JP2010179415A - Tool exchange mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ツール交換機構の改良に関する。 The present invention relates to an improvement of a tool changing mechanism.
従来、駆動軸の周囲に配置したツール保持部としてのクイルの先端に、ツール部(ヘッド)を着脱可能にする爪片が備えられているツール交換機構が知られている(例えば、特許文献1(第1図)参照。)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a tool changing mechanism is known in which a claw piece that allows a tool part (head) to be attached and detached is provided at the tip of a quill as a tool holding part disposed around a drive shaft (for example, Patent Document 1). (See FIG. 1).
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図10は従来の技術の基本構成を説明する図であり、本体部200(要素名および符号は振り直した。以下同じ。)には、駆動軸201と、この駆動軸201の周囲に、駆動軸201を支持するとともに進退可能に設けたクイル202と、このクイル202の先端に、ツール部203を着脱可能に保持するツール交換機構206が備えられている。
ツール交換機構206の外周に、ツール部203を着脱可能に保持する爪片207が備えられている。
Patent document 1 is demonstrated based on the following figure.
FIG. 10 is a diagram for explaining the basic configuration of the conventional technique. In the main body 200 (element names and symbols have been reassigned, the same shall apply hereinafter), the
A
しかし、特許文献1の技術では、爪片207は、露出して配置されている。このため、ツール交換機構206の外観性に改良の余地があった。
However, in the technique of Patent Document 1, the
本発明は、外観性を高めたツール交換機構を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a tool exchange mechanism with improved appearance.
請求項1に係る発明は、駆動力を伝達する駆動軸を有する本体部と、この本体部に着脱可能に設けられ前記駆動軸に係合して駆動される従動軸およびこの従動軸に駆動される工具を有するツール部と、からなるツール交換機構において、本体部に、ツール部を係止する係止機構が備えられ、この係止機構に、駆動軸を囲う第1ハウジングと、この第1ハウジングの内面に駆動軸の軸方向に摺動可能に設けられている内筒部と、この内筒部の進退によって回動する係止部材と、が備えられ、ツール部に、従動軸の周囲を囲う第2ハウジングと、この第2ハウジングの内面に設けられ係止部材によって係止される引掛部と、が備えられ、係止部材が引掛部に引っ掛かる係止位置、または係止部材が引掛部から外れる解除位置になるようにしたことを特徴とする。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a main body having a drive shaft for transmitting a driving force, a driven shaft detachably provided on the main body and driven by being engaged with the drive shaft, and driven by the driven shaft. A tool change mechanism comprising a tool part having a tool to be provided, and a locking mechanism for locking the tool part is provided in the main body part, and the locking mechanism includes a first housing surrounding the drive shaft, and the first An inner cylinder part provided on the inner surface of the housing so as to be slidable in the axial direction of the drive shaft, and a locking member that is rotated by the advancement and retraction of the inner cylinder part are provided, and the tool part is provided around the driven shaft. A second housing that surrounds the second housing, and a hooking portion that is provided on the inner surface of the second housing and is locked by the locking member. The locking position where the locking member is hooked to the hooking portion, or the locking member is hooked To be in a release position that comes off the part And features.
請求項2に係る発明は、内筒部に、係止部材に係合して係止部材を回動させる凹部が備えられていることを特徴とする。
The invention according to
請求項3に係る発明は、第1ハウジングと前記内筒部との間には、係止部材が引掛部に係止位置の側へ内筒部を付勢する弾性部材が備えられていることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, an elastic member is provided between the first housing and the inner cylindrical portion so that the locking member biases the inner cylindrical portion toward the locking position at the hooking portion. It is characterized by.
請求項1に係る発明では、係止機構は、第1ハウジングに設けられている係止部材と、この係止部材と係合するように第2ハウジングの内面に設けられている引掛部とを備えている。
そして、係止部材に引掛部を係合しツール部を本体部に装着した。このような構造であれば、ツール部を本体部に装着後に、係止部材を含む係止機構は、第2ハウジングに覆われるため、係止機構が露出しなくなり、ツール交換機構の外観性を高めることができる。
In the invention according to claim 1, the locking mechanism includes a locking member provided in the first housing and a hook portion provided on the inner surface of the second housing so as to engage with the locking member. I have.
Then, the hook portion was engaged with the locking member, and the tool portion was mounted on the main body portion. With such a structure, the locking mechanism including the locking member is covered with the second housing after the tool portion is mounted on the main body, so that the locking mechanism is not exposed and the appearance of the tool replacement mechanism is improved. Can be increased.
請求項2に係る発明では、内筒部に、係止部材に係合して係止部材を回動させる凹部が備えられている。
係止部材は、凹部により回動される。内筒部の凹部と係止部材とこの係止部材を駆動する内筒部という簡便な構成で係止機構を構成することができる。したがって、装置コストを低減させることができる。
In the invention which concerns on
The locking member is rotated by the recess. The locking mechanism can be configured with a simple configuration of the concave portion of the inner cylindrical portion, the locking member, and the inner cylindrical portion that drives the locking member. Therefore, the device cost can be reduced.
請求項3に係る発明では、第1ハウジングと内筒部との間には、弾性部材が備えられている。弾性部材により、内筒部は係止位置の側へ付勢され、これに伴い、係止部材は、係止位置の側へ付勢される。内筒部に例えば、圧縮エアなどの媒体による圧力が掛かっていないときでも、係止部材は、係止位置の側へ付勢されているので、内筒部に力を加えておく必要はない。したがって、内筒部に力を加えておく必要はなく、装置のエネルギー消費を小さくすることが可能になる。 In the invention which concerns on Claim 3, the elastic member is provided between the 1st housing and the inner cylinder part. The elastic member urges the inner cylinder portion toward the locking position, and accordingly, the locking member is urged toward the locking position. Even when the inner cylinder portion is not under pressure by a medium such as compressed air, for example, the locking member is biased toward the locking position, so there is no need to apply force to the inner cylinder portion. . Therefore, it is not necessary to apply a force to the inner cylinder portion, and the energy consumption of the apparatus can be reduced.
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中および実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、装置を後方から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail. In the drawings and examples, “upper”, “lower”, “front”, “rear”, “left”, and “right” respectively indicate directions when the apparatus is viewed from the rear. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
図1において、本発明に係るナットランナー10に、ボルトまたはナットを回転させる回転軸11L、11Rを有するツール部12が備えられている。
In FIG. 1, a
ツール部12は、駆動力を回転軸11に伝達する駆動伝達ユニットを内蔵するツールハウジング13と、このツールハウジング13の上面左右に配置され、上方に延びており回転軸11L、11Rを上下に伸縮可能にする左シリンダ部14Lおよび右シリンダ部14Rと、ツール部12の下面から下方へ延びている左回転軸11Lおよび右回転軸11Rと、これらの左回転軸11Lおよび右回転軸11Rの下部を支持する左外筒部15Lよび右外筒部15Rと、左回転軸11Lおよび右回転軸11Rの先端部に各々取り付けられボルトまたはナットと嵌合するツール部12としての左ソケット部16Lおよび右ソケット部16Rと、左シリンダ部14Lおよび右シリンダ部14Rの上部および下部に設けられ圧縮エアを供給する圧縮エア供給口17H、17L、17H、17Lと、これらの圧縮エア供給口17H、17L、17H、17Lに取り付けた昇降エア供給継手18H、18L、18H、18Lと、を備えている。
なお、左ソケット部および右ソケット部は、工具の一形態であり、ドリル、タッピングツール、リーマーなどの他の工具に取り替えることは差し支えない。
The
In addition, the left socket part and the right socket part are one form of tools, and may be replaced with other tools such as a drill, a tapping tool, and a reamer.
図2において、ナットランナー10の構成部材としてのツール部12を支持する本体部21が示されている。
図中、33L、33Rはツール交換機構31へ圧縮空気を供給する圧縮エア供給口である。
本実施例において、駆動源には、エアモータ34を利用したが、電動モータ、油圧モータなど他の駆動手段を利用することは差し支えない。
In FIG. 2, a
In the figure,
In the present embodiment, the air motor 34 is used as the driving source, but other driving means such as an electric motor and a hydraulic motor may be used.
図3において、本体部21には、基部22と、この基部22の上面に取り付けられている駆動源23と、基部22に取り付けられる本体側ハウジング24と、この本体側ハウジング24に駆動源23から延びており駆動力を伝達する駆動軸25と、が備えられている。
In FIG. 3, the
本体部21とツール部12には、ツール交換機構31が備えられている。ツール交換機構31は、ツール部12を本体部21に着脱可能に係止または保持するものである。
The
以下、本体部21およびツール部12の内部構造について説明する。
本体部21には、基部22によって支持され駆動源23から延びている駆動軸25を囲う本体側ハウジング24と、この本体側ハウジング24の内面で駆動軸25の軸方向に摺動可能に設けられている内筒部37と、この内筒部37の進退によって回動する係止部材38と、が備えられている。この係止部材38は、ツール部12を係止する係止機構41を構成する部材である。
Hereinafter, the internal structure of the
The
ツール部12には、ツールハウジング13と、このツールハウジング13に支持され駆動軸25に係合する係合部43を有し駆動力が伝達される従動軸44と、この従動軸44とツールハウジング13の間に介在され、従動軸の一端45を支持する第1軸受47と、従動軸の他端46を支持する第2軸受48と、これらの第1軸受47および第2軸受48の間に配置され従動軸44と一体で回転する第1歯車51と、この第1歯車51と直角に噛み合い水平に配置される第2歯車52と、この第2歯車52の下端部に一体に取り付けられ回転軸11Lに駆動力を伝達可能にする第3歯車53と、これらの第2歯車52および第3歯車53を回転自在に下方から支持する第3軸受49と、が備えられている。従動軸44の周囲は、ツールハウジング13によって囲われている。
なお、第2歯車52および第3歯車53はべべルギヤが用いられている。
The
The
図中、57はツール部12の前端部に設けられ第1軸受47を支持する前壁部、58は本体部21の後端部に設けられ、基部22の縦壁22Vと本体部21の間に介在され駆動軸25が通る開口56を有する後壁部である。
In the figure, 57 is a front wall portion provided at the front end portion of the
図4において、内筒部37は、その外周61が本体側ハウジング24の内周面に設けられている第1摺動部63により支持されるとともに、本体側ハウジング24の内周面に取り付けられ第2摺動部64を構成する保持部材65によって支持され、前後摺動自在に配置されている。加えて、内筒部37と本体側ハウジング24の間で、且つ、第1摺動部63と第2摺動部64の間には空間67が形成され、この空間67に、内筒部37から外方に空間67を左右に仕切る仕切壁71が延設され、本体側ハウジング24に、空間67の前端部に圧縮エアが通る第1孔73が開けられ、空間67の後端部に圧縮エアが通る第2孔74が開けられている。そして、空間67は、仕切壁71によって、一方の室157と他方の室158とに仕切られている。
内筒部37と後壁部58の間には、内筒部37を後壁部58から離間する方向に付勢する弾性部材としてのスプリング78が介在されている。
In FIG. 4, the
Between the
以下、ツールハウジング13を本体側ハウジング24に着脱可能に保持する係止機構41について詳細に説明する。
本体側ハウジング24の前端部に、前方に支持片81が延設され、この支持片81にカム支持軸82が設けられ、このカム支持軸82に回動可能にカムの一形態としての係止部材38が設けられている。係止部材38には、カム支持軸82を挟んで、一端に内筒部37に設けた凹部83と係合する第1突片84が備えられ、他端にツールハウジング13の内面に設けた凹部としての引掛部86と係合する第2突片85が備えられている。係止部材38は、内筒部37の進退によって、内筒部37に設けた凹部83によって第1突片84が押され、係止部材38がカム支持軸82を中心に回動され、第2突片85をツールハウジング13の内面に形成した引掛部86に係合可能にするようにした部材である。
Hereinafter, the
A
すなわち、内筒部37に、係止部材38に係合して係止部材38を回動させる凹部83が備えられ、係止部材38によって、ツールハウジングの内面87に設けられている引掛部86を係止可能にした。
そして、内筒部37の進退によって、係止部材38が引掛部86に引っ掛かる係止位置、または係止部材38が引掛部86から外れる解除位置になるようにした。
That is, the
The locking position where the locking
図中、111は仕切壁71に設けた第1シール、112は空間67の前端部をシールする第2シール、113a、113bは保持部材65の内外面に嵌入され空間67の後端部をシールする第3シール、114は保持部材65の本体側ハウジング24に止めるクリップ部材である。
図3に戻って、115は第1孔73に取り付けられ圧縮エアを供給するチューブとをつなぐ第1継手部材、116は第2孔74に取り付けられ圧縮エアを供給するチューブとをつなぐ第2継手部材である。なお、第2継手部材116を省略することは差し支えない。
In the figure, 111 is a first seal provided on the
Returning to FIG. 3,
図5(a)において、本体側ハウジング24に設けた係止部材38が、ツールハウジング13の引掛部86に係合し、本体側ハウジング24にツールハウジング13が保持されている。このとき、内筒部37は、スプリング78によって矢印A方向に付勢され、係止部材38が引掛部86に引っ掛かる係止位置におかれている。
本体側ハウジング24と内筒部37との間には、係止部材38が引掛部86に係止位置の側へ内筒部37を付勢する弾性部材としてのスプリング78が備えられている。
In FIG. 5A, the locking
Between the main
本体側ハウジング24と内筒部37との間には、スプリング78が設けられているので、内筒部37に媒体による圧力が掛かっていないときでも、係止部材38は、係止位置の側へ付勢されており、内筒部37に力を加えておく必要はなく、装置のエネルギー消費を小さくすることが可能になる。
なお、弾性部材は、スプリングに限定されることなく、樹脂、ラバー、エアクッションユニットその他の弾性を有するものであれば任意の部材に選択可能である。
Since the
The elastic member is not limited to a spring, and any member can be selected as long as it has elasticity such as resin, rubber, air cushion unit, and the like.
図5(b)において、第1孔73に圧縮エアを矢印b1の向きに供給し、スプリング78に抗して内筒部37を矢印B方向に移動させ、内筒部37の外周に設けた凹部により係止部材38を矢印b2方向へ回動させ、引掛部86との係合を解除する。このとき、係止部材38は、引掛部86から外れる解除位置におかれている。
In FIG. 5B, compressed air is supplied to the
このような係止機構41は、係止部材38とこの係止部材38を駆動する内筒部37という簡便な構成で構成されている。したがって、ツール交換機構の装置コストを低減させることができる。
Such a
図5(c)において、係止機構41を図5(b)の位置のままで、本体側ハウジング24からツールハウジング13を矢印C方向に移動させ、取り外す。
上記動作と反対に、本体側ハウジング24にツールハウジング13を取り付ける場合には、第1孔73に圧縮エアを供給し、内筒部37をスプリング78に抗して装置後方に移動させ、係止部材38の第2突片85を装置前方に向けた状態で、本体側ハウジング24にツールハウジング13を取り付け、第1孔73を外気に開放するだけで、ツールハウジング13の装着が完了する。
In FIG. 5C, the
Contrary to the above operation, when attaching the
以下、ナットランナーの軸移動機構および軸回動機構の詳細につき説明する。
図6において、ナットランナー10は、複数の回転軸11・・・のうち、1つの回転軸11について、軸移動機構および軸回動機構を示すものであり、図1に示されている右回転軸11Rに相当するものである。その他の回転軸の構造は、同様な構造を有しているため、説明を省略する。以下説明では、「回転軸11R」を「回転軸11」に置き換えて説明する。
Hereinafter, the details of the shaft movement mechanism and the shaft rotation mechanism of the nut runner will be described.
6, the
ツール部12を構成するナットランナー10は、駆動源(図2の符号23)によって駆動力が供給される従動軸44と、この従動軸44に取り付けた第1歯車51と、この第1歯車51と直角に噛み合わせた第2歯車52と、この第2歯車52の下方に設けられ第2歯車52と一体で回転する第3歯車53と、この第3歯車53を回転自在に支持する第3軸受49と、第3歯車53と噛み合う回転力伝達歯車123と、この回転力伝達歯車123を回転可能に支持する下軸受124と、回転力伝達歯車123の軸方向に開けた貫通穴125と、この貫通穴125を貫通するように設けられている回転軸11と、この回転軸11の上部に設け回転軸11とともに回転する回転フランジ127と、この回転フランジ127の上方に配置され回転軸11を回転可能に支持する上軸受128と、この上軸受128を上方および外方から支持するピストン部131と、このピストン部131を回転軸11に止める止め部材132と、ピストン部131を摺動自在に支持するシリンダ部133と、が備えられている。
The
回転力伝達部としての回転力伝達歯車123の上面円周方向に複数の係合穴135・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)が開けられ、これらの係合穴135・・・と係合可能な係合手段としての複数の係合ピン136・・・が回転フランジ127から下方に延びている。
A plurality of engagement holes 135 (... indicates a plurality; the same applies hereinafter) are formed in the circumferential direction of the upper surface of the rotational
すなわち、クラッチ機構141は、回転力伝達歯車123と、この回転力伝達歯車の上面137に開けた係合穴135・・・と、回転フランジ127と、この回転フランジ127から延ばした係合ピン136・・・と、回転フランジ127を移動可能にするシリンダ部133、ピストン部131およびロッド部としての回転軸11とを主な構成要素とする。
That is, the
図中、142はシリンダ部133の上端部を塞ぐ上蓋、143は上蓋142を止めるスナップリング、144a〜144dはシール材、145、146は外筒部としてのシリンダ部133と回転軸11の間に介在される上下スリーブ、151はシリンダ部133において、ピストン部131で仕切った一方の室157に圧縮エアを供給する上孔、152はピストン部131で仕切った他方の室158に圧縮エアを供給する下孔、154、154は、第2歯車52を第3歯車53に固定する締結部材である。
In the figure, 142 is an upper cover that closes the upper end of the
すなわち、ナットランナー10は、駆動源(図2の符号23)で駆動力が供給されボルトまたはナットを回す回転軸11と、この回転軸11に設けられ回転軸11をその軸方向に移動させるピストン部131と、ピストン部131を内蔵しピストン部131および回転軸11を回転自在且つ軸方向に移動可能に支持するとともにピストン部131で一方の室157と他方の室158とに仕切る中空円筒部材としてのシリンダ部133と、ピストン部131と駆動源の出力部としての回転力伝達歯車123との間に設けられ駆動力を断接するクラッチ機構141と、からなり、一方の室157に圧縮空気が導入されると、回転軸11およびピストン部131は軸方向に伸びるとともに、クラッチ機構141が入ることにより回転軸11に回転力が伝達され、他方の室158に圧縮空気が導入されると、回転軸11およびピストン部131は軸方向に縮み、ピストン部131が回転力伝達部としての回転力伝達歯車の上面137から離間するとともに、クラッチ機構141が切れることにより回転軸11への回転力が切断されるようにした。
回転軸11は、シリンダ部133と、ピストン部131と、このピストン部131から延びている回転軸11と、を主な構成要素とする軸移動機構153に内蔵されている。
That is, the
The rotating
図1および図2を併せて参照して、ナットランナー10は、回転力伝達歯車123の左右に、上記の軸移動機構を配置することにより、左右の2本の回転軸11L、11Rを各々軸方向に移動させるとともに、回転力伝達歯車123からの回転力を断接可能とすることができる。
ナットランナー10は、駆動源23と、この駆動源23で駆動力が供給されボルトまたはナットを回す左右2本の回転軸11L、11Rと、これらの回転軸11と駆動源23とを断接する2つのクラッチ機構141、141と、2本の回転軸11L、11Rを軸方向に移動させる軸移動機構153、153と、からなる装置である。
Referring to FIGS. 1 and 2 together, the
The
なお、回転軸は、回転力伝達歯車123の左右に配置するだけでなく、回転力伝達歯車の周囲にスペースがあれば、左右2本の回転軸に限定されず、回転力伝達歯車123の周囲に同様な構造をもつ複数本の回転軸を配置することが可能となる。
The rotation shafts are not limited to the left and right sides of the rotational
上述したように、回転軸11・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)に各々設けられている切替手段155は、複数の回転軸11・・・をその軸方向へ個別に移動することにより、駆動源23と各々の回転軸11・・・との間で回転力の断接を行なわせることができる。つまり、各回転軸11・・・は、回転力の断接を行うクラッチ機構141・・・を有する。
回転軸11・・・を個別に移動させるだけで断接可能にしたので、装置構造を簡便にし、装置費用を低減させることが可能になる。
As described above, the switching means 155 provided on each of the rotating shafts 11 (... indicates a plurality. The same applies hereinafter) individually switches the plurality of
Since it is possible to connect / disconnect only by individually moving the
図7(a)において、シリンダ部133に開けた上孔151から矢印m方向に圧縮エアを一方の室157へ供給し、回転軸11に下向きの力をかける。
図7(b)において、回転軸11は下方まで伸ばされ、クラッチ機構141が接続されると、回転力伝達歯車123の回転力が回転軸11に伝達され、回転軸11は、矢印n方向に回転し、回転軸11の先端部に設けたソケット167につけたボルト162が回転することになる。
In FIG. 7A, compressed air is supplied to one
In FIG. 7 (b), when the rotating
ボルト162の締結が完了した後、下孔152から圧縮エアを供給し、回転軸11を上方に移動させるとともに、クラッチ機構141を切断させ、回転力伝達歯車123の回転力が回転軸11に伝わらないようにする。以上で、回転軸11の伸縮および回転に係る一連の作用が説明された。
After the fastening of the
以下、本発明に係るナットランナーおよびツール交換機構の作用を述べる。
図8(a)において、ワークWに開けたタッピング孔163にボルト162を締結する場合に、タッピング孔163の上方にソケット161にボルト162を装着した回転軸11を接近させる。
The operation of the nut runner and the tool change mechanism according to the present invention will be described below.
In FIG. 8A, when the
図8(b)において、軸移動機構(図6の符号153)を用いて、回転軸11を下方に伸ばし、タッピング孔163に挿入しながら回転させ、所定の締付トルクに達したら、回転を止める。
図8(c)において、軸移動機構153を用いて、回転軸11を上方へ縮めることで、ボルト162の締結は終了する。
8B, using the shaft moving mechanism (
In FIG.8 (c), the fastening of the volt |
図9(a)において、第1継手部材115を通じて本体側ハウジング24に圧縮エアを矢印q方向に供給し、係止部材(図4の符号38)を解除位置に移動させる。
図9(b)において、係止部材38を解除位置にしたまま、ツール部12を本体部21から取り外す。なお、本体部21にツール部12を装着するときには、上記と逆順で操作すれば装着することができる。
以上で、ツール部12の着脱およびナットランナー10によるナットの締結に係る一連の作用が説明された。
In FIG. 9A, compressed air is supplied to the main
In FIG. 9B, the
The series of actions relating to the attachment / detachment of the
図5および図6を参照して、回転軸11は、軸移動機構153に内蔵されている。
仮に、回転軸が軸移動機構に内蔵されていない場合、例えば、軸移動機構が回転軸の内方に配置されている場合には、軸移動機構を駆動するエアなどの媒体の出入口の配置は、軸移動機構の上面に限定される。
Referring to FIGS. 5 and 6, rotating
If the rotating shaft is not built in the shaft moving mechanism, for example, if the shaft moving mechanism is disposed inside the rotating shaft, the arrangement of the entrance and exit of a medium such as air that drives the shaft moving mechanism is Limited to the upper surface of the shaft moving mechanism.
この点、本発明では、回転軸11は、軸移動機構153に内蔵されているので、軸移動機構153を駆動する圧縮エアなど媒体の出入口としての上孔151および下孔152を、シリンダ部133の側面に配置することができる。つまり、必ずしもシリンダ部133の上端部に配置する必要はない。媒体の出入口を軸移動機構153の上端部に配置する必要がなくなれば、媒体の出入口の配置自由度を高めることができる。
In this regard, in the present invention, since the rotating
また、回転軸11の伸縮に必要な力を十分確保するためには、軸移動機構153の外径を大きくすることが必要な場合がある。軸移動機構153の外径を大きくすると、回転軸11の外径が大きくなり、回転軸11の外径が大きくなると、ナットランナー10が大型化する可能性がある。
Further, in order to sufficiently secure the force necessary for expansion and contraction of the
この点、本発明では、回転軸11は、軸移動機構153に内蔵されているので、軸移動機構153が、回転軸11の軸径に影響されることなく配置可能になるので、軸移動機構153の大型化を抑えつつ、回転軸の伸縮にかかる力を容易に確保させることができる。つまり、本発明によれば、伸縮に必要な力を確保しつつ装置の大型化を抑えることができる。
In this regard, in the present invention, since the rotating
図2および図4を参照して、係止機構41は、第1ハウジングに設けられている係止部材38と、この係止部材38と係合するようにツールハウジング13の内面に設けられている引掛部86とを備え、係止部材38に引掛部86を係合しツール部12を本体部21に装着した。
2 and 4, the
このような構造であれば、ツール部12を本体部21に装着後に、係止部材38を含む係止機構41は、ツールハウジング13に覆われるため、露出することはなくなり、ツール交換機構31の外観性を高めることができる。
With such a structure, the
まとめると、係止機構41は、本体側ハウジング24の内側に設けられているので、ツール部12を本体部21に装着後に、ツール交換機構31が露出することはなく、ツール交換機構31の外観性を高めることができる。
In summary, since the
本発明は、ツール交換機構を備えているナットランナーに好適である。 The present invention is suitable for a nut runner provided with a tool changing mechanism.
12…ツール部、13…第2ハウジング(ツールハウジング)、21…本体部、24…第1ハウジング(本体側ハウジング)、25…駆動軸、31…ツール交換機構、37…内筒部、38…係止部材、41…係止機構、44…従動軸、78…弾性部材、83…凹部、86…引掛部。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記本体部に、前記ツール部を係止する係止機構が備えられ、
この係止機構に、前記駆動軸を囲う第1ハウジングと、この第1ハウジングの内面で前記駆動軸の軸方向に摺動可能に設けられている内筒部と、この内筒部の進退によって回動する係止部材と、が備えられ、
前記ツール部に、前記従動軸の周囲を囲う第2ハウジングと、この第2ハウジングの内面に設けられ前記係止部材によって係止される引掛部と、が備えられ、
前記係止部材が前記引掛部に引っ掛かる係止位置、または前記係止部材が前記引掛部から外れる解除位置になるようにしたことを特徴とするツール交換機構。 A main body having a drive shaft for transmitting a driving force; a driven shaft that is detachably provided on the main body and is driven by being engaged with the drive shaft; and a tool portion having a tool driven by the driven shaft; In the tool change mechanism consisting of
The main body portion is provided with a locking mechanism for locking the tool portion,
The locking mechanism includes a first housing that surrounds the drive shaft, an inner cylinder portion that is slidable in the axial direction of the drive shaft on the inner surface of the first housing, and a forward and backward movement of the inner cylinder portion. A locking member that rotates,
The tool portion includes a second housing that surrounds the periphery of the driven shaft, and a hook portion that is provided on the inner surface of the second housing and is locked by the locking member,
A tool exchanging mechanism, wherein the locking member is in a locking position where the locking member is hooked on the hooking portion or a releasing position where the locking member is released from the hooking portion.
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---|---|---|---|
JP2009025338A JP2010179415A (en) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | Tool exchange mechanism |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104368962A (en) * | 2013-11-14 | 2015-02-25 | 浙江吉利控股集团有限公司 | Tool special for fastening driving shaft locking nut |
KR20180020950A (en) * | 2015-10-05 | 2018-02-28 | 가부시끼가이샤 오구라 | Hydraulically-actuated device |
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2009
- 2009-02-05 JP JP2009025338A patent/JP2010179415A/en active Pending
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