JP2010130778A - 電動機制御装置及びその象限突起補償調整方法 - Google Patents

電動機制御装置及びその象限突起補償調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1軸毎に調整できて、多軸の軌跡情報を解析する必要がなく、多軸用のサーボコントローラが不要で簡単に象限突起補償量を調整できる電動機制御装置及びその象限突起補償調整方法を提供する。
【解決手段】位置制御部11と、速度制御部12と、トルク指令に基づいて電動機を駆動する電動機駆動部と、前記電動機位置の時間差分により前記電動機速度を生成する速度生成部18と、を備えた電動機制御装置1において、1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を出力する円弧指令作成部15と、位置指令の方向反転後、移動量や時間に応じてトルク指令を補償する突起補償部16と、補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整する突起補償調整部17と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機制御装置及びその象限突起補償調整方法に関し、特に多軸軌跡制御の象限切替わり時に生ずる象限突起を、補償して軽減するものである。
従来の象限突起補償を行う電動機制御装置は、調整用プログラムによりサーボ制御系を駆動してサーボ情報の解析結果に基づいて、サーボパラメータを求め自動調整している(例えば、特許文献1参照)。
図11は従来技術の電動機制御装置を説明するためのブロック図である。図11において、101はサーボパラメータ自動調整装置、102はNC装置(サーボコントローラ)、103はサーボモータ、104はサーボ制御系、111は調整用プログラム格納手段、113は解析手段、114はサーボパラメータの調整手段であり、調整用プログラム111によりサーボ制御系104を駆動して、サーボ情報の解析手段113により解析を行い解析結果に基づいて、サーボパラメータを求め自動調整する。
このように、従来の象限突起補償を行う電動機制御装置は、調整用プログラムによりサーボ制御系を駆動して、サーボ情報の解析手段により解析を行い解析結果に基づいて、サーボパラメータを求め自動調整するのである。
特開平8−221132号公報(第8頁、図1)
従来の象限突起補償を行う電動機制御装置は、多軸となっていて調整用プログラムによりサーボ制御系を駆動して多軸の軌跡情報を得て解析を行うので、時間がかかるという問題があった。また、軌跡情報を得て解析するのは多軸用のサーボコントローラが必要で、かつ処理が多いというような問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、1軸毎に調整できて、多軸の軌跡情報を解析する必要がなく、多軸用のサーボコントローラが不要で簡単に象限突起補償量を調整できる電動機制御装置及びその象限突起補償調整方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、位置指令と電動機位置の位置偏差に基づいて速度指令を生成する位置制御部と、速度指令と電動機速度の速度偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御部と、トルク指令を電流指令に変換し、電流指令と電動機電流の電流偏差に基づいて電圧指令を生成する電流制御部と、電圧指令に基づいて電動機に電圧を供給するパワー変換部と、電動機位置の時間差分により電動機速度を生成する速度生成部と、を備えた電動機制御装置において、1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を出力する円弧指令作成部と、位置指令の方向反転後、移動量や時間に応じてトルク指令を補償する突起補償部と、補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整する突起補償調整部と、を備えるものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電動機制御装置において、前記突起補償調整部は、補償トルク指令の補償タイミングを変化させて速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電動機制御装置において、前記円弧指令作成部は、1軸分の指令反転前後部分の正方向と負方向の双方向の位置指令を、出力するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の電動機制御装置において、前記円弧指令作成部は、1軸分の指令反転前後部分の位置指令を一定加速で近似して出力するものである。
また、請求項5に記載の発明は、位置指令と電動機位置の位置偏差に基づいて速度指令を生成する位置制御部と、速度指令と電動機速度の速度偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御部と、トルク指令を電流指令に変換し、電流指令と電動機電流の電流偏差に基づいて電圧指令を生成する電流制御部と、電圧指令に基づいて電動機に電圧を供給するパワー変換部と、電動機位置の時間差分により電動機速度を生成する速度生成部と、を備えた電動機制御装置の象限突起補償調整方法において、1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップと、位置指令の方向反転後、移動量や時間に応じて補償トルク指令を生成するステップと、補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するステップと、を備えるものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法において、前記補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するステップは、補償トルク指令の補償タイミングを変化させて速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法において、前記1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップは、1軸分の指令反転前後部分の正方向と負方向の双方向の位置指令を生成するものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法において、前記1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップは、1軸分の指令反転前後部分の位置指令を一定加速で近似して生成するものである。
請求項1から3及び5から7記載の発明によると、1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を出力し、補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するので、1軸毎に調整できて、多軸の軌跡情報を解析する必要がなく、多軸用のサーボコントローラが不要で簡単に象限突起補償量を調整できる。
また、請求項3、4、7、8に記載の発明によると、位置指令は正逆の移動指令なので、簡単に指令でき1軸毎に短時間で調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の電動機制御装置の構成を示すブロック図である。図において、1は電動機制御装置、2は電動機、3は位置検出器、11は位置制御部、12は速度制御部、13は電流制御部、14はパワー変換部、15は円弧指令作成部、16は突起補償部、17は突起補償調整部、18は速度生成部、19はエンコーダ信号入出力部である。
位置制御部11は位置指令と電動機位置の位置偏差に位置制御比例ゲインKpを乗じて速度指令を生成し、速度制御部12は速度指令と電動機速度の速度偏差に速度制御比例ゲインを乗じて第1トルク指令を生成し、速度偏差の積分に速度制御積分時定数を乗じて第2トルク指令を生成し、第1トルク指令と第2トルク指令を加算してトルク指令を生成する。電流制御部13はトルク指令を電流指令に変換し、電流指令と電動機電流の電流偏差に基づいて電圧指令を生成する。パワー変換部14は電圧指令をPWM信号に変換して電力変換器を駆動して電動機に電流指令どおりの電流を流す。位置検出器3は電動機2に結合され、電動機の位置を検出する。速度生成部18は、電動機位置の時間差分をとって電動機速度を生成する。円弧指令生成部15は突起補償調整時、1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成する。突起補償部16は位置指令の方向反転後、位置指令の移動量や時間に応じて補償トルク指令を生成する。突起補償調整部17は補償トルク指令を増減或いは補償トルク指令のタイミングを変化させて、速度制御積分制御部の出力が小さくなるように調整する。
本発明の特徴的な部分は、円弧指令生成部15と突起補償調整部17を設けた点である。
次に突起補償例について説明する。図2は突起補償のタイミングと突起補償量の関係を示す図である。位置指令の方向反転時から第1段突起補償ゲインで決まる時定数で、第1段突起補償リミットオフセットの補償トルクが生成される。
次に第1段突起補償リミットオフセットから第2段突起補償ゲインで決まる時定数で、第2段突起補償リミットの補償トルクが生成される。このようにして位置指令の方向反転後、位置指令の移動量や時間に応じて補償トルク指令を生成する。突起補償の方法については、位置指令の方向反転後、位置指令の移動量や時間に応じて補償トルク指令を生成する方法であれば、これに限ったことでない。
次に位置制御部、速度制御部の動作の詳細について説明する。図3は本発明の電動機制御装置の制御ブロック図である。31は位置制御部、32は速度制御積分制御部、33は速度制御比例制御部、34はモータ、35は積分である。位置制御部31、速度制御部32の動作は図1の説明で前述したとおりである。速度制御比例制御部33は、速度指令と電動機速度の速度偏差に速度制御比例ゲインを乗じて第1トルク指令を生成する。速度制御積分制御部32は、速度偏差を積分時定数で積分して第2トルク指令を生成する。そして第1トルク指令と第2トルク指令を加算してトルク指令を生成し、そのトルク指令に補償トルクを加算する。このトルク指令でモータ34を制御する。
次に象限切替りである移動方向反転時の動作を図4を用いて説明する。図4は象限切替りである移動方向反転時の動作タイミング図である。なお、図4は負荷トルクの補償がない場合である。速度指令が負から正方向にある加速度で指令されると、負荷トルクの極性は電動機の移動方向によるので、電動機速度はトルク指令が反転するまで、つまり速度積分量が反転するまで図のように0付近となり、速度積分量が負荷トルクと一致すると電動機速度は速度指令に追従するようになる。このように移動方向反転時、速度積分量が遅れるので速度が0付近で速度指令に追従しないと、象限突起が発生する。ここで、位置指令の方向反転時つまり負荷トルクの反転時に、速度が速度指令に追従するように補償トルクを加算すると、速度制御積分制御部の出力の第2トルク指令はほとんど出力しなくてもすむようになる。そこで速度制御積分制御部の積分量の変化は小さくなる。このようにして位置指令の方向反転時に、補償トルクを増減或いは補償トルクのタイミングを変化させて、速度制御積分制御部の積分量の変化を小さくなるように調整すると、象限突起を抑えることができる。速度制御積分制御部の積分量の変化は0であれば良いが、主な要因として摩擦や加速度によるトルクがあるのと機械やモータの変動等もあり、完全に0にすることは困難なので所定値以下、例えば摩擦による負荷トルクの数分の1程度或いは最小値として調整する。
次に象限突起補償量の調整を行うための円弧指令について説明する。図5は円弧指令の例を示す図である。例としてx軸とy軸の2軸の円で開始点(0,0)から半径Rで反時計方向に移動するものとする。図6は図5に示す円のx軸についての円弧指令の生成を説明する図である。x軸の指令は図6(a)のような指令となる。調整に使用するのは位置指令の方向反転前後なので、例えば図6(b)のように反転前後0.1秒程度円弧指令で移動させれば良い。ここで、図6(b)は図6(a)の丸で囲んだ部分(反転前後0.1秒程度)を拡大したものである。
例えば20mmのボールねじを送り速度 F10000(10m/分)の円弧指令で移動させると、指令の反転前後0.1秒の速度は約131min-1となる。 或いは図6(c)のように反転前後0.1秒程度の速度を一定加速度で移動させても良い(模擬円弧移動の指令)。この場合、直線で円弧を模擬的に指令するので円弧指令に比べ簡単に指令を行うことができる。また前述した円弧移動の指令は反転前後が負方向のみであるが、図6(d)のように正方向と負方向の双方向を移動して正方向の調整、負方向の調整を行っても同様である。このようにして象限突起補償量の調整を行うための円弧指令或いは模擬円弧指令を生成する。この円弧指令の生成は図1の円弧指令生成部15で実行される。
図7は円弧指令生成部15の処理の手順を示すフローチャートである。まずステップS1では外部よりあらかじめ設定されたボールねじピッチと円弧指令速度から1軸の円弧の最大速度を算出する。同時に円弧半径と円弧指令速度から円1周の時間を算出する。なお、ステップS1の代りに円弧最大速度と円1周の時間を外部から設定するように構成しても良い。ステップS2では円弧指令要求があると0min−1から開始速度までをある時間で加速指令を生成する。ここで開始速度は次式(1)となる。
円弧指令開始速度=円弧最大速度×sinθ1 (1)
ここでθ1は反転前後0.1秒程度円弧指令で移動させるとすると、θ1=0.1/円1周の時間×360[deg]となる。ステップS3では開始速度から次式(2)にて円弧指令を生成する。
速度或いは差分位置指令=円弧最大速度×sin(θ1−θs×n) (2)
ここでn:0〜0.2/ts、ts:サンプリング時間[s]、
θs:サンプリング時間毎の角度でts/円1周の時間×360[deg]
なお、n=0では速度或いは差分位置指令は円弧指令開始速度となり、終了時の
n=0.2/tsでは速度或いは差分位置指令=円弧最大速度×sin(−θ1) となり、
速度は円弧指令開始速度と同じで方向が反転した速度となる。
ステップS4では次式(3)により逆指令の円弧指令を生成する。
速度或いは差分位置指令=円弧最大速度×sin(θs×m−θ1) (3)
ここでm:0〜0.2/ts
ステップS5では円弧指令を繰り返すかどうかを判別し、繰り返す場合はステップS3に戻る。ステップS5の判別で終了する場合はステップS6に進み0min−1まで減速指令を生成する。
次に本発明の象限突起補償調整方法を説明する。図8は、本発明の象限突起補償調整方法の手順を示すフローチャートである。図において、ステップS11、S15、S21は図1の円弧指令作成部15で実行され、他のステップは図1の突起補償調整部17で実行される。ステップS11では低速の円弧指令で移動させる。指令速度は例えばF1000(1000mm/分)程度で、位置指令の方向反転前後を移動させる。ここでは負荷トルク、方向反転時のトルクを得るための移動であり、高速にすると加速トルクまで含まれてしまうため加速の小さい低速とする。
次にステップS12では位置指令の方向反転時のトルク指令の差を検出する。これは方向反転時に必要なトルク、つまり最大トルクを得るためである。図9に移動方向反転時のトルク指令の差および負荷トルクを説明する図を示す。図9に示すような方向反転時のトルク指令の差を検出する。
ステップS13では図9に示すように位置指令の方向反転前の負荷トルクを検出する。
ステップS14では適当な突起補償の仮のゲイン、仮のリミット値を設定する。仮のゲインは位置制御ゲインや速度制御ゲインに応じて、適当なゲインを設定する。仮のリミット値はステップS13で負荷トルクを検出しているので、負荷トルクからの推定値を設定する。例えばその負荷トルク値或いはその1.5倍等の値を設定する。リミット値は第1段リミットオフセットと第2段リミットの数値を、ある比率、例えば1対2等で設定する。そしてステップS12で検出した方向反転時に必要なトルクをリミットクランプ値に設定する。
ステップS15では高速の円弧指令で移動させる。ここではリミット値の調整を行うため、遅れと補償量が問題となるため高速で移動させる。指令速度は例えばF10000(10m/分)程度で、位置指令の方向反転前後を移動させる。
ステップS16では指令の反転からの速度制御積分量の変化分を検出する。速度制御積分量は速度制御積分制御部の出力である第2トルク指令の変化分を検出する。
ステップS17では指令の反転からの速度制御積分量の変化分が最小であるか判断する。 具体的には、リミット値を変化させていき、速度制御積分量の変化分が最小値になっているかどうか判断する。図10は突起補償でのリミット値と移動方向反転時速度制御の積分量の変化の関係を示す図である。例えばリミット値を増加させていくと、図10のようにある数値までは速度制御積分量の変化分が小さくなり、ある数値を超えると速度制御積分量の変化分が大きくなるので、前後のリミット値よりその最小値になっているかを判断する。最小値の場合はステップS20へ進み、そうでない場合はステップS18へ進む。
ステップS18ではリミット値を増加させて変更する。リミット値は第1段リミットオフセットと第2段リミットの数値を、ある比率、例えば1対2等で増加させて変更する。
ステップS19ではリミット値を増加させて最大値になったかを判断する。リミット値が最大になった場合は、次のステップS20へ進み、そうでない場合はステップS15へ戻る。リミット値の最大値はリミットクランプ値より小さな値を、予め決めておく。
ステップS20ではステップS15からステップS18までの一連のリミット値で、速度制御積分量の変化分が最小値のリミット値を選択して設定する。
ステップS21では低速の円弧指令で移動させる。これはゲインの調整でタイミングを確認するためである。指令速度は例えばF1000(1000mm/分)程度で、位置指令の方向反転前後を移動させる。
ステップS22では指令の反転からの速度制御積分量の変化分を検出する。速度制御積分量は速度制御積分制御部の出力である第2トルク指令の変化分を検出する。
ステップS23では指令の反転からの速度制御積分量の変化分が最小値であるか判断する。ゲイン値を変化させていき、速度制御積分量の変化分が最小値になっているかどうか判断する。例えばゲイン値を減少させていくと、ある数値までは速度制御積分量の変化分が小さくなり、ある数値を超えると速度制御積分量の変化分が大きくなるので、前後のリミット値よりその最小値になっているかを判断する。
ステップS24ではゲイン値を減少させて変更する。ゲイン値は第2段ゲインの数値を、ある比率で減少させて変更する。
ステップS25ではゲイン値を減少させて最小値になったかを判断する。ゲイン値が最小になった場合は、次のステップS26へ進み、そうでない場合はステップS21へ戻り最小値を探すまで繰り返す。ゲイン値の最小値は0以外で、予め決めておく。
ステップS26ではステップS21からステップS24までの一連のゲイン値で、速度制御積分量の変化分が最小値のゲイン値を選択して設定する。
このようにして円弧指令で移動させて、速度制御積分量の変化分が小さくなるように象限突起補償量の調整を行う。
また指令の反転からの速度制御積分量の変化分が最小値になるように調整したが、所定値以下になるように調整してもかまわない。
本発明の電動機制御装置の構成を示すブロック図 突起補償のタイミングと突起補償量の関係を示す図 本発明の電動機制御装置の制御ブロック図 象限切替りである移動方向反転時の動作タイミング図 円弧指令の例を示す図 x軸についての円弧指令の生成を説明する図 円弧指令生成部の処理の手順を示すフローチャート 本発明の象限突起補償調整方法の手順を示すフローチャート 移動方向反転時のトルク指令の差および負荷トルクを説明する図 突起補償でのリミット値と移動方向反転時速度制御の積分量の変化の関係を示す図 従来技術の電動機制御装置を説明するためのブロック図
符号の説明
1 電動機制御装置
2 電動機
3 位置検出器
11 位置制御部
12 速度制御部
13 電流制御部
14 パワー変換部
15 円弧指令生成部
16 突起補償部
17 突起補償調整部
18 速度生成部
19 エンコーダ信号入出力部
31 位置制御部
32 速度制御積分制御部
33 速度制御比例制御部
34 モータ
35 積分

Claims (8)

  1. 位置指令と電動機位置の位置偏差に基づいて速度指令を生成する位置制御部と、
    速度指令と電動機速度の速度偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御部と、
    トルク指令を電流指令に変換し、電流指令と電動機電流の電流偏差に基づいて電圧指令を生成する電流制御部と、
    電圧指令に基づいて電動機に電圧を供給するパワー変換部と、
    電動機位置の時間差分により電動機速度を生成する速度生成部と、を備えた電動機制御装置において、
    1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を出力する円弧指令作成部と、
    位置指令の方向反転後、移動量や時間に応じてトルク指令を補償する突起補償部と、
    補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整する突起補償調整部と、を備えることを特徴とする電動機制御装置。
  2. 前記突起補償調整部は、補償トルク指令の補償タイミングを変化させて速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整することを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 前記円弧指令作成部は、1軸分の指令反転前後部分の正方向と負方向の双方向の位置指令を、出力することを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  4. 前記円弧指令作成部は、1軸分の指令反転前後部分の位置指令を一定加速で近似して出力することを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  5. 位置指令と電動機位置の位置偏差に基づいて速度指令を生成する位置制御部と、
    速度指令と電動機速度の速度偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御部と、
    トルク指令を電流指令に変換し、電流指令と電動機電流の電流偏差に基づいて電圧指令を生成する電流制御部と、
    電圧指令に基づいて電動機に電圧を供給するパワー変換部と、
    電動機位置の時間差分により電動機速度を生成する速度生成部と、を備えた電動機制御装置の象限突起補償調整方法において、
    1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップと、
    位置指令の方向反転後、移動量や時間に応じて補償トルク指令を生成するステップと、
    補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するステップと、
    を備えることを特徴とする電動機制御装置の象限突起補償調整方法。
  6. 前記補償トルク指令を増減して速度制御積分制御部の出力を最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整するステップは、補償トルク指令の補償タイミングを変化させて速度制御積分制御部の出力を、最小値或いは所定値以下に小さくなるように調整することを特徴とする請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法。
  7. 前記1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップは、1軸分の指令反転前後部分の正方向と負方向の双方向の位置指令を生成することを特徴とする請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法。
  8. 前記1軸分の円弧指令の指令反転前後部分の位置指令を生成するステップは、1軸分の指令反転前後部分の位置指令を一定加速で近似して生成することを特徴とする請求項5記載の電動機制御装置の象限突起補償調整方法。
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