JP2010183507A - 移動通信システムにおける基地局及び指向性制御方法 - Google Patents
移動通信システムにおける基地局及び指向性制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】基地局は、下り信号の品質の実測値を1つ以上のユーザ装置から到来方向毎に収集する収集部と、所定の評価関数に従って、少なくとも前記実測値を含む対象データを到来方向毎の評価値に変換する変換部と、前記下り信号を送信する際の指向性を決める指向性パラメータの更新量を、前記評価値から算出する更新量算出部と、前記更新量に基づいて前記対象データを修正する修正部と、更新後の指向性パラメータを用いて、下り信号をユーザ装置に送信する送信部とを有する。
【選択図】図1
Description
下り信号の品質の実測値を1つ以上のユーザ装置から到来方向毎に収集する収集部と、
所定の評価関数f(x,y)に従って、少なくとも前記実測値を含む対象データ(x,y)を到来方向毎の評価値f(x,y)に変換する変換部と、
前記下り信号を送信する際の指向性を決める指向性パラメータの更新量ΔH(θ)を、前記評価値f(x,y)から算出する更新量算出部と、
前記更新量ΔH(θ)に基づいて前記対象データを修正する修正部((x,y)→(x',y'))と、
更新後の指向性パラメータを用いて、下り信号をユーザ装置に送信する送信部と、
を有する基地局である。
2.基地局
3.ユーザ装置
4.シミューレーション結果
5.変形例
図1は本発明の一実施例による基地局で行われる動作例のフローチャートを示す。図示の動作例は、主に移動通信システムの基地局で行われる。移動通信システムは、複数の基地局と、1つ以上のユーザ装置を含む。ユーザ装置は典型的には移動端末であるが、固定端末が含まれてもよい。基地局はセル内のユーザ装置に対して様々な信号を送信するが、本発明では特に下りリファレンス信号(RS)が送信される。リファレンス信号はパイロット信号と呼んでもよく、送信側及び受信側で既知の信号パターンを有する信号である。ユーザ装置は下りリファレンス信号を受信し、受信レベル、受信品質等を測定する。受信レベルは一例としてRSSIで測定されるが、適切な他の如何なる量で表現されてもよい。受信品質は、SIR(Signal to Interference Ratio)、SINR、CIR、CNR、SNR、Eb/N0等のような希望信号電力及び非希望信号電力(又は総電力)の比率で表現されるが、これも適切な如何なる量で表現されてもよい。
f = 0.5 (RE-x)/(RE-Rmin)
2)RE ≦ x ≦ Rmaxのとき
a)SIRE≦yのとき
f=0
b)y<SIREのとき
f = 0.5 (x-RE)/(RE-Rmax)
3)Rmax<xのとき
a)SIRE≦yのとき
f=0
b)y<SIREのとき
f=-0.5。
ここで、REはユーザ装置がエリア端又はセル端にいた場合に観測されるよう想定される受信レベル(x)を表し、SIREはユーザ装置がエリア端にいた場合に観測されるよう想定されるSIR(y)を表す。xは特定のユーザ装置で測定される受信レベルを表し、yはそのユーザ装置で測定されるSIR値を表す。代表的なxの値は、Rmin〜Rmaxの範疇にあるとしている。
上述したように、ユーザ装置の受信レベルをx,受信レベルから導出された受信品質SIRをy,基地局から見た各ユーザ装置の方向(到来方向)をθ,ステップS5で算出された指向性パラメータの更新量をΔH(θ)とする。指向性パラメータが更新された後、そのユーザ装置が測定する受信レベルx'及び受信品質y'は、次式のように推定される。
y'= y+α×ΔH ・・・式(1)
このように変換された測定データ(x',y')を用いて、ステップS4及びステップS5により、指向性パラメータ(送信電力)の更新量ΔH(θ)が再び算出される。実測値の測定データ(x,y)に基づいて算出された指向性パラメータの更新量をΔH1(θ)とし、推定された測定データ(x',y')に基づいて算出された指向性パラメータの更新量をΔH2(θ)とする。実測値の測定データをもたらしたエリア(セル)に対して、下り送信電力をΔH1(θ)に基づいて変更することで指向性が変更された場合、変更後のエリア内のユーザ装置は、上記の測定データ(x',y')を観測することになる。従って、更新量ΔH2(θ)は、更新量ΔH1(θ)により指向性を更新した後のエリアに対して、更に指向性パラメータをどのように変更すべきかを示す。式(1)に基づいて、指向性を変更したことにより測定データがどのように変わるかを推定し(ステップS7)、その推定後の測定データを用いて、指向性パラメータの更新量ΔH2(θ)が導出される(ステップS4,S5)。ステップS4,S5,S6,S7の処理を反復的に行うことで、指向性パラメータの更新量を反復的に計算できる。しかも、その反復の際、実測値の測定データを新たに追加しなくてよい。
ところで、送信電力が増やされる場合、エリア(セル)は拡張され、基地局に接続しようとするユーザ装置数は増える傾向に向かう。従って、拡張後のエリアの状況を正確に把握するには、指向性変更前に基地局に接続していたユーザ装置だけでなく、指向性変更後に新たに基地局に接続するユーザ装置からの測定データも必要になる。上記の推定方法1は、このように新規にエリアに入って来るユーザ装置を十分に考察できない。推定方法2は、そのようなユーザ装置からの影響を考慮に入れて、指向性パラメータの更新量を算出できるようにする。
受信レベルx'=xs+ΔH 及び
受信品質y' =y+α×ΔH ・・・式(1)
の値を観測することになる。αは所定の定数である。下り送信電力が増やされた結果、受信レベルがxsになるユーザ装置UE2は、ユーザ装置UE1よりも基地局から遠くに位置する。
受信品質y' =y−β×ΔH ・・・ 式(2)
なお、βは所定の定数である。このような変換は、実測値を与えるユーザ装置UE1の内、受信レベルxが、
xs≦x≦xs+ΔH
の範囲内にあるユーザ装置UE1からの測定データに対して、上記の変換が行われ、新たな測定データが用意される。新たな測定データに対応付けられるユーザ装置UE2は、便宜上、「仮想ユーザ装置(仮想UE)」と言及される。
図9は本発明の一実施例による基地局を示す。図9には、移動局との通信部91、移動局の情報取得部92、データベース部93、移動局の情報推定部94、指向性更新量計算部95及び制御パラメータ決定部96が描かれている。
図10は本発明の一実施例によるユーザ装置を示す。図3には、基地局との通信部101、受信レベル/SIR測定部102、位置測定部103及び記憶装置104が描かれている。
提案アルゴリズムの効果を評価するため、自由空間損失で電波が伝わるようなオープンスペース環境を想定し、シミュレーションが行われた。
上記の「推定方法2」の説明では、送信電力を増やす場合(ΔH≧0)、一部の測定データは式(1)により、別の測定データは式(2)により、測定データの変換が行われた。具体的には、実測値の測定データの内、ユーザ装置の受信レベルxが、受信感度xs以上(xs+ΔH)以下である測定データについて、式(2)による測定データの変換が行われ、それ以外については式(1)が使用された。しかしながら、式(1)及び式(2)の適用対象の分け方は、この「推定方法2」の場合に限定されない。
92 情報取得部
93 データベース部
94 情報推定部
95 指向性更新量計算部
96 制御パラメータ決定部
101 通信部
102 受信レベル/SIR測定部
103 位置測定部
104 記憶装置
Claims (8)
- 移動通信システムにおける基地局であって、
下り信号の品質の実測値を1つ以上のユーザ装置から到来方向毎に収集する収集部と、
所定の評価関数に従って、少なくとも前記実測値を含む対象データを到来方向毎の評価値に変換する変換部と、
前記下り信号を送信する際の指向性を決める指向性パラメータの更新量を、前記評価値から算出する更新量算出部と、
前記更新量に基づいて前記対象データを修正する修正部と、
更新後の指向性パラメータを用いて、下り信号をユーザ装置に送信する送信部と、
を有する基地局。 - 前記対象データの各々が、受信レベルを示す量と、希望波電力及び非希望波電力の比を示す量とを含む1組のデータで表現される、請求項1記載の基地局。
- 前記対象データは、前記実測値に加えて、該実測値から導出された仮想測定値も含む、請求項2記載の基地局。
- 受信レベルが所定の範囲内の値に収まる対象データから、前記仮想測定値が導出される、請求項3記載の基地局。
- 各到来方向に関する更新量が正であるか負であるかに応じて、各到来方向の仮想測定値の導出法が異なる、請求項3記載の基地局。
- 前記更新量が所定の収束条件を満たすまで、更新量の算出及び対象データの修正が反復される、請求項3記載の基地局。
- 前記所定の評価関数は、下り信号の受信レベルの高低に応じて増減する値をとる、請求項3記載の基地局。
- 移動通信システムの基地局で使用される方法であって、
下り信号の品質の実測値を1つ以上のユーザ装置から到来方向毎に収集するステップと、
所定の評価関数に従って、少なくとも前記実測値を含む対象データを到来方向毎の評価値に変換するステップと、
前記下り信号を送信する際の指向性を決める指向性パラメータの更新量を、前記評価値から算出するステップと、
前記更新量に基づいて前記対象データを修正するステップと、
更新後の指向性パラメータを用いて、下り信号をユーザ装置に送信するステップと、
を有する方法。
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