JP2010098594A - 復調回路および復調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模および消費電力を低減したOFDMA復調回路の実現。
【解決手段】シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される復調回路であって、受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶するシンボルメモリ31と、シンボルメモリに記憶された受信データをシンボル単位で伝送路推定・補償処理する伝送路推定・補償回路26と、伝送路推定・補償回路の出力を記憶し、誤り訂正処理におけるブロック単位で、出力するバッファ32と、バッファから出力された伝送路推定・補償処理済み受信データに対してブロック単位で誤り訂正処理を行う誤り訂正回路27と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、復調回路および復調方法に関する。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多重接続)方式は、OFDMをベースとした多元接続方式である。OFDMA方式では、すべてのサブキャリアを全ユーザーが共有し、特定の複数のサブキャリアをサブチャンネル(Sub Channel)と位置づけ、特定の時間タイミングで各ユーザーに適応的に割り当てることにより、多元接続を実現する。OFDMA方式は、近年ではIEEE802.16e(Mobile WiMAX)に採用されている。以下、この規格のOFDMA方式のシステムを例として説明を行う。
図1は、OFDMA無線インターフェースで、TDD(Time Division Duplexing:時分割複信)を使用する場合の一般的なフレーム構造を示す図である。図1に示すように、OFDMA方式では、時間軸方向にフレーム(Frame)に分割する。1つのフレームは、基地局から端末へ送信を行う下りリンク(ダウンリンク)サブフレーム(Down Link Subframe)と上りリンク(アップリンク)サブフレーム(Up Link Subframe)からなる。ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの間には、送受信の処理の切り換えのために、TTG(Transmit Transition Gap)およびRTG(Receive Transition Gap)というガード時間が設けられている。ダウンリンクとアップリンクの各サブフレームは、OFDMシンボル番号で与えられた時間軸とサブチャンネル番号で区切られる周波数軸の2次元で、データ・バーストや制御チャンネルなどのいくつかの領域に区切られる。領域を区切る最小単位は、「スロット」、つまり1つのサブチャンネルとサブチャンネル配置法に依存するOFDMシンボル数による領域となる。各バースト領域は、複数のユーザーで共有される。
ダウンリンクサブフレームは、1個のOFDMシンボルで構成されるプリアンブル(Preamble)で開始される。端末は、このプリアンブルによってフレームの同期を取る。プリアンブル直後のOFDMシンボルは、PUSC((Partial Usage of SubChannnels)によるサブチャンネル配置が使用されることになっている。その配置に従った最初の4つのスロット(FFTサイズが128の時は1つのスロット)は、フレーム制御ヘッダ(Frame Control Header: FCH)と呼ばれる特別な領域になっている。そしてFCHに続くスロットで、DL−MAP(Downlink Map)メッセージが送信される。端末は、FCHに含まれるDLFP(Downlink Frame Prefix)によって、FCHの直後に続くDL−MAPメッセージの長さと、そこで使用されている誤り訂正符号の方式および繰り返し符号の繰り返し数を知る。さらに、端末は、これらの情報に従って、DL−MAPメッセージの復調を行い、ダウンリンクサブフレーム内のデータ・バースト領域の割り当てや、ダウンリンクに関する拡張制御情報を得る。端末はさらに、ダウンリンクサブフレームのデータ・バースト内でUL−MAP(Uplink Map)メッセージを見つけ、それにより、アップリンクサブフレーム内のデータ・バースト領域と制御チャンネル領域の割り当て情報、アップリンクに関する拡張制御情報を得る。データ・バースト領域には、ユーザーデータが配置される。データ・バーストへのユーザーの割り当ては、基地局が、ユーザーからフィードバックされる受信環境情報を基に、受信に最適な変調方式と、符号長を決定して、ユーザーのグルーピングを行い、バーストに割り当てるのが一般的である。
図2はOFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの送信側の構成例を示す図であり、図3は送信側におけるデータ処理の流れを示す図である。
図2に示すように、送信側(基地局)では、複数のユーザーに送信する複数のユーザーデータUser Data 1乃至User Data Nを、複数のユーザーデータ(User Data)連結部11A乃至11Cで連結して複数のバーストデータを生成する。その後、同一のバースト内で、ランダマイズ(Randamize)処理部12A乃至12C、インターリーブ(Interleave)部13A乃至13C、符号化部14A乃至14Cおよび一次変換部15A乃至15Cで処理される。処理結果はフレームメモリ(Frame Memory)16に格納される。フレームメモリ16に格納されたバーストデータは、送信キャリア順にから読み出され、IFFT処理部17でIFFT処理が施されて、OFDMA信号に変換される。OFDMA信号は、Txフィルタ(Tx Filter)18でフィルタ処理された後、送信(RF)部19からアンテナを介して送信される。
図3に示した例では、ユーザーデータUSER Data 1乃至User Data 4、USER Data 5乃至User Data 8およびUSER Data 9乃至User Data 12は、それぞれ連結され、インターリーブ処理および符号化処理によりバーストデータDL-burst #1 Data、DL-burst #2 DataおよびDL-burst #3 Dataになる。さらに、バーストデータDL-burst #1 Data、DL-burst #2 DataおよびDL-burst #3 Dataは、一次変調および送信データ分割により、送信データ#1 Symbol 1-4, #2 Symbol 1-4および#3 Symbol 1-4になる。
図4はOFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの受信側(端末)の構成例を示す図である。
図4に示すように、RF部21でベースバンド周波数に変換されたI/Qアナログ信号は、ADコンバータ22でデジタル信号に変換され、同期検出部23に入力される。同期検出部23では、フレームの先頭と、各シンボルのFFTウインドウ(FFT Window)の検出を行う。FFT部24では、同期検出部23から与えられるFFT Window Pulseを基準にFFT演算を実行して、時間領域のI/Q信号の周波数方向のI/Qキャリア信号を復調する。I/Qキャリア信号は、一旦フレームメモリ(Frame Memory)25に格納される。FFT演算処理までは、受信信号(データ)は、シンボルの受信順に、1シンボル単位で処理する。フレームメモリ25以降は、受信データは、バースト単位で処理が行われる。まず、フレームメモリ25にFCH(Frame Control header)バーストの書き込みが完了したと同時にFCHバーストの読出しが行われ、伝送路推定・補償部26に入力される。FCHバーストは、誤り訂正部27で誤り訂正が行われ、フレーム(Frame)構造解析部28において、内容の解析が行われ、DL−MAPバーストの情報(変調方式、サイズ)がフレームメモリ25、伝送路推定・補償部26および誤り訂正部27に通知される。フレームメモリ25では、この情報から得られたDL−MAPバーストのサイズ分のデータが書き込まれているか判断し、書き込みが完了していなければ、完了するまで待ち、完了していた場合には、即座にフレームメモリ25からのDL−MAPの読出しを行う。読み出されたDL−MAPは、伝送路推定・補償処理が行われ、復号データとして後段のMAC部(図示せず)に出力されるのと同時に、フレーム構造解析部28に入力される。フレーム構造解析部28では、DL−MAPバーストの内容の解析を行い、ダウンリンク期間(ダウンリンクサブフレーム)内の全てのユーザーバーストの情報(変調方式、符号化率、サイズ、バーストの宛先、メッセージ種別など)を得る。この情報は、フレームメモリ25、伝送路推定・補償部26および誤り訂正部27に通知される。フレームメモリ25は、この情報に基づいて、フレームメモリ25内に書き込みが完了したバーストから順番に読み出す。読み出されたバーストは、バースト単位で伝送路推定・補償処理および誤り訂正処理を行い、MAC部に出力する。
受信側で行われる誤り訂正処理は、トレースバックと呼ばれ、受信したデータよりも過去に受信したデータを使用する処理である。このトレースバックは、異なる符号長で符号化されたデータを使用すると、誤り訂正処理性能が大幅に劣化してしまうため、送信側で行われる符号化処理単位で行う必要がある。そのため、受信側でOFDMA信号の復調、誤り訂正処理を行う場合には、バースト単位で処理していた。
図5は受信側におけるダウンリンクサブフレームの復号処理の例を示す図であり、プリアンブル(Preamble)は省略している。図5のダウンリンクサブフレームは、FCHとDL−MAP、および2個のユーザーバーストDL−burst#1およびDL−burst#2を有する。2個のユーザーバーストDL−burst#1およびDL−burst#2の開始シンボル位置と終了シンボル位置は同じであり、開始シンボル位置はFCHとDL−MAPの直後であり、終了シンボル位置はダウンリンクサブフレームの最後のシンボルである。2個のユーザーバーストDL−burst#1およびDL−burst#2では、開始シンボル位置から終了シンボル位置まで伝送路推定・補償処理および誤り訂正処理が行われる。
図6は、図5のダウンリンクサブの復号処理を含む通信処理のタイムチャートを示す図である。図示のように、プリアンブル(Preamble)の受信に続いて、ダウンリンクサブフレームのシンボル(DL-Symbol 1-34)の受信を行い、さらにアップリンクサブフレームのシンボル(UL-Symbol 1-12)の送信を行う。
FFT処理部からプリアンブルに続いて出力されるシンボルにFCHおよびDL−MAPが含まれる。フレームメモリにFCHおよびDL−MAPの格納が終了すると直ちにFCHバーストについて、伝送路推定・補償処理、誤り訂正処理およびフレーム構造解析処理を行い、DL−MAPバーストの情報を得る。続いて、DL−MAPバーストをフレームメモリから読み出し、伝送路推定・補償処理、誤り訂正処理およびフレーム構造解析処理を行い、ユーザーバースト情報を得る。この情報に基づいて、FCHとDL−MAPの直後からダウンリンクサブフレームの最後まで続く、2個のユーザーバーストDL−burst#1およびDL−burst#2が存在することが分かる。ダウンリンクサブフレームのシンボルDL-Symbol 34までの受信およびFFT処理が終了して、2個のユーザーバーストDL−burst#1およびDL−burst#2のフレームメモリへの格納が完了するまで待機する。2個のユーザーバーストのフレームメモリへの格納が完了すると同時に、フレームメモリからユーザーバーストDL−burst#1の読み出しを開始する。そして、ユーザーバーストDL−burst#1は、伝送路推定・補償処理および誤り訂正処理が行われて復号され、出力される。ユーザーバーストDL−burst#1の復号処理が終了した後、ユーザーバーストDL−burst#2の復号処理が同様に行われる。
上記のように、従来の受信側(端末)は、誤り訂正処理前に、フレームメモリに各ユーザーバーストの受信データを格納し、各ユーザーバーストのすべての受信データが格納された後で各ユーザーバーストの誤り訂正処理を開始する。そのため、フレームメモリは少なくともユーザーバーストの最大シンボル長に対応する受信データを格納可能な非常に大きな容量を備える必要がある。例えば、Mobile WiMAXを例とした場合には、次のような容量のメモリが必要になる。
12[bit]×2×1024[Carrier]×35[Symbol]=860,160[bit]
ここで、35[Symbol]は規格上のダウンリンク期間の最大シンボル数であり、1024[Carrier]は規格で規定される帯域幅10MHzのキャリア数である。
また、図5に示したようなシンボル方向に長いユーザーバーストだけでダウンリンクサブフレームが構成されるようなフレーム構造の場合には、そのユーザーバーストの受信データの格納が終了した後、伝送路推定・補償処理および誤り訂正処理開始する。そのため、1ダウンリンクサブフレーム分の遅延が発生する。
さらに、FDDシステムのように、ダウンリンクとアップリンクを異なる周波数で送信する場合には、1フレーム遅延するような従来例の構成では、フレームメモリの読み出しの最中に、次のフレームの書き込みが行われるため、フレームメモリを2面用意する必要があり、フレームメモリは上記の2倍の容量を有することが必要になる。
Mobile WiMAXのように、1フレーム内にダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームを混載するTDDシステムでは、上記のFDDシステムとは異なり、ダウンリンク期間の後には、アップリンク期間があるため、アップリンク期間内ですべてのダウンリンクバーストの処理を終了することが可能であるならば、フレームメモリを2面持つ必要はない。しかし、Mobile WiMAXの場合には、アップリンク期間はダウンリンク期間の1/2程度のシンボル数しかないプロファイルが存在する。この場合には、ダウンリンク期間の書き込み速度の2倍の速度で読み出しを行う必要がある。さらに、伝送路推定・補償処理および誤り訂正処理のレイテンシィを考慮する必要があり、2倍のレイテンシィを考慮した分を加えた(2+α)倍の速度で、伝送路推定・補償処理部および誤り訂正処理部を動作させるか、処理を並列化する必要がある。このためには、伝送路推定・補償処理部および誤り訂正処理部を構成する回路の規模が大きくなるか、またはそれらを構成するプロセッサに高性能なものを使用する必要がある。いずれにしろ、回路規模(チップサイズ)の増加と消費電力の増加という問題がある。
特開2007−020173号公報 特開2005−109769号公報
OFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの受信側(端末)では、回路規模(チップサイズ)の低減、および消費電力の低減という要求があった。
開示の実施形態の復調回路は、シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される復調回路であって、受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶するシンボルメモリと、前記シンボルメモリに記憶された受信データを前記シンボル単位で伝送路推定・補償処理する伝送路推定・補償回路と、前記伝送路推定・補償回路の出力を記憶し、誤り訂正処理におけるブロック単位で、出力するバッファと、前記バッファから出力された伝送路推定・補償処理済み受信データに対して前記ブロック単位で誤り訂正処理を行う誤り訂正回路と、を備える。
実施形態の復調回路では、バッファにブロック単位の伝送路推定・補償処理済みデータが蓄積されたら、誤り訂正処理を開始する。1ユーザーバーストは複数のブロック単位で構成されるので、ブロック単位の受信データは1ユーザーバーストの受信データより少ない容量である。そのため、シンボルメモリおよびバッファの容量は、1ユーザーバーストの受信データの容量より小さくでき、1ユーザーバーストの受信データを記憶する従来例のフレームメモリの容量より小さくできる。特に、1ダウンリンクサブフレームのシンボル長に近い長さを有するユーザーバーストの受信データを記憶するフレームメモリを設ける場合に比べて、大幅に記憶容量を低減できる。これにより、回路規模(サイズ)を低減できる。
さらに、バッファにブロック単位の伝送路推定・補償処理済みデータが蓄積されたら、誤り訂正処理を開始するので、時間遅延を低減でき、処理時間を長くできる。これにより、回路規模(チップサイズ)および消費電力は、低減される。
図7は、OFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの実施形態の受信側(端末)の構成例を示す図である。
図7に示すように、RF部21でベースバンド周波数に変換されたI/Qアナログ信号は、ADコンバータ22で任意のビット数のI/Qデジタル信号に変換され、同期検出部23に入力される。同期検出部23では、プリアンブル(Preamble)(フレームの先頭)を検出し、OFDMAシンボルのガード相関により、シンボルの先頭と、FFT処理の開始位置を決定し、I/Qデジタル信号と同期したFFTウインドウパルス(FFT Window Pulse)を出力する。同期検出については、広く知られており、実施形態では特に限定されないので、詳しい説明は省略する。FFT部24では、同期検出部23から与えられるFFT Window PulseからI/Qデジタル信号の任意のサンプル数を取り込みFFT演算を実行して、時間領域のI/Q信号の周波数方向のI/Qキャリア信号を復調する。I/Qキャリア信号は、シンボルメモリ(Symbol Memory)31にシンボル単位で記憶される。シンボルメモリ31は、1シンボル分のI/Qキャリア信号を記憶すると、記憶した1シンボル分のI/Qキャリア信号を伝送路推定・補償部26に出力する。伝送路推定・補償部26は、1シンボル分のI/Qキャリア信号に対して伝送路推定・補償処理を行い、処理結果をFECバッファ(FEC Buffer)32に出力する。FECバッファ32は、1シンボル分の伝送路推定・補償処理済みI/Qキャリア信号を記憶し、後述する誤り訂正処理の1ブロック単位のI/Qキャリア信号を記憶すると、記憶した1ブロック分のI/Qキャリア信号を誤り訂正部27に出力する。FECバッファ32は、1シンボル分の伝送路推定・補償処理済みI/Qキャリア信号を記憶する時にブロック単位に分けて記憶し、そのままブロック単位で出力する。また、FECバッファ32は、1シンボル分の伝送路推定・補償処理済みI/Qキャリア信号をそのままシンボル単位で記憶し、出力する時にブロック単位になるように合成して出力するようにしてもよい。誤り訂正部27は、入力された1ブロック分のI/Qキャリア信号に対して誤り訂正処理を行い、復号データを生成して出力する。フレーム(Frame)構造解析部28は、誤り訂正処理済みの復号データの内容の解析を行い、DL−MAPバーストの情報(変調方式、サイズ)がフレームメモリ25、伝送路推定・補償部26および誤り訂正部27に通知される。なお、図示していないが、受信側(復調回路)の全体を制御する復調(デコード(Decode))コントローラが設けられている。
Mobile WiMAXでは、符号器での符号化処理は、FECブロックという単位でブロック化され、バーストは複数個のFECブロックの塊で構成されている。1ブロック当たりの長さは、変調方式、符号化率、バーストの大きさにより異なる。
また、誤り訂正処理の復号時に行うトレースバック処理は、ある範囲まで遡れば、それ以上遡っても訂正能力が上がらず飽和することが知られている。この限界範囲は、変調方式や符号化率により異なる。
実施形態のOFDMA復調回路は、この点に着目した。従来例では、受信データは、FFT処理後に一旦フレームメモリに格納された後、バースト単位で伝送路推定・補償処理、誤り訂正処理が行われていた。これに対して、実施形態のOFDMA復調回路では、伝送路推定・補償処理は、受信データをシンボルメモリ31から受信シンボル単位で読み出して行い、その後、一旦FECバッファ32に記憶する。ここで、シンボル単位のデータを、FECブロックのような誤り訂正処理が対象とするブロック単位のデータに変換する。そして、FECバッファ32から読み出したブロック単位のデータに対して、誤り訂正処理を行う。ブロックは、FECブロックでも、トレースバック長単位のブロックでもよい。
図8は、実施形態の受信側において、シンボルメモリ31から誤り訂正処理までの処理フローを示す図である。
シンボルメモリ31には、FFT処理結果(I/Qキャリア)が順次記憶される。その後、シンボルメモリ31からシンボル単位で読み出されたI/Qキャリアが、伝送路推定・補償部26に供給される。伝送路推定・補償部26は、I/Qキャリアをシンボル単位で処理し、処理結果をFECバッファ32に入力する。FECバッファ32は、ブロック単位に区切られたメモリ領域を有し、シンボル単位で入力されたI/Qキャリアをブロック単位に分割して各メモリ領域に記憶する。
図8に示す例では、バーストBurst#1は、4個のFECブロック(FEC Block)#1-1, #1-2, #1-3, #1-4を有する。FECブロック(FEC Block)#1-1はN番目とN+1番目のシンボル位置にある。FECブロック(FEC Block)#1-2はN番目からN+3番目のシンボル位置にあり、N番目とN+1番目のシンボル位置の分とN+2番目とN+3番目のシンボル位置の分はサブチャンネルの位置が異なる。FECブロック(FEC Block)#1-3はN+2番目からN+5番目のシンボル位置にあり、N+2番目とN+3番目のシンボル位置の分とN+4番目とN+5番目のシンボル位置の分はサブチャンネルの位置が異なる。FECブロック(FEC Block)#1-4はN+4番目とN+5番目のシンボル位置にある。同様に、バーストBurst#2は、4個のFECブロック(FEC Block)#2-1, #2-2, #2-3, #2-4を有する。FECブロック(FEC Block)#2-1はN番目とN+1番目のシンボル位置にある。FECブロック(FEC Block)#2-2はN番目からN+3番目のシンボル位置にあり、N番目とN+1番目のシンボル位置の分とN+2番目とN+3番目のシンボル位置の分はサブチャンネルの位置が異なる。FECブロック(FEC Block)#2-3はN+2番目からN+5番目のシンボル位置にあり、N+2番目とN+3番目のシンボル位置の分とN+4番目とN+5番目のシンボル位置の分はサブチャンネルの位置が異なる。FECブロック(FEC Block)#2-4はN+4番目とN+5番目のシンボル位置にある。
シンボルメモリ31は、FFT処理結果(I/Qキャリア)のN番目のシンボル分(Symbol N)の記憶が終了すると、伝送路推定・補償部26に出力する。伝送路推定・補償部26は、N番目のシンボルのI/Qキャリアの伝送路推定・補償処理を行い、FECバッファ32に記憶する。上記のように、N番目のシンボルは、FECブロック(FEC Block)#1-1, #1-2, #2-1, #2-2を含むので、FECバッファ32はN番目のシンボルのI/Qキャリアを4個のメモリ領域に分割して記憶する。さらに、シンボルメモリ31は、N+1番目のシンボル分(Symbol N)の記憶が終了すると、伝送路推定・補償部26に出力する。伝送路推定・補償部26は、N+1番目のシンボルのI/Qキャリアの伝送路推定・補償処理を行い、FECバッファ32に記憶する。N+1番目のシンボルは、FECブロック(FEC Block)#1-1, #1-2, #2-1, #2-2を含むので、FECバッファ32はN番目のシンボルのI/QキャリアをN+1番目のシンボルと同じ4個のメモリ領域に分割して記憶する。ここで、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1が完成するので、FECブッファ32は、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1を誤り訂正部27に出力する。これに応じて、誤り訂正部27は、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1の誤り訂正処理を開始する。
さらに、N+2番目とN+3番目のシンボルのI/Qキャリアは、伝送路推定・補償処理が同様に行われ、FECバッファ32に記憶される。N+2番目とN+3番目のシンボルは、FECブロック(FEC Block)#1-2, #1-3, #2-2, #2-3を含むので、FECバッファ32はN+2番目とN+3番目のシンボルのI/Qキャリアのうち、FECブロック(FEC Block)#1-2, #2-2を、すでにN番目とN+1番目のシンボルのI/Qキャリアを記憶している2個の領域に記憶し、FECブロック(FEC Block)#1-3, #2-3を、新たな2個のメモリ領域に分割して記憶する。従って、この時点でFECバッファ32では、6個のメモリ領域が使用される。ここで、FECブロック(FEC Block)#1-2, #2-2が完成するので、FECブッファ32は、FECブロック(FEC Block)#1-2, #2-2を誤り訂正部27に出力する。これに応じて、誤り訂正部27は、FECブロック(FEC Block)#1-2, #2-2の誤り訂正処理を開始する。
さらに、N+4番目とN+5番目のシンボルのI/Qキャリアは、伝送路推定・補償処理が同様に行われ、FECバッファ32に記憶される。N+4番目とN+5番目のシンボルは、FECブロック(FEC Block)#1-3, #1-4, #2-3, #2-4を含むので、FECバッファ32はN+4番目とN+5番目のシンボルのI/Qキャリアのうち、FECブロック(FEC Block)#1-3, #2-3を、すでにN+2番目とN+3番目のシンボルのI/Qキャリアを記憶している2個の領域に記憶し、FECブロック(FEC Block)#1-4, #2-4を、新たな2個のメモリ領域に分割して記憶する。この時点で、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1の誤り訂正処理が終了していれば、FECブロック(FEC Block)#1-4, #2-4を、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1を記憶したメモリ領域に記憶する。これであれば、FECバッファ32では、6個のメモリ領域が使用される。もし、FECブロック(FEC Block)#1-1, #2-1の誤り訂正処理が終了していない場合には、FECブロック(FEC Block)#1-4, #2-4を、新たな2個のメモリ領域に記憶する。この場合には、FECバッファ32では、8個のメモリ領域が使用される。ここで、FECブロック(FEC Block)#1-3, H1-4, #2-3, #2-4が完成するので、FECブッファ32は、FECブロック(FEC Block)#1-3, H1-4, #2-3, #2-4を誤り訂正部27に出力する。これに応じて、誤り訂正部27は、FECブロック(FEC Block)#1-3, H1-4, #2-3, #2-4の誤り訂正処理を開始する。
上記のように、実施形態では、FFT処理結果(I/Qキャリア)のバースト分がすべて記憶される前に、シンボル単位で伝送路推定・補償処理が順次行え、さらに続けてブロック単位で誤り訂正が行われるので、処理開始までのレイテンシィが大幅に短縮される。
FECバッファ32のメモリ領域の個数、すなわちメモリ容量は、上記のように、前のFECブロックの処理が終了したら、その処理に使用されたメモリ領域を次のFECブロックの処理に使用するので、小さくできる。FECバッファ32がどの程度のメモリ容量を必要とするかは、誤り訂正処理時間によって決定される。Mobile WiMAXに使用されるターボ符号は、同じ受信ビット列を繰り返し訂正処理に使用することにより、精度を向上するものである。よって、例えば、1シンボル分のデータを繰り返し数8回で処理する場合には、デコーダ回路を8個並列、もしくは直列に設けるか、8倍のクロックで動作させることにより1シンボル内での処理が可能になる。よって、このような誤り訂正処理を行う場合であれば、FECバッファ32の容量は2シンボル程度有すれば処理が破綻することはない。
しかし、CTC(畳み込みターボコード)(Convolution Turbo Codes)デコーダ1個当たりの回路規模は大きいため、そのような回路を8個設けることや、8倍の動作速度で動作させること自体が、回路規模増加と消費電力増加の要因になる。
そこで、実施形態では、FECバッファ32は、内部のメモリ領域の使用状態を監視し、空メモリ領域がなくなり、以降の処理ができなくなることを検出すると、FULLフラグをシンボルメモリ31に出力する。これに応じてシンボルメモリ31は、伝送路推定・補償部26へのI/Qキャリアの出力を一時停止する。FECバッファ32は、メモリ領域に空ができるとFULLフラグの出力を停止し、シンボルメモリ31はI/Qキャリアの出力を再開する。これにより、FECバッファ32の容量をあまり大きくしなくても処理の破綻を生じることがなくなる。
ただし、FECバッファ32に空きメモリ領域ができるまで、シンボルメモリ31がI/Qキャリアの出力を一時停止した場合でも、受信信号の受信は継続しており、シンボルメモリ31に記憶できない事態が生じることが考えられる。そこで、シンボルメモリ31は、空きメモリ容量が少なくなると、誤り訂正部27にアラームフラグを出力する。誤り訂正部27は、アラームフラグを受信すると、誤り訂正処理速度を増加させる。
CTCでコーダの訂正回数は、回数を重ねるほど精度は向上するが、訂正利得は低下する。1回目から2回目では1dB程度の精度向上が期待できるが、7回目と8回目では0.1〜0.2dB程度に訂正利得が低下する。そこで、誤り訂正部27は、アラームフラグを受信すると、誤り訂正処理における誤り訂正回数を少なくして、誤り訂正処理速度を増加させる。これにより、誤り訂正処理の遅延が削減され、FECバッファ32からの出力速度が増加する。
以上説明したように、実施形態の復調処理では、従来例のようにダウンリンクサブフレームの全バーストデータをフレームメモリに保存せずに、シンボル単位およびブロック単位で復調処理を行うため、以下のような効果が得られる。
(1)メモリサイズの削減とメモリ削減分の消費電力削減する効果が得られる。
(2)メモリに記憶することによる処理時間の制約が低くなり、伝送路推定・補償部や誤り訂正部の動作速度を従来よりも低速にすることができ、低消費電力化を実現できる。
次に、FECバッファ32におけるブロック分割について説明する。
本実施形態では、FECバッファ32は、Mobile WiMAX(IEEE802.16e)で規定されるConcatenation ruleに基づいたFECブロックでI/Qキャリアを出力する。
図9および図10は、Mobile WiMAXのFECブロックのサイズを規定する条件式を示す。図9は、送信側(基地局)での符号化方式が畳み込み符号(Convolution Codes)を利用したCC方式の場合のConcatenation ruleを示す。図10は、送信側(基地局)での符号化方式が畳み込みターボ符号(Convolution Turbo Codes)を利用したCTC方式の場合のConcatenation ruleを示す。図示したConcatenation ruleの説明は省略する。
次に、図11に示したダウンリンクサブフレームを例としてFECブロックの分割を説明する。図11の(A)に示すダウンリンクサブフレームは、図示のように、プリアンブル(Preamble)、FCH、DL−MAPに加えて、3つのユーザーバースト(User Burst)1,2,3を有する。それぞれのバーストのサイズと変調方式、符号化率は、次の通りとする。
FCHバースト:4[Slot] QPSK R=1/2 repetition=4 畳み込み符号(CC)
DL-MAPバースト:26[Slot] QPSK R=1/2 repetition=1 ターボ符号(CTC)
Userバースト1:160[Slot] QPSK R=1/2 repetition=1 ターボ符号(CTC)
Userバースト2:160[Slot] QPSK R=1/2 repetition=1 ターボ符号(CTC)
Userバースト3:160[Slot] QPSK R=1/2 repetition=1 ターボ符号(CTC)
前述のように、スロット(Slot)とは、Mobile WiMAXで規定されるキャリア集合の単位で、規格で規定されるパーミュテーションのタイプにより異なり、PUSC(Partial Usage of Sub Channels)の場合1サブチャンネル×2シンボル、FUSC(Full Usage of Sub Channels)の場合1サブチャンネル×1シンボルで定義される。ここで、前述のように、サブチャネルとは、周波数方向の単位であり、PUSCでは24サブチャンネルで、FUSCでは48サブチャンネルである。
本実施形態では、PUSCを採用しているものとするので、それぞれのバーストは150スロットとなる。従って、図10から、各バーストのブロック数は次のようになる。
FCHバースト j=1[slot]のサイズをk=4[block]
DL-MAPバースト j=10[slot]のサイズをk=1[block]
Lb1=8[slot]のサイズを1[block]
Lb2=8[slot]のサイズを1[block]
Userバースト1 j=10[slot]のサイズをk=16[block]
Userバースト2 j=5[slot]のサイズをk=32[block]
Userバースト3 j=3[slot]のサイズをk=52[block]
Lb1=2[slot]のサイズを1[block]
Lb2=2[slot]のサイズを1[block]
図11の(B)は、図11の(A)のバースト構造を、上記のようにしてFECブロックに分割した状態を示す。図示のように、FCHバーストは4個のブロックを、DL−MAPバーストは3個のブロックを、Userバースト1は16個のブロックを、Userバースト2は32個のブロックを、Userバースト3は54個のブロックを有する。
次に、シンボルメモリ31について説明する。
図12は、シンボルメモリ31の構成を示す図である。図12に示すように、シンボルメモリ31は、複数シンボルのI?Qキャリア信号を記憶できる容量を有するメモリ41と、書き込みシンボルカウンタ(Write Symbol Counter)42および書き込みキャリアカウンタ(Write Carrier Counter)43で構成される書き込み(Write)コントローラと、読み出しシンボルカウンタ(Read Symbol Counter)44および読み出しキャリアカウンタ(Read Carrier Counter)45で構成される読み出し(Read)コントローラと、を有する。
図13は、シンボルメモリ31の動作を示すタイムチャートであり、(A)は書き込み動作を、(B)は読み出し動作を示す。
書き込みコントローラは、FFT部24からI/Qキャリア信号において、フレームの先頭に配置されるフレームパルス(Frame Pulse)を基準に、書き込みシンボルカウンタ42を初期化し、各シンボルの先頭で出力されるシンボルパルス(Symbol Pulse)で書き込みシンボルカウンタ42の値をインクリメント(1増加)し、書き込みキャリアカウンタ43を初期化する。書き込みキャリアカウンタ43は、I/Qキャリア信号の有効(Valid)、無効(Invalid)を示すデータイネーブル(Data Enable)信号が有効の場合にインクリメントする。書き込みシンボルカウンタ42と書き込みキャリアカウンタ43のカウンタ値を上位、下位として結合した信号が、書き込みアドレス(Write Address)信号となる。
読み出しコントローラは、デコードコントローラ(図示せず)から、読み出し開始パルス(Read Start Pulse)と読み出しイネーブル(Read Enable)信号、読み出しシンボル番号(Read Symbol Number)、読み出しキャリア番号(Read Carrier Number)を受ける。読み出しシンボルカウンタ44には、読み出し開始パルスで読み出しシンボル番号がセットされ、読み出しイネーブル信号がEnableの場合に、読み出しキャリアカウンタ45をインクリメントする。この読み出しシンボルカウンタ44と読み出しキャリアカウンタ45のカウンタ値に基づいて読み出しアドレス信号が生成され、シンボルメモリ31からシンボル単位でI/Qキャリア信号をメモリの所定のアドレスから読み出す。シンボルメモリ31からシンボル単位で読み出されたI/Qキャリア信号は、伝送路推定・補償処理が行われた後、FECバッファ32に記憶される。
図14は、FECバッファ32の構成を示す図である。図14に示すように、FECバッファ32は、ブロック分割部51と、メモリ管理部61と、メモリ71と、書き込み(Write)コントローラ72と、読み出し(Read) コントローラ75と、を有する。ブロック分割部51は、I/Qキャリア信号の書き込みタイミングを調整する遅延調整部52と、フレーム(Frame)構造解析部53と、シンボルカウンタ(Symbol Counter)54と、キャリアカウンタ(Carrier Counter)55と、concatenation rule 演算部56と、を有する。メモリ管理部61は、I/Qキャリア信号の書き込みタイミングを調整する遅延調整部62と、管理シーケンサ63と、メモリ管理情報レジスタ64と、を有する。書き込みコントローラ72は、書き込みキャリアカウンタ(Write Carrier Counter)73と、加算器74と、を有する。読み出しコントローラ75は、加算器76と、読み出しキャリアカウンタ(Read Carrier Counter)77と、を有する。
ブロック分割部51は、伝送路推定・補償部26から、I/Qキャリア信号とキャリアイネーブル信号に加えて、受信したFCH、DL−MAPからバースト構造を解析するフレーム(Frame)構造解析部28から、次のような情報が入力される。
FCHバースト解析時:FCH情報
・変調方式、符号化率(規格ではQPSK R=1/2固定)
・Repetition factor(規格では、4に固定)
・number of allocated slot(規格では4に固定)
なお、FCHは規格上、すべてのパラメータ値が固定であるため、テーブルを固定的に持ち、解析を行わないようにすることも可能である。
FCHバースト解析後:
・変調方式、符号化率
・符号化方式(畳み込み符号またはターボ符号)
・Repetition factor
・スロットサイズ
DL−MAP解析後:(ユーザー(User)バースト情報)
・変調方式、符号化率
・符号化方式(畳み込み符号またはターボ符号)
・パーミュテーション
・STCレート
・number of STC layers
・Repetition factor
・スロットサイズ
フレーム構造情報(バースト配置情報)
ブロック分割部51のconcatenation rule演算部56では、これらの情報を使用して、図9および図10に示したconcatenation ruleに基づいて、各バーストのブロック分割を決定する。シンボルカウンタ54は、伝送路推定・補償部26から入力されるフレームパルスでリセットされ、シンボルパルスでインクリメント動作を行う。キャリアカウンタ55は、シンボルパルスで初期化され、I/Qキャリア信号と同期して入力されるData Enable信号がEnableの場合にインクリメントしていく。これらのシンボルカウンタ54およびキャリアカウンタ55のカウント値とフレーム構造情報、および決定したconcatenation情報から、受信しているキャリア信号がどのバーストであるのか、バースト内のどのブロックに属しているかを求め、次の情報を生成する。
ブロック分割回路出力情報
・ブロックが属するバースト番号
・ブロック番号
・ブロックのスロット数
・ブロックの書き込み開始パルス
・ブロックの書き込み終了パルス
・ブロックの書き込み完了キャリア数
次に、メモリ管理部61について説明する。
メモリ71は、最大ブロック長のキャリアを記憶できるメモリ領域に分割されている。メモリ71は、メモリ領域に対応して物理的に複数のメモリを有する場合と、同一のメモリでアドレスにより複数のメモリ領域に分割する場合と、があり得る。
メモリ管理部61では、それぞれのメモリ領域に記憶されたブロックの情報を管理する。管理される情報は、次の通りである。
メモリ管理情報テーブル
・ブロックの書き込み状態(2bits)
・ブロックが属するバースト番号(8bits)
・ブロックのスロット数(4bits)
・ブロックの書き込み完了キャリア数(12bits)
また、メモリ管理部61では、メモリ71がフル(FULL)状態にあり、次のデータの書き込みができない場合、デコードコントローラにFULLフラグを通知し、シンボルバッファ32の読み出しイネーブル(Read Enable)信号をディスエーブル(disable)状態にして、シンボルメモリ31からのシンボルの読み出しを一時停止(Wait)状態にする機能を有する。
管理シーケンサ63は、ブロックの書き込み開始パルスが入力された場合、ブロック分割部51から入力されたバースト番号およびブロック番号と同じものがないか、メモリ管理部61のメモリ管理情報レジスタ64に記憶された管理テーブルを参照して確認を行う。書き込み途中でないことを確認した場合、管理テーブルから書き込み状態フラグが空(0×0)のメモリ領域を検索して、メモリ領域の確保を行う。確保されたメモリ管理テーブル書き込み状態フラグを書き込み中に(0×1)に更新する。
メモリ管理部61は、メモリ領域の確保が完了すると、確保したメモリ領域のベースアドレスとなる書き込みアドレスオフセットを出力する。
書き込みキャリアカウンタ72は、ブロック分割部51から入力されるWrite Start Pulseで初期化され、Write Enable信号がEnableの場合にインクリメントするカウンタである。このカウンタの出力値に書き込み(Write)アドレスオフセット値を加算した値が、メモリ71の書き込みアドレスとなる。
その後、ブロック分割部51から、書き込み終了パルスが入力された時には、書き込みキャリアカウンタ73の出力値は、メモリ管理部61の管理シーケンサ63を通じて、管理テーブル(ブロックの書き込み完了キャリア数)に保持される。
また、既にブロックの途中まで書き込まれていた場合には、書き込み開始パルス入力時に、管理シーケンサ63は、管理情報テーブルの書き込み完了キャリア数レジスタの値を、書き込みキャリアカウンタ73に、書き込み初期アドレスとしてロードする。これにより、前回の最終キャリアから引き続いたキャリア番号のカウントを行う。
管理シーケンサ63は、書き込みキャリアカウンタ73の値が、最終的に管理テーブル上のブロックのスロット数分のキャリアと一致した場合に、そのブロックの書き込みは完了したと判断する。そして、管理シーケンサ63は、メモリ管理テーブルの書き込み状態を完了(0×2)に更新し、ブロックカウンタをインクリメントし、書き込み完了番号レジスタに値を保持する。読み出しコントローラ75には、メモリ管理部61の管理シーケンサ63から、読み出し開始パルスと読み出し開始アドレス、読み出しイネーブル、読み出しアドレスオフセットが入力される。
管理シーケンサ63は、常にメモリ管理テーブルの書き込み状態フラグをポーリングし、フラグが完了(0×2)になったかを監視する。そして、管理シーケンサ63は、フラグが完了になった場合に、メモリ71のベースアドレスを決定し、読み出しコントローラ75に対して、読み出し開始パルス、読み出しアドレスオフセット、読み出し開始アドレス、読み出しイネーブルを出力し、読み出しキャリアカウンタ75の初期化、インクリメントの指示を行う。管理シーケンサ63は、読み出しキャリアカウンタ75のカウント値が、ブロックのスロット数と一致した後、読み出しイネーブル信号をディスイネーブルとし、メモリ管理テーブル上の書き込み状態フラグを空き(0×0)に更新し、ブロックの読み出しを完了する。
メモリ71からのI/Qキャリの読み出しは、常に誤り訂正部27からの入力許可信号FULLフラグをモニタすることが必要である。CTCでコーダやビダビデコーダは、1ビットのデータの誤り訂正を行うために、過去の情報をトレースバックする処理や、CTCでコーダは繰り返し誤り訂正を実行するといった処理が行われる。このため、誤り訂正処理部27に任意のブロックを出力した後、次のブロックを入力できるまでのインターバル時間が必要となる。このため、管理シーケンサ63は、出力許可信号がEnableの場合にのみ読み出しイネーブルをEnableとして、読み出し動作を行う。
このインターバル時間の間も、シンボルメモリ31からI/Qキャリア信号が読み出し続けられた場合、メモリ71上に複数個のブロックが完成する。このような場合には、読み出し開始時には、ブロックの書き込み番号に基づいて、番号の若い純から読み出しを行う。CTCの誤り訂正部27は、繰り返し回数分の個数を並列に設けるか、入力レートに対して、繰り返し数倍のクロックで動作させることにより、約1シンボルの遅延時間で、1シンボル分のデータを処理することが可能である。
以上説明した一連の動作を、図11の(B)のサブフレーム構造を例として説明する。
Mobile WiMAXでは、FCHバースト、DL−MAPバースト、ユーザーバーストの順番でデコードしなければならない。最初にシンボル2が入力される。シンボル2には、FCHバーストとDL−MAPバーストが存在する。デコーダコントローラは、FCHバーストを含むシンボル2、3のシンボルメモリ31へのI/Qキャリアの書き込みが完了したことを検出すると、シンボルメモリ31に対して、FCHバーストの読み出し指示する。デコーダコントローラは、は、同時にFECバッファ32に対して、FCHバーストのブロック数の指示を与える。
シンボルメモリ31からは、FCHバーストがシンボル2、3の順番で読み出され、伝送路推定・補償処理を行った』後、FECバッファ32に入力される。FCHバーストは、図9のruleから、1スロットのサイズのブロックが4個に分割される。4個のブロックがそれぞれFECバッファ32に書き込まれ、書き込みが完了すると、直ぐに読み出しが開始され、FCHの誤り訂正処理が行われる。誤り訂正処理後のFCH情報は、デコードコントローラに入力され、DL−MAPの情報を得ることができる。この後、得られたDL−MAPのスロット数からDL−MAPサイズを求め、シンボルメモリ31にDL−MAPの書き込みが完了している場合には、シンボルメモリ31に対して、DL−MAPの読み出し動作指示とFECバッファ32に対して、DL−MAPのブロック数算出指示を与える。
シンボルメモリ31から読み出されたDL−MAPバーストは、伝送路推定・補償処理後、FECバッファ32に、スロット数が10,8,8の3つのブロックに分割して記憶される。それぞれのブロックは、書き込み完了後に誤り訂正処理が行われ、処理結果はMAC部に出力されると同時に、デコーダコントローラに入力され、フレーム構造とユーザーバーストの情報が得られる。
DL−MAP解析完了後、デコーダコントローラは、FECバッファ32に対して、ユーザーバーストのブロック数の算出処理を指示する。この時点で、シンボルメモリ31には既に数シンボルのキャリアが記憶されている。よって、デコーダコントローラは、シンボルメモリ31に対して、シンボル4の読み出し指示を行う。シンボル4は、ユーザーバースト1,2,3で、7個のブロックが含まれている。FECバッファ32のブロック分割では、時間的に早く入力される順番から、メモリ上の領域1〜7に割り当てられる。
FECバッファ32における記憶状態は次のようになる。
・領域1:ユーザーバースト1のブロック1の1/2のキャリア
・領域2:ユーザーバースト2のブロック1の1/2のキャリア
・領域3:ユーザーバースト2のブロック2の1/2のキャリア
・領域4:ユーザーバースト3のブロック1の1/2のキャリア
・領域5:ユーザーバースト3のブロック2の1/2のキャリア
・領域6:ユーザーバースト3のブロック3の1/2のキャリア
・領域7:ユーザーバースト3のブロック4の1/6のキャリア
この時点では、いずれのブロックも完成していないため、出力はされない。
引き続き、シンボルメモリ31からシンボル5が読み出され、FECバッファ32に記憶される。
FECバッファ32における記憶状態は次のようになる。
・領域1:ユーザーバースト1のブロック1の全キャリア
・領域2:ユーザーバースト2のブロック1の全キャリア
・領域3:ユーザーバースト2のブロック2の全キャリア
・領域4:ユーザーバースト3のブロック1の全のキャリア
・領域5:ユーザーバースト3のブロック2の全キャリア
・領域6:ユーザーバースト3のブロック3の全のキャリア
・領域7:ユーザーバースト3のブロック4の1/3のキャリア
この結果、FECバッファ32からは、次の順番でブロックが読み出される。
(1)ユーザーバースト1のブロック1の全キャリア
(2)ユーザーバースト2のブロック1の全キャリア
(3)ユーザーバースト2のブロック2の全キャリア
(4)ユーザーバースト3のブロック1の全キャリア
(5)ユーザーバースト3のブロック2の全キャリア
(6)ユーザーバースト3のブロック3の全キャリア
引き続き、シンボルメモリ31からシンボル6が読み出され、FECバッファ32に記憶される。
FECバッファ32における記憶状態は次のようになる。
・領域8:ユーザーバースト1のブロック2の1/2のキャリア
・領域9:ユーザーバースト2のブロック3の1/2のキャリア
・領域10:ユーザーバースト2のブロック4の1/2のキャリア
・領域7:ユーザーバースト3のブロック4の2/3のキャリア
・領域11:ユーザーバースト3のブロック5の1/2のキャリア
・領域12:ユーザーバースト3のブロック6の1/2のキャリア
・領域13:ユーザーバースト3のブロック7の1/3のキャリア
引き続き、シンボルメモリ31からシンボル7が読み出され、FECバッファ32に記憶される。
FECバッファ32における記憶状態は次のようになる。
・領域8:ユーザーバースト1のブロック2の全キャリア
・領域9:ユーザーバースト2のブロック3の全キャリア
・領域10:ユーザーバースト2のブロック4の全キャリア
・領域7:ユーザーバースト3のブロック4の全キャリア
・領域11:ユーザーバースト3のブロック5の全キャリア
・領域12:ユーザーバースト3のブロック6の全キャリア
・領域13:ユーザーバースト3のブロック7の2/3のキャリア
CTCが1シンボル分のキャリアを処理するのに1シンボル時間を要するような回路構成、またはクロック速度で作られている場合、シンボル7の処理が完了した時点で、シンボル5で完成したブロックの出力が完了し、FECバッファ32では、領域1〜6までの6つの領域が開放され、シンボル8からはシンボル7で完成したブロックの読み出しが開始される。
ダウンリンクサブフレームの最終シンボルまで、以上の処理を繰り返すことにより、全てのバーストのデコードが完了する。ここまでの処理において、FECバッファ32のメモリ領域は最大で13個使用される。従って、13個に若干の余裕を加えてFECバッファ32のメモリ領域の個数を設定することが望ましい。
以上実施形態を説明したが、各種の変形例が可能であるのはいうまでもない。例えば、説明した実施形態では、ブロックは、送信側の符号化処理の単位であるFECブロックに対応したブロックとしたが、前述のようにトレースバック長に対応したブロックとすることも可能であり、さらに別のブロックとすることも可能である。
また、シンボルメモリおよびFECバッファの構成は、メモリとプロセッサなどを組み合わせて実現することも可能である。
以下、実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される復調回路であって、
受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶するシンボルメモリと、
前記シンボルメモリに記憶された受信データを前記シンボル単位で伝送路推定・補償処理する伝送路推定・補償回路と、
前記伝送路推定・補償回路の出力を記憶し、誤り訂正処理におけるブロック単位で、出力するバッファと、
前記バッファから出力された伝送路推定・補償処理済み受信データに対して前記ブロック単位で誤り訂正処理を行う誤り訂正回路と、を備えることを特徴とする復調回路。
(付記2)
前記誤り訂正回路は、前記バッファに前記伝送路推定・補償処理済み受信データが前記ブロック単位で記憶された後、当該ブロック単位の前記伝送路推定・補償処理済み受信データの前記誤り訂正処理を開始する付記1に記載の復調回路。
(付記3)
前記複数のバースト領域のうちの少なくとも1つは、複数の前記ブロック単位で構成され、
前記バッファの容量は、前記複数のバースト領域のうちのデータ量が最大のバーストのデータ量より少ない付記1または2に記載の復調回路。
(付記4)
前記ブロック単位は、送信データに施された符号化処理の処理単位である付記1から3のいずれかに記載の復調回路。
(付記5)
前記ブロック単位は、前記誤り訂正処理におけるトレースバック長である付記1から3のいずれかに記載の復調回路。
(付記6)
前記バッファは、残存記憶容量が閾値以下になるとフラグを出力し、
前記シンボルメモリは、前記フラグを受信すると、前記伝送路推定・補償回路への受信データの出力を一時的に停止または遅延する付記1から5のいずれかに記載の復調回路。
(付記7)
前記シンボルメモリは、残存記憶容量が閾値以下になるとアラームを出力し、
前記誤り訂正回路は、前記アラームを受信すると、前記誤り訂正処理の処理時間を短縮する付記1から6のいずれかに記載の復調回路。
(付記8)
付記1から7のいずれかに記載の復調回路を備えた通信端末装置。
(付記9)
シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される受信信号を復調する復調方法であって、
受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶し、
前記シンボルメモリに記憶された受信データを前記シンボル単位で伝送路推定・補償処理し、
前記伝送路推定・補償処理済み受信データを、誤り訂正処理におけるブロック単位で記憶し、
前記伝送路推定・補償処理済み受信データに対して前記ブロック単位で誤り訂正処理を行う、ことを特徴とする復調方法。
(付記10)
前記誤り訂正処理は、前記伝送路推定・補償処理済み受信データが前記ブロック単位で記憶された後直ちに開始される付記9に記載の復調方法。
図1は、OFDMA無線インターフェースで、TDDを使用する場合の一般的なフレーム構造を示す図である。 図2は、OFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの送信側の構成例を示す図である。 図3は、送信側におけるデータ処理の流れを示す図である。 図4は、OFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの受信側(端末)の構成例を示す図である。 図5は、受信側におけるダウンリンクサブフレームの復号処理の例を示す図である。 図6は、図5のダウンリンクサブの復号処理を含む通信処理のタイムチャートを示す図である。 図7は、OFDMA無線インターフェースで通信を行うシステムの実施形態の受信側(端末)の構成例を示す図である。 図8は、実施形態の受信側において、シンボルメモリ31から誤り訂正処理までの処理フローを示す図である。 図9は、Mobile WiMAXのFECブロックのサイズを規定する条件式を示し、送信側(基地局)での符号化方式が畳み込み符号(Convolution Codes)を利用したCC方式の場合のConcatenation ruleを示す。 図10は、Mobile WiMAXのFECブロックのサイズを規定する条件式を示し、送信側(基地局)での符号化方式が畳み込みターボ符号(Convolution Turbo Codes)を利用したCTC方式の場合のConcatenation ruleを示す。 図11は、ダウンリンクサブフレームおよびそのブロック分割の例を示す図である。 図12は、シンボルメモリの構成を示す図である。 図13は、シンボルメモリの動作を示すタイムチャートである。 図14は、FECバッファの構成を示す図である。
符号の説明
21 RF部
22 ADコンバータ
23 同期検出部
24 FFT部
26 伝送路推定・補償部
27 誤り訂正部
28 フレーム解析部
31 シンボルメモリ
32 FECバッファ

Claims (5)

  1. シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される復調回路であって、
    受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶するシンボルメモリと、
    前記シンボルメモリに記憶された受信データを前記シンボル単位で伝送路推定・補償処理する伝送路推定・補償回路と、
    前記伝送路推定・補償回路の出力を記憶し、誤り訂正処理におけるブロック単位で、出力するバッファと、
    前記バッファから出力された伝送路推定・補償処理済み受信データに対して前記ブロック単位で誤り訂正処理を行う誤り訂正回路と、を備えることを特徴とする復調回路。
  2. 前記ブロック単位は、送信データに施された符号化処理の処理単位である請求項1に記載の復調回路。
  3. 前記ブロック単位は、前記誤り訂正処理におけるトレースバック長である請求項1または2に記載の復調回路。
  4. 前記バッファは、残存記憶容量が閾値以下になるとフラグを出力し、
    前記シンボルメモリは、前記フラグを受信すると、前記伝送路推定・補償回路への受信データの出力を停止または前記受信データの出力速度を遅くする請求項1または2に記載の復調回路。
  5. シンボル方向とサブキャリア方向で定義されるフレーム内に複数のバースト領域が定義される受信信号を復調する復調方法であって、
    受信信号を復調した受信データをシンボル単位で記憶し、
    前記シンボルメモリに記憶された受信データを前記シンボル単位で伝送路推定・補償処理し、
    前記伝送路推定・補償処理済み受信データを、誤り訂正処理におけるブロック単位で記憶し、
    前記伝送路推定・補償処理済み受信データに対して前記ブロック単位で誤り訂正処理を行う、ことを特徴とする復調方法。
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