JP2010122924A - 電子メールに基づく健康管理方法及び健康管理システム - Google Patents

電子メールに基づく健康管理方法及び健康管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 職場などの環境下でメンタルな障害を早期に発見し、且つ予防できるような健康管理方法及び健康管理システムの提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の電子メールに基づく健康管理方法および健康管理システムにおいては、メールクライアントのユーザーの健康状態を判断する際に、メールクライアントにおける送信された電子メールと受信された電子メールの間の送受信関係がその判断に用いられ、送受信関係として、受信した電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた情報を利用し、或いは、送受信関係は、メールクライアントで受信した電子メールの数とメールクライアントから送信した電子メールの数の相関関係を利用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は電子メールを利用したユーザーの健康管理方法と健康管理システムに関し、特に送受信される電子メールを解析してユーザーの健康管理を行う健康管理方法と健康管理システムに関する。
種々の企業においては、その場所で働く従業員への健康意識を高め、健康増進活動を充実させながら企業へ帰属することへの意欲を維持することが行われている。ところが、規模が大きな企業等では、目的達成の困難性や職場における人間関係などに起因するストレスから、必ずしも健康を維持することは容易でなく、うつ病の如きメンタルな障害も発生することがある。うつ病の如きメンタルな障害は、その発生要因や原因の分析なども容易ではなく、有効な予防対策も不明である。
このような健康面の問題に対処する方法の1つとしては、通信ネットワークを用いた健康状態サポートシステム(例えば、特許文献1参照。)なども知られており、該システムでは、メンタルヘルス情報提供サーバに、健康状態情報よりも詳しい情報がホームページ情報として掲載されたホームページが備えられており、端末装置からのホームページアクセスに応答して中央処理装置はホームページ情報を端末装置に与え、ホームページには健康に関する質問が掲載され、端末装置から質問に回答すると、中央処理装置は、この回答に応じて端末使用者の健康状態を示す返信を生成するように構成されている。
特開2001−5885号公報
ところが、上述の如き、健康状態サポートシステムでは、端末装置から質問に回答する必要があり、その操作などにも支障があるようなメンタル状態の場合には、端末使用者にとって適切な対処が可能ではなく、特に、ストレスなどに起因するメンタルな障害の場合には、早期発見や予防などの対処が重要である。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、職場などの環境下でメンタルな障害を早期に発見し、且つ予防できるような健康管理方法及び健康管理システムの提供を目的とする。
上述の技術的な課題に鑑み、本発明の電子メールに基づく健康管理方法は、メールクライアントから送信された電子メールと、前記メールクライアントで受信された電子メールの送受信関係に応じて、前記メールクライアントのユーザーの健康状態を判断することを特徴とする。
本発明の電子メールに基づく健康管理方法においては、メールクライアントのユーザーの健康状態を判断することが行われるが、前記メールクライアントにおける送信された電子メールと受信された電子メールの間の送受信関係がその判断に用いられ、本発明の好適な実施形態によれば、送受信関係として、受信した電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた情報とすることができ、或いは、送受信関係は、メールクライアントで受信した電子メールの数とメールクライアントから送信した電子メールの数の相関関係とすることもできる。
また、本発明の他の電子メールに基づく健康管理方法は、所定期間内におけるメールクライアントから送信された電子メールの数若しくは所定期間内における前記メールクライアントで受信された電子メールの数に応じて、前記メールクライアントのユーザーの健康状態を判断することを特徴とする。
さらに、本発明の電子メールに基づく健康管理システムは、所定のメールサーバーとの間で電子メールの送受信が可能なメールクライアントと、前記メールクライアントからの送信メールの情報を取り込むメール送信モジュールと、前記メールクライアントへの受信メールの情報を取り込むメール受信モジュールと、前記送信メール及び前記受信メールの情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づき前記メールクライアントのユーザーの健康の判定を行う健康判定モジュールとを有することを特徴とする。
本発明の電子メールに基づく健康管理方法及び健康管理システムでは、通常の職場環境で日常的に行われている電子メールの送受信をモニターすることで、ユーザーの健康管理が可能であり、特別な質問サイトやその応答の集計というような特別で煩雑な作業とは無縁である。特に、電子メールの送受信をモニターすることから、うつ病のごとき精神的に不健康な状態も外見から判断する場合に比べると比較的に早期に見出すことができ、病が進行する前の予防なども実現できる。また、健康ではないと判断された場合には、システム側から自動的に警告を行うこともでき、ユーザーのプライバシーの保護の面からも好適である。
本発明の実施形態にかかる電子メールに基づく健康管理方法及び健康管理システムについて図面を参照しながら説明する。本実施形態では、一例として、複数の従業員が業務を行うような企業内などのネットワーク環境におけるパーソナルコンピュータとその操作者であるユーザーが、本実施形態の利用者となるが、例えば、スタンドアローンコンピュータを個人が使用する場合においてもその個人の健康管理に対して適用可能であり、必ずしも規模や人数によらず、本発明は適用可能である。
図1は、本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムの一例を示すブロック図である。電子メールに基づく健康管理システム10は、所定のメールサーバー12との間で電子メールの送受信が可能なメールクライアント11と、メールクライアント11からの送信メールの情報を取り込むメール送信モジュール13と、メールクライアント11への受信メールの情報を取り込むメール受信モジュール14と、送信メール及び受信メールの情報を記憶する記憶手段である送受信記録部16と、送受信記録部16に記憶された情報に基づき前記メールクライアント11のユーザーの健康の判定を行う健康判定モジュール15とを有し、さらに該ユーザーの健康情報を記録するための健康情報記録部17と、そのユーザーの健康情報を参照するための閲覧モジュール18とを具備している。
メールクライアント11は、ユーザーの使用するパーソナルコンピュータなどの端末にインストールされ、電子メールの送受信時に利用されるアプリケーションであり、電子メールの作成や送受信、受信したメールの保存・管理を行なう。例えば、メールクライアント11は、送信相手のアドレスを記憶しておく所定のアドレス帳を有し、送信の際には、電子メールは例えば7bit文字を用いたテキストファイルとして作成され、バイナリファイルを添付するためには、メールクライアント11により符号化が行われ、メールの作成時には、送信先(To, Cc, Bcc)や、題名(Subject)をはじめとしたヘッダがメールクライアント11により付加される。
メールサーバー12は、メールクライアント11から送信された電子メールを受付けて、送信相手のメールサーバーに送信するための装置であり、SMTPサーバーなどの送信サーバーとして機能する。また同時に、メールサーバー12は、他人からの電子メールを受信してメールボックスに格納するための装置であって、メールクライアント11は、このメールボックスにアクセスしてメールを受信メールとして取得することができ、IMAPサーバーなどの受信サーバーとしても機能する。
メール送信モジュール13は、メールクライアント11からの送信メールの情報を取り込むモジュールであり、例えば、ユーザーの使用するパーソナルコンピュータなどの端末にインストールされ、該端末のメールクライアント11の実行時に使用されるアプリケーションである。なお、メール送信モジュール13をユーザーの端末側ではなく、メールサーバー12側に設けることも可能である。メール送信モジュール13が取り込む情報としては、作成された電子メールのヘッダの部分に存在する送信先などのアドレス情報や、題名、送信日時などの情報であり、例えばユーザーが複数のメールサーバーにアクセスする場合には、サーバーの情報なども取り込まれる。メール送信モジュール13はメールクライアント11が起動しているときには起動して情報の取り込みを行う。次のメール受信モジュール14も同様である。
メール受信モジュール14は、メールサーバー12からメールクライアント11への受信メールの情報を取り込むモジュールであり、先のメール送信モジュール13と同様に、例えば、ユーザーの使用するパーソナルコンピュータなどの端末にインストールされ、該端末のメールクライアント11の実行時に使用されるアプリケーションである。なお、メール受信モジュール14をユーザーの端末側ではなく、メールサーバー12側に設けることも可能である。メール受信モジュール14が取り込む情報としては、配信された電子メールのヘッダの部分に存在する送信元などのアドレス情報や、題名、送信日時などの情報であり、メール受信モジュール14は後述する受信メールのフィルターリング処理も行なうことができる。
健康判定モジュール15は、メール送信モジュール13やメール受信モジュール14で取得された情報が転送されて、前述の送信メール及び受信メールの情報を記憶する送受信記録部16に所定の形式で記録させる機能を有していると共に、所定の期間で監視を行って、送受信記録部16に記憶された情報に基づいてメールクライアント11のユーザーの健康の判定を行うモジュールである。先に説明したメール送信モジュール13やメール受信モジュール14と同様に、例えば、ユーザーの使用するパーソナルコンピュータなどの端末にインストールされ、該端末のメールクライアント11の実行時に使用されるアプリケーションである。なお、健康判定モジュール15をユーザーの端末側ではなく、メールサーバー12側に設けることも可能である。
健康判定モジュール15では、後述するようなフローに従った情報処理が行なわれる。メールクライアント11のユーザーの健康状態は、電子メールの送受信関係に応じて判断されることから、受信した電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた情報や、前記メールクライアントで受信した電子メールの数と、前記メールクライアントから送信した電子メールの数の相関関係などの情報が送受信記録部16に記憶された情報から抽出されることになる。
送受信記録部16は、健康判定モジュール15を介してメール送信モジュール13やメール受信モジュール14で取得された情報を一時的に格納する装置であり、例えばハードディスクやメモリなどの記憶装置の一部が使用される。この送受信記録部16だけをLANなどのネットワークで接続された他のサーバーや外部記憶装置などとすることも可能である。
健康情報記録部17は、健康判定モジュール15から出力されたユーザーの健康情報を記録するための装置であり、送受信記録部16と同様に、例えばハードディスクやメモリなどの記憶装置の一部が使用される。また、健康情報記録部17は、送受信記録部16と共通の記憶装置であっても良く、この送受信記録部16だけをLANなどのネットワークで接続された他のサーバーや外部記憶装置などとすることも可能である。
閲覧モジュール18は、ユーザーの健康情報を参照するためのモジュールであり、ユーザー若しくは権限を有する権限者の操作に応じて健康情報記録部17に記憶されているユーザーの健康情報を例えばモニター画面上に表示する。表示例としては、"健康"や"不健康"などの表示別を行うこともでき、過去の履歴との比較で"健康状態が良くなりつつあります。"や"健康状態が悪くなりつつあります。"などの表示を行うことも可能である。さらには、後述する閾値の設定を多段階に設定することで、健康の度合いのレベル表示なども可能であり、例えば送受信回数が通常に比べて多い場合には、その"忙しさ"などの背景を踏まえた健康への示唆(例えば、"メールの送受信回数が多くなってきています。健康にご注意下さい。")を表示することができる。
次に、図2を参照しながら、健康状態についての判断材料として受信した電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた送受信関係の情報を利用する例について説明する。
返信メールによる健康アラームを行う場合には、初めに、手順S11で返信メールの抽出を行う。この抽出方法としては、ある受信メールに対応する送信メールの送信先アドレス自体が受信の際の送信元アドレスに一致するか否かや、送信メールと受信メールの題名(Subject)の関連性(例えば、同一の場合や包含関係がある場合)がある否かや、送信メールの送信時刻が受信メールの受信時刻より遅いか否かで送信メールを判定する。この抽出作業の際には、通常、受信メールと送信メールの対が複数抽出される。この抽出作業は、送受信記録部16に記録されているメール送信モジュール13やメール受信モジュール14で取得された情報を健康判定モジュール15が検索しながら進めることができる。
次に、返信メールによる健康アラームを行う場合には、返信時間を取得する(S12)。この返信時間の取得は、返信メールの送信時刻と該返信メールと呼応する受信メールの受信時刻の差を算出して、その差を返信時間とする。例えば、返信メールの送信時刻が、200x年10月10日の午前9時30分11秒で、該返信メールと呼応する受信メールの受信時刻が200x年10月09日の午前9時00分01秒である場合には、返信時間は24時間30分10秒であるというように処理する。
このような返信時間が算出されたところで、休日(土、日、祝日)をまたぐ返信時間は休日分の時間を減算する(S12)。例えば、金曜の受信で、月曜の返信の場合には、土曜と日曜の48時間分を返信時間から差し引く。
次に、返信メール数のカウントを行う(S13)。この返信メール数のカウントは例えばn日毎(nは自然数)で区切られ、その日数での返信メール数がカウントされる(S14)。
このような返信メール数カウントが行われた後、休日分の時間を減算した返信時間を返信メール数で割り算することで、返信時間平均値が算出される(S15)。この算出された返信時間平均値は、次に手順S16で閾値と比較され、もし算出された返信時間平均値が閾値以内であった場合には、手順S17で健康アラームを発することなく、アラーム処理を終わる。手順S16で閾値と比較され、もし、算出された返信時間平均値が閾値を超える場合には、手順S17で健康アラームが発生することになり、メールクライアント11のユーザーに健康状態が良くない旨の通知を行う。具体的には、健康判定モジュール15から、メール受信モジュール14を介して電子メール形式での通知をメールクライアント11に対して送ることができ、返信メールの返信時間が長い場合には、ユーザーは健康アラームを電子メールの形式で受け取ることになる。
この手順S16での閾値との比較結果は、ユーザーの健康情報として健康情報記録部17に格納され、必要な場合には、ユーザーの操作により閲覧モジュール18を介して健康情報記録部17からのユーザーの健康情報を端末に表示させたり、印刷させたりすることができる。
以上は、電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた送受信関係の情報を利用する例であるが、本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムでは、送受信メールの相関関係による健康アラームも可能であり、この送受信メールの相関関係による健康アラームについて図3のフローチャートを参照しながら説明する。
初めに送受信メールの相関関係による健康アラームを行う場合には、受信メールフィルターリングを行って、処理に不要な電子メールを集計から除外する。なお、この受信メールフィルターリング処理の具体的な内容については後述するが、この受信メールフィルターリングは、送受信記録部16の記録されたデータのうち、不要なデータは健康判断モジュール15で削除されることを意味する。
受信メールフィルターリング処理の後、受信メール数をカウントし(S22)、同様に、送信メール数もカウントする(S23)。このカウントの際には、例えばn日毎(nは自然数)で区切られ、その日数ごとでの受信メール数と送信メール数がカウントされる。例えば、nが7であれば一週間の集計に対応し、各週ごとの受信メール数と送信メール数が算出される。この作業は、健康判断モジュール15が送受信記録部16の記録されたデータを処理することで、簡単に得ることができる。
次に、n日毎の送信メール数と受信メール数からn日単位における相関係数を算出する(S24)。例えば、nが7であって、ある1週間の送信メール数が50であり、同じ1週間の受信メール数が75である場合には、0.6667がその週の相関係数として算出されることになる。
このような相関係数が算出されたところで、手順S25では、算出された相関係数と閾値と比較され、もし算出された相関係数が閾値を超える場合(yes)には、手順S26で健康アラームを発することなく、アラーム処理を終わる。手順S25で閾値と比較され、もし、算出された相関係数が閾値を超えない場合(no)には、手順S26で健康アラームが発生することになり、メールクライアント11のユーザーに健康状態が良くない旨の通知を行う。具体的には、健康判定モジュール15から、メール受信モジュール14を介して電子メール形式での通知をメールクライアント11に対して送ることができ、算出された相関係数が低い場合には、ユーザーは健康アラームを電子メールの形式で受け取ることになる。
このように本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムでは、通常の職場環境で日常的に行われている電子メールの送受信をモニターすることで、ユーザーの健康管理が可能であり、従来技術のような特別な質問サイトやその応答の集計というような煩雑な作業とは無縁である。特に、電子メールの送受信をモニターすることから、うつ病のごとき精神的に不健康な状態も外見から判断する場合に比べると比較的に早期に見出すことができ、病が進行する前の予防なども実現できる。
図4は本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムの利用形態を示す図である。本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムによって健康アラーム20が発生した場合には、その健康アラーム20をトリガーとして利用者32は所定のケアコンテンツ21を受け取るようにすることができ、例えば、健康管理についての保健スタッフや健康運動指導者などのインストラクター33が利用者32についての健康アラーム20をモニターしており、健康アラーム20の発生に応じてメンタルケアプログラム22を利用者32に提供することも可能である。また、インストラクター33からの連絡に応じてスーパーバイザー(管理者)31が、必要な環境整備を進めるように利用でき、本実施形態の電子メールに基づく健康管理システムを中核とした健康管理が職場環境や学校環境などの集団活動の場で利用者の健康維持に有効に活用できることが分かる。
次に、図5を参照しながら、受信メールフィルターリング処理について説明する。なお、この受信メールフィルターリング処理は、一例として図3の処理の手順S21に相当する。受信メールフィルターリング処理は、メーリングリストやスパムメールなど健康判定に不要なメールを除去するための作業であり、メール送信したことのない相手からのメールは健康判定の目的には"不要な"メールとして処理するものである。
まず、受信メールフィルターリング処理では健康判定モジュール15内の受信メールフィルターリングモジュールが起動しており、受信メールフィルターリングモジュールによって、送信アドレスリストが作成される(S31)。この送信アドレスリストは、送信メールアドレスに記載されているメールアドレスの一覧であり、リストに載せられたメールアドレスは健康判定の目的には必要なメールとされる。この送信アドレスリストの作成は、例えばメールクライアント11の起動時には常時行われる。
次に、手順32で受信したメールが送信アドレスリストに存在するメールアドレスから送信されたものか否かが判断され、受信したメールが送信アドレスリストに存在する場合(yes)には、受信メール情報除去ステップをスキップして終了する。他方、受信したメールが送信アドレスリストに存在しない場合(no)、その受信メールについての情報は削除され(S33)、所定のフィターリングが行われる。
上述の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムでは、メールの送受信の関係から、健康アラームを発するか否かが判断されているが、本発明の電子メールに基づく健康管理システムでは、送信メール数や受信メール数によっても健康アラームを発するか否かが判断されるようにすることも可能である。
送信メール数によって判断する場合には、図6に示すようなフローにより処理が進められる。送信メール数による健康アラームの場合には、初めに送信メール数のカウントが行われ(S41)、手順S42でそのカウントされた送信メール数が所定値(閾値)を超える場合(yes)には、労働負荷が大きいものとして警告を発生する(S43)。手順S42でそのカウントされた送信メール数が所定値(閾値)を超えない場合(no)では、手順S43がスキップされ、処理を終了する。
このような電子メールに基づく健康管理システムでは、単純に送信メール数が閾値を超える場合(yes)には、労働負荷が大きいものとして健康についての早めの警告を発生することができ、また、ユーザーが健康を害する前の早期の予防も可能である。
同様に、受信メール数によって判断する場合には、図7に示すようなフローにより処理が進められる。初めに、前述の如き受信メールのフィルタリング処理(例えば、図5参照)が行なわれ(S51)、受信メール数による健康アラームの場合には、フィルタリング後の受信メール数のカウントが行われ(S52)、手順S53でそのカウントされた受信メール数が所定値(閾値)を超える場合(yes)には、労働負荷が大きいものとして警告を発生する(S54)。手順S53でそのカウントされた受信メール数が所定値(閾値)を超えない場合(no)では、手順S54がスキップされ、処理を終了する。
本発明の一例の電子メールに基づく健康管理システムでは、単純にフィルタリング後の受信メール数が閾値を超える場合(yes)には、労働負荷が大きいものとして健康についての早めの警告を発生することができ、また、ユーザーが健康を害する前の早期の予防も可能である。
以上のように、本発明の電子メールに基づく健康管理方法及び健康管理システムによれば、通常の職場環境等で日常的に行われている電子メールの送受信をモニターすることで、ユーザーの健康管理が可能であり、特別な質問サイトというような煩雑な作業とは無縁である。特に、電子メールの送受信をモニターすることから、うつ病のごとき精神的に不健康な状態も外見から判断する場合に比べると比較的に早期に見出すことができ、病が進行する前の予防なども実現できる。また、健康ではないと判断された場合には、システム側から電子メールなどで自動的に警告を行うこともでき、ユーザーのプライバシーの保護の面からも好適である。
本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける返信メールによる健康アラームの流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける送受信メールの相関関係による健康アラームの流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける利用形態を説明するための概略的なブロック図である。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける受信メールのフィルタリング処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける送信メール数による健康アラームの流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の電子メールに基づく健康管理システムにおける受信メール数による健康アラームの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11 メールクライアント
12 メールサーバー
13 メール送信モジュール
14 メール受信モジュール
15 健康判定モジュール
16 送受信記録部
17 健康情報記録部
18 閲覧モジュール
20 健康アラーム
21 ケアコンテンツ
22 メンタルケア
31 スーパーバイザー
32 利用者
33 インストラクター

Claims (7)

  1. メールクライアントから送信された電子メールと、前記メールクライアントで受信された電子メールの送受信関係に応じて、前記メールクライアントのユーザーの健康状態を判断することを特徴とする電子メールに基づく健康管理方法。
  2. 前記送受信関係は、受信した電子メールの受信時から該電子メールの返信が行われた返信時までの返信時間に応じた情報であることを特徴とする請求項1記載の電子メールに基づく健康管理方法。
  3. 前記送受信関係は、前記メールクライアントで受信した電子メールの数と、前記メールクライアントから送信した電子メールの数の相関関係であることを特徴とする請求項1記載の電子メールに基づく健康管理方法。
  4. 前記メールクライアントで受信した電子メールは、不要な受信メールを取り除くためのフィルタリング処理が施されることを特徴とする請求項1記載の電子メールに基づく健康管理方法。
  5. 所定期間内におけるメールクライアントから送信された電子メールの数若しくは所定期間内における前記メールクライアントで受信された電子メールの数に応じて、前記メールクライアントのユーザーの健康状態を判断することを特徴とする電子メールに基づく健康管理方法。
  6. 所定のメールサーバーとの間で電子メールの送受信が可能なメールクライアントと、前記メールクライアントからの送信メールの情報を取り込むメール送信モジュールと、前記メールクライアントへの受信メールの情報を取り込むメール受信モジュールと、前記送信メール及び前記受信メールの情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づき前記メールクライアントのユーザーの健康の判定を行う健康判定モジュールとを有することを特徴とする電子メールに基づく健康管理システム。
  7. 前記健康判定モジュールで判定されたユーザーの健康についての判定結果は、前記メールクライアントに送られることを特徴とする請求項6記載の電子メールに基づく健康管理システム。
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JP2014219972A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 パロ・アルト・リサーチ・センター・インコーポレーテッドPaloAlto ResearchCenterIncorporated 電子通信での動態に基づいて辞める意思を検知するシステムおよび方法

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