本実施形態においては、横長画面121においても縦長画面123においても、それぞれアスペクト比を無段階に変更することができる。この場合、アスペクト比を変更しても、撮影画面の対角線はイメージサークル120の直径となるようにしている。このため、アスペクト比を変更しても、画角は変化することがない。
図6は、全面LCD204の全表示素子を示す図である。全面LCD204の下側には、撮影情報表示部204bが設けられている。この撮影情報表示部204bを構成する各セグメントは、液晶駆動回路210によって透明状態と白濁状態のいずれかに切り換えられる。照明用LED209によって照明されると、その白濁セグメントの部分を撮影者が視認することができるので、必要な撮影情報を表示することができる。また、撮影情報表示部204bの上側には、視野枠部204aが設けられている。視野枠部204aの各セグメントは、縦方向と横方向に多数分割されており、液晶駆動回路210によって遮光状態と透明状態に切り換えることができる。
液晶駆動回路210によって上側部分と下側部分を遮光状態とし、その中間部分を透過状態とすると、図7(a)に示すように、横長画面121の視野枠とすることができる。また、右側部分と左側部分を遮光状態とし、その中間部分を透過状態とすると、図7(c)に示すように、縦長画面123の視野枠とすることができる。また、中央部の正方形部分のみを透過状態とし、周囲を遮光状態とすると正方形画面122の視野枠とすることができる。視野枠部204aの各セグメントは個々に透明状態と遮光状態にすることができるので、設定されたアスペクト比に応じて、各セグメントを制御することにより、略無段階に変化させて撮影画面に応じた視野枠を表示することができる。
また、撮影時に横長画面121で画像を記録する場合に、背面LCD39にライブビュー表示する際にも、横長画面121に対応する被写体像を観察できるように、背面LCD39に視野枠を、図8(a)に示すように表示する。同様に、正方形画面122で画像記録する場合には、背面LCD39に視野枠を図8(b)に示すように表示し、縦長画面123を画像記録する場合には、背面LCD39に視野枠を図8(c)に示すように表示する。
背面LCD39にライブビュー表示する場合には、撮影画面に対応する部分の画像データを表示し、撮影画面に対応する部分以外については、黒色等とし、画像データを表示しないようにすることにより、光学ファインダの場合と同様、撮影画面に対応した視野で表示することができる。
次に、本実施形態における動作を、図9に示す設定変更のフローチャートを用いて説明する。ボディCPU229は、パワーオンリセットがかかると動作を開始し、メインルーチン中で図9に示す設定変更のサブルーチンを実行する。この設定変更のサブルーチンに入ると、まず、アスペクト切り換えダイアル操作がなされたか否かの判定を行う(#101)。ここでは、操作部材検知回路253によって前ダイアル22または後ダイアル23が回転操作されか否かを判定する。
ステップ#101における判定の結果、ダイアル操作が行われていた場合には、次に、ダイアルの回転方向および回転量を検出する(#103)。この回転方向と回転量は、操作部材検知回路253の検出結果に基づいて判定する。続いて、検出したダイアルの動きに応じて撮影範囲のアスペクトを変更する(#105)。ここでは、ダイアルが一方向に回転した場合には、横長画面の方向にアスペクト比が大きくなるように撮影範囲を変更する(例えば、9:16縦長→2:3縦長→3:4縦長→1:1正方形→4:3横長→3:2横長→16:9横長)。またダイアルが他方向に回転した場合には、縦長画面方向にアスペクト比が大きくなるように撮影範囲を変更する(例えば、16:9横長→3:2横長→4:3横長→1:1正方形→3:4縦長→2:3縦長→9:16縦長)。
なお、ここで挙げたアスペクト比の変化は、変化方向を示すためであって、回転量に応じて小刻みにアスペクト比を変えていく。ここで設定した撮影範囲に応じて、記録媒体245に記録する画像データ出力領域の設定を行う。画像データ出力領域は、図5において説明した撮影画面の範囲の画素信号に相当する画像データの出力領域である。撮像素子211から画素信号を読み出す際に、撮像素子駆動回路223によって画像データ出力領域の画素信号を読み出すようにしても良いし、また、全画素の画素信号を読み出したのち、画像処理回路227等において画像データ出力領域に対応するデータを抽出するようにしても良い。
撮影範囲のアスペクトを変更すると、次に、ファインダの視野枠を撮影範囲と同じになるように変更する(#107)。このステップでは、光学ファインダで被写体像を観察するモードが選択されている場合には、液晶駆動回路210を制御し、ダイアル操作によって設定されたアスペクト比に応じて、図7に示したような視野枠を表示する。また、ライブビュー表示モードが選択されている場合には、背面LCD39に表示する際に、液晶モニタ駆動回路235によって、ダイアル操作によって設定されたアスペクト比に応じて図8に示したような視野枠を表示する。
ステップ#107においてファインダ視野枠を表示すると、または、ステップ#101における判定の結果、アスペクト切り換えダイアルが操作されていなかった場合には、設定変更のサブルーチンを終了して、元のフローに戻る。
次に、本発明の第1実施形態における設定変更の変形例を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。本発明の第1実施形態においてはアスペクト比の変更を前ダイアル22または後ダイアル23の回転操作によって行っていたが、本変形例においては、十字釦32の操作によって行うようにしている。本変形例に構成は、本発明の第1実施形態における図9のフローチャートを図10に示すフローチャートに変更するのみであるので、相違点を中心に説明する。
設定変更のサブルーチンに入ると、まず、上下釦が操作されたか否かの判定を行う(#111)。このステップでは、操作部材検知回路253によって、上下釦、すなわち、上側十字釦32aまたは下側十字釦32bのいずれかが操作されたか否かの判定を行う。この判定の結果、上下釦のいずれかが操作された場合には、次に、アスペクト比を一定量だけ縦長方向に変更する(#113)。縦長方向は、例えば、16:9横長→3:2横長→4:3横長→1:1正方形→3:4縦長→2:3縦長→9:16縦長の方向であって、一定量は、適宜、設計値として定める。
アスペクト比を一定量だけ縦長方向に変更すると、次に、上下釦を押したまま一定時間が経過したか否かの判定を行う(#115)。この判定の結果、一定時間、押されたままであった場合には、アスペクト比を略連続的に縦長方向に変更する。すなわち、一定の割合で、アスペクト比を縦長方向に変更していく。続いて、上下釦を押したままか否かを判定する(#119)。上下釦が押されていた場合には、ステップ#117に戻り、縦長方向にアスペクト比変更を続行する。
このようにステップ#111において上下釦が操作されるとアスペクト比が縦長方向に一定量(1ステップ分)だけ変更され、一定時間以上操作されたままだと、連続的にアスペクト比が変更される。ここで変更されたアスペクト比に応じて、記録媒体245に記録される撮影領域が変更され、また光学ファインダ(全面LCD204)または背面LCD39に表示される視野枠が変更される。
ステップ#119における判定の結果、上下釦の操作が停止され、またはステップ#115における判定の結果、上下釦を押したまま一定時間が経過していない場合、またはステップ#111における判定の結果、上下釦が操作されていなかった場合には、次に、左右釦が操作されたか否かの判定を行う(#121)。このステップでは、操作部材検知回路253によって、左右釦、すなわち、右側十字釦32cまたは左側十字釦32dのいずれかが操作されたか否かの判定を行う。この判定の結果、左右釦のいずれかが操作された場合には、次に、アスペクト比を一定量だけ横長方向に変更する(#123)。横長方向は、例えば、9:16縦長→2:3縦長→3:4縦長→1:1正方形→4:3横長→3:2横長→16:9横長の方向であって、一定量は、適宜、設計値として定める。
アスペクト比を一定量だけ横長方向に変更すると、次に、左右釦を押したまま一定時間が経過したか否かの判定を行う(#125)。この判定の結果、一定時間、押されたままであった場合には、アスペクト比を略連続的に横長方向に変更する。すなわち、一定の割合で、アスペクト比を横長方向に変更していく。続いて、左右釦を押したままかを判定する(#129)。左右釦が押されていた場合には、ステップ#127に戻り、横長方向にアスペクト比変更を続行する。
このようにステップ#121において左右釦が操作されるとアスペクト比が横長方向に一定量(1ステップ分)だけ変更され、一定時間以上操作されたままだと、連続的にアスペクト比が変更される。ここで変更されたアスペクト比に応じて、記録媒体245に記録される撮影領域が変更され、また光学ファインダ(全面LCD204)または背面LCD39に表示される視野枠が変更される。
ステップ#129における判定の結果、左右釦の操作が停止され、またはステップ#125における判定の結果、左右釦を押したまま一定時間が経過していない場合、またはステップ#121における判定の結果、左右釦が操作されていなかった場合には、設定変更のサブルーチンを終了して、元のフローに戻る。
このように、本発明の第1実施形態やその変形例においては、前ダイアル22、後ダイアル23、または十字釦32等の操作部材によって、撮影画像のアスペクト比の変更を指示し、この指示に応じて、撮像部の画像データ出力領域のアスペクト比を略無段階に制御するようにしている。このため、アスペクト比の切り換えにあたって操作性が優れている。
また、本発明の第1実施形態やその変形例においては、光学ファインダや背面液晶モニタにおける視野枠を、操作部材によって設定されたアスペクト比に従って略無段階に変更するようにしている。このため、設定されたアスペクト比に対応した被写体像を観察することができ、構図の決定を行いやすい。
さらに、本発明の第1実施形態やその変形例においては、光学ファインダにおける視野枠表示用の全面LCD204に、視野枠部204aと撮影情報の表示用の撮影情報表示部204bを一体に構成している。このため、構成が簡単になると共に小型化が容易となる。
次に、本発明の第2実施形態について、図11ないし図13を用いて説明する。第1実施形態においては、光学ファインダ内での視野枠の変更を、全面LCD204の透過領域と遮光領域を制御することによって行っていた。第2実施形態においては、光学ファインダ内での視野枠の変更を、L字形状の2つの視野枠板41、42の間隔を変更することにより、無段階に行っている。
図11は、第2実施形態における光学ファインダの構成を示す図であり、第1実施形態と同様な部材については、同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。第1実施形態においては、フォーカシングスクリーン203の上側に全面LCD204を配置していたが、第2実施形態においては、視野枠機構40を配置している。
視野枠機構40は、第1視野枠板41、第2視野枠板42、駆動環43、モータ44等によって構成されている。2つのL字形状の第1視野枠板41と第2視野枠板42によって、図12に示すように、開口部が形成される。第1視野枠板41のカム溝41aに、固定枠25の上部に植設された固定ピン25aが緩挿している。また、第1視野枠板41の長円孔41bには、駆動環43に植設されたピン43aが緩挿している。
この駆動環43は、フォーカシングスクリーン203の上部の周囲に回動自在に配置されており、駆動環43の外周にはギア43bが設けられている。このギア43bには、モータ44のピニオン44aが噛合しており、モータ44が回転すると、駆動環43も回動する。固定枠25の上部には別の固定ピン25aが植設されており、この固定ピン25aは、L字形状をした第2視野枠板42のカム溝42aに緩挿している。この第2視野枠板42の長円孔42bに、前述の駆動環43に植設されたピン43aが緩挿している。
また、視野枠機構40の脇であって、ペンタプリズム205の下方であって、かつ接眼レンズ206側に、図11(b)に示すように、液晶表示素子46が配置されている。この液晶表示素子46の表示面に向かい合うように、プリズム45が配置されている。このプリズム45は、液晶表示素子46によって表示される撮影情報を、ペンタプリズム205に入射させるように、その角度が設定されている。
なお、第2実施形態における電気回路は、図4と略同様であるが、全面LCD204、照明用LED208とLED駆動回路209を省略し、代わりに液晶表示46、モータ44とモータ駆動回路を設け、このモータ駆動回路を入出力回路239に接続すればよい。
このように本発明の第2実施形態は構成されているので、次に、その動作について説明する。本実施形態における設定変更のフローは同じであり、光学ファインダモードが選択されていた場合の視野枠の表示が異なるので、その点を中心に説明する。
モータ44が回転すると、ピニオン44aを介して駆動力が駆動環43に伝わり、駆動環43が回動する。駆動環43が回動すると、ピン43aを通じて第1視野枠板41が移動する。すなわち、駆動環43が時計方向(図12中A方向)に回動すると、第1視野枠41は、O方向かつP方向と反対方向に移動し、駆動環43が反時計方向(図12中B方向)に回動すると、第1視野枠41はP方向かつO方向と反対方向に移動する。また、駆動環43が回動するとピン43aを通じて第2視野枠42も移動する。すなわち、駆動環43が時計方向(図12中A方向)に回動すると、第2視野枠42は、Q方向かつR方向と反対方向に移動し、駆動環43が反時計方向(図12中B方向)に回動すると、第2視野枠42はR方向かつQ方向と反対方向に移動する。
したがって、駆動環43を時計方向に回動させると、第1視野枠板41はO方向、第2視野枠板42はQ方向に移動することから、2つの視野枠板41、42によって形成される開口部、すなわち、視野枠は縦長の方向に変化する。また、駆動環43を反時計方向に回動させると、第1視野枠板41はP方向、第2視野枠板42はR方向に移動することから、2つの視野枠板41、42によって形成される開口部、すなわち、視野枠は横長の方向に変化する。
このように、駆動環43をモータ44によって駆動することにより、図13(a)〜(c)に示すような、視野枠に変化させることができる。すなわち、(a)に示す横長、(b)に示す正方形、(c)に示す縦長の視野枠を形成することができる。なお、図13には、3段階のアスペクト比しか示していないが、モータ44の回転量を制御することにより、無段階でアスペクト比を変化させることができる。
なお、第1実施形態においては、撮影情報は、全面LCD204内の撮影情報表示部204bにおいて表示していたが、第2実施形態においては、撮影情報は、液晶表示素子46によって表示する。このため、第1視野枠板41および第2視野枠板42によって形成される視野枠に脇に、第1実施形態と同様に、撮影情報が表示される。
このように、本発明の第2実施形態においては、視野枠を視野枠機構40によってメカ的に行っている。第1実施形態の場合に比較し、全面LCD204を通さずに被写体像を直接観察できるのでクリアな被写体像となる。
なお、第2実施形態において、視野枠はL字形状の第1および第2視野枠板41、42を駆動環43によってスライドさせることによって変化させていたが、ファインダ光軸と直交する方向に、無段階で移動可能な視野枠部材を移動させるものであれば、これに限らない。
以上説明したように、本発明の各実施形態においては、撮影画面のアスペクト比を操作部によって無段階に変更するようにし、この無段階に変更されたアスペクト比に応じて画像データ出力領域を変更しているので、操作性に優れている。また、設定されたアスペクト比に応じたファインダ視野も変更しているので、構図を決めるのに便利である。
なお、本発明の各実施形態においては、アスペクト比設定のための操作部材として、前ダイアル22や後ダイアル23のような回転式ダイアルや、十字釦32のような4つの押し釦を採用していたが、これに限らず、無段階で操作可能な操作部材であれば良く、例えば、レバーやタッチパネル等、種々の操作部材に変更可能である。
また、本発明の各実施形態においては、光学式ファインダとライブビュー表示の2つの被写体像観察のための表示モードを有していたが、いずれか一方のみでも構わない。また、光学式ファインダや背面LCDによるライブビュー表示以外にも、接眼部を通して被写体像を観察する、いわゆる電子ビューファインダでも、本発明を適用できる。
さらに、本実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも構わない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
21・・・レリーズ釦、22・・・前ダイアル、23・・・後ダイアル、24・・・ボディマウント、25・・・固定枠、25a・・・ピン、26・・・遮光板、27・・・遮光板、28・・・フレキシブル基板、31a・・・被写体画像光線、31b・・・撮影情報光線、32・・・十字釦、32a・・・上側十字釦、32b・・・下側十字釦、32c・・・右側十字釦、32d・・・左側十字釦、38・・・接眼部、39・・・背面LCD、40・・・視野枠機構、41・・・第1視野枠板、41a・・・カム溝、41b・・・長円孔、42・・・第2視野枠板、42a・・・カム溝、42b・・・長円孔、43・・・駆動環、43a・・・ピン、43b・・・ギア、44・・・モータ、44a・・・ピニオン、45・・・プリズム、46・・・液晶表示素子、100・・・レンズ鏡筒、101・・・撮影光学系、103・・・絞り、107・・・光学系駆動機構、109・・・絞り駆動機構、111・・・レンズCPU、120・・・イメージサークル、121・・・横長画面、122・・・正方形画面、123・・・縦長画面、200・・・カメラ本体、201・・・可動ミラー、202・・・サブミラー、203・・・スクリーン、204・・・全面LCD、204a・・・視野枠部、204b・・・撮影情報表示部、205・・・ペンタプリズム、206・・・接眼レンズ、207・・・測光素子、208・・・照明用LED、209・・・LED駆動回路、210・・・液晶駆動回路、211・・・撮像素子、212・・・測光処理回路、213・・・シャッタ、218・・・測距センサ、219・・・測距回路、221・・・シャッタ駆動機構、222・・・可動ミラー駆動機構、227・・・画像処理回路、229・・・ボディCPU、231・・・圧縮伸張回路、233・・・ビデオ信号出力回路、235・・・液晶モニタ駆動回路、237・・・SDRAM制御回路、238・・・SDRAM、239・・・入出力回路、241・・・通信回路、243・・・記録媒体制御回路、245・・・記録媒体、247・・・フラッシュメモリ制御回路、249・・・フラッシュメモリ、253・・・操作部材検知回路、255・・・その他の各種スイッチ、261・・・バス、262・・・ASIC、300・・・通信接点

Claims (10)

  1. 被写体像を画像データとして出力する撮像部と、
    上記画像データのアスペクト比を略無段階に指示する操作部と、
    上記指示に応じて、上記撮像部の画像データ出力領域のアスペクト比を略無段階に制御する撮像領域制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 上記被写体像を光学的に表示するファインダ表示部と、
    上記指示に応じて、上記ファインダ表示部の被写体像表示部のアスペクト比を、上記画像データ出力領域のアスペクト比に一致するように、無段階に制御するファインダ制御部と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記ファインダ表示部は、被写体像表示部の少なくとも一部に、各部分毎に透過状態と遮光状態とを切り換え可能な第1の視野枠部材を有し、
    上記ファインダ制御部は、上記第1の視野枠部材の透過状態と遮光状態とを切り換えることにより、上記被写体像表示部のアスペクト比を無段階に制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 上記ファインダ表示部は、ファインダ光軸と直交する方向に移動可能な第2の視野枠部材を有し、
    上記ファインダ制御部は、上記第2の視野枠部材を移動させることにより、上記被写体像表示部のアスペクト比を略無段階に制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 上記画像データを表示するライブビュー表示部と、
    上記指示に応じて、上記ライブビュー表示部の画像データ表示部のアスペクト比を、上記画像データ出力領域のアスペクト比に一致するように、略無段階に制御するライブビュー制御部と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 上記操作部は回転ダイアル態様の操作部材である、又は、上下左右に配置された4つの釦からなる操作部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の撮像装置。
  7. 被写体像を光電変換し、画像データを出力する撮像部と、
    上記被写体像の撮影領域のアスペクト比を略無段階で設定するための操作部材と、
    上記被写体像を表示するための被写体像表示部と、
    上記操作部材によって設定された上記アスペクト比に応じて、上記画像データの画像データ出力領域を略無段階で制御する画像データ出力領域制御部と、
    上記操作部材によって設定された上記アスペクト比に応じて、上記被写体像表示部に表示する上記被写体像の視野を略無段階で制御する視野制御部と、
    上記画像データ出力領域の画像データを記録する記録部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 上記被写体像表示部は、撮影レンズを通った被写体光束に基づいて被写体像を観察する光学ファインダであり、
    上記視野制御部は、上記光学ファインダ中の被写体像の結像面近傍に配置され、上記操作部材によって無段階で設定された上記アスペクト比に応じて視野枠を制限する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 上記被写体像表示部は、上記画像データに基づいて上記被写体像をライブビュー表示し、
    上記視野制御部は、上記操作部材によって無段階で設定された上記アスペクト比に応じた領域の画像データ出力領域の画像データを表示する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 被写体像を画像データとして出力し、
    上記画像データのアスペクト比の変更指示を無段階で検出し、
    上記指示に応じたアスペクト比で、画像データ出力領域の画像データを出力する、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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