JP2010186680A - Air supply device for fuel cell - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料電池に空気を供給する燃料電池用空気供給装置に関する。 The present invention relates to a fuel cell air supply device that supplies air to a fuel cell.
燃料電池システムは、燃料電池にカソードガスである空気中の酸素を供給する空気供給装置を備えている。燃料電池は、アノードガスとカソードガスとが反応することで電力を発生させるため、燃料電池そのものは騒音をほとんど生じさせない。一方、燃料電池に空気を供給する空気供給装置は、例えば電気モータなどによって駆動されるポンプを有しており、ポンプやモータの作動音が騒音になる。このため、燃料電池を例えば電子楽器などの音響機器の電源として使用する場合、空気供給装置の運転音が演奏などの妨げになる。 The fuel cell system includes an air supply device that supplies oxygen in the air, which is a cathode gas, to the fuel cell. Since the fuel cell generates electric power by the reaction between the anode gas and the cathode gas, the fuel cell itself hardly generates noise. On the other hand, an air supply device that supplies air to the fuel cell has a pump that is driven by, for example, an electric motor, and the operating noise of the pump and motor becomes noise. For this reason, when the fuel cell is used as a power source for an acoustic device such as an electronic musical instrument, for example, the operating sound of the air supply device hinders performance.
そこで、従来、騒音の発生源であるモータおよびポンプなどの補機類をハウジングに収容することが考えられている(特許文献1参照)。これにより、モータおよびポンプから発生する音は、ハウジングによって遮音され、外部へ放出される音の低減が図られている。 Therefore, conventionally, it has been considered to accommodate auxiliary equipment such as a motor and a pump, which are noise generation sources, in a housing (see Patent Document 1). Thereby, the sound generated from the motor and the pump is sound-insulated by the housing, and the sound emitted to the outside is reduced.
また、図10には、モータ及びポンプ等をハウジングに収納した別の例を示す。図10に示す燃料電池用空気供給装置101では、内箱102と外箱103からなる二重ハウジング104の内箱102の中に、ポンプ105と、ポンプ105を駆動するモータ106とが収納されている。また、内箱102には内側空気流入口102aが設けられ、この内側空気流入口102aは、外箱103と内箱102の間に配置された空気供給管107を介して、外箱103に設けられた外側空気流入口103aに接続されている。更に、内箱102と外箱103の間にはグラスウール等の吸音部材108が配設されている。また、外側空気流入口103aの外部には、空気清浄用のフィルタ109が取り付けられている。
そして、図10に示す空気供給装置101においては、フィルタ109及び空気供給管107を介して内箱102の内部に供給された空気が、モータ106の周辺を通過してポンプ105に供給される。そして、ポンプ105の排気口105aから燃料電池に向けて、酸素を含む空気を供給できるようになっている。
FIG. 10 shows another example in which a motor, a pump, and the like are housed in a housing. In the fuel cell
In the
ところで内箱102に収納されるポンプ105は、ダイヤフラム式やピストン式のポンプが採用されるが、このようなポンプ105から生じる騒音には、1000Hz以下の特定の周波数帯域においてピーク的な高い音圧を示す成分が含まれている。このような周波数特性を持つ騒音が発生すると、内箱102の振動モードとの関係で、共振または共鳴が生じやすくなる。また、外側空気流入口103aにはフィルタ109が設置されているだけなので、内箱102の内部で生じた騒音が空気の流入経路を逆行して外部に漏れやすい問題もある。
By the way, the
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、静粛性に優れた燃料電池用空気供給装置を提供する。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a fuel cell air supply device having excellent quietness.
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の燃料電池用空気供給装置は、外側空気流入口が設けられてなる箱状の外側ハウジングと、前記外側ハウジングに収納され、内側空気流入口が設けられるとともに剛性補強部材が備えられてなる箱状の内側ハウジングと、前記外側ハウジングと前記内側ハウジングとの間に設けられて前記外側空気流入口と前記内側空気流入口とを連結するつづら折り状の空気流路と、前記内側ハウジングの内部において前記内側空気流入口を塞ぐ位置に配置された空気フィルタと、前記内側ハウジングの内部に備えられて燃料電池に空気を送るポンプ及びポンプ駆動用モータと、を具備してなることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present invention employs the following configuration.
The fuel cell air supply apparatus according to the present invention includes a box-shaped outer housing provided with an outer air inlet, and is housed in the outer housing, provided with an inner air inlet and a rigid reinforcing member. A box-shaped inner housing; a zigzag air flow path provided between the outer housing and the inner housing and connecting the outer air inlet and the inner air inlet; and in the inner housing An air filter disposed at a position that closes the inner air inlet, a pump that is provided inside the inner housing and that sends air to the fuel cell, and a pump driving motor are provided.
本発明の燃料電池用空気供給装置によれば、内側ハウジングに剛性補強部材が備えられているので、ポンプ及びポンプ駆動用モータの騒音によって内側ハウジングが共振または共鳴することがない。また、空気フィルタ及びつづら折り状の空気流路が備えられているので、ポンプ及びポンプ駆動用モータの騒音が内側空気流入口及び外側空気流入口を伝って外部に漏れる際に、空気フィルタ及びつづら折り状の空気流路によって騒音を減衰させることが可能になる。このようにして、静粛性に優れた燃料電池用空気供給装置を提供できる。 According to the air supply device for a fuel cell of the present invention, since the rigidity reinforcing member is provided in the inner housing, the inner housing does not resonate or resonate due to noise of the pump and the pump driving motor. Moreover, since the air filter and the zigzag folded air flow path are provided, when the noise of the pump and the motor for driving the pump leaks to the outside through the inner air inlet and the outer air inlet, the air filter and the zigzag folded flow path are provided. Noise can be attenuated by the air flow path. In this way, it is possible to provide a fuel cell air supply device that is excellent in quietness.
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の空気供給装置1(以下、空気供給装置という)は、箱状の外側ハウジング2と、外側ハウジング2に収納された箱状の内側ハウジング3と、内側ハウジング3の剛性を補強する剛性補強部材4、5aと、外側ハウジング2と内側ハウジング3との間に設けられたつづら折り状の空気流路5と、内側ハウジング3の内部に備えられたポンプ6及びポンプ駆動用モータ7と、内側ハウジング3の内部に備えられた空気フィルタ11と、から概略構成されている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 and 2, an air supply device 1 (hereinafter referred to as an air supply device) of the present embodiment includes a box-shaped
外側ハウジング2は、空気供給装置1の筐体を構成する箱状の部材である。外側ハウジング2の上面部2aには外側空気流入口2bが設けられ、側面部2cのうちの一つには空気排気口2dが設けられている。
The
次に、内側ハウジング3は、ポンプ6及びポンプ駆動用モータ7を収納する箱状の部材であり、ポンプ6等の騒音が外部に洩れることを防止する防音材として機能する。図1〜図4に示すように、この内側ハウジング3の上面部3aには内側空気流入口3bが設けられ、側面部3cには空気排気口3dが設けられている。
Next, the
また、図2及び図3に示すように、外側ハウジング2と内側ハウジング3の間には、シート状の吸音部材8が配設されている。シート状の吸音部材8は、外側ハウジング2の底面部2e及び側面部2cの内側に敷き詰められている。そして、シート状の吸音部材8に囲まれた領域に内側ハウジング3が収容されている。このようにして内側ハウジング3は、シート状の吸音部材8によって外側ハウジング2に対し何らの保持手段を用いることなく離間されている。シート状の吸音部材8によって、内側ハウジング3の内部の騒音を吸音するとともに内側ハウジング3の断熱材としても機能する。また、図2及び図3に示すように、シート状の吸音部材8の一部については、上端面8aが内側ハウジング3の上面部3aより高い位置まで延出されている。このようにして、一部の吸音部材8に延出部8bが形成される。この延出部8bによって、つづら折り状の空気流路5の一部が区画されることになる。この点については後述する。シート状の吸音部材8には、例えば、グラスウール等の繊維系吸音材を用いることができる。また、シート状の吸音部材8は省略しても良く、この場合には、外側ハウジング2と内側ハウジング3の間にゴム部材等の弾性部材を配置して外側ハウジング2と内側ハウジング3とを離間すればよい。
Also, as shown in FIGS. 2 and 3, a sheet-like
また、図1〜図4に示すように、内側ハウジング3の上面部3aには、つづら折り状の空気流路5を構成する複数の仕切り板5aが配設されている。複数の仕切り板5aは、リブとして内側ハウジング3を補強する第1の剛性補強部材である。つづら折り状の空気流路5は、外側ハウジング2の上面部2aと内側ハウジング3の上面部3aとの間に設けられている。つづら折り状の空気流路5は、外側空気流入口2bから外側ハウジング2と内側ハウジング3の間に流入した空気を、内側空気流入口3bまで導く流路であるとともに、内側ハウジング3の内部で発生した騒音を吸音または遮音する消音部である。
As shown in FIGS. 1 to 4, a plurality of
このつづら折り状の空気流路5は、図1及び図2に示すように、内側ハウジング3の上面部3aと、外側ハウジング2の上面部2aとによって上下方向で区画されている。また、つづら折り状の空気流路5は、図3に示すように、複数の仕切り板5aと、外側ハウジング2の側面部2cと、シート状の吸音部材8の延出部8bとによって前後左右方向で区画されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the zigzag folded
図1〜図3に示すように、複数の仕切り板5aは、空気流路5がつづら折り状となるように相互に間隔をあけて平行に配置されている。また、仕切り板5aの各一端部5bが、シート状の吸音部材8の延出部8bに当接されている。更に、仕切り板5aの各上面部5cが、外側ハウジング2の上面部2aに当接されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the plurality of
更に図2〜図3に示すように、仕切り板5aの空気流路5に面する表面には、吸音材5dが被覆されている。これにより、つづら折り状の空気流路5の一部が、吸音材5dで区画された構成になっている。吸音材5dには、シート状の吸音部材と同様に、例えばグラスウール等の繊維系吸音材を用いることができる。
Further, as shown in FIGS. 2 to 3, the surface of the
次に、図2及び図5〜図6に示すように、内側ハウジング3の内部には、区画部材としての剛性補強部材4、ポンプ6、ポンプ駆動用モータ7(以下、モータ7という)、空気フィルタ11及びモータハウジング9が備えられている。
Next, as shown in FIGS. 2 and 5 to 6, inside the
剛性補強部材4は、内側ハウジング3の剛性を補強するために内側ハウジング3の内部に配設される。剛性補強部材4は、図2及び図5〜図6に示すように、第2〜第4の剛性補強部材4a〜4cからなる。
図2、図5〜図6に示すように、第2の剛性補強部材4aは、内側ハウジング3の底面部3eのほぼ中央から立設されており、ポンプ6とモータ7の間に位置している。また、第3の剛性補強部材4bは、第2の剛性補強部材4aの上端から水平に曲げられ、内側ハウジング3の側面部3cに当接されてポンプ6の上方に位置している。また、第4の剛性補強部材4cは、第2の剛性補強部材4aの上端付近と、内側ハウジング3の別の側面部3cとの間にほぼ水平に配置され、モータ7の上方に位置している。更に、各剛性補強部材4a〜4cの外周端には折曲部4dが設けられており、この折曲部4dによって各剛性補強部材4a〜4cが内側ハウジング3に接合されている。これら各剛性補強部材4a〜4cによって、図2及び図5〜6に示すように、内側ハウジング3の内部空間が、上部空間3A、ポンプ側下部空間3B及びモータ側下部空間3Cに区画されている。
The
As shown in FIGS. 2 and 5 to 6, the second rigid reinforcing
なお、図5に示すように、各空間3A〜3Cは、相互に異なる体積を持つ空間である。各空間3A〜3BCの体積を相互に異なる大きさとすることで、騒音による共振または共鳴を効果的に低減可能となる。
In addition, as shown in FIG. 5, each
次に図2に示すように、空気フィルタ11は、内側ハウジング3の内部において内側空気流入口3bを塞ぐ位置に配置されている。これにより、内側空気流入口3bから内側ハウジング3の上部空間3Aに空気が流入する際に、空気が空気フィルタ11を通過し、空気中に含まれる異物が取り除かれる。また、空気フィルタ11を内側空気流入口3bを塞ぐ位置に配置することで、内側ハウジング3の内部で生じる騒音を吸音することが可能になっている。
Next, as shown in FIG. 2, the
また、図2に示すように、第4の剛性補強部材4cの側面部2c寄りには、空気を流通させるための貫通口4c1が設けられている。この貫通口4c1を介して、空気フィルタ11を通過した空気が、上部空間3Aからモータ側下部空間3Cに流通できるようになっている。また、図2、図5〜6に示すように、第2の剛性補強部材4aのほぼ中央には、モータシャフト用の貫通口4a1が設けられている。この貫通口4a1は、モータシャフト7aの直径より大きな内径を有しており、モータ7のモータシャフト7aを貫通口4a1に挿入したときに隙間を持たせるようになっている。この隙間によって、モータ側下部空間3Cからポンプ側下部空間3Bに向けて空気を流通できるようになっている。
Further, as shown in FIG. 2, the
次に、図2に示すように、モータ7は、モータハウジング9とともにモータ側下部空間3Cに配置されており、モータ7はモータハウジング9内に収容されている。モータハウジング9は、図2及び図7に示すように中空筒状の部材であり、一端部9aが第2の剛性補強部材4aに接合されることによって、モータハウジング9の中空部9bと第2の剛性補強部材4aの貫通口4a1とが連通されている。そして、モータハウジング9の中空部にモータ7が収容される。このとき、モータハウジング9の内周面9cとモータ7との間には空隙部が設けられており、この空隙部が空冷用の空気流路9dとされている。空冷用の空気流路9dは、第2の剛性補強部材4aの貫通口4a1と連通されている。空気が空気流路9dを流れる際に、モータ7が空冷される。また、モータハウジング9にモータ7が収容されることで、モータハウジング9がモータ7の遮音材または吸音材としても機能する。
Next, as shown in FIG. 2, the
また、図2及び図7に示すように、モータハウジング9の他端部9eには、閉塞板10が取り付けられている。図7に示すように、この閉塞板10の内部には、貫通部10aが設けられている。貫通部10aの一方は、閉塞板10の上端面10bにおいて開口しており、また貫通部10aの他方は、閉塞板10のモータハウジング9側の面10cにおいて開口している。閉塞板10の上端面10bは、第4の剛性補強部材4cに当接されており、これにより、貫通部10aと第4の剛性補強部材4cの貫通口4c1とが連通されている。
Further, as shown in FIGS. 2 and 7, a
以上の構成により、上部空間3Aの空気が、貫通口4c1及び貫通部10aを通過してモータハウジング9の中空部9bに至り、更にモータハウジング9の内周面9cとモータ7との隙間である空冷用の空気流路9dを通って貫通口4a1からポンプ側下部空間3Bに至るように構成されている。
With the above configuration, the air in the
次に、ポンプ6は、第2の剛性補強部材4aと第3の剛性補強部材4bによって区画されたポンプ側下部空間3Bに配置されている。ポンプ6には、図示略の吸気口と排気口6aとが設けられている。排気口6aは内側ハウジング3の空気排気口3dを介して外側ハウジング2の空気排気口2dに接続されており、貫通口4a1を通ってポンプ側下部空間3Bに流入した空気を、図示略の燃料電池に向けて送り出すようになっている。
Next, the
次に、本実施形態の空気供給装置1の動作について、図1及び図8を参照して説明する。
空気供給装置1を燃料電池に接続し、モータ7を起動してポンプ6を作動させる。ポンプ6が作動すると、まず図1に示すように、空気供給装置1の外部の空気が、外側空気流入口2bを介して外側ハウジング2の上面部2aと内側ハウジング3の上面部3aとの間に流入する。流入した空気は更に、つづら折れ状の空気流路5を通過し、内側ハウジング3の内側空気流入口3bから内側ハウジング3の内部に流入する。
Next, operation | movement of the
The
次に、図8に示すように、内側空気流入口3bから内側ハウジング3の内部に流入した空気は、空気フィルタ11を通過して上部空間3Aに流入する。このとき、空気中の異物が空気フィルタ11で清浄化される。上部空間3Aに流入した空気は、第4の剛性補強部材4cの貫通口4c1及び閉塞板10の貫通部10aを通過してモータハウジング9の中空部9bに至り、更にモータハウジング9の内周面9cとモータ7との隙間である空冷用の空気流路9dを通る。そして、貫通口4a1からポンプ側下部空間3Bに流入する。
Next, as shown in FIG. 8, the air that flows into the
このとき、モータ7の作動に伴って熱が発生するが、空気流路9dを流れる空気によってモータ7が空冷される。空冷用の空気流路9dは他の流路に比べて流路断面積が小さいため、空気の流速が高くなり、冷却効率が高まる。一方、モータ7によって暖められた空気は、そのまま燃料電池に送られ、燃料電池の熱効率の改善に寄与することになる。また、モータ7から生じた熱は各剛性補強部材4a〜4c及び内側ハウジング3を介して仕切り板5aにも伝わり、この仕切り板5aから放熱される。これにより、内側ハウジング3の内部に熱が蓄積されることなく、内側ハウジング3の内部温度の上昇が免れる。
At this time, heat is generated with the operation of the
そして、ポンプ側下部空間3Bに流入した空気は、ポンプ6によって外側ハウジング2の空気排気口2dから外部に送り出される。更に、送りだされた空気は、燃料電池に供給され、空気中の酸素がカソードガスとして電気化学反応に消費される。
The air flowing into the pump-side
一方、ポンプ6及びモータ7の作動によって生じた騒音は、先ず、モータハウジング9及び閉塞板10によって遮音され、更に各剛性補強部材4a〜4cによっても遮音される。また、内側ハウジング3の振動音は、シート状の吸音部材8によって吸音される。更にまた、各剛性補強部材4a〜4cによって内側ハウジング3の剛性が高められているので、内側ハウジング3が共振したり共鳴したりすることがなく、比較的低周波数帯域の騒音を1000Hz以上の比較的高周波帯域の騒音にシフトさせることができ、シート状の吸音部材8による吸音効果を高められる。更に、内側空気流入口3bから漏れ出る騒音は、その大部分が空気フィルタ11によって吸音される。また、内側空気流入口3bから漏れ出た騒音は、つづら折り状の空気流路5を伝搬する間に、仕切り板5a表面の吸音材5dまたはシート状の吸音部材8の延出部8bによって更に吸音されるとともに、仕切り板5aによって遮音される。このようにして、外側空気流入口2bからほとんど騒音が洩れることなく、静粛性が保たれる。
On the other hand, the noise generated by the operation of the
以上説明したように、本実施形態の空気供給装置1によれば、内側ハウジング3に剛性補強部材4a〜4b、5aが備えられているので、ポンプ及びポンプ駆動用モータの騒音によって内側ハウジングが共振または共鳴することがなく、比較的低周波な騒音を高周波の騒音にシフトさせることができ、吸音または遮音を容易に行うことができる。また、空気フィルタ11及びつづら折り状の空気流路5が備えられているので、ポンプ6及びモータ7の騒音が内側空気流入口3b及び外側空気流入口2aを伝って外部に漏れる際に、これら空気フィルタ11及び空気流路5によって騒音を減衰できる。このようにして、静粛性に優れた空気供給装置1を提供できる。
また、本実施形態の空気供給装置1によれば、モータ7とモータハウジング9の内周面9cとの間に空冷用の空気流路9dが設けられており、空気流路9dを流れる高流速な空気によってモータ7を効率良く冷却でき、また、排熱による燃料電池の熱効率の向上を図ることができる。
更に、本実施形態の空気供給装置1によれば、つづら折り状の空気流路5が複数の仕切り板5aによって区画形成され、仕切り板5aの表面には吸音材5dが備えられているので、空気流路5を伝搬して洩れ出す騒音を吸音すると同時に遮音して、外部に漏れる騒音を低減できる。
As described above, according to the
Moreover, according to the
Furthermore, according to the
また、つづら折り状の空気流路5は、各ハウジング2、3の上面部2a、3aの間に配置されており、更に、各上面部2a、3aの面内方向に沿ってつづら折り状に形成されているので、消音部として機能する空気流路5をコンパクトにすることができ、空気供給装置1を小型化できる。特に、室内用の燃料電池の空気供給装置1として好適である。
The zigzag folded
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。
まず、実施例1として、シート状の吸音部材を省略した以外は図1〜図7に示す空気供給装置と同様な、実施例1の空気供給装置を用意した。また、実施例2として、図1〜図7に示す空気供給装置と同様な、実施例2の空気供給装置を用意した。更に、比較例1として、図10に示すものと同様な、比較例の空気供給装置を用意した。
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
First, as Example 1, an air supply device of Example 1 similar to the air supply device shown in FIGS. 1 to 7 was prepared except that the sheet-like sound absorbing member was omitted. As Example 2, an air supply device of Example 2 similar to the air supply device shown in FIGS. 1 to 7 was prepared. Further, as Comparative Example 1, a comparative example air supply apparatus similar to that shown in FIG. 10 was prepared.
実施例1〜2及び比較例の空気供給装置について詳細に説明すると、外側ハウジングは外寸で縦133mm、横109mm、高さ240mmで肉厚3mmのステンレス製の直方体状の筐体とした。また、内側ハウジングは外寸で縦109mm、横82mm、高さ217mmで肉厚3mmのステンレス製の直方体状の筐体とした。実施例2のシート状の吸音部材には、PET製の繊維系の吸音部材として用いた。また、剛性補強部材には、厚さ3mmのステンレス板を成形加工したものを用いた。また、各空気供給装置に用いるポンプ及びモータはいずれも同等の騒音特性を示すものを用いた。これらの空気供給装置の騒音レベル(A特性)の周波数依存性を評価した。結果を図9及び表1に示す。なお、図9及び表1には、実施例1〜2及び比較例の他に、暗騒音のデータも付記している。 The air supply devices of Examples 1 and 2 and the comparative example will be described in detail. The outer housing is a stainless steel rectangular housing having outer dimensions of 133 mm in length, 109 mm in width, 240 mm in height and 3 mm in thickness. In addition, the inner housing was a rectangular parallelepiped casing made of stainless steel having an outer size of 109 mm in length, 82 mm in width, 217 mm in height and 3 mm in thickness. The sheet-like sound absorbing member of Example 2 was used as a fiber sound absorbing member made of PET. Further, as the rigid reinforcing member, a stainless steel plate having a thickness of 3 mm was used. In addition, pumps and motors used for each air supply device are those that exhibit equivalent noise characteristics. The frequency dependence of the noise level (A characteristic) of these air supply devices was evaluated. The results are shown in FIG. 9 and Table 1 also include background noise data in addition to Examples 1 and 2 and the comparative example.
図9及び表1から明らかなように、実施例1は比較例に比べて、騒音のピークが高周波帯域にシフトしていることがわかる。即ち、比較例1の最大音圧を示すピーク周波数が1000Hzのところ、実施例1では1600Hzに上昇している。また、比較例では1000Hzの他に500Hzにも比較的高い音圧を示すピークが現れているが、実施例1ではこれが消失していることがわかる。実施例1と比較例の結果から、剛性補強部材による内側ハウジングの剛性向上の効果が現れていることがわかる。 As is apparent from FIG. 9 and Table 1, it can be seen that the noise peak in Example 1 is shifted to the high frequency band as compared with the comparative example. That is, when the peak frequency indicating the maximum sound pressure in Comparative Example 1 is 1000 Hz, in Example 1, it is increased to 1600 Hz. Further, in the comparative example, a peak indicating a relatively high sound pressure appears at 500 Hz in addition to 1000 Hz. From the results of Example 1 and the comparative example, it can be seen that the effect of improving the rigidity of the inner housing by the rigidity reinforcing member appears.
次に、図9から明らかなように、実施例1と実施例2を比べると、実施例2では500Hz以上の周波数帯域における音圧レベルが大幅に低下していることがわかる。実施例1及び2の結果から、シート状の吸音部材による吸音効果が現れていることがわかる。 Next, as is clear from FIG. 9, comparing Example 1 and Example 2, it can be seen that in Example 2, the sound pressure level in the frequency band of 500 Hz or higher is significantly reduced. From the results of Examples 1 and 2, it can be seen that the sound absorbing effect by the sheet-like sound absorbing member appears.
1…空気供給装置(燃料電池用空気供給装置)、2…外側ハウジング、2a…外側ハウジングの上面部、2b…外側空気流入口、3…内側ハウジング、3a…内側ハウジングの上面部、3b…内側空気流入口、4…剛性補強部材、5…つづら折り状の空気流路、5a…仕切り板、5d…吸音材、6…ポンプ、7…モータ(ポンプ駆動用モータ)、9…モータハウジング、9c…モータハウジングの内周面、9d…冷却用の空気流路、11…空気フィルタ。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記外側ハウジングに収納され、内側空気流入口が設けられるとともに剛性補強部材が備えられてなる箱状の内側ハウジングと、
前記外側ハウジングと前記内側ハウジングとの間に設けられて前記外側空気流入口と前記内側空気流入口とを連結するつづら折り状の空気流路と、
前記内側ハウジングの内部において前記内側空気流入口を塞ぐ位置に配置された空気フィルタと、
前記内側ハウジングの内部に備えられて燃料電池に空気を送るポンプ及びポンプ駆動用モータと、
を具備してなることを特徴とする燃料電池用空気供給装置。 A box-shaped outer housing provided with an outer air inlet;
A box-shaped inner housing housed in the outer housing, provided with an inner air inlet, and provided with a rigid reinforcing member;
A zigzag air flow path provided between the outer housing and the inner housing and connecting the outer air inlet and the inner air inlet;
An air filter disposed in a position to close the inner air inlet in the inner housing;
A pump provided inside the inner housing and for sending air to the fuel cell and a pump driving motor;
An air supply device for a fuel cell, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009031067A JP2010186680A (en) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | Air supply device for fuel cell |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009031067A JP2010186680A (en) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | Air supply device for fuel cell |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010186680A true JP2010186680A (en) | 2010-08-26 |
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ID=42767214
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010186680A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105609856A (en) * | 2014-11-14 | 2016-05-25 | 丰田自动车株式会社 | Fuel cell system |
-
2009
- 2009-02-13 JP JP2009031067A patent/JP2010186680A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105609856A (en) * | 2014-11-14 | 2016-05-25 | 丰田自动车株式会社 | Fuel cell system |
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