JP2010113546A - 端末装置及び処理実行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置が接続されることにより実行される処理を効率的に実行する。
【解決手段】端末装置10aは、接近検知部11と外部装置通信部12とを備える。接近検知部11は、外部装置通信部12よりも通信距離が長い通信手段であり、外部装置20aの識別情報を取得することにより外部装置20aの接近を検知する。端末装置10aは、この識別情報に基づいて、外部装置通信部12と端末装置通信部22とが接続されたときに実行される処理(実体処理)を実行するために行われる準備処理をあらかじめ実行する。これにより、実体処理を開始するまでに要する時間を短縮することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置が接続されることにより実行される処理の実行方法に関する。
外部装置を接続することにより所定の機能を実現する端末装置がある。ここにおいて、外部装置には、デジタルカメラ、プロジェクタ、入力装置(キーボードやマウスなど)などが含まれる。外部装置を接続する場合、端末装置には、デバイスドライバをダウンロードしてインストールするなどの所定の処理の実行が要求されることがある。かかる処理に時間を要すると、ユーザが外部装置を接続してからしばらくの間、当該外部装置を利用できない、といった不都合が生じる。
特許文献1及び2には、外部装置が接続されたことを契機に所定の処理を実行する技術が記載されている。特許文献3には、複数の処理モジュールを実行する場合において、各々の処理モジュールの並列動作可能性などを考慮して、全体としての実行時間が最短になるような実行順序を決定する技術が記載されている。
特開2001−236302号公報 特開2006−259886号公報 特開2001−184204号公報
しかし、端末装置に接続される外部装置は、1種類であるとは限らず、また、端末装置で実行される処理も、複数通りある場合がある。端末装置において、かかるすべての可能性を考慮してあらゆる処理を実行するのは、非効率的である。
そこで、本発明は、外部装置が接続されることにより実行される処理を効率的に実行することを目的とする。
本発明に係る端末装置は、第1の構成として、外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段による通信に先立って、前記外部装置の接近を検知する検知手段と、前記検知手段が前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行する実行手段とを備える。
本発明に係る端末装置は、第2の構成として、外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、前記外部装置を識別する識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段が前記識別情報を取得すると、当該識別情報により識別される外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行する実行手段とを備える。
本発明に係る端末装置は、第1の構成において、当該端末装置と前記検知手段が検知可能な前記外部装置との距離が、当該端末装置と前記通信手段と通信可能な当該外部装置との距離よりも長い構成であってもよい。
本発明に係る端末装置は、第3の構成として、外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段による通信に先立って、前記外部装置の接近を検知する検知手段と、前記検知手段が前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行する実行手段とを備える。
本発明に係る端末装置は、第4の構成として、外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、前記外部装置を識別する識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段が前記識別情報を取得すると、当該識別情報により識別される外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行する実行手段とを備える。
本発明に係る端末装置は、第3又は第4の構成において、前記実行手段が前記複数の処理に係る履歴に基づいて前記順序を決定する構成であってもよい。
本発明に係る端末装置は、第3又は第4の構成において、実行対象の処理を選択する選択手段を備え、前記実行手段は、前記選択手段により選択された処理を実行し、又は前記選択手段により選択されなかった処理の実行を中断する構成であってもよい。
本発明に係る処理実行方法は、第1の構成として、外部装置との接続に先立って、当該外部装置の接近を検知するステップと、前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行するステップとを備える。
本発明に係る処理実行方法は、第2の構成として、外部装置を識別する識別情報を取得するステップと、前記識別情報が取得されると、当該識別情報により識別される外部装置が接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行するステップとを備える。
本発明に係る処理実行方法は、第3の構成として、外部装置との接続に先立って、当該外部装置の接近を検知するステップと、前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行するステップとを備える。
本発明に係る処理実行方法は、第4の構成として、外部装置を識別する識別情報を取得するステップと、前記識別情報が取得されると、当該識別情報により識別される外部装置が接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行するステップとを備える。
本発明によれば、外部装置が接続されることにより実行される処理を効率的に実行することが可能となる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態であるアプリケーション実行システムの全体構成を示す機能ブロック図である。本実施形態のアプリケーション実行システム100は、端末装置10aと、外部装置20aと、サーバ装置30aとを備える。端末装置10aは、本実施形態においては携帯電話機であるとするが、他の電子機器であってもよい。外部装置20aは、端末装置10aに接続される電子機器であり、端末装置10aと協働して所定の機能を実現する。サーバ装置30aは、移動通信網やインターネット等の通信ネットワークを介して端末装置10aと接続し、相互に通信を行う。端末装置10aは、接近検知部11と、外部装置通信部12と、情報記憶部13と、準備処理決定部14と、準備処理実行部15と、サーバ通信部16と、処理実行部17とを備える。
接近検知部11は、端末装置10aに外部装置20aが接近したことを検知する手段である。接近検知部11は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信や、いわゆる人体通信によって外部装置20aの接近を検知する。接近検知部11による通信は、光(赤外線を含む。)によるものであってもよい。本実施形態の接近検知部11は、外部装置20aを識別する識別情報を外部装置20aから受信する。ここにおいて、識別情報とは、外部装置20aの種類毎に割り当てられた情報をいい、例えば、外部装置20aの機種などを表す文字列である。
外部装置通信部12は、外部装置20aと接続して通信を行う手段である。外部装置通信部12は、接近検知部11と異なる通信インタフェースである。つまり、外部装置通信部12及び接近検知部11は、ともに通信手段であるが、物理的には異なる通信手段である。なお、外部装置通信部12は、接近検知部11と異なる通信方式で通信を行うものであると望ましい。具体的には、接近検知部11が外部装置20aを検知可能な距離が、外部装置通信部12が外部装置20aと通信可能な距離よりも長くなるように各々の通信方式が選択されると望ましい。これらの距離のことを、以下では「通信距離」と総称する。
また、外部装置通信部12における「接続」は、有線又は無線のいずれによるものであってもよい。さらに、この「接続」は、外部装置20aが所定の態様で端末装置10aに装着されることをいうものであってもよい。装着の態様としては、例えば、外部装置20aがUSB(Universal Serial Bus)端子を有し、外部装置通信部12がUSBコネクタを有するもの(あるいは端子とコネクタが逆の態様)がある。
情報記憶部13は、記憶手段であり、端末装置10aが必要とする各種の情報を記憶する。情報記憶部13に記憶される情報には、準備情報が含まれる。ここにおいて、準備情報とは、端末装置10aに外部装置20aが接続されることにより実行される処理(以下、便宜的に「実体処理」という。)を実行するための準備処理を表す情報である。準備処理は、実体処理に先立って実行される、実体処理の実行のために必要な準備に相当する処理である。準備処理には、例えば、デバイスドライバ等のソフトウェアのダウンロードやインストールが該当する。準備処理の内容は、接続される外部装置20a毎に決められる。
図2は、準備情報を例示する図である。同図に示す準備情報は、外部装置20aの識別情報(図中の「device_id」の値)と、準備処理を構成する各処理の実行順序を示す情報(図中の「num」の値)とを含んでいる。また、準備情報は、処理の種別(ダウンロード、インストールなど)を示す情報や、処理の対象となるデータの所在を示す情報(図中の「url」及び「file」)を含んでいる。
なお、同図に示す準備情報は、これをマークアップ言語で記述した例であるが、本発明の準備情報は、他の態様によって記述されたものであってもよい。
準備処理決定部14は、接近検知部11を介して識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて準備処理を決定する手段である。準備処理決定部14は、取得した識別情報に対応する準備情報を情報記憶部13から読み出すことにより、実行すべき準備処理を決定する。準備処理実行部15は、準備処理決定部14による決定に従い、準備処理を実行する手段である。準備処理実行部15は、必要に応じて、サーバ通信部16を介してサーバ装置30aからデータ(ソフトウェア等)を取得する。準備処理決定部14及び準備処理実行部15は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段があらかじめ記憶されたプログラムを実行することにより実現される手段である。サーバ通信部16は、サーバ装置30aと接続して通信を行う手段である。
処理実行部17は、準備処理が終了した後に、上述した所定の機能を実現するための実体処理を実行する手段である。処理実行部17は、外部装置通信部12を介して外部装置20aと接続し、実体処理に係る通信を行う。実体処理は、例えば、端末装置10aが外部装置20aからデータを取得し、このデータを端末装置10aの動作に反映させるものであってもよいし、端末装置10aが外部装置20aにデータを供給し、このデータを外部装置20aの動作に反映させるものであってもよい。なお、処理実行部17は、準備処理決定部14及び準備処理実行部15と同様、制御手段があらかじめ記憶されたプログラムを実行することにより実現される手段である。
外部装置20aは、接近検知部21と端末装置通信部22とを備える。接近検知部21は、端末装置10aの接近検知部11に対応する通信手段であり、識別情報を供給する。端末装置通信部22は、端末装置10aの外部装置通信部12に対応する通信手段であり、実体処理に係る通信を行う。接近検知部21及び端末装置通信部22の通信方式は、対応する端末装置10aの通信手段のそれに準じる。
サーバ装置30aは、端末装置通信部31と情報記憶部32とを備える。端末装置通信部31は、端末装置10aのサーバ通信部16に対応する通信手段であり、端末装置10aにソフトウェア等のデータを送信する。情報記憶部32は、端末装置通信部31を介して送信するデータを記憶する記憶手段である。
本実施形態のアプリケーション実行システム100の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、端末装置10aは、携帯電話機としての通話等の周知の機能を実現するほか、接続した外部装置20aと協働して所定の機能を実現する。端末装置10aは、例えば、使用者がこれを手に持った状態で動作しており、外部装置20aの接近に備えている。端末装置10aは、外部装置20aが自装置と所定の距離の範囲内にあるなどの所定の条件を満たすと、外部装置20aを検知し、準備処理及び実体処理を実行する。
図3は、端末装置10aの制御手段が実行する処理を示すフローチャートである。同図に示すように、端末装置10aは、外部装置20aの接近を検知すると(ステップSa1)、接近検知部11を介して識別情報を取得する(ステップSa2)。接近検知部11による検知は、外部装置20aが周期的に発信する信号を接近検知部11が受信する態様であってもよいし、接近検知部11が周期的に信号を発信し、これを受信した外部装置20aからの応答を接近検知部11が受信する態様であってもよい。
識別情報を取得したら、端末装置10aは、情報記憶部13から当該識別情報に対応する準備情報を読み出して取得する(ステップSa3)。端末装置10aは、取得した準備情報に基づいて準備処理の内容を決定し(ステップSa4)、これを実行する(ステップSa5)。準備処理において、端末装置10aは、サーバ通信部16を介して各種ソフトウェアのダウンロードやインストールなどを行う。準備処理を実行し、実体処理を行い得る状態になったら、端末装置10aは、実体処理を実行する(ステップSa6)。
以上のとおり、本実施形態のアプリケーション実行システム100によれば、端末装置10aが、接近検知部11を介して外部装置20aの接近を検知して準備処理を実行することが可能となり、外部装置通信部12が外部装置20aと接続する前に実体処理の準備を開始することが可能となる。そのため、本実施形態のアプリケーション実行システム100によれば、端末装置10aと外部装置20aが協働して実現する機能を利用可能になるまでの所要時間を短縮することが可能となる。
本実施形態の端末装置10aは、外部装置20aと通信を行う2つの通信手段(接近検知部11及び外部装置通信部12)を備えることにより、識別情報の取得を外部装置通信部12による接続の前に行うことを可能にする。例えば、接近検知部11が、外部装置通信部12に比べ、大容量のデータ通信には適さないがその通信距離が長い通信手段である場合、本発明は顕著な作用効果を奏する。なお、例えば、外部装置通信部12による通信には暗号化等のデータ変換を行い、接近検知部11による通信にはかかるデータ変換を行わない、といったように通信の態様が区別されていてもよい。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態であるアプリケーション実行システムの全体構成を示す機能ブロック図である。本実施形態のアプリケーション実行システム200は、上述した第1実施形態のアプリケーション実行システム100と共通の構成を有するものである。よって、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
本実施形態の端末装置10bは、第1実施形態の接近検知部11に代えて、予測情報受信部18を備える。予測情報受信部18は、サーバ装置30bから予測情報を受信する手段である。予測情報受信部18は、物理的な構成としては、サーバ通信部16と共通の通信手段により構成されていてもよい。ここにおいて、予測情報とは、当該端末装置10bに接続されることが予測される外部装置20bを表す情報をいう。予測情報は、外部装置20bの識別情報を少なくとも含む。予測情報は、例えば、外部装置20bを購入するなどした場合に、購入した店舗からその旨がサーバ装置30bに報知され、登録される。
なお、予測情報受信部18は、サーバ装置30bと異なる装置から予測情報を受信してもよい。例えば、携帯電話機である端末装置10bの使用者が、他の使用者から外部装置20bを借用する場合に、予測情報に相当する情報を当該他の使用者が所有する携帯電話機から直接送信してもらうなどしてもよい。かかる通信には、例えば、赤外線通信を用いることができる。
なお、本実施形態の外部装置20bは、第1実施形態の接近検知部21に相当する構成を備えないでよい。また、本実施形態のサーバ装置30bは、第1実施形態のサーバ装置30aの構成に加え、予測情報送信部33を備える。ただし、情報記憶部32は、第1実施形態において用いるデータに加え、上述した予測情報を記憶する。予測情報送信部33は、情報記憶部32に記憶された予測情報を読み出して送信する手段である。予測情報送信部33は、物理的な構成としては、端末装置通信部31と共通の通信手段により構成されていてもよい。
本実施形態のアプリケーション実行システム200の構成は、以上のとおりである。本実施形態の端末装置10bは、識別情報の取得の経路が第1実施形態の端末装置10aと異なる点を除き、第1実施形態の端末装置10aと同様の手順で処理を実行するものである。すなわち、端末装置10bは、外部装置20bから接近検知部11を介して識別情報を取得するのではなく、サーバ装置30bから予測情報受信部18を介して(識別情報を含む)予測情報を取得する。
本実施形態のアプリケーション実行システム200によれば、端末装置10bの使用者が外部装置20bを購入又は借用するなどして使用する場合に、あらかじめ予測情報を生成することによって、準備処理を事前に実行することが可能である。したがって、本実施形態のアプリケーション実行システム200によっても、第1実施形態と同様に、端末装置10bと外部装置20bが協働して実現する機能を利用可能になるまでの所要時間を短縮することが可能となる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態であるアプリケーション実行システムの構成を示す機能ブロック図である。本実施形態のアプリケーション実行システム300は、サーバ装置を備えない点において、上述した第1及び第2実施形態と異なる。なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
端末装置10cは、接近検知部11、外部装置通信部12、情報記憶部13及び処理実行部17を備え、さらに、処理決定部19と選択部10とを備える。ただし、本実施形態の情報記憶部13は、記憶する情報が第1及び第2実施形態と異なる。情報記憶部13は、より詳細には、順序指定情報を記憶する順序指定情報記憶部131と、リソース情報を記憶するリソース情報記憶部132と、履歴情報を記憶する履歴情報記憶部133とに分かれる。また、本実施形態の処理実行部17が実行する処理は、外部装置20aが接続されたことを契機に実行される処理であるが、第1及び第2実施形態の実体処理と異なり、準備処理を必要としない処理である。
順序指定情報は、処理実行部17が実行する処理の起動(開始)の順序を指定する情報である。順序指定情報は、依存関係を有する処理と依存関係を有しない処理とに分けて順序が記述された情報である。ここにおいて、依存関係とは、ある処理を実行する前には別の処理の実行が必須である、といった具合に、他の処理に与える影響を有することをいう。依存関係を有しない処理どうしは、それぞれ独立した関係にある処理であり、並行して同時に実行され得る。
図6は、順序指定情報をマークアップ言語で例示する図である。順序指定情報には、処理実行部17が実行する処理を複数のグループ(群)に分類する情報(図中の「parallel_exec」タグ内の「exec_num」の値)と、そのグループ毎の処理の起動順序を示す情報(図中の「sequential_exec」タグ内の「exec_num」の値)とが含まれる。同図に示す例は、「app1.exe」が第1のグループに属し、第2のグループに属する「app2.exe」や第3のグループに属する「app3.exe」と同時に実行され得ることを示しており、また、第1のグループに属する処理は、「wlan_setup.exe」を最初とし、「dhcp_client.exe」、「app1_preparation.exe」、「app1.exe」の順に実行されることを示している。
リソース情報は、端末装置10cのハードウェア資源(リソース)を示す情報である。リソース情報には、例えば、CPUの仕様(型番、処理能力等)、ヒープメモリの容量、同時実行が可能なアプリケーションの数などを示す情報が含まれる。
図7は、リソース情報をマークアップ言語で例示する図である。同図に示すリソース情報は、CPUがいわゆる「x86」アーキテクチャであり、そのクロック周波数が「300MHz」であること、ヒープメモリが「128MB」であること及びアプリケーションの同時実行可能数が「2」であることを示している。
履歴情報は、端末装置10cの状態の履歴を示す情報である。ここでいう履歴には、各々のアプリケーションに係る履歴として、各々のアプリケーションをインストールした日時や実行した回数又は日時が含まれる。また、アプリケーションが情報(位置情報や時間情報)を記憶する機能を有する場合には、記憶した情報を履歴に含んでもよい。さらに、履歴情報は、自装置の履歴に限らず、他の装置の履歴を含んでもよい。
図8は、履歴情報をマークアップ言語で例示する図である。同図に示す履歴情報は、「app4.exe」の実行回数が「24」回であり、記述されたアプリケーションの中で最多であることを示している。
なお、順序指定情報及び履歴情報は、本実施形態では接続される外部装置20c毎に決められたものであるとするが、この限りではない。
処理決定部19は、情報記憶部13に記憶された情報と識別情報とに基づいて、処理実行部17が実行する処理の数及び起動順序を決定する手段である。処理実行部17は、処理決定部19による決定に従って処理を実行する。選択部10は、使用者の操作に応じて処理を選択する手段である。選択部10は、使用者の操作を受け付けるボタン等の操作子や、使用者が処理を選択するための画像を表示する表示装置を備える。なお、選択部10は、いわゆるタッチパネルによって使用者の操作を受け付ける構成であってもよい。
本実施形態のアプリケーション実行システム300の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、端末装置10cは、携帯電話機としての通話等の周知の機能を実現するほか、接続した外部装置20aと協働して所定の機能を実現する。端末装置10cは、例えば、使用者がこれを手に持った状態で動作しており、外部装置20aの接近に備えている。端末装置10cは、外部装置20aが自装置と所定の距離の範囲内にあるなどの所定の条件を満たすと、外部装置20aを検知し、次のように処理を実行する。
図9は、端末装置10cの制御手段が実行する処理を示すフローチャートである。同図に示すように、端末装置10cは、外部装置20aの接近を検知すると(ステップSc1)、接近検知部11を介して識別情報を取得する(ステップSc2)。続いて、端末装置10cは、情報記憶部13に記憶された情報、すなわち、順序指定情報、リソース情報及び履歴情報を読み出して取得する(ステップSc3)。端末装置10cは、ステップSc2及びSc3において取得した情報に基づいて、実行対象の処理の数とその起動順序を決定し(ステップSc4)、この決定に従って処理を実行する(ステップSc5)。
ここで、端末装置10cは、処理を選択させるための画像を選択部10に表示させ、使用者に選択を促す(ステップSc6)。ユーザは、この表示に従い、外部装置20aを用いて実行しようとしている処理を選択する。なお、端末装置10cは、処理を選択する表示を行う場合に、上述したグループを識別する情報(名称等)を表示させてもよい。
端末装置10cは、使用者の選択に応じて処理を異ならせる。端末装置10cは、使用者が選択した処理を実行している場合には(ステップSc7:YES)、当該処理を継続して実行するとともに、他の処理(選択されていない処理)が実行されていれば、その実行を中断する(ステップSc8)。一方、端末装置10cは、使用者が選択した処理を実行していない場合には(ステップSc7:NO)、実行中の処理を中断し、当該選択した処理の実行を開始する(ステップSc9)。
以上のとおり、本実施形態のアプリケーション実行システム300によれば、端末装置10cのリソースに応じた数の処理を実行することにより、リソースが制限された状況においても効率的に処理を実行することが可能である。また、履歴情報を用いることにより、使用者が選択する可能性が高い処理を使用者の選択前にあらかじめ実行することが可能となる。さらに、使用者により選択されなかった処理の実行を中断することにより、リソースの無駄な消費を抑えることが可能となる。
なお、端末装置10cは、履歴情報に位置情報や時間情報を含む場合には、あらかじめ実行する処理を位置や時間に応じて変えることが可能である。このようにすれば、例えば、ある場所では特定の処理を実行するとか、ある時間帯には特定の処理を実行するといった利用の傾向がある場合に、使用者が選択する可能性がより高い処理をあらかじめ実行しておくことが可能となる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
本発明における検知は、外部装置があらかじめ決められたものであれば、識別情報の授受を伴わないものであってもよい。本発明は、例えば、外部装置が磁石を有し、端末装置が磁界の変化を検知することによって外部装置の接近を検知する態様であってもよい。また、外部装置が所定のパターンの音や光を発する手段を有し、端末装置がこれを検知する態様であってもよい。なお、本発明は、外部装置が識別情報を音として送信する態様であってもよい。
本発明は、上述した第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせた態様で実施されてもよい。すなわち、本発明は、端末装置が第2実施形態の予測情報に相当する情報を取得し、かかる情報に基づいて所定の処理(準備処理を伴わない処理)を実行するものであってもよい。
本発明は、上述した端末装置やその処理実行方法のみならず、処理を実行するシステムとしても特定され得る。また、本発明は、端末装置の制御手段が実行するプログラムとしても特定され得る。本発明に係るプログラムは、インターネット等のネットワークを介して、端末装置にダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供され得る。なお、本発明は、かかるプログラムを記憶させた光ディスク等の記録媒体としても特定され得る。
また、上述した実施形態は、本発明を携帯電話機に適用したものであるが、本発明は、その他の電子機器に適用することも可能である。本発明は、PDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末装置や、カメラ、携帯音楽プレーヤ、携帯ゲーム機など、種々の端末装置に適用することができる。さらに、本発明は、端末装置と外部装置とが同種の装置であることを妨げない。本発明は、例えば、端末装置と外部装置とがいずれも携帯電話機であってもよい。
アプリケーション実行システムの構成を示す機能ブロック図 準備情報を例示する図 端末装置が実行する処理を示すフローチャート アプリケーション実行システムの構成を示す機能ブロック図 アプリケーション実行システムの構成を示す機能ブロック図 順序指定情報を例示する図 リソース情報を例示する図 履歴情報を例示する図 端末装置が実行する処理を示すフローチャート
符号の説明
100、200、300…アプリケーション実行システム、10a、10b、10c…端末装置、11…接近検知部、12…外部装置通信部、13…情報記憶部、14…準備処理決定部、15…準備処理実行部、16…サーバ通信部、17…処理実行部、18…予測情報受信部、19…処理決定部、10…選択部、20a、20b、20c…外部装置、30a、30b…サーバ装置

Claims (11)

  1. 外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段による通信に先立って、前記外部装置の接近を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部装置を識別する識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が前記識別情報を取得すると、当該識別情報により識別される外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  3. 当該端末装置と前記検知手段が検知可能な前記外部装置との距離が、当該端末装置と前記通信手段と通信可能な当該外部装置との距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段による通信に先立って、前記外部装置の接近を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  5. 外部装置と接続して当該外部装置と通信を行う通信手段と、
    前記外部装置を識別する識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が前記識別情報を取得すると、当該識別情報により識別される外部装置が前記通信手段に接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 前記実行手段が前記複数の処理に係る履歴に基づいて前記順序を決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の端末装置。
  7. 実行対象の処理を選択する選択手段を備え、
    前記実行手段は、
    前記選択手段により選択された処理を実行し、又は前記選択手段により選択されなかった処理の実行を中断する
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の端末装置。
  8. 端末装置による処理の実行方法であって、
    外部装置との接続に先立って、当該外部装置の接近を検知するステップと、
    前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行するステップと
    を備えることを特徴とする処理実行方法。
  9. 端末装置による処理の実行方法であって、
    外部装置を識別する識別情報を取得するステップと、
    前記識別情報が取得されると、当該識別情報により識別される外部装置が接続されたことを契機に実行される処理を実行するための準備処理を実行するステップと
    を備えることを特徴とする処理実行方法。
  10. 端末装置による処理の実行方法であって、
    外部装置との接続に先立って、当該外部装置の接近を検知するステップと、
    前記外部装置の接近を検知すると、当該外部装置が接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行するステップと
    を備えることを特徴とする処理実行方法。
  11. 端末装置による処理の実行方法であって、
    外部装置を識別する識別情報を取得するステップと、
    前記識別情報が取得されると、当該識別情報により識別される外部装置が接続されたことを契機に実行される複数の処理を所定の順序に従って所定の数実行するステップと
    を備えることを特徴とする処理実行方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015207273A (ja) * 2014-04-10 2015-11-19 富士通株式会社 機能拡張方法、機能拡張プログラム、及び端末装置

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