JP2010118814A - アンテナ装置およびこれを用いたrfidシステム - Google Patents

アンテナ装置およびこれを用いたrfidシステム Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナ装置およびこれを用いたRFIDシステムに関し、床面などからの電波の反射があった場合でも、RFIDタグの読み取り精度の低下を抑えることを目的とする。
【解決手段】アンテナ装置7は、本体14のアンテナ設置部16に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子8を設置し、この第1アンテナ素子8の後方に第2アンテナ素子9を配置し、第2アンテナ素子9の高さを第1アンテナ素子8よりも高くした。これにより、アンテナ装置7は、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを遠近方向および上下方向の異なる位置に配置することができ、床面からの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えることにより電界強度の低下を抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナ装置およびこれを用いたRFIDシステムに関する。
近年、物流、物品などの管理を効率化するために、RFID(Radio Frequency IDentification)タグが利用されている。例えば、商品を保管する倉庫の在庫管理を行うRFIDシステムなどが提案されている。
従来のRFIDシステムでは、倉庫の天井にアンテナ装置を配設し、倉庫内に保管する各管理物品に貼付されているRFIDタグをこのアンテナ装置を介してリーダライタで読み取り、管理物品の搬入搬出の管理を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−193448号公報
従来のRFIDシステムでは、リーダライタが1つのアンテナ素子を有するアンテナ装置を介して管理物品に貼付されているRFIDタグを読み取っていた。このため、リーダライタから発信された電波が床面で反射し、この反射波により直接波が打ち消されたり強められたりするので、電界強度に強弱が発生していた。このため、例えば、多数の管理物品をパレットに載せてフォークリフトにより倉庫に搬入または搬出する場合、パレット上の各管理物品の位置により電波の電界強度は大きく変動し、電界強度が弱い位置ではRFIDタグの読み取り精度が低下するという課題があった。
そこで、本発明は、床面からの電波の反射があった場合でも、RFIDタグの読み取り精度の低下を抑えることを目的とする。
この目的を達成するために本発明のアンテナ装置は、本体のアンテナ設置部に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子を設置し、この第1アンテナ素子の後方に第2アンテナ素子を配置し、第2アンテナ素子の高さを第1アンテナ素子よりも高くしたことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
次に、本発明のRFIDシステムは、上記したアンテナ装置と、アンテナ装置の第1アンテナ素子または第2アンテナ素子との接続を切り替える切り替え部を有し、第1アンテナ素子または第2アンテナ素子を介して目的物に貼付されたRFIDタグを読み取るリーダライタとを備えたことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明のアンテナ装置は、本体のアンテナ設置部に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子を設置し、この第1アンテナ素子の後方に第2アンテナ素子を配置し、第2アンテナ素子の高さを第1アンテナ素子よりも高くしたので、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子とを遠近方向および上下方向の異なる位置に設置することができ、床面からの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子と第2アンテナ素子を切り替えることにより電界強度の強弱の位相を互いにずらし、電界強度の低下を抑えることができる。これにより、例えば、このアンテナ装置にリーダライタを接続し、リーダライタがアンテナ装置を介してRFIDタグを読み取るようにすれば、床面からの電波の反射があった場合でもRFIDタグの読み取り精度の低下を抑えることができる。
次に、本発明のRFIDシステムは、上記したアンテナ装置と、アンテナ装置の第1アンテナ素子または第2アンテナ素子との接続を切り替える切り替え部を有し、第1アンテナ素子または第2アンテナ素子を介して目的物に貼付されたRFIDタグを読み取るリーダライタとを備えたので、アンテナ装置は第1アンテナ素子と第2アンテナ素子とを遠近方向および上下方向の異なる位置に設置することができ、リーダライタは床面からの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子と第2アンテナ素子を切り替えることにより電界強度の低下を抑え、RFIDタグを読み取ることができる。これにより、RFIDシステムは、床面からの電波の反射があった場合でも、RFIDタグの読み取り精度の低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1〜図4を参照しながら、本発明の実施の形態におけるRFIDシステム1について説明する。ここでは管理物品2として、例えば、倉庫に保管されている製品を例にして説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるRFIDシステム1の概略図、図2は本発明の実施の形態における第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9の配置に基づく電界強度の強弱を示すものであり、図2(a)は第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9の配置に基づく電界強度の強弱を示す側面図、図2(b)は第1アンテナ素子8(第2アンテナ素子9)の比較例を示す側面図、図2(c)は第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9の他の比較例を示す側面図、図3は本発明の実施の形態におけるアンテナ装置7の構成を示すものであり、図3(a)はその上面図、図3(b)はその正面図、図3(c)はその側面図、図4は同アンテナ装置7の斜視図である。
図1に示すように、管理物品2は不特定多数の場所から集荷され、フォークリフトなどの車両5を使って多数の管理物品2が倉庫の搬入口または搬出口から一度に搬入される。また、不特定多数の場所に向けて多数の管理物品2が一度に出荷される。このように、管理物品2の管理は非常に煩雑となる。
そこで本実施の形態では、図1に示すように、RFIDシステム1で管理している。RFIDシステム1は、複数または単数(図1中では複数)のRFIDタグ3と、アンテナ装置7を介してRFIDタグ3を読み取るリーダライタ10とを備え、各管理物品2それぞれにRFIDタグ3を貼付し、リーダライタ10でRFIDタグ3を読み取る。リーダライタ10は、さらに、ネットワーク11を介して管理装置12に電気的に接続されている。このようにして、管理装置12は、リーダライタ10で読み取られたRFIDタグ3のタグ情報である識別情報を管理している。
車両5が搬入口または搬出口に設けられたアンテナ装置7の前を通過するときに、リーダライタ10はアンテナ装置7を介してRFIDタグ3を読み取り、管理装置12に送信する。
RFIDタグ3は、内部のメモリ(図示せず)に管理物品2ごとの識別情報が記憶保持されている。この管理物品2ごとの識別情報として、例えば、商品名、製品番号、製造日、出荷日、出荷先、出荷元などが記憶されている。これにより、例えば、「商品名Aの製品番号Bが搬入されたか」などが、管理装置12で管理される。リーダライタ10は、アンテナ装置7を介してRFIDタグ3と通信し、RFIDタグ3の識別情報を受信する。そして、リーダライタ10は、読み取りして得た識別情報をネットワーク11を介して管理装置12に伝送する。管理装置12は、リーダライタ10から得た識別情報を内部のデータベース(図示せず)に記憶し、商品名、製品番号、製造日、出荷日、出荷先、出荷元などの情報を管理する。管理装置12は、ネットワーク11を介して、さらに他の場所にある管理装置(図示せず)とも接続されていて、管理物品2に係る情報、例えば、出荷先、出荷日、出荷元、伝票などが送受信される。これにより、管理物品2が多数あっても、効率よく管理することができる。
ところで、RFIDシステム1では、離れた場所からリーダライタ10により多数の管理物品2に貼付されているRFIDタグ3を一度に読み取る。このとき、リーダライタ10から送信された電波(直接波)がRFIDタグ3から反射されるだけでなく、倉庫内における床6の床面6aなどからも反射(反射波)され、リーダライタ10により読み取られる。
このため、リーダライタ10から発信された電波の直接波が反射波により打ち消されたり強められたりするので、電界強度に強弱が発生していた。例えば、図2(b)の比較例のように、多数の管理物品2をパレット4に載せて車両5により倉庫に搬入または倉庫から搬出する場合、パレット4上にある各管理物品2の位置により電波の電界強度は大きく変動し、電界強度が弱くなる領域30の位置ではRFIDタグ3を読み取ることができない場合もあった。また、従来から知られているダイバーシチ技術により2つのアンテナ素子を設けても、図2(b)および図2(c)の比較例に示すように、電界強度が弱くなる領域30が発生する。すなわち、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を横(図1中のZ方向)に並べて配置しても図2(b)に示すように、領域30が発生する。さらに、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を上下(図1中のY方向)に配置しても、図2(c)に示すように、領域30が発生する。ここで、図2(b)および図2(c)は、第1アンテナ素子8(後述する値Hで「5」の高さ)と第2アンテナ素子9とを所定の時間を空けて切り替えたときの電界強度の強弱(図1中のXY面から見たもの)を示しており、図中の濃淡の濃い部分は電界強度の強い領域、淡い部分は電界強度の弱い領域を示している。所定の時間は、例えば、数ms〜数十msである。
そこで、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を様々な配置にしてリーダライタ10から第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えて各RFIDタグ3の読み取りを行った結果、床面6aからの電波の反射があった場合でも、電界強度が弱くなる領域30が発生しなくなり、読み取り精度の低下を抑えることができる配置を得た。
すなわち、本実施の形態のアンテナ装置7は、図3(a)〜図3(c)に示すように、本体14のアンテナ設置部16に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子8を設置し、この第1アンテナ素子8の後方に第2アンテナ素子9を配置し、第2アンテナ素子9の高さを第1アンテナ素子8よりも高くした。
これにより、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを遠近方向および上下方向の異なる位置に配置することができ、床面6aからの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えることにより、図2(a)に示すように、読み取り時に電界強度が弱くなる領域30が発生しない。このため、リーダライタ10は、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えて各RFIDタグ3を読み取ることにより、RFIDタグ3の読み取り精度の低下を抑えることができる。ここで、図2(a)は第1アンテナ素子8(後述する値Hで「5」の高さ)と第2アンテナ素子9とを所定の時間で切り替えたときの電界強度の強弱(図1中のXY面から見たもの)を示しており、図2(b)および図2(c)と同様に、図中の濃淡の濃い部分は電界強度の強い領域、淡い部分は電界強度の弱い領域を示している。また、所定の時間は、回路の切り替え速度やRFIDタグ3の数などに応じて設定されるものであり、例えば、数ms〜数十msである。
さらに、本体14に第1アンテナ素子8の高さを調整する高さ調整部15と、この高さ調整部15から出入自在な支柱15aとを設け、支柱15aの上端部にアンテナ設置部16を取り付けている。この支柱15aを設置する場所に応じて上下させ、高さ調整部15により固定させる。これにより、第1アンテナ素子8および第2アンテナ素子9の高さを調整することができる。また、支柱15aに、第1アンテナ素子8の高さを電波長λで正規化した値Hを目盛りの単位とした高さ目盛り15bを設けている。また、高さ調整部15は支柱15aを締め付けて固定する。
このような構成により、アンテナ装置7を搬入口または搬出口の近くに設置し、支柱15aを上下させて第1アンテナ素子8の高さを調整した後固定する。そして、第1アンテナ素子8に対する第2アンテナ素子9の相対位置を第1アンテナ素子8の高さ値Hに基づいて、下記の(数1)、(数2)のように設定する。ここで、第1アンテナ素子8の位置を基準として管理物品2(目的物)に対して遠近方向(図1中のX方向)の変位量をΔX、上下方向(図1中のY方向)の変位量をΔYとしている。また、ln(H)は自然対数であり、値Hは、実際の高さh(m)を電波長λ(m)で正規化した値、すなわちh/λである。
なお、電界強度の強弱は所定の距離間隔で変化するため、2番目に強くする相対位置を、下記の(数3)、(数4)に基づいて設定してもよい。
また、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9との相対位置の調整において、第1アンテナ素子8に対して第2アンテナ素子9の移動すべき所定の経路を、(数1)と(数2)とから、下記の(数5)のように導くことができる。ここで、管理物品2(目的物)に対して遠近方向(図1中のX方向)をX、上下方向(図1中のY方向)をYとする。
この(数5)に基づく所定の経路に沿って第2アンテナ素子9を移動させれば、図2(a)に示すように、電界強度が弱くなる領域30は発生しない。すなわち、図4に示すように、アンテナ設置部16の位置調整部16aに、予め(数5)に基づく所定の経路に沿ったガイド部である孔部16bを形成し、孔部16bに沿って位置の変更と固定ができる移動部16cを設けた。そして、この移動部16cに第2アンテナ素子9を取り付け、第2アンテナ素子9の位置を調整させる。これにより、移動部16cを孔部16bに沿って移動させれば、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9との相対位置を容易に調整することができると共に、電界強度が弱くなる領域30を発生させない。なお、ガイド部を孔部16bに代えて、溝でもよい。この場合、移動部16cを溝に沿って移動させることとなる。
また、孔部16bには、第1アンテナ素子8の高さ値Hに応じた位置調整目盛り16dを設けている。この位置調整目盛り16dは、高さ目盛り15bと同様に、第1アンテナ素子8の高さhを電波長λで正規化した値Hを目盛りの単位として目盛りを形成している。例えば、第1アンテナ素子8の実際の高さhが1.5mの場合、UHF帯(950MHz)であれば電波長λは約0.3mとなることから、値Hは「5」となる。これにより、高さ調整部15の高さ目盛り15bの値Hは「5」となる。よって、移動部16cを位置調整目盛り16dの値Hが「5」となる位置に変更し、移動部16cをボルトおよびナットなどにより固定する。
このように、本実施の形態のアンテナ装置7は、第1アンテナ素子8の高さを高さ調整部15により設置場所に合わせて調整した後、高さ目盛り15bの値Hと同じ値に位置調整目盛り16dの値Hを合わせるだけなので、調整する際の負担が少なく、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9との相対位置を容易に調整することができる。さらに、この調整された第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを切り替えることにより、電界強度が弱くなる領域30(図2(a))は発生しないという、優れた効果を発揮するものである。
次に、RFIDシステム1の構成について説明する。図5は、本発明の実施の形態におけるRFIDシステム1のブロック図である。
図5に示すように、RFIDシステム1は、複数のRFIDタグ3と、アンテナ装置7を介して各RFIDタグ3を読み取るリーダライタ10とを備えている。なお、RFIDタグ3を複数としたが、1個でもよい。
リーダライタ10は、サーキュレータ21、電力を増幅するパワーアンプ22、RFフロントエンド部23、質問データの変調または応答データの復調を行う信号処理部24、各部を制御する無線制御部25、第1アンテナ素子8または第2アンテナ素子9との接続を切り替える切り替え部26を備えている。
切り替え部26は、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを所定の時間内に切り替え、第1アンテナ素子8または第2アンテナ素子9をサーキュレータ21に接続する。これにより、リーダライタ10は、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えて各RFIDタグ3の識別情報3aを読み取ることができる。所定の時間は、例えば、数ms〜数十msである。
RFフロントエンド部23は、コマンド(命令)やデータを搬送する搬送波として、UHF帯(例えば、952MHz〜955MHz)、マイクロ波帯(例えば、2.45GHz)、HF帯(例えば、13.56MHz)の周波数などを利用する。また、無線制御部25は、ネットワーク11を介して管理装置12に接続されている。そして、無線制御部25は管理装置12と交信し、読み取りして得た各識別情報3aを管理装置12に送信する。
このような構成により、RFIDシステム1は、第1アンテナ素子8または第2アンテナ素子9との接続を切り替え、各RFIDタグ3の識別情報3aを読み取ることができる。
以上のように本実施の形態によれば、アンテナ装置7は、本体14のアンテナ設置部16に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子8を設置し、この第1アンテナ素子8の後方に第2アンテナ素子9を配置し、第2アンテナ素子9の高さを第1アンテナ素子8よりも高くしたので、第2アンテナ素子9が第1アンテナ素子8に邪魔されることなく、第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを遠近方向(図1中のX方向)および上下方向(図1中のY方向)の異なる位置に配置することができ、床面6aからの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えることにより電界強度の強弱の位相を互いにずらし、電界強度の低下を抑えることができる。これにより、例えば、リーダライタ10が第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えて各RFIDタグ3を読み取れば、各RFIDタグ3の読み取り精度の低下を抑えることができる。
また、RFIDシステム1は、アンテナ装置7と、アンテナ装置7の第1アンテナ素子8または第2アンテナ素子9との接続を切り替える切り替え部26を有し、第1アンテナ素子8または第2アンテナ素子9を介して目的物である管理物品2に貼付されたRFIDタグ3を読み取るリーダライタ10とを備えたので、アンテナ装置7は第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9とを遠近方向(図1中のX方向)および上下方向(図1中のY方向)の異なる位置に配置することができ、リーダライタ10は、床面6aからの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子8と第2アンテナ素子9を切り替えることにより電界強度の低下を抑え、各RFIDタグ3を読み取ることができる。これにより、RFIDシステム1は床面6aからの電波の反射があった場合でも、各RFIDタグ3の読み取り精度の低下を抑えることができる。
以上のように本発明は、本体のアンテナ設置部に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子を設置し、この第1アンテナ素子の後方に第2アンテナ素子を配置し、第2アンテナ素子の高さを第1アンテナ素子よりも高くしたので、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子とを遠近方向および上下方向の異なる位置に配置することができる。これにより、床面からの電波の反射波と直接波とが干渉しても第1アンテナ素子と第2アンテナ素子を切り替えることにより電界強度の低下を抑えることを可能とするアンテナ装置およびこれを用いたRFIDシステムに有用なものである。
本発明の実施の形態におけるRFIDシステムの概略図 (a)は本発明の実施の形態における第1アンテナ素子と第2アンテナ素子の配置に基づく電界強度の強弱を示す側面図、(b)第1アンテナ素子(第2アンテナ素子)の比較例を示す側面図、(c)は第1アンテナ素子と第2アンテナ素子の他の比較例を示す側面図 (a)は本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の上面図、(b)は同アンテナ装置の正面図、(c)は同アンテナ装置の側面図 同アンテナ装置の斜視図 本発明の実施の形態におけるRFIDシステムのブロック図
符号の説明
1 RFIDシステム
2 管理物品
3 RFIDタグ
3a 識別情報
4 パレット
5 車両
6 床
6a 床面
7 アンテナ装置
8 第1アンテナ素子
9 第2アンテナ素子
10 リーダライタ
11 ネットワーク
12 管理装置
14 本体
15 高さ調整部
15a 支柱
15b 高さ目盛り
16 アンテナ設置部
16a 位置調整部
16b 孔部(ガイド部)
16c 移動部
16d 位置調整目盛り
21 サーキュレータ
22 パワーアンプ
23 RFフロントエンド部
24 信号処理部
25 無線制御部
26 切り替え部

Claims (7)

  1. 本体のアンテナ設置部に、目的物に対して近傍に第1アンテナ素子を設置し、この第1アンテナ素子の後方に第2アンテナ素子を配置し、前記第2アンテナ素子の高さを前記第1アンテナ素子よりも高くしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ設置部に、前記第1アンテナ素子に対する前記第2アンテナ素子の相対位置を前記第1アンテナ素子の高さに応じて調整する位置調整部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記位置調整部は、前記第2アンテナ素子の位置を所定の経路に基づいて移動させるガイド部を備えていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ガイド部に前記第1アンテナ素子の高さを電波長λで正規化した値を目盛りの単位とした位置調整目盛りを設けたことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記所定の経路は、前記第1アンテナ素子の位置を基準として前記目的物に対して遠近方向の変位量をX、上下方向の変位量をYとした場合、
    Y=0.0002X+0.0031X+0.5829に基づく曲線であることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  6. 前記本体に、前記第1アンテナ素子の高さを調整する高さ調整部を設け、
    前記高さ調整部に前記第1アンテナ素子の高さを電波長λで正規化した値を目盛りの単位とした高さ目盛りを設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置の第1アンテナ素子または第2アンテナ素子との接続を切り替える切り替え部を有し、前記第1アンテナ素子または前記第2アンテナ素子を介して目的物に貼付されたRFIDタグを読み取るリーダライタとを備えたことを特徴とするRFIDシステム。
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