JP2010143804A - 固化体製造方法、固化体製造装置、および固化体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート二次製品の製造過程における廃棄物とその他の廃棄物とを合わせて有効活用することで、環境負荷および工場運用コストの低減と、有用な固化体の製造とを可能とする。
【解決手段】遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程における遠心締固め装置10から排出された排水スラリー5を、当該排水スラリー5の貯留施設11より抽出し、混練対象物7として混練装置12に搬送する工程と、前記混練対象物7と骨材8とを混練装置12にて混練し、この混練により生成した既混練物9を所定形状の型枠20に打設して固化体50を生成する工程と、を実行して固化体製造を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、固化体製造方法、固化体製造装置、および固化体に関するものである。
例えば、コンクリート廃液の脱水処理後の成型方法に関する技術が提案されている。この技術は、コンクリート廃液の脱水処理後のレイタンス表面に微細な粒子を付着させるもので、コンクリートミキサー等で造粒物を製造する方法(特許文献1参照)として提案がなされている。
昭60−96556公報
ところで、遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程において、セメント分を含む(硬化性を有する)排水スラッジは、廃棄物として通常は処分されている。この廃棄処分にあたっては、排水スラッジの脱水、仮置き、搬出、といった一連の処分工程にかかるコストや手間が問題となっており、前記コンクリート二次製品の工場における工場運用コストの増大を招いている。また、従来技術のようにコンクリート廃液を脱水処理して利用するとしても、固化体として活用するに際して性状的にひび割れや強度の点で問題が残されていた。また、他の廃棄物等を有効活用するといった観点で排水スラッジ等の利用を進める技術提案はされていなかった。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、コンクリート二次製品の製造過程における廃棄物とその他の廃棄物とを合わせて有効活用することで、環境負荷および工場運用コストの低減と、有用な固化体の製造とを可能とする、固化体製造方法、固化体製造装置、および固化体を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の固化体製造方法は、遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いた固化体の製造方法であって、前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する工程と、前記混練対象物と骨材とを混練装置にて混練し、この混練により生成した既混練物を所定形状の型枠に打設して固化体を生成する工程と、を備える。
また、前記固化体製造方法において、前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、この排水スラリーを脱水装置にて脱水して排水スラッジを生成し、これを混練対象物として混練装置に搬送する工程を備えるとすれば好適である。
また、前記固化体製造方法において、前記骨材が、砕石、碍子、ないし瓦のいずれかの粉体、石炭灰、石膏、ダム堆積土砂の少なくともいずれかであるとすれば好適である。
また、前記固化体製造方法において、前記既混練物の型枠への打設に先立ち、前記既混練物のスランプ試験ないし空気量試験を実行し、当該試験結果が所定値となるべく、既混練物の流動性調整ないし空気量調整を行う工程を備えるとすれば好適である。
また、前記固化体製造方法において、前記排水スラリーは、コンクリート二次製品を遠心締め固めする材料たる混練物中に、この混練物に混入される結合材よりも質量およびまたは比重の小なる無機質または金属質の微細粒子を、遠心締め固め時に余剰水と共に流出する前記結合材の置換用として単位量200kg/m3以下であり、かつ前記混合材に対して重量比20%以下の量を混入するとともに、水量を前記結合材と微細粒子の和に対して重量比30%以上の量とする、コンクリート二次製品の遠心締め固め成形工程において生成されたものであるとすれば好適である。
また、本発明の固化体製造装置は、遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いた固化体製造を行う装置であって、前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する装置と、前記混練対象物と骨材とを混練する混練装置と、前記混練装置にて混練対象物と骨材とを混練して生成した既混練物を、所定形状の型枠に打設する打設装置と、を備える。
また、本発明の固化体は、遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いて製造される固化体であって、前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する工程と、前記混練対象物と骨材とを混練装置にて混練し、この混練により生成した既混練物を所定形状の型枠に打設して固化体を生成する工程とにより製造されることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、コンクリート二次製品の製造過程における廃棄物とその他の廃棄物とを合わせて有効活用することで、環境負荷および工場運用コストの低減と、有用な固化体の製造とが可能になる。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の固化体製造装置1の概念を示す図である。遠心締固めによる、パイル、ポール、ヒューム管等のコンクリート二次製品の製造においては、遠心力によりコンクリート及びモルタルの締め固め、成形を行うことで、コンクリート及びモルタルが密実となり、また、コンクリート及びモルタル中の余剰水が絞り出される等の効果がある。これら効果により、セメントや水、骨材等の配合が同一配合の場合には、普通の振動締め固め手法を採用した場合と比較して、製品のコンクリート強度が高強度となるとされている。
こうした遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程においては、前記余剰水たる排水スラリー5が排出されることとなる。この排水スラリー5は、本実施形態における固化体製造装置1における遠心締固め装置10から排出され、排水用配管30等を通してスラリー貯留槽11に導かれる。前記スラリー貯留槽11は、貯留する排水スラリー5が固化しないよう、ローターなど適宜な攪拌装置31を槽内に備える。
また、固化体製造装置1においては、前記製造過程における遠心締固め装置10から排出された排水スラリー5を、当該排水スラリー5の貯留施設たる前記スラリー貯留槽11より抽出し、混練対象物7として混練装置12に搬送する搬送装置13が備わる。この搬送装置13は、例えば、前記スラリー貯留槽11の槽内に配置したポンプ32と、当該ポンプ32にて槽内より吸い出した排水スラリー5を混練装置12まで圧送する圧送管33とを備えるものとできる。なお、前記スラリー貯留槽11と前記搬送装置13との間に、前記スラリー貯留槽11より排水スラリー5を抽出し、この排水スラリー5の脱水処理を行う脱水装置15を配置するとしてもよい。この場合、前記脱水装置15は、前記排水スラリー5を脱水して排水スラッジ6を生成するが、この排水スラッジ6が混練対象物7となる。この脱水装置15で生成された混練対象物7たる排水スラッジ6は、ベルトコンベア40などにより貯留領域41から搬出され、混練装置12に投入される。
なお、前記脱水装置15としては、例えば、排水スラリー5に対する加熱による水分蒸発や乾燥を図るものや、排水スラリー5を回転体内に収めて水分を遠心分離させるものなどが想定できる。或いは、前記排水スラリー5を加圧ポンプで濾布室に圧入し、濾布を通過する濾液(水分)と、濾布上に残るスラッジケーキつまり排水スラッジ6とに分離するといったフィルタープレス装置なども想定できる。
また、前記混練装置12は、前記混練対象物7と骨材8とを混練する装置であり、市販されている一般的なコンクリートミキサー等を想定できる。この混練装置12は、前記混練対象物7と骨材8とを混練することで、既混練物9を生成する。なお、前記骨材8は、適宜な骨材ヤード42等からベルトコンベヤ43などの搬送手段により混練装置12に搬入されるものである。前記骨材8の種類としては、例えば、砕石、廃棄された碍子、ないし廃棄された瓦のいずれかの粉体、石炭灰、石膏(の粉体)、ダム堆積土砂の少なくともいずれか、ないしいずれかの混合物を想定する。
混練装置12で生成された既混練物9は、コンクリート圧送装置等を含む打設装置14に送られる。前記打設装置14は、前記混練装置12にて混練対象物7と骨材8とを混練して生成した既混練物9を、当該混練装置12より得て、これを所定形状の型枠20に流し込んで打設する装置である。この型枠20へ打設された既混練物9は、所定の養生期間を経て脱型され、固化体50となる。
なお、前記既混練物9の型枠20への打設に先立ち、前記既混練物9のスランプ試験ないし空気量試験を実行し、当該試験結果が所定値となるべく、既混練物の流動性調整ないし空気量調整を行うとすれば好適である。前記流動性調整は、スランプが規定値より小さい場合、例えば前記既混練物9を所定時間放置して水和反応を進め、流動性を適宜に低下させるといった措置を行い、逆にスランプが規定値より大きい場合、例えば流動化剤や高性能減水剤を既混練物9に添加して流動性を高めるといった措置を行う。また、前記空気量調整は、空気量が所定値より大きかった場合、例えば前記既混練物9の型枠20への打設時にバイブレータなどでエントラップトエアの追い出しを行う。以上、本実施形態における固化体製造装置1は、上述のような構成をとることができる。
−−−処理フロー例−−−
以下、本実施形態における固化体製造方法の実際手順について、図に基づき説明する。図2は本実施形態における固化体製造方法の手順例を示す図である。本実施形態における例では、例えば、遠心締固めによる、パイル、電柱などのポール、ヒューム管等のコンクリート二次製品の製造過程に際して生成される排出物を用いて固化体を製造する状況を想定する。この状況では、例えば、前記製造過程における余剰水たる排水スラリー5がスラリー貯留槽11にて攪拌装置31により攪拌されつつ貯留されている。
そこでまず、固化体製造装置1の搬送装置13は、前記排水スラリー5を前記ポンプ32により前記スラリー貯留槽11より抽出し、これを混練対象物7として圧送管33により混練装置12に搬送する(s100)。
排水スラリー5をそのまま混練対象物7として用いる場合(s101:yes)、前記混練装置12は、適宜な骨材ヤード42等からベルトコンベヤ43などの搬送手段により搬送される骨材8と、前記混練対象物7とを混練し、既混練物9を生成する(s102)。なお、前記骨材8の種類としては、例えば、砕石、廃棄された碍子、ないし廃棄された瓦のいずれかの粉体、石炭灰、石膏(の粉体)、ダム堆積土砂の少なくともいずれか、ないしいずれかの混合物を想定する。
次に、前記混練装置12で生成された既混練物9は、当該混練装置12より、コンクリート圧送装置等を含む打設装置14に送る(s103)。前記打設装置14は、前記既混練物9を混練装置12より得て、これを所定形状の型枠20に流し込んで打設する(s104)。この型枠20へ打設された既混練物9は、所定の養生期間を経て脱型され(s105)、固化体50となる(s106)。
他方、前記排水スラリー5をそのまま混練対象物7として用いず、脱水処理を施してから用いる場合(s101:no)、前記スラリー貯留槽11と前記搬送装置13との間に設置された脱水装置15が、前記スラリー貯留槽11より排水スラリー5を抽出し、この排水スラリー5の脱水処理を行う(s107)。この場合、前記脱水装置15は、前記排水スラリー5を脱水して排水スラッジ6を生成するが、この排水スラッジ6が混練対象物7となる。この脱水装置15で生成された混練対象物7たる排水スラッジ6は、例えば、ベルトコンベア40などにより貯留領域41から搬出され、混練装置12に投入される(s108)。混練装置12では、上記同様に既混練物9を生成してこれを打設装置14に送る(s103)。また、前記打設装置14は、前記既混練物9を混練装置12より得て、これを所定形状の型枠20に流し込んで打設する(s104)。この型枠20へ打設された既混練物9は、所定の養生期間を経て脱型され(s105)、固化体50となる(s106)。
なお、前記既混練物9の型枠20への打設に先立ち、前記既混練物9のスランプ試験ないし空気量試験を実行し、当該試験結果が所定値となるべく、既混練物の流動性調整ないし空気量調整を行うとすれば好適である。前記流動性調整は、スランプが規定値より小さい場合、例えば前記既混練物9を所定時間放置して水和反応を進め、流動性を適宜に低下させるといった措置を行い、逆にスランプが規定値より大きい場合、例えば流動化剤や高性能減水剤を既混練物9に添加して流動性を高めるといった措置を行う。また、前記空気量調整は、空気量が所定値より大きかった場合、例えば前記既混練物9の型枠20への打設時にバイブレータなどでエントラップトエアの追い出しを行う。
また、前記排水スラリー5は、コンクリート二次製品を遠心締め固めする材料たる混練物中に、この混練物に混入される結合材よりも質量およびまたは比重の小なる無機質または金属質の微細粒子を、遠心締め固め時に余剰水と共に流出する前記結合材の置換用として単位量200kg/m3以下であり、かつ前記混合材に対して重量比20%以下の量を混入するとともに、水量を前記結合材と微細粒子の和に対して重量比30%以上の量とする、コンクリート二次製品の遠心締め固め成形工程において生成されたものであるとしてもよい。上記結合材はセメント及びセメント混和材で、各種コンクリートおよび各種モルタルに混入して、粗骨材、細骨材等を水和反応あるいは化学反応で接着または結合させるものを言い、上記微細粒子は、例えばフライアッシュを含む石炭灰、高炉スラグの微細粒子、シリカヒューム、けい石粉末等で、コンクリートおよびモルタルに悪影響を及ぼさないものを言う。
石炭灰、高炉スラグの微細粒子、シリカヒューム、けい石粉等の微細粒子は、結合材であるセメント及びセメント混和材よりも同一粒子径の場合質量、比重ともに軽い。 この結合材よりも質量およびまたは比重の軽い微細粒子を、遠心締め固め成形するコンクリートまたはモルタルを混練するとき適量を結合材とともにミキサーに投入して混練する。 こうして得られたコンクリートまたはモルタル混練物を遠心締め固めすると、セメント等の結合材よりも質量およびまたは比重の軽い石炭灰等の微細粒子の方が、コンクリート及びモルタルから分離しやすくて余剰水と一緒に絞り出されることとなるため、セメント等の結合材のほとんどが製品となるコンクリートまたはモルタル中に残存することとなる。従って、排水スラリー5を有効活用して固化体を製造できると共に、締め固め成形時に価格の安い石炭灰等の微細粒子により流出置換される分だけ、セメント等の結合材の使用量を減じることが可能となり、全体としてコンクリート二次製品の製造コストを下げ、製造効率を上昇させることができる。
また、本実施形態により製造する固化体50に、砕石、廃棄された碍子、ないし廃棄された瓦のいずれかの粉体、石炭灰、石膏(の粉体)、ダム堆積土砂の少なくともいずれか、ないしいずれかの混合物を、吹付け材45として用いた適宜な吹付け処理等を行ってコーティングすることで、固化体50への任意の着色を行うとしてもよい。この着色にあたっては、前記粉体等の吹付け材45を吹付け機46で固化体50の表面に噴霧するといった処理を行ってもよいし、固化体50(表面がまだ潤っている状態)と前記吹付け材45とを混ぜてミキサー等にかけることで固化体50の表面に吹き付け材45を練り込むといった処理をおこなってもよい。
なお、本実施形態における固化体50は、例えば、前記型枠20をレンガ用、ブロック用と変えることで、レンガやブロックとすることができる。また、固化体50を適宜破砕するなどして砂状にすれば、固化体50が元来の多孔質体であるから、養浜工の砂材(アサリなどの海生生物の環境改善効果)、藻場造成材、河川のヘドロの改質材、河川の水質改善材、熱帯魚等の濾材などとしても適用できる。
本発明によれば、コンクリート二次製品の製造過程における廃棄物とその他の廃棄物とを合わせて有効活用することで、環境負荷および工場運用コストの低減と、有用な固化体の製造とが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の固化体製造装置の概念を示す図である。 本実施形態の固化体製造方法の手順例を示す図である。
符号の説明
1 固化体製造装置
5 排水スラリー
6 排水スラッジ
7 混練対象物
8 骨材
9 既混練物
10 遠心締固め装置
11 スラリー貯留槽
12 混練装置
13 搬送装置
14 打設装置
15 脱水装置
20 型枠
30 排水用配管
31 攪拌装置
32 ポンプ
33 圧送管
50 固化体

Claims (7)

  1. 遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いた固化体の製造方法であって、
    前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する工程と、
    前記混練対象物と骨材とを混練装置にて混練し、この混練により生成した既混練物を所定形状の型枠に打設して固化体を生成する工程と、
    を備えることを特徴とする固化体製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、この排水スラリーを脱水装置にて脱水して排水スラッジを生成し、これを混練対象物として混練装置に搬送する工程を備えることを特徴とする、固化体製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記骨材が、砕石、碍子、ないし瓦のいずれかの粉体、石炭灰、石膏、ダム堆積土砂の少なくともいずれかであることを特徴とする固化体製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記既混練物の型枠への打設に先立ち、前記既混練物のスランプ試験ないし空気量試験を実行し、当該試験結果が所定値となるべく、既混練物の流動性調整ないし空気量調整を行う工程を備えることを特徴とする固化体製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記排水スラリーは、コンクリート二次製品を遠心締め固めする材料たる混練物中に、この混練物に混入される結合材よりも質量およびまたは比重の小なる無機質または金属質の微細粒子を、遠心締め固め時に余剰水と共に流出する前記結合材の置換用として単位量200kg/m3以下であり、かつ前記混合材に対して重量比20%以下の量を混入するとともに、水量を前記結合材と微細粒子の和に対して重量比30%以上の量とする、コンクリート二次製品の遠心締め固め成形工程において生成されたものであることを特徴とする、固化体製造方法。
  6. 遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いた固化体製造を行う装置であって、
    前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する装置と、
    前記混練対象物と骨材とを混練する混練装置と、
    前記混練装置にて混練対象物と骨材とを混練して生成した既混練物を、所定形状の型枠に打設する打設装置と、
    を備えることを特徴とする固化体製造装置。
  7. 遠心締固めによるコンクリート二次製品の製造過程にて生成される排水スラリーを用いて製造される固化体であって、
    前記製造過程における遠心締固め装置から排出された排水スラリーを、当該排水スラリーの貯留施設より抽出し、混練対象物として混練装置に搬送する工程と、前記混練対象物と骨材とを混練装置にて混練し、この混練により生成した既混練物を所定形状の型枠に打設して固化体を生成する工程とにより製造されることを特徴とする固化体。
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