JP2010123545A - Electromagnetic relay - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、すくなくとも2組の両切り用の接点対を備えた電磁リレーの改良に関する。 The present invention relates to an improvement in an electromagnetic relay having at least two pairs of contact pairs for both ends.
従来のこの種の電磁リレーでは、接点が、溶着や接触不良が発生せず開閉を繰り返して開閉回数を重ねると、接点の接触によって消耗粉が飛散することがあり、消耗粉が絶縁物の表面に堆積して湿気を帯びることで、絶縁物の表面に導電性の経路が生成され、絶縁ボディに固定された2組の固定接点間が絶縁破壊される、いわゆるトラッキング現象が起こることがある。このようなトラッキング現象は固定接点間の短絡などの不良を起こし、発煙、発火の要因となる。 In this type of conventional electromagnetic relay, if the contacts are repeatedly opened and closed without causing welding or contact failure, the consumable powder may be scattered due to contact of the contacts, and the consumable powder may be scattered on the surface of the insulator. As a result of depositing and dampening on the surface, a conductive path may be generated on the surface of the insulator, and a so-called tracking phenomenon may occur in which two sets of fixed contacts fixed to the insulating body break down. Such a tracking phenomenon causes defects such as a short circuit between fixed contacts, and causes smoke and fire.
このようなトラッキング不良の対策として、従来では、接点間のボディ上に隔壁や溝を形成して沿面距離を確保することで、スペックで保障している耐用開閉回数を確保する方法をとっていた。 As a countermeasure against such tracking failure, conventionally, a method has been adopted in which the number of opening and closing times guaranteed by the specifications is secured by forming partition walls and grooves on the body between the contacts to ensure the creepage distance. .
図8は、ボディに溝を形成させた従来の電磁リレーの斜視図である。なお、この図はカバーを外した状態を示している。 FIG. 8 is a perspective view of a conventional electromagnetic relay in which a groove is formed in the body. In addition, this figure has shown the state which removed the cover.
この電磁リレー100は、コイルボビン111にコイル112を巻装し、コイルボビン111の貫通孔(不図示)に鉄心113を嵌装した電磁石部110を有し、この電磁石部110により駆動されて開閉する、固定接点122、可動接点121よりなる接点対120を2組、絶縁ボディ130上に互いに離間させて併設したものである。
This
これらの可動接点121、121は、電磁石部110を励磁すると、鉄心113の吸引力で接極子114が動作して、それぞれの可動接点121、121が対向するそれぞれの固定接点122、122に接触して、固定接点122、122間は閉成する。一方、非通電のときは可動接点121、121と固定接点122、122とが開離した状態にあり、2つの固定接点122、122は絶縁ボディ130上に離間して取り付けられているから、互いに絶縁された状態となっている。
When the
図8のものでは、トラッキング不良の対策として、2組の固定接点122、122を固定した絶縁ボディ130の中間位置に縦溝131を形成している。そのため、スペック上、沿面距離は確保できている。また、縦溝131があるため、その縦溝131やその周辺に消耗粉が堆積しても、導電性の経路は生成されにくい。また、特許文献1に記載の電磁リレーは、耐アーク性(耐熱性)のよい別部材により形成された端子台の固定接点間に隔壁を設けたもので、この隔壁によって接点間の短絡および絶縁劣化を防止するようにしている。
このように、従来の電磁リレーでは、隔壁や溝によってトラッキング不良を防止していたが、近時、電磁リレーを搭載した電子、電気機器が長寿命化しているため、電磁リレーが耐用開閉回数以上に使用されることが多くなってきており、そのため、上記のような隔壁や溝を形成するだけでは十分な対策とはなり得ず、発煙、発火などのトラブルを引き起こすおそれがあった。なお、特許文献1に記載の電磁リレーでは、耐アーク性のよい別部材で隔壁が形成されているが、その隔壁が接点の消耗粉の堆積に耐え得るものでなければ、絶縁劣化を有効に防止するものとはなり得ない。また、この文献に記載の電磁リレーは多極リレーであり、両切り用の接点対を使用したリレーについての絶縁劣化対策はほとんどなされていなかったのが実情である。
In this way, in conventional electromagnetic relays, tracking defects were prevented by partition walls and grooves, but recently, the life of electronic and electrical equipment equipped with electromagnetic relays has been extended, so electromagnetic relays have more than Therefore, the formation of the partition walls and grooves as described above cannot be a sufficient measure, and there is a risk of causing troubles such as smoke and fire. In the electromagnetic relay described in
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、両切り用の接点対を有した電磁リレーにおいて、絶縁ボディに導電性の経路が形成されることを防止できる電磁リレーを提供することを目的とする。 The present invention has been proposed in view of such circumstances, and provides an electromagnetic relay that can prevent the formation of a conductive path in an insulating body in an electromagnetic relay having a pair of contact points for both ends. For the purpose.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電磁リレーは、電磁石部により駆動されて開閉する、固定接点、可動接点よりなる両切り用の接点対をすくなくとも2組、互いに離間させて併設した電磁リレーにおいて、2組の固定接点は絶縁ボディに固定され、それら2組の固定接点間には、絶縁ボディよりもトラッキング電圧の高い絶縁材料を含ませて構成された遮蔽壁が介在されていることを特徴とする。
In order to achieve the above-described object, the electromagnetic relay according to
請求項2に記載の電磁リレーは、可動接点は上記電磁石部によって動作する可動接点板に固着されるとともに、遮蔽壁は、接点対が磨耗したときには、可動接点板に当接して、固定接点と可動接点の接触を阻止するように、可動接点板側に突出させた構造にしている。 In the electromagnetic relay according to claim 2, the movable contact is fixed to the movable contact plate operated by the electromagnet portion, and the shielding wall is in contact with the movable contact plate when the contact pair is worn, The structure is made to project toward the movable contact plate so as to prevent the contact of the movable contact.
請求項3に記載の電磁リレーでは、絶縁ボディには凹溝部が形成されており、遮蔽壁は、絶縁材料を含んだ別部材を凹溝部に嵌合、固定して形成されている。 In the electromagnetic relay according to the third aspect, the insulating body has a recessed groove portion, and the shielding wall is formed by fitting and fixing another member containing an insulating material to the recessed groove portion.
請求項4に記載の電磁リレーでは、遮蔽壁にはさらに凹溝が形成されている。 In the electromagnetic relay according to claim 4, a concave groove is further formed in the shielding wall.
請求項5に記載の電磁リレーでは、遮蔽壁にはさらに凸条部が形成されている。 In the electromagnetic relay according to claim 5, a protrusion is further formed on the shielding wall.
請求項1に記載の電磁リレーによれば、絶縁ボディ上に、2組の固定接点間に遮蔽壁が形成されているので沿面距離が確保できるうえ、その遮蔽壁が絶縁ボディよりもトラッキング電圧の高い絶縁材料により形成されているので、その遮蔽壁の表面では絶縁破壊が起こりにくく、トラッキング不良による機器の発煙、発火を防止することができる。
According to the electromagnetic relay of
請求項2に記載の電磁リレーによれば、遮蔽壁が可動接点側に突出して、固定接点、可動接点の磨耗時には、固定接点と可動接点の接触を阻止する構造になっているので、リレーの開閉回数が増えて接点の磨耗が多くなった場合には、固定接点と可動接点の接触が阻止されて、接点は接触不良となるから、機器の焼損を未然に防止することができる。 According to the electromagnetic relay of the second aspect, the shielding wall protrudes toward the movable contact side, and when the fixed contact and the movable contact are worn, the contact between the fixed contact and the movable contact is prevented. When the number of times of opening and closing increases and contact wear increases, the contact between the fixed contact and the movable contact is blocked, and the contact becomes a contact failure, so that burnout of the device can be prevented.
請求項3に記載の電磁リレーによれば、遮蔽壁が絶縁ボディに形成された凹溝部に別部材を嵌合、固定して形成されているため、製造が容易に行える。また、別部材を嵌合する構成であるため、沿面距離を長くとるために凹溝部を設けた従来品である絶縁ボディを有効利用することができる。 According to the electromagnetic relay of the third aspect, since the shielding wall is formed by fitting and fixing another member to the concave groove portion formed in the insulating body, it can be manufactured easily. Moreover, since it is the structure which fits another member, in order to make creepage distance long, the insulation body which is a conventional product which provided the recessed groove part can be used effectively.
請求項5に記載の電磁リレーによれば、遮蔽壁にはさらに凹溝が形成されているため、沿面距離を長くして絶縁ボディ表面の絶縁破壊の発生可能性をさらに低減させることができる。 According to the electromagnetic relay of the fifth aspect, since the concave wall is further formed in the shielding wall, the creepage distance can be increased to further reduce the possibility of dielectric breakdown on the surface of the insulating body.
請求項4に記載の電磁リレーによれば、遮蔽壁にはさらに突条部が形成されているため、沿面距離を長くして絶縁ボディ表面の絶縁破壊の発生可能性をさらに低減させることができる。 According to the electromagnetic relay of the fourth aspect, since the protruding portion is further formed on the shielding wall, the creepage distance can be increased to further reduce the possibility of dielectric breakdown on the surface of the insulating body. .
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の第1の実施形態を示す電磁リレーの斜視図である。図2は同電磁リレーの要部の説明図であり、図2(a)は要部概略斜視図、図2(b)は要部概略縦断面図、図2(c)は要部の位置関係を示す概略側面図である。図3は、同電磁リレーの分解斜視図である。なお、図1および図2は電磁石等を覆うカバーを外した状態を示している。 FIG. 1 is a perspective view of an electromagnetic relay showing a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an explanatory view of the main part of the electromagnetic relay, FIG. 2 (a) is a schematic perspective view of the main part, FIG. 2 (b) is a schematic vertical sectional view of the main part, and FIG. 2 (c) is the position of the main part. It is a schematic side view which shows a relationship. FIG. 3 is an exploded perspective view of the electromagnetic relay. 1 and 2 show a state in which a cover covering the electromagnet and the like is removed.
この電磁リレー1は、樹脂で製された絶縁ボディ30上に、コイル12への通電と通電停止とによって接点の接離動作をさせる電磁石部10、および可動接点21、固定接点22よりなる接点対20a(図2および図3を参照)を設け、それらの上に、下面が開口したカバー2を被せてなるものである。
The
絶縁ボディ30は、略中央部に、平面視で略コ字状の絶縁壁31を備えており、この絶縁壁31の図1における背面側には電磁石部10を収納する電磁石収納部34が形成されている一方、前面側には接点部20を配設する接点収納部33が形成されている。この絶縁壁31は、電磁石部30と接点部20とを遮断する作用を有している。
The
電磁石部10は、継鉄14、コイルブロック11、鉄心15、接極子16およびヒンジばね17とより構成されている。
The
継鉄14は略L字状に折り曲げ形成され、継鉄14の底板14a上にはコイル12をコイルボビン13に巻装してなるコイルブロック11が載置される。また、コイル12は絶縁ボディ30に植設されるコイル端子18に接続される。鉄心15は胴部15bと、その頭部に配置された鍔状の吸着片15aとを備えた形状とされ、胴部15bをコイルボビン13の貫通孔13aに通して、継鉄14の底板14aの取付孔14bに固定される。
The
接極子16は、磁極片16aと絶縁部16bと固定片16cとを備え、側面視では、上部で磁極片16aが略水平方向に折曲されたL字形状に形成され、逆L字状に配されて、継鉄14の上端両側から突設された挟持片14cが磁極片16aの両側に形成された切欠き凹所16dに係合して揺動自在に支承される。この接極子16の磁極片16aは鉄心15の吸着片15aに対向する位置に配される。
The
ヒンジばね17は、接極子16と継鉄14との間に介装され、上部に、接極子16の絶縁部16bの上部を押圧するばね片17aが形成されている。このばね片17aの押圧力でもって、コイル12への非通電時には接極子16の磁極片16aを鉄心15の吸着片15aから引き離した状態を保持する。また、コイル12への通電時には、鉄心15の吸着片15aの磁力がばね片17aの押圧力に勝って、接極子16の磁極片16aが鉄心15の吸着片15aに接触する。
The
このような電磁石部10の動作に応じて接点切換がなされる接点部20は、2組の可動接点21、21を両端に固着した可動接点板23と、この可動接点板23を接極子16の絶縁部16bの中央下端から垂設された固定片16cに連結する可動ばね24と、絶縁ボディ30の接点収納部33に取り付けられ、固定接点22、22が1つずつ固着された2個の固定接点板25、25とより構成されている。
The
より詳しくは、接点収納部33では2組の固定接点22、22が絶縁ボディ30の接点収納部33の前方側の内壁33aに離間して配設される一方、2組の可動接点21、21のそれぞれは、絶縁壁31の壁面前方で、2組の固定接点22、22のそれぞれに対向する位置に配設されている。
More specifically, in the
固定接点22、22を固着した固定接点板25、25は、絶縁ボディ30の前方壁32の接点収納部33側に形成された接点収納凹所33aに収納、固着されるとともに、その下端は接点収納凹所33aの底部に開設された取付孔(不図示)に貫通され、絶縁ボディ30の外側に形成された結線部36に結線可能に突出している。
The fixed
これら固定接点22、22と可動接点21、21とよりなる2組の接点対20a、20aは、これらの接点対20a、20aが同時に動作して1つの回路を開閉する、いわゆる両切り用の接点対として構成されている。
Two sets of
そのため、2組の固定接点22、22は、電磁石部10が非励磁状態のときに、2組の固定接点22、22が互いに絶縁状態を保持できるように、上記のように所定の沿面距離を離間させて絶縁ボディ30上に配置されている。
Therefore, the two sets of fixed
さらに本実施形態では、2つの接点収納凹所33aの略中間位置に、絶縁ボディ30の前方壁32の内壁面より可動接点板23側に突出した遮蔽壁40が形成されている。なお、遮蔽壁40は、前方壁32の上端面からも突出している。
Furthermore, in this embodiment, the shielding
この遮蔽壁40は、絶縁ボディ30とは別部材である絶縁部材41を、絶縁ボディ30の前方壁32の内壁面から内底面にかけて連続的に形成した凹溝部35に嵌合、固定して形成されている。この絶縁部材41としては、絶縁ボディ30を形成する樹脂よりもトラッキング電圧が高い材料が使用され、例えば有機物としてはメラミンフェノールや不飽和ポリエステル樹脂など、無機物としてはセラミックスやガラスなどを含んだ材料が使用される。
The shielding
これらの材料は、放電の繰り返しによっても表面へ導電性の経路(トラック)が生成されにくいもので、具体的には、比較トラッキング指数(CTI)による分類で、CTI試験により絶縁破壊が発生する電圧であるトラッキング電圧が175ボルト以上のものが望ましい。 These materials are such that conductive paths (tracks) are not easily generated on the surface even by repeated discharges. Specifically, this is a voltage based on a comparative tracking index (CTI) that causes breakdown due to a CTI test. It is desirable that the tracking voltage is 175 volts or more.
なお、絶縁ボディ30に使用される樹脂材料は、固定接点22、22を固定、支持するための機械的強度が高いものが望ましく、トラッキング電圧が175ボルトよりも低いものが使用される。
The resin material used for the insulating
このように、2組の固定接点22、22を遮る方向に沿って、絶縁ボディ30の材料よりもトラッキング電圧の高い材料よりなる遮蔽壁40が形成されているため、固定接点22、22間の沿面距離が確保されるだけではなく、接点の開閉繰り返しにより消耗粉が飛散し、その消耗粉が絶縁ボディ30上の固定接点22、22間に堆積した場合でも、絶縁壁40の表面は容易に絶縁破壊されることがなく、発煙、発火を未然に防止することができる。
As described above, the shielding
また、図2に示すように、接点収納部33(可動接点板23の中央部)に向いて突出した遮蔽壁40の突端面40aの一部が、可動接点21、21を両端に取り付けた可動接点板23の略中央位置に対向しており、電磁石部10の非励磁時でのそれらの離間距離L1は、可動接点21、固定接点22間距離L2よりもわずかに大きくなるよう設定されている。そのため、電磁リレー1の開閉回数が増えて可動接点21、21、固定接点22、22の接触面の磨耗量が多くなった場合には、可動接点21、固定接点22間距離L2が、可動接点板23と遮蔽壁40の突端面40aとの間の距離L2よりも長くなるため、電磁石部10の励磁(接点の接触動作)によって、接点対20aの接触よりも先に可動接点板23と遮蔽壁40の突端面40aとを接触させるようにすることができる。つまり、上記距離L1、L2を調節することで、絶縁破壊される前に接点対20aの接触不良を発生させることができ、焼損に至るような不良を防止できる。
Further, as shown in FIG. 2, a part of the projecting
このようなトラッキング電圧の高い材料を含んだ遮蔽壁40は、別部材である絶縁部材41を絶縁ボディ30に嵌合して構成されなくてもよく、絶縁ボディ30と同時に一体成形されたものでもよい。その場合、絶縁ボディ30の前方壁32の上端面および内壁面より突出した部分のみを、絶縁ボディ30とは別の材料で構成するようにしてもよい。2種の樹脂を金型で一体成形する場合、一定した境界が得られないおそれがあるが、すくなくとも遮蔽壁40全体をトラッキング電圧の高い材料で形成することが望ましい。
Such a shielding
また、本実施形態では、接点収納部33に面する内壁面および内底面に絶縁部材41を嵌合するための凹溝部35を設けているが、消耗粉の堆積部として凹溝部を有した従来の絶縁ボディを使用してもよい。つまり、従来使用されていた絶縁ボディに合致するように絶縁部材を準備すれば、従来品を有効に利用でき、簡易かつ低コストでトラッキング不良に強い電磁リレーを形成することができる。
Moreover, in this embodiment, although the ditch | groove
なお、絶縁部材41の凹溝部35への固定は、嵌合のみによらず、熱着、接着などで強固に固着することが望ましい。
It is desirable that the insulating
ついで、本実施形態に示した電磁リレー1の接点動作について、図4を用いて説明する。図4(a)は電磁石部10の非励磁時の状態を示す電磁リレー1の縦断面図、図4(b)は電磁石部10の励磁時の状態を示す同電磁リレー1の縦断面図である。
Next, the contact operation of the
上述したように、この電磁リレー1は、電磁石部10が非励磁の状態にあっては、ヒンジばね17のばね片17aが接極子16の絶縁部16bの上面を押圧することにより、接極子16を図2における時計方向に回動させ、接極子16の磁極片16aを鉄心15の吸着片15aから開離させている。この状態では、図4(a)に示すように、可動接点21、21と固定接点22、22とは2組とも開離している。
As described above, in the
そして、コイル12へ通電して電磁石部10を励磁させると、継鉄14、鉄心15および接極子16を通して、接極子16の磁極片16aを鉄心15の吸着片15aに吸引する磁力が発生し、接極子16の磁極片16aはヒンジばね17のばね力(押圧力)に抗して鉄心15の吸着片15aに吸引される。このとき、接極子16が図2における反時計方向に回動し、これにともなって可動接点板23も反時計方向に移動し、2組の可動接点21、21はそれぞれ、対向するそれぞれの固定接点22、22に接触する。
Then, when the
このように接点を両切りに構成した場合、後で閉成しまたは先に開成する接点対で電流を開閉することになり、その接点対で消耗粉が発生しやすいが、本電磁リレーでは、可動接点板23が接極子16によって同時に移動するから、2組の接点対20a、20aのうちどちらが先に接離するかは特定できない。したがって、本実施形態で示したように、遮蔽壁40は固定接点22、22間の略中央位置に形成することが望ましい。
When the contacts are configured in this way, the current is opened and closed by a contact pair that is closed later or opened earlier, and consumable powder is likely to be generated by the contact pair. Since the
図6は、本発明の第2の実施形態を示す電磁リレーの斜視図である。図7(a)は同電磁リレーの要部拡大平面図、図7(b)は他例の要部拡大平面図である。 FIG. 6 is a perspective view of an electromagnetic relay showing a second embodiment of the present invention. FIG. 7A is an enlarged plan view of a main part of the electromagnetic relay, and FIG. 7B is an enlarged plan view of a main part of another example.
同電磁リレー1では、遮蔽壁40Aが絶縁ボディ30よりもトラッキング電圧の高い絶縁部材42で形成され、絶縁ボディ30の内壁面に接着されており、図6および図7(a)に示すように、その絶縁部材42の接点収納部33側の表面に上下方向に走る凹溝42aが形成されているとともに、両固定接点側に突出した凸条部42b、42bも形成されている。なお、この遮蔽壁40Aの凸条部42b、42bを設けた両端部は、固定接点を収容する接点収納凹所33aの側壁を構成している。
In the
このように、遮蔽壁40の表面に2組の固定接点22、22を遮る方向に沿って凹溝42aが形成されているので、その凹溝42aが接点対20a、20aの開閉によって発生する消耗粉の堆積部となり得、また凸条部42b、42bが形成されているので消耗粉が他方の固定接点の方向に向かって飛散することを防止できる。そして、絶縁破壊しにくい材料による絶縁部材41の効果にあいまって、導電性の経路を形成しにくくできる。もちろん、これらの凹溝42a、凸条部42b、42bによって沿面距離をさらに長くすることができる。
Thus, since the
また、図7(b)に示すように、可動接点側の表面に凸条部42cを形成させた遮蔽壁40Bを設けてもよい。これによっても、接点間の沿面距離を十分に確保できるうえ、消耗粉の堆積部表面積も増えるので、導電性の経路を形成しにくくできる。
Further, as shown in FIG. 7B, a shielding
本実施形態に示した遮蔽壁40も、第1の実施形態のものと同様、絶縁ボディと一体に成形してもよく、また絶縁部材41で構成する場合には、熱着、接着などで強固に固定することが望ましい。
Similarly to the first embodiment, the shielding
本実施形態に示した電磁リレー1の他の構成部および接点動作については、第1の実施形態と同様であるため、他の構成部に同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
Since the other components and contact operations of the
以上の第1、第2の実施形態では、電磁石部10が非励磁状態のとき接点が開離しているa接点タイプのものを例示したが、本発明は、電磁石部が非励磁状態のとき接点が接触しているb接点タイプのものや、コイルへの電流切換により接点切換を行うc接点タイプにも適用が可能である。
In the first and second embodiments described above, an a-contact type in which the contact is open when the
1 電磁リレー
10 電磁石部
20 接点部
21 可動接点
22 固定接点
23 可動接点板
24 可動ばね
25 固定接点板
30 絶縁ボディ
32 前方壁
35 凹溝部
40、40A、40B 遮蔽壁
41、42 絶縁部材(別部材)
42a 凹溝
42b、42c 凸条部
DESCRIPTION OF
42a
Claims (5)
上記2組の固定接点は絶縁ボディに固定され、
それら2組の固定接点間には、上記絶縁ボディよりもトラッキング電圧の高い絶縁材料を含ませて構成された遮蔽壁が介在されていることを特徴とする電磁リレー。 In an electromagnetic relay that is opened and closed by being driven by an electromagnet part, at least two pairs of contact pairs for both cutting made up of a fixed contact and a movable contact, separated from each other,
The two sets of fixed contacts are fixed to the insulating body,
An electromagnetic relay characterized in that a shielding wall configured to include an insulating material having a tracking voltage higher than that of the insulating body is interposed between the two sets of fixed contacts.
上記可動接点は上記電磁石部によって動作する可動接点板に固着されるとともに、
上記遮蔽壁は、上記接点対が磨耗したときには、上記可動接点板に当接して、上記固定接点と上記可動接点の接触を阻止するように、上記可動接点板側に突出させた構造にしている電磁リレー。 In claim 1,
The movable contact is fixed to a movable contact plate operated by the electromagnet part,
The shielding wall has a structure that protrudes toward the movable contact plate so as to abut against the movable contact plate when the contact pair is worn and to prevent contact between the fixed contact and the movable contact. Electromagnetic relay.
上記絶縁ボディには凹溝部が形成されており、
上記遮蔽壁は、上記絶縁材料を含んだ別部材を上記凹溝部に嵌合、固定して形成されている電磁リレー。 In claim 1 or 2,
A concave groove is formed in the insulating body,
The shield wall is an electromagnetic relay formed by fitting and fixing another member containing the insulating material in the concave groove.
上記遮蔽壁にはさらに凹溝が形成されている電磁リレー。 In any one of Claims 1-3,
An electromagnetic relay in which a concave groove is further formed in the shielding wall.
上記遮蔽壁にはさらに凸条部が形成されている電磁リレー。 In any one of Claims 1-3,
An electromagnetic relay in which a protrusion is further formed on the shielding wall.
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