JP2010171646A - 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010171646A
JP2010171646A JP2009011286A JP2009011286A JP2010171646A JP 2010171646 A JP2010171646 A JP 2010171646A JP 2009011286 A JP2009011286 A JP 2009011286A JP 2009011286 A JP2009011286 A JP 2009011286A JP 2010171646 A JP2010171646 A JP 2010171646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
distance
input image
image display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009011286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4793451B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Suzuki
和良 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009011286A priority Critical patent/JP4793451B2/ja
Priority to CN2010100036753A priority patent/CN101783967B/zh
Priority to US12/657,114 priority patent/US8564645B2/en
Publication of JP2010171646A publication Critical patent/JP2010171646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4793451B2 publication Critical patent/JP4793451B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/261Image signal generators with monoscopic-to-stereoscopic image conversion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/10Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
    • H04N13/106Processing image signals
    • H04N13/128Adjusting depth or disparity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】対象物を実際の大きさで知覚でき、それにより人間の感覚に近いより自然で奥行きを感じる映像を視聴可能な信号処理装置を提供すること。
【解決手段】入力画像の内容を分析する画像分析部と、入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得部と、前記画像分析部における前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成部と、を含む、信号処理装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに関し、より詳細には、視聴者に立体的な画像として知覚させる信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来から、左右の目の視差を利用した2枚の画像を左右それぞれの目で観察できるように表示させることで、立体的な画像(三次元画像)を得られる画像処理装置が存在する。そして、そのような画像処理装置で表示される画像を視聴する視聴者に対して、立体的な画像として知覚させるための表示方式が各種提案されている。
しかし、一般的には画像を表示するディスプレイその他の表示装置の大きさや、表示装置と視聴者との間の距離等の条件により、人間が自然に視聴できる条件が異なる。従って、実物と異なった大きさに視聴者に知覚されてしまい、視聴者が立体画像に違和感を覚えてしまうという問題がある。また、表示される画像と、画像を表示するディスプレイとの関係によっては、画像の立体視そのものが困難になってしまうという問題がある。
そこで、上述したような問題を解決するための技術が、各種提案されている。上述したような問題を解決しようとする技術の例として、例えば特許文献1がある。特許文献1は、表示装置の属性についての情報を、表示装置で表示しようとするコンテンツに付加することで立体画像における違和感を低減させるものである。
特開2004−334833号公報
しかし、従来の技術では、画像を表示するディスプレイと、ディスプレイに実際に表示される画像との関係によっては、依然として実物と異なった大きさに視聴者に知覚されてしまい、視聴者が立体画像に違和感を覚えてしまうという問題があった。
また、二次元の画像を表示する場合では、視聴者の両眼の輻輳角はディスプレイのパネル部分に合うことになる。従って、二次元の画像では視聴者はディスプレイのパネルまでの距離を知覚してしまい、パネルの向こう側に広がる奥行きを感じることは出来ず、遠方の景色を窓から覗くような奥行きを感じることが出来ないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、対象物を実際の大きさで知覚でき、それにより人間の感覚に近いより自然で奥行きを感じる映像を視聴可能な、新規かつ改良された信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、入力画像の内容を分析する画像分析部と、入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得部と、前記画像分析部における前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成部と、を含む、信号処理装置が提供される。
かかる構成によれば、画像分析部は信号処理装置に入力される入力画像の内容を分析し、距離情報取得部は、入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する。そして立体視画像生成部は、画像分析部における入力画像の分析結果、距離情報取得部で取得した視聴者と画面との間の距離情報、および画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する。その結果、入力画像の分析結果、視聴者と画面との間の距離情報、および画面の水平方向の規格に関する情報を用いて立体視画像を生成することで、対象物を実際の大きさで知覚でき、それにより人間の感覚に近いより自然で奥行きを感じる映像を、視聴者に知覚させることが可能となる。
前記入力画像に含まれている物体の大きさを検出する検出部と、前記検出部が検出した大きさから該物体の仮想空間上の位置と前記視聴者との間の距離を算出する距離算出部と、をさらに含み、前記立体視画像生成部は、前記距離算出部が推測した前記物体の仮想空間上の位置と前記視聴者との間の距離と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成してもよい。
前記画像分析部は、前記入力画像に顔が含まれている場合には該顔の大きさを検出し、
前記立体視画像生成部は、前記画像分析部が検出した顔の大きさと、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成してもよい。
前記画像分析部が検出した物体の大きさから、前記視聴者が該物体を視聴する場合における視線の輻輳角を算出する輻輳角算出部をさらに含んでもよい。
前記輻輳角算出部で算出した輻輳角に基づいて、前記立体視画像生成部が立体視画像を生成する際の元の前記入力画像のずらし幅を決定するずらし幅決定部をさらに含んでもよい。
前記入力画像が無限遠方の風景画であると前記画像分析部が分析した場合には、前記立体視画像生成部は元の前記入力画像を前記視聴者の両眼の間隔に相当する幅ずらすことで元の前記入力画像から立体視画像を生成してもよい。
前記入力画像が静止画像であると前記画像分析部が分析した場合には、前記画像分析部は該静止画像の撮影情報を取得し、前記立体視画像生成部は、前記画像分析部が取得した該撮影情報と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成してもよい。
前記立体視画像生成部は、前記入力画像の一部から右目用画像および左目用画像を切り出すことで元の前記入力画像から立体視画像を生成してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像を表示する画像表示部と、入力画像の内容を分析する画像分析部と、前記画像表示部が表示する画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定部と、前記画像分析部における前記入力画像の分析結果と、前記距離測定部で測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から前記画像表示部に表示する立体視画像を生成する立体視画像生成部と、を含む、画像表示装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得ステップと、前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得ステップで取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、を含む、信号処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、画像表示部に表示される画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定ステップと、前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離測定ステップで測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、前記立体視画像を前記画像表示部に表示する画像表示ステップと、を含む、画像表示方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得ステップと、前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得ステップで取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、画像表示部に表示される画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定ステップと、前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離測定ステップで測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、前記立体視画像を前記画像表示部に表示する画像表示ステップと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、対象物を実際の大きさで知覚でき、それにより人間の感覚に近いより自然で奥行きを感じる映像を視聴可能な、新規かつ改良された表示装置、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
人間の眼で無限遠に近い実際の景色を見る場合について示す説明図である。 ディスプレイ上に表示された画像を人間の眼で見る場合について示す説明図である。 従来の三次元画像を表示する表示装置のディスプレイ上に表示された画像を、人間の眼で見る場合について示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる信号処理装置100、および画像表示装置190の構成について説明する説明図である。 画像の切り出し方の一例について示す説明図である。 三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する流れ図である。 対象物と視聴者の位置関係について示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序に従って本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<1.従来における一般的な三次元画像の表示手法>
<2.本発明の一実施形態>
[2−1.信号処理装置および画像表示装置の構成]
[2−2.三次元画像を生成するための信号処理方法]
[2−3.変形例について]
<1.従来における一般的な三次元画像の表示手法>
まず、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する前に、立体視と輻輳角について説明し、さらに従来における一般的な三次元画像の表示手法について説明する。以下においては、一例として、無限遠に近い実際の景色を見る場合と、ディスプレイ上でその景色を見る場合とを比較して説明する。図1は、人間の眼で無限遠に近い実際の景色を見る場合について示す説明図であり、図2は、ディスプレイ上に表示された画像を人間の眼で見る場合について示す説明図である。
図1に示したように、通常、遠方の景色を人間の眼で見る場合には、左目が注視する方向12と右目が注視する方向14は平行であり、その間隔は両眼の間隔Deに相当する。これは、遠方の景色における対象物10(図1に示した例では山)が無限遠方にあるためである。従って、両眼の視線がなす角度(輻輳角)は0度となり、眼を動かす筋肉の動きなどによって、人間は対象物10に対する距離を感じている。
一方、図2に示したように、ディスプレイ20に表示された対象物22を人間の眼で見る場合には、左目が注視する方向12’と右目が注視する方向14’とは平行ではなく、両眼の視線には輻輳角21が生じる。その結果、両眼に入る対象物21は無限遠にあるものとしては認識されず、両眼から距離Lだけ離れたディスプレイ20にあるものと認識される。従って、通常、図2に示したようにディスプレイ20に表示された対象物を人間の眼で見る場合には、図1に示したような実際に遠方の景色を見る場合と異なり、自然な大きさを感じることは出来ない。
そこで、人間の眼で見る場合に輻輳角が生じないような画像をディスプレイに表示させることで、三次元画像を得ることが出来る。図3は、従来の三次元画像を表示する表示装置のディスプレイ上に表示された画像を、人間の眼で見る場合について示す説明図である。図3では、ディスプレイ20に、三次元で視聴させたい画像を水平方向にずらして、左目用の画像24及び右目用の画像25として表示させることで三次元画像を得る場合について示している。
より詳細に説明すると、図3では、ディスプレイ20に、視聴者に三次元画像として知覚させたい画像を水平方向にずらして得られる左目用の画像24及び右目用の画像25を、偏光の方向を変えて、ライン毎にまたは時分割で表示させる場合について示している。視聴者は、眼鏡等を通してディスプレイ20に表示された画像を見ることで、左目用の画像24を左目だけで、右目用の画像25を右目だけで、それぞれ見ることが可能となり、これにより視聴者は三次元画像を視聴することが出来る。
左目用の画像24及び右目用の画像25は、視聴者の右目と左目との間の距離Deと等しくなるように、水平方向に離してディスプレイ20に表示される。このように左目用の画像24及び右目用の画像25がディスプレイに表示されることで、視聴者の左目の視線12’’と右目の視線14’’とは平行になる。従って、輻輳角は生じず、図1のように無限遠に位置する景色を見る場合と同じように、ディスプレイ20に表示された画像を三次元画像として知覚することができる。
このように、三次元画像に対応した画像表示装置で表示する画像を視聴者に三次元画像として知覚させるためには、視聴者の右目と左目との間の距離Deの情報が重要となる。しかし、この距離Deに対応して水平方向にずらす距離Ddは、ディスプレイの水平方向の規格によって、例えばディスプレイの横幅や水平方向の画素数、また表示する画像によって変化する。すなわち、ディスプレイの表示幅が小さい程、またディスプレイの水平方向の画素数が多いほど、ずらす量は相対的に大きくなり、ディスプレイの表示幅が大きい程、またディスプレイの水平方向の画素数が少ないほど、ずらす量は相対的に小さくなる。
ところが、従来の三次元画像に対応した画像表示装置では、ディスプレイの横幅や画素数に関係なく、距離Ddは一定の値となっていた。そのため、三次元コンテンツを映画館のスクリーンやプロジェクタのように大きなディスプレイで見た場合と、パーソナルコンピュータに接続したモニタで見た場合とでは、立体感に差が生じる問題が発生する。具体的には、遠方の巨大な物体として表示させたい筈の三次元画像が、パーソナルコンピュータに接続したモニタでは手前に位置する小さな物体として表示されることがある。従って、視聴者に対して違和感や疲労感を覚えさせることとなり、自然な視聴が困難となってしまう。逆に、小さいモニタを想定した三次元コンテンツを大きなディスプレイで視聴すると、輻輳角が負の値になる場合も考えられ、視聴者が三次元画像として知覚できない問題が発生するおそれがある。
<2.本発明の一実施形態>
そこで、以下で説明する本発明の一実施形態では、右目用の画像および左目用の画像を生成する際に、三次元画像を表示するディスプレイに関する情報を用いることで、視聴者に自然な三次元画像を知覚させることを目的とする。さらに、有限遠の画像を三次元画像として表示する場合には、ディスプレイから視聴者までの距離情報を取得し、取得した距離情報を右目用の画像および左目用の画像の生成に用いることで、視聴者に自然な三次元画像を知覚させることを目的とする。
[2−1.信号処理装置および画像表示装置の構成]
まず、本発明の一実施形態にかかる信号処理装置、および信号処理装置で生成された画像を表示する画像表示装置の構成について説明する。図4は、本発明の一実施形態にかかる信号処理装置100、および画像表示装置190の構成について説明する説明図である。以下、図4を用いて、本発明の一実施形態にかかる信号処理装置100、および画像表示装置190の構成について説明する。
図4に示したように、本発明の一実施形態にかかる信号処理装置100は、映像信号演算部110と、映像信号合成部180と、を含んで構成される。そして画像表示装置190は、画像表示部192と、距離測定部194と、を含んで構成される。
信号処理装置100は、外部から映像信号の入力を受け、その受けた映像信号から、三次元画像として画像表示装置190に表示させるための映像信号を生成するものである。信号処理装置100に入力される映像信号は、あらかじめ三次元画像として視聴者に知覚させるために作られた信号であっても良く、通常の二次元の映像として視聴者に知覚させるために作られた信号であっても良い。映像信号演算部110は、三次元画像として画像表示装置190に表示させるための映像信号を生成するための演算処理を実行するものである。映像信号演算部110は、記憶部120と、対象物幅算出部130と、距離算出部140と、輻輳角算出部150と、ずらし幅決定部160と、映像信号生成部170と、を含んで構成される。
記憶部120は、映像信号演算部110で映像信号を生成するための情報やデータを一時的に格納するものである。記憶部120としては、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)その他のRAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどを用いることができる。記憶部120に一時的に格納するものとしては、例えば、信号処理装置100の外部より入力されて映像信号演算部110で取得する映像信号、画像表示部192の幅や水平方向の画素数等の画像表示部192の規格に関する情報、画像表示部192から視聴者までの距離情報等であってもよい。
対象物幅算出部130は、信号処理装置100の外部から入力される映像信号に含まれている、人間の顔や体、動物、電車、自動車その他の有限遠に位置する対象物が画像表示部192で表示された際の当該対象物の幅を算出するものである。対象物の幅は、記憶部120に記憶された画像表示部192の幅の情報から算出することが出来る。
対象物幅算出部130で人間の顔の幅を算出する場合には、映像信号から目、鼻、口等の特徴点を抽出して顔の領域を認識することで、人間の顔の幅を算出することができる。従って、対象物幅算出部130には、人間の顔に含まれる目、鼻、口等の特徴点を抽出する機能を設けていてもよい。また、対象物幅算出部130で人間の体、動物、電車、自動車といった有限遠に位置する対象物の幅を算出する際には、対象物幅算出部130で輪郭を認識し、認識した輪郭に基づいて対象物の幅を算出してもよい。なお、人間の顔の特徴点の抽出手法や、対象物の輪郭の取得手法については、既知の手法を用いることが出来るので、ここでの詳細な説明は割愛する。
距離算出部140は、対象物幅算出部130で算出した対象物の幅の情報および画像表示部192に表示される画像を視聴している視聴者と画像表示部192との距離情報を用いて、当該視聴者から当該対象物までの距離を類推して算出するものである。距離算出部140における、視聴者から対象物までの間の距離の算出方法については、後に詳述する。
輻輳角算出部150は、距離算出部140で算出した、画像表示部192に表示される画像を視聴している視聴者と、画像表示部192に表示される対象物との間の距離情報を用いて、視聴者が当該対象物を見る際の輻輳角を算出するものである。輻輳角算出部150における輻輳角の算出方法については、後に詳述する。
ずらし幅決定部160は、輻輳角算出部150で算出した輻輳角情報に基づいて、映像信号演算部110に入力される映像信号の水平方向に対するずらし幅を決定するものである。水平方向に対するずらし幅とは、すなわち画像表示装置190に表示させる右目用画像と左目用画像との間隔に相当する。ずらし幅決定部160で決定したずらし幅の情報に基づいて、映像信号生成部170で右目用映像信号と左目用映像信号を生成することで、画像表示装置190に三次元画像を表示させることができる。
映像信号生成部170は、ずらし幅決定部160が決定した映像信号の水平方向に対するずらし幅の情報に基づいて、映像信号演算部110に入力される映像信号から、右目用映像信号および左目用映像信号を生成するものである。映像信号生成部170で生成された右目用映像信号および左目用映像信号は映像信号合成部180に送られる。
映像信号合成部180は、映像信号生成部170で生成された右目用映像信号および左目用映像信号を用いて、画像表示装置190に三次元画像として表示させるための映像信号を生成するものである。映像信号合成部180で右目用映像信号および左目用映像信号が合成されて映像信号が生成されると、生成された映像信号は画像表示装置190に送られる。
画像表示装置190は、信号処理装置100で生成された映像信号の入力を受け、入力された映像信号に基づいて画像を表示するものである。画像表示部192は、画像表示装置190に入力された映像信号に基づいた画像が表示されるものである。画像表示部192としては、画像表示装置190がテレビ受像機である場合には、例えばCRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、電界放出ディスプレイパネル、有機ELパネル等であってもよい。また、画像表示装置190がプロジェクタである場合には、画像表示部192は映像が投射されるスクリーンであってもよい。さらに、画像表示装置190はテレビ受像機やプロジェクタに限られるものではなく、パーソナルコンピュータ、携帯電話等、表示装置を有する全ての機器に適用が可能である。
なお、画像表示装置190は、三次元画像だけではなく通常の二次元画像も表示することが出来る。二次元画像の表示と三次元画像の表示は、信号処理装置100に対するユーザからの入力によって切り替えてもよく、信号処理装置100から出力される映像信号に応じて自動的に切り替えてもよい。
距離測定部194は、画像表示部192から、画像表示部192に表示される画像を視聴する視聴者までの距離を測定するものである。距離測定部194における、画像表示部192から視聴者までの距離は、例えば画像表示部192の近傍に設けたカメラで視聴者を撮影することによって測定してもよく、画像表示部192の近傍に設けた超音波センサを用いて測定してもよい。距離測定部194で測定した画像表示部192から視聴者までの距離の情報は信号処理装置100に出力する。信号処理装置100では、距離測定部194で測定した画像表示部192から視聴者までの距離に基づいて、右目用映像信号および左目用映像信号を生成する。
なお、視聴者に立体視画像として知覚させるための三次元画像の表示方式には様々な方式がある。以下の説明では、かかる表示方式の一例として、画像表示部192が液晶表示パネルであり、画像表示部192の奇数ラインと偶数ラインとで偏光方向を変化させることで視聴者に三次元画像として知覚させる場合について説明する。
このような場合においては、例えば画像表示部192の奇数ラインに左目用映像信号に基づく画像を表示させ、偶数ラインに右目用画像信号に基づく画像を表示させる。従って、信号処理装置100では、奇数ラインに左目用映像信号が、偶数ラインに右目用画像信号がくるように、映像信号合成部180で左目用映像信号と右目用映像信号を合成する。視聴者は、右目と左目とで偏光方向が異なる眼鏡をかけて、当該眼鏡を通して画像表示部192で表示される画像を見る。このように画像を見ることで、視聴者は右目では右目用映像信号に基づく画像のみを、左目では左目用映像信号に基づく画像のみを、それぞれ見ることができる。画像表示部192の奇数ラインと偶数ラインとで偏光方向を変化させることで視聴者に三次元画像として知覚させる手法には、例えば特開2004−334833号公報等に開示されている技術を用いることができる。
なお、本発明においては、三次元画像の表示方式はかかる例に限られないことは言うまでも無く、上記方式以外の方式で画像表示装置190に画像を表示させてもよい。上記方式以外の方式としては、例えばフレームを倍速またはそれ以上で駆動し、時分割的に右目用画像の表示と左目用画像の表示を切り替える方式がある。
また、図4では、信号処理装置100で三次元画像を表示させるための映像信号を生成して、生成した映像信号を画像表示装置190へ出力する構成としていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、画像表示装置190の内部に信号処理装置100の構成を備えるようにして、画像表示装置190単体で三次元画像を表示させるための映像信号を生成するようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態にかかる信号処理装置100、および画像表示装置190の構成について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる、信号処理装置100および画像表示装置190を用いた三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する。
[2−2.三次元画像を生成するための信号処理方法]
まず、信号処理装置100に入力される映像信号が、風景画等の無限遠の対象物を表示させるものである場合における、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する。
風景画等の無限遠の対象物を表示させる映像信号の場合には、信号処理装置100に入力される元の入力画像を両眼の距離だけずらして、右目用画像および左目用画像を生成し、生成した右目用画像および左目用画像を合成する。このように画像を生成及び合成することで、風景画等の無限遠の対象物を表示させる映像信号から三次元画像を生成することができる。
図3を用いて説明すれば、右目用画像と左目用画像の間隔Ddは、両眼距離Deと同じ間隔であればよい。そこで、画像表示部192の幅をWd、画像表示部192の横方向の画素数をNd、画像表示部192における距離Ddに相当する水平方向の画素数をNeとすると、右目用画像と左目用画像の間隔Ddは下記の数式1で求めることが出来る。
Figure 2010171646
・・・(数式1)
上記数式1を、Neが左辺となるように書き換えると数式2の通りとなる。
Figure 2010171646
・・・(数式2)
信号処理装置100は、画像表示部192の幅Wdおよび画像表示部192の横方向の画素数Ndの情報を画像表示装置190から受け取ることができる。従って、元の画像からずらすべき画素数Neは、上記数式2に基づいて、映像信号演算部110のずらし幅決定部160で算出することが出来る。そして、ずらし幅決定部160で算出した画素数Neに基づいて、右目用映像信号および左目用映像信号を映像信号生成部170で生成することで、無限遠の対象物を表示するための映像信号から三次元画像を生成することができる。
なお、このように元の画像を両眼の距離だけずらして、右目用画像および左目用画像を生成すると、右目用画像には画像表示部192の左側に、左目用画像には画像表示部192の右側に、それぞれ無画像部分が発生する。無画像部分は例えば縦の黒い帯のような形で表示されることになる。そのため、この無映像部分を生じさせないように、元の画像の一部分を切り出して右目用画像および左目用画像を生成してもよい。
図5は、無映像部分を生じさせないように、元の画像の一部分を切り出して右目用画像および左目用画像を生成する場合における、画像の切り出し方の一例について示す説明図である。図5では、元の画像50に対し、右目用画像の切り出し枠52と、左目用画像の切り出し枠54とを用いて画像を切り出す場合について示している。
ここで、右目用画像の切り出し枠52の左端と、左目用画像の切り出し枠54の左端との距離Dcが、両眼距離Deと同じ間隔となるように、それぞれの切り出し枠を設定すればよい。画像表示部192の幅をWd、画像表示部192の横方向の画素数をNd、画像表示部192における距離Dcに相当する水平方向の画素数をNeとすると、距離Dcは下記の数式3で求めることが出来る。
Figure 2010171646
・・・(数式3)
上記数式1を、Neが左辺となるように書き換えると数式4の通りとなる。
Figure 2010171646
・・・(数式4)
この数式4は、上記数式2と同じ数式である。信号処理装置100は、画像表示部192の幅Wdおよび画像表示部192の横方向の画素数Ndの情報を画像表示装置190から受け取ることができる。従って、画像表示部192における距離Dcに相当する画素数Neは、上記数式2に基づいて、映像信号演算部110のずらし幅決定部160で算出することが出来る。
このように右目用映像信号および左目用映像信号を生成することで、画像表示装置190に表示される無限遠の対象物を視聴者が見る場合には輻輳角が無くなり、視聴者に対し、当該対象物を画像表示部192の位置ではなく、遠方に知覚させることができる。
以上、信号処理装置100に入力される映像信号が、風景画等の無限遠の対象物を表示させるものである場合における、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明した。次に、信号処理装置100に入力される映像信号が、人物等の有限遠の対象物を表示させるものである場合における、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する。以下の説明では、有限遠の対象物として人間の顔が映っている映像コンテンツから三次元画像を生成する場合について記す。
図6は、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する流れ図である。そして図7は、画像表示装置190に対象物として人間の顔が映っている場合における、対象物と視聴者の位置関係について示す説明図である。以下、図6および図7を用いて、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明する。
まず、画像表示部192の幅や水平方向の画素数の情報から、画像表示部192に表示される顔の幅Wfを、対象物幅算出部130で算出する(ステップS102)。例えば、画像表示部192の幅が100[cm]、水平方向の画素数が1920ピクセルの場合を考える。この場合に、顔の部分が120ピクセルであったとすると、画像表示部192に表示される顔の幅Wfは6.25[cm]となる。上述したように、対象物幅算出部130では、映像信号から目、鼻、口等の特徴点を抽出して顔の領域を認識することで、人間の顔の幅を算出することができる。
上記ステップS102で、画像表示部192に表示される顔の幅Wfを算出すると、次に距離算出部140において、画像表示部192から視聴者までの距離L2を用いて、画像表示部192に映る顔の角度A1を算出する。そして距離算出部140は、画像表示部192に映る顔の角度A1を算出すると共に、視聴者から画像表示部192に表示される顔が位置すると類推される場所までの距離L1を算出する(ステップS104)。
画像表示部192に表示される顔の幅Wfが分かれば、他に画像表示部192から視聴者までの距離L2の情報が分かると、画像表示部192に映る顔の角度A1を算出することが可能である。そして、人間の顔の大きさはおおよそ決まっており、対象物幅算出部130における顔認識処理によれば大人か子供かの識別もできるので、画像表示部192に表示される顔が位置すると類推される場所Bも決定することができる。場所Bが決まると、画像表示部192から、顔が位置すると類推される場所Bまでの距離L3を算出することができる。従って、視聴者から画像表示部192に表示される顔が位置すると類推される場所までの距離L1(=L2+L3)の算出も可能である。
なお、本発明においては、視聴者から画像表示部192に表示される顔が位置すると類推される場所までの距離L1の算出方法はかかる例に限定されない。例えば、信号処理装置100に入力される映像信号と同期して、または映像信号とは別の付属データとして、予め対象物の位置情報を、いわゆるメタデータの形式で信号処理装置100に与えてもよい。そして、信号処理装置100に与えられたメタデータを距離算出部140で解析して位置情報(例えば、画像表示部192から、顔が位置すると類推される場所Bまでの距離L3)を取得し、視聴者から画像表示部192に表示される顔が位置すると類推される場所までの距離L1を算出してもよい。
なお、信号処理装置100に入力される映像信号から複数の顔を認識することができた場合には、上記ステップS104において、視聴者から最も近い位置にいる人物までの距離を距離L1として算出してもよい。
上記ステップS104で、画像表示部192に映る顔の角度A1および顔が位置すると類推される場所までの距離L1を算出すると、算出した距離L1の情報を用いて輻輳角A2を算出する(ステップS106)。輻輳角A2は、視聴者が距離L1だけ離れた対象物(顔)を見るときに、左目の視線と右目の視線とのなす角である。
上記ステップS106で輻輳角A2の大きさが求まると、求めた輻輳角A2および画像表示部192から視聴者までの距離L2の情報を用いて、右目用画像と左目用画像との間のずらし幅Dcをずらし幅決定部160で決定する(ステップS108)。そして、ステップS108で決定したずらし幅Dcに基づいて、右目用映像信号および左目用映像信号を映像信号生成部170で生成する(ステップS110)。なお、右目用映像信号および左目用映像信号は、元の映像信号によって表示される画像を単に左右にずらして得られる画像となるように生成してもよく、図5に示したように、無映像部分を生じさせないように元の画像の一部を切り出す形で生成してもよい。
そして、上記ステップS110で生成した右目用映像信号および左目用映像信号を、映像信号合成部180で合成する(ステップS112)。映像信号合成部180で合成された映像信号は画像表示装置190に入力され、画像表示部192で表示される。視聴者は、例えば、画像表示部192で表示される画像を右目と左目とで偏光方向が異なる眼鏡を通して見ることで、当該画像を三次元画像として知覚することができる。
以上、信号処理装置100に入力される映像信号が、人物等の有限遠の対象物を表示させるものである場合における、三次元画像を生成するための信号処理方法について説明した。
以上説明したように本発明の一実施形態によれば、風景画のような無限遠の対象物の画像を画像表示装置190で表示する場合には、画像表示部192の横幅や水平画素数に応じて右目用画像と左目用画像との間隔を決定する。このように右目用画像と左目用画像との間隔を決定することで、無限遠の対象物の画像を自然で奥行きのある三次元画像として視聴者に知覚させることができる。
また、有限遠の対象物を画像表示装置190で表示する場合には、視聴者から対象物までの距離を類推し、類推した距離に応じた適正な輻輳角をもって、右目用画像と左目用画像との間隔を決定する。このように右目用画像と左目用画像との間隔を決定することで、有限遠の対象物の画像を自然で奥行きのある三次元画像として視聴者に知覚させることができる。
[2−3.変形例について]
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。説明した本発明の一実施形態では、映像信号を信号処理装置100に入力し、信号処理装置100において、入力した映像信号から三次元画像として視聴者に知覚させるための右目用映像信号及び左目用映像信号を生成した。本変形例では、写真データ等の静止画から三次元画像として視聴者に知覚させるための右目用信号及び左目用信号を生成する場合について説明する。
写真データ等の静止画には、一般的に撮影時における焦点距離、シャッタ速度、絞り等の情報が、メタデータとして画像に付随して記録されている。従って、静止画像から三次元画像として右目用画像および左目用画像の信号を生成するには、まず対象物幅算出部130で静止画像を解析し、対象物の幅を算出する。そして、静止画像に付随して記録されているメタデータを距離算出部140で解析し、視聴者から静止画像に写っている対象物までの距離を類推する。
視聴者から静止画像に写っている対象物までの距離が類推されると、輻輳角算出部150で輻輳角を算出し、算出した輻輳角に基づいてずらし幅決定部160で静止画像のずらし幅を決定する。そして、決定したずらし幅に基づいて映像信号生成部170で右目用信号及び左目用信号を生成し、映像信号合成部180で生成した信号を合成することで、写真データ等の静止画を三次元画像として視聴者に知覚させることができる。
以上、本発明の一実施形態の変形例について説明した。なお、上述した本発明の一実施形態およびその変形例にかかる信号処理装置100の動作については、信号処理装置100の内部に格納したコンピュータプログラムを、CPU(Central Processing Unit)その他の制御装置で順次読み出して実行することによって行われるようにしてもよい。そして、当該コンピュータは、各種ROM、RAMの他、CD−ROM、DVD−ROMその他の記録媒体に格納されていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、表示装置、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに適用可能であり、特に視聴者に立体的な画像として知覚させる表示装置、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに適用可能である。
100 信号処理装置
110 映像信号演算部
120 記憶部
130 対象物幅算出部
140 距離算出部
150 輻輳角算出部
160 ずらし幅決定部
170 映像信号生成部
180 映像信号合成部
190 画像表示装置
192 画像表示部
194 距離測定部

Claims (13)

  1. 入力画像の内容を分析する画像分析部と、
    入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得部と、
    前記画像分析部における前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成部と、
    を含む、信号処理装置。
  2. 前記画像分析部は、
    前記入力画像に含まれている物体の大きさを検出する検出部と、
    前記検出部が検出した大きさから該物体の仮想空間上の位置と前記視聴者との間の距離を算出する距離算出部と、
    をさらに含み、
    前記立体視画像生成部は、前記距離算出部が推測した前記物体の仮想空間上の位置と前記視聴者との間の距離と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記画像分析部は、前記入力画像に顔が含まれている場合には該顔の大きさを検出し、
    前記立体視画像生成部は、前記画像分析部が検出した顔の大きさと、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する、請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記画像分析部が検出した物体の大きさから、前記視聴者が該物体を視聴する場合における視線の輻輳角を算出する輻輳角算出部をさらに含む、請求項2に記載の信号処理装置。
  5. 前記輻輳角算出部で算出した輻輳角に基づいて、前記立体視画像生成部が立体視画像を生成する際の元の前記入力画像のずらし幅を決定するずらし幅決定部をさらに含む、請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 前記入力画像が無限遠方の風景画であると前記画像分析部が分析した場合には、前記立体視画像生成部は元の前記入力画像を前記視聴者の両眼の間隔に相当する幅ずらすことで元の前記入力画像から立体視画像を生成する、請求項1に記載の信号処理装置。
  7. 前記入力画像が静止画像であると前記画像分析部が分析した場合には、前記画像分析部は該静止画像の撮影情報を取得し、前記立体視画像生成部は、前記画像分析部が取得した該撮影情報と、前記距離情報取得部で取得した前記距離情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する、請求項1に記載の信号処理装置。
  8. 前記立体視画像生成部は、前記入力画像の一部から右目用画像および左目用画像を切り出すことで元の前記入力画像から立体視画像を生成する、請求項1に記載の信号処理装置。
  9. 画像を表示する画像表示部と、
    入力画像の内容を分析する画像分析部と、
    前記画像表示部が表示する画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定部と、
    前記画像分析部における前記入力画像の分析結果と、前記距離測定部で測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から前記画像表示部に表示する立体視画像を生成する立体視画像生成部と、
    を含む、画像表示装置。
  10. 入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、
    入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得ステップで取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、
    を含む、信号処理方法。
  11. 入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、
    画像表示部に表示される画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定ステップと、
    前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離測定ステップで測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、
    前記立体視画像を前記画像表示部に表示する画像表示ステップと、
    を含む、画像表示方法。
  12. コンピュータに、
    入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、
    入力画像が表示される画面を視聴する視聴者と該画面との間の距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離情報取得ステップで取得した前記距離情報と、前記画面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
  13. コンピュータに、
    入力画像の内容を分析する画像分析ステップと、
    画像表示部に表示される画像を視聴する視聴者と前記画像表示部の画像表示面との間の距離を測定する距離測定ステップと、
    前記画像分析ステップにおける前記入力画像の分析結果と、前記距離測定ステップで測定した前記距離情報と、前記画像表示面の水平方向の規格に関する情報とを用いて、元の前記入力画像から立体視画像を生成する立体視画像生成ステップと、
    前記立体視画像を前記画像表示部に表示する画像表示ステップと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
JP2009011286A 2009-01-21 2009-01-21 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4793451B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009011286A JP4793451B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム
CN2010100036753A CN101783967B (zh) 2009-01-21 2010-01-14 信号处理设备、图像显示设备、信号处理方法和计算机程序
US12/657,114 US8564645B2 (en) 2009-01-21 2010-01-14 Signal processing device, image display device, signal processing method, and computer program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009011286A JP4793451B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010171646A true JP2010171646A (ja) 2010-08-05
JP4793451B2 JP4793451B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=42336643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009011286A Expired - Fee Related JP4793451B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8564645B2 (ja)
JP (1) JP4793451B2 (ja)
CN (1) CN101783967B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220888A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Nikon Corp 撮像装置
KR101740231B1 (ko) * 2010-11-17 2017-05-26 삼성전자주식회사 3차원 얼굴 위치 추정 방법 및 장치
KR20210062000A (ko) * 2019-01-04 2021-05-28 잔드 인크 안경의 가상 시착 시스템 및 방법

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110242342A1 (en) 2010-04-05 2011-10-06 Qualcomm Incorporated Combining data from multiple image sensors
US8896668B2 (en) * 2010-04-05 2014-11-25 Qualcomm Incorporated Combining data from multiple image sensors
JP5699566B2 (ja) * 2010-11-29 2015-04-15 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US20120200676A1 (en) * 2011-02-08 2012-08-09 Microsoft Corporation Three-Dimensional Display with Motion Parallax
JP5110182B2 (ja) * 2011-03-11 2012-12-26 オムロン株式会社 映像表示装置
US20130021446A1 (en) * 2011-07-20 2013-01-24 GM Global Technology Operations LLC System and method for enhanced sense of depth video
JP5242762B2 (ja) * 2011-11-30 2013-07-24 株式会社東芝 画像再生装置、画像再生方法及びデータ構造
CN103379355B (zh) * 2012-04-25 2015-10-28 浙江大学 一种立体视频对产生方法及装置
JP5395934B1 (ja) * 2012-08-31 2014-01-22 株式会社東芝 映像処理装置および映像処理方法
US9058053B2 (en) * 2012-10-26 2015-06-16 The Boeing Company Virtual reality display system
EP3278321B1 (en) * 2015-03-31 2021-09-08 CAE Inc. Multifactor eye position identification in a display system
US20160292919A1 (en) 2015-03-31 2016-10-06 Cae Inc. Modular Infrastructure For An Interactive Computer Program
US9754506B2 (en) 2015-03-31 2017-09-05 Cae Inc. Interactive computer program with virtualized participant
TWI570638B (zh) * 2015-07-29 2017-02-11 財團法人資訊工業策進會 凝視分析方法與裝置
JP6532393B2 (ja) * 2015-12-02 2019-06-19 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 表示制御装置及び表示制御方法
EP3401895B1 (en) * 2017-05-10 2023-06-21 Vestel Elektronik Sanayi ve Ticaret A.S. Live broadcasting system
KR20230002738A (ko) 2020-04-15 2023-01-05 와비 파커 인코포레이티드 참조 프레임을 사용하는 안경용 가상 시착 시스템
CN111918051B (zh) * 2020-08-14 2022-08-23 广东申义实业投资有限公司 水平旋转式控制装置及平面图片转3d图像处理方法
CN114157854A (zh) * 2022-02-09 2022-03-08 北京芯海视界三维科技有限公司 用于显示器的投放对象调整方法、装置及显示器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07296185A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Canon Inc 3次元画像表示装置
JPH09121370A (ja) * 1995-08-24 1997-05-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 立体tv装置
JP2007053496A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Sony Corp 映像表示方法、映像表示方法のプログラム、映像表示方法のプログラムを記録した記録媒体及び映像表示装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6005607A (en) * 1995-06-29 1999-12-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stereoscopic computer graphics image generating apparatus and stereoscopic TV apparatus
US7417664B2 (en) * 2003-03-20 2008-08-26 Seijiro Tomita Stereoscopic image picking up and display system based upon optical axes cross-point information
JP4490074B2 (ja) 2003-04-17 2010-06-23 ソニー株式会社 立体視画像処理装置、立体視画像表示装置、立体視画像提供方法、および立体視画像処理システム
US8300043B2 (en) * 2004-06-24 2012-10-30 Sony Ericsson Mobile Communications AG Proximity assisted 3D rendering
DE102005009444A1 (de) * 2004-08-25 2006-03-16 Armin Grasnick Verfahren zur autostereoskopischen Darstellung eines auf einer Displayeinrichtung angezeigten stereoskopischen Bildvorlage
JP2006208407A (ja) * 2005-01-24 2006-08-10 Olympus Medical Systems Corp 立体画像観察用顕微鏡システム
JP4444927B2 (ja) * 2006-03-30 2010-03-31 富士フイルム株式会社 測距装置及び方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07296185A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Canon Inc 3次元画像表示装置
JPH09121370A (ja) * 1995-08-24 1997-05-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 立体tv装置
JP2007053496A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Sony Corp 映像表示方法、映像表示方法のプログラム、映像表示方法のプログラムを記録した記録媒体及び映像表示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101740231B1 (ko) * 2010-11-17 2017-05-26 삼성전자주식회사 3차원 얼굴 위치 추정 방법 및 장치
JP2012220888A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Nikon Corp 撮像装置
KR20210062000A (ko) * 2019-01-04 2021-05-28 잔드 인크 안경의 가상 시착 시스템 및 방법
KR102399289B1 (ko) * 2019-01-04 2022-05-17 와비 파커 인코포레이티드 안경의 가상 시착 시스템 및 방법
US11783557B2 (en) 2019-01-04 2023-10-10 Warby Parker Inc. Virtual try-on systems and methods for spectacles

Also Published As

Publication number Publication date
US8564645B2 (en) 2013-10-22
US20100182409A1 (en) 2010-07-22
CN101783967A (zh) 2010-07-21
JP4793451B2 (ja) 2011-10-12
CN101783967B (zh) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4793451B2 (ja) 信号処理装置、画像表示装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム
US9451242B2 (en) Apparatus for adjusting displayed picture, display apparatus and display method
EP2378781B1 (en) Three-dimensional image display device and three-dimensional image display method
US9224232B2 (en) Stereoscopic image generation device, stereoscopic image display device, stereoscopic image adjustment method, program for causing computer to execute stereoscopic image adjustment method, and recording medium on which the program is recorded
US9307228B2 (en) Depth of field maintaining apparatus, 3D display system and display method
US9710955B2 (en) Image processing device, image processing method, and program for correcting depth image based on positional information
JP2007052304A (ja) 映像表示システム
JP2011176800A (ja) 画像処理装置、立体表示装置及び画像処理方法
US20130071013A1 (en) Video processing device, video processing method, program
TW201225640A (en) Apparatus and method for displaying stereoscopic images
JP2018500690A (ja) 拡大3d画像を生成するための方法およびシステム
KR100439341B1 (ko) 시각 피로 감소를 위한 스테레오 영상의 초점심도 조정장치 및 그 방법
KR101212223B1 (ko) 촬영장치 및 깊이정보를 포함하는 영상의 생성방법
JP2012080294A (ja) 電子機器、映像処理方法、及びプログラム
JP2006267767A (ja) 画像表示装置
JPWO2012131862A1 (ja) 画像処理装置、立体画像表示装置、方法およびプログラム
KR101192121B1 (ko) 양안시차 및 깊이 정보를 이용한 애너그리프 영상 생성 방법 및 장치
US9269177B2 (en) Method for processing image and apparatus for processing image
JP2011176822A (ja) 画像処理装置、立体表示装置及び画像処理方法
KR101046580B1 (ko) 영상처리장치 및 그 제어방법
JP2012169822A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
KR101649185B1 (ko) 시각 주의도의 산출 방법 및 장치
JP2007189489A (ja) 立体映像処理装置並びにそのプログラム
JP2011180779A (ja) 立体画像データ生成装置、立体画像データ生成方法、および立体画像データ生成プログラム
JP2010066754A (ja) 映像表示装置および映像表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110711

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees