JP2010184827A - 離型剤塗布装置及び方法、及び成形方法 - Google Patents

離型剤塗布装置及び方法、及び成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 離型剤の塗布とともに塵埃が素形材に付着することがなく、離型不良の発生を防止することを課題とする。
【解決手段】 離型剤塗布装置20は、素形材2を収容する容器32を有する。離型剤供給装置26から容器32に離型剤を供給する。回収装置28は容器32から離型剤を回収する。 容器32は開放面に蓋34を配置することにより密閉可能な構造である。蓋34の内側に素形材2を支持する支持部38が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、離型剤を用いて型成形を行なう技術に関する。
金型を用いて成型品を成形する場合、成型品を金型から容易に離脱させるために離型剤を用いることが一般的である。ガラス成型品を加圧成形する際にも、金型の成形面に離型剤を塗布することが多い。金型の成形面へ離型剤を塗布すると金型温度が低下するため、毎回離型剤を塗布するわけではなく、ある程度のサイクル毎に離型剤を塗布することとなる。しかし、成形サイクル毎に金型上の離型剤が少なくなり、ガラス成型品を容易に離型できなくなることがあり、最悪の場合ガラス成型品が損傷して不良品となるおそれもある。
そこで、金型ではなく成形直前の素形材に離型剤を塗布してから金型にセットする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。素形材への離型剤の塗布は、刷毛等の塗布具により行なわれる。この場合、ガラス成型品には毎回離型剤が塗布されるので離型不良の発生を抑制することができる。
特開平10−167739号公報
ところが、素形材に離型剤を塗布する際に離型剤に混ざって空中の塵埃や刷毛のかけらのような異物が素形材の表面に付着することがある。特にガラスのような脆い素形材を加圧成形する場合、素形材表面に異物が付着しているとその部分が離型不良となって応力が集中し、離型の際に成型品が割れてしまう等の成形不良となるおそれがある。
素形材を離型剤中に浸漬して塗布する方法もあるが、この場合にも離型剤中に空気中の塵埃が混入することがあり、離型剤と一緒に素形材の表面に塵埃が付着するおそれがある。
また、刷毛塗りや浸漬法では、素形材を把持しておく必要があり、素形材の把持した部分に離型剤を十分に塗布できないおそれがある。
一実施形態によれば、素形材を収容する容器と、該容器に離型剤を供給する離型剤供給装置と、該容器から離型剤を回収する回収装置とを有する離型剤塗布装置であって、該容器は開放面に蓋を配置することにより密閉可能な構造であり、該蓋の内側に該素形材を支持する支持部が取り付けられている離型剤塗布装置が提供される。
また、素形材を密閉容器に収容し、該密閉容器内の該素形材に対して離型剤を供給して該素形材に離型剤を塗布し、該密閉容器から該離型剤を回収する離型剤塗布方法が提供される。
さらに、素形材を密閉容器に収容し、該密閉容器内の該素形材に対して離型剤を供給して該素形材に離型剤を塗布し、該密閉容器から該素形材を取り出して金型に配置し、該金型を閉じて該素形材を成形する成形方法が提供される。
上述の離型剤塗布装置及び方法及び成形方法によれば、密閉容器内で離型剤を塗布するので、離型剤の塗布とともに塵埃が素形材に付着することがなく、離型不良の発生を防止することができる。
一実施形態による離型剤塗布装置及び加熱成形装置の全体構成を示す図である。 離型剤塗布装置の変形例を示す図である。 持ち替え機構を示す図である。 吸引機構を用いた持ち替え機構を示す図である。 クランパを用いた持ち替え機構を示す図である。 ガラス成型品を成形する工程のシーケンスチャートである。 他の実施形態による離型剤塗布装置及び加熱成形装置の全体構成を示す図である。 蓋に設けたカメラによりガラス素形材を画像認識する様子を示す図である。 ガラス成型品を成形する工程のシーケンスチャートである。 ガラス素形材を持ち替えて弾性体支持部により支持した状態を示す図である。
一実施形態による離型剤塗布装置及び加熱成形装置の全体構成を図1に示す。
図1に示す加熱成形装置は一例としてガラス素材を金型で加熱成形するガラス成形機10である。ガラス成形機10には、成形上型12Aと成形下型12Bとを含む金型12が取り付けられる。図1に示す例では、成型上型12Aが金型移動機構14により上下動して金型12が開閉される。
離型剤塗布装置20はガラス成形機10の近傍に設置される。成形前の材料である素形材としてガラス素形材2に離型剤塗布装置20で離型剤を塗布した後、ガラス素形材2は直ちにガラス成形機10の成形上型12Aと成形下型12Bとの間にセットされる。成形上型12Aと成形下型12Bはヒータプレート16A,16Bによりそれぞれ加熱されている。ガラス素形材2は成形上型12Aと成形下型12Bに接触することにより加熱されて軟化しながら、成形上型12Aと成形下型12Bにより加圧されて所定の形状に成形される。加圧されて所定の形状に変形したガラス素形材2は、金型12の加熱を停止することで冷却され、ガラス成型品となって金型12から取り出される。このとき、ガラス素形材2の表面に予め離型剤が塗布されているので、ガラス成型品を金型12から容易に離型することができる。ガラス成形機10の金型移動機構14の駆動及びヒータプレート16A,16Bの加熱はガラス成形機の制御部18により制御される。
離型剤塗布装置20は、洗浄剤塗布装置22、乾燥空気供給装置24、離型剤供給装置26、洗浄・離型剤回収装置28、及び離型剤塗布チャンバ30を含む。離型剤塗布チャンバ30は密閉容器であり、内部に離型剤を噴射することでガラス素形材2に離型剤を塗布することができる。
洗浄剤供給装置22は、ガラス素形材2を洗浄するための洗浄剤を離型剤塗布チャンバ30に供給するための装置である。離型剤をガラス素形材2に塗布する前に洗浄剤を離型剤塗布チャンバ30に供給して、ガラス素形材2の表面を洗浄する。洗浄剤は気体及び液体を含む流体であり、密閉された離型剤塗布チャンバ30の内部に噴射することでガラス素形材2の表面を洗浄する。気体の洗浄剤として、例えば、オゾンや活性酸素が用いられる。液体の洗浄剤として、例えば、純水、純水+界面活性剤、有機溶剤などが用いられる。液体の洗浄剤とともに圧縮気体を噴射して洗浄剤を噴霧することとしてもよい。
乾燥空気供給装置24は、乾燥空気を離型剤塗布チャンバ30に供給するための装置である。ガラス素形材2を洗浄した後に洗浄剤をガラス素形材2の表面から除去するために、乾燥気体として乾燥空気を供給してガラス素形材2を乾燥させる。乾燥気体は空気に限ることなく、例えば窒素や不活性ガス等の気体を用いることができる。したがって、乾燥空気供給装置24は、乾燥気体供給装置に相当する。
離型剤供給装置26は、離型剤を離型剤塗布チャンバ30に供給するための装置である。洗浄して乾燥したガラス素形材2に離型剤を噴射あるいは噴霧して離型剤をガラス素形材2の表面に塗布する。離型剤は素形材と金型との組み合わせに適したものを適宜選択する。離型剤は通常は液体であり、液体のまま噴射することとしてもよく、あるいは圧縮気体をともに噴射して離型剤を噴霧することとしてもよい。
洗浄剤供給装置22からの洗浄剤、乾燥空気供給装置24からの乾燥空気、及び離型剤供給装置26からの離型剤は、切替弁40を介して離型剤塗布チャンバ30の供給口30aに供給される。切替弁40は、ガラス成形機10の制御部18からの制御指令に基づいて、洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤の供給を切り替える。
離型剤塗布チャンバ30に供給された洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤は、離型剤塗布チャンバ30の排出口30bから排出され、洗浄・離型剤回収装置28に回収される。洗浄・離型剤回収装置28の内部には真空ポンプPが接続されており、洗浄・離型剤回収装置28の内部の空気を吸引することで、離型剤塗布チャンバ30から洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤を洗浄・離型剤回収装置28の内部に回収することができる。回収された洗浄剤及び離型剤はポンプなどにより外部に廃棄される。洗浄剤及と離型剤とを分離して再使用してもよい。
離型剤塗布チャンバ30は、一面が開放された容器32と、開放面を閉鎖して密閉容器を形成するための蓋34とを有する。容器32の開放面の外周にフランジ32aが設けられ、Oリング等の弾性シール材36を介して蓋34がフランジ32aに押圧される。これにより容器32は密閉され、離型剤塗布チャンバ30に供給された洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤は、離型剤塗布チャンバ30の外に漏れ出すことはない。
蓋34の内面側には、クランパ38が取り付けられている。クランパ38はガラス素形材2の端部を把持してガラス素形材2を離型剤塗布チャンバ30内で支持する支持部である。離型剤塗布チャンバ30内でクランパ38により支持されたガラス素形材2に対して離型剤が噴射あるいは噴霧され、離型剤がガラス素形材2の表面に塗布される。
本実施形態では、蓋34はロボットアームのようなマニピュレータ50に取り付けられており、マニピュレータを駆動して蓋34を容器32から取り外すことができ、また、容器32のフランジ32aに取り付けて押圧力を加えることで離型剤塗布チャンバ30を密閉することができる。
本実施形態では、マニピュレータ50の基部はガラス成形機10の上部フレーム10aに固定されており、ガラス成形機10の制御部18からの制御信号により操作される。なお、必ずしもマニピュレータ50をガラス成形機10に対して固定する必要はなく、ガラス成形機10と離型剤塗布装置20とにアクセスできるような位置に設置すればよい。
図1に示す例では、ガラス素形材2の長手方向に垂直な方向から洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤をガラス素形材2に対して噴射している。ガラス素形材2が長細くて洗浄剤や離型剤の噴射圧力で損傷するおそれがある場合は、図2に示すように、供給口30aからの噴射方向がガラス素形材2の延在方向に平行になるように、供給口30aの位置を変更することが好ましい。
また、図1に示す例では、クランパ38で把持した部分に離型剤を塗布することができない。そこで、離型剤塗布チャンバ30内でガラス素形材2を持ち替えて離型剤を供給することで、ガラス素形材2の全面に離型剤を塗布することが好ましい。
図3は持ち替え機構を有する離型剤塗布チャンバ30の一例を示す図である。図3に示す持ち替え機構は、把持したガラス素形材2の長手方向にクランパ38を移動可能とする移動機構52と、ガラス素形材2の先端部分を把持して支持する持ち替え支持部として弾性体支持部54とを含む。弾性体支持部54はガラス素形材2の先端が挿入されて弾性力で支持できるようなゴムやプラスチック、エラストマ等で形成された弾性体である。すなわち、ガラス素形材2をクランパ38で支持したままクランパ38を弾性体支持部54に向けて移動し、ガラス素形材2の先端を弾性体支持部54に挿入する。ガラス素形材2の先端は弾性体支持部54を変形させながら入り込み、弾性体支持部54の弾性復元力によりガラス素形材2が支持される。
弾性体支持部54によりガラス素形材2を支持したら、クランパ38を開いてクランパ38によるガラス素形材2の支持を解除し、クランパ38をもとの位置に戻す。そこで、再度離型剤をガラス素形材2に塗布することにより、クランパ38により把持されていて離型剤が塗布できなかった部分にも離型剤が塗布され、ガラス素形材2の全面に離型剤が塗布された状態になる。離型剤の塗布が完了したら、クランパ38を移動してガラス素形材2を再度クランパ38で把持し、クランパ38をもとの位置に戻す。
図3に示す例はガラス素形材2が細長い形状であったが、例えばガラス素形材2が球のように把持してから持ち替え難いような形状である場合は、図4に示すように、吸引機構56A,56Bを利用してガラス素形材2を支持してもよい。吸引機構56A,56Bはカップ状の支持部58A,58Bに吸引通路60A,60Bを設けて真空ポンプ62A,62Bで吸引するものである。
あるいは、図5に示すように、図3に示す弾性体支持部54や図4に示す吸引機構56Aの代りにクランパ38と同様な構成のクランパ64を把持方向を90度異ならせた状態で設けることとしてもよい。
次に、以上のような構成のガラス成形機10及び離型剤塗布装置20により、ガラス成型品を成形する工程について、図6のシーケンスチャートを参照しながら説明する。なお、以下に説明する成形工程は、図3及び図5に示す持ち替え機構を有する離型剤塗布装置20を用いた場合である。
まず、ステップS1において、マニピュレータ50の先端に取り付けられた蓋34のクランプ38がアクセスできる場所にガラス素形材2を配置する。次に、ステップS2において、マニピュレータ50を操作してクランパ38によりガラス素形材2を把持する。そして、マニピュレータ50を操作して蓋34のクランパ38で把持されたガラス素形材2を離型剤塗布チャンバ30の容器32内に搬入する。このとき、蓋34に設けられた弾性シール材36により容器32が密閉され、密閉された離型剤塗布チャンバ30内でガラス素形材2が支持された状態となる。
続いて、ステップS4において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、洗浄剤供給装置22から洗浄剤が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された洗浄剤はガラス素形材2を洗浄した後、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
次に、ステップS5において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された乾燥空気はガラス素形材2上に残っている洗浄剤を乾燥して除去してから、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
次に、ステップS6において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、離型剤供給装置26から離型剤が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された離型剤はガラス素形材2に噴射され、ガラス素形材2の表面に塗布される。そして、塗布されなかった離型剤は、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
続いて、ステップS7において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された乾燥空気はガラス素形材2に塗布された離型剤を乾燥して被膜状にしてから、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
次に、ステップS8において、離型剤塗布チャンバ30内でガラス素形材2を弾性体支持部54により持ち替える。そして、ステップS9において、ステップS6と同様に、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、離型剤供給装置26から離型剤が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された離型剤はガラス素形材2に噴射され、ガラス素形材2の表面に塗布される。そして、塗布されなかった離型剤は、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
続いて、ステップS10において、ステップS7と同様に、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40を通って供給口30aから離型剤塗布チャンバ30内に供給される。供給口30aから供給された乾燥空気はガラス素形材2に塗布された離型剤を乾燥して被膜状にしてから、排出口30bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
そして、ステップS11において、ガラス素形材2を再度持ち替えてクランパ38により把持する。次に、ステップS12において、制御部18からの制御信号によりマニピュレータ50を操作して、蓋34を容器32から取り外す。そして、ステップS13において、クランパ38により把持されているガラス素形材2をガラス成形機10の金型12にセットする。続いて、ステップS14においてヒータプレート16A,16Bの加熱により金型12を加熱して所定の温度にする。金型12が所定の温度となったら、ステップS15において、金型12を閉じて成形上型12Aと成形下型12Bとをガラス素形材2に押し付けてガラス素形材2を成形する。これによりガラス素形材2はガラス成型品となる。
次に、ステップS16において、金型12を開いてガラス成型品を解熱(放熱)させる。ステップS17において解熱が完了したら成形完了となる。そこで、ステップS18において、ガラス成型品を金型12から取り出し、次の処理工程に搬送する。
なお、上述の成形工程ではステップS8においてガラス素形材2の持ち替えを行なっているが、必ずしも持ち替えを行なわなくてはならないわけではない。離型剤が塗布されない部分が小さくてほとんど影響が無い場合などでは、ガラス素形材2の持ち替えを行なわずに、ステップS8〜S11の処理を省略してもよい。
上述の実施形態による離型剤塗布装置及び方法及び成形方法によれば、密閉容器となる離型剤塗布チャンバ30内でガラス素形材2に離型剤が塗布される。したがって、離型剤の塗布とともに塵埃がガラス素形材2に付着することがなく、ガラス素形材2を金型12により成形した際に、塵埃の付着による離型不良の発生を防止することができる。
また、離型剤塗布チャンバ30内でガラス素形材2を持ち替えてから離型剤を塗布することができるため、ガラス素形材2の全面に離型剤を塗布することができ、離型剤が塗布されていない部分があるために発生する離型不良を防止することができる。
次に、他の実施形態による離型剤塗布装置について、図7乃至図9を参照しながら説明する。図7は他の実施形態による離型剤塗布装置60及び加熱成形装置の全体構成を示す図である。図7において離型剤塗布装置60は図1に示す離型剤塗布装置20と類似した構成を有しており、同等の構成部品には同じ符号を付し、その説明は適宜省略する。
離型剤塗布装置60において、離型剤塗布チャンバ70の構成が離型剤塗布チャンバ30の構成とは異なる。離型剤塗布チャンバ70の容器72は、2つの供給口として第1の供給口72a1と第2の供給口72a2とを有している。洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤の供給を、第1の供給口72a1からと第2の供給口72a2とで切り替えられるように、切替弁40と成形剤塗布チャンバ70との間にもうひとつの切替弁80が設けられている。切替弁40と同様に切替弁80の動作もガラス成形機10の制御部18からの制御信号により制御される。すなわち、本実施形態では、ガラス素形材2の形状を考慮して、洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤の噴出方向を第1の供給口72a1と第2の供給口72a2のどちらかに選択することができる。
容器72にはフランジ72aが設けられ、蓋74がOリング等の弾性体支持部54を介してフランジ72aに押圧されて密閉された離型剤塗布チャンバ70を形成する。蓋74の内面側には移動機構82を介してクランパ78が取り付けられている。移動機構82はクランパをガラス素形材2の長手方向に移動する以外に、クランパ78を長手方向軸の回りに回転させることができる。洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤をガラス素形材2に向かって噴射している間にクランパ78を回転させてガラス素形材2を回転させることにより、洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤をガラス素形材2の表面全体に一様に噴射することができる。
本実施形態では、蓋74にカメラ84が2台取り付けられている。カメラ84はクランパ78の先端付近を両側から撮像するように設けられている。図8はクランパ38によりガラス素形材2を拾い上げた状態を示す図である。2台のカメラ84からの画像に基づいて、クランパ38の先端部分(すなわち、ガラス素形材2が支持されている部分)における距離を測定することができる。例えば、2台のカメラ84からの画像に基づいて、ガラス素形材2とクランパ38との距離を測定しながらクランパ38でガラス素形材2を把持して拾い上げることができる。特に、ガラス素形材2を拾い上げる際に蓋74の裏側にガラス素形材2が隠れてしまうので、カメラ84による画像認識でガラス素形材2を拾い上げる操作を容易に行なうことができる。
次に、図7に示す離型剤塗布装置60及びガラス成形機10を用いてガラス成型品を成形する工程について、図9のシーケンスチャートを参照しながら説明する。
まず、マニピュレータ50の先端に取り付けられた蓋74のクランプ38がアクセスできる場所にガラス素形材2を配置する。そして、ステップS21において、マニピュレータ50を操作してクランパ38によりガラス素形材2を把持して拾い上げる。このとき、図8に示すように、カメラ84からの画像に基づいてクランパ38とガラス素形材2との距離を測定しながらマニピュレータ50を操作する。
そして、ステップS22において、マニピュレータ50を操作して蓋74のクランパ38で把持されたガラス素形材2を離型剤塗布チャンバ70の容器72内に搬入する。このとき、蓋74に設けられた弾性シール材36により容器72が密閉され、密閉された離型剤塗布チャンバ70内でガラス素形材2が支持された状態となる。
続いて、ステップS23において、ガラス素形材2の形状を判断する。具体的には、例えばガラス素形材2のアスペクト比が10より大きいか否かを判定する。アスペクト比が10より大きい場合は、ガラス素形材2が細長い形状であると判定することとする。一方、アスペクト比が10以下の場合は、ガラス素形材2が細長い形状ではない判定する。ガラス素形材2が細長い場合は、長手方向に垂直な方向から流体を噴射すると噴射圧力によりガラス素形材2が折れるおそれがあるため、このような判定を行なう。ガラス素形材2のアスペクト比は、クランパ38に支持されているガラス素形材2をカメラ84により画像認識することで求めることができる。本実施形態では、アスペクト比の判定基準値を10としたが、判定基準値は素形材の材料や形状に基づいて適宜選定することが好ましい。
ステップS23において、ガラス素形材2のアスペクト比が10以下であると判定されたら、ステップS24において、切替弁80を操作して、第1の供給口70a1が切替弁40に接続されるように流路を切り替える。すなわち、切替弁40を通ってきた洗浄剤が供給口70a1から離型剤塗布チャンバ70内に供給されるように流路を切り替える。ガラス素形材2のアスペクト比が10以下であり細長い形状ではないので折損するおそれはないという判定に基づいて、ガラス素形材2の長手方向に垂直な方向から洗浄剤を噴射してガラス素形材2を洗浄する。
一方、ステップS23において、ガラス素形材2のアスペクト比が10より大きいと判定されたら、ステップS24において、切替弁80を操作して、第2の供給口70a2が切替弁40に接続されるように流路を切り替える。すなわち、切替弁40を通ってきた洗浄剤が第2の供給口70a2から離型剤塗布チャンバ70内に供給されるように流路を切り替える。ガラス素形材2のアスペクト比が10より大きく細長い形状なので折損するおそれがあるという判定に基づいて、ガラス素形材2の長手方向から洗浄剤を噴射してガラス素形材2を洗浄する。
次に、ステップS25において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40及び切替弁80を通って第1の供給口70a1又は第2の70a2から離型剤塗布チャンバ30内に供給される。ここで用いられる供給口は、ステップ24において洗浄剤を供給したほうの供給口である。第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から供給された乾燥空気はガラス素形材2上に残っている洗浄剤を乾燥して除去してから、排出口70bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
次に、ステップS26において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、離型剤供給装置26から離型剤が切替弁40を通って第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から離型剤塗布チャンバ70内に供給される。ここで用いられる供給口は、ステップ24及びステップS25において洗浄剤及び乾燥空気を供給したほうの供給口である。第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から供給された離型剤はガラス素形材2に噴射され、ガラス素形材2の表面に塗布される。そして、塗布されなかった離型剤は、排出口70bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
続いて、ステップS27において、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40を通って第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から離型剤塗布チャンバ70内に供給される。ここで用いられる供給口は、ステップ24、ステップS25及びステップS26において洗浄剤、乾燥空気及び離型剤を供給したほうの供給口である。第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から供給された乾燥空気はガラス素形材2に塗布された離型剤を乾燥して被膜状にしてから、排出口70bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
次に、ステップS28において、離型剤塗布チャンバ70内でガラス素形材2を弾性体支持部54により持ち替える。図10はガラス素形材2を持ち替えて弾性体支持部54により支持された状態を示す図である。そして、ステップS29において、ステップS26と同様に、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、離型剤供給装置26から離型剤が切替弁40及び切替弁80を通って第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から離型剤塗布チャンバ30内に供給される。第1の供給口70a1又は第2の70a2から供給された離型剤はガラス素形材2に噴射され、ガラス素形材2の表面に塗布される。そして、塗布されなかった離型剤は、排出口70bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
続いて、ステップS30において、ステップS27と同様に、制御部18からの制御信号により切替弁40が作動して、乾燥空気供給装置24から乾燥空気が切替弁40及び切替弁80を通って第1の供給口70a1又は第2の供給口70a2から離型剤塗布チャンバ70内に供給される。供給口70aから供給された乾燥空気はガラス素形材2に塗布された離型剤を乾燥して被膜状にしてから、排出口70bを通って洗浄・離型剤回収装置28に回収される。
そして、ステップS31において、ガラス素形材2を再度持ち替えてクランパ38により把持する。次に、ステップS32において、制御部18からの制御信号によりマニピュレータ50を操作して、蓋74を容器72から取り外し、クランパ38により把持されているガラス素形材2をガラス成形機10の金型12にセットする。続いて、ステップS33においてヒータプレート16A,16Bの加熱により金型12を加熱して所定の温度になった金型12を閉じて成形上型12Aと成形下型12Bとをガラス素形材2に押し付けてガラス素形材2を成形する。これによりガラス素形材2はガラス成型品となり、成型工程は終了する。その後、金型12を開いてガラス成型品を金型12から取り出し、次の処理工程に搬送する。
なお、上述の成形工程ではステップS28においてガラス素形材2の持ち替えを行なっているが、必ずしも持ち替えを行なわなくてはならないわけではない。離型剤が塗布されない部分が小さくてほとんど影響が無い場合などでは、ガラス素形材2の持ち替えを行なわずに、ステップS28〜S31の処理を省略してもよい。
上述の実施形態による離型剤塗布装置及び方法及び成形方法によれば、密閉容器となる離型剤塗布チャンバ70内でガラス素形材2に離型剤が塗布される。したがって、離型剤の塗布とともに塵埃がガラス素形材2に付着することがなく、ガラス素形材2を金型12により成形した際に、塵埃の付着による離型不良の発生を防止することができる。
また、洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤の噴射方向を、ガラス素形材2の形状に基づいて変更するため、洗浄剤、乾燥空気、及び離型剤の噴射によりガラス素形材2が変形、損傷することを防止することができる。
また、離型剤塗布チャンバ70内でガラス素形材2を持ち替えてから離型剤を塗布することができるため、ガラス素形材2の全面に離型剤を塗布することができ、離型剤が塗布されていない部分があるために発生する離型不良を防止することができる。
上述の各実施形態では素形材としてガラスを用いてガラス成型品を成形する例について説明したが、成形する素形材はガラスに限られることはない。例えば、樹脂等の他の材料を素形材として樹脂成型品等を成形する際にも、上述の離型剤塗布装置や離型剤塗布方法を用いることができる。
本明細書は以下の事項を開示する。
(付記1)
素形材を収容する容器と、
前記容器に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
前記容器から離型剤を回収する回収装置と
を有する離型剤塗布装置であって、
前記容器は開放面に蓋を配置することにより密閉可能な構造であり、前記蓋の内側に前記素形材を支持する支持部が取り付けられている離型剤塗布装置。
(付記2)
付記1記載の離型剤塗布装置であって、
前記蓋はマニュピレータに取り付け可能な構造を有している離型剤塗布装置。
(付記3)
付記1又は2記載の離型剤塗布装置であって、
前記容器と前記蓋の間に弾性シール材が配置され、前記弾性シール材を介して前記蓋を前記容器に押圧することで前記容器を密閉する離型剤塗布装置。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一項記載の離型剤塗布装置であって、
前記容器に洗浄剤を供給する洗浄剤供給装置と前記容器に乾燥気体を供給する乾燥気体供給装置とをさらに有するに離型剤塗布装置。
(付記5)
付記4記載の離型剤塗布装置であって、
前記洗浄剤からの洗浄剤の供給、前記乾燥気体供給装置からの乾燥気体の供給、及び前記離型剤供給装置からの離型剤の供給を切り換える切換弁をさらに有する離型剤塗布装置。
(付記6)
付記1乃至5のうちいずれか一項記載の離型剤塗布装置であって、
前記容器は前記離型剤を内部に供給するための第1の供給口及び第2の供給口を有し、
前記第1の供給口は前記容器内で支持された前記素形材の長手方向に対して垂直な方向から前記離型剤が前記容器の内部に供給されるように配置され、
前記第2の供給口は前記容器内で支持された前記素形材の長手方向から前記離型剤が前記容器の内部に供給されるように配置される
離型剤塗布装置。
(付記7)
付記6記載の離型剤塗布装置であって、
前記離型剤の供給を、前記第1の供給口と前記第2の供給口との間で切り替える切替弁をさらに有する離型剤塗布装置。
(付記8)
付記1乃至7のうちいずれか一項記載の離型剤塗布装置であって、
前記容器は、前記容器内で前記素形材を持ち替える持ち替え機構を有する離型剤塗布装置。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一項記載の離型剤塗布装置であって、
前記蓋に複数のカメラが取り付けられ、前記支持部及び前記支持部に支持された前記素形材を画像認識する離型剤塗布装置。
(付記10)
素形材を密閉容器に収容し、
前記密閉容器内の前記素形材に対して離型剤を供給して前記素形材に離型剤を塗布し、
前記密閉容器から前記離型剤を回収する
離型剤塗布方法。
(付記11)
付記10記載の離型剤塗布方法であって、
前記密閉容器に前記素形材を収容することは、
前記容器の蓋に取り付けられた支持部により前記素形材を支持し、
前記支持部に支持され前記素形材を前記容器に収容しながら前記蓋を前記容器に取り付け、
弾性シール材を介して前記蓋を前記容器に押圧して前記容器を密閉する
ことを含む離型剤塗布方法。
(付記12)
付記11記載の離型剤塗布方法であって、
前記素形材に離型剤を塗布することは、前記素形材の形状に基づいて離型剤の噴射方向を変更することを含む離型剤塗布方法。
(付記13)
付記11記載の離型剤塗布方法であって、
前記素形材に離型剤を塗布することは、前記素形材の形状に基づいて離型剤の噴射方向を変更することを含む離型剤塗布方法。
(付記14)
付記11記載の離型剤塗布方法であって、
前記素形材に離型剤を塗布する途中で前記支持部による前記素形材を持ち替えて、離型剤の塗布が終了したら再度前記支持部により支持することを含む離型剤塗布方法。
(付記15)
請求項10乃至14のうちいずれか一項記載の離型剤塗布方法で素形材に離型剤を塗布し、
前記蓋の前記支持部に支持されたまま前記素形材を成形機の金型に移動して、前記素形材を金型内に配置し、
前記金型を閉じて前記素形材を成形する
成形方法。
2 ガラス素形材
10 ガラス成形機
10a 上部フレーム
12 金型
12A 成形上型
12B 成形下型
14 移動機構
16A,16B ヒータプレート
18 制御部
20,60 離型剤塗布装置
22 洗浄剤供給装置
24 乾燥空気供給装置
26 離型剤供給装置
28 洗浄・離型剤回収装置
30,70 離型剤塗布チャンバ
30a 供給口
30b,70b 排出口
32,72 容器
32a,72a フランジ
34,74 蓋
36 弾性シール材
38,64,78 クランパ
40,80 切替弁
50 マニュピレータ
52,82 移動機構
54 弾性体支持部
56A,56B 吸引機構
58A,58B 支持部
60A,60B 吸引通路
62A,62B 真空ポンプ
70a1 第1の供給口
70a2 第2の供給口

Claims (5)

  1. 素形材を収容する容器と、
    前記容器に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
    前記容器から離型剤を回収する回収装置と
    を有する離型剤塗布装置であって、
    前記容器は開放面に蓋を配置することにより密閉可能な構造であり、前記蓋の内側に前記素形材を支持する支持部が取り付けられている離型剤塗布装置。
  2. 請求項1記載の離型剤塗布装置であって、
    前記容器は前記離型剤を内部に供給するための第1の供給口及び第2の供給口を有し、
    前記第1の供給口は前記容器内で支持された前記素形材の長手方向に対して垂直な方向から前記離型剤が前記容器の内部に供給されるように配置され、
    前記第2の供給口は前記容器内で支持された前記素形材の長手方向から前記離型剤が前記容器の内部に供給されるように配置される
    離型剤塗布装置。
  3. 請求項1又は2記載の離型剤塗布装置であって、
    前記容器は、前記容器内で前記素形材を持ち替える持ち替え機構を有する離型剤塗布装置。
  4. 素形材を密閉容器に収容し、
    前記密閉容器内の前記素形材に対して離型剤を供給して前記素形材に離型剤を塗布し、
    前記密閉容器から前記離型剤を回収する
    離型剤塗布方法。
  5. 請求項4記載の離型剤塗布方法で素形材に離型剤を塗布し、
    前記蓋の前記支持部に支持されたまま前記素形材を成形機の金型に移動して、前記素形材を金型内に配置し、
    前記金型を閉じて前記素形材を成形する
    成形方法。
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