JP2010152832A - 情報記録装置、半導体記憶装置のファイル管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用可能なデータ領域を確保しつつ、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合であってもファイルの破壊を回避可能な半導体装置のファイル管理方法及び情報記録装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報記録装置4は半導体装置3とファイル管理装置2を有する。半導体装置3は複数のブロックを有するデータ領域13と、データ領域の管理情報を格納するシステム領域11、12と、システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域14と、を備える。ファイル管理装置2は、データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を書き込み情報保留領域に書き込み、書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づきシステム領域の管理情報を更新し、書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する。
【選択図】図4
【解決手段】本発明の情報記録装置4は半導体装置3とファイル管理装置2を有する。半導体装置3は複数のブロックを有するデータ領域13と、データ領域の管理情報を格納するシステム領域11、12と、システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域14と、を備える。ファイル管理装置2は、データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を書き込み情報保留領域に書き込み、書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づきシステム領域の管理情報を更新し、書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する。
【選択図】図4
Description
本発明は情報記録装置、及び半導体記憶装置のファイル管理方法に関し、特にセクタ単位での書き込みとブロック単位でデータの消去が可能なフラッシュメモリを用いた情報記録装置、及びのフラッシュメモリのファイル管理方法に関する。
近年、デジタルカメラなどの携帯型デジタル機器の記憶媒体としてフラッシュメモリが広く用いられている。フラッシュメモリは複数のブロックで構成され、特定のバイト数で定義されたセクタ単位での書き込みとブロック単位でのデータの消去が可能な不揮発性メモリである。そして、一般的にフラッシュメモリへのデータの書き込みは、書き込み対象となるセクタが存在するブロックを事前に消去してから行う。
フラッシュメモリの記憶領域の一例を図7に示す。図7に示すように、フラッシュメモリは予約(ブート)領域20と、FAT領域21と、ディレクトリ領域22と、データ領域23で構成されている。データ領域23は、複数のブロックで構成されている。
FAT領域21は、データ領域23に書き込まれたファイルデータの配置を特定のセクタ数で定義されたクラスタ単位で管理する領域である。ディレクトリ領域22は、ファイル名、ファイル属性、ファイル作成日、開始クラスタなどのファイル情報を管理する領域である。
次に、図8を用いてフラッシュメモリのファイルを更新する場合について説明する。図8に示すように、まず空きブロックの検索(S21)を行う。空きブロックがある場合は、その空きブロックに更新ファイルのある元ブロックに存在する更新ファイル以外のファイルを書き込む(S22)。次に、空きブロックに更新ファイルを書き込む(S23)。次に、更新ファイルのあった元ブロックを消去する(S24)。そして、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)に対して、空きブロックに書いたファイル情報を更新する(S25)。なお、ファイルデータを格納するクラスタ内の複数のセクタのうち、最後の余った領域は使用しない。
一方、フラッシュメモリへのファイルの書き込み中や消去中に電源の供給を停止すると、書き込んだファイルは破壊される。このような問題を解決するために特許文献1では図9に示すように、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)の元データを退避する領域を設けて、各領域への書き込み前に元データを退避する手法を用いている(図9のS35参照)。
また、特許文献1ではファイルの書き込み処理の動作履歴記録領域を設けて、ファイルデータの書き込みが行われたデータ領域のクラスタ値、及び書き込み処理内容の位置を示す動作識別コードを動作履歴記録領域に記録している(図9のS33、S36、S39、S42参照)。そして、この動作識別コードによりどの段階で書き込み処理が中断しているかを判別し、データ領域、及びシステム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を書き込み前の状態に復旧している。
例えば図9のS38で電力供給が中断された場合は、ディレクトリ領域への書き込みが途中で中断される。この場合は、再度電源が供給されたときに、動作履歴記憶領域の動作識別コードを解析することで、S38で異常処理となったことを判別し、書き込み前の状態へ復旧処理を行う。
このような技術により、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断されたときファイルが正しく更新されない、またはファイルを正しく読み出せないという問題は回避される。
特開2001−84180号公報
このような技術により、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断されたときファイルが正しく更新されない、またはファイルを正しく読み出せないという問題は回避される。
しかしながら、特許文献1ではファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合の異常処理を回避するために、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を退避する領域を設けている。この退避領域は、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)と同等のバッファサイズを必要とする。このため、退避領域がフラッシュメモリ上の領域を占有する割合が多くなり、ユーザが使用可能なデータ領域が少なくなるという問題が生じる。
本発明にかかる情報記録装置は、複数のブロックを有するデータ領域と、当該データ領域の管理情報を格納するシステム領域と、当該システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域と、を備える半導体記憶装置と、
前記データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、前記更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を前記書き込み情報保留領域に書き込み、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新し、前記書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する、ファイル管理装置と、前記ファイル管理装置と外部装置とを接続するインタフェースと、を有する。
このような構成を有することで、システム領域の全てのファイルをデータ領域の退避領域に退避させる必要がなくなり、システム領域のファイルを更新するために使用するデータ領域のサイズを小さくすることができ、使用可能なデータ領域を確保することができる。
前記データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、前記更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を前記書き込み情報保留領域に書き込み、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新し、前記書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する、ファイル管理装置と、前記ファイル管理装置と外部装置とを接続するインタフェースと、を有する。
このような構成を有することで、システム領域の全てのファイルをデータ領域の退避領域に退避させる必要がなくなり、システム領域のファイルを更新するために使用するデータ領域のサイズを小さくすることができ、使用可能なデータ領域を確保することができる。
複数のブロックを有するデータ領域と、当該データ領域の管理情報を格納するシステム領域と、当該システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域と、を有する本発明にかかる半導体記憶装置のファイル管理方法は次の工程を有する。前記データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込む第1の工程と、前記更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を前記書き込み情報保留領域に書き込む第2の工程と、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新する第3の工程と、前記書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する第4の工程。
このような半導体記憶装置のファイル管理方法により、システム領域の全てのファイルをデータ領域の退避領域に退避させる必要がなくなり、システム領域のファイルを更新するために使用するデータ領域のサイズを小さくすることができ、使用可能なデータ領域を確保することができる。
このような半導体記憶装置のファイル管理方法により、システム領域の全てのファイルをデータ領域の退避領域に退避させる必要がなくなり、システム領域のファイルを更新するために使用するデータ領域のサイズを小さくすることができ、使用可能なデータ領域を確保することができる。
本発明により、使用可能なデータ領域を確保しつつ、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合であってもファイルの破壊を回避可能な半導体装置のファイル管理方法及び情報記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態にかかる情報記録装置を説明するための図を示す。本実施形態にかかる情報記録装置4は、半導体記憶装置3と半導体記憶装置のファイルを管理するファイル管理装置2と、ファイル管理装置と外部装置とを接続するインタフェース1を有する。ファイル管理装置2は、インタフェース1を介して外部装置と半導体記憶装置3に保存されているデータのアクセスを制御する。ここでファイル管理装置2は例えばMPUであり、また、半導体記憶装置3は例えばフラッシュメモリである。
図1に本実施形態にかかる情報記録装置を説明するための図を示す。本実施形態にかかる情報記録装置4は、半導体記憶装置3と半導体記憶装置のファイルを管理するファイル管理装置2と、ファイル管理装置と外部装置とを接続するインタフェース1を有する。ファイル管理装置2は、インタフェース1を介して外部装置と半導体記憶装置3に保存されているデータのアクセスを制御する。ここでファイル管理装置2は例えばMPUであり、また、半導体記憶装置3は例えばフラッシュメモリである。
図2は半導体記憶装置3の記憶領域を示す図である。記憶領域は複数のブロックで構成されている。記憶領域は、予約(ブート)領域10、FAT領域11、ディレクトリ領域12、複数のデータ領域13、書き込み情報保留領域14を有する。ここで、FAT領域11、ディレクトリ領域12は、データ領域の管理情報を格納するいわゆるシステム領域である。また、書き込み情報保留領域14はシステム領域の管理情報を更新するための更新情報(更新管理情報)を一時的に記憶する。
図3は図2で示した書き込み情報保留領域14の詳細な図である。書き込み情報保留領域14は、書き込み保留ステータス15、書き込み情報管理テーブル16、書き込みデータテーブル17を有する。
書き込み保留ステータス15には、更新管理情報の書き込み情報保留領域14への書き込み保留開始・終了命令の実行状態が格納される。書き込み保留開始命令が発行されると、書き込み保留開始命令が発行されてから書き込み保留終了命令が発行されるまでの間で行われる書き込み処理が保留となる。また、書き込み保留開始命令が発行されると、書き込み情報管理テーブル16、及び書き込みデータテーブル17に更新管理情報を保存する処理が開始される。
書き込み保留終了命令が発行されると、書き込み保留開始命令の発行により保留となった書き込み処理の保留が解除される。また、書き込み保留終了命令が発行されると、書き込み情報管理テーブル16、及び書き込みデータテーブル17に更新管理情報を保存する処理が終了する。
更に、書き込み保留終了命令が発行されると、書き込み情報管理テーブル16、及び書き込みデータテーブル17に保存された更新管理情報に基づきシステム領域が更新される。
次に、図4を用いて、本実施形態にかかる情報記録装置4においてファイル管理装置2が半導体記憶装置3のファイルを更新する動作について説明する。
本実施形態にかかるファイル管理装置2は、少なくとも次の工程を実行することで半導体記憶装置3のファイルを更新することができる。データ領域13の空きブロックに更新ファイルを書き込む工程(S4)。更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を書き込み情報保留領域14に書き込む工程(S7、S8)。書き込み情報保留領域14に書き込まれている更新管理情報に基づきシステム領域の管理情報を更新する工程(S11)。書き込み情報保留領域14の更新管理情報を削除する工程(S13)。
以下、ファイル管理装置2が半導体記憶装置3のファイルを更新する場合について詳細に説明する。
本実施形態にかかるファイル管理装置2は、少なくとも次の工程を実行することで半導体記憶装置3のファイルを更新することができる。データ領域13の空きブロックに更新ファイルを書き込む工程(S4)。更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を書き込み情報保留領域14に書き込む工程(S7、S8)。書き込み情報保留領域14に書き込まれている更新管理情報に基づきシステム領域の管理情報を更新する工程(S11)。書き込み情報保留領域14の更新管理情報を削除する工程(S13)。
以下、ファイル管理装置2が半導体記憶装置3のファイルを更新する場合について詳細に説明する。
まず、ファイル管理装置2は、半導体記憶装置3においてファイルの更新データを書き込むための空きブロックを検索する(S1)。そして、空きブロックを発見したら書き込み情報保留領域14の書き込み保留ステータス15に「off」を書き込む(S2)。空きブロックがない場合は、ファイル書き込みができないことを通知する(S14)。
次に、更新対象ファイルのある元ブロックに存在する更新対象ファイル以外のファイルを空きブロックに書き込む(S3)。次いで、空きブロックに更新ファイルのデータを書き込む(S4)。空きブロックへの書き込みと同時に書き込み情報管理テーブル16には、書き込み保留ステータス15と、実際に書き込む予定の書き込みセクタ番号を書き込む。
ファイル管理装置2は、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)の書き込みを開始する前に書き込み保留開始命令を自らに発行する(S5)。そして、書き込み情報保留領域14に存在する書き込み保留ステータス15に、書き込み保留が開始する命令「on」を書き込む(S6)。
書き込み保留ステータスが「on」となることで、ファイル管理装置2は、ディレクトリ領域への書き込み情報(更新管理情報)を書き込み情報保留領域14に書き込む(S7)。書き込み情報保留領域14は図3に示すように定義されており、書き込み情報管理テーブル16には書き込み保留ステータス15と書き込むデータを格納した書き込みデータテーブル17のセクタ番号を書き込む。また、書き込みデータテーブル17には、書き込みデータのサイズ、書き込みデータを連続して書き込む。
次に、FAT領域の書き込み情報(更新管理情報)をディレクトリ領域と同様に書き込み情報保留領域に書き込む(S8)。書き込み情報保留領域14は図3に示すように定義されており、書き込むデータを格納した書き込みデータテーブル17のセクタ番号を書き込む。また、書き込みデータテーブル17には、書き込みデータを書き込む。
システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)への書き込み情報(更新管理情報)が、書き込み情報保留領域14に保留され、当該保留作業が終了したら、ファイル管理装置2は書き込み保留終了命令を自らに発行する(S9)。
そして、書き込み情報保留領域14に存在する書き込み保留ステータス15と書き込み情報管理テーブル16に、書き込み保留が終了したことを示す「end」を書き込む(S10)。
そして、書き込み情報保留領域14に存在する書き込み保留ステータス15と書き込み情報管理テーブル16に、書き込み保留が終了したことを示す「end」を書き込む(S10)。
ファイル管理装置2は、書き込み情報保留領域14に保留したシステム領域(ディレクトリ領域、FAT)への書き込みデータ(更新管理情報)を用いて、システム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を更新する(S11)。
次に、ファイル管理装置2は更新対象ファイルのある元ブロックを消去する(S12)。更に、書き込み情報保留領域の更新管理情報を消去する(S13)。
次に、空きブロックに更新ファイルのデータを書き込むタイミング(S4)で、電力供給が中断された場合、つまり、更新管理情報の書き込み情報保留領域14への書き込みの前に電力供給が中断された場合の動作について説明する。
S4のタイミングで電力供給が中断され、その後電力供給が行われたとき、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「off」であった場合、書き込み情報管理テーブル16に示されたセクタを含んだブロックを消去する。
S4のタイミングで電力供給が中断され、その後電力供給が行われたとき、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「off」であった場合、書き込み情報管理テーブル16に示されたセクタを含んだブロックを消去する。
次に、書き込み情報保留領域14を消去する。また当該ブロックのFAT領域への更新(S11)は行われておらず、元ブロックの消去(S12)も行われていないため、空きブロックとして定義されたままである。よって当該ブロックは、空きブロックとして使用することが可能である。このような動作により、半導体記憶装置3をファイルデータの書き込み前の状態に復旧させることができる。
次に、FAT領域の書き込み情報を書き込み情報保留領域へ書き込むタイミング(S8)で、電力供給が中断された場合、つまり、更新管理情報の書き込み情報保留領域14への書き込み途中に電力供給が中断された場合の動作について説明する。
S8のタイミングで電力供給が中断されると、書き込み情報保留領域14は例えば図5のような状態となる。この状態で電力供給が行われると、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「on」であった場合、書き込み保留の状態であると判断する。すると、書き込み情報管理テーブル16に示された書き込み保留ステータス15が「off」から書き込まれたセクタを含んだブロックを消去する。そして、書き込み情報保留領域14を消去する。このような動作により、半導体記憶装置3をファイルデータの書き込み前の状態に復旧することができる。
S8のタイミングで電力供給が中断されると、書き込み情報保留領域14は例えば図5のような状態となる。この状態で電力供給が行われると、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「on」であった場合、書き込み保留の状態であると判断する。すると、書き込み情報管理テーブル16に示された書き込み保留ステータス15が「off」から書き込まれたセクタを含んだブロックを消去する。そして、書き込み情報保留領域14を消去する。このような動作により、半導体記憶装置3をファイルデータの書き込み前の状態に復旧することができる。
次に、書き込み保留したデータでシステム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を更新するタイミング(S11)で電力供給が中断された場合、つまり、更新管理情報の書き込み情報保留領域への書き込みの後に電力供給が中断された場合の動作について説明する。
S11のタイミングで電力供給が中断されると、書き込み情報保留領域14は例えば図6のような状態となる。この状態で電力供給が行われると、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「end」であった場合、書き込み保留したデータ(更新管理情報)でシステム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を更新中であったと判断する。すると、ファイル管理装置2はシステム領域への更新処理(S11)をやり直す。
このような動作により、システム領域のファイルを更新するタイミング(S11)で電力供給が中断された場合であっても、電力供給後に書き込み保留したデータ(更新管理情報)を用いてシステム領域のファイルを更新することができる。
S11のタイミングで電力供給が中断されると、書き込み情報保留領域14は例えば図6のような状態となる。この状態で電力供給が行われると、ファイル管理装置2は書き込み保留ステータス15を参照する。そして、書き込み保留ステータス15が「end」であった場合、書き込み保留したデータ(更新管理情報)でシステム領域(ディレクトリ領域、FAT領域)を更新中であったと判断する。すると、ファイル管理装置2はシステム領域への更新処理(S11)をやり直す。
このような動作により、システム領域のファイルを更新するタイミング(S11)で電力供給が中断された場合であっても、電力供給後に書き込み保留したデータ(更新管理情報)を用いてシステム領域のファイルを更新することができる。
以上、ファイル管理装置2が半導体記憶装置3のファイルを更新する場合について詳細に述べた。本実施形態にかかるファイル管理装置2では少なくとも上記S4、S7、S8の工程を有することで、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合であってもファイルの破壊を回避することができる。更に、S11、S13の工程を有することで、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合であっても、ファイルを更新することができる。
上記本実施形態にかかる情報記録装置では、ファイル管理装置2が半導体記憶装置3の書き込み情報保留領域14に対してファイルのデータを書き込んだ全てのセクタ番号を書き込む。つまり、ファイル管理装置2は、半導体記憶装置3の書き込み情報保留領域14に対して、ファイルのシステム領域(ディレクトリ領域12、FAT領域11)への書き込み情報(更新管理情報)を一時的に保留する(S7、S8)。そして、書き込み情報保留領域14への書き込みが終了した後に、保留した書き込み情報(更新管理情報)に基づいてシステム領域(ディレクトリ領域12、FAT領域11)の情報を一斉に更新する(S11)。
よって、本実施形態にかかる情報記録装置では、更新が必要なシステム領域の情報(更新管理情報)のみを一時的に保留するため、システム領域を全て退避させる従来の手法と比べて、システム領域を保留する領域を小さくすることができる。
すなわち、従来の手法ではシステム領域を全て退避させるため、システム領域と同等のバッファサイズの記憶領域を必要としていた。しかし、本実施形態にかかる情報記録装置では、更新が必要なシステム領域の情報のみを保留するため、この保留領域のバッファサイズを従来のバッファサイズよりも小さくすることができる。
これにより、フラッシュメモリの記憶領域に占めるシステム領域の退避領域の割合を小さくすることができ、ユーザが使用可能なデータ領域を大きくすることができる。
すなわち、従来の手法ではシステム領域を全て退避させるため、システム領域と同等のバッファサイズの記憶領域を必要としていた。しかし、本実施形態にかかる情報記録装置では、更新が必要なシステム領域の情報のみを保留するため、この保留領域のバッファサイズを従来のバッファサイズよりも小さくすることができる。
これにより、フラッシュメモリの記憶領域に占めるシステム領域の退避領域の割合を小さくすることができ、ユーザが使用可能なデータ領域を大きくすることができる。
以上で説明した本実施形態にかかる発明により、使用可能なデータ領域を確保しつつ、ファイルの書き込み処理中に電力供給が中断された場合であってもファイルの破壊を回避可能な半導体装置のファイル管理方法及び情報記録装置を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記本実施形態では、半導体記憶装置3に対して書き込むファイルそのものをファイル管理装置2が管理している。しかし、外部装置を用いて書き込むファイルそのものを管理すれば、ファイル管理装置2は、外部装置からインタフェース1を介して、書き込む領域(セクタ)と書き込みデータが指定された書き込み命令、及び書き込み保留開始・終了命令を受けて半導体記憶装置3へ書き込むことが可能となる。
このような形態とすることで、書き込むファイルそのものを管理しないファイル管理装置2と半導体記憶装置3で構成された記憶媒体に対して、ファイル管理装置をもつ外部装置から特定のプロトコルにより半導体記憶装置3を制御することができる。この時、外部装置はインタフェース1を介してファイル管理装置2と接続されている。
1 インタフェース
2 ファイル管理装置
3 半導体記憶装置
4 情報記録装置
11 FAT領域
12 ディレクトリ領域
13 データ領域
14 書き込み情報保留領域
2 ファイル管理装置
3 半導体記憶装置
4 情報記録装置
11 FAT領域
12 ディレクトリ領域
13 データ領域
14 書き込み情報保留領域
Claims (9)
- 複数のブロックを有するデータ領域と、当該データ領域の管理情報を格納するシステム領域と、当該システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域と、を備える半導体記憶装置と、
前記データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、前記更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を前記書き込み情報保留領域に書き込み、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新し、前記書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する、ファイル管理装置と、
前記ファイル管理装置と外部装置とを接続するインタフェースと、
を有する情報記録装置。 - 前記ファイル管理装置は、前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込みの前に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記データ領域の空きブロックに書き込んだ更新ファイルを消去する請求項1に記載の情報記録装置。
- 前記ファイル管理装置は、前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込み途中に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記データ領域の空きブロックに書き込んだ更新ファイル、及び、前記書き込み情報保留領域に書き込んだ更新管理情報を消去する請求項1に記載の情報記録装置。
- 前記ファイル管理装置は、前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込み後、前記更新管理情報に基づき前記システム領域を更新している途中に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新する請求項1に記載の情報記録装置。
- 前記システム領域はディレクトリ領域とFAT領域である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報記録装置。
- 複数のブロックを有するデータ領域と、当該データ領域の管理情報を格納するシステム領域と、当該システム領域の管理情報を更新するための更新管理情報を一時的に記憶する書き込み情報保留領域と、を有する半導体記憶装置のファイル管理方法であって、
前記データ領域の空きブロックに更新ファイルを書き込み、
前記更新ファイルの書き込み後の更新管理情報を前記書き込み情報保留領域に書き込み、
前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新し、
前記書き込み情報保留領域の更新管理情報を削除する、
半導体記憶装置のファイル管理方法。 - 前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込みの前に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記データ領域の空きブロックに書き込んだ更新ファイルを消去する請求項6に記載の半導体記憶装置のファイル管理方法。
- 前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込みの途中に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記データ領域の空きブロックに書き込んだ更新ファイル、及び、前記書き込み情報保留領域に書き込んだ更新管理情報を消去する請求項6に記載の半導体記憶装置のファイル管理方法。
- 前記更新管理情報の前記書き込み情報保留領域への書き込み後、前記更新管理情報に基づき前記システム領域を更新している途中に電力供給が中断され再度電力供給された場合は、前記書き込み情報保留領域に書き込まれている更新管理情報に基づき前記システム領域の管理情報を更新する請求項6に記載の半導体記憶装置のファイル管理方法。
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