JP2010105871A - Method and apparatus for manufacturing optical device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光学素子の製造技術に関する。 The present invention relates to a technique for manufacturing an optical element.
従来、光学素子の製造は、板ガラスから切り出したガラスを研磨加工し、光学素子に近似した形状に研磨し、この研磨物を加熱成形することで行われてきた。しかし、非球面レンズを作製する場合、かかる方法では、ガラス素材の研磨コストが嵩む。そこで、モールドで加圧成形することにより、非球面レンズを成形する方法が使用されている。 Conventionally, an optical element has been manufactured by polishing glass cut out from plate glass, polishing it into a shape approximate to the optical element, and heat-molding the polished product. However, when producing an aspheric lens, this method increases the polishing cost of the glass material. Therefore, a method of forming an aspheric lens by pressure molding with a mold is used.
近年、モールドプレス技術を用いつつ、溶融ガラスから一貫して光学素子を作製する方法が提案されている。例えば特許文献1及び2には、溶融ガラスを支持部材の受け面で受けて保持し、形成したプリフォームを金型内に移送してプレス成形する技術が開示されている。また、特許文献3には、溶融ガラスを直接的に支持部材の受け面で受けて保持し、形成された溶融ガラス塊を金型内に移送してプレス成形する技術が開示されている。
しかし、特許文献1及び2に示される方法では、金型への移送の際にプリフォームを再加熱する必要があるため、工程に無駄があり、リードタイムが非常に長い。他方、特許文献3に示される方法では、溶融ガラス塊の高温で金型が激しく消耗しやすい。 However, in the methods disclosed in Patent Documents 1 and 2, since the preform needs to be reheated during transfer to the mold, the process is wasted and the lead time is very long. On the other hand, in the method disclosed in Patent Document 3, the mold is easily consumed at a high temperature of the molten glass lump.
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、溶融ガラスからの一貫した製造工程における無駄を省きつつ、金型の消耗を抑制できる光学素子の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides an optical element manufacturing method and a manufacturing apparatus capable of suppressing consumption of a mold while eliminating waste in a consistent manufacturing process from molten glass. Objective.
本発明者らは、金型への移送を、溶融ガラス塊の粘度が所定範囲になった時点で行うことで、移送時の再加熱を行うことなく、金型の消耗を抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明は以下のようなものを提供する。 The inventors have found that by performing the transfer to the mold when the viscosity of the molten glass lump is in a predetermined range, it is possible to suppress the consumption of the mold without performing reheating during the transfer, The present invention has been completed. Specifically, the present invention provides the following.
(1) 溶融ガラスを支持部材の受け面で受けて保持し、溶融ガラス塊を形成し、
前記受け面上の前記溶融ガラス塊を、その粘度(dPa・s)の対数logηが1以上6.65以下になった時点でプレス成形用の金型内へと移送し、
前記金型内の溶融ガラス塊をプレス成形する工程を有する光学素子の製造方法。
(1) Receive and hold the molten glass on the receiving surface of the support member to form a molten glass lump,
When the logarithm log η of the viscosity (dPa · s) is 1 or more and 6.65 or less, the molten glass lump on the receiving surface is transferred into a press molding die,
The manufacturing method of the optical element which has the process of press-molding the molten glass lump in the said metal mold | die.
(2) 前記溶融ガラス塊の移送は、前記受け面から前記金型への前記溶融ガラス塊の落下によって行う(1)記載の製造方法。 (2) The method according to (1), wherein the molten glass lump is transferred by dropping the molten glass lump from the receiving surface to the mold.
(3) 前記支持部材として、前記受け面が2以上に分割可能な多孔質部材からなるものを用い、
温度制御された気体を前記受け面から噴出して、溶融ガラス塊を浮上成形する(1)又は(2)記載の製造方法。
(3) The support member is made of a porous member whose receiving surface can be divided into two or more,
The manufacturing method according to (1) or (2), wherein a temperature-controlled gas is ejected from the receiving surface to float the molten glass lump.
(4) 溶融ガラス塊の温度が−700℃/分以上−100℃/分以下の速度で低下するように、前記気体を噴出する(3)記載の製造方法。 (4) The production method according to (3), wherein the gas is ejected so that the temperature of the molten glass block is decreased at a rate of −700 ° C./min or more and −100 ° C./min or less.
(5) (1)から(4)いずれか記載の製造方法で製造される光学素子を用いる光学機器の製造方法。 (5) A method for manufacturing an optical device using the optical element manufactured by the manufacturing method according to any one of (1) to (4).
(6) 溶融ガラスを受ける受け面を有する支持部材と、プレス成形用の金型を有するプレス成形装置と、前記受け面で保持され形成された溶融ガラス塊を前記金型内へと移送する移送手段と、を備える光学素子の製造装置であって、
前記溶融ガラス塊の温度を検知し、粘度を算出する検出手段と、
前記検出手段によって算出された粘度に基づいて前記移送手段を制御する移送制御手段と、を更に備える製造装置。
(6) A support member having a receiving surface for receiving molten glass, a press molding apparatus having a press molding die, and a transfer for transferring a molten glass mass held and formed by the receiving surface into the die. And an optical element manufacturing apparatus comprising:
Detecting means for detecting the temperature of the molten glass lump and calculating the viscosity;
And a transfer control means for controlling the transfer means based on the viscosity calculated by the detection means.
(7) 前記移送手段は、前記溶融ガラス塊を前記受け面から前記金型へと落下させる(6)記載の製造装置。 (7) The manufacturing apparatus according to (6), wherein the transfer unit drops the molten glass lump from the receiving surface onto the mold.
(8) 前記受け面は、2以上に分割可能な多孔質部材からなり、
前記製造装置は、温度制御された気体を前記受け面から噴出させる気体供給手段を更に備える(6)又は(7)記載の製造装置。
(8) The receiving surface is made of a porous member that can be divided into two or more,
The manufacturing apparatus according to (6) or (7), further including gas supply means for ejecting a temperature-controlled gas from the receiving surface.
(9) 前記検出手段によって検知された温度に基づいて前記気体供給手段を制御する供給制御手段を更に備える(8)記載の製造装置。 (9) The manufacturing apparatus according to (8), further comprising supply control means for controlling the gas supply means based on the temperature detected by the detection means.
(10) (6)から(9)いずれか記載の製造装置で製造される光学素子を用いて光学機器を製造する光学機器製造装置。 (10) An optical device manufacturing apparatus that manufactures an optical device using the optical element manufactured by the manufacturing device according to any one of (6) to (9).
本発明によれば、金型への移送を、溶融ガラス塊の粘度が所定範囲になった時点で行うので、再加熱の必要性が低く移送時間を短縮でき、また最適な温度で成形型に移送されるので、金型の消耗を抑制でき且つ成形時間も短縮できる。 According to the present invention, the transfer to the mold is performed when the viscosity of the molten glass lump reaches a predetermined range, so that the need for reheating is low and the transfer time can be shortened, and the mold is formed at an optimum temperature. Since it is transferred, the consumption of the mold can be suppressed and the molding time can be shortened.
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明するが、これに本発明が限定されるものではない。 Hereinafter, although one embodiment of the present invention is described with reference to drawings, the present invention is not limited to this.
図1は、本発明の一実施形態に係る光学素子の製造装置を用いた光学素子の製造方法の手順を示す図である。図1に示されるように、光学素子の製造装置は、溶融ガラス供給装置20、支持部材30、移送手段としての移送部40、制御装置50、及び金型60を備える。以下、各構成要素を詳細に説明する。
FIG. 1 is a diagram showing a procedure of an optical element manufacturing method using an optical element manufacturing apparatus according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the optical element manufacturing apparatus includes a molten
溶融ガラス供給装置20は供給管21を有し、この供給管21の基部は、溶融ガラスを収容する図示しない溶融槽の内部に連通されている。これにより、溶融槽内の溶融ガラスは、供給管21を通じて流出する。
The molten
支持部材30は受け面33を有し、供給管21の下方に配置された受け面33で供給管21からの溶融ガラスを受ける。このように、受け面33は、極めて高温の溶融ガラスに接触するので、耐熱性に優れた素材で形成されることが好ましい。かかる受け面33上で溶融ガラスが保持されると、冷却され、やがて溶融ガラス塊FGが形成される。
The
この間、支持部材30は、受け面33上に溶融ガラスを受けた後、移送部40によって供給管21の下方位置(以後、受け位置とも称する)から下型61の上方位置(以後、移送位置とも称する)へと移動させられる。本実施形態の移送部40は駆動源41を有し、この駆動源41の駆動力によって、支持部材30は、図示しないレール上に沿って受け位置から移送位置へと移動する。ただし、受け位置と移送位置は、互いに同じ位置であっても、異なる位置であってもよい。
During this time, after receiving the molten glass on the
本発明の製造装置は、検出手段としての検出部51を更に備えており、この検出部51は受け面33上の溶融ガラス塊FGの温度を検知し、検知した温度、及び予め入力されているガラスの組成に基づいて、溶融ガラスFGの粘度ηを算出する。そして、検出部51は、粘度ηのデータを制御部53に送信する。
The manufacturing apparatus of the present invention further includes a
制御部53は移送制御手段としての移送制御部を有し、この移送制御部は、受信したデータの粘度ηに基づいて移送部40を制御する。具体的には、粘度(dPa・s)の対数logηが少なくとも1未満である間には溶融ガラス塊FGを金型60へと移送せず、logηが1以上6.65以下の任意の値になった時点で、溶融ガラス塊FGを金型60へと移送する。logηが1以上6.65以下の溶融ガラス塊FGは、適度な粘性を有しているため、移送時の衝撃にかかわらず破損しにくく且つ速やかに成形を行うことができ、また、適度に温度が低下しているため、金型60の消耗を抑制できる。logηの下限は、1.2であることがより好ましく、最も好ましくは1.5である。また、logηの上限は、6.5であることがより好ましく、最も好ましくは6.0である。
The
なお、本実施態様では、溶融ガラス塊FGごとに測温を行い、支持部材30の駆動を制御しているが、上記の粘度に至る時間が既に判明している場合には、その時間に基づいて支持部材30の駆動を制御してもよい。その場合、検出部51及び制御部53を設けなくてもよい。
In this embodiment, the temperature is measured for each molten glass block FG and the drive of the
図1に示されるように、移送部40は、溶融ガラス塊FGを受け面33から金型60へと落下させることが好ましい。何らかの部材を用いて溶融ガラス塊FGを把持して移送する態様と異なり、溶融ガラス塊FGに接触する部材を介さないので、溶融ガラス塊FGの汚染を抑制できる。かかる態様では、金型60への落下衝撃による溶融ガラス塊FGの破損が懸念されるが、本発明では、溶融ガラス塊FGの粘度が所定範囲になった時点で移送を行うので、落下衝撃による溶融ガラス塊FGの破損であっても大幅に軽減できる。
As shown in FIG. 1, the
本実施形態の支持部材30は、受け面33が2以上に分割可能(図1では、分割形成面34によって分割面331,333の2つに分割される)であり、アーム43によって2以上に分割及び一体化を繰り返して行うことができる。このアーム43は駆動源41によって駆動されており、前述の制御に従って移送を行う際には、受け面33を分割し、受け面33上の溶融ガラス塊を落下させる。なお、分割形成面34は、溶融ガラス塊FGを水平姿勢を保持しつつ落下しやすい点で、図1に示されるように受け面33の中央に形成されることが好ましいが、これに限られない。
In the
更に、図1に示される受け面33は、多孔質部材からなる。そして、多孔質部材の底部には気体供給管37a,37bが設けられ、これら気体供給管37a,37bは図示しない気体供給源からの気体を多孔質部材へと供給する。ここで、多孔質部材の周囲は外壁35で被覆されているため、供給された気体は受け面33から溶融ガラスへと噴出することになる。これにより、溶融ガラスが受け面33から浮上するため、溶融ガラスが受け面33に付着する事態を抑制できる。
Further, the receiving
ただし、このように気体を溶融ガラスへと噴出する態様では、気体によって溶融ガラスが急冷され、移送時の粘度を前述の範囲に設定するのが困難になったり、溶融ガラスの表面と中央との温度差が過大になって、後述のプレス成形時のひび割れ等が生じたりする事態が懸念される。そこで、製造装置は、気体供給管に供給する気体を温度制御する温度制御装置を更に備えることが好ましい。これにより、温度制御された気体が受け面33から噴出されるので、溶融ガラスの急冷が抑制され、上記の懸念を解消できる。なお、気体供給管37a,37b、気体供給源、及び温度制御装置は、気体供給手段を構成する。
However, in such a mode in which the gas is ejected to the molten glass, the molten glass is rapidly cooled by the gas, and it becomes difficult to set the viscosity at the time of transfer to the aforementioned range, or between the surface and the center of the molten glass. There is a concern that the temperature difference becomes excessive, and cracks and the like during press molding described later occur. Therefore, it is preferable that the manufacturing apparatus further includes a temperature control device that controls the temperature of the gas supplied to the gas supply pipe. Thereby, since the temperature-controlled gas is ejected from the receiving
本実施形態の制御部53は、供給制御手段としての供給制御部を有することが好ましく、この供給制御部は、検出部51によって検知された温度に基づいて、気体供給源及び/又は温度制御装置を制御する。具体的に供給制御部は、溶融ガラス塊FGの温度が−700℃/分以上−100℃/分以下の速度で低下するように制御を行う。これにより、移送時の溶融ガラス塊FGの粘度を前述の範囲に容易に設定できるとともに、溶融ガラスFGの表面と中央との温度差に起因するプレス成形時のひび割れ等を確実に抑制できる。溶融ガラス塊FGの温度低下の速度の下限は、−650℃/分であることがより好ましく、最も好ましくは−600℃/分である。また、溶融ガラス塊FGの温度低下の速度の上限は、−120℃/分であることがより好ましく、最も好ましくは−150℃/分である。
The
ここで、温度低下の速度は、溶融ガラスが受け面33に受け止められた時点から、溶融ガラス塊FGが受け面33から金型60へと移送される時点までの任意の期間における平均値である。従って、検出部51は、溶融ガラス塊FGの温度検出を、受け位置から移送位置までの任意の2箇所以上で行う。
Here, the rate of temperature decrease is an average value in an arbitrary period from the time when the molten glass is received by the receiving
このようにして溶融ガラス塊FGは、受け面33から金型60へと移送される。本実施形態の金型60は、下型61及び上型63を有し、下型61の設置面611に溶融ガラス塊FGが設置される。ここで、上型63はプレス面631を有しており、このプレス面631は溶融ガラス塊FGが設置された設置面611と対向するように配置される。そして、上型63が下型61に接近すると、溶融ガラス塊FGがプレス面631及び設置面611で押圧され、光学レンズ等の光学素子GCが作製される。
In this way, the molten glass block FG is transferred from the receiving
なお、本実施形態では、金型60が胴型65を更に有し、この胴型65が下型61及び上型63を包囲して、その接近及び離隔の軌道を規定する。これにより、下型61及び上型63の接近及び離隔の軌道が一定になるため、プレス条件が均一になり、光学素子の品質をより一定化できる。なお、接近及び離隔の軌道は、図1に示されるように下型61及び上型63の軸方向であることが一般的であるが、これに限られない。
In the present embodiment, the
また、本実施形態の胴型65は筒状部材である。かかる胴型65は、下型61の鍔部613上に載置されるとともに、上型63が下方向へ移動してきた際に、上型63の鍔部633を支持することで、下型61及び上型63の衝突時における衝撃を緩和する。
Moreover, the trunk | drum 65 of this embodiment is a cylindrical member. The body die 65 is placed on the
以上の金型60は、図示しない加熱機構によって加熱されることが好ましい。溶融ガラス塊FGは移送までの過程で外気によって冷却されているため、最も温度が低い表面から、最も温度が高い中心への温度勾配を有している。しかし、金型60に移送されると、溶融ガラス塊FGはその表面から設置面611及びプレス面631で加熱されるため、温度勾配が速やかに解消される。このため、プレス成形を行うのに好ましい状態、つまり全体に亘って温度が均一な状態が短期間で達成されるため、プレス成形時間を大幅に短縮できる点で有利である。
The
以上の製造装置によれば、溶融ガラス塊FGの粘度が所定範囲になった時点で移送されるので、移送時の溶融ガラス塊FGの破損が生じにくく且つ金型60の消耗を抑制できる。かかる製造装置を用いて製造される光学素子は、本発明に包含される。
According to the above manufacturing apparatus, since it is transferred when the viscosity of the molten glass lump FG falls within a predetermined range, the molten glass lump FG is hardly damaged during the transfer, and consumption of the
<光学素子の製造方法>
本発明の一実施形態に係る光学素子の製造方法を、以上の製造装置を参照しつつ説明する。光学素子の製造方法では、溶融ガラスを支持部材30の受け面33で受けて保持し、溶融ガラス塊FGを形成し、受け面33上の溶融ガラス塊FGをプレス成形用の金型60内へと移送する。
<Optical element manufacturing method>
An optical element manufacturing method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the above manufacturing apparatus. In the manufacturing method of the optical element, the molten glass is received and held by the receiving
本発明の製造方法では、溶融ガラス塊FGの移送を、その粘度(dPa・s)の対数logηが1以上6.65以下になった時点で行う。これにより、移送時の衝撃にかかわらず破損しにくく、また、適度に温度が低下しているため、金型60の消耗を抑制できる。
In the production method of the present invention, the molten glass block FG is transferred when the logarithmic log η of its viscosity (dPa · s) becomes 1 or more and 6.65 or less. Thereby, it is hard to be damaged irrespective of the impact at the time of transfer, and since the temperature is appropriately reduced, the consumption of the
溶融ガラス塊FGの移送は、図1に示されるように、受け面33から金型60へと落下させることにより行うことが好ましい。溶融ガラス塊FGに接触する部材を介さないので、溶融ガラス塊FGの汚染を抑制できる。また、本発明では、溶融ガラス塊FGの粘度が所定範囲になった時点で移送を行うので、落下衝撃による溶融ガラス塊FGの破損であっても大幅に軽減できる。
As shown in FIG. 1, the molten glass block FG is preferably transferred by dropping it from the receiving
支持部材30として、受け面33が2以上に分割可能な多孔質部材からなるものを用い、温度制御された気体を受け面33から噴出して、溶融ガラス塊FGを浮上成形することが好ましい。これにより、溶融ガラスが受け面33に付着する事態を抑制しつつ、温度制御された気体が受け面33から噴出されるので、溶融ガラスFGの急冷が抑制され、上記の懸念を解消できる。なお、かかる態様における溶融ガラス塊FGの移送は、受け面33を分割して落下させることにより行う。
The
ここで、溶融ガラス塊の温度が−700℃/分以上−100℃/分以下の速度で低下するように、気体を噴出することが好ましい。これにより、移送時の溶融ガラス塊FGの粘度を前述の範囲に容易に設定できるとともに、溶融ガラスFGの表面と中央との温度差に起因するプレス成形時のひび割れ等を確実に抑制できる。 Here, it is preferable to eject the gas so that the temperature of the molten glass block decreases at a rate of −700 ° C./min or more and −100 ° C./min or less. Thereby, while the viscosity of the molten glass lump FG at the time of transfer can be easily set to the above-mentioned range, the crack at the time of the press molding resulting from the temperature difference of the surface and center of molten glass FG can be suppressed reliably.
次に、光学素子の製造方法では、受け面33から金型60へと移送した溶融ガラス塊FGをプレス成形する。具体的には、プレス面631を溶融ガラス塊FGが設置された設置面611と対向するように配置し、上型63を下型61に接近する。すると、溶融ガラス塊FGがプレス面631及び設置面611で押圧され、光学レンズ等の光学素子GCが作製される。
Next, in the method for manufacturing an optical element, the molten glass block FG transferred from the receiving
以上の光学素子の製造方法は、溶融ガラス塊FGの粘度が所定範囲になった時点で移送するので、再加熱の必要性が低く移送時間を短縮でき、また最適な温度で成形型に移送されるので、金型の消耗を抑制でき且つ成形時間も短縮できる。また、かかる製造方法で製造される光学素子は光学機器において有用である。かかる光学素子を用いる光学機器の製造方法は、本発明に包含される。 Since the above-described optical element manufacturing method is transferred when the viscosity of the molten glass block FG reaches a predetermined range, the need for reheating is low and the transfer time can be shortened, and the molten glass block FG is transferred to the mold at an optimum temperature. Therefore, the consumption of the mold can be suppressed and the molding time can be shortened. Moreover, the optical element manufactured by this manufacturing method is useful in an optical instrument. A method for manufacturing an optical apparatus using such an optical element is included in the present invention.
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, and the like within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention.
30 支持部材
33 受け面
40 移送部(移送手段)
51 検出部(検出手段)
53 制御部(移送制御手段、供給制御手段)
60 金型
61 下型
63 上型
FG 溶融ガラス塊
GC 光学素子
30 Supporting
51 Detection part (detection means)
53 Control unit (transfer control means, supply control means)
60
Claims (10)
前記受け面上の前記溶融ガラス塊を、その粘度(dPa・s)の対数logηが1以上6.65以下になった時点でプレス成形用の金型内へと移送し、
前記金型内の溶融ガラス塊をプレス成形する工程を有する光学素子の製造方法。 Receiving and holding the molten glass at the receiving surface of the support member, forming a molten glass lump,
When the logarithm log η of the viscosity (dPa · s) is 1 or more and 6.65 or less, the molten glass lump on the receiving surface is transferred into a press molding die,
The manufacturing method of the optical element which has the process of press-molding the molten glass lump in the said metal mold | die.
温度制御された気体を前記受け面から噴出して、溶融ガラス塊を浮上成形する請求項1又は2記載の製造方法。 The support member is made of a porous member whose receiving surface can be divided into two or more,
The manufacturing method of Claim 1 or 2 which ejects the temperature-controlled gas from the said receiving surface, and float-molds a molten glass lump.
前記溶融ガラス塊の温度を検知し、粘度を算出する検出手段と、
前記検出手段によって算出された粘度に基づいて前記移送手段を制御する移送制御手段と、を更に備える製造装置。 A support member having a receiving surface for receiving molten glass, a press molding apparatus having a mold for press molding, and a transfer means for transferring a molten glass lump formed by being held by the receiving surface into the mold, An optical element manufacturing apparatus comprising:
Detecting means for detecting the temperature of the molten glass lump and calculating the viscosity;
And a transfer control means for controlling the transfer means based on the viscosity calculated by the detection means.
前記製造装置は、温度制御された気体を前記受け面から噴出させる気体供給手段を更に備える請求項6又は7記載の製造装置。 The receiving surface is made of a porous member that can be divided into two or more,
The said manufacturing apparatus is a manufacturing apparatus of Claim 6 or 7 further provided with the gas supply means which ejects the temperature-controlled gas from the said receiving surface.
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WO2013018484A1 (en) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | Method for manufacturing glass molding |
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